JP2018182386A - 方向性結合器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの矩形導波路の高さ及び幅を変更することなく、動作帯域の中心周波数が所望の値に一致するよう、方向性結合器を設計すること。【解決手段】第2の狭壁(ポスト壁13,14)が第1の狭壁(ポスト壁11)及び開口(12)に向かって突出した突出部(13b、14b)を有する方向性結合器(1)の製造方法である。本製造法が含む決定工程は、所望の中心周波数が前記基準中心周波数よりも高い場合に、第2の方向性結合器の突出量を基準突出量を上回るように定め、所望の中心周波数が基準中心周波数よりも低い場合に、第2の方向性結合器の突出量を基準突出量を下回るように定める。【選択図】図3

Description

本発明は、開口によって互いに結合した2つの矩形導波路を備えた方向性結合器の製造方法に関する。
マイクロ波やミリ波などの高周波信号を扱う技術分野では、このような高周波信号を分波する又は合波する方向性結合器が広く利用されている。このような方向性結合器の一例として、両面が金属膜によって覆われた誘電体製の基板を用いて製造された方向性結合器(特許文献1ではショートスロット方向性結合器と称される)が特許文献1の図1に記載されている。
特許文献1の図1に記載の方向性結合器は、基板の両面を覆う金属膜を一対の広壁として、基板を貫通するスルーホール列を一対の狭壁とする矩形導波路を2つ備えている。これらのスルーホール列は、ポスト壁を構成する。この方向性結合器において、2つの矩形導波路の各々は、互いに並走するように配置されており、一対の狭壁のうち一方の狭壁である第1の狭壁を共有している。
第1の狭壁を構成するスルーホール列は、一部においてスルーホールが省略されており、このスルーホールが省略された部分は、2つの矩形導波路を互いに電磁気的に結合する開口として機能する。また、この方向性結合器は、第1の狭壁が第2の狭壁に向かって突出した突出区間を含んでいる。
特開2009−296376号公報(2009年12月17日公開)
手代木扶, 米山務 編著, 新ミリ波技術, オーム社, 1999年11月
このように構成された方向性結合器は、動作帯域の中心周波数が所望の値となるよう、設計する必要がある。方向性結合器の動作帯域の中心周波数を変更する場合、方向性結合器の多岐に亘る設計パラメータのうち、矩形導波路の幅を変更することが一つの案として考えられる。矩形導波路の一態様である導波管において、導波管のカットオフ周波数は、導波管の幅に依存するためである。
例えば、非特許文献1の付録2である「導波管とフランジの規格」と題された表には、日本の国内規格及び国際規格で定められた導波管の寸法と、周波数帯とが記載されている。導波管が導波する電磁波の周波数が高くなればなるほど、導波管の高さ及び幅が小さくなっていくことは、この表からも明らかである。
したがって、導波管の高さ及び幅を変更することによって方向性結合器の中心周波数を変更することができると期待される。しかし、方向性結合器において矩形導波路の高さ及び幅を変更することは、容易でない。なぜなら、方向性結合器の高さ及び幅は、方向性結合器と他の高周波デバイスとの結合損失を抑制するための重要な設計パラメータであるためである。
特に、特許文献1に記載されているようにポスト壁導波路の技術を利用した方向性結合器の場合、矩形導波路の高さは、使用する基板の厚さにより決定される。したがって、矩形導波路の高さは、単独で変更可能な設計パラメータではない。
一方、ポスト壁導波路の技術を利用した方向性結合器において、矩形導波路の幅は、第1の狭壁と第2の狭壁との間隔を変更することにより変更可能である。しかし、幅のみを変更することにより矩形導波路のアスペクト比が変わるため、上述した方向性結合器の複数の設計パラメータを定める工程を改めてやり直すことになる。複数の設計パラメータを定める工程には、多大な労力を要するため、幅を変更することによって中心周波数を変更することは、好ましくない。
本発明の一態様は、2つの矩形導波路の高さ及び幅を変更することなく、動作帯域の中心周波数が所望の値に一致するよう、方向性結合器を設計することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る方向性結合器の製造方法は、開口が形成された第1の狭壁を共有する第1の矩形導波路及び第2の矩形導波路を備え、前記第1の矩形導波路及び前記第2の矩形導波路の各々は、第2の狭壁が前記第1の狭壁及び前記開口に向かって所定の突出量だけ突出した突出部を有する方向性結合器の製造方法である。
本製造方法は、第1の方向性結合器の突出量及び中心周波数を基準突出量及び基準中心周波数として用い、所望の中心周波数を有する第2の方向性結合器の突出量を定める決定工程を含む。当該決定工程は、前記所望の中心周波数が前記基準中心周波数よりも高い場合に、前記第2の方向性結合器の突出量を前記基準突出量を上回るように定め、前記所望の中心周波数が前記基準中心周波数よりも低い場合に、前記第2の方向性結合器の突出量を前記基準突出量を下回るように定める、ことを特徴とする。
本製造方法によれば、第2の方向性結合器の突出量を基準突出量及び基準中心周波数に基づき定めることによって、第2の方向性結合器の中心周波数を所望の中心周波数に一致させることができる。したがって、本製造方法によれば、2つの矩形導波路の高さ及び幅を変更することなく、第2の方向性結合器の中心周波数を所望の値に一致させることができる。
また、本発明の一態様に係る方向性結合器の製造方法において、前記決定工程は、前記第1の方向性結合器の前記突出量及び前記中心周波数を第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数とし、且つ、第3の方向性結合器の突出量及び中心周波数を第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数として用い、前記第1の基準突出量及び前記第1の基準中心周波数、並びに、前記第2の基準突出量及び前記第2の基準中心周波数によって定められる突出量と中心周波数との相関関係に基づき前記所望の中心周波数に対応する前記第2の方向性結合器の突出量を定める、ことが好ましい。
本製造方法によれば、突出量と中心周波数との相関関係に基づき、第2の方向性結合器の中心周波数が所望の値に一致するように、第2の方向性結合器の突出量を定めることができる。したがって、第2の方向性結合器の中心周波数を所望の値に一致させるときの精度を高めることができる。
また、本発明の一態様に係る方向性結合器の製造方法において、前記第1の方向性結合器、前記第2の方向性結合器、及び前記第3の方向性結合器の各々は、前記突出量のみが異なるように構成されている、ことが好ましい。
方向性結合器を構成するパラメータであって、2つの矩形導波路の高さ及び幅以外のパラメータとしては、開口の幅や、突出部の長さなどが上げられる。本製造方法においては、これら開口の幅や、突出部の長さなどのパラメータを変更しない。したがって、本製造方法によって定めた第2の突出量を有する第2の方向性結合器の動作帯域を検証するためにシミュレーションを実施する場合に、そのシミュレーションを容易に実行できる。このように、第2の突出量を容易に検証することができるため、本製造方法を用いることによって、第2の突出量を容易に最適化することができる。
また、本発明の一態様に係る方向性結合器の製造方法において、前記第1の方向性結合器の前記突出量、前記第2の方向性結合器の前記突出量、及び前記第3の方向性結合器の前記突出量の各々は、何れも、前記第1の狭壁の厚さよりも大きい、ことが好ましい。
上記の構成によれば、より高周波側へ移動した第2の中心周波数を得ることができる。すなわち、より高い動作帯域を有する方向性結合器を得ることができる。
本発明の一態様によれば、2つの矩形導波路の高さ及び幅を変更することなく、動作帯域の中心周波数が所望の値に一致するよう、方向性結合器を設計することができる。
本発明の第1の実施形態に係る方向性結合器の製造方法を用いて製造する方向性結合器の斜視図である。 図1に示した方向性結合器が備えている基板の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る方向性結合器の製造方法のフローチャートである。 図3に示した方向性結合器の製造方法において用いる、方向性結合器の中心周波数と突出量との相関関係を示すグラフである。 (a)及び(b)は、本発明の実施例である方向性結合器の製造方法において用いた方向性結合器の反射特性を示すグラフである。 本発明の実施例である方向性結合器の製造方法において用いた、方向性結合器の中心周波数と突出量との相関関係を示すグラフである。 図1に示した方向性結合器の変形例を示す斜視図である。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係る方向性結合器の製造方法について、図1〜図4を参照して説明する。以下では、方向性結合器の製造方法のことを単に製造方法とも称する。図1は、本実施形態の製造方法を用いて製造する方向性結合器1の斜視図である。図2は、方向性結合器1が備えている基板2の平面図である。図3は、本実施形態の製造方法のフローチャートである。図4は、図3に示した製造方法において用いる、方向性結合器1の中心周波数と突出量との相関関係を示すグラフである。
(方向性結合器1の構成)
本実施形態の製造方法の説明を行う前に、本製造方法を用いて製造する方向性結合器1の構成について説明する。図1に示すように、方向性結合器1は、基板2と、導体板3と、導体板4とを備えている。
基板2は、誘電体により構成された板状部材である。以下において、基板2を構成する6つの表面のうち、面積が最も大きな2つの表面を基板2の主面と称す。本実施形態では、基板2を構成する誘電体として石英を採用するが、他の誘電体(例えばガラスエポキシ樹脂などの樹脂)であってもよい。
導体板3及び導体板4は、基板2の2つの主面上に設けられた一対の導体板である。すなわち、基板2、導体板3、及び導体板4は、基板2が導体板3,4によって挟まれたサンドウィッチ構造を有する。本実施形態では、導体板3,4を構成する導体として銅を採用するが、他の導体(例えばアルミニウムなどの金属)であってもよい。導体板3,4の各々は、後述する導波路21,22の一対の広壁を構成する。
図2に示すように、基板2には、主面を平面視した場合に柵状に配列した、複数の貫通孔が設けられている。これら複数の貫通孔において、貫通孔同士の間隔は、貫通孔の直径と同程度である。複数の貫通孔は、基板2の一方の主面から他方の主面まで貫通している。貫通孔の内壁には、筒状の導体膜が形成されている。したがって、この筒状の導体膜は、誘電体製の基板2の中に形成された導体ポストとして機能する。また、この筒状の導体膜は、基板2の両主面に設けられた導体板3と導体板4とを短絡させる。このような方向性結合器1は、ポスト壁導波路の技術を利用して実現可能である。
複数の導体ポストを所定の間隔で柵状に配列したものをポスト壁と呼ぶ。基板2には、導体ポスト11i(iは1以上n以下の整数を一般化した表記)が柵状に配列したポスト壁11と、導体ポスト13i(iは1以上m以下の整数を一般化した表記)が柵状に配列したポスト壁13と、導体ポスト14i(iは1以上m以下の整数を一般化した表記)が柵状に配列したポスト壁14と、が設けられている。
<ポスト壁11>
導体ポスト11iの各々は、同一平面上に配列されている。本実施形態では、図1及び図2に示すように、基板2の主面がxy平面と平行になり、導体ポスト11iの各々が配列されている同一平面がyz平面と平行になるように、座標系を定義する。
ポスト壁11は、その中途区間11bにおいて一部の導体ポスト11iが省略されている。したがって、ポスト壁11は、中途区間11bによって、第1区間11aと第2区間11cとに分断されている。
第1区間11aを構成する導体ポスト11iの各々に外接する直線を用いてこれらの導体ポスト11iを囲んだ結果を二点鎖線11dで図2に示す。同様に、第2区間11cを構成する導体ポスト11iの各々に外接する直線を用いてこれらの導体ポスト11iを囲んだ結果を二点鎖線11eで図2に示す。柵状に配列した導体ポスト11iにより構成されたポスト壁である第1区間11a及び第2区間11cは、電磁波を反射する導体壁として機能する。二点鎖線11d及び二点鎖線11eの各々は、それぞれ、第1区間11a及び第2区間11cの仮想的な反射面を示す。
中途区間11bにおいては導体ポスト11iが省略されている。そのため、電磁波は、中途区間11bにおいて反射されず透過することができる。したがって、中途区間11bは、ポスト壁11によって隔てられたx軸正方向側の空間と、x軸負方向側の空間とを電磁気的に結合する窓として機能する。よって、中途区間11bのことをポスト壁11に形成された窓12とも称する。
<ポスト壁13>
図2に示すように、ポスト壁13は、柵状に配列された複数の導体ポスト13iにより構成されている。導体ポスト13iの各々は、yz平面に対して平行に配列されており、その中途に設けられた突出部13bを構成する導体ポスト13iは、他の導体ポスト13iと比較して、ポスト壁11に向かって突出している。すなわち、ポスト壁13は、第1のyz平面上に配列された第1区間13a及び第2区間13c、並びに、第2のyz平面上に配列された突出部13bにより構成されている。
突出部13bは、ポスト壁13のうちポスト壁11の開口12に対向する区間であって、開口12を包含する区間に設けられている。したがって、突出部13bの長さLは、窓12の幅Wより長い。また、基板2を平面視した場合に、開口12の中点と突出部13bの中点とは、同じx軸上に位置する。
図2に示すように、ポスト壁11と第1区間13a及び第2区間13cとは、間隔Wだけ離間している。また、第2のyz平面は、第1のyz平面を所定の間隔だけポスト壁11側に移動することにより得られる。この所定の間隔は、突出部13bの突出量Pに対応する。
ポスト壁13を構成する導体ポスト13iの各々に外接する直線を連続的につないだ結果を二点鎖線13dで図2に示す。ポスト壁11の場合と同様に、二点鎖線13dは、ポスト壁13の仮想的な反射面を示す。導体ポスト13iの各々が配列した形状に対応して、二点鎖線13dの形状も突出部13bにおいてポスト壁11に向かって突出量Pだけ突出している。
基板2のうち、導体板3及び導体板4、並びに、ポスト壁11及びポスト壁13によって四方を囲まれた部分は、マイクロ波帯やミリ波帯の電磁波を導波する導波路21として機能する。導波路21は、電磁波の伝搬方向に直交する断面の形状が長方形である矩形導波路であり、請求の範囲に記載の第1の矩形導波路である。方向性結合器1において導波路21は、中心周波数が50GHz以上70GHz以下の周波数帯域に含まれるように設計されている。
導波路21において、導体板3及び導体板4は、一対の広壁として機能し、ポスト壁11及びポスト壁13は、一対の狭壁として機能する。ポスト壁11及びポスト壁13の各々は、それぞれ、請求の範囲に記載の第1の狭壁及び第2の狭壁である。
導波路21の幅(内寸幅)は、図2に示すように、ポスト壁11と第1区間13a及び第2区間13cとの間隔Wで定義され、導波路21の高さ(内寸高さ)は、図1に示すように、導体板3と導体板4との間隔tで定義される。以下において、間隔W及び間隔tのことを幅W及び高さtとも記載する。
<ポスト壁14>
ポスト壁14は、ポスト壁13に対応するポスト壁であって、柵状に配列された複数の導体ポスト14iにより構成されている。導体ポスト14iの各々は、導体ポスト11iの各々の中心軸を通るyz平面を対称面として、導体ポスト13iの各々と面対称に配置されている。したがって、ポスト壁14は、第1区間14aと、突出部14bと、第2区間14cとにより構成されている。第1区間14a、突出部14b、及び第2区間14cの各々は、それぞれ、ポスト壁13の第1区間13a、突出部13b、及び第2区間13cに対応する。
したがって、基板2のうち、導体板3及び導体板4、並びに、ポスト壁11及びポスト壁14によって四方を囲まれた部分は、マイクロ波帯やミリ波帯の電磁波を導波する導波路22として機能する。導波路22は、導波路21と同様に矩形導波路であり、請求の範囲に記載の第2の矩形導波路である。方向性結合器1において導波路22は、中心周波数が50GHz以上70GHz以下の周波数帯域に含まれるように設計されている。
導波路22において、導体板3及び導体板4は、一対の広壁として機能し、ポスト壁11及びポスト壁14は、一対の狭壁として機能する。ポスト壁11及びポスト壁14の各々は、それぞれ、請求の範囲に記載の第1の狭壁及び第2の狭壁である。導波路22は、導波路21と並走するように設けられており、ポスト壁11を導波路21と共有する。
導波路22の幅(内寸幅)は、図2に示すように、ポスト壁11と第1区間14a及び第2区間14cとの間隔Wで定義され、導波路22の高さ(内寸高さ)は、図1に示すように、導体板3と導体板4との間隔tで定義される。以下において、間隔W及び間隔tのことを幅W及び高さtとも記載する。
上述したように、ポスト壁14は、導体ポスト11iの各々の中心軸を通るyz平面を対称面として、ポスト壁13と面対称に配置されている。したがって、(1)突出量Pは、突出量Pと等しく、(2)幅Wは、幅Wと等しく、(3)突出部14bの長さLは、長さLと等しい。以下では、突出量PとPとを区別しない場合は、単に突出量Pと称し、幅Wと幅Wとを区別しない場合は、単に幅Wと称し、長さLと長さLとを区別しない場合は、単に長さLと称する。なお、高さtは、導波路21及び導波路22において共通である。
(方向性結合器1の機能)
以上のように構成された方向性結合器1において、基板2のzx平面に沿った端面のうち、ポスト壁11とポスト壁13とによって挟まれた領域、及び、ポスト壁11とポスト壁14とによって挟まれた領域は、それぞれ、方向性結合器1の入出力ポートであるポートP1〜P4として機能する。ポートP1〜P4は、方向性結合器1の前段あるいは後段に配置される高周波デバイスと方向性結合器1とを結合する入出力ポートである。
例えば、前段の高周波デバイスから導波路21のy軸正方向側の入出力ポートであるポートP1に結合された電磁波は、導波路21内をy軸負方向に向かって伝搬する。ポスト壁11に形成された窓12は、導波路21と導波路22とを電磁気的に結合している。そのため、導波路21内を伝搬してきた電磁波の一部は、窓12を透過して導波路22内をy軸負方向に向かって伝搬する。導波路21内を伝搬してきた電磁波の残りは、そのまま導波路21内をy軸負方向に向かって伝搬する。その結果、ポートP1に結合された電磁波は、y軸負方向側の入出力ポートであるポートP2及びポートP4において後段の高周波デバイスに結合される。
ポートP2及びポートP4の各々に至った電磁波のパワー比は、方向性結合器1の設計に応じて変更することができる。本実施形態の方向性結合器1は、ポートP1に結合された電磁波をパワーがおよそ等しい2つの電磁波に分割したうえで、ポートP2及びポートP4に供給する。したがって、本実施形態の方向性結合器1は、結合度3dBの方向性結合器である。
(方向性結合器1の製造方法)
本発明の一態様に係る製造方法は、図1及び図2に示した方向性結合器1の製造方法であって、すでに複数の設計パラメータを最適化してある1又は複数の方向性結合器1の突出量及び中心周波数を基準突出量及び基準中心周波数として用い、所望の中心周波数を有する第2の方向性結合器の突出量を定める決定工程を含む。以下では、設計パラメータのことを単にパラメータと称する。
本実施形態では、2つの方向性結合器1を基準にする。これらの2つの方向性結合器1は、請求の範囲に記載の第1の方向性結合器及び第3の方向性結合器に対応する。また、新たに設計する方向性結合器1は、請求の範囲に記載の第2の方向性結合器に対応する。請求の範囲の記載と整合させるために、以下でも、基準とする2つの方向性結合器1のことを第1の方向性結合器1及び第3の方向性結合器1と称し、新たに設計する方向性結合器1のことを第2の方向性結合器1と称する。
また、第1の方向性結合器1の突出量及び中心周波数のことを、それぞれ、第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数と称する。同様に、第3の方向性結合器1の突出量及び中心周波数のことを、それぞれ、第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数と称する。第2の方向性結合器1の突出量のことを第2の突出量と称し、第2の方向性結合器1の中心周波数が所望の値と一致するように第2の突出量を定める。
本実施形態において、第1の基準突出量は200μmであり、第2の基準突出量は300μmである。また、第2の方向性結合器1の所望の中心周波数を65GHzとする。なお、本製造方法は、第1の基準突出量に対応する第1の基準中心周波数、並びに、第2の基準突出量に対応する第2の基準中心周波数が既知であることを前提としている。したがって、後述する工程S11及び工程S12は、何れも本製造方法において必須の工程ではない。
図3に示すように、本製造方法は、工程S11及び工程S12に加えて決定工程S13を含んでいる。
工程S11は、第1の方向性結合器1の突出量及び中心周波数を取得し、第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数として取得する工程である。本実施形態において第1の基準突出量は、上述のとおり200μmである。
第1の方向性結合器1の中心周波数は、(1)第1の方向性結合器1の1つのポート(本実施形態ではポートP1)における反射特性(S11の周波数依存性)をシミュレーションあるいは測定により取得し、(2)得られた反射特性に基づきS11が所定の値以下となる帯域を動作帯域として、その動作帯域の下限値と上限値との平均地を算出することにより得られる。その結果得られた中心周波数を第1の基準中心周波数とする。なお、本実施形態では、S11が−15dB以下となる帯域を動作帯域とする。
工程S12は、第3の方向性結合器1の突出量及び中心周波数を取得し、第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数として取得する工程である。本実施形態において、第2の基準突出量は、上述のとおり300μmである。
第3の方向性結合器の中心周波数は、工程S11の場合と同様に、第3の方向性結合器1の反射特性を取得し、その結果得られる動作帯域から算出することにより得られる。
過去の経験などに基づき第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数、並びに、第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数が既知である場合には、本製造方法において、工程S11及び工程S12を省略してもよい。
決定工程S13は、第2の中心周波数が所望の中心周波数である65GHzとなるように、第2の突出量を定める工程である。決定工程S13において、第2の突出量は、突出量と中心周波数との相関関係に基づき定められる。突出量と中心周波数Pとの相関関係は、例えば、第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数、並びに、第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数を二次元の座標軸上にプロットすることにより得られる(図4参照)。
図4のグラフには、第1の方向性結合器1(P=200μm)及び第3の方向性結合器1(P=300μm)について得られた突出量と中心周波数とをプロットした。図4に示す破線は、これら2つのプロットを直線でフィッティングした結果を示す。図4によれば、方向性結合器1において突出量と中心周波数との間には、正の相関がある。したがって、図4に示した相関関係に基づき、第2の方向性結合器1の中心周波数が所望の値に一致するように第2の突出量を定めることができる。具体的には、第2の中心周波数を63GHzとしたい場合、第2の突出量を246μmに定めればよい。
(本製造方法の効果)
本製造方法によれば、突出量と中心周波数との相関関係に基づき第2の方向性結合器1の中心周波数が所望の値に一致するように、第2の突出量を定めることができる。したがって、本製造方法は、2つの導波路21及び導波路22の高さh及び幅Wを変更することなく、動作帯域の中心周波数が所望の値に一致するよう、第2の方向性結合器1を設計することができる。
また、本製造方法によれば、突出量と中心周波数との相関関係に基づき、第2の突出量を定めることができる。したがって、後述する変形例の製造方法と比較して、第2の方向性結合器1の中心周波数を所望の値に一致させるときの精度を高めることができる。
また、本製造方法において、第1の方向性結合器1、第2の方向性結合器1、及び第3の方向性結合器1の各々は、突出量のみが異なるように構成されている。
方向性結合器1を構成するパラメータであって、高さh及び幅W以外のパラメータとしては、開口12の幅Wや、突出部13b,14bの長さLなどが上げられる。本製造方法においては、これら幅Wや、長さLなどのパラメータを変更しない。したがって、本製造方法によって定めた第2の突出量を有する第2の方向性結合器1の動作帯域を検証するためにシミュレーションを実施する場合に、そのシミュレーションを容易に実行できる。このように、第2の突出量を容易に検証することができるため、本製造方法を用いることによって、第2の突出量を容易に最適化することができる。
また、本製造方法において、第1の方向性結合器1の突出量、第2の方向性結合器1の突出量、及び第3の方向性結合器1の突出量の各々は、何れも、ポスト壁11の厚さよりも大きいことが好ましい。本実施形態において、第1の方向性結合器1の突出量、第2の方向性結合器1の突出量、及び第3の方向性結合器1の突出量の各々は、何れも200μm以上300μm以下の範囲に含まれており、ポスト壁11の厚さは、100μmである。この構成によれば、より高周波側へ移動した第2の中心周波数を得ることができる。すなわち、より高い動作帯域を有する方向性結合器1を得ることができる。
(製造方法の変形例)
上述した製造方法においては、基準とする方向性結合器1を2つ用いた。しかし、基準とする方向性結合器1の数は、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
上述した製造方法の変形例として、基準とする方向性結合器の数が1つである場合の製造方法について説明する。本変形例の製造方法は、基準となる第1の方向性結合器1の突出量及び中心周波数を基準突出量及び基準中心周波数として用い、所望の中心周波数を有する第2の方向性結合器の突出量を定める決定工程を含む。
決定工程は、第2の方向性結合器1の所望の中心周波数が基準中心周波数よりも高い場合に、第2の方向性結合器1の突出量を基準突出量を上回るように定め、所望の中心周波数が基準中心周波数よりも低い場合に、第2の方向性結合器1の突出量を基準突出量を下回るように定める。
図4に示したように、方向性結合器1において、突出量と中心周波数との間には正の相関があることが分かっている。したがって、上記の決定工程によれば、動作帯域の中心周波数が所望の値に一致するよう、第2の方向性結合器1を設計することができる。
本変形例によれば、図3に示した製造方法と比較して、より容易に第2の方向性結合器1の突出量を定めることができる。
なお、基準とする方向性結合器1の数を3つ以上とする場合には、各方向性結合器1の突出量及び中心周波数を基準突出量及び基準中心周波数として取得したうえで、図4に示した相関関係上に追加してプロットすればよい。
〔実施例〕
図3に示した製造方法の実施例について、図5〜図6を参照して説明する。図5の(a)及び(b)は、本実施例の製造方法において用いた方向性結合器1の反射特性を示すグラフである。図5の(a)は、突出量P=200μmである方向性結合器1の反射特性を示し、図5の(b)は、突出量P=300μmである方向性結合器1の反射特性を示す。これらの反射特性は、シミュレーションにより得た物である。なお、本実施例では、突出部13b,14bの長さLがL=6.0mm,9.4mm,13.0mmの3つの場合について実施した。図6は、本実施例の製造方法において用いた、方向性結合器1の中心周波数と突出量との相関関係を示すグラフである。
本実施例の方向性結合器1は、図1及び図2に示した方向性結合器1の各パラメータを以下のように定めたものである。
・幅WとしてW=1.94mmを採用した。
・高さhとしてh=0.5mmを採用した。
・基板2を構成する誘電体の比誘電率として3.823を採用した。
・幅WとしてW=2.85mmを採用した。
・長さLとしてL=6.0mm,9.4mm,13.0mmを採用した。
・突出量としてP=200μm,300μmを採用した。
・ポスト壁11の厚さとして100μmを採用した。
なお、このように構成した方向性結合器1における管内波長λは60GHzにおいて3.4mmである。
図5の(a)によれば、P=200μmである方向性結合器1の動作帯域は、L=6.0mmの場合に53.8GHz以上66.8GHz以下であり、L=9.4mmの場合に、56.6GHz以上66.7GHz以下であり、L=13.0mmの場合、57.7GHz以上66.6GHz以下であることが分かった。したがって、P=200μmである方向性結合器1の動作帯域の中心周波数は、L=6.0mmの場合に60.3GHzであり、L=9.4mmの場合に61.7GHzであり、L=13.0mmの場合に62.2GHzであることが分かった。
図5の(b)によれば、P=300μmである方向性結合器1の動作帯域は、L=6.0mmの場合に56.0GHz以上70.3GHz以下であり、L=9.4mmの場合に、58.8GHz以上70.3GHz以下であり、L=13.0mmの場合、59.8GHz以上70.5GHz以下であることが分かった。したがって、P=300μmである方向性結合器1の動作帯域の中心周波数は、L=6.0mmの場合に63.2GHzであり、L=9.4mmの場合に64.6GHzであり、L=13.0mmの場合に65.2GHzであることが分かった。
これらの結果に基づき得られた中心周波数と突出量との相関関係が図6である。図6に基づけば、長さL=6.0mm,9.4mm,13.0mmの何れの場合であっても、中心周波数と突出量との間には正の相関があることが分かった。
例えば、第2の周波数が63GHzである第2の方向性結合器1を得たい場合には、L=6.0mmの方向性結合器1であれば第2の突出量をP=293μmと定めればよいし、L=9.4mの方向性結合器1であれば第2の突出量をP=246μmと定めればよいし、L=13.0mmの方向性結合器1であれば第2の突出量をP=228μmと定めればよい。
以上のように、本製造方法を用いることによって、導波路21,22の高さh及び幅Wを変更することなく、方向性結合器1の中心周波数を変更可能なことが分かった。
(方向性結合器の変形例)
図1,図2に示した方向性結合器1の変形例について図7を参照して説明する。図7は、本変形例である方向性結合器101の斜視図である。方向性結合器1は、ポスト壁導波路の技術を用いて実現されていたが、上述した製造方法を用いて製造する方向性結合器は、導波管の技術を用いて実現されるものであってもよい。本変形例の方向性結合器101は、方向性結合器が備えている2つの導波路として金属製の導波管を採用したものである。
図7に示すように、方向性結合器101は、2つの矩形導波路である導波管121と導波管122とを備えている。導波管121は、方向性結合器1の導波路21に対応し、請求の範囲に記載の第1の矩形導波路である。導波管122は、方向性結合器1の導波路22に対応し、請求の範囲に記載の第2の矩形導波路である。
導波管121は、広壁103aと、広壁104aと、狭壁111と、狭壁113とにより四方を囲まれている。広壁103aと広壁104aとは一対の広壁であり、狭壁111と狭壁113とは一対の狭壁である。
導波管122は、広壁103bと、広壁104bと、狭壁111と、狭壁114とにより四方を囲まれている。広壁103bと広壁104bとは一対の広壁であり、狭壁111と狭壁114とは一対の狭壁である。
導波管121及び導波管122は、第1の狭壁である狭壁111を共有している。また、狭壁111には開口112が形成されている。
導波管121は、第2の狭壁である狭壁113が狭壁111及び開口112に向かって突出量Pだけ突出した突出部113bを有する。すなわち、突出部113bは、第1部分113a及び第2部分113cより狭壁111側に突出している。
導波管122は、第2の狭壁である狭壁114が狭壁111及び開口112に向かって突出量Pだけ突出した突出部114bを有する。すなわち、突出部114bは、第1部分114a及び第2部分114cより狭壁111側に突出している。
以上のように構成された方向性結合器101において、導波管121及び導波管122のy軸正方向側の端部及びy軸負方向側の端部は、開放されている。この開放された端部は、それぞれ方向性結合器101の入出力ポートであるポートP101〜P104として機能する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,101 方向性結合器(第1〜第3の方向性結合器)
2 基板
3,4 導体板(一部が広壁を構成)
11 ポスト壁(第1の狭壁)
11i 導体ポスト
12 開口
13,14 ポスト壁(第2の狭壁)
13b,14b 突出部
13i,14i 導体ポスト
21 導波路(第1の矩形導波路)
22 導波路(第2の矩形導波路)
103a,103b,104a,104b 広壁
111 狭壁(第1の狭壁)
113,114 狭壁(第2の狭壁)
121 導波管(第1の矩形導波路)
122 導波管(第2の矩形導波路)

Claims (4)

  1. 開口が形成された第1の狭壁を共有する第1の矩形導波路及び第2の矩形導波路を備え、前記第1の矩形導波路及び前記第2の矩形導波路の各々は、第2の狭壁が前記第1の狭壁及び前記開口に向かって所定の突出量だけ突出した突出部を有する方向性結合器の製造方法であって、
    第1の方向性結合器の突出量及び中心周波数を基準突出量及び基準中心周波数として用い、所望の中心周波数を有する第2の方向性結合器の突出量を定める決定工程を含み、
    前記所望の中心周波数が前記基準中心周波数よりも高い場合に、前記第2の方向性結合器の突出量を前記基準突出量を上回るように定め、
    前記所望の中心周波数が前記基準中心周波数よりも低い場合に、前記第2の方向性結合器の突出量を前記基準突出量を下回るように定める、
    ことを特徴とする方向性結合器の製造方法。
  2. 前記決定工程は、前記第1の方向性結合器の前記突出量及び前記中心周波数を第1の基準突出量及び第1の基準中心周波数とし、且つ、第3の方向性結合器の突出量及び中心周波数を第2の基準突出量及び第2の基準中心周波数として用い、
    前記第1の基準突出量及び前記第1の基準中心周波数、並びに、前記第2の基準突出量及び前記第2の基準中心周波数によって定められる突出量と中心周波数との相関関係に基づき前記所望の中心周波数に対応する前記第2の方向性結合器の突出量を定める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方向性結合器の製造方法。
  3. 前記第1の方向性結合器、前記第2の方向性結合器、及び前記第3の方向性結合器の各々は、前記突出量のみが異なるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方向性結合器の製造方法。
  4. 前記第1の方向性結合器の前記突出量、前記第2の方向性結合器の前記突出量、及び前記第3の方向性結合器の前記突出量の各々は、何れも、前記第1の狭壁の厚さよりも大きい、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方向性結合器の製造方法。
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