JP2000156272A - コネクタ検査装置 - Google Patents

コネクタ検査装置

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JP2000156272A
JP2000156272A JP10329639A JP32963998A JP2000156272A JP 2000156272 A JP2000156272 A JP 2000156272A JP 10329639 A JP10329639 A JP 10329639A JP 32963998 A JP32963998 A JP 32963998A JP 2000156272 A JP2000156272 A JP 2000156272A
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inspection
retainer
housing
unit
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Hideo Tanaka
秀男 田中
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リテーナの挿入状態を検査できるコネクタ検査
装置を提供する。 【解決手段】検査部14には、端子Tの導通状態を検出
するためのプローブピン15と、ハウジング1に対して
フロントリテーナ4が挿入不完全な場合に、検査部14
が検査位置に変位されるのを規制するためのレバー30
が配設されている。フロントリテーナ4の挿入が不完全
な場合には、検査部14を検査位置に向けて移動させる
と、その移動の過程で、挿入不完全状態のフロントリテ
ーナ4によって延設部32が一定量Dを越えて押し込ま
れ、他方片31Bの先端部が枠部材22の面22Aから
突出する。その結果、他方片31Bの先端部がコネクタ
保持部13に当接して、検査部14のコネクタ保持部1
3への近接が規制される。これに基づいて、検査作業者
は、フロントリテーナ4の挿入が不完全であると判断で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コネクタを検査
するためのコネクタ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスやワイヤハーネス
を構成するサブアセンブリ(以下、「ワイヤアセンブ
リ」と総称する)等の電気配線システムに使用されるコ
ネクタは、樹脂製のハウジング内に複数のキャビティー
を形成しており、このキャビティー内に、電線と接続さ
れた端子を挿入している。そして、キャビティーの開口
側(フロント側)から相手側のコネクタを接続すること
により、各コネクタ内に挿入された端子同士が電気的に
接続された状態で嵌合する。コネクタと端子とは、ラン
ス形式により、機械的な連結が図られている。このラン
ス形式では、両者の一方に設けた係止片を他方に設けた
係止部に係止させている。
【0003】ところで、上述のようなコネクタの中に
は、いわゆるフロントリテーナ付コネクタがある。フロ
ントリテーナ付コネクタの構成例は図6に示されてい
る。この図6に示すフロントリテーナ付コネクタCは、
防水型のコネクタであり、筒状のハウジング1と、ハウ
ジング1の内周に一体形成され、一端側がハウジング1
の一端側開口部1A内で開いているとともに、他端側が
ハウジング1の他端側開口部から突出しているボス筒部
2と、このボス筒部2の外周に、ハウジング1の開口部
1Aから挿入されるシールリング3と、上記開口部1A
から導入されてボス筒部2の一端側端面を覆う箱型のフ
ロントリテーナ4とを備えている。
【0004】上記ボス筒部2内にはキャビティー2Aが
形成されており、上記他端側から図示しない端子付電線
の端子を挿入することにより、複数の端子付電線が接続
されるようになっている。また、フロントリテーナ4
は、ハウジング1内の所定の位置まで挿入されることに
より、ハウジング1と端子との係止部分を補強して、ハ
ウジング1から端子が外れるのを防止できるものであ
る。
【0005】上記コネクタの電気的な配線状態や接続状
態等を検査する際に使用される検査装置としては、検査
対象となるコネクタCのハウジング1を保持するコネク
タ保持部と、保持されたハウジング1の端子に対応する
プローブピンが取り付けられたブロック体を有する検査
部とを備え、検査部をコネクタに接近させて各端子にプ
ローブピンを当接させるものが一般的である。
【0006】上記のようなフロントホルダ形式のコネク
タCを検査する装置においては、上記検査部に、フロン
トリテーナ4に当接可能なリテーナ検出ピンが設けられ
ているのが一般的である。リテーナ検出ピンは、ある荷
重で接続される接点を内部に構成する可動ピンを外筒に
変位可能に取り付けたものであり、導通検査時にフロン
トリテーナ4と当接した場合に上記接点が接続されるよ
うに検査部に付設されている。これにより、コネクタC
の検査時において、リテーナ検出ピンの接点が接続され
たか否かに基づいて、フロントリテーナ4がコネクタC
に装着されているか否かを判断することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のコネクタ検査装置では、リテーナ検出ピンのオン/
オフによってフロントリテーナ4の有無は検査できるも
のの、ハウジング1に対するフロントリテーナ4の挿入
状態、つまりフロントリテーナ4がハウジング1の所定
位置まで挿入されているか否かを検査することはできな
かった。そのため、プローブピンに関連して設けられた
接点およびリテーナ検出ピンの接点が接続された場合に
は、フロントリテーナ4の挿入状態にかかわらず、その
コネクタCは良品であると判断されていた。
【0008】この発明は、かかる背景の下になされたも
のであり、リテーナの挿入状態を検査できるコネクタ検
査装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、開口を有するハウジング内に配置された
端子、および上記開口側から挿入されて、上記端子を上
記ハウジングに対して係止するためのリテーナとを備え
たコネクタを検査するためのコネクタ検査装置であっ
て、検査対象のコネクタを保持するためのコネクタ保持
部と、このコネクタ保持部に対して相対的に近接および
離反可能に設けられ、上記コネクタ保持部に近接した検
査位置で上記コネクタ保持部に保持されたコネクタの端
子に当接して、この端子の導通状態を検出するためのプ
ローブピンを有する検査部と、この検査部に設けられて
おり、上記コネクタ保持部と上記検査部とを相互に近接
させる過程で、上記ハウジングに対する挿入が不完全な
状態のリテーナに当接して変位し、上記検査部が上記検
査位置に変位されるのを規制するための規制部材とを含
むことを特徴とするコネクタ検査装置である。
【0010】この特定事項を含む発明によれば、ハウジ
ングに対するリテーナの挿入が不完全な場合に、規制部
材によって検査部の検査位置への変位を妨げることによ
り、検査作業者にハウジングに対するリテーナの挿入が
不完全な状態であると認識させることができる。なお、
好ましい態様において、上記規制部材は、上記検査部お
よびコネクタ保持部の相対的な移動方向に直交する方向
に延びた揺動軸まわりに揺動自在に設けられたレバーで
あって、上記挿入が不完全な状態のリテーナによって一
方端部を押されて上記揺動軸まわりに回転し、このとき
他方端部が上記コネクタ保持部に当接することにより、
レバー自身もそれ以上の回動が規制された状態で上記検
査部が上記検査位置に変位されるのを規制するものであ
る。
【0011】この態様では、機械的な構造で検査部とコ
ネクタ保持部との相対的なロックをかけることができる
とともに、レバー自身もロックがかかることになるの
で、その後に作業者が検査部とコネクタ保持部とを相対
的に近接させようとしても、嵌合不良を来している係止
部材がレバー(特にレバーの一方端部)によって無理押
しされることはない。従って、近接規制時に係止部材が
過度の荷重をレバーから受けて、破損する等の問題を防
止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施形態に係るコネクタ検査装置Aおよび検査対象
となるコネクタCを示す斜視図である。なお、この図1
に示すコネクタCは、図6を参照して説明した防水型の
フロントリテーナ付コネクタと同様な構成を有するもの
であるから、以下ではその詳細な説明を省略し、図6に
示す各部に相当する部分には同一の参照符号を付して示
す。
【0013】このコネクタ検査装置Aは、平面視略長方
形に形成された樹脂製のベース11を備えており、この
ベース11上には、互いに平行な一対のレール12がベ
ース11の長手方向に延びて形成されている。また、ベ
ース11上には、レール12の一端側に、コネクタCの
ハウジング1を保持して位置決めするコネクタ保持部1
3が固定され、レール12の他端側に、コネクタ保持部
13に対して相対変位可能な検査部14が設けられてい
る。
【0014】検査部14は、検査対象となるコネクタC
の極数(端子の個数)に対応した本数(この実施形態で
は3本)のプローブピン15を備えている。プローブピ
ン15は、コネクタCの端子の導通状態を検出するため
のものであり、その先端部15Aがコネクタ保持部13
側に突出している。検査部14は、プローブピン15の
先端部15Aがコネクタ保持部13に保持されたコネク
タC内の端子と接触する検査位置と、コネクタCのハウ
ジング1から離間した待避位置との間で変位できるよう
に、レール12上にスライド変位可能に取り付けられて
いる。
【0015】また、ベース11上には、レール12の他
端側の端部付近にトグルレバー16が設けられており、
このトグルレバー16を、ベース11に延設された取り
付け板部17を貫通するピンPVまわりに回動させるこ
とにより、検査部14を検査位置と待避位置とに変位さ
せて、周知の装置と同様に導通検査を行なうことができ
るようになっている。
【0016】図2は、検査部14の構成を示す平面断面
図であり、検査対象のコネクタCを保持したコネクタ保
持部13も示している。検査部14は、たとえば合成樹
脂材料を用いて略直方体形状に形成されたブロック体2
1と、このブロック体21のコネクタ保持部13に対向
する面21Aに固定された枠部材22とを有している。
枠部材22には、中央部分にコネクタC(ハウジング
1)の外形にほぼ対応した大きさの開口23が形成され
ており、この開口23には、検査部14をコネクタ保持
部13に近接させたときに、コネクタ保持部13に保持
されたコネクタCの先端部が嵌まり込むようになってい
る。
【0017】ブロック体21には、上記した3本のプロ
ーブピン15が図2における左右に貫通した状態で互い
に平行かつ検査部14のスライド方向に沿って取り付け
られている。3本のプローブピン15の先端部15A
は、いずれもブロック体21の面21Aから開口23内
に突出しており、コネクタCが開口23内に嵌まり込ん
だ状態で、そのコネクタCの端子Tに当接するようにな
っている。
【0018】また、ブロック体21の面21Aおよび枠
部材22のコネクタ保持部13に対向する面22Aに
は、水平方向に長い突出口24が、ブロック体21およ
び枠部材22に跨って形成されている。そして、その突
出口24の奥側には、コネクタCのフロントリテーナ4
がハウジング1内の所定位置まで挿入されていない不完
全挿入状態の場合に、検査部14が上記検査位置に変位
されるのを規制するためのレバー30が配設されてい
る。
【0019】レバー30は、全体として略コ字状に形成
されており、検査部14のスライド方向に直交する方向
(紙面に垂直な方向)に貫通する揺動軸33まわりに揺
動自在に設けられている。具体的に説明すると、レバー
30は、略く字状に形成された本体部31と、この本体
部31の一方端部から延設された延設部32とを有して
いる。本体部31は、屈曲部分から突出口24の開口2
3に臨む部分に向けて延びた一方片31Aと、屈曲部分
から突出口24の枠部材22に形成された部分に向けて
延びた他方片31Bとを含んでいる。また、延設部32
は、一方片31Aの先端部から延設されて開口23内に
突出しており、レバー30は、延設部32が突出口24
の内部に向けて一定量以上押し込まれると、他方片31
Bの先端部が突出口24を介して枠部材22の面22A
から突出するようになっている。
【0020】レバー30のさらに奥側には、コネクタ保
持部13に保持されたコネクタCがフロントリテーナ4
を備えているか否かを検出するためのリテーナ検出ピン
40が配設されている。リテーナ検出ピン40は、プラ
ンジャ41が保持筒42内に予め定める量だけ押し込ま
れると所定の信号を出力するものであり、プランジャ4
1がプローブピン15と平行な方向(図2の左右方向)
に進退するように配置されている。また、プランジャ4
1は、保持筒42内に設けられたばね(図示せず)によ
って保持筒42から突出する方向に常時付勢されてお
り、その先端41Aは、レバー30の本体部31の一方
片31Aに常に接触している。これにより、レバー30
は、保持筒41内のばねの弾性力によって、図2におけ
る反時計まわりに常時付勢されている。
【0021】図3および図4は、コネクタCの検査時に
おける検査部14の状態を示す平面断面図であり、図3
はフロントリテーナ4がハウジング1内の所定位置まで
挿入されたコネクタCの検査時における状態、図4はフ
ロントリテーナ4が所定位置まで挿入されていないコネ
クタCの検査時における状態を示している。コネクタC
を検査する際には、検査作業者は、まず、ハウジング1
の開口部1Aが検査部14に対向するように、検査対象
のコネクタCをコネクタ保持部13に保持させる。次い
で、トグルレバー16(図1参照)を操作して、待避位
置に待避されている検査部14を検査位置へ向けて移動
させる(図3(a) および図4(a) 参照)。すると、コネ
クタ保持部13に保持されたコネクタCが、検査部14
の開口23内に嵌まり込んでいき、その過程で、レバー
30の延設部32が、コネクタCのフロントリテーナ4
に当接し、このフロントリテーナ4によって突出口24
の内部に向けて押し込まれていく。
【0022】フロントリテーナ4がハウジング1内の所
定位置まで挿入されている場合は、図3(b) に示すよう
に、フロントリテーナ4によって延設部32が一定量D
だけ押し込まれた時点で、検査部14のプローブピン1
5の先端15AがコネクタCの端子Tに当接して、検査
部14は検査位置に到達することができる。このとき、
延設部32は一定量Dだけしか押し込まれていないの
で、規制部材の他方片31Bの先端部は枠部材22の面
22Aから突出していない。
【0023】このように、フロントリテーナ4がハウジ
ング1内の所定位置まで挿入されている場合には、検査
部14を検査位置に変位させることができ、端子Tの導
通状態を検査することができる。また、延設部32が一
定量Dだけ押し込まれることによりプランジャ41が予
め定める量以上に変位されて、リテーナ検出ピン40か
ら所定の信号が出力されるので、フロントリテーナ4が
装着されていると判断できる。
【0024】これに対し、フロントリテーナ4がハウジ
ング1内の所定位置から開口部1A側に距離Δdだけず
れている場合には、検査部14が正規の検査位置に至る
前に、この挿入不完全状態のフロントリテーナ4によっ
て延設部32が一定量Dを越えて押し込まれてしまい、
レバー30の他方片31Bの先端部が枠部材22の面2
2Aよりもコネクタ保持部13の方へ突出する。その結
果、図4(b) に示すように、延設部32が上記一定量D
を越えて押し込まれた時点で、面22Aから突出した他
方片31Bの先端部がコネクタ保持部13に当接する。
【0025】レバー30は、面22Aから突出した他方
片31Bの先端部と揺動軸33とを結ぶ直線Lが、他方
片31Bの先端部が当接したコネクタ保持部13の面に
対して直角をなすように形成されている。言い換えれ
ば、レバー30は、フロントリテーナ4によって延設部
32が押し込まれて、他方片31Bの先端部がコネクタ
保持部13に当接した状態で、その接点と揺動軸33と
を結ぶ直線Lが検査部14のスライド方向に沿うように
形成されている。したがって、それ以上に検査部14を
コネクタ保持部13に近接する方向にスライドさせよう
としても、レバー30には直線Lに沿う方向の力、つま
り他方片31Bの先端から揺動軸33に向かう力が働く
ために、レバー30は静止状態を保つことになる。これ
により、レバー自身30も変位を規制された状態で検査
部14のコネクタ保持部13への近接が規制される。ゆ
えに、検査部14を検査位置に変位させることができ
ず、このことに基づいて、検査作業者は、フロントリテ
ーナ4がハウジング1内の所定位置まで挿入されていな
いと判断することができる。
【0026】また、レバー自身の変位が規制されている
ので、その後に作業者が検査部14をコネクタ保持部1
3に近接させようとしても、嵌合不良を来しているフロ
ントリテーナ4がレバー(特にレバーの一方端部)30
によって無理押しされることはない。従って、近接規制
時にフロントリテーナ4が過度の荷重をレバー30から
受けて、破損する等の問題を防止することができる。
【0027】なお、この場合にも、プランジャ41は予
め定める量以上に押し込まれて、リテーナ検出ピン40
からは信号が出力されるので、コネクタCにフロントリ
テーナ4が装着されていることは判断できる。コネクタ
Cにフロントリテーナ4が装着されていない場合には、
検査部14が検査位置に変位されても、延設部32が変
位しないためにリテーナ検出ピン40から信号が出力さ
れないので、フロントリテーナ4が未装着であると判断
できる。
【0028】以上のようにこの実施形態によれば、ハウ
ジング1に対するフロントリテーナ4の挿入が不完全な
場合に、レバー30によって検査部14の検査位置への
変位を妨げることにより、検査作業者にハウジング1に
対するフロントリテーナ4の挿入が不完全な状態である
と認識させることができる。なお、レバー30の他方片
31Bの先端縁は、図2に示すようにピン33を中心と
する円弧状に形成しておくのが好ましい。こうすること
により、フロントリテーナ4のずれ量(浮き量)Δdに
多少のばらつきがあっても、上記直線Lの方向を変位規
制可能な状態に維持することができ、検査部14のコネ
クタ保持部13への近接を規制することができる。
【0029】また、この実施形態では、レバー30が図
2の紙面に垂直な方向に延びた揺動軸33まわりに揺動
自在に設けられているとしたが、たとえば、突出口24
がブロック体21の面21Aおよび枠部材22の面22
Aに鉛直方向に長く形成され、レバー30が、検査部1
4のスライド方向と直交する略水平方向に延びた揺動軸
まわりに揺動自在に設けられていてもよい。
【0030】さらに、この一実施形態では、レバー30
の変位に応じて、リテーナ検出ピン40のプランジャ4
1を進退させる構成が採用されているが、この構成に代
えて、たとえば図5に示すような構成が採用されてもよ
い。すなわち、プランジャ41の先端部をブロック体2
1の面21Aから突出させて、コネクタCのフロントリ
テーナ4が、レバー30の延設部32に当接すると同時
にプランジャ41の先端41Aにも当接するように、プ
ランジャ41を配置してもよい。ただし、この場合に
は、たとえば、保持筒51内に設けられたばね(図示せ
ず)によって保持筒51から突出する方向にロッド52
が常時付勢されている付勢部材50を追加して、この付
勢部材50のロッド52をレバー30の一方片31Aに
当接させておくことにより、レバー30の縁設部32を
突出口24に向けて付勢しておく必要がある。
【0031】また、フロントリテーナ4の有無を検出す
る必要がない場合には、図5に示す構成からリテーナ検
出ピン40が省略されるとよい。このとき、レバー30
は、フロントリテーナ4がハウジング1内の所定位置ま
で挿入されたフロントリテーナ4によっては変位されな
いように構成されてもよい。以上、この発明の一実施形
態について説明したが、この発明は、上記の一実施形態
に限定されるものではない。たとえば、上記の一実施形
態では、検査部をコネクタ保持部に近接および離反させ
るように構成されているが、コネクタ保持部を検査部に
近接および離反させるように構成されてもよい。
【0032】また、検査対象のコネクタとして防水型の
フロントリテーナ付コネクタを例にとったが、この発明
に係るコネクタ検査装置は、ハウジングに対して端子を
係止するためのリテーナを備えたコネクタであれば、防
水型コネクタ以外の種類のコネクタを検査対象とするこ
とができる。その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲内で、種々の設計変更を施すことが可能である。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、リテーナの装着状態
を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るコネクタ検査装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】コネクタ保持部および検査部の構成を示す模式
的な平面断面図である。
【図3】リテーナがハウジング内の所定位置まで挿入さ
れたコネクタの検査について説明するための断面図であ
る。
【図4】リテーナがハウジング内の所定位置まで挿入さ
れていないコネクタの検査について説明するための断面
図である。
【図5】リテーナ検出ピンの他の配置構成について説明
するための図である。
【図6】フロントリテーナ付コネクタの構成を一部切り
欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 開口部 4 フロントリテーナ 13 コネクタ保持部 14 検査部 30 レバー(規制部材) 33 揺動軸 C コネクタ L 直線 T 端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口を有するハウジング内に配置された端
    子、および上記開口側から挿入されて、上記端子を上記
    ハウジングに対して係止するためのリテーナとを備えた
    コネクタを検査するためのコネクタ検査装置であって、 検査対象のコネクタを保持するためのコネクタ保持部
    と、 このコネクタ保持部に対して相対的に近接および離反可
    能に設けられ、上記コネクタ保持部に近接した検査位置
    で上記コネクタ保持部に保持されたコネクタの端子に当
    接して、この端子の導通状態を検出するためのプローブ
    ピンを有する検査部と、 この検査部に設けられており、上記コネクタ保持部と上
    記検査部とを相互に近接させる過程で、上記ハウジング
    に対する挿入が不完全な状態のリテーナに当接して変位
    し、上記検査部が上記検査位置に変位されるのを規制す
    るための規制部材とを含むことを特徴とするコネクタ検
    査装置。
  2. 【請求項2】上記規制部材は、上記検査部およびコネク
    タ保持部の相対的な移動方向に直交する方向に延びた揺
    動軸まわりに揺動自在に設けられたレバーであって、上
    記挿入が不完全な状態のリテーナによって一方端部を押
    されて上記揺動軸まわりに回転し、このとき他方端部が
    上記コネクタ保持部に当接することにより、レバー自身
    もそれ以上の回動が規制された状態で上記検査部が上記
    検査位置に変位されるのを規制するものであることを特
    徴とする請求項1記載のコネクタ検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010232018A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Yazaki Corp コネクタ検査治具
JP2011129408A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水型コネクタ検査装置
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