JP3996880B2 - 導波管分岐構造 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロ波帯やミリ波帯等の高周波信号を伝送するための導波管または誘電体導波管の分岐構造に関し、特に導波管または誘電体導波管を平行な2本の導波管に分岐し、しかも分岐後の電力比を任意に設定しうる導波管または誘電体導波管の分岐構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】
導波管分岐構造としては、従来から図11に示すような構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。図11において、1は第1の導波管、2は第2の導波管、3は第3の導波管である。第2導波管と第3導波管とは、E面導体壁5を共有し、他の共有しないE面導体壁の延長により第4の導波管4が形成されている。また、第1の導波管1と第4の導波管4とは結合部41で接続されている。
【0003】
また、図12に示すようなパワーデバイダも知られている。構造的には図11とほぼ同じであるが、第1の導波管1の中心軸と、共通E面導体壁5の位置がeだけずれた構造となっている。このずれを調整することにより、ポートp1から入力された高周波信号のエネルギーが不等分配されポートp2およびポートp3から異なる比率の高周波エネルギーを取り出す事ができる。
【0004】
一方、本出願人は、図13に示すような、構造の積層型導波管を先に提案した(特許文献2参照)。この構造は、誘電体基板中に誘電体導波管を作りこんだ構造で、誘電体シートに加工されたビアホール6−1から6−3群と誘電体シートに印刷された導体層7−1から7−4とで囲まれた空間を伝送線路とするものである。この構造を用いることにより、回路基板内に導波管を形成することができ、また複雑な導波管回路も容易に形成することができる。したがって、上述した、図11および図12の導波管分岐構造も容易に回路基板に形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図11に示す導波管分岐および、図12に示す導波管パワーデバイダは、構造が非常に簡単であるため容易に製造でき、しかも非常に広い周波数特性を持っている。しかし、これらの導波管分岐構造には次の様な問題点がある。
【0006】
図14に図12に示した導波管分岐構造の周波数特性を示す。導波管のカットオフ周波数が37GHzに見られ、周波数帯域の基準をS11<−15dBと見ると、37GHzから62GHzの広い周波数で良好な伝送特性が得られている。従って、システムで用いる中心周波数を50GHz程度にすれば良い。
【0007】
しかし、カットオフ周波数近くで用いる事は望ましくない。これは、導体損失が大きい場合、カットオフ周波数近くでは伝送損失が大きく、また、周波数変動に対して、管内波長が大きく変わるため、位相の制御がしにくいためである。逆に、カットオフ周波数の2倍の周波数以上では、他の伝送モードが存在するため、好ましくない。従って、伝送特性の観点から言えば、カットオフ周波数の1.5倍から1.8倍程度をシステムの中心周波数として用いることが望ましい。
【0008】
従って、上記の構造では、導波管単体の伝送特性の良好な周波数領域と、導波管分岐構造の伝送特性の良好な周波数特性とが一致していないという問題があった。
【0009】
また、図12の導波管パワーデバイダも図14に示すのと同様な周波数特性を示し、同様な問題を含むが、その他に、設計上の問題もある。パワーデバイダの分配比率が、予め確定されているときには問題無いが、その比が設計中流動的な場合、その比を変える毎に、ポートp1の位置が変動するので、その近くの設計をやり直す必要があるという問題があった。
【0010】
本発明は、かかる従来の問題点を解決すべく案出されたものであり、その目的は、導波管の伝送特性の良好な周波数領域と、導波管分岐の伝送特性の良好な周波数特性を一致させることにより、導波管回路全体から見て良好な特性を示す導波管分岐構造を提供することにある。また、パワーデバイダの分配比率が設計中に変動しても、一部のみの変更で容易に設計変更できる導波管分岐構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の問題点に対して検討を重ねた結果、第1導波管と第4導波管との結合部において、第1導波管の間幅より狭い結合窓を設けることにより、導波管回路全体から見て良好な特性を示す導波管分岐構造ができることを見出した。また、その結合窓の中心位置をずらす事により、パワーデバイダとなることを見出した。またさらに、第4導波管の管幅を小さくすることにより、反射損失のピーク位置を高周波側にずらし、広帯域特性が実現できることを見出した。
【0012】
即ち、本発明の導波管分岐構造は、第1の導波管から第2の導波管および第3の導波管に分岐するための構造であって、前記第2の導波管および第3の導波管のE面導体壁を共有させて前記第1の導波管の中心線の延長上に配置するとともに、該第2の導波管および第3の導波管の端部と、前記第1の導波管の端部との間に第4の整合用導波管を配置し、第1乃至第3の導波管の高周波信号の伝送方向がすべて平行となるように接続させ、前記第1の導波管と前記第4の導波管との結合窓の幅を前記第1の導波管幅より小さくし、前記結合窓の中心位置を前記第1の導波管の中心線よりずらしたことを特徴とするものである。これによって、パワーデバイダとして機能させることができる。
【0013】
また、本発明は、前記第4の導波管の線路幅を前記第1の導波管の線路幅より大きくかつ前記第2の導波管および第3の導波管の線路幅の和より小さくしたことを特徴とするものである。このとき、前記第1の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅と、前記第2の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅と、前記第3の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅とを全て等しくしたことを特徴とするものである。
【0015】
またさらに、上記の第1乃至第4の導波管は、誘電体層を挟持する一対の導体層と、高周波信号の伝送方向に前記高周波信号の遮断波長の2分の1以下の繰り返し間隔で、かつ前記伝送方向と直交する方向に一定の幅で前記導体層間を電気的に接続するよう形成された2列の貫通導体群とを具備し、前記導体層および前記貫通導体群に囲まれた領域によって形成された誘電体導波管からなり、前記第2および第3の導波管の共通E面導体壁が、1列の共有する貫通導体群により形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
上記本発明の導波管分岐構造によれば、第1導波管と第4導波管との結合部において、第1導波管の間幅より狭い結合窓を設けたので、導波管の伝送特性の良好な周波数領域と、導波管分岐の伝送特性の良好な周波数特性を一致させることができる。
【0017】
また、その結合窓のサイズが第1導波管の管幅より小さいので、その中心位置をずらすことにより、パワーデバイダとして機能させることができる。また、パワーデバイダの分配比率は、上記結合窓の位置のみで調整できるので、設計上の変更が非常に容易にできるようになる。またさらに、第4導波管の間幅を小さくすることにより、反射損失のピーク位置を高周波側にずらし、広帯域特性が実現できた。
【0018】
さらに、導波管を上記のように、一対の導体層と、貫通導群による誘電体導波管によって形成することによって、従来の多層配線技術と同様にして形成することができるために、上記の分岐構造を回路基板などのあらゆる多層基板に形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の導波管分岐構造について、図を参照して説明する。
【0020】
図1は、参考例としての導波管分岐構造の実施の形態を示すH面カット断面図である。1は第1導波管、2は第2導波管、3は第3導波管、4は第4導波管、41は第1導波管と第4導波管との結合窓、5は共通E面導体壁である。また、p1は本分岐構造のポート1、p2は本分岐構造のポート2、p3は本分岐構造のポート3である。ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1通り、結合窓41を介して第4導波管4に入り、共通E面導体壁5で2つに分割され、ポートp2およびポートp3から出力される。
【0021】
かかる構造の場合、前述したように、結合窓41の幅bが、第1導波管1の導波管サイズa1と同じ場合は、分岐構造の伝送特性の良好な周波数領域が低めで導波管のカットオフ周波数に近くなっているが、結合窓41の幅bを小さくすることで、分岐構造の周波数特性を高くし、導波管単体での伝送特性の良好な周波数領域と一致させることができる。この結合窓41の幅bは導波管幅a1より小さいことが一般的な条件となるが、具体的なサイズはシミュレーション等により決定される。
【0022】
また、第1導波管1と第4導波管4との結合窓41から共通E面導体壁5の先端までの距離gを変えることにより周波数帯域や反射特性を調整することができる。
【0023】
図2は、本発明の導波管分岐構造の実施の形態を示すH面カット断面図である。この形態では、第1導波管1と共通E面導体壁5の中心軸は一致しているが、結合窓41の中心位置は第2導波管2側へeだけずれている。ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1を通り、結合窓41を介して第4導波管4に入り、共通E面導体壁5で2つに分割される。このとき、結合窓41の中心位置がずれているため、第2導波管2との結合量が第3導波管3との結合量より大きくなり、結果的に、不等分配となってポートp2およびポートp3から出力される。このときの分配比率は、結合窓41の中心位置のずれ量eにより制御することができる。
【0024】
図3は、参考例としての導波管分岐構造のさらに他の実施の形態を示すH面カット断面図である。この形態においては、ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1を通り、結合窓41を介して第4導波管4に入る。さらに、結合窓21および結合窓31で第2導波管2および第3導波管3と結合し、ポートp2およびポートp3から出力される。そして、第4導波管4の導波管幅fを第1導波管幅a1より大きくし、かつ第2導波管幅a2と第3導波管幅a3との和より小さく設定している。
【0025】
図1及び図2に示した実施の形態では、分岐構造の周波数特性を高くし、導波管単体での伝送特性の良好な周波数領域と一致させることができるが、図14に示す76GHz付近にあるS21の落ち込みは変化しない。このため、結果的に周波数帯域が狭くなる。
【0026】
これに対して、図3に示す形態で、第4導波管幅fを上記の様に小さくすることにより、前記のS21の落ち込む周波数が高周波側にずれ、結果として、利用できる周波数帯域が広くなる。なお、結合窓41の幅bと結合窓21および結合窓31の幅c2とは必ずしも一致する必要は無いが、b=c1=c2のときより良好な特性が得られる。
【0027】
図4は、本発明の導波管分岐構造の他の実施の形態を示すH面カット断面図である。この実施形態では、第1導波管1と共通E面導体壁5の中心軸は一致しているが、結合窓41の中心位置は第2導波管2側へeだけずれている。ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1を通り、結合窓41を介して第4導波管4に入る。さらに、結合窓21および結合窓31で第2導波管2および第3導波管3と結合する。このとき、結合窓41の中心位置がずれているため、第2導波管2との結合量が第3導波管3との結合量より大きくなり、結果的に、不等分配となってポートp2およびポートp3から出力される。
【0028】
図5は、参考例としての図3に示した導波管分岐構造を図13に示す誘電体導波管構造で形成した実施の形態を示すH面カット断面図である。図5において、6は誘電体導波管の側壁を形成するビアホール、7はビアホール同士を接続する導体層である。ビアホール6群のピッチは高周波信号の遮断波長の2分の1以下の繰り返し間隔に設定される。ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1を通り、結合窓41を介して第4導波管4に入る。さらに、結合窓21および結合窓31で第2導波管2および第3導波管3と結合し、ポートp2およびポートp3から出力される。
【0029】
図6は、本発明の図4に示した導波管分岐構造を図13に示す誘電体導波管構造で形成した実施の形態を示すH面カット断面図である。この図6では、第1導波管1と共通E面導体壁5の中心軸は一致しているが、結合窓41の中心位置は第2導波管2側へeだけすれている。ポートp1から入力された高周波信号は、第1導波管1を通り、結合窓41を介して第4導波管4に入る。さらに、結合窓21および結合窓31で第2導波管2および第3導波管3と結合する。このとき、結合窓41の中心位置がずれているため、第2導波管2との結合量が第3導波管3との結合量より大きくなり、結果的に、不等分配となってポートp2およびポートp3から出力される。
【0030】
上記の図5および図6に示す実施の形態の例における誘電体基板(図示せず)は適当な厚みのシート体の積層体によって形成でき、図13に示したようなメタライズ層7−1から7−4等の導体層と、ビアホール6−1〜6−3を各シートに形成し、それを積層する通常の多層回路形成技術によって容易に作り込むことができる。特に、導体層、ビアホールは、高周波用途において導体損を低減するために、銅、銀、金の群から選ばれる少なくとも1種の低抵抗体によって形成することができる。また、多層化技術に基づき、誘電体基板は、これらの金属と同時焼成によって形成するために、1000℃以下で焼成可能なガラスセラミックスなどの低温焼成セラミックスによって形成するのが好適である。それによって、伝送損失が小さくなりアンテナ基板などへの適用によってアンテナ特性が向上する。
【0031】
【実施例】
次に、導波管分岐構造の具体例について説明する。
【0032】
図7は図5に示す実施形態の分岐構造のシミュレーションによる反射特性を示す結果である。ビアホール径は0.2mm、ビアピッチpは0.66mm、a1=a2=a3=1.69mm、b=c1=c2=1.43mm、d=1.08mmとした。また誘電体基板の比誘電率は5とした。図7中の実線、破線および点線は、第1導波管と第4導波管との結合窓から共通E面導体壁の先端までの距離gを0.96、1.01、1.06と変えたときの結果を示している。図7から分るように、60〜65GHzを中心に良好な伝送特性を示すことがわかる。なお、この距離gを変化させることにより、周波数帯域や反射特性を調整できることがわかる。
【0033】
図8乃至図9は図6に示す実施形態のシミュレーションによる反射特性を示す結果である。サイズは図5のシミュレーションと同じであるが、結合窓41の中心位置からのずれ量eを図8では0.05mm、図9では0.2mm、図10では0.3mmとした。これらの図8〜図10からわかるように、結合窓のずれ量eを変化させることにより、分配比率を自在に変化できることがわかる。またS11の反射特性も良好であり、非常に広い周波数帯域を示すことがわかる。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述した通り、第1導波管から第2導波管および第3導波管への分岐構造において、第2の導波管および第3の導波管のE面導体壁を共有させて第1の導波管の中心線の延長上に配置し、第1導波管と第2、第3導波管との間に第4導波管を設け、第1乃至第3の導波管の高周波信号の伝送方向がすべて平行となるように接続させ、第1導波管と第4導波管との結合部において、第1導波管の線路幅より狭い結合窓を設け、結合窓の中心位置を第1の導波管の中心線よりずらすことによって、導波管の伝送特性の良好な周波数領域と、導波管分岐の伝送特性の良好な周波数特性を一致させることができ、パワーデバイダとして機能させることができる。また、パワーデバイダの分配比率は、上記結合窓の位置のみで調整できるので、設計上の変更が非常に容易にできる。またさらに、第4導波管の管幅を小さくすることにより、反射損失のピーク位置を高周波側にずらし、広帯域特性が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例としての導波管分岐構造の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図2】本発明の導波管分岐構造の他の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図3】参考例としての導波管分岐構造のさらに他の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図4】本発明の導波管分岐構造のさらに他の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図5】図3の導波管分岐構造を誘電体導波管によって形成した場合の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図6】図4の導波管分岐構造を誘電体導波管によって形成した場合の実施の形態を示すH面カット断面図である。
【図7】図5に示す分岐構造のシミュレーションによる反射特性を示す図である。
【図8】図6に示す分岐構造におけるずれ量e=0.05mmのシミュレーションによる反射特性を示す図である。
【図9】図6に示す分岐構造におけるずれ量e=0.2mmのシミュレーションによる反射特性を示す図である。
【図10】図6に示す分岐構造におけるずれ量e=0.3mmのシミュレーションによる反射特性を示す図である。
【図11】従来の導波管分岐構造のH面カット断面図である。
【図12】さらに、従来の導波管分岐構造のH面カット断面図である。
【図13】誘電体導波管の構造を説明するための透過斜視図である。
【図14】図12の分岐構造の反射特性を示す図である。
【符号の説明】
1 第1導波管
2 第2導波管
3 第3導波管
4 第4導波管
5 共通E面導体壁
6、6−1〜6−3 ビアホール
7、7−1〜7−4 導体層
21、31、41 結合窓
Claims (4)
- 第1の導波管から第2の導波管および第3の導波管に分岐するための構造であって、前記第2の導波管および第3の導波管のE面導体壁を共有させて前記第1の導波管の中心線の延長上に配置するとともに、該第2の導波管および第3の導波管の端部と、前記第1の導波管の端部との間に第4の整合用導波管を配置し、第1乃至第3の導波管の高周波信号の伝送方向がすべて平行となるように接続させ、前記第1の導波管と前記第4の導波管との結合窓の幅を前記第1の導波管幅より小さくし、前記結合窓の中心位置を前記第1の導波管の中心線よりずらしたことを特徴とする導波管分岐構造。
- 前記第4の導波管の線路幅を前記第1の導波管の線路幅より大きくかつ前記第2および第3の導波管の線路幅の和より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の導波管分岐構造。
- 前記第1の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅と、前記第2の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅と、前記第3の導波管と第4の導波管との導波管接続部の結合窓の幅とが全て等しいことを特徴とする請求項1または請求項2記載の導波管分岐構造。
- 前記第1乃至第4の導波管が、誘電体層を挟持する一対の導体層と、高周波信号の伝送方向に前記高周波信号の遮断波長の2分の1以下の繰り返し間隔で、かつ前記伝送方向と直交する方向に一定の幅で前記導体層間を電気的に接続するよう形成された2列の貫通導体群とを具備し、前記導体層および前記貫通導体群に囲まれた領域によって形成された誘電体導波管からなり、前記第2および第3の導波管の共通E面導体壁が、1列の共有された貫通導体群により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載の導波管分岐構造。
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