JP5004893B2 - 積層型導波管線路 - Google Patents

積層型導波管線路 Download PDF

Info

Publication number
JP5004893B2
JP5004893B2 JP2008194583A JP2008194583A JP5004893B2 JP 5004893 B2 JP5004893 B2 JP 5004893B2 JP 2008194583 A JP2008194583 A JP 2008194583A JP 2008194583 A JP2008194583 A JP 2008194583A JP 5004893 B2 JP5004893 B2 JP 5004893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor layer
attenuation
frequency signal
waveguide line
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008194583A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010034826A (ja
Inventor
弘志 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008194583A priority Critical patent/JP5004893B2/ja
Publication of JP2010034826A publication Critical patent/JP2010034826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5004893B2 publication Critical patent/JP5004893B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Description

本発明は、ミリ波等の高周波帯で多く用いられる積層型導波管線路に関するものであり、特に高周波信号を減衰させる機能を有する積層型導波管線路に関するものである。
ミリ波等の高周波帯における伝送線路として導波管が多く用いられており、伝送線路として導波管が用いられた高周波回路における減衰器および終端器として、導波管の内部に電波吸収体を挿入した構造を有する導波管型の減衰器および終端器が広く用いられている(例えば、特許文献1,2を参照。)。
特開平11−41009号公報 実開平1−86701号公報
しかしながら、特許文献1,2にて提案された導波管型の減衰器および終端器においては、導波管内部の適切な位置に適切な形状の電波吸収体を挿入して固定する必要があるため、製造工程が複雑で量産性が悪いとともに、誘電体中に導波管型の伝送線路を形成した小型化が可能で量産性に優れる積層型導波管線路への適用が困難であるという問題があった。
本発明はこのような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、小型化が可能で量産性に優れるとともに、高周波信号を減衰させる機能を有する積層型導波管線路を提供することにある。
本発明の積層型導波管線路は、誘電体層の上面に配置された上側主導体層と、前記誘電体層の下面に配置された下側主導体層と、高周波信号の伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で、かつ前記伝送方向と直交する方向に間隔をあけて、前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された2列の側壁用貫通導体群とを具備し、前記上側主導体層,前記下側主導体層および2列の前記側壁用貫通導体群で囲まれた導波領域によって前記高周波信号を伝送する積層型導波管線路であって、2列の前記側壁用貫通導体群の間隔をW1とするとλ/2<W1<λである伝送部と、2列の前記側壁用貫通導体群の間隔をW2とするとλ/2<W2<W1であり、前記高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部と、該減衰部および前記伝送部を接続する接続部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の積層型導波管線路は、上記構成において、前記減衰部の前記接続部に接続された側と反対側の端部が短絡されて終端器として機能することを特徴とするものである。
さらに、本発明の積層型導波管線路は、上記構成において、前記減衰部の前記伝送方向における両端にそれぞれ前記接続部が接続されており、それぞれの前記接続部の前記減衰部に接続された側と反対側の端部にそれぞれ前記伝送部が接続されて減衰器として機能することを特徴とするものである。
またさらに、本発明の積層型導波管線路は、上記各構成において、前記減衰部の2列の前記側壁用貫通導体群における前記繰り返し間隔が、前記伝送部の2列の前記側壁用貫通導体群における前記繰り返し間隔よりも小さくされていることを特徴とするものである。
さらにまた、本発明の積層型導波管線路は、上記各構成において、前記減衰部において2列の前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とするものである。
またさらに、本発明の積層型導波管線路は、上記各構成において、平面視した際に前記減衰部が渦巻状に形成されており、渦巻状の前記減衰部の外縁に位置する前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とするものである。
さらにまた、本発明の積層型導波管線路は、上記各構成において、平面視した際に前記減衰部がミアンダ状に形成されており、ミアンダ状の前記減衰部の外縁に位置する前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とするものである。
なお、本明細書において、高周波信号の伝送方向とは、高周波信号が伝送して来る方向および伝送して行く方向であり、積層型導波管線路の長さ方向に一致するものである。
本発明の積層型導波管線路によれば、誘電体層の上面に配置された上側主導体層と、誘電体層の下面に配置された下側主導体層と、高周波信号の伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で、かつ伝送方向と直交する方向に間隔をあけて、上側主導体層および下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された2列の側壁用貫通導体群とを具備し、上側主導体層,下側主導体層および2列の側壁用貫通導体群で囲まれた導波領域によって高周波信号を伝送する積層型導波管線路において、2列の側壁用貫通導体群の間隔をW1とするとλ/2<W1<λである伝送部と、2列の側壁用貫通導体群の間隔をW2とするとλ/2<W2<W1であり、高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部と、減衰部および伝送部を接続する接続部とを備えることから、単純で量産性に優れた構造を備える積層型導波管線路に高周波信号を減衰させる機能を付加することが可能になる。
また、本発明の積層型導波管線路によれば、減衰部の接続部に接続された側と反対側の端部が短絡されているときには、高周波信号を終端させる終端器として機能することができる。
さらに、本発明の積層型導波管線路によれば、減衰部の伝送方向における両端にそれぞれ接続部が接続されており、それぞれの接続部の減衰部に接続された側と反対側の端部にそれぞれ伝送部が接続されているときには、入力された高周波信号を減衰させて出力する減衰器として機能することができる。
さらにまた、本発明の積層型導波管線路によれば、減衰部の2列の側壁用貫通導体群における繰り返し間隔が、伝送部の2列の側壁用貫通導体群における繰り返し間隔よりも小さくされているときには、減衰部において側壁用貫通導体群を介した高周波信号の漏洩が生じにくくなるため、伝送部に比較して導波領域の断面積が小さいためエネルギー密度が高くなることに起因する減衰部の側壁用貫通導体群を介した高周波信号の漏洩を防止することができる。
またさらに、本発明の積層型導波管線路によれば、減衰部において2列の側壁用貫通導体群の外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層および下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えるときには、減衰部において側壁用貫通導体群を介した高周波信号の漏洩が生じにくくなるため、伝送部に比較して導波領域の断面積が小さいためエネルギー密度が高くなることに起因する減衰部の側壁用貫通導体群を介した高周波信号の漏洩を防止することができる。
さらにまた、本発明の積層型導波管線路によれば、平面視した際に減衰部が渦巻状に形成されており、渦巻状の減衰部の外縁に位置する側壁用貫通導体群の外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層および下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えるときには、減衰部の専有面積を小さくすることができるとともに、高周波信号の外部への漏洩を防止しつつ側壁用補助貫通導体群の個数を減らすことができるので、小型で量産性に優れた積層型導波管線路を得ることができる。
またさらに、本発明の積層型導波管線路によれば、平面視した際に減衰部がミアンダ状に形成されており、ミアンダ状の減衰部の外縁に位置する側壁用貫通導体群の外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層および下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えるときには、減衰部の専有面積を小さくすることができるとともに、高周波信号の漏洩を防止しつつ側壁用補助貫通導体群の個数を減らすことができるので、小型で量産性に優れた積層型導波管線路を得ることができる。
以下、本発明の積層型導波管線路を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、本発明の積層型導波管線路において、高周波信号を減衰させる機能が得られるメカニズムについて説明する。
図1は積層型導波管線路および比較例である方形導波管において、導波管幅(高周波信号の伝送方向に垂直な断面における幅)を変化させたときの、伝送方向における高周波信号の伝送損失の変化を算出した結果を示すグラフであり、横軸は高周波信号の波長λで規格化した導波管幅であり、縦軸は単位長さあたりの高周波信号の伝送損失である。なお、この計算において、積層型導波管線路を構成する誘電体層としてはアルミナを想定して比誘電率を9.5,誘電正接を0.003とした。また、積層型導波管線路を構成する上側主導体層,下側主導体層および側壁用貫通導体群の材質はアルミナとの同時焼成を想定してモリブデンとし、側壁用貫通導体群は直径0.1mmビアホールが0.3mmの繰り返し間隔で配置されたものとした。方形導波管の材質は銅とした。また、導波管の厚さは導波管の幅の1/2とし、伝送させる高周波信号の中心周波数は76.5GHzとした。
図1に示すグラフによれば、積層型導波管線路における伝送損失は、導波管幅がλから小さくなるにつれて僅かに増加し始め、0.75λから0.5λにかけて急激に増加する。これに対し、比較例の方形導波管の伝送損失は、導波管幅がλから0.6λを超えて0.5λに近づいても殆ど増加せず、0.5λの極近傍において極めて急激に増加する。この両者の挙動の違いをもたらす原因としては、銅とモリブデンの導電率の差に加えて、積層型導波管線路と方形導波管との構造的な差異が考えられる。すなわち、積層型導波管線路においては、側壁が側壁用貫通導体群によって構成されているため、方形導波管と比較して側壁における電気抵抗が大きくなり、これが方形導波管との伝送損失の挙動の違いをもたらしていると考えられる。本発明者はこの積層型導波管線路に特有の構造に起因する特有の伝送特性に着目して本発明の積層型導波管線路を発明するに至った。
すなわち、積層型導波管線路において、2列の側壁用貫通導体群の間隔をW1とするとλ/2<W1<λである伝送部と、2列の側壁用貫通導体群の間隔をW2とするとλ/2<W2<W1であり、高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部とを設けることにより、従来のように電波吸収体を用いることなく、単純な構造を維持したままで、高周波信号を減衰させる機能を有する積層型導波管線路を得ることができる。
(実施の形態の第1の例)
図2は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第1の例を模式的に示す斜視図である。図3は図2に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。なお、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、図2および図3においては積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、図2においては上側主導体層11aを分離した状態を示し、図3においては上側主導体層11a取り除いた状態を示している。
本例の積層型導波管線路は、図2および図3に示すように、誘電体層(図示せず)の上面に配置された上側主導体層11aと、誘電体層(図示せず)の下面に配置された下側主導体層11bと、高周波信号の伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で、かつ伝送方向と直交する方向に間隔をあけて、上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された2列の側壁用貫通導体群12a,12aとを具備しており、上側主導体層11a,下側主導体層11bおよび2列の側壁用貫通導体群12a,12aで囲まれた導波領域によって高周波信号を伝送する積層型導波管線路である。
また、本例の積層型導波管線路は、2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔をW1とするとλ/2<W1<λである伝送部13と、2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔をW2とするとλ/2<W2<W1であり、高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部14と、減衰部14および伝送部13を連続的に接続するように2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔が漸次変化する接続部15とを備えている。
さらに、本例の積層型導波管線路は、減衰部14の接続部15に接続された側と反対側の端部が、伝送方向と直交する方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された端面用貫通導体群12bによって短絡されている。
またさらに、本例の積層型導波管線路においては、減衰部14の2列の側壁用貫通導体群12a,12aにおける繰り返し間隔が、伝送部13の2列の側壁用貫通導体群12a,12aにおける繰り返し間隔よりも小さくされている。
このような構造を備える本例の積層型導波管線路によれば、2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔をW2がλ/2<W2<W1であり、高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部14を備えることにより、従来のように電波吸収体を用いることなく、単純な構造を維持したままで、高周波信号を減衰させる機能を有する積層型導波管線路を得ることができる。
なお、本例の積層型導波管線路において、伝送部13における2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔W1は、高周波信号の波長λに対して、0.75λ<W1<λとするのが望ましく、0.85λ<W1<0.95λとするのがさらに望ましい。これによって伝送部13における高周波信号の減衰を低減することができる。また、減衰部14における2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔W2は、高周波信号の波長λに対して、0.5λ<W1<0.75λとするのが望ましく、0.55λ<W1<0.65λとするのがさらに望ましい。これによって減衰部14における単位長さあたりの高周波信号の減衰を大きくすることができ、減衰部14の長さを短縮することができる。
また、本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14および伝送部13を連続的に接続するように2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔が漸次変化する接続部15を備えることから、高周波信号の伝送方向におけるインピーダンスが連続的に変化するため、広い周波数帯域に渡ってインピーダンスの不整合による反射を抑制することができる。なお、接続部15の長さを長くして2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔を伝送部13から減衰部14にかけて緩やかに変化させることにより、伝送方向におけるインピーダンスの不整合による反射をさらに低減することができるので、許容されるインピーダンスの不整合による反射の程度と形状寸法に応じて接続部15の長さを適宜設定することができる。
さらに、本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14の接続部15に接続された側と反対側の端部が端面用貫通導体群12bによって短絡されていることから、高周波信号を終端させる終端器として機能することができる。なお、減衰部14の長さは、接続部15から入った高周波信号が接続部15に接続された側と反対側の端面用貫通導体群12bで短絡された端部で反射されて再び接続部15に戻るまでに必要な減衰量に応じて、2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔W2と併せて適宜設定される。
またさらに、本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14の2列の側壁用貫通導体群12a,12aにおける繰り返し間隔が、伝送部13の2列の側壁用貫通導体群12a,12aにおける繰り返し間隔よりも小さくされていることから、減衰部14において側壁用貫通導体群12aを介した高周波信号の漏洩が生じにくくなるため、伝送部13に比較して導波領域の断面積が小さいため高周波信号のエネルギー密度が高くなることに起因する減衰部14の側壁用貫通導体群12aを介した高周波信号の漏洩を防止することができる。
(実施の形態の第2の例)
図4は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第2の例を模式的に示す斜視図である。図5は図4に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。なお、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、図4および図5においては積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、図4においては上側主導体層11aを分離した状態を示し、図5においては上側主導体層11a取り除いた状態を示している。なお、本例においては前述した第1の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の積層型導波管線路は、図4および図5に示すように、減衰部14において2列の側壁用貫通導体群12a,12aの外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群12cを備えており、減衰部14における2列の側壁用貫通導体群12a,12aの繰り返し間隔は伝送部13における2列の側壁用貫通導体群12a,12aの繰り返し間隔と等しくされている。
また、本例の積層型導波管線路は、端面用貫通導体群12bの外側に、端面用貫通導体群12bに平行に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された端面用補助貫通導体群12dを備えている。
このような構成を備える本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14において2列の側壁用貫通導体群12a,12aの外側に側壁用補助貫通導体群12cが配置されていることから、減衰部14において側壁用貫通導体群12aを介した高周波信号の漏洩が生じにくくなるため、伝送部13に比較して導波領域の断面積が小さいためエネルギー密度が高くなることに起因する減衰部14の側壁用貫通導体群12aを介した高周波信号の漏洩を防止することができる。なお、側壁用補助貫通導体群12cを構成するそれぞれの補助貫通導体は、隣接する側壁用貫通導体群12aを構成する貫通導体の中で最も近接する2つの貫通導体から等距離の位置に配置されるのが望ましく、これによって、側壁用貫通導体群12aを介した高周波信号の漏洩を防止する効果を高めることができる。
また、本例の積層型導波管線路によれば、端面用貫通導体群12bの外側に、端面用貫通導体群12bに平行に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された端面用補助貫通導体群12dを備えることから、減衰部14において端面用貫通導体群12bを介した高周波信号の漏洩を防止することができる。なお、端面用補助貫通導体群12dを構成するそれぞれの補助貫通導体は、隣接する端面用貫通導体群12bを構成する貫通導体の中で最も近接する2つの貫通導体から等距離の位置に配置されるのが望ましく、これによって、端面用貫通導体群12bを介した高周波信号の漏洩を防止する効果を高めることができる。
(実施の形態の第3の例)
図6は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第3の例を模式的に示す斜視図である。図7は図6に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。なお、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、図6および図7においては積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、図6においては上側主導体層11aを分離した状態を示し、図7においては上側主導体層11a取り除いた状態を示している。なお、本例においては前述した第2の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の積層型導波管線路は、図6および図7に示すように、平面視した際に減衰部14が渦巻状に形成されており、渦巻状の減衰部14の外縁に位置する側壁用貫通導体群12aの外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群12cを備えている。
また、本例の積層型導波管線路は、側壁用貫通導体群12aを構成する複数の貫通導体を導波領域の外側で接続する副導体層11cが、それぞれの側壁用貫通導体群12aにおいて、上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間に配置されており、減衰部14においては、副導体層11cが2列の貫通導体群の間の導波領域にも連続的に形成されることによって導波領域が複数の部分領域に分割されており、減衰部14におけるそれぞれの部分領域の厚さが伝送部13における導波領域の厚さよりも低くされている。なお、本例においては、積層型導波管線路を構成する誘電体層が3層構造になっており、最下層の下面に下側主導体層11bが配置され、最上層の上面に上側主導体層11aが配置され、内部の2つの層間にそれぞれ副導体層11cが配置されている。
このような構成を備える本例の積層型導波管線路によれば、平面視した際に減衰部14が渦巻状に形成されており、渦巻状の減衰部14の外縁に位置する側壁用貫通導体群12aの外側に側壁用補助貫通導体群12cが配置されていることから、減衰部14の専有面積を小さくすることができるとともに、高周波信号の外部への漏洩を防止しつつ側壁用補助貫通導体群12cの個数を減らすことができるので、小型で量産性に優れた積層型導波管線路を得ることができる。
また、本例の積層型導波管線路によれば、渦巻状の減衰部14の内側においては、隣り合う積層型導波管線路同士で側壁用貫通導体群12aを共有していることから、側壁用貫通導体群12aを構成する貫通導体の数を減らすことができるので、より単純で量産性に優れた構造を備えた積層型導波管線路を得ることができる。
さらに、本例の積層型導波管線路によれば、端面用貫通導体群12bによって短絡された減衰部14の端部が、渦巻状の減衰部14の内側に位置していることから、端面用補助貫通導体群12dを設けることなく、端面用貫通導体群12bを介した高周波信号の外部への漏洩を防止することができる。
またさらに、本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14においては、2列の貫通導体群の間の導波領域に連続的に形成された副導体層11cによって導波領域が複数の部分領域に分割されており、減衰部14におけるそれぞれの部分領域の厚さが伝送部13における導波領域の厚さよりも低くされていることから、減衰部14において、上側主導体層11aおよび下側主導体層11bを流れる電流が増加するとともに、導波領域内における副導体層11cを流れる電流が新たに生じるので、減衰部14における単位長さあたりの高周波信号の減衰量を増加させることができ、減衰部14の長さを短縮して積層型導波管線路を小型化することが可能になる。
(実施の形態の第4の例)
図8は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第4の例を模式的に示す平面図である。なお、図8においては、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、上側主導体層11a取り除いた状態を示している。なお、本例においては前述した第3の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の積層型導波管線路は、図8に示すように、減衰部14の伝送方向における両端にそれぞれ接続部15が接続されており、それぞれの接続部15の減衰部14に接続された側と反対側の端部にそれぞれ伝送部13が接続されている。また、本例の積層型導波管線路は、図6および図7に示した実施の形態の第3の例と同様に、減衰部14は渦巻状に形成されている。なお、本例の積層型導波管線路は副導体層11cを備えていない。
このような構成を備える本例の積層型導波管線路によれば、減衰部14の伝送方向における両端にそれぞれ接続部15が接続されており、それぞれの接続部15の減衰部14に接続された側と反対側の端部にそれぞれ伝送部13が接続されていることから、一方の伝送部13から入力された高周波信号を減衰させて他方の伝送部13から出力する減衰器として機能することができる。なお、本例の積層型導波管線路において、減衰部14の長さは、所望の減衰量に応じて、減衰部14における2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔と併せて適宜設定される。
(実施の形態の第5の例)
図9は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第5の例を模式的に示す斜視図である。図10は図9に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。なお、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、図9および図10においては積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、図9においては上側主導体層11aを分離した状態を示し、図10においては上側主導体層11a取り除いた状態を示している。なお、本例においては前述した第4の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の積層型導波管線路は、図9および図10に示すように、平面視した際に減衰部14がミアンダ状に形成されており、ミアンダ状の減衰部14の外縁に位置する側壁用貫通導体群12aの外側に、伝送方向に高周波信号の波長λの1/2未満の繰り返し間隔で上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群12cを備えている。また、本例の積層型導波管線路は、それぞれの側壁用貫通導体群12aにおいて、側壁用貫通導体群12aを構成する複数の貫通導体を導波領域の外側で接続する副導体層11cが上側主導体層11aおよび下側主導体層11bの間に配置されている。
また、前述した第3の例と同様に、積層型導波管線路を構成する誘電体層が3層構造になっており、最下層の下面に下側主導体層11bが配置され、最上層の上面に上側主導体層11aが配置され、内部の2つの層間の導波領域以外の部分にそれぞれ副導体層11cが配置されている。
このような構成を備える本例の積層型導波管線路によれば、平面視した際に減衰部14がミアンダ状に形成されており、ミアンダ状の減衰部14の外縁に位置する側壁用貫通導体群12aの外側に側壁用補助貫通導体群12cが配置されていることから、減衰部14の専有面積を小さくすることができるとともに、高周波信号の外部への漏洩を防止しつつ側壁用補助貫通導体群12cの個数を減らすことができるので、小型で量産性に優れた積層型導波管線路を得ることができる。
また、本例の積層型導波管線路によれば、ミアンダ状の減衰部14の内側においては、隣り合う積層型導波管線路同士で側壁用貫通導体群12aを共有していることから、側壁用貫通導体群12aを構成する貫通導体の数を減らすことができるので、より単純で量産性に優れた構造を備えた積層型導波管線路を得ることができる。
(実施の形態の第6の例)
図11は本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第6の例を模式的に示す平面図である。なお、図11においては、積層型導波管線路の内部構造をわかり易くするために、積層型導波管線路を構成する誘電体層の図示を省略しており、さらに、上側主導体層11a取り除いた状態を示している。なお、本例においては前述した第5の例と異なる点のみについて説明し、同様の構成要素については同一の参照符号を用いて重複する説明を省略する。
本例の積層型導波管線路は、図11に示すように、図9および図10に示した実施の形態の第3の例と同様に減衰部14がミアンダ状に形成されているが、2つの接続部15同士および2つの伝送部13同士がそれぞれ互いに隣接するように配置されている。このような構成を備える本例の積層型導波管線路においても、図9および図10に示した実施の形態の第5の例と同様に減衰器として機能することができる。
本発明の積層型導波管線路において、積層型導波管線路を構成する誘電体層の比誘電率は、例えば2〜20程度とされる。誘電体層の材質としては、高周波信号の伝送を妨げない特性を有するものであれば特に限定するものではなく、ガラスエポキシ等の樹脂を使用することも可能であるが、積層型導波管線路を形成する際の精度および製造の容易性の点からは誘電体セラミックスを使用することが望ましい。上側主導体層11a,下側主導体層11bおよび副導体層11cは、良導電性の金属からなり、その厚みは、例えば、3μm〜50μm程度とされる。側壁用貫通導体群12aおよび側壁用補助貫通導体群12cは積層型導波管線路の両側面の管壁として機能し、端面用貫通導体群12bおよび端面用補助貫通導体群12dは積層型導波管線路の長さ方向における一方の端面の管壁として機能する。それぞれの繰り返し間隔は、高周波信号の漏洩を防止する観点から、積層型導波管線路を伝送する高周波信号の波長の1/2未満であることが必要であり、1/4未満であることが好ましい。このような側壁用貫通導体群12a,端面用貫通導体群12b,側壁用補助貫通導体群12cおよび端面用補助貫通導体群12dとしてはビアホールやスルーホールを用いることができ、その直径は、例えば0.05mm〜0.5mm程度とされる。
本発明の積層型導波管線路は、例えば、次のようにして作製することができる。まず、ガラス,アルミナ,窒化アルミニウム等を主成分とするセラミック原料粉末に適当な有機溶剤と溶媒とを添加混合して得た泥漿を用いて、ドクターブレード法やカレンダーロール法等によってセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られたセラミックグリーンシートにパンチングマシーン等を用いて側壁用貫通導体群12a,端面用貫通導体群12b,側壁用補助貫通導体群12c,端面用補助貫通導体群12dを形成するための貫通孔を形成し、金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシア等の酸化物や有機溶剤等を添加混合してペースト状にしたものを、厚膜印刷法により貫通孔に充填するとともにセラミックグリーンシートの表面に塗布して導体ペースト付きセラミックグリーンシートを作製する。次に、得られた導体ペースト付きセラミックグリーンシートを積層し、ホットプレス装置を用いて圧着して積層体を形成する。そして、得られた積層体を、誘電体層がガラスセラミックスの場合は850℃〜1000℃程度、アルミナ質セラミックスの場合は1500℃〜1700℃程度、窒化アルミニウム質セラミックスの場合は1600℃〜1900℃程度のピーク温度で焼成することによって作製される。なお、金属粉末としては、誘電体層がガラスセラミックスの場合は銅,金または銀が、誘電体層がアルミナ質セラミックスまたは窒化アルミニウム質セラミックスの場合にはタングステンまたはモリブデンが好適である。
(変形例)
本発明は前述した実施の形態の第1〜第6の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が可能である。
例えば、上述した実施の形態の例においては、インピーダンスの不整合による反射を広い周波数範囲に渡って抑制するために、減衰部14および伝送部13を連続的に接続するように2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔が漸次変化する接続部15を備えた例を示したが、広い周波数範囲に渡って反射を抑制する必要がない場合には、伝送部13におけるインピーダンスをα,減衰部14におけるインピーダンスをβとしたときに、インピーダンスが(αβ)1/2を満たすとともに、伝送方向の長さが高周波信号の管内波長λgに対して、λg/4の奇数倍である接続部15を備えるようにしても構わない。また、必要とされる伝送部13と減衰部14とのインピーダンス整合の程度に応じて、さらに他の構造の接続部15を備えるようにしても構わない。
また、前述した実施の形態の第3〜第6の例においては、渦巻状またはミアンダ状の減衰部14の外縁に位置する側壁用貫通導体群12aの外側に側壁用補助貫通導体群12cを配置した例を示したが、補助貫通導体の増加が問題にならない場合には、渦巻状またはミアンダ状の減衰部14の内側においても側壁用補助貫通導体群12cや端面用補助貫通導体群12dを配置しても構わない。
次に、本発明の積層型導波管線路の具体例について説明する。
図6および図7に示した実施の形態の第3の例の積層型導波管線路を作成してその電気特性を測定した。積層型導波管線路を構成する誘電体層は、比誘電率が9.4で誘電正接が0.003のアルミナからなり、厚み0.15mmの層が3層積層された総厚0.45mmの誘電体層とした。また、積層型導波管線路を構成する上側主導体層11a,下側主導体層11b,副導体層11c,側壁用貫通導体群12a,端面用貫通導体群12b,側壁用補助貫通導体群12cおよび端面用補助貫通導体群12dの材質はモリブデンとした。側壁用貫通導体群は直径0.1mmのビアホールが0.3mm程度の繰り返し間隔で配置されたものとし、2列の側壁用貫通導体群12a,12aの間隔は、伝送部13において1.15mmとし、減衰部14において0.7mmとした。また、減衰部14の長さは30mmとした。伝送させる高周波信号の中心周波数は76.5GHzとした。
そして、伝送部13における接続部15に接続された側と反対側の端部をポート1とし、電気特性として反射特性(S11)を測定した。図12はその結果を示すグラフであり、横軸は周波数を表し、縦軸は減衰量を表している。図12に示すグラフによれば、75GHz〜82GHzの非常に広い周波数範囲においてS11が−15dB以上となっており、非常に広い周波数範囲でインピーダンスが良好に整合した優れた特性を有する終端器として機能していることがわかる。これにより本発明の有効性が確認できた。
積層型導波管線路および比較例である方形導波管において、導波管幅を変化させたときの、伝送方向における高周波信号の伝送損失の変化を算出した結果を示すグラフである。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第1の例を模式的に示す斜視図である。 図2に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第2の例を模式的に示す斜視図である。 図4に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第3の例を模式的に示す斜視図である。 図6に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第4の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第5の例を模式的に示す斜視図である。 図9に示す積層型導波管線路の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第6の例を模式的に示す平面図である。 本発明の積層型導波管線路の実施の形態の第3の例の電気特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
符号の説明
11a:上側主導体層
11b:下側主導体層
12a:側壁用貫通導体群
12b:端面用貫通導体群
12c:側壁用補助貫通導体群
13:伝送部
14:減衰部
15:接続部

Claims (7)

  1. 誘電体層の上面に配置された上側主導体層と、前記誘電体層の下面に配置された下側主導体層と、高周波信号の伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で、かつ前記伝送方向と直交する方向に間隔をあけて、前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された2列の側壁用貫通導体群とを具備し、前記上側主導体層,前記下側主導体層および2列の前記側壁用貫通導体群で囲まれた導波領域によって前記高周波信号を伝送する積層型導波管線路であって、2列の前記側壁用貫通導体群の間隔をW1とするとλ/2<W1<λである伝送部と、2列の前記側壁用貫通導体群の間隔をW2とするとλ/2<W2<W1であり、前記高周波信号を減衰させる機能を有する減衰部と、該減衰部および前記伝送部を接続する接続部とを備えることを特徴とする積層型導波管線路。
  2. 前記減衰部の前記接続部に接続された側と反対側の端部が短絡されて終端器として機能することを特徴とする請求項1に記載の積層型導波管線路。
  3. 前記減衰部の前記伝送方向における両端にそれぞれ前記接続部が接続されており、それぞれの前記接続部の前記減衰部に接続された側と反対側の端部にそれぞれ前記伝送部が接続されて減衰器として機能することを特徴とする請求項1に記載の積層型導波管線路。
  4. 前記減衰部の2列の前記側壁用貫通導体群における前記繰り返し間隔が、前記伝送部の2列の前記側壁用貫通導体群における前記繰り返し間隔よりも小さくされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の積層型導波管線路。
  5. 前記減衰部において2列の前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の積層型導波管線路。
  6. 平面視した際に前記減衰部が渦巻状に形成されており、渦巻状の前記減衰部の外縁に位置する前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の積層型導波管線路。
  7. 平面視した際に前記減衰部がミアンダ状に形成されており、ミアンダ状の前記減衰部の外縁に位置する前記側壁用貫通導体群の外側に、前記伝送方向に前記高周波信号の実効波長λの1/2未満の繰り返し間隔で前記上側主導体層および前記下側主導体層の間を電気的に接続するように配置された側壁用補助貫通導体群を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の積層型導波管線路。
JP2008194583A 2008-07-29 2008-07-29 積層型導波管線路 Expired - Fee Related JP5004893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194583A JP5004893B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 積層型導波管線路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194583A JP5004893B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 積層型導波管線路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010034826A JP2010034826A (ja) 2010-02-12
JP5004893B2 true JP5004893B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=41738819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008194583A Expired - Fee Related JP5004893B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 積層型導波管線路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5004893B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9144150B2 (en) * 2012-04-20 2015-09-22 Xilinx, Inc. Conductor structure with integrated via element

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3686736B2 (ja) * 1996-08-30 2005-08-24 京セラ株式会社 誘電体導波管線路および配線基板
JPH118502A (ja) * 1997-06-16 1999-01-12 Kyocera Corp 誘電体導波路の信号減衰装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010034826A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103650243A (zh) 一种天线
JP4854622B2 (ja) 方形導波管部と差動線路部との接続構造
JP2008271295A (ja) マイクロストリップ線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板
US10879577B2 (en) Multilayer waveguide comprising at least one transition device between layers of this multilayer waveguide
JP5004893B2 (ja) 積層型導波管線路
JP5404373B2 (ja) 導波管型高周波線路
JP5289196B2 (ja) マジックt
JP3517148B2 (ja) 誘電体導波管線路と高周波線路導体との接続構造
JP5550489B2 (ja) 無反射終端抵抗回路
JP2007329908A (ja) 誘電体基板、導波管、伝送線路変換器
Izqueirdo et al. Ultra-wideband multilayer substrate integrated folded waveguides
JP5219856B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JPH11308025A (ja) 方向性結合器
JP3522120B2 (ja) 誘電体導波管線路の接続構造
JP3996880B2 (ja) 導波管分岐構造
JP4731520B2 (ja) 積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板
JP5558225B2 (ja) 方向性結合器
JP4954151B2 (ja) 高周波回路と導波管部との接続構造
JP5451339B2 (ja) 高周波回路と方形導波管型高周波線路との接続構造
JP5219857B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JP4203404B2 (ja) 導波管構造体の分岐構造およびアンテナ基板
JP2011010260A (ja) 終端器および電気特性測定方法
JP4803869B2 (ja) 誘電体導波管線路の接続構造
JP5183546B2 (ja) 導波管型ラットレース回路
JP3517140B2 (ja) 誘電体導波管線路と高周波線路との接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120522

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees