JP4731520B2 - 積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板 - Google Patents

積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板 Download PDF

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Description

本発明は、主としてマイクロ波帯およびミリ波帯で用いる積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板に関するものである。
近年、携帯電話や無線LANに代表される無線通信技術の研究開発が盛んに行われている。無線通信の研究開発においては、光通信で代表されるFTTH(Fiber to The Home)の伝送速度、100Mbps以上を達成しているものもある。しかし、現在市販されている無線通信機器の伝送速度は光通信のそれには及ばない。多くの無線通信機器では、マイクロ波が搬送波として利用されているが、マイクロ波ではデータ伝送速度が遅く、例えば、ハイビジョン映像の画質劣化を抑えた、大容量非圧縮映像データの転送には向いていない。
そこで、マイクロ波よりも高い周波数の電磁波、例えば20GHz以上の準ミリ波およびミリ波を利用する無線通信が、大容量のデータを伝送するための手段として、以前から注目され、研究開発が進められている。特に60GHz帯では、世界共通で、広い帯域が通信向けに割り当てられており、このような60GHz帯の電磁波を利用する無線通信は、現在実用化され、光ファイバ通信に代えて、事業所間通信などに用いられ、普及しつつある。また、自動車の安全運転をサポートするものとして、ミリ波帯を用いたレーダーシステムが一般の乗用車に搭載されるようにもなっている。
これら通信システムや、レーダーシステムを実現するために、ミリ波デバイスや、ミリ波回路の研究開発が進められている。ミリ波回路の伝送線路として代表的なのは、マイクロストリップ線路やコプレーナ線路、積層型導波管線路である。これらの中で最もミリ波帯で低伝送損失なのが積層型導波管線路である。従って、ミリ波回路において線路を引き回す場合には、積層型導波管線路が損失の観点から最も好ましく、これら積層型導波管線路の配線に自由度をもたせるために、積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造が提案されている。
図9は、従来の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体を示している。この接続構造体は、2層の誘電体層(図示しない)を挟持する一対の主導体層61、62と、高周波信号の伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で主導体層61と主導体層62との間を電気的に接続して形成された2列の側壁形成用ビアホール導体群63、64とを具備してなる下側積層型導波管線路6と、2層の誘電体層(図示しない)を挟持する一対の主導体層71、72と、高周波信号の伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で主導体層71と主導体層72との間を電気的に接続して形成された2列の側壁形成用ビアホール導体群73、74とを具備してなる上側積層型導波管線路7とを有し、下側積層型導波管線路6の主導体層61と上側積層型導波管線路7の主導体層72とを直接電気的に接続させる(同一面状の導体層として形成する)とともにそれらの一部を共有させてその共有部に結合窓8を形成したものである(特許文献1を参照。)。
この接続構造体では、結合用窓8の幅や長さ、結合用窓8の中心から下側積層型導波管線路6の端面までの距離を調整することで、下側に配置された下側積層型導波管線路6を伝播する高周波信号を、所望の設計周波数において、結合用窓8を介して上側に配置された上側積層型導波管線路7と電磁的に結合させ伝播させるようになっている。
特開平11−308001号公報
しかしながら、図9に示す従来の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体では、所望の設計周波数における反射量を少なくすることはできるが、周波数がずれると反射量が増加する。従って、反射特性(反射の周波数特性)の広帯域化が実現しにくい。
具体的には、下側積層型導波管線路6を伝播してきた電磁波は、結合用窓8で上側積層型導波管線路7に結合されるが、結合されなかった電磁波は、下側積層型導波管線路6の端面で反射され再び結合用窓8で上側積層型導波管線路7と結合される。従って、所望な周波数で反射量を最大に抑える設計として結合用窓8と端面までの距離を決定しても、周波数がずれると、端面で反射されて結合用窓8に達する電磁波の位相がずれてしまい、結合用窓8で結合されずに反射波となって下側積層型導波管線路6の入力部に伝播しまう。つまり、周波数のずれが大きくなるにつれて反射量が増えることから、反射特性は狭帯域となる。このことから、結合用窓8の幅や長さ、結合用窓8の中心から下側積層型導波管線路6の端面までの距離については、接続構造に要求される周波数特性、結合量および反射量が複雑に関与し、所望な周波数における反射量と帯域(反射の周波数特性)はトレードオフの関係になるため設計が困難となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、所望の周波数における反射量を抑制するとともに反射の周波数特性の良好な積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体およびこれを有する配線基板を提供することを目的とする。
本発明は、誘電体層が積層されてなる絶縁基体に形成された積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体であって、複数の前記誘電体層を挟んで上下で対向する第1上側主導体層および第1下側主導体層からなる一対の第1主導体層を具備するとともに、該一対の第1主導体層間を電気的に接続する第1側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第1側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる第1の積層型導波管線路と、前記一対の第1主導体層に挟まれる複数の前記誘電体層のうちの少なくとも1層を含む複数の前記誘電体層を挟んで上下で対向し、前記第1上側主導体層よりも下側に位置する第2上側主導体層および前記第1下側主導体層よりも下側に位置する第2下側主導体層からなる一対の第2主導体層を具備するとともに、該一対の第2主導体層間を電気的に接続する第2側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第2側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる第2の積層型導波管線路と、前記第1の積層型導波管線路と前記第2の積層型導波管線路との間に設けられ、一端が前記第1上側主導体層の端部に直接電気的に接続されるとともに、他端が前記第2上側主導体層の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群により電気的に接続された第3上側主導体層と、一端が前記第1下側主導体層の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群により電気的に接続されるとともに、他端が前記第2下側主導体層の端部に直接電気的に接続された第3下側主導体層とを一対の第3主導体層とし、該一対の第3主導体層間を電気的に接続する第3側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第3側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる共有線路部とからなることを特徴とするものである。
ここで、前記第1の積層型導波管線路を構成する前記第1上側主導体層と前記第1下側主導体層とに挟まれる誘電体層および前記第2の積層型導波管線路を構成する前記第2上側主導体層と前記第2下側主導体層とに挟まれる誘電体層がともにn層(nは3以上10以下の整数)であって、(n−1)層の誘電体層がそれぞれの積層型導波管線路で共有されているのが好ましい。
また本発明は、上述の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体を含み、前記第1上側主導体層が前記絶縁基体の上面に形成されていることを特徴とする配線基板である。
本発明によれば、積層型導波管線路と積層型導波管線路とのインピーダンスの整合をとることで、所望な周波数における反射量を抑制するとともに反射の周波数特性を向上させつつ積層型導波管線路を引き回すことができる。
特に、絶縁基体の上面に積層型導波管線路の上側主導体層(第1上側主導体層)が形成されていた場合、本発明によって積層方向に積層型導波管線路を引き回すことで、表面実装部品の実装領域を確保し、配線基板の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の一実施形態を示す概略斜視図であって、図2は図1に示す第1の積層型導波管線路1と第2の積層型導波管線路2との接続構造体を各誘電体層に分解した説明図、図3は図1に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体のX方向側面透視図、図4は図1に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体のY方向側面透視図である。なお、図1は、内部構造がわかるように誘電体層を省略している。
図1に示す第1の積層型導波管線路1と第2の積層型導波管線路2との接続構造体は、図2に示す誘電体層31、32、33、34が積層されてなる絶縁基体3に形成されたものである。
ここで、積層型導波管線路とは、誘電体層を挟んで上下で対向する一対の主導体層(上側主導体層、下側主導体層)、高周波信号の伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で上側主導体層と下側主導体層との間を電気的に接続して形成された2列の側壁形成用ビアホール導体群とを具備したもので、例えば導体層用ペーストの塗布された誘電体グリーンシートを積層して多層化し焼成することで得られ、その厚みを容易に設定できるものである。そして、積層型導波管線路の厚みが厚いほど伝送損失が小さくなることから、厚みの設定により所望な伝送特性を容易に得ることができる。
第1の積層型導波管線路1は、複数の誘電体層31、32、33を挟んで上下で対向する一対の第1主導体層(第1上側主導体層11および第1下側主導体層12)を具備している。また、この一対の第1主導体層11、12間を電気的に接続する第1側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第1側壁形成用ビアホール導体群41、42を2列具備している。なお、図では複数の誘電体層として3層構造のものが例示されているが、この層数について限定はない。
第2の積層型導波管線路2は、第1の積層型導波管線路1における一対の第1主導体11、12層に挟まれる複数の誘電体層31、32、33のうちの少なくとも1層(本例では誘電体層32、33)を含む複数の誘電体層32、33、34を挟んで上下で対向する第2上側主導体層21および第2下側主導体層22からなる一対の第2主導体層を具備している。また、この一対の第2主導体層21、22間を電気的に接続する第2側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第2側壁形成用ビアホール導体群44、45を2列具備している。なお、図では複数の誘電体層として3層構造のものが例示されているが、第1の積層型導波管線路1と同様に層数についての限定はない。
ここで、絶縁基体3に形成される第2の積層型導波管線路2は、第1の積層型導波管線路1に対して次のような配置になっている。
第2の積層型導波管線路2における第2上側主導体層21は第1の積層型導波管線路1における第1上側主導体層11よりも下側に位置していて、第2の積層型導波管線路2における第2下側主導体層22は第1の積層型導波管線路1における第1下側主導体層12よりも下側に位置している。換言すれば、積層型導波管線路2は積層型導波管線路1を積層方向(積層型導波管線路1、2内を伝播する電磁波の電界方向)に誘電体層1層分だけずらした構成になっている。そして、それぞれの積層型導波管線路1、2が誘電体層32と誘電体層33とを共有する構成になっている。
第1の積層型導波管線路1と第2の積層型導波管線路2との間には、共有線路部5が設けられている。この共有線路部5は、第1の積層型導波管線路1および第2の積層型導波管線路2と同様に、一対の第3主導体層(第3上側主導体層51、第3下側主導体層52)と、この一対の第3主導体層51、52間を電気的に接続する第3側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第3側壁形成用ビアホール導体群46、47を2列具備している。そして、第3上側主導体層51は、一端が第1上側主導体層11の端部に直接電気的に接続されるとともに、他端が第2上側主導体層21の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続されている。また、第3下側主導体層52は、一端が第1下側主導体層12の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続されるとともに、他端が第2下側主導体層22の端部に直接電気的に接続されている。なお、直接電気的に接続されているとは、同一面状に形成され接続されていることをいう。また、この構造において、良好な反射特性を得るために、共有線路部5の信号伝送方向の距離としては0.15mm〜0.40mm程度が望ましい。
第1の積層型導波管線路1、共有線路部5、第2の積層型導波管線路2を通して形成された2列の第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第3側壁形成用ビアホール導体群46、47、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45は、所定の間隔(幅)をもって形成され、電気的な側壁を形成している。平行に配置された一対の主導体層間にはTE波(Transverse Electric Wave 電界成分が入射面に対し横向き)もしくはTM波(Transverse Magnetic Wave 磁界成分が入射面に対し横向き)が伝播されるため、隣り合うビアホール導体の間隔が信号波長λの2分の1(λ/2)よりも大きいと、この積層型導波管線路に給電された電磁波はビアホール導体とビアホール導体との間から漏れ、ここで作られる疑似的な導波管に沿って伝播しない。これに対し、隣り合うビアホール導体の間隔がλ/2未満であると、電磁波は反射しながら積層型導波管線路の信号伝送方向に伝播される。
なお、第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47を構成する側壁形成用ビアホール導体および境界壁形成用ビアホール導体群43を構成する境界壁形成用ビアホール導体は前述のようにλ/2未満の間隔で配列されており、この間隔は良好な伝送特性を実現するためには一定の繰り返し間隔とすることが望ましいが、信号波長λ/2未満の間隔であれば良く、その中で適宜設定することができる。
また、2列の第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47の外側にさらに側壁形成用ビアホール導体群を並べて側壁形成用ビアホール導体群による疑似的な導体壁を2重、3重に形成することにより、電磁波の漏れをより効果的に防止するなどしてもよい。
そして、誘電体層が複数の場合、第1側壁形成用ビアホール導体群41、42を構成する第1側壁形成用ビアホール導体、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45を構成する第2側壁形成用ビアホール導体、第3側壁形成用ビアホール導体群46、47を構成する第3側壁形成用ビアホール導体を電気的に接続した、主導体層と平行な副導体層を形成することができる。これにより、第1側壁形成用ビアホール導体群乃至第3側壁形成用ビアホール導体群と副導体層とによって細かな格子状に形成された側壁が得られ、様々な方向の電磁波を遮蔽することができる。
誘電体層毎に具体的に説明すると、図2(a)および図3に示すように、誘電体層31の上面には、第1の積層型導波管線路1を構成する第1上側主導体層11が形成されるとともに、第1の積層型導波管線路1を構成する第1上側主導体層11の端部に一端を直接電気的に接続されて(同一面状の導体層として)共有線路部5を構成する第3上側主導体層51が形成されている。また、図2(a)および図3には、誘電体層31の内部に形成された2列の第1側壁形成用ビアホール導体群41、42および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47が示されていて、この第1側壁形成用ビアホール導体群41、42および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47は、一列当り、第1の積層型導波管線路1から共有線路部5にかけて5本のビアホール導体で構成されている。さらに、共有線路部5の他端と第2の積層型導波管線路2の端部とは上から見て重なっていて、図2(a)および図4には、この共有線路部5の他端と第2の積層型導波管線路2の端部とを電気的に接続する3本のビアホール導体からなる境界壁形成用ビアホール導体群43が、信号伝送方向と垂直な方向に信号波長λの2分の1未満の間隔で配列され、この境界からの高周波信号の漏れを防止するように境界壁を形成している。なお、この信号伝送方向と垂直な方向の配列における両端の2本のビアホール導体は、側壁形成用ビアホール導体群46、47を構成している。
図2(b)および図3に示すように、誘電体層32の上面には、第2の積層型導波管線路2を構成する第2上側主導体層21が形成されるとともに、第2の積層型導波管線路2を構成する第2上側主導体層21と電気的に接続されて(同一面状の導体層として)第1の積層型導波管線路1を構成する第1副導体層13および共有線路部5を構成する第3副導体層53が形成されている。また、図2(b)および図3には、誘電体層32の内部に形成された2列の第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47が示されていて、この第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47は、一列当り、第1の積層型導波管線路1から第2の積層型導波管線路2にかけて8本のビアホール導体で構成されている。
なお、図2(b)には示していないが、第2の積層型導波管線路2を構成する第2上側主導体層21の端部には、図2(a)に示す境界壁形成用ビアホール導体群43が接続されている。
図2(c)および図3に示すように、誘電体層33の上面には、第1の積層型導波管線路1を構成する第1副導体層14、第2の積層型導波管線路2を構成する第2副導体層24および共有線路部5を構成する第3副導体層54が、電気的に接続されて(同一面状の導体層として)形成されている。また、図2(c)および図3には、誘電体層33の内部に形成された2列の第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47が示されていて、この第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47は、一列当り、第1の積層型導波管線路1から第2の積層型導波管線路2にかけて8本のビアホール導体で構成されている。
図2(d)および図3に示すように、誘電体層34の上面には、第1の積層型導波管線路1を構成する第1下側主導体層12が形成されるとともに、第1の積層型導波管線路1を構成する第1下側主導体層12と電気的に接続されて(同一面状の導体層として)共有線路部5を構成する第3副導体層55および第2の積層型導波管線路2を構成する第2副導体層25が形成されている。また、図2(d)および図3には、誘電体層34の内部に形成された2列の第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47が示されていて、誘電体層34の内部に形成された第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47は、一列当り、共有線路部5から第2の積層型導波管線路2にかけて5本のビアホール導体で構成されている。さらに、第1の積層型導波管線路1の端部と共有線路部5の一端とは上から見て重なっていて、図2(d)および図4には、この第1の積層型導波管線路1の端部と共有線路部5の一端とを電気的に接続する3本のビアホール導体からなる境界壁形成用ビアホール導体群43が、信号伝送方向と垂直な方向に信号波長λの2分の1未満の間隔で配列され、この境界からの高周波信号の漏れを防止するように境界壁を形成している。なお、この信号伝送方向と垂直な方向の配列における両端の2本のビアホール導体は、第1側壁形成用ビアホール導体群41、42を構成している。
図2(e)および図3に示すように、誘電体層34の下面には、第2の積層型導波管線路2を構成する第2下側主導体層22が形成されるとともに、第2の積層型導波管線路2を構成する第2下側主導体層22の端部に他端を直接電気的に接続されて(同一面状の導体層として)、共有線路部5を構成する第3下側主導体層52が形成されている。なお、図2(e)には示していないが、共有線路部5を構成する第3下側主導体層52の一端に近接する部位には、図2(d)に示す境界壁形成用ビアホール導体群43が接続されている。また、第2の積層型導波管線路2を構成する第2下側主導体層22および共有線路部5を構成する第3下側主導体層52には、図2(d)に示す第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47が接続されている。
このように、誘電体層が積層されてなる絶縁基体に形成された積層型導波管線路を積層方向に引き回すにあたり、第1の積層型導波管線路1と第2の積層型導波管線路2との間には、一端が第1上側主導体層11の端部に直接電気的に接続されるとともに、他端が第2上側主導体層21の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続された第3上側主導体層51と、一端が第1下側主導体層12の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続されるとともに、他端が第2下側主導体層22の端部に直接電気的に接続された第3下側主導体層52とを一対の第3主導体層とし、一対の第3主導体層間を電気的に接続する第3側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第3側壁形成用ビアホール導体群46、47を2列具備してなる共有線路部5が設けられていることが重要である。一般に、積層型導波管線路におけるインピーダンスは、線路の厚みや幅で変わるとともに、第1側壁形成用ビアホール導体群41、42、第2側壁形成用ビアホール導体群44、45および第3側壁形成用ビアホール導体群46、47を構成する隣り合うビアホール導体の間隔でも変わるが、この本発明の構成においてインピーダンス整合を図ることで、所望な周波数における反射量を抑制するとともに反射の周波数特性の良好な接続構造となる。
ここで、第1の積層型導波管線路1を構成する第1上側主導体層11と第1下側主導体層12とに挟まれる誘電体層および第2の積層型導波管線路2を構成する第2上側主導体層21と第2下側主導体層22とに挟まれる誘電体層がともにn層(nは3以上10以下の整数)であって、(n−1)層の誘電体層がそれぞれの積層型導波管線路1、2で共有されているのが好ましい。例えば、第1の積層型導波管線路1および第2の積層型導波管線路2における一対の主導体層がそれぞれ3層の誘電体層を挟んで上下で対向している場合にはそれぞれの積層型導波管線路が2層の誘電体層を共有し、第1の積層型導波管線路1および第2の積層型導波管線路2における一対の主導体層がそれぞれ4層の誘電体層を挟んで対向している場合にはそれぞれの積層型導波管線路が3層の誘電体層を共有しているのが好ましい。このように、それぞれの積層型導波管線路で共有する層が多ければ多いほど、インピーダンスの整合をとりやすくなり、所望な周波数における反射量を抑制するとともに反射の周波数特性をより向上させることができる。なお、積層型導波管線路1、2を構成する一対の主導体層で挟持される誘電体層の数は多くとも10層以下であるのが通常であり、その厚みは幅よりも大きくならない範囲であるのが好ましい。
また本発明の接続構造体は、第1の積層型導波管線路1の第1上側主導体層11が絶縁基体の上面に形成されている場合において好ましく採用され、これにより、配線基板における表面実装部品の実装領域を確保し、配線基板の小型化を図ることができる。
例えば、配線基板を構成する絶縁基体の表面にマイクロストリップ線路の信号導体が形成されていて、この信号導体と積層型導波管線路の上側主導体層が電気的に接続されて線路構造の変換がなされていた場合、このまま積層型導波管線路の上側主導体層が絶縁基体の表面上に形成された状態であると、表面実装部品の実装領域を確保するために配線基板が大型化してしまう。このような場合に、本願発明の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体を備えた配線基板によれば、積層型導波管線路の構造を変えることなく内層化できるため、配線基板の小型化に貢献できる。
このような配線基板に用いられる絶縁基体としては、高周波信号の伝送を妨げることのない特性を有するものであればとりわけ限定するものではないが、伝送線路を形成する際の精度および製造の容易性の点からはセラミックスからなることが望ましい。
例えば、ガラスセラミックス、アルミナ質セラミックスや窒化アルミニウム質セラミックス等のセラミック原料粉末に適当な有機溶剤・溶媒を添加混合して泥漿状になすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用してシート状となすことによって複数枚のセラミックグリーンシートを得た後、これらセラミックグリーンシートの各々に適当な打ち抜き加工を施すとともにこれらを積層し、ガラスセラミックスの場合は850〜1000℃、アルミナ質セラミックスの場合は1500〜1700℃、窒化アルミニウム質セラミックスの場合は1600〜1900℃の温度で焼成することによって製作される。
また、一対の主導体層としては、例えば誘電体層がアルミナ質セラミックスからなる場合には、タングステン・モリブデンなどの金属粉末に適当なアルミナ・シリカ・マグネシア等の酸化物や有機溶剤・溶媒等を添加混合してペースト状にしたものを厚膜印刷法によりセラミックグリーンシート上に印刷し、しかる後、約1600℃の高温で焼成し、厚み10〜15μm以上となるようにして形成する。なお、金属粉末としては、ガラスセラミックスの場合は銅・金・銀が、アルミナ質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスの場合はタングステン・モリブデンが好適である。また、主導体層の厚みは一般的に5〜50μm程度とされる。
一般に、多層配線基板や半導体素子収納用パッケージあるいは車間レーダに形成される配線層の線幅は最大でも1mm程度であることから、絶縁基体として比誘電率εrが100のセラミック材料を用いて、上側の面がH面すなわち磁界が上側の面に平行に巻く電磁界分布になるようにした場合は、利用することのできる最小の周波数は15GHzと算出され、マイクロ波帯の領域でも利用可能となる。これに対し、絶縁基体として比誘電率εrが2程度の樹脂材料を用いた場合は、約100GHz以上でないと利用することができないものとなる。
本発明の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体について、シミュレーションによる伝送特性の評価を行った。なお、第1の積層型導波管線路1に入出力されるポートをポート1とし、第2の積層型導波管線路2に入出力されるポートをポート2として評価した。
まず、図1乃至図4に示す構造について伝送特性(周波数特性)の評価を行なった。具体的には、誘電体層の比誘電率は9.75、積層型導波管線路1の一対の第1主導体層(第1上側主導体層11、第1下側主導体層12)および積層型導波管線路2の一対の第2主導体層(第2上側主導体層21、第2下側主導体層22)で挟持される複数の誘電体層の合計厚みをそれぞれ0.45mm(1層あたり0.15mmの誘電体層が3層積層された積層体)、共有線路部5の一対の第3主導体層で挟持される複数の誘電体層の合計厚みを0.60mm(1層あたり0.15mmの誘電体層が4層積層された積層体)、積層型導波管線路1における第1側壁形成用ビアホール導体群41と第1側壁形成用ビアホール導体群42との間隔(ビアホール導体の中心間距離とした)は1.15mm(共有線路部5における第3側壁形成用ビアホール導体群46、47、積層型導波管線路2における第2側壁形成用ビアホール導体群44、45についても同じ)、側壁形成用ビアホール導体群41、42、44、45、46、47および境界壁形成用ビアホール導体群43におけるビアホール導体の直径は0.12mm、側壁形成用ビアホール導体群41、42、44、45、46、47および境界壁形成用ビアホール導体群43における隣り合うビアホール導体とビアホール導体との間隔(ビアホール導体の中心間距離とした)は0.3mm、共有線路部5の信号伝送方向の距離は0.31mmとした。
この構造における伝送特性(周波数特性)を図5に示す。図5において横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は減衰量(単位:dB)を示し、各特性曲線はSパラメータのうちS11(反射量)およびS21(透過量)を表わしている。なお、各特性はシミュレーションにより求め、誘電体による損失、導体による損失は考慮していない。
図5によれば、71〜82GHzにわたる広帯域でS11(反射量)が−20dB以下となり、76.5GHzにおけるS11は−47.84dB、S21は−0.02dBで、76.5GHzにおける変換損失は0.5%と良好な特性であることがわかる。なお、ミリ波レーダーの周波数が76〜77GHzに割り当てられているので、その中心をとって76.5GHzで評価した。
比較例
次に、図6および図7に示す構造について伝送特性(周波数特性)の評価を行った。この構造は、積層型導波管線路1を構成する一対の第1主導体層(第1上側主導体層11、第1下側主導体層12)で挟持される複数の誘電体層の合計厚みと積層型導波管線路2を構成する一対の第2主導体層(第2上側主導体層21、第2下側主導体層22)で挟持される複数の誘電体層の合計厚みとを同じくし、第1の積層型導波管線路1の第1下側主導体層12と積層型導波管線路2の第2上側主導体層21とを同一平面上に形成した構造である。すなわち、第2の積層型導波管線路2が第1の積層型導波管線路1における一対の第1主導体層(第1上側主導体層11、第1下側主導体層12)に挟まれる誘電体層と同一の誘電体層を含まない構成のものである。なお、第1の積層型導波管線路1と第2の積層型導波管線路2との間には、共有線路部5として、一端が第1上側主導体層11の端部に直接電気的に接続されるとともに、他端が前記第2上側主導体層21の端部にビアホール導体を信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続された第3上側主導体層51を具備しているとともに、一端が第1下側主導体層12の端部にビアホール導体を信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群43により電気的に接続されるとともに、他端が第2下側主導体層22の端部に直接電気的に接続された第3下側主導体層52を具備している。
具体的には、誘電体層の比誘電率は9.75、積層型導波管線路1の一対の第1主導体層および積層型導波管線路2の一対の第2主導体層で挟持される複数の誘電体層の合計厚みを0.45mm(1層あたり0.15mmの誘電体層が3層積層された積層体)、共有線路部5の一対の第3主導体層で挟持される複数の誘電体層の合計厚みを0.90mm(1層あたり0.15mmの誘電体層が6層積層された積層体)、第1側壁形成用ビアホール導体群41と第1側壁形成用ビアホール導体群42との間隔(ビアホール導体の中心間距離とした)は1.15mm(共有線路部5における第3側壁形成用ビアホール導体群46、47、積層型導波管線路2における第2側壁形成用ビアホール導体群44、45についても同じ)、側壁形成用ビアホール導体群41、42、44、45、46、47および境界壁形成用ビアホール導体群43におけるビアホール導体の直径は0.12mm、側壁形成用ビアホール導体群41、42、44、45、46、47および境界壁形成用ビアホール導体群43における隣り合うビアホール導体とビアホール導体との間隔(ビアホール導体の中心間距離とした)は0.3mm、共有線路部5の信号伝送方向の距離は0.40mmとした。
この構造における伝送特性(周波数特性)を図8に示す。図8において横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は減衰量(単位:dB)を示し、各特性曲線はSパラメータのうちS11(反射量)およびS21(透過量)を表わしている。なお、各特性はシミュレーションにより求め、誘電体による損失、導体による損失は考慮していない。
図8によれば、71〜82GHzにわたる帯域でS11(反射量)が−2.0から−17.0dBと悪く、76.5GHzにおけるS11(反射量)は−6.0dB、S21(透過量)は−1.3dBで、76.5GHzにおける変換損失は15.0%と損失が大きいことがわかる。
本発明の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の一実施形態を示す概略斜視図である。 図1に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体を各誘電体層に分解した説明図である。 図1に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体のX方向側面透視図である。 図1に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体のY方向側面透視図である。 図1乃至図4に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の伝送特性(周波数特性)の評価結果を示すグラフである。 比較例としての積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の概略斜視図である。 図6に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の側面透視図である。 図6および図7に示す積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の伝送特性(周波数特性)を示すグラフである。 従来の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体の概略斜視図である。
符号の説明
1・・・第1の積層型導波管線路
2・・・第2の積層型導波管線路
5・・・共有線路部
11・・・第1上側主導体層
12・・・第1下側主導体層
21・・・第2上側主導体層
22・・・第2下側主導体層
51・・・第3上側主導体層
52・・・第3下側主導体層
3・・・絶縁基体
31、32、33、34・・・誘電体層
41、42・・・第1側壁形成用ビアホール導体群
44、45・・・第2側壁形成用ビアホール導体群
46、47・・・第3側壁形成用ビアホール導体群
43・・・境界壁形成用ビアホール導体群

Claims (3)

  1. 誘電体層が積層されてなる絶縁基体に形成された積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体であって、
    複数の前記誘電体層を挟んで上下で対向する第1上側主導体層および第1下側主導体層からなる一対の第1主導体層を具備するとともに、該一対の第1主導体層間を電気的に接続する第1側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第1側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる第1の積層型導波管線路と、
    前記一対の第1主導体層に挟まれる複数の前記誘電体層のうちの少なくとも1層を含む複数の前記誘電体層を挟んで上下で対向し、前記第1上側主導体層よりも下側に位置する第2上側主導体層および前記第1下側主導体層よりも下側に位置する第2下側主導体層からなる一対の第2主導体層を具備するとともに、該一対の第2主導体層間を電気的に接続する第2側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第2側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる第2の積層型導波管線路と、
    前記第1の積層型導波管線路と前記第2の積層型導波管線路との間に設けられ、一端が前記第1上側主導体層の端部に直接電気的に接続されるとともに、他端が前記第2上側主導体層の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群により電気的に接続された第3上側主導体層と、一端が前記第1下側主導体層の端部に境界壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向と垂直な方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した境界壁形成用ビアホール導体群により電気的に接続されるとともに、他端が前記第2下側主導体層の端部に直接電気的に接続された第3下側主導体層とを一対の第3主導体層とし、該一対の第3主導体層間を電気的に接続する第3側壁形成用ビアホール導体を信号伝送方向に信号波長の2分の1未満の間隔で配列した第3側壁形成用ビアホール導体群を2列具備してなる共有線路部とからなることを特徴とする積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体。
  2. 前記第1の積層型導波管線路を構成する前記第1上側主導体層と前記第1下側主導体層とに挟まれる誘電体層および前記第2の積層型導波管線路を構成する前記第2上側主導体層と前記第2下側主導体層とに挟まれる誘電体層がともにn層(nは3以上10以下の整数)であって、(n−1)層の誘電体層がそれぞれの積層型導波管線路で共有されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の積層型導波管線路と積層型導波管線路との接続構造体を含み、前記第1上側主導体層が前記絶縁基体の上面に形成されていることを特徴とする配線基板。
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