JP2011129408A - 防水型コネクタ検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水型コネクタの孔部に対する防水栓の挿入の有無について検査を可能にすること。
【解決手段】防水型コネクタ10を保持可能なホルダー部30と、ホルダー部30に対して接離移動可能な本体部40と、突出部52が第1孔部又は第2孔部内に進入した進入姿勢と退出した退出姿勢との間で姿勢変更可能な防水栓検知部材50と、ホルダー部30に対する本体部40の近接移動に伴って、防水栓検知部材50を退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動可能な押動部材60と、防水栓検知部材50の姿勢に応じて第1孔部又は第2孔部に対する防水栓の挿入の有無を判定可能な防水判定部とを備え、防水栓検知部材50は、防水栓が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能であると共に、防水栓が挿入されている場合に突出部52が防水栓に当接して姿勢変更を妨げられる。
【選択図】図5

Description

防水型コネクタの検査技術に関する。
防水性が要求される環境下では、ハウジング本体部に対して防水栓圧着電線が接続された防水型コネクタが使用されることがある。
このような防水型コネクタに対する導通検査及び防水検査を行う装置として、特許文献1に開示の技術がある。特許文献1には、防水型コネクタの端子収容室に挿入された各端子金具に対して、各端子金具に対応して設けられた複数の検出子を端子収容室に挿入して導通が得られるか否かを検出することにより導通検査を行うと共に、防水型コネクタの内部にエアーを供給し、供給されたエアーの漏れがないか否かを検出することにより防水検査を行う検査装置が開示されている。
特開平8−255664号公報
ところで、防水栓コネクタにおいては、一部の孔部に防水栓圧着電線が挿入配設され、その他の孔部に防水栓が挿入配設されるものもある。また、このような防水型コネクタの中には、いくつかの孔部に対して、防水栓圧着電線及び防水栓の一回目の挿入作業場所とは別の場所に搬送した後に防水栓圧着電線が挿入されるものもある。この場合、防水型コネクタは、いくつかの孔部に防水栓圧着電線も防水栓も挿入配設されていない状態で、検査工程に供されることがある。つまり、検査工程では、孔部に対する防水栓の挿入の要否に応じて、防水栓が挿入されているか否か或いは防水栓が挿入されていないか否かを検査する必要がある。
しかしながら、特許文献1の検査装置によると、孔部に対する防水栓の要否に応じて、防水栓が挿入されているか否か或いは防水栓が挿入されていないか否か、すなわち、孔部に対する防水栓の挿入の有無を検査することは困難である。
そこで、この発明は、防水型コネクタの孔部に対する防水栓の挿入の有無について検査を可能にすることを目的とする。
第1の態様に係る防水型コネクタ検査装置であって、防水栓圧着電線及び防水栓を挿入可能な孔部が複数形成された防水型コネクタについて、前記複数の孔部に対して前記防水栓の挿入の有無を検査可能な防水型コネクタ検査装置であって、前記防水型コネクタを保持可能なホルダー部と、前記ホルダー部に対して相対的に接離移動可能な本体部と、前記ホルダー部に保持される前記防水型コネクタの前記複数の孔部に対応して配設され、前記複数の孔部内に進入可能な突出部を有し、前記突出部が前記複数の孔部内に進入した進入姿勢と前記突出部が前記複数の孔部から退出した退出姿勢との間で姿勢変更可能な複数の防水栓検知部材と、前記ホルダー部に対する前記本体部の相対近接移動に伴って、前記複数の防水栓検知部材をそれぞれ退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動可能な複数の押動部材と、前記複数の防水栓検知部材の姿勢に応じて前記複数の孔部に対する前記防水栓の挿入の有無を判定可能な防水判定部とを備え、前記複数の防水栓検知部材は、前記複数の孔部に対して前記防水栓が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能であると共に、前記複数の孔部に対して前記防水栓が挿入されている場合に前記突出部が前記防水栓に当接して姿勢変更を妨げられるように構成されている。
第2の態様に係る防水型コネクタ検査装置は、第1の態様に係る防水型コネクタ検査装置であって、前記複数の押動部材は、前記本体部が前記ホルダー部に対して相対的に近接位置にある状態で対応する前記防水栓検知部材を進入姿勢に姿勢変更させる進出位置と前記防水栓検知部材を退出姿勢に維持する退避位置との間で前記本体部に対して相対移動可能に配設されていると共に、付勢部材により前記本体部に対して前記退避位置から前記進出位置に向けて付勢された状態で配設されている。
第3の態様に係る防水型コネクタ検査装置は、第1又は2の態様に係る防水型コネクタ検査装置であって、前記複数の孔部に対応して配設されると共に直列に接続されたオンオフ切替可能な複数のスイッチ部を有する防水検査回路部をさらに備え、前記複数のスイッチ部のうち、前記複数の孔部のうち前記防水栓が挿入される第1孔部に対応して配設される第1スイッチ部はオフ状態で電気的に開状態となるように設定されると共に、前記複数の孔部のうち何も挿入されない前記第2孔部に対応して配設される第2スイッチ部はオフ状態で電気的に閉状態となるように設定され、前記防水判定部は、前記防水検査回路部の導通の有無に応じて前記第1孔部又は前記第2孔部に対する前記防水栓の挿入の有無を判定するように構成されている。
第4の態様に係る防水型コネクタ検査装置は、前記複数の孔部のうち前記防水栓圧着電線が挿入される第3孔部に対して前記防水栓圧着電線の挿入の有無を検査可能な第1〜3の態様のいずれか一態様に係る防水型コネクタ検査装置であって、前記本体部が前記ホルダー部に対して相対的に近接位置にある状態で、前記ホルダー部に保持される前記防水型コネクタの前記第3孔部内に挿入されている前記防水栓圧着電線の前記端子に対してそれぞれ前記防水型コネクタの先端側から接触可能なように、前記本体部に配設されている端子検知部材と、前記端子検知部材の前記端子に対する接触の有無に応じて、前記防水型コネクタの前記第3孔部に対する前記防水栓圧着電線の挿入の有無を判定可能な端子挿入判定部とをさらに備えている。
第1の態様に係る防水型コネクタ検査装置によると、押動部材が防水栓検知部材を退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更させるように押動可能に構成されている。この防水栓検知部材は、複数の孔部に防水栓が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能であると共に、複数の孔部に防水栓が挿入されている場合に突出部が防水栓に当接して姿勢変更が妨げられるように構成されている。そして、防水判定部により防水栓検知部材の姿勢に応じて複数の孔部に対する防水栓の挿入の有無を判定することにより、複数の孔部に対する防水栓の挿入の有無について検査を行うことができる。
第2の態様に係る防水型コネクタ検査装置によると、複数の孔部に対して防水栓が挿入されていない場合には、押動部材は、付勢部材の付勢力により進出位置に維持されて防水栓検知部材を退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動することができる。また、複数の孔部に対して防水栓が挿入されている場合には、押動部材は、退出姿勢に維持された防水栓検知部材に当接して付勢部材の収縮動作により退避位置に移動され、それ以上防水栓検知部材を押動しない。これにより、防水栓検知部材がより確実に複数の孔部に対する防水栓の有無に応じて姿勢変更するため、より正確に複数の孔部に対する防水栓の有無を検査することができる。
第3の態様に係る防水型コネクタ検査装置によると、第1孔部と第2孔部とに対して、それぞれオンオフ状態における電気的接続状態が異なるスイッチ部を配設することができる。このため、第1孔部に対しては防水栓が挿入されているか否か、第2孔部に対しては防水栓が挿入されていないか否かを検査することができる。
第4の態様に係る防水型コネクタ検査装置によると、防水型コネクタについて、防水検査及び端子挿入検査を一工程でかつ1つの装置で行うことができ、作業効率の向上が図れると共に設備費を軽減することができる。
防水型コネクタの一例を示す概略斜視図である。 防水型コネクタの断面図である。 防水型コネクタ検査装置の全体構成を示す概略側面図である。 防水型コネクタ検査装置の全体構成を示す概略平面図である。 図4のV−V線断面図である。 防水型コネクタの保持態様を示す断面図である。 複数の防水栓検知部材の配設態様を示す斜視図である。 複数の押動部材及び複数のスイッチ部の配設態様を示す斜視図である。 防水検査回路部及び防水判定部を示す図である。 セット位置にある状態の防水型コネクタ検査装置を示す断面図である。 検査位置で防水栓検知部材が退出姿勢に維持された状態の防水型コネクタ検査装置を示す断面図である。
実施形態に係る防水型コネクタ検査装置について説明する。
<1.防水型コネクタについて>
説明の便宜上、まず、本防水型コネクタ検査装置の検査対象となる防水型コネクタ10について説明する(図1参照)。なお、図1に示す防水型コネクタ10は、その一例である。
本防水型コネクタ検査装置の検査対象となる防水型コネクタ10は、自動車のワイヤーハーネス等に組込まれるコネクタであり、車体のうち防水性が要求される箇所に配設される。
この防水型コネクタ10は、樹脂製のハウジング本体部12に対して、複数の防水栓圧着電線18が接続されて構成されている。
ハウジング本体部12は、防水栓圧着電線18および防水栓P1を挿入可能で、基端側から先端側に向けて貫通するように形成された孔部14を有している。この孔部14は、
その先端側部分に後述する端子Tを収容可能であると共に、基端側部分に後述する防水栓P1、P2を収容可能に形成されている。ここでは、孔部14は断面視略円形に形成されている。
このハウジング本体部12に形成された複数の孔部14には、適宜箇所に防水栓圧着電線18又は防水栓P1が挿入される。
防水栓P1は、略円柱状(すなわち中実)に形成され、孔部14に嵌入可能なゴム部材である。そして、防水栓P1は、孔部14の基端側部分に嵌入された状態で孔部14の基端側開口を閉塞可能に構成されている(図2参照)。
防水栓圧着電線18は、電線W端部に対して、端子Tが圧着されると共に当該端子Tの基端側の位置に防水栓P2が圧着された構成である。防水栓P2は、中心に電線Wを挿通可能な挿通孔を有する略円筒状に形成され孔部14に嵌入可能に形成されたゴム部材である。この防水栓P2は、挿通孔に電線Wを挿通して孔部14の基端側部分に嵌入された状態で、孔部14の基端側開口を閉塞可能に構成されている(図2参照)。そして、防水栓圧着電線18は、孔部14の基端側開口を通じて、端子Tが孔部14の先端側部分に挿入されると共に、防水栓P2が孔部14の基端側部分に嵌入されることにより、ハウジング本体部12に対して接続される。
そして、防水型コネクタ10は、ハウジング本体部12に形成された複数の孔部14全てに対して、防水栓圧着電線18(防水栓P2)或いは防水栓P1が挿入された状態で、防水性が得られる。
一般的には、防水型コネクタ10は、ハウジング本体部12に対して、複数の孔部14のうち全ての孔部14に防水栓圧着電線18が挿入された状態で、或いは、防水栓圧着電線18(防水栓P2)が挿入されていない孔部14全てに防水栓P1が挿入された状態で検査工程に供される。ところが、中には、一部の孔部14に対して、防水栓圧着電線18および防水栓P1の一回目の挿入作業場所とは別の場所に搬送後、防水栓圧着電線を挿入するものがある。この場合、一部の孔部14に対して防水栓圧着電線18も防水栓P1も挿入されていない状態の防水型コネクタ10が、検査工程に供される。本防水型コネクタ検査装置は、ハウジング本体部12に形成された孔部14が、防水栓P1が挿入される第1孔部14aと、何も挿入されない第2孔部14bと、防水栓圧着電線18が挿入される第3孔部14cとを含む防水型コネクタ10を検査可能に構成される装置である。
ここでは、図1に示す防水型コネクタ10を検査対象とする例で説明する。図1の防水型コネクタ10は、6つの孔部14が2列に3つずつ並ぶように形成されたハウジング本体部12を有している。そして、このハウジング本体部12に形成された孔部14は、それぞれ、一方の列(図1の下側)の孔部14のうち一方側の2つ(図1の左側の2つ)が第1孔部14aであり、他方側の1つ(図1の右側の1つ)が第2孔部14bである。また、他方の列(図1の上側)の孔部14が第3孔部14cである。
本防水型コネクタ検査装置20は、上記のように一列上に形成されている孔部14のうちのいくつかに防水栓P1が挿入される防水型コネクタ10を検査対象とするものである。
もっとも、防水型コネクタ10は、ハウジング本体部12に形成された一方の列の孔部14のうち、全部が防水栓P1が挿入される第1孔部14aである構成、或いは、全部が何も挿入されない第2孔部14bである構成の場合もある。本防水型コネクタ検査装置20は、このような防水型コネクタ10についても検査可能である。
<2.防水型コネクタ検査装置の構成>
本実施形態に係る防水型コネクタ検査装置20の構成について説明する(図3〜図5参照)。本防水型コネクタ検査装置20は、防水型コネクタ10について、(ハウジング本体部12に一列上に形成されている)第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を検査するための装置である。
防水型コネクタ検査装置20は、ホルダー部30と、本体部40と、複数の防水栓検知部材50と、複数の押動部材60と、防水検査回路部70と、防水判定部80と、端子挿入検査部90とを備えている。
ホルダー部30は、防水型コネクタ10を一定位置及び一定姿勢で保持可能に構成されている。このホルダー部30は、樹脂等により略直方体形状に成型された部材であり、保持凹部32とスリット部34とを有している。
保持凹部32は、ホルダー部30の一主面で開口し、防水型コネクタ10のハウジング本体部12を収容可能な内部空間を有する凹形状に形成されている(図3、図5参照)。この保持凹部32の大きさは、ハウジング本体部12全体を収容可能な(ここでは、ハウジング本体部12より僅かに大きい)大きさに設定されている。より具体的には、保持凹部32は、ハウジング本体部12を、孔部14の貫通方向と略直交する方向(ここでは第3孔部14cの列から第1孔部14a及び第2孔部14bの列に向かう方向)に沿って前記開口を通じて挿入配設可能で、かつ、この姿勢でハウジング本体部12を収容可能に構成されている。つまり、保持凹部32は、図6に示すように、ハウジング本体部12を、第3孔部14cより第1孔部14a及び第2孔部14bのほうが底側に配設される姿勢で収容可能に形成されている。
また、保持凹部32は、ハウジング本体部12を、その先端部(少なくとも第3孔部14cの先端部)を露出する態様で収容可能に形成されている。より具体的には、保持凹部32は、ホルダー部30の一主面と隣接する面(ここでは、後述するスリット部34と対向する位置)の一部において保持凹部32が開放されるように形成されている(図7参照)。以下、ホルダー部30について、保持凹部32に収容されるハウジング本体部12の先端側の端部をホルダー部30の先端部、その他方の端部(スリット部34側端部)を基端部として説明する。
スリット部34は、保持凹部32に収容されるハウジング本体部12の第3孔部14cに挿入された防水栓圧着電線18の電線Wを配設可能、かつ、ホルダー部30の外方に延出可能に形成されている(図5参照)。より具体的には、スリット部34は、保持凹部32と略同方向に開口し、保持凹部32内に収容された状態におけるハウジング本体部12の第3孔部14cの位置より深く形成されている。スリット部34の幅寸法は、ハウジング本体部12の幅寸法より幅狭に形成されている。
さらに、ホルダー部30には、検知部材収容凹部36とホルダー側挿通孔部38とが形成されている。
検知部材収容凹部36は、保持凹部32内に開口し、後述する複数の防水栓検知部材50を姿勢変更可能に配設可能な内部空間を有する凹形状に形成されている(図5、図6参照)。より具体的には、検知部材収容凹部36は、保持凹部32に配設されるハウジング本体部12のうち複数の第1孔部14a及び第2孔部14bの基端部と対向する位置で、保持凹部32内に開口するように形成されている。ここでは、検知部材収容凹部36は、保持凹部32内に向けて、後述する複数の防水栓検知部材50の突出部52を配設可能な大きさに開口するように形成されている。
ホルダー側挿通孔部38は、後述する複数の押動部材60の先端側部分をそれぞれ挿通可能に複数(ここでは3箇所に)形成されている(図5参照)。より具体的には、複数のホルダー側挿通孔部38は、検知部材収容凹部36内に配設される後述する複数の防水栓検知部材50の当接部56の先端部に対して、それぞれ対向する位置で開口するように、ホルダー部30の基端部と先端部とを結ぶ方向に沿って形成されている。また、ホルダー側挿通孔部38はホルダー部30の先端部で開口するように形成されている。
本体部40は、樹脂等により略直方体形状に成型された部材であり、検査凹部42を有している(図3、図5参照)。検査凹部42は、本体部40の一主面で開口し、ホルダー部30の先端側部分を収容可能な内部空間を有する凹形状に形成されている。
本体部40は、ホルダー部30に保持される防水型コネクタ10の先端部と基端部とを結ぶ方向に沿って、ホルダー部30に対して近接した検査位置と離間したセット位置との間で相対的に接離移動可能に構成されている(図5、図10参照)。ここで、検査位置とは、ホルダー部30の先端側部分が本体部40の検査凹部42内に奥側まで配設される位置であり、セット位置とは、ホルダー部30に防水型コネクタ10をセット可能な位置である。また、ここでは、本体部40がホルダー部30に対して移動するように構成されている。本体部40がホルダー部30に対して接離移動される構成を以下に説明する。
本防水型コネクタ検査装置20は、一主面上に一方向に沿ってガイドレール23が配設された基台部22を有している。ホルダー部30は、その先端部と基端部とを結ぶ方向がガイドレール23の延設方向に沿う姿勢で基台部22の一主面上に固定されている。また、本体部40は、ガイドレール23に沿って移動可能なように、基台部22に対して支持されている。より具体的には、本体部40は、ホルダー部30の先端部と検査凹部42の開口側部分とが対向する姿勢で、基台部22に対して移動可能に支持されている。この基台部22は、防水型コネクタ10に対する検査工程の作業場(作業台等)に対してネジ止め等により固定可能に構成されているとよい。
また、ホルダー部30と本体部40とは、離間付勢部材25により離間方向に向けて付勢されている(図3、図5参照)。より具体的には、ホルダー部30と本体部40との間には、離間付勢部材25(ここではコイルバネ)が、本体部40がホルダー部30に対して相対移動する方向に沿って圧縮状態で配設されている。さらに、基台部22には、ホルダー部30に対して本体部40を接離移動操作可能な操作レバー24が配設されている(図3参照)。ここでは、操作レバー24は、本体部40の他主面に当接可能なカム面24aを有し、基台部22に対する支持軸周りに回転操作されることによりカム面24aが本体部40に当接し、本体部40をホルダー部30側に押動可能に構成されている。つまり、本体部40は、操作レバー24が操作されて押動されることによりホルダー部30に対して近接移動し、操作レバー24が操作されない状態では、離間付勢部材25によりホルダー部30に対してセット位置に維持される。
もっとも、本体部40をホルダー部30に対して移動させる構成はこれに限られず、例えば、操作レバーと本体部40とが所定のリンク部材により連結された構成であってもよいし、本体部40をリニアモータ等により駆動する構成であってもよい。また、本体部40に対してホルダー部30が移動される構成であってもよい。
また、本体部40には、後述する複数の押動部材60の基端側部分をそれぞれ挿通移動可能に配設可能な本体側挿通孔部48が複数(ここでは3箇所に)形成されている(図5参照)。本体側挿通孔部48は、ホルダー部30に形成されているホルダー側挿通孔部38と対向するように検査凹部42内に開口し、ホルダー部30と本体部40との接離方向に沿って貫通するように形成されている。
防水栓検知部材50は、樹脂、金属等により形成され、突出部52と当接部56とを有している(図3、図5参照)。ここでは、防水栓検知部材50は、略棒状のアーム部54の各端部から、その長手方向に略直交する方向の一方側に向けて、突出部52と当接部56とがそれぞれ突出するように一体形成された部材である。突出部52は、ホルダー部30に保持される防水型コネクタ10の基端側から第1孔部14a又は第2孔部14b内に進入可能に形成されている(図5参照)。より具体的には、突出部52は、孔部14の断面形状より小さい断面形状に形成されている。
防水栓検知部材50は、各第1孔部14a及び第2孔部14bに対応してホルダー部30に複数(ここでは3つ)配設され、進入姿勢と退出姿勢との間で姿勢変更可能に構成されている。ここで、進入姿勢とは、突出部52が第1孔部14a又は第2孔部14b内に対してその基端側開口を通じて進入した姿勢であり、退出姿勢とは、突出部52が第1孔部14a又は第2孔部14bから退出した姿勢である。すなわち、防水栓検知部材50の突出部52は、進入姿勢でホルダー部30の保持凹部32内に突出した状態となる(図3、図4参照)。なお、前記退出姿勢には、突出部52が、第1孔部14a又は第2孔部14bに配設された防水栓P1に当接した姿勢も含まれるものとする。以下、防水栓検知部材50についてより具体的な配設態様を説明する。
この防水栓検知部材50は、ホルダー部30に形成された検知部材収容凹部36内に、支軸部51に対して軸周りに姿勢変更可能(回転可能)に支持されて配設される(図5参照)。支軸部51は、ホルダー部30の幅方向に沿う姿勢で、その両端部を検知部材収容凹部36の幅方向両側の壁部に支持されている。より具体的には、防水栓検知部材50は、アーム部54の長手方向と突出部52及び当接部56の突出方向とが、支軸部51に対して略直交する姿勢で支持されている。すなわち、突出部52及び当接部56は、支軸部51の軸周りにおいて、近似的に突出方向に前後移動される。ここでは、防水栓検知部材50の姿勢変更範囲は、当接部56が後述する押動部材60の先端部分の移動軌跡上及び先端側(ホルダー部30の基端側)延長線上に位置する範囲内である(図10、図5参照)。なお、この防水栓検知部材50の姿勢変更は、アーム部54が検知部材収容凹部36の基端側の壁部に当接することにより規制されるとよい(図10参照)。
検知部材収容凹部36内には、複数(ここでは3つ)の防水栓検知部材50が1つの支軸部51に対して支持されて配設される(図7参照)。なお、複数の防水栓検知部材50は、支軸部51に対してそれぞれ独立して姿勢変更可能に支持されている。
上記のように検知部材収容凹部36内に配設された複数の防水栓検知部材50の各突出部52は、その先端部が保持凹部32内に配設されるハウジング本体部12の複数の第1孔部14a又は第2孔部14bの基端部に対向する位置に配設される。また、各当接部56は、それぞれ複数のホルダー側挿通孔部38(挿通される複数の押動部材60の先端部)に対向する位置に配設される。
そして、複数の防水栓検知部材50は、第1孔部14a又は第2孔部14bに対して防水栓P1が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能である。また、第1孔部14a又は第2孔部14bに対して防水栓P1が挿入されている場合に突出部52が防水栓P1に当接して姿勢変更を妨げられるように構成されている。
この防水栓検知部材50は、退出用付勢部材58により進入姿勢から退出姿勢に姿勢変更されるように支軸部51周りに回動付勢されて配設されている(図5参照)。より具体的には、退出用付勢部材58としてのコイルバネが、アーム部54のうち長手方向当接部56側でかつ当接部56の突出方向と反対側の部分と、これに対向する検知部材収容凹部36の(基端側の)壁部との間に圧縮状態で配設されている。すなわち、防水栓検知部材50は、当接部56が押動されない状態では退出姿勢に維持され、当接部56が押動されると退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更される。
押動部材60は、複数の防水栓検知部材50に対応して複数配設され、ホルダー部30に対する本体部40の相対近接移動に伴って、複数の防水栓検知部材50をそれぞれ退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動可能に配設されている。
押動部材60は、樹脂、金属等により長尺棒状(ここでは断面視略円形の長尺棒状)に形成され、その長手方向中途部に他の部分より断面積が大きく(ここでは大径に)形成された鍔部62を有している(図3、図8参照)。
この押動部材60は、基端側部分(鍔部62を含む部分)が本体部40の本体側挿通孔部48内に配設されると共に、先端側部分が本体側挿通孔部48からホルダー部30側に延出するように配設される(図5参照)。ここでは、押動部材60の先端側部分は、本体部40がホルダー部30に対してセット位置にある状態でホルダー側挿通孔部38内に挿通される。また、押動部材60の先端側部分は、本体部40がホルダー部30に対して検査位置にある状態で、先端部が検知部材収容凹部36内に突出すると共にその他の部分がホルダー側挿通孔部38内に挿通されるようにして配設される。なお、ホルダー側挿通孔部38及び本体側挿通孔部48は、その内部空間に配設される押動部材60の形状に応じて、断面視略円形に形成されている。
上記のように配設された状態で、押動部材60は、ホルダー部30と本体部40との接離方向に沿って移動可能に構成されている。すなわち、ホルダー側挿通孔部38及び本体側挿通孔部48は、押動部材60を、ホルダー部30と本体部40との接離方向に沿ってガイドする構成である。より具体的には、本体部40の本体側挿通孔部48は、移動される押動部材60の鍔部62を配設可能かつ移動規制なように部分的に大径に(ここでは本体側挿通孔部48の中途部で大径に)形成された大径部分46を有している(図3、図8参照)。ここでは、押動部材60は、大径部分46のホルダー部30側端部に鍔部62が当接することにより、ホルダー部30側への移動が規制される。
また、押動部材60は、本体部40に対して進出位置と退避位置との間で相対移動可能に構成されている(図5参照)。また、押動部材60は、本体部40に対して押動用付勢部材66により退避位置から進出位置に向けて付勢された状態で配設されている。ここで、進出位置とは鍔部62が本体側挿通孔部48の大径部分46のホルダー部30側端部に当接した位置であり、換言すると、本体部40がホルダー部30に対して検査位置にある状態で、対応する防水栓検知部材50を進入姿勢に姿勢変更させる位置である(図5参照)。また、退避位置とはホルダー部30から離間する向きに移動されて押動用付勢部材66が圧縮された位置であり、換言すると、本体部40がホルダー部30に対して検査位置にある状態で防水栓検知部材50を退出姿勢に維持する位置である(図11参照)。より具体的には、本体側挿通孔部48の大径部分46の内部空間には、押動部材60の鍔部62の基端側の部分に外装された押動用付勢部材66としてのコイルバネが圧縮状態で配設されている。すなわち、押動部材60は、本体部40のホルダー部30に対する近接移動に際して、本体部40により押動用付勢部材66を介してホルダー部30側に押されて移動するように配設されている。これにより、押動部材60は、ホルダー部30側から本体部40側に向けて押圧されると、押動用付勢部材66の圧縮範囲内で本体部40に対して相対的に進出位置から退避位置側に向けて退避移動可能である。
そして、押動部材60は、本体部40がホルダー部30に対してセット位置から検査位置に移動されると、その先端部がホルダー側挿通孔部38を通じて検知部材収容凹部36内に突出される。この際、押動部材60は、ホルダー側挿通孔部38に対向する位置に配設された防水栓検知部材50の当接部56を押圧する。すなわち、押動部材60は、防水栓検知部材50に対して、退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更する向きに力を作用させる。ここで、保持凹部32に収容されたハウジング本体部12の第1孔部14a又は第2孔部14bに防水栓P1が挿入されていない場合は、押動部材60は、押動用付勢部材66の付勢力により本体部40に対して進出位置に維持された状態で当接部56を押動する。これにより、防水栓検知部材50は、突出部52が当該第1孔部14a又は第2孔部14b内に進出した進入姿勢に姿勢変更される(図5参照)。また、防水栓P1が挿入されている場合は、防水栓検知部材50は、突出部52が当該防水栓P1に当接して防水栓検知部材50は退出姿勢に維持される。これにより、押動部材60は、当接部56により本体部40側に押動され、押動用付勢部材66が収縮変形されて本体部40に対して進出位置から退避位置に相対移動される(図11参照)。押動部材60は、上記のようにして、防水栓検知部材50を進入姿勢と退出姿勢との間で姿勢変更操作する構成である。
防水検査回路部70は、複数の防水栓検知部材50の姿勢に応じて導通可能に構成されている。より具体的には、防水検査回路部70は、第1孔部14a又は第2孔部14bに対応して配設されたオンオフ切替可能なスイッチ部72を複数(ここでは3つ)有している。そして、防水検査回路部70は、複数のスイッチ部72のオンオフ状態に応じて導通可能に構成されている(図8、図9参照)。
スイッチ部72は、作用部73を操作することによりオンオフ切替可能に構成されている。ここでは、スイッチ部72は、作用部73が本体に対して押し込み可能に配設されたマイクロスイッチである。
この複数のスイッチ部72は、それぞれ対応する押動部材60が本体部40に対して退避位置に相対移動(ホルダー部30側から本体部40側に向けて移動)されることにより、押動部材60の基端部が作用部73を押動してオンオフ切替されるように配設されている(図3参照)。より具体的には、スイッチ部72は、本体側挿通孔部48のうち検査凹部42と反対側の開口部の前方位置(前記開口部に対向する位置)に作用部73が位置するように配設されている。すなわち、スイッチ部72は、押動部材60が押動用付勢部材66を圧縮して退避位置に移動された状態で、作用部73が押動部材60の基端部により本体に押し込まれる位置に配設されているのである。ここでは、複数のスイッチ部72は、本体部40に形成されたスイッチ配設凹部49内に部分的に収容された状態で、並列状に本体部40に対してネジ止め等により固定されている。このスイッチ部72の固定姿勢は、作用部73の押し込み方向が押動部材60の移動方向と略直交する姿勢である。
また、押動部材60の基端部には、基端側に向けて徐々に小径になるテーパー部68が形成されている(図3参照)。これにより、押動部材60の移動方向と作用部73の押し込み方向とが略直交する本実施形態の構成の場合でも、より確実に作用部73を操作してスイッチ部72をオンオフ切替することができる。
そして、複数の押動部材60は、ホルダー部30が本体部40に対して検査位置に移動された状態で、それぞれ複数の防水栓検知部材50の姿勢に応じて対応するスイッチ部72をオンオフ切替操作可能に構成されている。より具体的には、各押動部材60は、ホルダー部30と本体部40とがセット位置から検査位置に移動される際に、対応する防水栓検知部材50が退出姿勢に維持されると退避位置に移動して対応するスイッチ部72の作用部73を押し込む(図5参照)。また、各押動部材60は、対応する防水栓検知部材50が進入姿勢に姿勢変更されると、作用部73に対して作用しない進出位置に維持される(図11参照)。
防水検査回路部70は、上記複数のスイッチ部72が導線等により直列に接続されて構成されている(図9参照)。すなわち、防水検査回路部70は、複数のスイッチ部72全てが電気的に閉状態となった場合に全体として導通する。
防水判定部80は、複数の防水栓検知部材50の姿勢に応じて第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓の挿入の有無を判定可能である。より具体的には、防水判定部80は、防水検査回路部70の導通の有無に応じて第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を判定するように構成されている。この防水判定部80は、防水検査回路部70に対して直列に接続されており、防水検査回路部70が導通状態で良好と判定し、非導通状態で不良と判定するように設定されている(図9参照)。防水判定部80の構成としては、例えば、電源と電球、ブザー或いは良否を表示可能な液晶ディスプレイ等の表示装置等を採用することができる。
また、本実施形態に係る防水型コネクタ検査装置20においては、複数のスイッチ部72として、オフ状態で電気的に開状態にされるように設定されたものと閉状態にされるように設定されたものとが適宜採用されている。検査段階において、防水栓P1が配設されているべき第1孔部14aについては防水栓P1が配設されている場合に良好と判定することが好ましく、防水栓P1が配設されるべきでない第2孔部14bについては防水栓P1が配設されていない場合に良好と判定することが好ましい。つまり、この要請に応じて適宜スイッチ部72を採用すべきである。
ここでは、複数のスイッチ部72のうち、第1孔部14aに対応して配設される第1スイッチ部72pはオフ状態で電気的に開状態となるように設定される(NO)と共に、第2孔部14bに対応して配設される第2スイッチ部72eはオフ状態で電気的に閉状態となるように設定されている(NC)。図9には、図1に示す防水型コネクタ10を本防水型コネクタ検査装置20の検査対象とする場合の複数のスイッチ部72を示している。
すなわち、第1スイッチ部72pは、第1孔部14aに防水栓P1が配設されている場合、防水栓検知部材50が退出姿勢に維持されて押動部材60が退避位置に移動されることにより、作用部73が押し込まれて(オン状態となって)電気的に閉状態にされる。また、第1スイッチ部72pは、第1孔部14aに防水栓P1が配設されていない場合、防水栓検知部材50が進入姿勢に姿勢変更して押動部材60が進出位置に維持されるため、作用部73が押し込まれずに(オフ状態に維持されて)電気的に開状態に維持される。
一方、第2スイッチ部72eは、第2孔部14bに防水栓P1が配設されている場合、オン状態となって電気的に開状態にされる。また、第2スイッチ部72eは、第2孔部14bに防水栓P1が配設されていない場合、オフ状態に維持されて電気的に閉状態に維持される。
端子挿入検査部90は、端子検知部材92と端子挿入判定部96とを有している(図8参照)。この端子挿入検査部90は、防水型コネクタ10のハウジング本体部12に形成された第3孔部14cに対して防水栓圧着電線18の挿入の有無を検査可能に構成されている。より具体的には、端子挿入検査部90は、第3孔部14cの先端側部分に防水栓圧着電線18の端子Tが良好に収容されているか否かを検査可能である。
端子検知部材92は、本体部40がホルダー部30に対して近接位置にある状態で、ホルダー部30に保持される防水型コネクタ10の複数の第3孔部14c内に挿入されている防水栓圧着電線18の端子Tに対して、防水型コネクタ10の先端側から接触可能なように配設されている(図3、図5参照)。この端子検知部材92は、防水型コネクタ10の複数の第3孔部14cに対応して本体部40に複数(ここでは3つ)配設されている。
ここでは、端子検知部材92は、その先端部に設けられた接触部92aが対象物に接触した状態で電気的に閉状態となるように構成された導通プローブである。ここで、接触部92aが対象物に接触した状態とは、接触部92aが対象物に当接しかつ押圧された状態を言う。
複数の端子検知部材92は、ホルダー部30に保持される防水型コネクタ10の各第3孔部14cの先端部に対向する位置で、接触部92aを検査凹部42内に突出させるようにそれぞれ本体部40に配設されている。すなわち、各端子検知部材92は、ホルダー部30と本体部40とが検査位置にある状態で、接触部92aが、保持凹部32内に配設されたハウジング本体部12の第3孔部14cの先端側開口を通じて挿入され、その内に配設されている防水栓圧着電線18の端子Tに接触するように配設されている。そして、端子検知部材92は、接触部92aが端子Tに接触した状態で電気的に閉状態となる。
この複数の端子検知部材92は、導線等により直列に接続されている(図8参照)。この複数の端子検知部材92が接続された回路を端子挿入検査回路部94という。そして、端子挿入検査回路部94は、複数の端子検知部材92全てが導通した状態で全体として導通する。
端子挿入判定部96は、複数の端子検知部材92の導通の有無に応じて、防水型コネクタ10の第3孔部14cに対する防水栓圧着電線18の挿入の有無を判定可能に構成されている。より具体的には、端子検知部材92は、端子挿入検査回路部94に対して直列に接続されており、端子挿入検査回路部94が導通状態で良好と判定し、非導通状態で不良と判定するように設定されている。端子挿入判定部96の構成としては、防水判定部80の構成と同様の構成を採用することができる。
これまで、防水型コネクタ検査装置20について、図1に示す防水型コネクタ10を検査対象とする例で説明してきたが、防水型コネクタ検査装置20はこれに限られるものではない。防水型コネクタ検査装置20は、例えば、ハウジング本体部12の一列上の全ての孔部14に防水栓P1が配設されている(一列全て第1孔部14aである)防水型コネクタ10、或いは、一列上の全ての孔部14に防水栓圧着電線18も防水栓P1も配設されない(一列全て第2孔部14bである)防水型コネクタ10についても検査可能である。この場合、孔部14に対する防水栓P1の挿入の要否に応じて、第1スイッチ部72a又は第2スイッチ部72bを配設するとよい。
また、防水判定部80が第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を判定する構成は上記のものに限られない。例えば、防水判定部80は、各種距離センサ、マイクロスイッチ等を含む接触式のセンサを用いて、防水栓検知部材50の姿勢変更を直接検出する構成であってもよい。つまり、本体部40がホルダー部30に対して検査位置にある状態で、防水栓検知部材50が進入姿勢であるか退出姿勢であるかを検出して第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を判定すればよい。
<3.防水型コネクタ検査装置の動作>
次に、防水型コネクタ検査装置20の動作について図5、図10、図11を参照しつつ説明する。
動作説明にあたって、防水型コネクタ検査装置20は、以下の初期状態にあるものとして説明する(図10参照)。本体部40は、ホルダー部30に対して離間したセット位置に位置している。複数の防水栓検知部材50は、それぞれ退出用付勢部材58の付勢力により退出姿勢に維持されている。また、複数の押動部材60は、それぞれ押動用付勢部材66の付勢力によりホルダー部30側に押付けられ、対応するスイッチ部72の作用部73に対して作用していない(基端部が作用部73に対してホルダー部30側の位置に位置する)状態に維持されている。
まず、作業者は、検査対象となる防水型コネクタ10をホルダー部30に対してセットする(図6、図10参照)。より具体的には、防水型コネクタ10のハウジング本体部12を、開口を通じて保持凹部32内に配設すると共に、ハウジング本体部12から延びる電線Wをスリット部34内に配設し、スリット部34を通じてホルダー部30の外方に延出させる。この状態で、防水型コネクタ10は、第1孔部14a及び第2孔部14bの基端部が検知部材収容凹部36の開口部(防水栓検知部材50の突出部52)に対向して配設されると共に、複数の孔部14の先端部がホルダー部30の先端側に露出した状態で、ホルダー部30に保持される。
防水型コネクタ10をホルダー部30にセットした後、作業者は、操作レバー24を操作して、本体部40をホルダー部30に対してセット位置から検査位置に近接移動させていく。
本防水型コネクタ検査装置20では、本体部40のホルダー部30に対する近接移動に伴って、防水検査と端子挿入検査とが略同時に行われる。よって、まず防水検査について説明した後に、端子挿入検査について説明する。
近接移動に伴って、複数の押動部材60はホルダー側挿通孔部38内を徐々にホルダー部30側に挿通移動していく。さらに本体部40がホルダー部30に対して近接移動されると、複数の押動部材60の先端部は、開口を通じて検知部材収容凹部36内に突出すると共に防水栓検知部材50の当接部56に当接する。
押動部材60が防水栓検知部材50の当接部56に当接する位置からさらに本体部40が移動されると、複数の押動部材60は、それぞれ対応する当接部56を押圧して防水栓検知部材50に対して退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更する向きに力を作用させる。そして、その後、複数の防水栓検知部材50及びこれに対応する複数の押動部材60は、対応する第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無に応じて動作する。
まず、防水栓P1が挿入されていない状態の第1孔部14a又は第2孔部14bに対応する防水栓検知部材50及び押動部材60の動作について説明する(図5参照)。押動部材60は、本体部40に対して進出位置に維持された状態で、本体部40の移動に伴って防水栓検知部材50の当接部56を押動していく。これにより、防水栓検知部材50は、退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更される。より具体的には、防水栓検知部材50は、当接部56がその突出方向と反対側に押動されることにより、支軸部51周りに姿勢変更されて、突出部52が開口を通じて保持凹部32内に進出移動される。すなわち、突出部52は、保持凹部32内に配設されているハウジング本体部12に形成された第1孔部14a又は第2孔部14b内にその基端側開口から進入していく。そして、本体部40がホルダー部30に対して検査位置まで移動されると、防水栓検知部材50は完全に進入姿勢に姿勢変更された状態となる。なお、この状態でも、押動部材60は、進出位置に配設されて作用部73に作用しない状態にある。すなわち、スイッチ部72はオフ状態に維持される。
次に、防水栓P1が挿入された状態の第1孔部14a又は第2孔部14bに対応する防水栓検知部材50及び押動部材60の動作について説明する(図11参照)。防水栓検知部材50は、押動部材60の押圧力により、退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更しようとする。すると、防水栓検知部材50の突出部52が保持凹部32内に配設されているハウジング本体部12の第1孔部14a又は第2孔部14b内に配設された防水栓P1に当接して姿勢変更が停止される。ここでは、防水栓検知部材50は、防水栓P1に当接するまで若干姿勢変更する。なお、この防水栓P1に当接した姿勢も退出姿勢である。防水栓検知部材50が退出姿勢で停止されることにより、押動部材60は、当接部56に当接した位置でホルダー部30側への移動を規制され、本体部40の移動に伴って押動用付勢部材66を圧縮して本体部40に対して相対的に退避移動される。この退避移動に伴って、押動部材60の基端部はスイッチ部72の作用部73に当接し、そのテーパー部68の傾斜に沿って徐々に作用部73を押し込んでいく。そして、本体部40がホルダー部30に対して検査位置まで移動されると、押動部材60は、作用部73を押し込んだ退避位置まで移動し、スイッチ部72をオン状態に切替える。
上記孔部14が第1孔部14aである場合、対応する第1スイッチ部72pは、第1孔部14aに防水栓P1が挿入されていない状態で電気的に開状態に維持され、防水栓P1が挿入された状態で電気的に閉状態に切替えられる。
また、孔部14が第2孔部14bである場合、対応する第2スイッチ部72eは、第2孔部14bに防水栓P1が挿入されていない状態で電気的に閉状態に維持され、防水栓P1が挿入された状態で電気的に開状態に切替えられる。
第1孔部14aに防水栓P1が挿入され、第2孔部14bに防水栓P1が挿入されていない場合には、複数のスイッチ部72が全て電気的に閉状態となり、防水検査回路部70は導通状態となる(図9参照)。そして、防水判定部80は、防水検査回路部70の導通により、検査対象となっている防水型コネクタ10の全ての第1孔部14a及び第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を良好と判定する。
また、第1孔部14aのうち一つでも防水栓P1が挿入されていない又は第2孔部14bのうち一つでも防水栓P1が挿入されている場合には、その第1孔部14a又は第2孔部14bに対応する第1スイッチ部72p又は第2スイッチ部72eが電気的に開状態となる。これにより、防水検査回路部70は全体として非導通状態となる。そして、防水判定部80は、防水検査回路部70の非導通により、検査対象となっている防水型コネクタ10の第1孔部14a及び第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を不良と判定する。
次に端子挿入検査について説明する。本体部40のホルダー部30に対する近接移動に伴って、複数の端子検知部材92の接触部92aは、ホルダー部30に保持された防水型コネクタ10の第3孔部14cの先端部に対して、徐々に相対近接移動される。さらに本体部40がホルダー部30に対して近接移動されると、接触部92aは、第3孔部14cの先端側開口を通じて、その内部に進入する。
そして、本体部40がホルダー部30に対して検査位置に移動されると、接触部92aは、第3孔部14cに挿入されている防水栓圧着電線18の端子Tの先端部に接触する位置まで、第3孔部14cの先端側部分に進入した状態となる(図5、図11参照)。
防水型コネクタ10の複数の第3孔部14c全てに対して良好に防水栓圧着電線18が挿入されている場合、複数の端子検知部材92の各接触部92aが各端子Tの先端部に接触して、複数の端子検知部材92全てが電気的に閉状態となる。これにより、端子挿入検査回路部94は導通され、端子挿入判定部96は、複数の防水栓圧着電線18の各第3孔部14cに対する挿入状態を良好と判定する。
また、複数の第3孔部14cのうちいずれか1つでも防水栓圧着電線18が良好に挿入されていない場合、その第3孔部14cに対応する端子検知部材92は、接触部92aが端子Tに接触せず、電気的に開状態となる。ここで、防水栓圧着電線18が良好に挿入されていない場合とは、防水栓圧着電線18が第3孔部14cに挿入されていない状態又は第3孔部14cに対して完全に(奥側まで)挿入されていない状態等を指す。これにより、端子挿入検査回路部94が全体として非導通状態となり、端子挿入判定部96は、複数の防水栓圧着電線18の各第3孔部14cに対する挿入状態を不良と判定する。
上記のように、この防水型コネクタ検査装置20は、本体部40をホルダー部30に対してセット位置から検査位置に近接移動させることにより、防水検査及び端子挿入検査を行うことができる。作業者は、防水判定部80及び端子挿入判定部96の判定結果を確認することにより、検査対象である防水型コネクタ10の各検査の良否を知ることができる。
判定結果を確認した後、作業者は、操作レバー24を操作して本体部40をホルダー部30に対して離間移動させ、セット位置に戻す。このとき本体部40は、離間付勢部材25による付勢力によりセット位置側に移動される。
本体部40がホルダー部30に対してセット位置に移動されると、作業者は、検査を終了した防水型コネクタ10をホルダー部30から取り出す。そして、作業者は、この防水型コネクタ10が両検査で良好と判定された場合は次工程等に供し、いずれかの検査或いは両検査で不良と判定された場合は不良品として除去或いは組立てなおしの工程等に供するとよい。
以上の操作により1つの防水型コネクタ10に対する検査が終了する。この後、他の検査対象となる防水型コネクタ10についても、上記と同様にして検査を行っていくとよい。
上記のように構成された防水型コネクタ検査装置20によると、押動部材60が防水栓検知部材50を退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更させるように押動可能に構成されている。この防水栓検知部材50は、第1孔部14a又は第2孔部14bに防水栓P1が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能であると共に、第1孔部14a又は第2孔部14bに防水栓P1が挿入されている場合に突出部52が防水栓P1に当接して姿勢変更が妨げられるように構成されている。そして、防水判定部80により防水栓検知部材50の姿勢に応じて第1孔部14a及び第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無を判定することにより、第1孔部14a及び第2孔部14bに対する防水栓P1の挿入の有無について検査を行うことができる。つまり、第1孔部14a又は第2孔部14bごとに防水検査を行うため、検査工程において複数の孔部14のうちのいくつかに防水栓圧着電線18も防水栓P1も挿入されていないような防水型コネクタ10についても、検査を行うことができる。
また、押動部材60は、第1孔部14a又は第2孔部14bに対して防水栓P1が挿入されていない場合には、押動部材60は、押動用付勢部材66の付勢力により進出位置に維持されて防水栓検知部材50を退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動することができる。また、第1孔部14a又は第2孔部14bに対して防水栓P1が挿入されている場合には、押動部材60は、退出姿勢に維持された防水栓検知部材50に当接して押動用付勢部材66の収縮動作により退避位置に移動され、それ以上防水栓検知部材50を押動しない。これにより、防水栓検知部材50がより確実に第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の有無に応じて姿勢変更するため、より正確に第1孔部14a又は第2孔部14bに対する防水栓P1の有無を検査することができる。また、押動部材60が、防水栓検知部材50が退出姿勢に維持された状態で押動用付勢部材66により押動力を吸収されて退避位置に移動されるため、防水栓検知部材50に対して余分な負荷が掛かることを抑制することができる。
また、第1孔部14aと第2孔部14bに対して、それぞれオンオフ状態における電気的接続状態が異なるスイッチ部72を配設することができる。すなわち、防水栓P1が挿入される第1孔部14aに対応して配設された第1スイッチ部72pがオフ状態で電気的に開状態にされ、何も挿入されない第2孔部14bに対応して配設された第2スイッチ部72eがオフ状態で電気的に閉状態にされるように設定されている。このため、防水栓P1の挿入要否に応じて、第1孔部14aに対しては防水栓P1が挿入されているか否か、第1孔部14bに対しては防水栓P1が挿入されていないか否かを検査することができる。
また、複数のスイッチ部72及び複数の端子検知部材92が本体部40に配設されているため、防水検査回路部70及び端子挿入検査回路部94の配線を本体部40からまとめて引き出すことができるため、配線を容易にコンパクトにまとめることができる。さらに、複数のスイッチ部72を、本体部40のスイッチ配設凹部49に露出する態様で配設しているため、メンテナンスをし易いという利点もある。
また、防水型コネクタ10について、防水検査及び防水型コネクタ10のハウジング本体部12に形成された第3孔部14cの先端側部分に防水栓圧着電線18の端子Tが良好に収容されているか否かを検査する端子挿入検査を、一工程でかつ1つの装置で行うことができ、作業効率の向上が図れると共に設備費を軽減することができる。
10 防水型コネクタ
14 孔部
14a 第1孔部
14b 第2孔部
14c 第3孔部
18 防水栓圧着電線
20 防水型コネクタ検査装置
30 ホルダー部
32 保持凹部
40 本体部
50 防水栓検知部材
52 突出部
60 押動部材
70 防水検査回路部
72 スイッチ部
72p 第1スイッチ部
72a 第2スイッチ部
80 防水判定部
92 端子検知部材
94 端子挿入検査回路部
96 端子挿入判定部
P1 防水栓
T 端子

Claims (4)

  1. 防水栓圧着電線及び防水栓を挿入可能な孔部が複数形成された防水型コネクタについて、前記複数の孔部に対して前記防水栓の挿入の有無を検査可能な防水型コネクタ検査装置であって、
    前記防水型コネクタを保持可能なホルダー部と、
    前記ホルダー部に対して相対的に接離移動可能な本体部と、
    前記ホルダー部に保持される前記防水型コネクタの前記複数の孔部に対応して配設され、前記複数の孔部内に進入可能な突出部を有し、前記突出部が前記複数の孔部内に進入した進入姿勢と前記突出部が前記複数の孔部から退出した退出姿勢との間で姿勢変更可能な複数の防水栓検知部材と、
    前記ホルダー部に対する前記本体部の相対近接移動に伴って、前記複数の防水栓検知部材をそれぞれ退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更するように押動可能な複数の押動部材と、
    前記複数の防水栓検知部材の姿勢に応じて前記複数の孔部に対する前記防水栓の挿入の有無を判定可能な防水判定部と、
    を備え、
    前記複数の防水栓検知部材は、前記複数の孔部に対して前記防水栓が挿入されていない場合に退出姿勢から進入姿勢に姿勢変更可能であると共に、前記複数の孔部に対して前記防水栓が挿入されている場合に前記突出部が前記防水栓に当接して姿勢変更を妨げられるように構成されている防水型コネクタ検査装置。
  2. 請求項1記載の防水型コネクタ検査装置であって、
    前記複数の押動部材は、前記本体部が前記ホルダー部に対して相対的に近接位置にある状態で対応する前記防水栓検知部材を進入姿勢に姿勢変更させる進出位置と前記防水栓検知部材を退出姿勢に維持する退避位置との間で前記本体部に対して相対移動可能に配設されていると共に、付勢部材により前記本体部に対して前記退避位置から前記進出位置に向けて付勢された状態で配設されている防水型コネクタ検査装置。
  3. 請求項1又は2記載の防水型コネクタ検査装置であって、
    前記複数の孔部に対応して配設されると共に直列に接続されたオンオフ切替可能な複数のスイッチ部を有する防水検査回路部をさらに備え、
    前記複数のスイッチ部のうち、前記複数の孔部のうち前記防水栓が挿入される第1孔部に対応して配設される第1スイッチ部はオフ状態で電気的に開状態となるように設定されると共に、前記複数の孔部のうち何も挿入されない第2孔部に対応して配設される第2スイッチ部はオフ状態で電気的に閉状態となるように設定され、
    前記防水判定部は、前記防水検査回路部の導通の有無に応じて前記第1孔部又は前記第2孔部に対する前記防水栓の挿入の有無を判定するように構成されている防水型コネクタ検査装置。
  4. 前記複数の孔部のうち前記防水栓圧着電線が挿入される第3孔部に対して前記防水栓圧着電線の挿入の有無を検査可能な請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水型コネクタ検査装置であって、
    前記本体部が前記ホルダー部に対して相対的に近接位置にある状態で、前記ホルダー部に保持される前記防水型コネクタの前記第3孔部内に挿入されている前記防水栓圧着電線の前記端子に対してそれぞれ前記防水型コネクタの先端側から接触可能なように、前記本体部に配設されている端子検知部材と、
    前記端子検知部材の前記端子に対する接触の有無に応じて、前記防水型コネクタの前記第3孔部に対する前記防水栓圧着電線の挿入の有無を判定可能な端子挿入判定部と、
    をさらに備えている防水型コネクタ検査装置。
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