JP2011126175A - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、データ生成装置およびプログラム - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、データ生成装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の複雑化および大型化を招くことなく、画像表面の光沢を向上させつつ、高品位の画像を記録することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】複数のインクの内の最も明度が高いインク(Lgy)の走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、その最も明度が高いインク(Lgy)の記録比率の最大値が他のインク(Y,M,C,K)よりも大きくなるように、第1および第2記録ヘッドから複数のインクを吐出させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の異なるインク毎にノズル列を備えた記録ヘッドを用いて、記録媒体上の同一記録領域に対して、記録ヘッドの複数回の走査によって画像を記録するためのインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、データ生成装置及びプログラムに関するものである。
インクジェット記録装置における記録方式としては、記録媒体上の同一記録領域に対する複数回の記録走査によって、画像を段階的に記録するマルチパス記録方式がある。この記録方式は、記録ヘッドを主走査方向に移動させながら、その記録ヘッドからインクを吐出する記録走査と、1回の記録走査による記録幅の1/Nだけ記録媒体を副走査方向に搬送する搬送動作と、を繰り返しながら画像を記録する。このようなマルチパス記録においては、先の記録走査と次の記録走査の間において記録媒体を搬送するため、その記録媒体の同一記録領域に対しては、所定の時間差をおいて記録ヘッドからインク滴が付与される。よって、普通紙などの顔料インクの吸収速度が遅い記録媒体においては、その上に付与されるインク滴を乾燥させながら記録を進めて行くことができるため、インクの定着性を良くすることができる。
しかしながら、光沢紙のように表面に特殊な加工が施された記録媒体に対してマルチパス記録を行うと、画像の記録部分における光沢性が損なわれてしまうおそれがある。
一般に、光沢紙のような記録媒体においては、インク溶剤の吸収や色材の定着を向上させるために微細な孔が表面に設けられており、染料インクは、その孔を介して染料が水分とともに吸収される。しかしながら顔料インクの場合には、その顔料分子が水に溶解しにくくて水分中に微粒子として分散しており、この微粒子が記録媒体表面の孔よりも大きいために、色材は記録媒体の内部までは浸透し難い。すなわち、顔料の微粒子は、記録媒体の表面に堆積した状態で定着してしまうことになり、記録媒体の表面における平滑性が損なわれて、その光沢が失われると考えられている。
さらにマルチパス記録において、色材が記録媒体の内部まで浸透し難い顔料インクを使用した場合には、各記録走査で付与されたインクが記録媒体上で順々に乾燥し、それらは重ねられながら定着する。例えば、記録媒体上の同一記録領域を4回走査して画像を完成させるマルチパス記録(4パス記録)の場合には、インクの層が4段階に重ねられることになる。これに対し、記録媒体上の同一記録領域を1回走査することによって画像を完成させるシングルパス記録(1パス記録)の場合には、インク層は1段階となる。そのため、マルチパス記録を採用した場合には、シングルパス記録の場合に比べて、記録媒体の表面における凹凸が激しくなり、その表面の光沢性が失われやすくなる。
インクジェット記録方式においては、同じ走査(同一パス)で記録媒体上に付与されるインク滴同士が記録媒体表面上で定着が終わる前に接触した場合には、レベリングが生じて記録媒体表面の凸凹が減り、その光沢が上がることが知られている。
特許文献1には、2インク滴同士の接触確率を変えてレベリングの程度を制御することにより、好適な光沢を実現する技術が開示されている。すなわち、特許文献1の技術によれば、顔料インクを用いたインクジェット記録装置において、記録媒体の光沢性に応じてパス数あるいはマスクパターンを選択することにより、パス数を変更して同一パス当たりの記録比率を上下させる。
一方、画像の記録部分の光沢度と粒状性を同時に実現するための手法として、有色インクで画像を記録した後に、無色のポリマーインクを付与してコーティングする技術(特許文献2)が知られている。また、顔料インクで画像を記録した後に、ラミネート処理を施す技術(特許文献3)も知られている。
特開2005―297212号公報 特開2001−039006号公報 特許第4062027号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、インク滴同士がくっついて局在するビーディングが発生し、画像の粒状性が悪化するおそれがある。また、先に形成されたインクドットによって、その後に付与されるインク滴(後続のインク滴)の浸透が阻害された場合に、インクドットが形成されていない未着色の記録媒体のエリアに、後続のインクが集まって凝集するおそれがある。この場合には、色材濃度が高い後続のインクが凝集時に嵩高になって、記録媒体の表面の凹凸を荒くし、光の散乱を増やして表面の光沢度を低下させるおそれがある。さらに、色材濃度が高くて低明度なインクは目立ちやすいため、それが局在して凝集すると画像の粒状性がより悪化するおそれがある。その結果、画像の粒状性が悪化し、記録媒体の表面の凹凸が増えて光沢を向上させる効果が損なわれるおそれがある。特に、高濃度の画像を記録する場合には、色材濃度が高いインクを用いることになるため、記録媒体の表面の凹凸が増えやすくなり、光沢が低下しやすくなる。
また、特許文献2および3に開示された方法では、コーティング処理やラミネート処理を必要とするため、画像の記録システム全体が複雑化、大型化、および高コスト化を招くおそれがある。
本発明の目的は、装置の複雑化および大型化を招くことなく、画像表面の光沢を向上させつつ、高品位の画像を記録することができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、データ生成装置及びプログラムを提供することにある。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、前記複数色のインクにおいて、最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの記録比率の最大値が他のインクの前記最大値より大きくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させる制御手段を備え、前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ることを意味することを特徴とする。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、前記複数色のインクの内の最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの前記記録比率の加重平均からの分散が他のインクの前記分散より小さくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させる制御手段を備え、前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、前記加重平均からの分散はΣ((n−Gx)2×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ること、Gxは、それぞれのインクの加重平均を意味することを特徴とする。
本発明によれば、複数回の走査によって記録される記録領域の最表面に、複数のインクの内の最も明度が高いインクによってドットを形成する。これにより、それらのインクを記録媒体上にて接触させて、その最表面の凹凸を少なくして画像表面の光沢を向上させることができる。しかも、最も明度が高いインクと他のインクに対して、それらの記録比率の加重平均、記録比率の最大値、および加重平均の分散の関係を設定する。これにより、記録媒体上におけるインクの必要以上の接触による画像の粒状性の悪化を抑えて、高品位の画像を記録することができる。
(a)は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の要部の概略斜視図、(b)は、図1のインクジェット記録装置の制御系のブロック構成図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態において用いる記録ヘッドの構成例の説明図、(b)は、本発明の第4の実施形態において用いる記録ヘッドの構成例の説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるマルチパス記録方式の説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるマルチパス記録方式の説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるマルチパス記録方式の説明図である。 (a)は、第1記録ヘッドによる記録比率の説明図、(b)は、第2記録ヘッドによる記録比率の説明図である、 (a)から(d)は、ドットの形成例の説明図である。 入力画像濃度に対するブラックインクと淡グレーインクの記録率の一例の説明図である。 本発明の第2の実施形態において用いる第1および第2記録ヘッドによる記録比率の説明図である。 本発明の第3の実施形態において用いる第2記録ヘッドによる記録比率の説明図である。 (a)から(c)は、それぞれ、本発明の第4の実施形態において用いるインク色毎の記録比率の説明図である。 本発明の第1実施形態における画像データの変換処理の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明を適用可能な記録装置の構成を説明するための要部の概略斜視図である。本例の記録装置50はシリアルスキャン方式の記録装置であり、ガイド軸51,52によって、キャリッジ53が矢印Xの主走査方向に移動自在にガイドされている。キャリッジ53は、キャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動される。キャリッジ53には、記録ヘッド10(図1(a)においては不図示)と、その記録ヘッド10にインクを供給するインクタンク54が搭載される。記録ヘッド10とインクタンク54は、インクジェットカートリッジを構成するものであってもよい。記録媒体としての用紙Pは、給紙ローラ55,56および搬送ローラ57,58によって、主走査方向と交差(本例の場合は、直交)する矢印Yの副走査方向に搬送される。記録装置50は、記録ヘッド10を主走査方向に移動させつつ、用紙Pに向かってインクを吐出させる記録動作と、用紙Pを副走査方向に所定量だけ搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、用紙P上に順次画像を記録する。
図1(b)は、本発明を適用可能な記録装置の制御系の概略ブロック構成図である。CPU100は、本記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM102は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。記録ヘッド10は、複数の吐出口と、それぞれの吐出口に連通する複数のインク流路と、それぞれのインク流路に配備された複数の吐出エネルギー発生素子と、が備えられており、これらによってインクを吐出可能な複数のノズルが形成されている。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子やピエゾ素子などを用いることができる。電気熱変換素子を用いた場合には、その電気熱変換素子の発熱によりインク流路内のインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出することができる。記録ヘッド10からのインクの吐出は、CPU100がヘッドドライバ10Aを解して電気熱変換素子を駆動することにより行われる。CPU100は、キャリッジ53を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ103をモータドライバ103Aを介して制御し、また用紙Pを副走査方向に搬送するためのP.Fモータ104をモータドライバ104Aを介して制御する。
図2(a)に、本実施形態において使用する記録ヘッドの構成例を示す。本例の場合、複数の吐出口10Aが形成された5つの記録ヘッドがキャリッジ53に着脱自在に搭載される。10(C),10(M),10(Y),10(K)は、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを吐出するための記録ヘッドである。また、10(Lgy)は淡グレー(Lgy)のインクを吐出するための記録ヘッドである。
それぞれの記録ヘッドには、矢印Xの主走査方向と交差する方向(本例の場合は、直交する方向)に沿って、2つのノズル列が形成されている。それぞれのノズル列には、複数の吐出口10Aが600dpi(ドット/インチ)のピッチで配列されて、多数のノズル(例えば、624ノズル)が形成されている。また、それぞれの記録ヘッドにおいて、2つのノズル列の内の一方のノズル列の吐出口10Aは、他方のノズル列の吐出口10Aと半ピッチの1200dpiずつずれている。したがって、それぞれの記録ヘッドは、実質的に、多数のノズル(例えば、1248ノズル)が1200dpiのピッチで一列に配列された記録ヘッドに相当するものとなっている。以下において、それぞれの記録ヘッドは、1248ノズルが1200dpiのピッチで一列に配列されたものとして説明する。
本実施形態において、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインク画像は、それぞれ16回の走査(16パス)によって完成させ、また、淡グレー(Lgy)のインク画像は、8回の走査(8パス)によって完成させる。つまり、計5色の画像を記録ヘッドの24回の走査(24パス)によって完成させるマルチパス記録方式を採用する。
本例の場合、それぞれの記録ヘッドにおける1248のノズルは、52ずつ24のノズル領域に分けられている。記録ヘッド10(C),10(M),10(Y),10(K)においては、24のノズル領域の内の16のノズル領域のノズルが画像の記録に用いられる。記録ヘッド(Lgy)においては、24のノズル領域の内の8つのノズル領域のノズルが画像の記録に用いられる。
ここで、図12を用いて、本実施形態の記録システムにおける画像データ変換処理の流れを説明する。本実施形態における記録システムは、ホスト装置200と記録装置50とで構成される。本実施形態において、ホスト装置200は、記録すべき画像を示す画像データの生成やそのデータ生成のためのUI(ユーザインターフェース)の設定等を行う。記録装置50は、前述のC、M、Y、K、Lgyのインクを用いて記録を行う。
記録実行時、アプリケーション3001で作成された画像データは、OS3002を介してプリンタドライバ3003に渡される。プリンタドライバ3003は、受け取った画像データに対し、前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、ハーフトーニングJ0005および印刷データ作成処理J0006を実行する。以下に、各処理を簡単に説明する。
前段処理J0002は色域(Gamut)のマッピングを行う。この処理は、sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、記録装置によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的にはR、G、Bのそれぞれが8bitで表現された256階調のデータを、3次元のLUTを用いることにより、異なる内容のR、G、Bの8bitのデータに変換する。
後段処理J0003は、上記色域のマッピングがなされたR、G、Bデータに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応したそれぞれ8bitの色分解データC、M、Y、K、Lgyを求める。ここでは前段処理と同様に、3次元LUTにて補間演算を併用して処理を行う。
γ補正J0004は、後段処理J0003によって求められた色分解データの各色のデータごとに、その濃度値(階調値)変換を行う。具体的には、記録装置の各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用い、上記色分解データが記録装置の階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。
ハーフトーニングJ0005は、8bitの色分解データC、M、Y、K、Lgyのそれぞれについて、量子化処理を行い4bitデータに変換する。本実施形態では、多値誤差拡散法を用いて、256階調の8bitデータを変換し、9階調の4bitデータを生成する。この4bitデータは、記録装置で行われる処理であるドット配置パターン化処理J0007のドット配置パターンを示すためのインデックスとなるレベル0〜8のいずれかの階調を示す階調値情報である。
印刷データ作成処理J0006は、階調値情報の集合である印刷イメージ情報に、記録画像の品位や記録媒体の種類・カラーやモノクロといった印字情報などの印刷制御情報を付加し、印刷データを作成する。
ホスト装置200によって印刷データが記録装置50に送られると、記録装置は入力された印刷データに対して、ドット配置パターン化処理J0007及びマスク処理J0008を行う。
ドット配置パターン化処理J0007では、ハーフトーニングJ0005からの出力値である4bitデータの9階調の階調値情報を、ドット配置パターンに展開して2値化処理を行う。これにより、多値の1画素に相当する領域内にインク滴の記録の有無(吐出・非吐出)を示す2値データを得ることができる。ここでは、多値(4bit)の1画素(以降、画素領域と呼ぶ)のデータを変換し、2値(1bit)の2×4画素のデータを生成する。
次に、マスク処理J0008は、ドット配置パターン化処理J0007により決定された各色のドット配置に対し、互いに補完の関係にある複数のマスクパターンとの間で論理積がとられる。これにより、後述するマルチパス記録が行われる。そして、このマスク処理により、C、M、Y、K、Lgyの各色において、マルチパス記録を構成する各記録走査において、インク滴を打ち込むためのデータを生成する。
そして、この2値の記録データをヘッド駆動回路J0009へ転送する。駆動回路J0009に入力された各色の1bitデータは、記録ヘッド10の駆動パルスに変換され、マルチパス記録における複数回の記録走査で、適切なタイミングでインクが吐出される。これにより、記録データに応じたインク吐出が行われ、記録媒体に画像の記録が行われる。
図3から図6は、本実施形態におけるマルチパス記録方式の説明図である。説明の便宜上、16のノズル領域のノズルを用いる記録ヘッド10(C),10(M),10(Y),10(K)を第1記録ヘッド10(1)とし、8つのノズル領域のノズルを用いる記録ヘッド10(Lgy)を第2記録ヘッド10(2)とする。第1記録ヘッド10(1)において用いられるノズル領域は、矢印Yの搬送方向の上流側に位置する16のノズル領域であり、以下、それらのノズル領域を搬送方向上流側から下流側に向かってノズル領域A1,A2,A3,・・・A16とする。また、第2記録ヘッド10(2)において用いられるノズル領域は、矢印Yの搬送方向の下流側に位置する8つのノズル領域であり、以下、それらのノズル領域を搬送方向上流側から下流側に向かってノズル領域B1,B2,B3,・・・B8とする。
図3は、第1パスから第9パスまでの説明図であり、記録媒体Pは、記録ヘッドが1回走査(1パス)する毎に、52ノズルの幅に相当する距離だけ矢印Yの副走査方向に搬送される。記録媒体Pは、第10パス以降においても同様に搬送される。また、このような記録媒体Pの1回の搬送量に相当する記録媒体P上の記録領域は、記録媒体の搬送方向の下流側から上流側に向かうにしたがって記録領域1,2,3・・・という。第1パスにおいて、ノズル領域A1から記録録媒体P上の記録領域1にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクが吐出され、第2パスにおいては、ノズル領域A1,A2からそれらのインクが記録領域1,2に吐出される。そして、第8パスにおいて、ノズル領域A1からA8からそれらのインクが記録領域1から8に吐出される。
図4は、第9パスから第17パスまでの説明図である。第9パスにおいては、ノズル領域A1からA9からシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクが記録領域1から8に吐出される。そして第16パスにおいて、ノズル領域A1からA16からそれらのインクが記録領域1から16に吐出されることにより、記録領域1に、それらのインクの画像が完成する。このように、16回のパスによってシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクの画像が完成する。
図5は、第17パスから第25パスまでの説明図である。第17パスにおいては、ノズル領域B1から記録録媒体P上の記録領域1に淡グレー(Lgy)のインクが吐出され、第18パスにおいては、ノズル領域B1,B2から記録領域1,2にそのインクが吐出される。そして、第24パスにおいて、ノズル領域B1からB8からそのインクが吐出されることにより、記録領域1において淡グレー(Lgy)のインクの画像が完成する。このように、8回のパスによって淡グレー(Lgy)のインクの画像が完成する。
したがって、24パス目において領域1における5色のカラー画像が完成する。以降、記録ヘッド10(1)から10(4)が同様の動作を繰り返すことにより、第25,26,27パス・・・において、領域2,3,4・・・における5色のカラー画像が順次完成する。つまり、記録媒体上の同一記録領域に対して、24回のパスによって5色のインクのカラー画像が完成する。
図6(a)は、第1記録ヘッド10(1)(記録ヘッド10(Y),(M),(C),(K))による1パス当たりの記録比率を示す。図6(b)は、第2記録ヘッド10(2)(記録ヘッド(Lgy))による1パス当たりの記録比率(インクの打ち込み比率)を示す。このような記録比率は、画素に対応する記録データをそれぞれのパス毎に振り分けるマスクマスクパターンによって設定される。マスクパターンは、記録データの出力/非出力を定めるマスク要素によって構成されており、インクの吐出/不吐出に対応する記録データがマスクパターンによってそれぞれのパスに振り分けられる。「記録比率」は、記録データの出力を定めるマスク要素の割合を表すものでもある。
第1記録ヘッド10(1)に関しては、対応するインク(C、M、Y、Kインク)の記録データが第1パスから第16パスに振り分けられて、それらのパス毎の記録比率は図6(a)の関係にある。記録ヘッド(2)に関しては、対応するインク(Lgyインク)の記録データが第17パスから第24パスに振り分けられて、それらのパス毎の記録比率は図6(b)の関係にある。第1記録ヘッド10(1)用のマスクパターンは、第1パスから第16パスに対応する16のマスクパターン部を含み、それら16のマスクパターン部は相互に補完の関係にあり、それらの記録比率の合計は100%となる。また、第2記録ヘッド10(2)用のマスクパターンは、第17パスから第24パスに対応する8つのマスクパターン部を含、それら8つのマスクパターン部は相互に補完の関係にあり、それらの記録比率の合計は100%となる。
本例において用いるC、M、Y、K、Lgyインクのセット(インクセット)の内、Lgyインクは最も明度の高いインクである。そのLgyインクの記録比率の加重平均は、それらのインクセットによる画像の完成に必要な24回のパス中(走査中)において、第24パスに最も近い側つまり最も後側にある。加重平均は、下式(1)で表すことができる。
加重平均=Σ(n×fx(n))/Σfx(n) ・・・(1)
ここで、fx(n)は、Xインク(C、M、Y、K、またはLgyインク)のnパス目(n走査目)の記録比率を意味し、Σは、nに関して1から総パス数N(総走査回数N)までの和を取ることを意味する。本例のように、Xインクに対応するN個のマスクパターン部が相互に補完の関係にあって、Nパスで100%の記録比率(打ち込み率)となる場合、Σfx(n)=100(%)となる。
図6(a)のようなC、M、Y、Kインクの記録比率の加重平均は、上式(1)から8.5となり、図6(b)のようなLgyインクの記録比率の加重平均は、上式(1)から20.5となり、Lgyインクの加重平均が最も大きくなる。
具体的に、図6(b)において、それぞれのパス毎(走査毎)のLgyインクの記録比率は、次のような関係にある。
(n=1)パス目(fx(n)=17)と(n=8=N)パス目(fx(n)=24)の記録比率は11(%)、(n=2)パス目(fx(n)=18)と(n=7)パス目(fx(n)=23)の記録比率は12(%)である。また、(n=3)パス目(fx(n)=19)と(n=6)パス目(fx(n)=22)の記録比率が13(%)、(n=4)パス目(fx(n)=20)と(n=5)パス目(fx(n)=21)の記録比率が14(%)である。
したがって、このようなLgyインクの場合、Σ(n×fx(n))とΣfx(n)は以下のように求められる。
Σ(n×fx(n))=17×11(%)+18×12(%)+19×13(%)+20×14(%)+21×14(%)+22×13(%)+23×12(%)+24×(11%)=2050(%)
Σfx(n)=11(%)+12(%)+13(%)+14(%)+14(%)+13(%)+12(%)+(11%)=100(%)
したがって、このようなLgyインクの記録比率の加重平均は、上式(1)から20.5(=2050/100)となる。
このように、C、M、Y、Kのインクに関しては、5色のインクによる記録が完了する24パス中において、相対的に前半側のパス(図6(a)中左側寄りのパス)によって記録を行う。一方、Lgyインクに関しては、その24パス中において、相対的に後半側のパス(図6(b)中右側寄りのパス)によって記録を行う。さらに、Lgyインクに関しては、その記録比率の最大値が他のインクよりも大きくなっている。また、Lgyインクに関しては、その記録比率の加重平均からの分散が他のインクよりも小さくなっている。記録比率の加重平均からの分散は、下式(2)で表すことができる。
Σ((n−Gx)2×fx(n))/Σfx(n) ・・・(2)
ここで、fx(n)はXインク(C、M、Y、K、またはLgyインク)のnパス目の記録比率、GxはXインクの加重平均、Σはnに関して1から総パス数Nまでの和をとることを意味する。本例のように、Xインクに対応するN個のマスクパターン部が相互に補完の関係にあって、Nパスで100%の記録比率(打ち込み率)となる場合、Σfx(n)=100(%)となる。
本例の場合、C、M、Y、Kインクの記録比率の分散は、上式(2)から13.93となり、Lgyインクの記録比率の分散は、上式(2)から4.85となる。このように、Lgyインクの記録比率の最大値を他のインクよりも大きくする理由は、記録画像の粒状性と光沢度を両立させるためであり、以下、その理由について説明する。
Lgyインクは、他のインクよりも相対的に後半側のパスで記録を行うため、記録媒体上に形成されるインク層の最表層に、Lgyインクが最も多く存在することになる。そして、このようなLgyインクに関しては、その記録比率の最大値を他のインクよりも大きくする。あるいは、このようなLgyインクに関しては、その記録比率の加重平均からの分散を他のインクよりも小さくする。その結果、同一パス内において吐出されたインク滴同士が記録媒体上において接触するレベリングが促進されて、光沢度が向上する。このように、最表層に最も多く存在するLgyインクに積極的にレベリングを生じさせる理由は、物質の光沢度に関しては、最表層が支配的に作用するからである。これは、ニスやメッキや金属泊などによって物質の表面を覆うことに似ており、インクジェット記録方式においても最表層を形成するインク層が光沢度に対して支配的となる。例えば、4パス記録方式において、図7(a)から(d)のように、記録媒体上にインクドットD1,D2,D3,D4が第1パスから第4パスの順序で形成される場合、最終パスにおいて形成されるインクドットD4が最表層に位置することになる。また、同一パスにおいて異なるインクによってドットを形成する場合には、図7(a)から(d)のように、それらの異なるインクによるドットD1,D2,D3,D4の形成位置に重ならないように、それらのドットの形成位置をずらすことが望ましい。
ところで前述したように、同一パスで吐出されたインク滴同士は、記録媒体の表面上での定着が終わる前に接触することにより、レベリングが生じて記録媒体の表面の凸凹を減少させて光沢を上げることが知られている(特許文献1)。しかし、記録媒体上でインク滴同士が接触するような記録を行うと、ドットが大きくなって、特に明度の低い色が目立って粒状性が悪化する。また、先に形成されたドットによって、その後に吐出される後続のインク滴の浸透が阻害され、先にドットが形成されていない未着色の記録媒体上の記録領域に、後続のインクが集まって凝集するおそれがある。そのため、色材濃度が高いインクは、その凝集時に嵩高になって記録媒体の表面の凹凸を荒くし、光の散乱を増やして、その光沢を悪化させるおそれがある。さらに、色材濃度が高くて低明度なインクは目立ちやすいため、それが局在して凝集すると粒状性も悪化させるおそれがある。そのため、特許文献1に開示された方法では、画像の粒状性が悪化し、記録媒体の表面の凹凸が増えて光沢を向上させることが難しかった。
そこで本実施形態において、上述したように、色材濃度の低い淡インクによって最表層を形成するように、複数色のインクの中で最も明度の高いインクの記録比率の加重平均を最も大きくし、後側にする。このような記録方法により、画像の粒状性の悪化を目立ちにくくし、かつ、インクの凝集によるインク層表面の荒れを抑えることができる。さらに、同一パスにおいて吐出されるインク滴同士が記録媒体上で接触して、それらが凹凸を少なくなるレベリングを積極的に起こすように、最も明度の高いインクの記録比率の最大値を他のインクよりも大きくする。あるいは、最も明度の高いインクの記録比率の加重平均からの分散を他のインクよりも小さくする。
本実施形態において、Lgyインク以外のインクに関しては、全インクによる記録が完了する全24パスの内、16パスによって画像を完了させる。その理由は、ビーディングに由来する画像の粒状性の悪化を引き起こさないように考慮して、記録比率を分配した結果である。しかし、このようなパス数に限定されるものではない。
本発明は、濃インクと淡インクが使用される場合において高い効果を発揮することができ、特に、高階調部(階調が高い記録領域)においては、積極的に一定量以上の淡インクを使用することが望ましい。図8は、本例のインクセットを使用してグレースケール画像を記録する場合の入力画像濃度に対するKインクとLgyインクの記録率の一例を示す。一般的に、記録媒体に対する単位記録領域当たりのインクの総打ち込み量は、記録画像の光沢性、およびインクや記録ヘッドの消耗等を考慮して、必要以上に増やさないよう設計される。そのため、階調が高くなる程、なるべく濃インクの記録率を高め、それに伴って淡インクの記録率は少なくするように、インクを吐出する場合が多い。図8の例においては、Lgyインクは高階調部においても一定の比率で使用される。これにより、上述した理由から、画像の好適な粒状性と光沢度を得ることができる。
(第2の実施形態)
記録画像の色に応じて、記録方法を切り換えることも可能である。前述した実施形態において、画像の高階調部のような淡インクと濃インクを使用する領域では、図6(a),(b)のような記録比率により記録する。一方、低階調部のようなほぼ淡インクのみを使用する領域では、図9のような第1および第2記録ヘッド10(1)、10(2)の記録比率により記録する。これにより、高階調部では好適な光沢度と粒状性を得ることができ、一方、低階調部では、Lgyインクのドット配置を高階調記録時に比べてパス間およびパス内において分散させて、ビーディング由来の画像の粒状性の悪化を抑制することができる。また、ビーディング現象により光沢度が高くなり過ぎることを抑止し、好適な光沢度を得ることができる。これらの結果、低階調部から高階調部に至るまで好適な光沢度と粒状性を得ることができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、Lgyインク(淡インク)による記録パスと、その他のインク(濃インク)による記録パスと、が重複しない構成、すなわち濃インクによる記録が完了してから淡インクによる記録を行う構成になっている。しかし、これに限定するものではなく、淡インクと濃インクによる記録パスが重複していてもよい。
本実施形態においては、第1記録ヘッド10(1)によるC,M,Y,Kインクの記録比率を図6(a)のように設定し、第2記録ヘッド10(2)によるLgyインクの記録比率を図10のように設定する。Lgyインクの記録比率の加重平均は、他のインクよりも後側(図10中の右側)とする。C、M、Y、Kインクの記録比率の加重平均は、上式(1)から8.5となり、一方、Lgyインクの記録比率の加重平均は、上式(1)から20.15となる。
また、本実施形態におけるLgyインクの記録比率の加重平均からの分散は、他のインクよりも大きくなっているものの、Lgyインクの記録比率の最大値が他のインクよりも大きくなっているため、本発明の効果を得ることができる。C、M、Y、Kインクの記録比率の分散は、上式(2)から13.93となり、一方、Lgyインクの記録比率の分散は、上式(2)から21.34となる。また、インクセットの中で最も明度の高いインクであるLgyインクに関しては5から24パス目で記録を行い、他のインク(C、M、Y、Kインク)に関しては1から16パス目で記録を行っている。したがって、Lgyインクによる記録と、他のインク(C、M、Y、Kインク)による記録は、5から16パス目において重複している。
(第4の実施形態)
図2(b)に、本実施形態において使用する記録ヘッドの構成例を示す。本例の場合は、同一色相で明度が異なるインクセットを用いる。すなわち、K(ブラック)、Gy(グレー)、Lgy(ライトグレー;淡グレー)のインクセットと、C(シアン)、Lc(ライトシアン;淡シアン)のインクセットと、M(マゼンタ)、Lm(ライトマゼンタ;淡マゼンタ)のインクセットと、を用いる。さらに、これらのインクセット以外に、Y(イエロー)のインクを用いる。10(K),10(Gy),10(Lgy),10(C),10(Lc),10(M),10(Lm),10(Y)は、ブラック、ブレー、ライトグレー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエローのインクを吐出するための記録ヘッドである。
本実施形態では、このような記録ヘッドを用い、記録媒体上の同一の記録領域に対して、複数回の記録走査(パス)により画像を完成させる。本例の場合は、16パスのマルチパス記録方式を採る。
本例における各インクの記録比率を図11(a),(b),(c)に示す。図11(a)は、C、M、Y、Kインクの記録比率、図11(b)はgyインクの記録比率、図11(c)は、Lc、Lm、Lgyインクの記録比率である。これらの図からも明らかなように、インクセットの中で最も明度の高いインクであるLc、Lm、Lgyインクの記録比率の加重平均は、最も後側(図11(c)中の右側)にある。
上式(1)から、C、M、Y、Kインクの記録比率の加重平均は4.5となり、Gyインクの記録比率の加重平均は10.5となり、Lgyインクの記録比率の加重平均は14.5となる。また、Lc、Lm、Lgyインクの記録比率の最大値は、他のインクよりも大きくなっている。また、Lc、Lm、Lgyインクの記録比率の加重平均からの分散は、それ以外のインクよりも小さくなっている。すなわち、上式(2)からC、M、Y、Kインク記録比率の分散は5.25となり、Gyインクの記録比率の分散は5.25となり、Lc、Lm、Lgyインクの記録比率の分散は1.25となる。
本例において、インクセットの中で最も明度が高いLc、Lm、Lgyの3つのインクは、下記(1)、(2)を特徴とする。しかし、これらの特徴は、必ずしも3つのインクの全てになくてもよい。すなわち、明度が高いインクが複数ある場合には、少なくとも1つのインクにこれらの特徴が備わっていればよく、本例の場合は、Lgyインクのみに備わっていてもよい。
(1)記録比率の加重平均が最も後側にある。
(2)記録比率の最大値が他のインクよりも高い、或いは、記録比率の加重平均からの分散が他のインクよりも小さい。
(他の実施形態)
本発明は、インクを吐出可能な複数のノズルが配列されたノズル列を複数の異なるインク毎に複数備えた記録ヘッドを用い、記録媒体上の同一記録領域に対して、記録ヘッドの複数回の走査によって画像を記録する記録方式に対して、広く適用することができる。つまり、本発明は2パス以上の種々のマルチパス記録方式に対して、適用することができる。
また、記録ヘッドから吐出する複数色のインクは、色材が顔料である顔料インクおよび/または色材が染料である染料インクを含むことができる。
また、前述した実施形態では、前段処理、後段処理、γ処理、量子化部および記録データ作成処理をホスト装置200で実行した。そして、ドット配置パターン化処理およびマスク処理を記録装置50で実行する例について説明したが、本実施形態はこの形態に限られるものではない。例えば、ホスト装置200で実行している処理J0002〜J0005の一部を記録装置50にて実行する形態であってもよいし、すべての処理をホスト装置200にて実行する形態であってもよい。あるいは、処理J0002〜J0008を記録装置50にて実行するような記録システムであってもよい。
また、前述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。これは、本実施形態においては、図12に示すフローチャートの内容を含むプログラムである。

Claims (10)

  1. インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記複数色のインクにおいて、最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの記録比率の最大値が他のインクの前記最大値より大きくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させる制御手段を備え、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ることを意味する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記複数色のインクの内の最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの前記記録比率の加重平均からの分散が他のインクの前記分散より小さくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させる制御手段を備え、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    前記加重平均からの分散はΣ((n−Gx)2×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ること、Gxは、それぞれのインクの加重平均を意味する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 前記複数色のインクは、前記最も明度が高いインクと同一色相で明度が異なる複数のインクを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数色のインクの内、前記最も明度が高いインクを最も階調が高い記録領域において用いることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記記録領域にインクドットを形成するための記録データを、マスクパターンを用いて前記記録ヘッドの複数回の走査に分けることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記複数色のインクは、色材が顔料であるインクを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
    前記複数色のインクの内の最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの記録比率の最大値が他のインクの前記最大値より大きくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させ、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ることを意味する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  8. インクを吐出可能な複数のノズルが副走査方向に沿って配列された複数のノズル列を複数色のインク毎に備えた記録ヘッドを、記録媒体上の同一記録領域に対して前記副走査方向と交差する主走査方向への複数回の走査中に前記複数色のインクを吐出することにより画像を記録するインクジェット記録方法において、
    前記複数色のインクの内の最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの前記記録比率の加重平均からの分散が他のインクの前記分散より小さくなるように、前記記録ヘッドから前記複数色のインクを吐出させ、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    前記加重平均からの分散はΣ((n−Gx)2×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ること、Gxは、それぞれのインクの加重平均を意味する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 記録ヘッドが記録媒体上の同一記録領域に対する複数回の走査中に複数色のインク滴を打ち込むためのデータを生成するデータ生成装置であって、
    前記複数色のインクのうち、最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの記録比率の最大値が他のインクの前記最大値より大きくなるように、前記複数色のインク滴を打ち込むためのデータを生成する生成手段を備え、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ることを意味することを特徴とするデータ生成装置。
  10. 記録ヘッドが記録媒体上の同一記録領域に対する複数回の走査中に複数色のインク滴を打ち込むためのデータを生成するデータ生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記データ生成装置は、前記複数色のインクのうち、最も明度が高いインクの走査毎の記録比率の加重平均が最も大きくなり、かつ、前記最も明度が高いインクの記録比率の最大値が他のインクの前記最大値より大きくなるように、前記複数色のインク滴を打ち込むためのデータを生成し、
    前記記録比率の加重平均はΣ(n×fx(n))/Σfx(n)によって求められ、
    fx(n)は、それぞれのインクのn走査目の記録比率、Σは、nに関して1から総走査回数Nまでの和を取ることを意味することを特徴とするプログラム。
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