JP2011120890A - 塗布具および部分毛染装置 - Google Patents

塗布具および部分毛染装置 Download PDF

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Abstract

【課題】個人ユーザでも自身で容易に頭髪に処理剤を塗布することができる塗布具を提供する。
【解決手段】塗布具(100)は、頭髪に処理剤を塗布するための器具であって、容器連結部材(110)、中空形状の上側誘導部材(120)、下側誘導部材(130)および並行支持機構(140)を有している。容器連結部材(110)には、処理剤を収容する吐出容器(ST)が連結される。上側誘導部材(120)は、処理剤を吐出する吐出口を下面に備え、容器連結部材110から前方に伸びて形成されている。下側誘導部材(130)は、上側誘導部材(120)と並行に配置されて吐出口と対向する。並行支持機構(140)は、上側誘導部材(120)と下側誘導部材(130)とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる。これにより、個人ユーザでも処理剤を頭髪に容易かつ均一に塗布することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭髪に処理剤を塗布するための塗布具、および頭髪の部分染めに利用される部分毛染装置に関する。
現在、美容のために頭髪を毛染するなど、種々の処理剤を頭髪に塗布することが普及しており、塗布用の器具も各種が提供されている。ここで、例えば染毛剤を用いた頭髪の毛染の場合、頭髪の全部を一様に毛染する、いわゆる全体染めの場合は、特定部位の頭髪を選択する必要がなく頭髪の全体に染毛剤を塗布すればよいため、その作業は比較的容易である。
しかし、頭髪の一部を選択して毛染する、いわゆる部分染めは、作業が比較的煩雑である。例えば、ヘアサロンでは、いわゆるテールコームと呼称される櫛の先細のテール部分で、部分染めする対象の頭髪を層状に頭部から引き出し、その頭髪に刷毛で染毛剤を塗布している。
ここで、頭髪を層状に引き出すとは、ひとまとまりの頭髪を、ほぼ等しい厚さの平面状に薄くばらけさせた状態で頭部から選り分けることを意味しており、例えば、後述する特許文献1の図17や特許文献2の図3に、その態様が例示されている。
部分染めは、頭皮に近い内側の頭髪を対象として行う場合がある。このように、頭髪の表層だけではなく、頭皮に近い内側の頭髪を選択して部分染めすることにより、毛染された内側の頭髪が表層の頭髪を通して観察されることとなり、自然な仕上がり状態に頭髪を染めることができる。
しかし、上述のようなヘアサロンの作業を個人ユーザが自身で実行することは困難である。そこで、このような部分染めを個人ユーザが自身で実行するための専用の器具も発案されている。
例えば、ある部分毛染装置は、染毛剤の充填容器の口部に装着するノズル部材として形成されている。そのノズル部材は、先端部分に開口溝が形成されており、その間に部分染めする頭髪を挿通させることができるように形成されている。部分染めを実行する場合には、充填容器に装着したノズル部材の開口溝に、部分染めしたい頭髪を束状に挿通させる。
このとき、ノズル部材を頭髪の根本部分に位置させておき、充填容器を押圧しながら、部分染めする頭髪の根本部分から毛先部分までノズル部材を移動させる。すると、ノズル部材の開口溝に染毛剤が吐出されるので、これで頭髪の所望部分が部分染めされることになる(例えば、特許文献1参照)。
また、他の部分毛染装置としては、櫛体と、その櫛基体部に廻動自在に取付けられた毛髪挟持部材と染毛剤を収容した容器とからなる毛染用具がある。その部分毛染装置では、毛髪挟持部材が、挟持部と操作部とからなり、挟持部が、頭髪の挟持時に櫛歯の両側面を囲む挟持枠を具え、操作部が、毛髪挟持部材の廻動面に沿って延設された指掛け操作部を具えている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−290712号公報 特開2002−165630号公報
しかし、上記の特許文献1の部分毛染装置では、ノズル部材の開口溝に部分染めする頭髪を束状に挿通させるので、染毛剤の塗布斑が生じる場合がある。それは、特許文献1の図8や段落0022に記載のように、束状の頭髪が開口溝の底部で周囲から押さえられながら次第に丸く束ねられてしまい、その結果、頭髪束の表面に比べて、その内部に位置する頭髪に対しては染毛剤を塗布することが困難なためである。
また、特許文献2の毛染装置では、櫛体と挟持部とがハサミ状に揺動自在に軸支されていて、両者を大きく開口させることで頭髪を把持する。従って、頭皮に近い内側の頭髪のみを選択的に層状に頭部から引き出そうとしても、櫛体と挟持部とが大きく開口しているため、挟持部上に乗っている頭髪の全部を把持してしまう。
このため、特許文献2の毛染装置において、頭皮に近い内側の頭髪のみを選択的に層状に頭部から引き出し、これを櫛体と挟持部とで把持して部分染めする場合には、当該頭髪よりも上に位置する他の頭髪をテールコームなどで予め選り分けておく必要がある。
従って、特許文献2の装置の場合、頭髪を均一な層状に把持して部分染めすることが困難であり、個人ユーザが自身で部分染めをすることは容易ではない。
このように、従来の装置の場合、染毛剤などの処理剤を所望の頭髪に塗布することは困難であった。本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、個人ユーザでも自身で処理剤を頭髪に容易かつ均一に塗布することができる塗布具、および容易に頭髪を均一な層状に部分染めすることができる部分毛染装置を提供するものである。
本発明の塗布具は、頭髪に処理剤を塗布するための塗布具であって、処理剤を収容する吐出容器が連結される容器連結部材と、処理剤を吐出する吐出口を下面に備え、容器連結部材から前方に伸びて形成されている中空形状の上側誘導部材と、上側誘導部材と並行に配置されて吐出口と対向する下側誘導部材と、上側誘導部材と下側誘導部材とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構と、を有する。
従って、本発明の塗布具では、並行に配置された上側誘導部材と下側誘導部材との間に層状に案内された頭髪に対して、中空形状の上側誘導部材を通じて吐出口から吐出された処理剤を塗布することができる。そして、頭髪を挟む上側誘導部材および下側誘導部材を頭髪の長さ方向に移動させることで、当該頭髪に対して処理剤を均一に塗布することができる。
また、本発明の部分毛染装置は、頭髪の部分染めに利用される部分毛染装置であって、染毛剤が収容されている吐出容器が連結される容器連結部材と、容器連結部材から前方に細長形状に中空に形成されていて染毛剤を吐出させる吐出口が下面に形成されている上側把持部材と、上側把持部材と並行で吐出口と対向する細長形状に形成されている下側把持部材と、上側把持部材と下側把持部材とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構と、を有する。
従って、本発明の部分毛染装置では、染毛剤が収容されている吐出容器が容器連結部材の後部に連結される。この容器連結部材から前方に細長形状に中空に形成されている上側把持部材は、その下面に形成されている吐出口から染毛剤を吐出させる。下側把持部材は、上側把持部材と並行で吐出口と対向する細長形状に形成されている。このような上側把持部材と下側把持部材とを並行支持機構が並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる。このため、並行に対向したまま接離する上側把持部材と下側把持部材とで、部分染めする頭髪の根本部分が均一な層状に把持される。このような状態で吐出容器が押圧されると上側把持部材の吐出口から染毛剤が吐出されるので、把持されている頭髪の根本部分が部分染めされる。このような状態から吐出容器が押圧されながら部分毛染装置が頭髪の毛先部分まで移動されることで、頭髪が均一な層状に部分染めされる。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
さらに、本発明では前後左右上下の方向を規定しているが、これは本発明の構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定したものであり、本発明を実施する場合の製造時や使用時の方向を限定するものではない。特に、各部の方向は各部ごとでよく、例えば、ある部分の前方と他の部分の前方とが相反していることも許容する。
本発明でいう毛染とは頭髪の見た目の色を変えることをいい、着色染毛剤を用いて毛髪を着色するヘアーマニキュアのほか、酸化染毛剤等を用いて毛髪の脱色とカラーリングをともにおこなうヘアカラーや、脱色剤や脱染剤等を用いて毛髪を脱色するブリーチを含む。また、本発明で云う部分染めとは、頭皮に生えている多数本のうちの一部の頭髪に対して、その長さ方向の少なくとも一部を毛染することをいう。また、染色する横幅を狭くした筋状染毛(いわゆるストリーク染毛)も、本発明で云う部分染めの範疇に入る。なお、当然ながら、部分染めを頭髪全体に実行すれば、頭髪全部を染毛剤で染色することも可能である。
本発明の塗布具および部分毛染装置では、並行に配置された上側誘導部材と下側誘導部材との間に層状に案内された頭髪に対して処理剤を均一に塗布することができる。特に、頭皮に近い内側の頭髪に対して選択的に処理剤を塗布することが可能である。
本発明の実施の形態の部分毛染装置の外観を示す斜視図であり、(a)は上側誘導部材(本実施形態の上側把持部材)と下側誘導部材(本実施形態の下側把持部材)とが開口した状態、(b)は上側把持部材と下側把持部材とが閉止した状態、である。 部分毛染装置の外観を示す側面図であり、(a)は上側把持部材と下側把持部材とが開口した状態、(b)は上側把持部材と下側把持部材とが閉止した状態、である。 部分毛染装置の外観を示す正面図であり、(a)は上側把持部材と下側把持部材とが開口した状態、(b)は上側把持部材と下側把持部材とが閉止した状態、である。 上側把持部材の外観を示す斜視図であり、(a)は前側から見た下方斜視図、(b)は後側から見た下方斜視図である。 上側把持部材の外観を示し、(a)は側面図、(b)は底面図、である。 下側把持部材の外観を示す斜視図である。 上側把持部材と下側把持部材とで頭髪がW状に支持された状態を示す模式的な縦断正面図である。 下側把持部材の外観を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、である。 変形例の部分毛染装置の下側把持部材の外観を示す斜視図である。 変形例の下側把持部材の外観を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、である。
本発明の実施の一形態を図1から図8を参照して以下に説明する。なお、本実施の形態では、図示するように、前後左右上下の方向を規定して説明するが、これは本実施の形態の構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定するものであり、本発明を実施する場合の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
本実施形態の塗布具(部分毛染装置100)は、頭髪HIに処理剤を塗布するための器具である。塗布具(部分毛染装置100)は、容器連結部材110と、上側誘導部材(上側把持部材120)と、下側誘導部材(下側把持部材130)と、並行支持機構140とを有している。
容器連結部材110は、処理剤を収容する吐出容器STが連結される部材である。
上側誘導部材(上側把持部材120)は中空形状をなし、処理剤を吐出する吐出口121を下面に備え、容器連結部材110から前方に形成されている部材である。
下側誘導部材(下側把持部材130)は、上側誘導部材(上側把持部材120)と並行に配置されて吐出口121と対向する部材である。
並行支持機構140は、上側誘導部材(上側把持部材120)と下側誘導部材(下側把持部材130)とを並行に対向させたまま、少なくともこれらの一方を上下方向に変位させる機構である。
処理剤としては、例えば、染毛剤、表面つや出し剤、色素定着剤、脱色剤または脱染剤など、毛髪の見た目の色を変化させる液状やゲル状の各種剤を用いることができる。このほか、処理剤としては、頭髪柔軟化剤、頭髪弾性付与剤、くせ毛矯正剤またはウェーブ剤など頭髪の特性を変化させるための剤を用いることができる。
吐出容器STは、本実施形態の部分毛染装置100を使用する際に処理剤(本実施形態の染毛剤)を収容しておく容器である。部分毛染装置100の製造および流通時点では、吐出容器STに処理剤が収容されている必要はない。
上側誘導部材および下側誘導部材は、両部材の間に頭髪HIを導き入れるとともに、その頭髪HIを層状に薄く分散させるための部材である。上側誘導部材および下側誘導部材は、互いに並行に対向したまま、すなわち互いに平行または略平行を保ったまま、接近または離間する。上側誘導部材と下側誘導部材の形状は特に限定されず、容器連結部材110から先端側(前方)に向かって延在する細長形状でもよく、または前後方向よりも左右方向の長さの方が大きい太幅形状でもよい。また、上側誘導部材と下側誘導部材は、それぞれ直線形状でもよく、または湾曲形状でもよい。さらに、上側誘導部材と下側誘導部材とは、互いに接近した状態で、両部材の間に導入されている頭髪HIに接触してこれを挟み込んでもよく、または少なくとも一方の部材は頭髪HIに対して非接触でもよい。以下、本発明の実施形態として、導入された頭髪HIを上下方向から挟み込んで把持した状態で処理剤を供給する上側把持部材120および下側把持部材130を、上側誘導部材および下側誘導部材の例として説明する。
ここで、説明のため、処理剤の吐出口121が形成されている方の部材を上側誘導部材と呼称している。また、上側誘導部材(上側把持部材120)からみた下側誘導部材(下側把持部材130)の方向を下方と呼称する。ただし、部分毛染装置100の製造時や使用時の向きは任意であり、上側誘導部材が下側誘導部材よりも鉛直方向の上側に配置されることを意味するものではない。
上側把持部材は中空に形成されている。この中空部の一端は吐出口121と連通しており、他端を吐出容器STと連通させて部分毛染装置100は用いられる。この中空部を通じて吐出容器STから吐出口121に処理剤が供給される。
より具体的には、本実施の形態の部分毛染装置100は、頭髪HIの部分染めに利用される器具である。本実施の形態の部分毛染装置100は、図1から図5に示すように、染毛剤が収容されている吐出容器STが連結される容器連結部材110と、容器連結部材110から前方に細長形状に中空に形成されていて染毛剤を吐出させる吐出口121が下面に形成されている上側把持部材120と、上側把持部材120と並行で吐出口121と対向する細長形状に形成されている下側把持部材130と、上側把持部材120と下側把持部材130とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構140と、を有する。
より詳細には、本実施の形態の部分毛染装置100では、図4および図5に示すように、上側把持部材120の下面に複数の吐出口121が左右二列に形成されている。また、本実施の形態の部分毛染装置100は、少なくとも上側把持部材120に配列されている吐出口121の間隙ごとに下方に突設されていて全体に櫛歯状に形成されている複数の頭髪誘導凸部122を、さらに有する。すなわち、上側誘導部材(上側把持部材120)の下面に複数の頭髪誘導凸部122が櫛歯状に突出して形成されている。
複数の吐出口121は、図5(b)に示すように、上側把持部材120の先端側ほど直径が大きくなるように形成されている。これは、高粘度の染毛剤を上側把持部材120の基端側に供給して先端側ほど吐出圧が低くなった場合でも、それぞれの吐出口121から均等に染毛剤を吐出させるためである。説明のため、図5(b)には、二列に並ぶ吐出口121の中心線を細線で図示している。同図に示すように、各列で互いに隣接する吐出口121同士の中心間距離は等しい。
また、図4および図5に示すように、上側把持部材120は、複数の頭髪誘導凸部122が櫛歯状に形成されている頭髪把持部分126と、頭髪把持部分126の前方に形成された先端部分125とを含んでいる。そして、先端部分125における上側把持部材120と下側把持部材130との開口幅が、前方から頭髪把持部分126に向かって狭くなっている。
より具体的には、上側把持部材120の先端部分125は、厚み方向にテーパー状をなし、先端部分125の下面は上側把持部材120の先端側から頭髪把持部分126に向かって連続的に下り傾斜している。また、頭髪把持部分126の前端の下面は、先端部分125の後端の下面と同じ高さか又はより上方に位置している。
上側把持部材120の先端部分125は、先細形状をなし、頭髪把持部分126の前端から先細側に向かって徐々に細幅に形成されている。先端部分125の前縁には、半球状の鈍頭部128が形成されている。
先端部分125の下面には円筒状の凹溝127が形成されている。より具体的には、凹溝127は、円筒面を中心軸に対して斜めに切断した形状をなしている。これにより、先端部分125の基端(前縁と反対側端)には爪部129が下方に突出して形成されている。
上側把持部材120の頭髪把持部分126に形成された頭髪誘導凸部122の下端は、先端部分125の下り傾斜した最下端位置にあたる爪部129と同じ高さ、または爪部129よりも上方にある。つまり、頭髪誘導凸部122は、先端部分125の最下端位置と面一またはその上方に位置している。
また、図3(a)に示すように、上側把持部材120の正面視において、頭髪誘導凸部122(図4を参照)は先端部分125の背後に完全に隠れている。言い換えると、頭髪誘導凸部122は、正面視において先端部分125の爪部129(図4を参照)に包含されており、正面側から頭髪誘導凸部122を目視することはできない。
すなわち、本実施形態の上側把持部材120における頭髪把持部分126の下端は、先端部分125の下端と同じ高さか又はより上方に形成されている。
また、図6、図8に示すように、部分毛染装置100は、下側把持部材130の上面に形成されていて複数の頭髪誘導凸部122の下端部分が個々に進入する複数の頭髪誘導凹部132を有している。なお、頭髪誘導凹部132には、頭髪誘導凸部122の下端側の一部のみが進入してもよく、またはその全体が進入してもよい。
一方、下側把持部材130は、複数の頭髪誘導凹部132が形成されている頭髪把持部分138と、頭髪把持部分138の前方に形成された先端部分136と、を含んでいる。そして、上側把持部材120の先端部分125と下側把持部材130の先端部分136とは、互いに凹凸嵌合する。
下側把持部材130の頭髪把持部分138は、上側把持部材120の頭髪把持部分126に対向して頭髪を挟み込む長さ領域である。
下側把持部材130の先端部分136は、先細形状をなし、頭髪把持部分138の前端から先細側に向かって徐々に細幅に形成されている。先端部分136の前縁には、半球状の鈍頭部1361が形成されている。
下側把持部材130の先端部分136の上端は凸面状、より具体的には円筒面状に形成されている。本実施形態の下側把持部材130の先端部分136には、円筒面状に突出した凸面部1362が前後方向に延在している。
図8(b)に示すように、凸面部1362の上端の稜線は、鈍頭部1361から頭髪把持部分138に向かってわずかに上り傾斜している。これにより、図2(a)に示す開放状態において、上側把持部材120の先端部分125と下側把持部材130の先端部分136との間隔は、前方側ほど広くなっている。
下側把持部材130の先端部分136の上端を凸面部1362としたことにより、部分毛染装置100に把持される頭髪HI(図7を参照)は、下側把持部材130に対して凸面部1362と点接触することになる。このため、鈍頭部128,1361の間に導入した頭髪HIを、頭髪把持部分126,138まで滑らかに送ることができる。
図3(b)に示すように、上側把持部材120と下側把持部材130とが閉じた状態で、下側把持部材130の凸面部1362は、上側把持部材120の凹溝127に嵌合する。また、図6、図8に示すように下側把持部材130の先端部分136には、凹部1363が形成されている。凹部1363は、上側把持部材120の爪部129と嵌合する。
ここで、図2(a)に示すように、上側把持部材120における凹溝127は鈍頭部128から爪部129に向かって後方に下り傾斜し、逆に下側把持部材130の凸面部1362は後方に向かって上り傾斜している。
従って、上側把持部材120と下側把持部材130とが閉止するにあたっては、凹溝127と凸面部1362とは、後方から前方に向かって徐々に嵌合してゆく。このため、下側把持部材130と上側把持部材120との間に頭髪HI(図7を参照)を層状に導入した状態で下側把持部材130と上側把持部材120とを閉止すると、爪部129よりも前方の頭髪HIは、凹溝127と凸面部1362とによって徐々に押し出されて前送りされる。一方、頭髪把持部分126,138まで深く導入された頭髪HIは、前後方向に移動することなく頭髪誘導凸部122と頭髪誘導突起137とで挟み込まれる。
また、図2(b)に示すように、上側把持部材120と下側把持部材130とが閉じた状態で、上側把持部材120の鈍頭部128と、下側把持部材130の鈍頭部1361とは互いに離間し、部分毛染装置100の前端にはV字状の開口139が形成される。
そして、凹溝127と凸面部1362とで前送りされた頭髪HIは、部分毛染装置100の前端の開口139に至ることで、上側把持部材120および下側把持部材130に対して非把持状態となる。
このように、本実施形態の部分毛染装置100は、上側把持部材120と下側把持部材130との間に頭髪HIを導入した状態で両部材を閉じるだけで、部分染めの対象の頭髪HIのみを頭髪把持部分126,138に残し、他の頭髪HIを先端部分125,136から前方に取り出すことができる。
このため、上側把持部材120と下側把持部材130とを閉じた状態で頭髪HIを頭部から層状に引き出すことができる。そして、上側把持部材120と下側把持部材130とで頭髪HIを挟んだ状態で頭髪把持部分126,138に染毛剤を吐出することで、目的の頭髪HIのみを部分染めすることができ、かつ、他の頭髪に対して染毛剤が不要に付着することが防止されている。
図8(b)に示すように、下側把持部材130の頭髪把持部分138に形成された頭髪誘導凹部132の上端は、凸面部1362の上り傾斜した最上端位置と同じ高さ、または凸面部1362の最上端位置よりも下方にある。つまり、頭髪誘導凹部132は、先端部分136の最上端位置と面一またはその下方に位置している。
また、図3(a)に示すように、下側把持部材130の正面視において、頭髪誘導凹部132(同図では図示せず)は先端部分136の背後に完全に隠れている。言い換えると、頭髪誘導凹部132は、正面視において先端部分136に包含されており、正面側から頭髪誘導凹部132を目視することはできない。
そして、本実施形態の下側把持部材130において、頭髪誘導凹部132は、互いに隣接する複数の頭髪誘導突起137の間隙である。また、図8(b)に示すように、頭髪誘導突起137の上端は、下側把持部材130の先端部分136の上端と同じ高さであるか、又は先端部分136の上端よりも下方に形成されている。
このように、本実施形態では、上側把持部材120における頭髪把持部分126の下端は、先端部分125の下端と同じ高さか又はより上方に形成され、下側把持部材130における頭髪把持部分138の上端は、先端部分136の上端と同じ高さか又はより下方に形成されている。
言い換えると、上側把持部材120および下側把持部材130の頭髪把持部分126,138における対向間隔は、先端部分125,136における対向間隔と同じか又はより大きい。
これにより、鈍頭部128,1361から先端部分125,136に導入された頭髪HIが頭髪誘導凸部122に係合することなく、層状を保ったままで、頭髪把持部分126,138から後述する平行ガイド部124に至るまで滑らかに送ることができる。このため、頭髪把持部分126,138に把持される頭髪HIが束状にまとまってしまうことがなく、頭髪HIの全体に対して染毛剤を均一に接触させることができる。
また、上側把持部材120は、図4および図5に示すように、左右二列の吐出口121より左右外側の位置で、かつ互いに隣接する複数の頭髪誘導凸部122の間隙にリブ状の頭髪誘導隔壁123が形成されている。
そして、下側把持部材130は、図6および図8に示すように、左右二列の頭髪誘導隔壁123同士の間隙に対向する少なくとも一列の頭髪誘導壁部133がリブ状に突設されている。すなわち、下側把持部材130は、左右二列の頭髪誘導隔壁123同士の間隙に進入する少なくとも一列の頭髪誘導壁部133がリブ状に突設されている。
頭髪誘導壁部133は、前後方向に伸びる半割円筒状の周壁部135の内部に設けられている。並行支持機構140における上側把持部材120の下限位置において、下側把持部材130の周壁部135の上端は、頭髪誘導隔壁123の下端よりも上方に位置している。
さらに、下側把持部材130は、頭髪誘導凹部132が形成されている頭髪誘導部分131より後方で並行支持機構140より前方に位置する誘導部分後部134が、頭髪誘導部分131よりも左右方向で幅狭に形成されている。
そして、上側把持部材120には、図2(a)に示すように、誘導部分後部134を左右方向から挟持する左右一対の平行ガイド部124が下方に突設されている。なお、詳細には後述するが、図1(a)等に示すように、上述の平行ガイド部124は使用状態で下側把持部材130より下方まで突出して頭部(図示せず)に接触する可能性があるため、その下端は軸心方向が前後方向と平行な半円筒状に形成されている。
また、本実施の形態の部分毛染装置100では、並行支持機構140は、図1から図3に示すように、下側把持部材130が下部に一体に固定されており、上側把持部材120を上下方向に変位自在に支持している。
そして、並行支持機構140は、図3に示すように、上側把持部材120を弾発的に下方に付勢する部材付勢機構であるコイルスプリング143が支持機構ケーシング141の内部に内蔵されている。
前述のように上側把持部材120は吐出容器STが連結される容器連結部材110と一体に形成されており、並行支持機構140のボックス状の支持機構ケーシング141に上下方向にスライド自在に挿通されている。
そして、この支持機構ケーシング141は、上述のように上側把持部材120を挿通させるとともにコイルスプリング143を内蔵するため、例えば、上面が開口されている。ただし、本実施の形態の部分毛染装置100では、支持機構ケーシング141の上面開口は、例えば、手指などが配置される手指ガイド部142で閉止されている。
上述のような構成において、本実施の形態の部分毛染装置100では、染毛剤が収容されている吐出容器STが、容器連結部材110に後方から連結される。
ここで、本実施形態では吐出容器STは、スクイズ容器である。本発明で云うスクイズ容器とは、染毛剤を収容した柔軟なチューブやボトルを意味しており、手指で押圧するだけで収容されている染毛剤を吐出させることができるものである。
吐出容器(スクイズ容器)STの吐出口には逆止弁(図示せず)を設けることが望ましい。逆止弁を設けることにより、空気中の酸素が吐出容器STに流入することを防止でき、染毛剤の酸化を防ぐことができる。
また、吐出容器STに充填、収容されている染毛剤の量が少ない場合に、吐出容器STを押圧した際に、圧縮された空気によって、勢い良く染毛剤が飛び出すことを防止することができる。
なお、本実施の形態の部分毛染装置100は、上述のように吐出容器STが装着された状態で製品として販売されてもよく、吐出容器STを装着できる別個の製品として販売されてもよい。
このように吐出容器STが連結される容器連結部材110から前方に細長形状に中空に形成されている上側把持部材120は、下面に少なくとも左右二列に形成されている複数の吐出口121から染毛剤を吐出させる。
下側把持部材130は、上側把持部材120と並行で吐出口121と対向する細長形状に形成されている。図1から図3に示すように、このような上側把持部材120と下側把持部材130とを並行支持機構140が並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる。このため、図1(a)等に示すように、並行に開口した上側把持部材120と下側把持部材130とで、部分染めする頭髪HIを層状に選択的に取得することができる。
具体的には、下側把持部材130を頭皮に沿って摺動させると、摺動方向に並んで生えている頭髪HIを、上側把持部材120と下側把持部材130との先端部分125,136の間隔(開口幅)を層厚として、上側把持部材120と下側把持部材130との間に層状に導入することができる。このとき、上側把持部材120と下側把持部材130とは先細形状なので、部分染めする頭髪HIを層状に容易に選択的に取得することができる。
そして、上述のように並行に開口した上側把持部材120と下側把持部材130とで、部分染めする頭髪HIが層状に選択的に取得されると、図3(b)等に示すように、コイルスプリング143により上側把持部材120が下側把持部材130に弾発的に閉止される。
このため、手動操作で上側把持部材120と下側把持部材130とを閉止し続けるような必要がなく、上側把持部材120と下側把持部材130とで頭髪HIを適正な圧力で把持することができる。
上述のような状態で吐出容器STが押圧されると、上側把持部材120の吐出口121から染毛剤が吐出されるので、把持されている頭髪HIの根本部分が部分染めされる。
このような状態から吐出容器STが押圧されながら部分毛染装置100が頭髪HIの毛先部分まで移動されることで、個人ユーザでも容易に頭髪HIを均一な層状に把持して根本部分から毛先部分まで部分染めすることができる。
また、上側把持部材120は、図4および図5に示すように、左右二列の吐出口121より左右外側の位置で複数の頭髪誘導凸部122の間隙にリブ状に頭髪誘導隔壁123が形成されている。このため、吐出口121から吐出して頭髪HIに付着した染毛剤を頭髪誘導隔壁123により適正にならすことができる。
さらに、図6から図8に示すように、下側把持部材130には左右二列の頭髪誘導隔壁123の間隙に進入する一列の頭髪誘導壁部133がリブ状に突設されている。このため、上側把持部材120と下側把持部材130とで層状に把持された頭髪HIは、図7に示すように、左右二列の頭髪誘導隔壁123と中央一列の頭髪誘導壁部133とでW状に支持されて二列の吐出口121に対向される。
この状態で部分毛染装置100を頭髪HIの毛先方向に向かってスライドさせると、層状の頭髪HIは同図に示すようにW状にうねりながら、染毛剤と接触しつつ、上側把持部材120と下側把持部材130との間を通過する。
従って、上側把持部材120と下側把持部材130とで層状に把持された頭髪HIは、二列の吐出口121に確実に対向されて染毛剤で根本部分から良好に部分染めされる。このとき、頭髪誘導隔壁123と頭髪誘導壁部133とは、その間を通過する層状の頭髪HIをしごき、染毛剤を内部に含浸させる。
特に、本実施形態の頭髪誘導隔壁123と頭髪誘導壁部133とは上下方向の逆向きに突出しているため、層状の頭髪HIに対して上下両側から染毛剤を含浸させ、塗布斑なく部分染めを行うことができる。
ここで、図4および図5に示すように、上側把持部材120の下面には複数の頭髪誘導凸部122が突設されていて全体に櫛歯状に形成されている。このため、層状に取得された頭髪HIは、頭髪誘導凸部122によって前後方向に複数に分断した状態で頭髪把持部分126,138に把持される。
特に、図6から図8に示すように、下側把持部材130の上面に形成されている複数の頭髪誘導凹部132に複数の頭髪誘導凸部122の下端が個々に進入する。このため、上述のように層状に取得された頭髪HIを確実に複数に分断して把持することができる。
従って、頭髪HIに染毛剤を塗布する際に、層状に把持した頭髪HIを根本部分から毛先部分まで部分毛染装置100の左右方向に移動させるとき、頭髪HIが前後に移動して束状にまとまってしまうことがない。これにより、頭髪HIには染毛剤が均一に塗布される。
また、上側把持部材120と下側把持部材130とが並行に開口した状態では、上側把持部材120の左右一対の平行ガイド部124が下側把持部材130の下端より下方には突出しない。
このため、平行ガイド部124が頭部に衝突することもなく、並行に開口した上側把持部材120と下側把持部材130とで、部分染めする頭髪HIを根本部分から選択的に取得することができる。
さらに、上側把持部材120と下側把持部材130とで把持された層状の頭髪HIは、周壁部135に接触してから下側把持部材130を左右方向に通過する。このため、過剰な染毛剤は周壁部135によって頭髪HIから掻き落とされて液溜部1351(図6、図8を参照)に蓄えられる。このため、液溜部1351を通過する頭髪HIの全体に対して染毛剤を均一に塗布することが可能である。
しかも、本実施の形態の部分毛染装置100では、図6から図8に示すように、下側把持部材130は、頭髪誘導凹部132が形成されている頭髪誘導部分131より後方で並行支持機構140より前方に位置する誘導部分後部134が左右方向で幅狭に形成されている。
そして、図4および図5に示すように、上側把持部材120は、下側把持部材130の誘導部分後部134を左右方向から挟持する左右一対の平行ガイド部124が下方に突設されている。
このため、図1(b)等に示すように、上側把持部材120と下側把持部材130との間隙に層状に挿入される頭髪HIの位置を平行ガイド部124によって規制することができる。
さらに、本実施の形態の部分毛染装置100では、図1等に示すように、並行支持機構140は、下側把持部材130が下部に固定されているとともに上側把持部材120を上下方向に変位自在に支持している。このため、上側把持部材120と下側把持部材130とで頭髪HIを根本部分から容易に把持して部分染めすることができる。
そして、上側把持部材120に吐出容器STが連結されるので、この吐出容器STが下側把持部材130に連結される場合に比較して、頭部から離間した位置に保持される。
従って、吐出容器STが頭部に当接することを良好に防止することができ、上側把持部材120と下側把持部材130とで頭髪HIを根本部分から容易に把持して部分染めすることができる。
また、上側把持部材120と下側把持部材130とは、並行支持機構140に内蔵されているコイルスプリング143により弾発的に頭髪HIを把持する。このため、利用者が意識せずとも頭髪HIを適切な圧力で層状に把持して部分染めすることができる。
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では吐出容器STが上側把持部材120に連結されることを例示したが、下側把持部材130に連結されてもよい。この場合、当然ながら、下側把持部材130が中空とされて上面に吐出口が形成されることになる(図示せず)。
また、上記形態では、図4および図5に示すように、上側把持部材120に配列されている吐出口121の間隙ごとに複数の頭髪誘導凸部122が下方に突設されており、図6から図8に示すように、下側把持部材130の上面に形成されている複数の頭髪誘導凹部132に複数の頭髪誘導凸部122が個々に進入することを例示した。
しかし、頭髪誘導凹部132は、本実施形態のように凸状の部材(頭髪誘導突起137)の間隙として形成されてもよく、または凹状の部材によって形成されてもよい。すなわち、下側把持部材130の上面には、上側把持部材に配列されている複数の頭髪誘導凸部が個々に対向する複数の頭髪誘導凹部を有していてもよい。
さらに、上記形態では、上側把持部材120の頭髪把持部分126に複数の正円状の吐出口121が左右二列に形成されていることを例示した。しかし、吐出口が長穴状に形成されていてもよく、上側把持部材に一つのスリット状に吐出口が形成されていてもよい。吐出口をスリット状とする場合には、前方ほど幅広の形状とし、高粘度の染毛剤を頭髪把持部分126に亘って均等に吐出させるとよい。
また、上側把持部材120の下面に形成する吐出口121を左右二列にせず、三列以上として高粘度の染毛剤を良好に吐出させてもよい。一方、染毛剤が低粘度の場合には、吐出口を一列としてもよい。
さらに、上記形態では頭髪誘導凸部122間に吐出口121が一つずつ形成されていることを例示した。しかし、頭髪誘導凸部122間に吐出口121が複数ずつ形成されていてもよい。
同様に、上記形態では上側把持部材120の二列の頭髪誘導凸部122の間隙にリブ状に頭髪誘導隔壁123が形成されており、下側把持部材130には左右二列の頭髪誘導隔壁123の間隙に進入する一列の頭髪誘導壁部133がリブ状に突設されていることを例示した。
しかし、上側把持部材の左右二列の頭髪誘導隔壁と対向する形状に、下側把持部材の頭髪誘導壁部が形成されていてもよい(図示せず)。この場合、いわゆる癖毛やウェーブヘアーなど、直毛に比べて櫛通りの良くない頭髪HIでも、上側把持部材120と下側把持部材130との間隙を容易に挿通させることができる。
同様に、図6から図8に示すように、上記形態では下側把持部材130の中央に一列の頭髪誘導壁部133がリブ状に突設されていることを例示した。しかし、図9および図10に例示する下側把持部材200のように、頭髪誘導壁部133が形成されていなくともよい。
この場合、いわゆる癖毛やウェーブヘアーなど、直毛に比べて櫛通りの良くない頭髪HIでも、上側把持部材120と下側把持部材200との間隙を容易に挿通させることができる。同様に、上側把持部材120の頭髪誘導隔壁123を低く形成したり省略したりすることでも、癖毛などを容易に挿通させることができる。
さらに、上記形態では上側把持部材120から下方に突設されている左右一対の平行ガイド部124が下側把持部材130の誘導部分後部134を左右方向から挟持することを例示した。
しかし、このような平行ガイド部が下側把持部材130から上方に突設されていて上側把持部材120の幅狭の誘導部分後部を左右方向から挟持してもよい。ただし、上側把持部材120は染毛剤を内部に流通させるために中空かつ所定幅をもって形成することが好ましいため、下側把持部材130よりも幅広であることが好ましい。このため、上記形態のように平行ガイド部124を上側把持部材120に設けて、この平行ガイド部124により下側把持部材130を左右両側から挟持するよう構成することが好適である。これにより、平行ガイド部124を細幅とすることができ、頭髪HIを誘導する動作が平行ガイド部124により損なわれることがない。
また、上記形態では上側把持部材120から左右一対の平行ガイド部124が下方に固定的に突設されていることを例示した。しかし、このような平行ガイド部が上側把持部材に前後方向に変位自在に支持されていてもよい(図示せず)。
この場合、平行ガイド部の位置により、上側把持部材120と下側把持部材130との間隙に層状に挿通される頭髪HIの横幅が可変であるので、個人ユーザでも容易に部分染めする頭髪HIの横幅を調整することができる。
さらに、上記形態では並行支持機構140により上側把持部材120が下側把持部材130から上方に所定位置まで並行に開放されて頭髪HIが層状に挿通されることを例示した。
しかし、このような並行支持機構が、上側把持部材120と下側把持部材130との開放の間隔が可変(変更自在)な機構であってもよい。例えば、支持機構ケーシング141に対する手指ガイド部142の最大上昇位置を規制するストッパー部材(図示せず)の位置を可変とし、上側把持部材120と下側把持部材130との最大開き間隔を調整可能にするとよい。この場合、上側把持部材120と下側把持部材130との間隙に層状に挿通される頭髪HIの層厚が可変となるので、個人ユーザでも容易に部分染めする頭髪HIの層厚を調整することができる。
また、上記形態では吐出容器を1重のスクイズ容器で例示したが、例えば特開平4−189781号公報や特開平10−165222号公報等に記載の二重のスクイズ容器としてもよい。二重容器とすることにより、染毛剤が充填されている内側容器を交換するだけで、外側容器を再利用することができる。
また、例えば特開2000−16470号公報等に記載のように、可撓性外側層と該外側層に剥離自在に積層された内側層で構成され、外側層に空気導入孔を備え、内側層に吐出口を連通してなるスクイズ容器も吐出容器として使用することもできる。該容器を使用した場合には、あらゆる容器姿勢で染毛剤を吐出でき、染毛剤の残量が少なくなっても、空気の巻き込みによる染毛剤の飛散を防止することができる。
さらに、スクイズ容器以外の容器も吐出容器として使用することができる。例えば特開平9−295674号公報に記載の、筒状に形成された外筒と、外筒に収容され、開口部が外筒の開口部と一体化された内袋と、外筒の開口部とは反対側端部に回転自在に固定された底蓋からなる二重容器を使用することができる。さらに、特開平9−193958号公報に記載の、容器体下部内に、容器体の液体減少によって上昇する摺動皿を嵌合させた、ポンプ式の液体注出容器も使用することができる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。たとえば、本実施形態では上側誘導部材および下側誘導部材が容器連結部材110から前方に直線状に突出している塗布具を例示したが、本発明はこれに限られない。上側誘導部材および下側誘導部材のうち吐出口121が形成されて処理剤が吐出される先端部が、容器連結部材110に接続されて処理剤が供給される基端部に対して、図1に示す左右方向に向かってL字状に屈曲、または円弧状に湾曲していてもよい。この場合、上述した塗布具の説明において、上側把持部材120および下側把持部材130に関する左右方向と、容器連結部材110に関する左右方向とは必ずしも一致しない。すなわち、上側誘導部材(上側把持部材120)および下側誘導部材(下側把持部材130)に関する左右方向とは、これらの部材が延在する方向(前後方向)と、並行支持機構140の変位方向(上下方向)とに対してともに直交する方向である。一方、容器連結部材110に関する左右方向とは、吐出容器STから吐出された処理剤が容器連結部材110を通過する方向(前後方向)と、上記の上下方向とに対してともに直交する方向である。
本実施形態は以下の技術的思想を包含する。
(1)頭髪の部分染めに利用される部分毛染装置であって、染毛剤が収容されている吐出容器が連結される容器連結部材と、上記容器連結部材から前方に細長形状に中空に形成されていて上記染毛剤を吐出させる吐出口が下面に形成されている上側把持部材と、上記上側把持部材と並行で上記吐出口と対向する細長形状に形成されている下側把持部材と、上記上側把持部材と上記下側把持部材とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構と、を有する部分毛染装置;
(2)上記上側把持部材の下面に突設されていて全体に櫛歯状に形成されている複数の頭髪誘導凸部を、さらに有する(1)に記載の部分毛染装置;
(3)上記上側把持部材は、複数の上記頭髪誘導凸部が櫛歯状に形成されている頭髪把持部分と、上記頭髪把持部分の前方に形成された先端部分と、を含み、上記先端部分における上記上側把持部材と上記下側把持部材との開口幅が、前方から上記頭髪把持部分に向かって狭くなっている(2)に記載の部分毛染装置;
(4)上記上側把持部材における上記頭髪把持部分の下端が、上記先端部分の下端よりも上方に形成されている(3)に記載の部分毛染装置;
(5)上記下側把持部材の上面に形成されていて複数の上記頭髪誘導凸部が個々に対向する複数の頭髪誘導凹部を、さらに有する(2)から(4)の何れかに記載の部分毛染装置;
(6)上記下側把持部材の上面に形成されていて複数の上記頭髪誘導凸部の少なくとも下端が個々に進入する複数の頭髪誘導凹部を、さらに有する(2)から(4)の何れかに記載の部分毛染装置;
(7)上記下側把持部材は、複数の上記頭髪誘導凹部が形成されている頭髪把持部分と、上記頭髪把持部分の前方に形成された先端部分と、を含み、上記上側把持部材と上記下側把持部材との上記先端部分同士が、互いに凹凸嵌合する(6)に記載の部分毛染装置;
(8)複数の上記頭髪誘導凹部が複数の頭髪誘導突起の間隙で形成されており、上記頭髪誘導突起の上端が、上記先端部分の上端よりも下方に形成されている(6)または(7)に記載の部分毛染装置;
(9)上記上側把持部材は、上記吐出口より左右外側の位置で複数の上記頭髪誘導凸部の間隙にリブ状に頭髪誘導隔壁が形成されている(2)ないし(8)の何れかに記載の部分毛染装置;
(10)上記下側把持部材は、左右二列の上記頭髪誘導隔壁の間隙に対向する少なくとも一列の頭髪誘導壁部がリブ状に突設されている(9)に記載の部分毛染装置;
(11)上記下側把持部材は、左右二列の上記頭髪誘導隔壁の間隙に進入する少なくとも一列の頭髪誘導壁部がリブ状に突設されている(9)に記載の部分毛染装置;
(12)上記下側把持部材は、上記頭髪誘導凹部が形成されている頭髪誘導部分より後方で上記並行支持機構より前方に位置する誘導部分後部が左右方向で幅狭に形成されており、上記上側把持部材は、上記誘導部分後部を左右方向から挟持する左右一対の平行ガイド部が下方に突設されている(6)ないし(11)の何れかに記載の部分毛染装置;
(13)上記上側把持部材は、上記平行ガイド部が前後方向に変位自在に支持されている(12)に記載の部分毛染装置;
(14)上記並行支持機構は、上記下側把持部材が下部に固定されているとともに上記上側把持部材を上下方向に変位自在に支持している(1)ないし(13)の何れかに記載の部分毛染装置;
(15)上記並行支持機構は、上記上側把持部材を弾発的に下方に付勢する部材付勢機構が内蔵されている(14)に記載の部分毛染装置;
(16)上記並行支持機構は、上記下側把持部材と上記上側把持部材との開放の間隔を可変する(1)ないし(15)の何れかに記載の部分毛染装置;
(17)上記上側把持部材と上記下側把持部材とは、先端が半球状に形成されている(1)ないし(16)の何れかに記載の部分毛染装置。
100 部分毛染装置
110 容器連結部材
120 上側把持部材
121 吐出口
122 頭髪誘導凸部
123 頭髪誘導隔壁
124 平行ガイド部
125 先端部分
126 頭髪把持部分
127 凹溝
128 鈍頭部
129 爪部
130 下側把持部材
131 頭髪誘導部分
132 頭髪誘導凹部
133 頭髪誘導壁部
134 誘導部分後部
135 周壁部
1351 液溜部
136 先端部分
1361 鈍頭部
1362 凸面部
1363 凹部
137 頭髪誘導突起
138 頭髪把持部分
139 開口
140 並行支持機構
141 支持機構ケーシング
142 手指ガイド部
143 コイルスプリング
200 下側把持部材
HI 頭髪
ST 吐出容器

Claims (18)

  1. 頭髪に処理剤を塗布するための塗布具であって、
    前記処理剤を収容する吐出容器が連結される容器連結部材と、
    前記処理剤を吐出する吐出口を下面に備え、前記容器連結部材から前方に形成されている中空形状の上側誘導部材と、
    前記上側誘導部材と並行に配置されて前記吐出口と対向する下側誘導部材と、
    前記上側誘導部材と前記下側誘導部材とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構と、
    を有する塗布具。
  2. 前記上側誘導部材の下面に複数の頭髪誘導凸部が櫛歯状に突出して形成されている請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記上側誘導部材は、複数の前記頭髪誘導凸部が櫛歯状に形成されている頭髪把持部分と、前記頭髪把持部分の前方に形成された先端部分と、を含み、前記先端部分における前記上側誘導部材と前記下側誘導部材との開口幅が、前方から前記頭髪把持部分に向かって狭くなっている請求項2に記載の塗布具。
  4. 前記上側誘導部材における前記頭髪把持部分の下端が、前記先端部分の下端よりも上方に形成されている請求項3に記載の塗布具。
  5. 前記下側誘導部材の上面に形成されていて複数の前記頭髪誘導凸部が個々に対向する複数の頭髪誘導凹部を、さらに有する請求項2から4の何れか一項に記載の塗布具。
  6. 前記下側誘導部材の上面に形成されていて複数の前記頭髪誘導凸部の少なくとも下端が個々に進入する複数の頭髪誘導凹部を、さらに有する請求項2から4の何れか一項に記載の塗布具。
  7. 前記下側誘導部材は、複数の前記頭髪誘導凹部が形成されている頭髪把持部分と、前記頭髪把持部分の前方に形成された先端部分と、を含み、前記上側誘導部材の前記先端部分と前記下側誘導部材の前記先端部分とが凹凸嵌合する請求項6に記載の塗布具。
  8. 前記頭髪誘導凹部が、互いに隣接する複数の頭髪誘導突起の間隙であり、前記頭髪誘導突起の上端が、前記下側誘導部材の前記先端部分の上端よりも下方に形成されている請求項6または7に記載の塗布具。
  9. 前記上側誘導部材は、前記吐出口の左右外側の位置で、かつ互いに隣接する複数の前記頭髪誘導凸部の間隙に、リブ状の頭髪誘導隔壁を有する請求項2から8の何れか一項に記載の塗布具。
  10. 前記下側誘導部材は、左右二列の前記頭髪誘導隔壁同士の間隙に対向する少なくとも一列の頭髪誘導壁部がリブ状に突設されている請求項9に記載の塗布具。
  11. 前記下側誘導部材は、左右二列の前記頭髪誘導隔壁同士の間隙に進入する少なくとも一列の頭髪誘導壁部がリブ状に突設されている請求項9に記載の塗布具。
  12. 前記下側誘導部材は、前記下側誘導部材の上面に形成されていて複数の前記頭髪誘導凸部の少なくとも下端が個々に進入する複数の頭髪誘導凹部が形成されている頭髪誘導部分より後方で前記並行支持機構より前方に位置する誘導部分後部が、前記頭髪誘導部分よりも左右方向で幅狭に形成されており、
    前記上側誘導部材は、前記誘導部分後部を左右方向から挟持する左右一対の平行ガイド部が下方に突設されている請求項6から11の何れか一項に記載の塗布具。
  13. 前記上側誘導部材は、前記平行ガイド部が前後方向に変位自在に支持されている請求項12に記載の塗布具。
  14. 前記並行支持機構は、前記下側誘導部材が下部に固定されているとともに前記上側誘導部材を上下方向に変位自在に支持している請求項1から13の何れか一項に記載の塗布具。
  15. 前記並行支持機構は、前記上側誘導部材を弾発的に下方に付勢する部材付勢機構が内蔵されている請求項14に記載の塗布具。
  16. 前記並行支持機構は、前記下側誘導部材と前記上側誘導部材との開放の間隔が可変である請求項1から15の何れか一項に記載の塗布具。
  17. 前記上側誘導部材と前記下側誘導部材とは、先端がそれぞれ半球状に形成されている請求項1から16の何れか一項に記載の塗布具。
  18. 頭髪の部分染めに利用される部分毛染装置であって、
    染毛剤が収容されている吐出容器が連結される容器連結部材と、
    前記容器連結部材から前方に細長形状に中空に形成されていて前記染毛剤を吐出させる吐出口が下面に形成されている上側把持部材と、
    前記上側把持部材と並行で前記吐出口と対向する細長形状に形成されている下側把持部材と、
    前記上側把持部材と前記下側把持部材とを並行に対向させたまま少なくとも一方を上下方向に変位させる並行支持機構と、
    を有する部分毛染装置。
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