JP2010232018A - コネクタ検査治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で安価なコネクタ検査治具を提供する。
【解決手段】コネクタ検査治具1は、治具本体2と、複数の当接ピン3と、を備えている。治具本体2は、コネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aに着脱可能に取り付けられる。複数の当接ピン3は、それぞれ、棒状に形成されるとともに、長手方向の一端部3aが防水部材16の表面16aに当接し且つ他端部3bが治具本体2から突没可能に、該治具本体2に取り付けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電線の接続等に使用される防水コネクタのコネクタハウジングに装着された防水部材の装着状態を検査するために用いる検査治具に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。このため、前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝送するためにワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、この電線に取り付けられたコネクタなどを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。そして、これらの電子機器とワイヤハーネスとは、それぞれが備えたコネクタ同士が嵌合することにより接続されている。
前述したコネクタとして、例えば、内部に水などの液体が浸入することを防止するために、端子金具と、該端子金具を収容するコネクタハウジングと、防水部材と、を備えた防水コネクタを用いることがある。端子金具は、導電性の板金などからなり且つ電線の端部に取り付けられて該電線の芯線と電気的に接続する。
コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり且つ端子金具を収容する端子収容室を備えた箱状に形成されている。コネクタハウジングは、相手側のコネクタと結合可能である。防水部材は、ゴムなどの弾性を有する樹脂からなる。防水部材は、コネクタハウジングの端子収容室内に圧入されて、該端子収容室と電線の端部との間を水密に保つ。
前述した防水コネクタは、コネクタハウジングの端子収容室内に防水部材が適正に装着されているか否かを確認する検査が行われることによって、良否が判定されてきた。そして、前述した防水コネクタの防水部材の装着状態を検査するために、従来から種々の防水検査装置(例えば、特許文献1参照。)が用いられてきた。
特許文献1に開示された防水検査装置は、表面にコネクタが載置される載置板と、前記載置板に移動自在に設けられた検査部と、コネクタのコネクタハウジングに装着された防水部材の装着状態を判別する判別手段と、を備えている。検査部は、コネクタハウジングに装着された防水部材に当接する当接体と、当接体をコネクタハウジングに対して付勢した状態で接離可能に支持する支持部材と、を備えている。判別手段は、光を出射する発光部と該発光部からの光を受光する受光部とを有する検出センサと、前記支持部材に取り付けられ且つ前記当接体と連動して移動可能に設けられた遮蔽部材と、を備えている。
前述した構成の防水検査装置は、載置板の表面にコネクタを載置すると、コネクタのコネクタハウジングに装着された防水部材に当接体が当接して、該当接体が防水部材に押圧されて移動する。すると、前記当接体の移動に連動して遮蔽部材が移動して、該遮蔽部材は、コネクタハウジングに防水部材が適正位置で装着されている場合に、検出センサの発光部からの光を遮蔽しない位置に位置付けられるとともに、コネクタハウジングに防水部材が装着されていない又は適正位置で装着されていない場合に、検出センサの発光部からの光を遮蔽する位置に位置付けられる。
前述したように、防水検査装置は、当接体が防水部材に当接し且つ該防水部材に押圧されて移動するとともに、当接体の移動に連動して遮蔽部材が移動して、この遮蔽部材によって検出センサの発光部からの光を遮蔽又は透過することで、コネクタハウジングに防水部材が適正に装着されているか否かを検出して、コネクタの良否を判定する。そして、検査済みのコネクタを載置板から取り外して、前述した工程と同様に、検査前のコネクタに防水部材の装着状態の検査を施す。
特開2003−123930号公報
しかしながら、前述した特許文献1に示された防水検査装置では、構造が複雑になり、多くの部品が必要であることから、防水検査装置自体が大型化するとともに、コスト高になってしまうという問題があった。
したがって、本発明は、前述した問題点に鑑み、小型で安価なコネクタ検査治具を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、電線の端部に取り付けられた端子金具と、前記端子金具を収容するコネクタハウジングと、前記電線が貫通し且つ前記コネクタハウジングに装着されて前記電線との間を水密に保つ防水部材と、を有するコネクタの前記防水部材の装着状態を検査するコネクタ検査治具であって、前記コネクタハウジングの前記防水部材が装着された側の端部に着脱可能に取り付けられる治具本体と、棒状に形成されるとともに、長手方向の一端部が前記防水部材の表面に当接し且つ他端部が前記治具本体から突没可能に該治具本体に取り付けられた複数の当接部材と、を有していることを特徴とするコネクタ検査治具である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記治具本体が、内部に前記コネクタハウジングの前記端部を収容する凹部を有し且つ前記複数の当接部材を前記防水部材に対して接離自在に保持する本体部と、前記本体部に前記端部と所定の間隔をあけて取り付けられ且つ前記複数の当接部材各々の他端部が挿通される複数の孔を有したカバー部と、を有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、前記複数の当接部材は、それぞれ、前記防水部材が前記コネクタハウジングの正規位置に装着された際に、前記他端部が前記孔から突出しない寸法に形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載の発明において、前記複数の当接部材が、前記防水部材の周方向に沿って互いに間隔をあけて並べられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載の発明において、前記複数の当接部材が、前記防水部材の径方向に沿って互いに間隔をあけて並べられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、コネクタのコネクタハウジングに装着された防水部材の装着状態を検査するコネクタ検査治具が、コネクタハウジングの防水部材が装着された側の端部に着脱可能に取り付けられる治具本体と、棒状に形成されるとともに長手方向の一端部が防水部材の表面に当接し且つ他端部が治具本体から突没可能に該治具本体に取り付けられた複数の当接部材と、を有しているので、複数の当接部材各々の他端部が治具本体から突出した突出量により、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを判断することができる。このため、部品点数を増加させることなく、簡単な構造でコネクタハウジングに装着された防水部材の装着状態の良否を判断することができ、コネクタの良否を判定することができる。
請求項2に記載された発明によれば、治具本体が、内部にコネクタハウジングの端部を収容する凹部を有し且つ複数の当接部材を防水部材に対して接離自在に保持する本体部と、該本体部に端部と所定の間隔をあけて取り付けられ且つ複数の当接部材各々の他端部が挿通される複数の孔を有したカバー部と、を有しているので、防水部材の厚みに応じてカバー部の厚みを変更することによって、厚みの異なる種々な防水部材のコネクタハウジングへの装着状態の良否を判断することができる。
請求項3に記載された発明によれば、複数の当接部材は、それぞれ、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着された際に、他端部がカバー部の孔から突出しない寸法に形成されているので、複数の当接部材各々の他端部がカバー部の複数の孔から突出しているか否かで、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを容易に判断することができる。
請求項4に記載された発明によれば、複数の当接部材が、防水部材の周方向に沿って互いに間隔をあけて並べられているので、防水部材の周方向において当該防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されていない箇所を検出することができる。
請求項5に記載された発明によれば、複数の当接部材が、防水部材の径方向に沿って互いに間隔をあけて並べられているので、防水部材の径方向において当該防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されていない箇所を検出することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、複数の当接部材各々の他端部が治具本体から突出した突出量により、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを判断することができる。このため、部品点数を増加させることなく、簡単な構造でコネクタハウジングに装着された防水部材の装着状態の良否を判断することができ、コネクタの良否を判定することができる。よって、小型で安価なコネクタ検査治具を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、防水部材の厚みに応じてカバー部の厚みを変更することによって、厚みの異なる種々な防水部材のコネクタハウジングへの装着状態の良否を判断することができる。このため、カバー部の厚みを変更することで、防水部材の厚みが異なる様々なコネクタに対応させることができ、汎用性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、複数の当接部材各々の他端部がカバー部の複数の孔から突出しているか否かで、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを容易に判断することができるので、コネクタの良否を容易に判定することができる。
請求項4に記載の発明は、防水部材の周方向において当該防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されていない箇所を検出することができるので、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを確実に判断することができる。よって、コネクタの良否を確実に判定することができる。
請求項5に記載の発明は、防水部材の径方向において当該防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されていない箇所を検出することができるので、防水部材がコネクタハウジングの正規位置に装着されているか否かを確実に判断することができる。よって、コネクタの良否を確実に判定することができる。
本発明の一実施形態にかかるコネクタ検査治具を示す斜視図である。 図1に示されたコネクタ検査治具をコネクタに取り付けた状態を示す斜視図である。 図2に示されたコネクタ検査治具を側方から見た状態を示す側面図である。 図1に示されたコネクタ検査治具の分解斜視図である。 図3中V−V線に沿う断面図であり、コネクタの防水部材が正規位置に位置付けられた状態を示す断面図である。 図5に示されたコネクタの防水部材が正規位置に位置付けられていない状態を示す断面図である。 図6に示されたコネクタの防水部材が正規位置に位置付けられていない状態の別の例を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態にかかるコネクタ検査治具を図1乃至図7を参照して説明する。本実施形態にかかるコネクタ検査治具(以下、単に検査治具と記す)1は、移動体としての自動車に配索されるワイヤハーネス6を構成するコネクタ8の後述するコネクタハウジング11に装着された防水部材16の装着状態を検査する際に用いられる。
ワイヤハーネス6は、図1に示すように、複数の電線7と、コネクタ8と、を備えている。複数の電線7は、それぞれ、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。複数の電線7は、外周にテープ等の結束部材(図示せず)が巻き付けられて束ねられている。
コネクタ8は、端子金具10と、コネクタハウジング11と、防水部材16と、を備えている。端子金具10は、導電性の板金などが折り曲げられて得られる。端子金具10は、電線7の端部などに取り付けられて、前記芯線と電気的に接続する。コネクタハウジング11は、絶縁性の合成樹脂で構成されて、円筒状に形成されている。コネクタハウジング11は、内側に複数の端子金具10を収容する端子収容室12を備えている。
端子収容室12は、コネクタハウジング11内に設けられた直線状の空間であり、長手方向の両端がコネクタハウジング11の外表面に開口している。この端子収容室12には、長手方向の一端部側、即ち内側に端子金具10を収容した際に該端子金具10に取り付けられた電線7が導出される側に、防水部材16が装着される装着部13が設けられている。装着部13は、端子収容室12の内周面から凹に形成されている。
また、コネクタハウジング11には、当該コネクタハウジング11即ちコネクタ8を自動車の車体や各種の電子機器などに取り付けるための、取付片14が設けられている。取付片14は、コネクタハウジング11の外表面から突出し且つ該コネクタハウジング11の長手方向の中央部に設けられている。取付片14には、ねじが通されるねじ孔15が貫通して形成されている。
防水部材16は、ゴムなどの弾性材料で構成されており、コネクタハウジング11の端子収容室12に設けられた装着部13の内周に沿う円盤状に形成されている。防水部材16は、周知のモールド成形等によって、前述した端子金具10に取り付けられた電線7が貫通した状態で、該電線7と一体となるように形成されている。防水部材16は、端子収容室12の装着部13内に圧入されて、コネクタハウジング11に装着される。そして、防水部材16は、装着部13即ち端子収容室12の内面と端子金具10に取り付けられた電線7の外面との双方に密に接触する。
前述した防水部材16は、コネクタハウジング11の端子収容室12の装着部13内に装着されて、該装着部13即ち端子収容室12の内面と端子金具10に取り付けられた電線7の外面との間を水密に保って、端子収容室12内に水などの液体が浸入することを防止する。
前述した構成のワイヤハーネス6は、コネクタ8が自動車に搭載される各種の電子機器のコネクタ等の相手側のコネクタと嵌合するとともに、コネクタ8の取付片14のねじ孔15にねじが挿通され且つねじ止めされて、自動車の車体や電子機器等と固定されて、自動車に配索される。そして、ワイヤハーネス6は、バッテリなどの電源からの電力や、制御装置などからの制御信号を、前記電子機器に供給する。
検査治具1は、絶縁性の合成樹脂等で構成されており、図1又は図4に示すように、治具本体2と、複数の当接部材としての当接ピン3と、を備えている。
治具本体2は、図4に示すように、本体部4と、カバー部5と、を備えている。本体部4は、矩形状の天板部20と、該天板部20の外縁から立設した筒状の側板部21とを一体に備えた、有天筒状に形成されている。
天板部20には、図4に示すように、前述した複数の電線7を通すための電線通し部22と、カバー部5が取り付けられる取付凹部23と、該取付凹部23の内側に配された内側凹部24と、複数の当接ピン3各々が挿通される複数の挿通孔25と、が設けられている。
電線通し部22は、平面形状が矩形状で且つ天板部20の側板部21が立設されていない側の外縁から中央に向かって切り欠かれて形成されている。電線通し部22は、治具本体2が前述したコネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aに取り付けられた際に、内側に複数の電線7が通される。
取付凹部23は、平面形状が矩形状で且つ天板部20の表面から凹状に形成されている。取付凹部23は、外形がカバー部5の外形と相似形状で且つ該カバー部5より若干大きく形成されている。内側凹部24は、平面形状が矩形状で且つ取付凹部23の表面から凹状に形成されている。内側凹部24は、外形が取付凹部23の外形よりも小さく形成されている。
複数の挿通孔25は、それぞれ、平面形状が円形状で且つ天板部20を貫通して形成されている。複数の挿通孔25は、それぞれ、内径が複数の当接ピン3各々の後述する大径部30の外径よりも小さく且つ小径部31の外径よりも大きく形成されている。複数の挿通孔25は、内側凹部24の内側に配置され且つ電線通し部22を囲むように二重円状に互いに間隔をあけて並べられている。複数の挿通孔25は、防水部材16の外周に沿う円弧状で且つ防水部材16の径方向に沿って二重円状に配置されている。
側板部21には、図4に示すように、当該側板部21をその先端から天板部20に向かってコ字状に切り欠かれて形成された開口部26と、突出片27と、が設けられている。突出片27は、側板部21の先端から外側に向かって突出し且つ該側板部21の開口部26と相対する位置に設けられている。また、突出片27には、天板部20から離れた側の面から凸の固定凸部28が設けられている。
固定凸部28は、前述したコネクタハウジング11の取付片14に設けられたねじ孔15内に挿入可能な円柱状に形成されている。固定凸部28は、図3に示すように、コネクタハウジング11の取付片14のねじ孔15内に挿入されて、本体部4がコネクタハウジング11に対して周方向にズレないように固定する。
前述した構成の本体部4は、開口部26から天板部20と側板部21とに囲まれる空間29(図5に示す)にコネクタ8のコネクタハウジング11を収容するとともに、電線通し部22内に複数の電線7を位置付けて、コネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aに天板部20を当接させ且つコネクタハウジング11の取付片14のねじ孔15内に固定凸部28を挿入することで、コネクタハウジング11の前記端部11aに着脱可能に取り付けられる。なお、前記空間29は、特許請求の範囲に記載の凹部に相当する。
カバー部5は、図4に示すように、厚手の平板状に形成されている。カバー部5は、本体部4の天板部20に設けられた取付凹部23内に取り付けられると、表面5aが天板部20の表面と同一平面となる厚みに形成されている。
なお、本実施形態では、カバー部5は、取付凹部23内に取り付けられた際に、表面5aが天板部20の表面と同一平面となる厚みに形成されているが、これに限定されるものではなく、取付凹部23内にカバー部5が取り付けられた際に該カバー部5の表面5aが天板部20の表面と同一平面とならなくても良く、カバー部5の厚みを適宜変更しても良いことは勿論である。
また、カバー部5には、前述した複数の電線7を通すための切欠部35と、複数の当接ピン3各々の後述する大径部30を通す複数の貫通孔36と、が設けられている。
切欠部35は、平面形状が矩形状で且つカバー部5の外縁から中央に向かってコ字状に切り欠かれて形成されている。切欠部35は、外形が前述した電線通し部22の外形と相似形状に形成され且つ該電線通し部22に対応した位置に配されている。
複数の貫通孔36は、それぞれ、平面形状が円形状で且つカバー部5を貫通して形成されている。複数の貫通孔36は、それぞれ、内径が複数の当接ピン3各々の後述する大径部30の外径よりも大きく形成されている。複数の貫通孔36は、それぞれ、前述した複数の挿通孔25各々に対応した位置に配されている。
前述した構成のカバー部5は、複数の貫通孔36内に複数の当接ピン3各々の後述する大径部30即ち他端部3bを挿通した状態で、本体部4の天板部20に設けられた取付凹部23内に取り付けられる。そして、カバー部5は、本体部4がコネクタ8のコネクタハウジング11の端部11aに取り付けられた際に、該端部11aと所定の間隔をあけて該端部11aと平行に配置される。
複数の当接ピン3は、それぞれ、図4に示すように、直線状に延在した棒状に形成されている。複数の当接ピン3は、それぞれ、大径部30と、該大径部30に連なる小径部31とを一体に備えている。複数の当接ピン3は、それぞれ、長手方向の一端部3a側に小径部31が配され且つ他端部3b側に大径部30が配されている。大径部30と小径部31とは、それぞれ、円筒状に形成されており、互いに同軸に即ち直列に配されている。
複数の当接ピン3は、それぞれ、大径部30の外径が前述した本体部4の挿通孔25の内径よりも大きく形成されているとともに、小径部31の外径が前記挿通孔25の内径よりも小さく形成されている。また、複数の当接ピン3は、それぞれ、大径部30の外径が前述したカバー部5の貫通孔36の内径よりも小さく形成されている。
前述した複数の当接ピン3は、それぞれ、小径部31が複数の挿通孔25各々に通されて、図5に示すように、本体部4の天板部20のコネクタハウジング11に相対する面から一端部3aが突出した状態で、本体部4に取り付けられる。複数の当接ピン3各々の大径部30は、本体部4の天板部20から当接ピン3が脱落することを規制している。
そして、複数の当接ピン3は、カバー部5が本体部4の取付凹部23内に取り付けられると、各々の大径部30即ち他端部3bがカバー部5の複数の貫通孔36内に通されて、当該当接ピン3の他端部3bが複数の貫通孔36からカバー部5の表面5a側に突没可能となる。こうして、複数の当接ピン3は、治具本体2に取り付けられる。
前述した構成の複数の当接ピン3は、それぞれ、検査治具1の治具本体2の本体部4を前述したコネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aに取り付けると、一端部3aが防水部材16の表面16aに当接する。また、複数の当接ピン3は、それぞれ、防水部材16が装着部13内に装着されている状態即ちコネクタハウジング11の正規位置に装着された際に、他端部3bがカバー部5の複数の貫通孔36から該カバー部5の表面5a側に突出しない寸法に形成されている。
前述した構成の検査治具1は、まず、治具本体2の本体部4の天板部20に設けられた複数の挿通孔25内に複数の当接ピン3各々の小径部31が通されて、該複数の当接ピン3各々の一端部3aが天板部20のコネクタハウジング11に相対する面から突出した状態で、複数の当接ピン3が本体部4に取り付けられる。そして、カバー部5を該カバー部5の複数の貫通孔36内に複数の当接ピン3各々の大径部30即ち他端部3bが通された状態で取付凹部23に取り付ける。
こうして、検査治具1は、図1に示すように、治具本体2の本体部4が複数の当接ピン3をコネクタハウジング11の防水部材16に対して接離自在に保持するとともに、複数の当接ピン3各々の他端部3bがカバー部5の表面5a即ち治具本体2から突没可能な格好で、組み立てられる。
前述した構成の検査治具1を用いて、ワイヤハーネス6のコネクタ8の防水部材16の装着状態を検査する際には、まず、図2に示すように、治具本体2の本体部4の開口部26から天板部20と側板部21とに囲まれる空間29に、コネクタ8のコネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aを収容するとともに、電線通し部22及びカバー部5の切欠部35内に複数の電線7を位置付ける。
そして、本体部4の天板部20をコネクタハウジング11の端部11aに当接させ且つ固定凸部28をコネクタハウジング11の取付片14のねじ孔15内に挿入して、コネクタ8のコネクタハウジング11の端部11aに治具本体2を取り付ける。すると、複数の当接ピン3の一端部3aが防水部材16の表面16aに当接する。
このとき、図5に示すように、防水部材16が装着部13内に装着されている状態、即ちコネクタハウジング11の正規位置に位置付けられている場合、複数の当接ピン3各々の他端部3bが、カバー部5の各貫通孔36から該カバー部5の表面5a側に、即ち治具本体2から突出しない状態となる。
また、図6に示すように、防水部材16が装着部13内に装着されずにコネクタハウジング11の端部11aから突出している状態、即ちコネクタハウジング11の正規位置に位置付けられていない場合、複数の当接ピン3各々の他端部3bが、カバー部5の各貫通孔36から該カバー部5の表面5a側に、即ち治具本体2から突出する。
さらに、図7に示すように、防水部材16の一部が装着部13内に装着されずにコネクタハウジング11の端部11aから突出している状態、即ちコネクタハウジング11の正規位置に位置付けられていない場合、防水部材16の装着部13内に装着されていない箇所に対応する当接ピン3の他端部3bが、カバー部5の各貫通孔36から該カバー部5の表面5a側に、即ち治具本体2から突出する。
こうして、前述した検査治具1は、複数の当接ピン3各々の他端部3bがカバー部5の各貫通孔36から該カバー部5の表面5a側に、即ち治具本体2から突出しているか否かを作業員が目視することで、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されているか否かを判断して、コネクタ8の良否を判定する。このように、検査治具1は、コネクタ8のコネクタハウジング11に装着された防水部材16の装着状態を検査する。
本実施形態によれば、コネクタ8のコネクタハウジング11に装着された防水部材16の装着状態を検査する検査治具1が、コネクタハウジング11の防水部材16が装着された側の端部11aに着脱可能に取り付けられる治具本体2と、棒状に形成されるとともに長手方向の一端部3aが防水部材16の表面16aに当接し且つ他端部3bが治具本体2から突没可能に該治具本体2に取り付けられた複数の当接ピン3と、を有している。
このため、複数の当接ピン3各々の他端部3bが治具本体2から突出した突出量により、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されているか否かを判断することができる。したがって、部品点数を増加させることなく、簡単な構造でコネクタハウジング11に装着された防水部材16の装着状態の良否を判断することができ、コネクタ8の良否を判定することができる。よって、小型で安価な検査治具1を提供することができる。
また、治具本体2が、内部にコネクタハウジング11の端部11aを収容する空間29を有し且つ複数の当接ピン3を防水部材16に対して接離自在に保持する本体部4と、該本体部4に端部11aと所定の間隔をあけて取り付けられ且つ複数の当接ピン3各々の他端部3bが挿通される複数の貫通孔36を有したカバー部5と、を有している。
このため、防水部材16の厚みに応じてカバー部5の厚みを変更することによって、厚みの異なる種々な防水部材16のコネクタハウジング11への装着状態の良否を判断することができる。このため、カバー部5の厚みを変更することで、防水部材16の厚みが異なる様々なコネクタ8に対応させることができ、汎用性の向上を図ることができる。
さらに、複数の当接ピン3は、それぞれ、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着された際に、他端部3bがカバー部5の貫通孔36から突出しない寸法に形成されているので、複数の当接ピン3各々の他端部3bがカバー部5の複数の貫通孔36から突出しているか否かで、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されているか否かを容易に判断することができる。このため、コネクタ8の良否を容易に判定することができる。
また、複数の当接ピン3が、防水部材16の周方向に沿って互いに間隔をあけて並べられているので、防水部材16の周方向において当該防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されていない箇所を検出することができる。このため、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されているか否かを確実に判断することができる。したがって、コネクタ8の良否を確実に判定することができる。
さらに、複数の当接ピン3が、防水部材16の径方向に沿って互いに間隔をあけて並べられているので、防水部材16の径方向において当該防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されていない箇所を検出することができる。このため、防水部材16がコネクタハウジング11の正規位置に装着されているか否かをより確実に判断することができる。したがって、コネクタ8の良否をより確実に判定することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 コネクタ検査治具
2 治具本体
3 当接ピン(当接部材)
3a 一端部
3b 他端部
4 本体部
5 カバー部
7 電線
8 コネクタ
10 端子金具
11 コネクタハウジング
11a 端部
16 防水部材
16a 表面
29 空間(凹部)
36 貫通孔(孔)

Claims (5)

  1. 電線の端部に取り付けられた端子金具と、前記端子金具を収容するコネクタハウジングと、前記電線が貫通し且つ前記コネクタハウジングに装着されて前記電線との間を水密に保つ防水部材と、を有するコネクタの前記防水部材の装着状態を検査するコネクタ検査治具であって、
    前記コネクタハウジングの前記防水部材が装着された側の端部に着脱可能に取り付けられる治具本体と、
    棒状に形成されるとともに、長手方向の一端部が前記防水部材の表面に当接し且つ他端部が前記治具本体から突没可能に該治具本体に取り付けられた複数の当接部材と、
    を有していることを特徴とするコネクタ検査治具。
  2. 前記治具本体が、内部に前記コネクタハウジングの前記端部を収容する凹部を有し且つ前記複数の当接部材を前記防水部材に対して接離自在に保持する本体部と、前記本体部に前記端部と所定の間隔をあけて取り付けられ且つ前記複数の当接部材各々の他端部が挿通される複数の孔を有したカバー部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ検査治具。
  3. 前記複数の当接部材は、それぞれ、前記防水部材が前記コネクタハウジングの正規位置に装着された際に、前記他端部が前記孔から突出しない寸法に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ検査治具。
  4. 前記複数の当接部材が、前記防水部材の周方向に沿って互いに間隔をあけて並べられていることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ検査治具。
  5. 前記複数の当接部材が、前記防水部材の径方向に沿って互いに間隔をあけて並べられていることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ検査治具。
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