JP5460030B2 - 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ - Google Patents

導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ Download PDF

Info

Publication number
JP5460030B2
JP5460030B2 JP2008300723A JP2008300723A JP5460030B2 JP 5460030 B2 JP5460030 B2 JP 5460030B2 JP 2008300723 A JP2008300723 A JP 2008300723A JP 2008300723 A JP2008300723 A JP 2008300723A JP 5460030 B2 JP5460030 B2 JP 5460030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
waveguide
annular
ports
rat race
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008300723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010130153A (ja
Inventor
弘志 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008300723A priority Critical patent/JP5460030B2/ja
Priority to US13/131,210 priority patent/US20110227667A1/en
Priority to PCT/JP2009/068662 priority patent/WO2010061712A1/ja
Publication of JP2010130153A publication Critical patent/JP2010130153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5460030B2 publication Critical patent/JP5460030B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports
    • H01P5/16Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port
    • H01P5/19Conjugate devices, i.e. devices having at least one port decoupled from one other port of the junction type
    • H01P5/22Hybrid ring junctions
    • H01P5/222180° rat race hybrid rings

Landscapes

  • Waveguides (AREA)

Description

本発明は、高周波回路で多く用いられるラットレース回路に関するものであり、特に導波管型の伝送線路を用いた導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサに関するものである。
高周波回路において移相回路や方向性結合回路として用いられる回路としてラットレース回路が知られている。ラットレース回路は、特定の長さを有する環状伝送線路の特定の位置に4つの入出力ポートを設けることによって移相回路や方向性結合回路としての機能を実現するものであり、環状伝送線路としてストリップラインやマイクロストリップラインを用いて構成したものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。また、環状伝送線路上の4つの入出力ポートの位置が限定されていることによって、ラットレース回路に対して電気信号を入力または出力する伝送線路の配置が限定されてしまうというラットレース回路に特有の問題を改善するために、立体配線構造を採用したラットレース回路が提案されている(特許文献2を参照。)。
特開2001−292012号公報 特開平11−308026号公報
しかしながら、特許文献1,2にて提案されたような従来のラットレース回路は以下のような幾つかの問題点を有していた。
第1の問題点は、使用する電気信号の高周波化にともなって特性が劣化してしまうことである。従来のラットレース回路はストリップラインやマイクロストリップラインを用いて環状伝送線路を形成していたため、高周波化に伴って環状伝送線路における伝送損失が増大し、これによってラットレース回路における損失が増大してしまうという問題があった。
第2の問題点は、ラットレース回路に対して電気信号を入力または出力する伝送線路の配置が限定されてしまうことである。ラットレース回路は環状伝送線路を有し、且つ環状伝送線路上の4つの入出力ポートの位置が限定されているため、ラットレース回路に対して電気信号を入力または出力する伝送線路の配置も限定されてしまい、信号入出力用の伝送線路を特定の方向にしか引き出せないという問題があった。また、この問題を改善するために、立体配線構造を採用した特許文献2に記載のラットレース回路においても、依然として信号入出力用の伝送線路の配置は限定されているとともに、立体配線によるインピーダンスの変化によって電気信号の反射が生じて電気特性が劣化してしまうという問題があった。
本発明はこのような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、ミリ波帯以上の高周波領域でも好適に使用可能な導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサを提供することにある。
本発明の導波管型ラットレース回路は、環状導波管部の管壁に第1のポート,第2のポート,第3のポートおよび第4のポートがそれぞれ間隔を開けて設けられ、前記環状導波管部は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間を接続する第1の導波部、前記第2のポートと前記第3のポートとの間を接続する第2の導波部、前記第3のポートと前記第4のポートとの間を接続する第3の導波部および、前記第4のポートと前記第1のポートとの間を接続する第4の導波部に区分されており、使用する周波数において、前記第1の導波部,前記第2の導波部および前記第3の導波部の移相量は全て等しくπ/2であり、前記第4の導波部の移相量は5π/2であることを特徴とするものである。
また、本発明の導波管型ラットレース回路は、上記構成において、前記環状導波管部は環状である上側および下側の管壁がH面とされており、前記第1乃至第4のポートのうち少なくとも1つのポートが前記環状導波管部の前記上側の管壁または前記下側の管壁に形成されていることを特徴とするものである。
さらに、本発明の導波管型ラットレース回路は、上記構成において、前記環状導波管部の前記上側の管壁または前記下側の管壁に形成された前記ポートは、前記環状導波管部の前記管壁に形成された貫通孔と、前記環状導波管部の前記管壁と絶縁されて前記貫通孔を通過して前記環状導波管部の外部から前記環状導波管部内に挿入されている信号伝送用導体からなることを特徴とするものである。
またさらに、本発明の導波管型ラットレース回路は、上記各構成において、前記環状導波管部は、導波管用誘電体層の上面に配置されて前記環状導波管部の前記上側の管壁となる上側主導体層と、前記導波管用誘電体層の下面に配置されて前記環状導波管部の前記下側の管壁となる下側主導体層と、前記環状導波管部を伝播する高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された、前記環状導波管部の内周側の側壁となる側壁用内周側貫通導体群および前記環状導波管部の外周側の側壁となる側壁用外周側貫通導体群とを具備し、前記上側主導体層,前記下側主導体層,前記側壁用内周側貫通導体群および前記側壁用外周側貫通導体群で囲まれた領域によって高周波信号を伝送する誘電体導波管線路であることを特徴とするものである。
本発明のミキサは、上記各構成のいずれかの導波管型ラットレース回路において、前記第1のポートおよび前記第3のポートの2つのポートまたは前記第2のポートおよび前記第4のポートの2つのポートのいずれか一方の前記2つのポートが内部出力ポートとされ、2つの該内部出力ポートの少なくとも一方に非線形素子の一方端が接続されて該非線形素子の他方端が外部出力ポートに接続され、前記第1乃至第4のポートのうちの2つの前記内部出力ポート以外の2つの前記ポートが入力ポートとされており、2つの該入力ポートからそれぞれ入力された前記高周波信号を混合して前記外部出力ポートから出力する機能を有することを特徴とするものである。
また、本発明のミキサは、上記各構成のいずれかの導波管型ラットレース回路において、前記第1のポートおよび前記第3のポートの2つのポートまたは前記第2のポートおよび前記第4のポートの2つのポートのいずれか一方の前記2つのポートが内部出力ポートとされ、2つの該内部出力ポートに2つの非線形素子の一方端がそれぞれ接続されて該2つの非線形素子の他方端同士が接続されて外部出力ポートに接続され、前記第1乃至第4のポートのうちの2つの前記内部出力ポート以外の2つの前記ポートが入力ポートとされており、2つの該入力ポートからそれぞれ入力された前記高周波信号を混合して前記外部出力ポートから出力する機能を有することを特徴とするものである。
本発明の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部を備えることから、ラットレース回路の環状伝送線路として高周波領域における伝送損失が少ない導波管型の伝送線路が用いられているので、高周波領域における電気特性が優れた導波管型ラットレース回路を得ることができる。
また、本発明の導波管型ラットレース回路によれば、n,mをそれぞれ自然数とすると、第1の導波部,第2の導波部および第3の導波部の移相量は全て等しく(2n+1)π/2であり、第1の導波部,第2の導波部および第3の導波部の移相量の和と第4の導波部の移相量との差は2(m−1)πであることから、第1のポートと第2のポートとの間隔および第2のポートと第3のポートとの間隔および第3のポートと第4のポートとの間隔を大きくすることができるとともに、第4のポートと第1のポートとの間隔を小さくすることが可能になるので、導波管型の環状伝送線路を無理なく且つ不必要に大型化することなく構成できる。これにより、小型の導波管型ラットレース回路を得ることができる。
さらに、本発明の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部は環状である上側および下側の管壁がH面とされており、第1乃至第4のポートのうち少なくとも1つのポートが環状導波管部の上側の管壁または下側の管壁に形成されているときには、各ポートの位置の自由度が大きくなるため、ラットレース回路に対して高周波信号を入力または出力する伝送線路の配置の自由度を大きくすることができる。
またさらに、本発明の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部の上側の管壁または下側の管壁に形成されたポートは、環状導波管部の管壁に形成された貫通孔と、環状導波管部の管壁と絶縁されて貫通孔を通過して環状導波管部の外部から環状導波管部内に挿入されている信号伝送用導体からなることから、高周波信号の入力または出力用の伝送線路を信号伝送用導体から任意の方向に引き出すことが可能になるので、高周波信号を入力または出力する伝送線路の配置の自由度を更に大きくすることができる。
さらにまた、本発明の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部は、導波管用誘電体層の上下面および内部に配置された、上側主導体層,下側主導体層,側壁用内周側貫通導体群および側壁用外周側貫通導体群を具備する誘電体導波管線路であることから、環状導波管部を小型化することができるとともに誘電体中に容易に形成することができるので、小型化が可能で量産性に優れた導波管型ラットレース回路を得ることができる。
本発明のミキサによれば、高周波領域での電気特性に優れる本発明の導波管型ラットレース回路を用いることから、高周波領域での電気特性に優れたミキサを得ることができる。
以下、本発明の導波管型ラットレース回路を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態の第1の例)
図1(a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第1の例を模式的に示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。図2(a)は図1(a)に示す導波管型ラットレース回路の変形例を模式的に示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。
本例の導波管型ラットレース回路は、図1(a)および図1(b)に示すように、環状導波管部30に第1のポート11,第2のポート12,第3のポート13および第4のポート14がそれぞれ間隔を開けて設けられている。そして、環状導波管部30は、第1のポート11と第2のポート12との間を接続する第1の導波部21、第2のポート12と第3のポート13との間を接続する第2の導波部22、第3のポート13と第4のポート14との間を接続する第3の導波部23および、第4のポート14と第1のポート11との間を接続する第4の導波部24に区分され、本例の導波管型ラットレース回路が使用する周波数において、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の移相量はそれぞれ3π/2に設定されており、第4の導波部24の移相量は9π/2に設定されている。よって、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の移相量の和と第4の導波部24の移相量との差は0となっている。このような移相量を実現するために、ラットレース回路が使用する周波数における環状導波管部30内部の高周波信号の波長をλとすると、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の長さは、実質的にそれぞれ3λ/4に設定されており、第4の導波部24の長さは実質的に9λ/4に設定されている。
また、本例の導波管型ラットレース回路においては、環状導波管部30は環状である上側および下側の管壁がH面とされており、第1のポート11および第3のポート13は、環状導波管部30の上側の管壁の管壁に形成された貫通孔41と、環状導波管部30の管壁と絶縁されて貫通孔41を通過して環状導波管部30の外部から環状導波管部30内に挿入されている信号伝送用導体42によって構成されている。また、環状導波管部30の第1のポート11および第3のポート13上には、それぞれのポートに対して高周波信号を入力または出力するための第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73が配置されている。なお、第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73は導波管で構成されている。そして、第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の下側の管壁に形成された貫通孔を介して、第1のポート11および第3のポート13の信号伝送用導体42が第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の内部に挿入されており、信号伝送用導体42を介して高周波信号が伝送される。なお、信号伝送用導体42は第1の入出力用伝送線路71および第2の入出力用伝送線路72を構成する導波管の管壁と絶縁されている。
また、第2のポート12および第4のポート14は環状導波管部30の外周側の側壁に形成された開口によって構成されており、第2のポート12および第4のポート14には、それぞれのポートに対して高周波信号を入力または出力するための第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74が接続されている。なお、第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74は導波管で構成されており、環状導波管部30と一体的に形成されている。
さらに、本例の導波管型ラットレース回路においては、環状導波管部30の第2のポート12および第4のポート14が形成された位置の内周側に、上側の管壁および下側の管壁を接続する柱状導体からなる整合ピン81が配置されており、これによって、第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74と環状導波管部30との第2のポート12および第4のポート14におけるインピーダンス整合を良好にしている。この他、第2のポート12および第4のポート14の環状導波管との接続部において、管幅を調整することにより、インピーダンス整合を良好にすることもできる。
このような構成を備える本例の導波管型ラットレース回路においては、例えば、第1の入出力用伝送線路71を介して第1のポート11に入力された高周波信号は、環状導波管部30を互いに逆向きに第1の導波部21へ向けて伝送する高周波信号と第4の導波部24へ向けて伝送する信号との2つの高周波信号に分離される。そしてこの2つの高周波信号は、第2のポート12および第4のポート14では互いに同相になるが、第3のポート13では互いに逆相になる。よって、第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74からは高周波信号が出力されるが、第3の入出力用伝送線路73からは高周波信号は出力されない。このようにして、本例の導波管型ラットレース回路は、ラットレース回路として機能する。
本例の導波管型ラットレース回路によれば、ラットレース回路を構成する環状伝送線路として高周波領域における伝送損失が少ない導波管が用いられているので、高周波領域における電気特性が優れた導波管型ラットレース回路を得ることができる。
また、本例の導波管型ラットレース回路によれば、使用する周波数において、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の移相量はそれぞれ3π/2に設定されており、第4の導波部24の移相量は9π/2に設定されていることから、環状導波管部30内部における高周波信号の波長をλとすると、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の長さは、実質的にそれぞれ3λ/4に設定されており、第4の導波部24の長さは実質的に9λ/4に設定されている。これにより、従来知られている4つのポートの間に3本のλ/4線路と1本の3λ/4線路で構成されたラットレース回路と比較して、第1のポート11と第2のポート12との間隔および第2のポート12と第3のポート13との間隔および第3のポート13と第4のポート14との間隔を大きくすることができるので、導波管型の環状伝送線路を無理なく形成することができるとともに、導波管型の環状伝送線路の外周に形成されたポートに導波管からなる入出力用の伝送線路を接続することができる。また、第4の導波管部24の移相量を5π/2に設定し、第1の導波部21,第2の導波部22および第3の導波部23の移相量の和と第4の導波部24の移相量との差を2πとすることもでき、この場合、3本のλ/4線路と1本の3λ/4線路で構成された従来のラットレース回路を3倍に拡大したものと比較すると、第4のポート14と第1のポート11との間隔を小さくすることができるので、小型の導波管型ラットレース回路を得ることができる。
また、本例の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部30は環状である上側および下側の管壁がH面とされており、第1のポート11および第3のポート13が環状導波管部30の上側の管壁に形成されていることから、第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の位置および方向の自由度を大きくすることができる。
さらに、本例の導波管型ラットレース回路によれば、第1のポート11および第3のポート13が、環状導波管部30の管壁に形成された貫通孔41と、環状導波管部30の管壁と絶縁されて貫通孔41を通過して環状導波管部30の外部から環状導波管部30内に挿入されている信号伝送用導体42からなり、信号伝送用導体42を介して高周波信号が入力または出力されることから、第1のポート11および第3のポート13に接続される第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の方向を任意に設定することが可能になる。例えば、第1の入出力用伝送線路71および第2の入出力用伝送線路72の方向を、図2(a)および図2(b)に示すように、第2の入出力用伝送線路72と全く同じ方向にすることができるとともに、全く反対方向にすることも容易にできる。これによって導波管型ラットレース回路の周囲における伝送線路および部品の配置の自由度を飛躍的に大きくすることができる。
(実施の形態の第2の例)
図3(a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第2の例を模式的に示す斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。なお、本例においては前述した第1の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の導波管型ラットレース回路においては、環状導波管部30,第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74の上に、下面に接地導体層(図示せず)が形成された誘電体基板82が配置されている。そして、第1のポート11および第3のポート13にそれぞれ接続された第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73は、図示しない接地導体,誘電体基板82および誘電体基板82の上面に配置された線路導体によって構成されるマイクロストリップラインで構成されている。このような構成を備える本例の導波管型ラットレース回路によれば、導波管型ラットレース回路の周囲における伝送線路および部品の配置の自由度を更に向上させることができる。
(実施の形態の第3の例)
図4(a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第3の例を模式的に示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。なお、導波管型ラットレース回路の内部構造をわかり易くするために、図4(a)および図4(b)においては導波管型ラットレース回路を構成する導波管用誘電体層の図示を省略しており、さらに、図4(a)においては部分的に上側主導体層51aを取り除いた状態を示している。また、本例においては前述した第1の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の導波管型ラットレース回路においては、環状導波管部30は、導波管用誘電体層(図示せず)の上面に配置されて環状導波管部30の上側の管壁となる上側主導体層51aと、導波管用誘電体層の下面に配置されて環状導波管部30の下側の管壁となる下側主導体層51bと、環状導波管部30を伝播する高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層51aおよび下側主導体層51bの間を電気的に接続するように配置された、環状導波管部30の内周側の側壁となる側壁用内周側貫通導体群52aおよび環状導波管部30の外周側の側壁となる側壁用外周側貫通導体群52bとを具備し、上側主導体層51a,下側主導体層51b,側壁用内周側貫通導体群52aおよび側壁用外周側貫通導体群52bで囲まれた領域によって高周波信号を伝送する誘電体導波管線路で構成されている。また、側壁用内周側貫通導体群52aおよび側壁用外周側貫通導体群52bからの高周波信号の漏洩を防止するために、側壁用内周側貫通導体群52aを構成する各々の貫通導体および側壁用外周側貫通導体群52bを構成する各々の貫通導体をそれぞれ接続する副導体層51cが上側主導体層51aと下側主導体層51bとの間に設けられている。
同様に、第1〜第4の入出力用伝送線路71〜74は、導波管用誘電体層(図示せず)の上面に配置されて上側の管壁となる上側主導体層51aと、導波管用誘電体層の下面に配置されて下側の管壁となる下側主導体層51bと、伝送線路を伝播する高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層51aおよび下側主導体層51bの間を電気的に接続するように配置された、伝送線路の側壁となる2列の側壁用貫通導体群52とを具備し、上側主導体層51a,下側主導体層51b,および2列の側壁用貫通導体群52で囲まれた領域によって高周波信号を伝送する誘電体導波管線路で構成されている。なお、第1〜第4の入出力用伝送線路71〜74を構成する誘電体導波管線路においても、2列の側壁用貫通導体群52を構成する各々の貫通導体をそれぞれ接続する副導体層51cが設けられている。また、第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の終端部には、伝送線路を伝播する高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層51aおよび下側主導体層51bの間を電気的に接続するように配置された端面用貫通導体群53が設けられている。
そして、環状導波管部30および第1〜第4の入出力用伝送線路71〜74は一体的に形成されている。すなわち、環状導波管部30,第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74においては、それぞれの上側主導体層51aおよび下側主導体層51bが一体的に形成されている。また、環状導波管部30の上側主導体層51aと第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73の下側主導体層51bとが一体的に形成されている。
このような構成を備える本例の導波管型ラットレース回路によれば、環状導波管部30および第1〜第4の入出力用伝送線路71〜74を小型化することができるとともに誘電体中に容易に形成することができるので、小型化が可能で量産性に優れた導波管型ラットレース回路を得ることができる。
(実施の形態の第4の例)
図5(a)は本発明の導波管型ラットレース回路を用いたミキサの実施の形態の例を模式的に示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)に示すミキサを模式的に示す平面図である。なお、ミキサの構造をわかり易くするために、図4(a)および図4(b)においては導波管型ラットレース回路を構成する導波管用誘電体層および導波管型ラットレース回路の上面に配置された誘電体基板の図示を省略している。また、本例においては前述した第3の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例のミキサにおいては、環状導波管部30,第2の入出力用伝送線路72および第4の入出力用伝送線路74の上面に、下面に接地導体層が形成された誘電体基板(図示せず)が配置されている。そして、第1のポート11および第3のポート13にそれぞれ接続された第1の入出力用伝送線路71および第3の入出力用伝送線路73は、図示しない誘電体基板およびその上面に配置された線路導体によって構成されるマイクロストリップラインで構成されている。
そして、第1の入出力用伝送線路71にダイオード60aのアノードが接続され、第3の入出力用伝送線路73にダイオード60bのカソードが接続されるとともに、ダイオード60aのカソードとダイオード60bのアノードとが接続用伝送線路75で接続されており、さらに、接続用伝送線路75に出力用伝送線路76が接続されている。なお、接続用伝送線路75および出力用伝送線路76は、下面に接地導体層が形成された図示しない誘電体基板およびその上面に配置された線路導体によって構成されるマイクロストリップラインで構成されている。
このような構成を備える本例のミキサによれば、例えば、第2の入出力用伝送線路72を介して第2のポート12に周波数f1の高周波信号を入力し、第4の入出力用伝送線路74を介して第4のポート14に周波数f2の高周波信号を入力すると、出力用伝送線路76から周波数|f1−f2|の電気信号を出力することができるので、ミキサとして機能させることができる。
また、本例のミキサによれば、出力用伝送線路76における接続用伝送線路75との接続点近傍の領域である、環状導波管部30の側壁用内周側貫通導体群52aよりも内側の領域において、マイクロストリップラインを構成する上側主導体層51aが配置されていないことから、当該領域のインピーダンスが高くなるので、環状導波管部30を伝送する高周波信号が出力用伝送線路76を介して漏洩するのを防止することができる。
さらに、本例のミキサによれば、ラットレース回路を構成する環状伝送線路が積層型導波管線路で構成された環状導波管部30からなり、ダイオード60a,60bと環状導波管部30とが、環状導波管部30に対して電磁気的に結合する信号伝送用導体42を介して接続されている。よって、ダイオード60a,60bとラットレース回路とが直流の導通が可能な状態で接続されていないので、ダイオード60a,60bに直流バイアスを加える場合においても、直流バイアスがラットレース回路に流入するのを防止することができる。よって、直流バイアスの流入防止のために用いられる結合器等が不要になるので、小型のミキサを得ることができる。また、直流バイアス回路へ高周波信号が漏洩するのを防止するために、環状導波管部30を形成する上側主導体層51a以外の部分において、直流バイアス回路を構成する伝送線路の一部の直下における図示しない誘電体層の下面に配置された接地導体層を切除してもよい。これにより、その部分のインピーダンスが高くなることで高周波信号の直流バイアス回路への漏洩が防止できるので、高周波信号漏洩防止のためのフィルター等が不要になるので、小型のミキサを得ることができる。
本発明の導波管型ラットレース回路において、積層型導波管線路を用いる場合には、導波管用誘電体層の比誘電率は、例えば2〜20程度とされる。導波管用誘電体層の材質としては、高周波信号の伝送を妨げない特性を有するものであれば特に限定するものではなく、ガラスエポキシ等の樹脂を使用することも可能であるが、積層型導波管線路を形成する際の精度および製造の容易性の点からは誘電体セラミックスを使用することが望ましい。上側主導体層51a,下側主導体層51bおよび副導体層11cは、良導電性の金属からなり、その厚みは、例えば、3μm〜50μm程度とされる。側壁用内周側貫通導体群52a,側壁用外周側貫通導体群52bおよび側壁用貫通導体群52は積層型導波管線路の両側面の管壁としてする。それぞれの繰り返し間隔は、高周波信号の漏洩を防止する観点から、積層型導波管線路を伝送する高周波信号の波長の1/2未満であることが必要であり、1/4未満であることが好ましい。このような側壁用内周側貫通導体群52a,側壁用外周側貫通導体群52bおよび側壁用貫通導体群52としてはビアホールやスルーホールを用いることができ、その直径は、例えば0.05mm〜0.5mm程度とされる。
本発明の導波管型ラットレース回路を積層型導波管線路で構成する場合には、例えば、次のようにして作製することができる。まず、ガラス,アルミナ,窒化アルミニウム等を主成分とするセラミック原料粉末に適当な有機溶剤と溶媒とを添加混合して得た泥漿を用いて、ドクターブレード法やカレンダーロール法等によってセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られたセラミックグリーンシートにパンチングマシーン等を用いて側壁用内周側貫通導体群52a,側壁用外周側貫通導体群52bおよび側壁用貫通導体群52を形成するための貫通孔を形成し、金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシア等の酸化物や有機溶剤等を添加混合してペースト状にしたものを、厚膜印刷法により貫通孔に充填するとともにセラミックグリーンシートの表面に塗布して導体ペースト付きセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られた導体ペースト付きセラミックグリーンシートを積層し、ホットプレス装置を用いて圧着して積層体を形成する。そして、得られた積層体を、誘電体層がガラスセラミックスの場合は850℃〜1000℃程度、アルミナ質セラミックスの場合は1500℃〜1700℃程度、窒化アルミニウム質セラミックスの場合は1600℃〜1900℃程度のピーク温度で焼成することによって作製される。なお、金属粉末としては、誘電体層がガラスセラミックスの場合は銅,金または銀が、誘電体層がアルミナ質セラミックスまたは窒化アルミニウム質セラミックスの場合にはタングステンまたはモリブデンが好適である。
(変形例)
本発明は前述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が可能である。
例えば、前述した実施の形態の例においては、第1のポート11および第3のポート13が環状導波管部30の上側の管壁に形成された例を示したが、他のポートが上側の管壁に形成されるようにしてもよく、下側の管壁にポートが形成されるようにしても構わない。また、全てのポートが環状導波管部30の側壁に形成されるようにしても構わない。
また、前述した実施の形態の例においては、環状導波管部30の上側の管壁に形成されたポートが、環状導波管部30の管壁に形成された貫通孔41と、環状導波管部30の管壁と絶縁されて貫通孔41を通過する信号伝送用導体42とからなる例を示したが、これに限定されることはない。例えば、導波管の管壁に形成されたスロットによってポートが構成されるようにしても構わない。
さらに、前述した実施の形態の第3の例および第4の例においては、積層型導波管線路が副導体層51cを備える例を示したが、副導体層51cを有さない積層型導波管線路としても構わない。
またさらに、前述した実施の形態の第4の例においては、第1のポート11および第3のポート13を内部出力ポートとしてダイオード60a,60bに接続した例を示したが、第2のポート12および第4のポート14を内部出力ポートとしてダイオード60a,60bに接続するようにしても構わない。この場合には、第1のポート11および第3のポート13に2つの高周波信号を入力するようにすればよい。
さらにまた、前述した実施の形態の第4の例においては、第1のポート11および第3のポート13を内部出力ポートとしてダイオード60a,60bに接続した例を示したが、第1のポート11および第3のポート13の一方のみを内部出力用ポートとして使用して、そのポートのみを非線形素子の一方端に接続し、非線形素子の他方端を出力用ポートとして出力用伝送線路76に接続するようにしても構わない。この場合、第1のポート11および第3のポート13の他方は無反射終端に接続するのが望ましい。
またさらに、前述した実施の形態の第4の例においては、ダイオード60a,60bを非線形素子として用いた例を示したが、これに限定されることはなく、トランジスタ等の他の非線形素子を用いてもよい。
(a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第1の例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。 (a)は図1(a)に示す導波管型ラットレース回路の変形例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。 (a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第2の例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。 (a)は本発明の導波管型ラットレース回路の実施の形態の第3の例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)に示す導波管型ラットレース回路を模式的に示す平面図である。 (a)は本発明の導波管型ラットレース回路を用いたミキサの実施の形態の例を模式的に示す斜視図であり、(b)は(a)に示すミキサを模式的に示す平面図である。
符号の説明
11:第1のポート
12:第2のポート
13:第3のポート
14:第4のポート
21:第1の導波部
22:第2の導波部
23:第3の導波部
24:第4の導波部
30:環状導波管部
41:貫通孔
42:信号伝送用導体
51a:上側主導体層
51b:下側主導体層
52a:側壁用内周側貫通導体群
52b:側壁用外周側貫通導体群

Claims (6)

  1. 環状導波管部の管壁に第1のポート,第2のポート,第3のポートおよび第4のポートがそれぞれ間隔を開けて設けられ、前記環状導波管部は、前記第1のポートと前記第2のポートとの間を接続する第1の導波部、前記第2のポートと前記第3のポートとの間を接続する第2の導波部、前記第3のポートと前記第4のポートとの間を接続する第3の導波部および、前記第4のポートと前記第1のポートとの間を接続する第4の導波部に区分されており、
    使用する周波数において、前記第1の導波部,前記第2の導波部および前記第3の導波部の移相量は全て等しくπ/2であり、前記第4の導波部の移相量は5π/2であることを特徴とする導波管型ラットレース回路。
  2. 前記環状導波管部は環状である上側および下側の管壁がH面とされており、前記第1乃至第4のポートのうち少なくとも1つのポートが前記環状導波管部の前記上側の管壁または前記下側の管壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導波管型ラットレース回路。
  3. 前記環状導波管部の前記上側の管壁または前記下側の管壁に形成された前記ポートは、前記環状導波管部の前記管壁に形成された貫通孔と、前記環状導波管部の前記管壁と絶縁されて前記貫通孔を通過して前記環状導波管部の外部から前記環状導波管部内に挿入されている信号伝送用導体からなることを特徴とする請求項2に記載の導波管型ラットレース回路。
  4. 前記環状導波管部は、導波管用誘電体層の上面に配置されて前記環状導波管部の前記上側の管壁となる上側主導体層と、前記導波管用誘電体層の下面に配置されて前記環状導波管部の前記下側の管壁となる下側主導体層と、前記環状導波管部を伝播する高周波信号の波長の1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された、前記環状導波管部の内周側の側壁となる側壁用内周側貫通導体群および前記環状導波管部の外周側の側壁となる側壁用外周側貫通導体群とを具備し、前記上側主導体層,前記下側主導体層,前記側壁用内周側貫通導体群および前記側壁用外周側貫通導体群で囲まれた領域によって高周波信号を伝送する誘電体導波管線路であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の導波管型ラットレース回路。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかの導波管型ラットレース回路において、前記第1のポートおよび前記第3のポートの2つのポートまたは前記第2のポートおよび前記第4のポートの2つのポートのいずれか一方の前記2つのポートが内部出力ポートとされ、2つの該内部出力ポートの少なくとも一方に非線形素子の一方端が接続されて該非線形素子の他方端が外部出力ポートに接続され、前記第1乃至第4のポートのうちの2つの前記内部出力ポート以外の2つの前記ポートが入力ポートとされており、2つの該入力ポートからそれぞれ入力された前記高周波信号を混合して前記外部出力ポートから出力する機能を有することを特徴とするミキサ。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかの導波管型ラットレース回路において、前記第1のポートおよび前記第3のポートの2つのポートまたは前記第2のポートおよび前記第4のポートの2つのポートのいずれか一方の前記2つのポートが内部出力ポートとされ、2つの該内部出力ポートに2つの非線形素子の一方端がそれぞれ接続されて該2つの非線形素子の他方端同士が接続されて外部出力ポートに接続され、前記第1乃至第4のポートのうちの2つの前記内部出力ポート以外の2つの前記ポートが入力ポートとされており、2つの該入力ポートからそれぞれ入力された前記高周波信号を混合して前記外部出力ポートから出力する機能を有することを特徴とするミキサ。
JP2008300723A 2008-11-26 2008-11-26 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ Expired - Fee Related JP5460030B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300723A JP5460030B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ
US13/131,210 US20110227667A1 (en) 2008-11-26 2009-10-30 Waveguide type rat-race circuit and mixer using same
PCT/JP2009/068662 WO2010061712A1 (ja) 2008-11-26 2009-10-30 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008300723A JP5460030B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010130153A JP2010130153A (ja) 2010-06-10
JP5460030B2 true JP5460030B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=42225593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008300723A Expired - Fee Related JP5460030B2 (ja) 2008-11-26 2008-11-26 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20110227667A1 (ja)
JP (1) JP5460030B2 (ja)
WO (1) WO2010061712A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104218295A (zh) * 2014-09-29 2014-12-17 中国工程物理研究院电子工程研究所 一种波导环形电桥
CN106887664B (zh) * 2017-03-22 2019-11-08 电子科技大学 一种基于超表面的小型微波频率可重构耦合器
JP7000964B2 (ja) * 2018-03-30 2022-01-19 株式会社デンソー 多層伝送線路

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1177363A (fr) * 1957-06-19 1959-04-23 Thomson Houston Comp Francaise élément déphaseur non linéaire pour guide d'onde
US3619787A (en) * 1970-05-14 1971-11-09 Edward Salzberg Microwave hybrid wheel
US3870960A (en) * 1973-10-12 1975-03-11 Rockwell International Corp Mixer carrier null adjustment
GB1478723A (en) * 1976-04-26 1977-07-06 Marconi Co Ltd Electrical signal transmission systems
JPS59196611A (ja) * 1983-04-22 1984-11-08 Toshiba Corp マイクロ波ミクサ回路
JPS6468004A (en) * 1987-09-08 1989-03-14 Murata Manufacturing Co Rat race mixer
US5208563A (en) * 1991-12-19 1993-05-04 Raytheon Company Radio frequency circuit
JP3022032B2 (ja) * 1993-03-12 2000-03-15 三菱電機株式会社 平衡形ミクサおよび180度分配回路および帯域阻止フィルタ
US5903827A (en) * 1995-07-07 1999-05-11 Fujitsu Compound Semiconductor, Inc. Single balanced frequency downconverter for direct broadcast satellite transmissions and hybrid ring signal combiner
JPH0936619A (ja) * 1995-07-13 1997-02-07 Japan Radio Co Ltd ラットレース回路
JP3464116B2 (ja) * 1997-04-22 2003-11-05 京セラ株式会社 高周波用伝送線路の結合構造およびそれを具備する多層配線基板
GB2356526B (en) * 1999-11-18 2002-08-21 Marconi Electronic Syst Ltd Transceiver circuit
US20030045262A1 (en) * 2001-09-04 2003-03-06 Vaughan Mark J. Waveguide mixer/coupler
US7187251B2 (en) * 2005-03-16 2007-03-06 International Business Machines Corporation DC isolated phase inverter and a ring hybrid coupler including the DC isolated phase inverter
US7157986B1 (en) * 2005-06-11 2007-01-02 National Taiwan University Three-dimensional balun
DE102006046728A1 (de) * 2006-10-02 2008-04-03 Infineon Technologies Ag Richtkoppler für symmetrische Signale
DE112008001621T5 (de) * 2007-06-14 2010-04-22 Kyocera Corp. Gleichstromsperrschaltung, Hybridschaltungsvorrichtung, Sender, Empfänger, Sender-Empfänger und Radarvorrichtung
JP5018288B2 (ja) * 2007-07-09 2012-09-05 三菱電機株式会社 ミキサ回路とレーダー用送受信装置
EP2224535B1 (en) * 2007-12-28 2013-12-18 Kyocera Corporation High-frequency transmission line connection structure, wiring substrate, high-frequency module, and radar device
US7511658B1 (en) * 2008-01-16 2009-03-31 Infineon Technologies Ag High-efficiency differential radar system
US8072291B2 (en) * 2008-05-20 2011-12-06 The Regents Of The University Of California Compact dual-band metamaterial-based hybrid ring coupler
ATE514225T1 (de) * 2008-07-17 2011-07-15 Bea Sa Mischerstruktur für dopplerradaranwendungen
JP4835670B2 (ja) * 2008-09-22 2011-12-14 株式会社デンソー アンテナ装置
US8188904B2 (en) * 2008-10-09 2012-05-29 Infineon Technologies Ag RF circuit with improved antenna matching

Also Published As

Publication number Publication date
US20110227667A1 (en) 2011-09-22
WO2010061712A1 (ja) 2010-06-03
JP2010130153A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8159316B2 (en) High-frequency transmission line connection structure, circuit board, high-frequency module, and radar device
JP4568235B2 (ja) 伝送路変換器
JP4854622B2 (ja) 方形導波管部と差動線路部との接続構造
WO2018116506A1 (ja) 導波管マイクロストリップ線路変換器
JP2018102006A (ja) 伝送線路および電子機器
WO2019008852A1 (ja) 導波路型スロットアレイアンテナ
JP5460030B2 (ja) 導波管型ラットレース回路およびそれを用いたミキサ
JP5885775B2 (ja) 伝送線路及び高周波回路
JP4199395B2 (ja) 積層型マジックt
JP5289196B2 (ja) マジックt
JP4764358B2 (ja) マイクロストリップ線路−導波管変換器
JP5404373B2 (ja) 導波管型高周波線路
JP4937145B2 (ja) 導波管接続構造、導波管接続板および導波管変換器
JP4687731B2 (ja) 高周波装置
JP5219857B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JP2007329908A (ja) 誘電体基板、導波管、伝送線路変換器
JP2008219476A (ja) 伝送線路変換部並びにこれを有する高周波回路及び高周波モジュール
JP5219856B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JP5183546B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JP4954151B2 (ja) 高周波回路と導波管部との接続構造
WO2024009339A1 (ja) マイクロストリップ線路-導波管変換器
CN114039183B (zh) 共面波导-矩形波导转换器
JP2017085420A (ja) 導波管・マイクロストリップ線路変換器
JP5404375B2 (ja) 平衡−不平衡変換器
JP2011114595A (ja) 高周波回路と方形導波管型高周波線路との接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees