JP7170005B2 - 処理剤塗布具及び処理用製品 - Google Patents

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Description

本発明は、処理剤塗布具及びそれを含む処理用製品に関する。
従来、毛髪等の被塗布体に染毛剤やヘアケア剤等の処理剤を塗布する製品が知られている。
これらの染毛剤、特に永久染毛剤は、頭髪の全部を一様に染毛する、いわゆる全体染めの染毛作業を行うには比較的容易である。しかし、頭髪の一部を選択して染毛する部分染めは作業が煩雑であり、例えば、美容師ではない一般消費者が個人で施術することは困難である。このため、部分染めを簡便に行うための専用の器具が種々提案されている。
例えば特許文献1には、内部に染毛用のカラー剤を流通させる流通路が形成された中空の筒形状をなすノズル本体の先端に一対の開口溝を配置した染毛用ノズルが記載されている。この染毛用ノズルを用いて染毛を行うには、毛束を、ノズル本体の先端において開口溝の両側に対向して配置されたノズル本体側面の間に挿入した後、染毛用ノズルの基端に形成された接続部に接続した充填容器からカラー剤を供給し、ノズル本体の先端からカラー剤を適量ずつ吐き出しながら、ノズル本体を毛束の根元から末端に向かって移動させることにより該毛束にカラー剤を塗布する。
また特許文献2には、髪の束の長さ方向に器具を動かすにしたがって、髪の束に、染毛剤等の毛髪用製品が塗布されるようにした毛髪用製品の塗布器具が記載されている。特許文献2の塗布器具は、容器と連通された弾性変形が可能な材料からなる部材によりスリットが形成されており、そのスリット内に髪の束を挿入し、塗布器具を動かすことによって毛髪用製品を塗布する。
特開平10-290712号公報 特開2001-224424号公報
特許文献1の染毛用ノズルは、カラー剤を、基端側に接続された充填容器から供給しつつ塗布しなければならないため、毛束の長手方向に、カラー剤が過剰に塗布される部分やカラー剤が塗布されない部分が生じたり、毛束の内部にカラー剤をムラなく付着させることは困難であるという課題がある。
特許文献2の塗布器具は、スリット内の髪の束に加わる圧力を変更する機構を有さず、毛束の内部にカラー剤をムラなく塗布することが困難である。また容器との連通部を、スリットの奥側に有し、外部容器から分離すると毛髪用製品の液ダレを生じ易い等の課題がある。
本発明の課題は、従来技術が有する解決課題の一又は二以上を解決し得る処理剤塗布具及び処理用製品を提供することにある。
本発明は、被塗布体が挿入される挿入部を挟んで相対向配置され、液状の処理剤を含浸保持可能な一対の液保持体と、前記一対の液保持体それぞれの外側に位置して該各液保持体を支持している一対の分割支持部とを備え、前記一対の分割支持部を手指間に挟んで押圧力を増減することにより、前記挿入部に挿入された被塗布体に加える圧力を調節可能になされている、処理剤塗布具を提供することにより、上記の解決課題を解決したものである。
また本発明は、上記の処理剤塗布具と、液状の処理剤の収容部を有し、所定の操作により該収容部内の処理剤を前記処理剤塗布具の前記液保持体に供給可能な容器部とを有する、処理用製品を提供するものである。
本発明の処理剤塗布具によれば、毛髪等の被塗布体に対して、処理剤を容易に塗布可能であり、塗布作業も容易である。また被塗布体に加える圧力を調節可能であるため、例えば被塗布体が毛髪である場合には、毛髪の毛束の内部にも容易に塗布可能である。
本発明の処理用製品によれば、塗布の準備及び塗布作業も容易である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る毛髪処理用製品を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理用製品を示す、図1のII-II線断面図である。 図3は、毛髪処理剤塗布具を容器部から取り外した状態を示す図2相当図である。 図4は、第1実施形態に係る毛髪処理剤塗布具を示す図であり、(a)斜視図、(b)第2方向Yに沿う断面図、(c)第1方向Xに沿う断面図である。 図5は、第1実施形態に係る毛髪処理剤塗布具を用いて毛髪の束に毛髪処理剤を塗布する様子を模式的に示す斜視図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理用製品を示す図であり、(a)第1方向の外方から視た側面図、(b)第2方向Xに沿う断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理用製品を示す図である。
第1実施形態の毛髪処理用製品1は、図1及び図2に示すように、内部に、液状の処理剤3(以下、毛髪処理剤3ともいう)の収容部51を備えた容器部5と、該容器部5の一端開口部に脱着自在に装着されたキャップ部11とを備える。キャップ部11は、第1実施形態の毛髪処理剤塗布具10の一部を構成している。キャップ部11は、毛髪処理剤塗布具10の挿入部12における挿入口12aを容器部5の収容部53側に向けた状態で、該容器部5の一端開口部に装着される。以下、毛髪処理剤塗布具を単に塗布具とも称する。
本実施形態に係る塗布具10は、図4及び図5に示すように、被塗布体Mが挿入される挿入部12(以下、毛髪挿入部12ともいう)を挟んで相対向配置された一対の液保持体13,13を備えている。第1実施形態において、被塗布体Mは毛髪の束Mである。本実施形態に係る塗布具10は、挿入部12に毛髪を挿入して処理剤を塗布する。液保持体13は、被塗布体に塗布する液状の処理剤を含浸可能であり且つ含浸させた状態を維持可能である。液保持体13の構成材料としては、液状の処理剤を含浸させることが可能なものを特に制限なく用いることができ、例えば、合成樹脂や天然素材からなるスポンジ、不織布、織布又はこれらの2以上の複合材等を選択して用いられる。液保持体13の構成材料は、圧縮に対して弾性復元力を有するものが好ましい。
一対の液保持体13,13は、独立した2つの液保持体13を、それらの間に毛髪挿入部12が形成されるように近接又は接触させた状態に配置したものであっても良く、また図4(b)に示すように、一つの部材にスリット等の切れ込みを入れて形成したものであってもよい。本実施形態における一対の液保持体13,13は、図4(b)に示すように、毛髪挿入部12の奥側に、互いに連続した非分割部分13cを有している。
一対の液保持体13,13の相対向面13aどうしは、使用前の自然状態において互いに接触していても接触していなくてもよい。一対の液保持体13,13の相対向面13a間の距離は、毛髪束Mの毛髪挿入部12への挿入性及び毛髪束Mを構成する個々の毛髪への液の移行性を共に高める観点から、好ましくは0mm以上10mm以下、より好ましくは0mm以上5mm以下である。一対の液保持体13,13の相対向面13a間の距離は、塗布具10に重力以外の外力を加えない状態で測定し、また毛髪挿入部12の高さ方向の場所によって距離が異なる場合、毛髪挿入部12の高さ方向の中央位置における距離を測定する。
毛髪挿入部12及び塗布具10の高さ方向Zは、毛髪挿入部12に対する毛髪の挿入方向と平行な方向であり、塗布具10を、図4に示すように、毛髪挿入部12における毛髪を挿入する挿入口12a側を鉛直方向の上側、毛髪挿入部12における挿入口12aとは反対側(毛髪挿入部12の奥側)を鉛直方向の下側に位置する状態としたときに、該鉛直方向に沿う方向である。なお、以下の説明において、毛髪挿入部12及び塗布具10の高さ方向Zは、塗布具10を上記の状態としたときの鉛直方向に沿う方向であり、塗布具10の第1方向Xは、塗布具10の高さ方向Zと直交する方向であって、該高さ方向Zの一方側から塗布具10を平面視したときに、毛髪挿入部12が延びている方向であり、塗布具10の第2方向Yは、塗布具10の高さ方向Zと直交する方向であって、該高さ方向Zの一方側から塗布具10を平面視したときに、液保持体13,13どうしが相対向している方向又は第1方向Xと直交する方向である。塗布具10の第1方向Xは、液保持体13の幅方向でもあり、塗布具10の第2方向Yは、液保持体13の厚さ方向でもある。
塗布具10は、一対の液保持体13,13それぞれの外側に位置して該各液保持体13を支持している一対の分割支持部14,14を備えている。ここで、「分割」とは、本実施形態においては一対の分割支持部14,14が、塗布具10の高さ方向Zと直交する方向において相互に離間していることを意味する。本実施形態において一対の分割支持部14,14は、前記の第2方向Yにおいて相互に離間している。本実施形態における分割支持部14は、塗布具10の高さ方向Zに沿う長さが、第1方向Xに沿う長さ及び第2方向Yに沿う長さのいずれよりも長い縦長の形状を有している。
液保持体13の外側は、個々の液保持体13における毛髪挿入部12側を内側としたときに該内側とは反対側である。
本実施形態に係る塗布具10は、前述したキャップ部11と、キャップ部11と一体化された支持部形成部材15とを備えている。支持部形成部材15は、キャップ部11との接続部側に位置する基部16と、該基部16から上方に向かって2つに分岐して延在する一対の分割支持部14,14とを備えている。支持部形成部材15の基部16の下部には、筒状接続部16aが形成されている。支持部形成部材15は、筒状接続部16aが、キャップ部11の天面部11aの内面側にキャップ部11の周壁部から離間した状態に形成されたキャップ側の筒状接続部11bに嵌合して固定されている。
尚、本発明においては、基部16が2つに分割されており、分割された基部16のそれぞれから1つの分割支持部14が延在していてもよい。この場合、一対の分割支持部14,14は、独立した2つの分割支持部14,14となる。
本実施形態に係る塗布具10においては、一対の分割支持部14,14を手指間に挟んで押圧力を増減することにより、毛髪挿入部12に挿入された毛髪の束Mに加える圧力を調節可能である。具体的には、支持部形成部材15の全体又は分割支持部14を、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド系合成繊維、エラストマー、ゴム等の比較的柔軟な合成樹脂又はこれらの2以上の複合材等を選択して構成することにより、前記の圧力を調節可能とすることができる。一対の分割支持部14,14に手指により加える押圧力を高めると、一対の分割支持部14,14どうし間の間隔が縮小して、液保持体13により毛髪の束Mに加わる圧力が増大する一方、一対の分割支持部14,14に手指により加える押圧力を弱めると、一対の分割支持部14,14どうし間の間隔が拡大して、液保持体13により毛髪の束Mに加わる圧力が減少する。一対の分割支持部14,14及びそれらに保持された液保持体13を手指による押圧力により可動とする観点から、一対の分割支持部14,14は、その基端側に可撓部19を有することが好ましい。可撓部19は、分割支持部14の折り曲げ又は湾曲の基点となる部分であり、弾性変形可能であることが好ましい。可撓部19は、支持部形成部材15を部分的に薄肉に形成する等により形成することができる。また可撓部19は支持部形成部材15の一部に蝶番構造を設けることにより形成することもできる。可撓部19に、ゴム状の弾性部材、スプリング、板バネ等を配することにより、該可撓部19を弾性変形可能とすることもできる。図5には、一対の分割支持部14,14を、親指と人差し指との間に挟んだ状態が示されている。
一対の分割支持部14,14は、それぞれ、毛髪挿入部12側の面である内面14aと、毛髪挿入部12側とは反対側に位置する外面14bと、毛髪挿入部12の挿入口12a側に位置する上面14cとを有している。挿入口12aは、毛髪の挿入のし易さから、上面14cに向かって広がった形状を有することが好ましい。上面14cに向かって広がった形状は、図4(b)に示すように、第2方向Yにおいて相対向する挿入口12aの内壁13a,13aどうし間の距離が、塗布具10の上端に向かって連続的に大きくなる形状が好ましいが、塗布具10の上端に向かって段階的に大きくなる形状であってもよい。
一対の分割支持部14,14それぞれの挿入部12側、より具体的には分割支持部14の内面(毛髪挿入部側の面)14aには、図4(c)に示すように、液保持体13の保持用凹部14d(液保持体の保持部)が形成されている。液保持体13の外面側の一部が保持用凹部14d内に収容されていることで、液保持体13が分割支持部14の所定位置に安定に保持される。保持用凹部14d内に収容された液保持体13は、保持用凹部14d内に、接着剤による接着、熱融着、嵌合、係合突起の係合等の任意の手段により固定されていてもよい。本実施形態における保持用凹部14d及び液保持体13は、いずれも、塗布具10の高さ方向Zに沿う長さが第1方向Xに沿う長さよりも長い縦長の形状を有している。塗布具10の高さ方向Zと直交する保持用凹部14dの横断面形状は、半円形、矩形、三角形等の任意の形状とすることができる。図4に示す液保持体13,13は、いずれも横断面形状が矩形状であり、相対向する面が互いに平行な略平坦な面となっているが、それに制限されるものではなく、例えば、液保持体13,13の相対向する面が、塗布具10の高さ方向Z及び第1方向Xのうちの一方又は両方に沿って湾曲していてもよい。
液保持体13は、該液保持体13の外面側の一部が保持用凹部14d内に収容された状態で、該液保持体における保持用凹部14d内に収容された側とは反対側が保持用凹部14dから突出している。つまり、液保持体13における保持用凹部14d内に収容された側とは反対側の面と、該液保持体13を支持する分割支持部14の内面14aとは面一ではなく、液保持体13における保持用凹部14d内に収容された側とは反対側の面は、前記内面14aよりも、挿入部12側に位置している。
本実施形態に係る塗布具10は、一対の分割支持部14,14それぞれ挿入部12側、より具体的には分割支持部14の内面(毛髪挿入部側の面)14aに、図4(c)に示すように、液漏れ防止溝17を有している。液漏れ防止溝17は、分割支持部14のそれぞれにおいて、保持用凹部14d(液保持体の保持部)を挟む両側に形成されている。本実施形態における分割支持部14の内面14aは、保持用凹部14dの両側において平坦面となっている。液漏れ防止溝17は、その平坦面に形成されている。つまり、液漏れ防止溝17は液保持体13の両側に位置している。また液漏れ防止溝17は塗布具10の高さ方向Zに沿って延びている。また液漏れ防止溝17は、塗布具10の上端に達しない位置に終端している。
本実施形態に係る塗布具10は、塗布具10における毛髪挿入部12の奥側、すなわち挿入口12aとは反対側に、液漏れ防止溝17を通った液を、液保持体13に再供給する液再供給路を有する。具体的には、液漏れ防止溝17の下端側は、塗布具10の基部16に形成された貫通孔17aを介して、筒状接続部11bの内側に形成され液再供給用空間18と連通している。液再供給用空間18内には、一対の液保持体13,13の非分割部分13cが位置しており、液状の毛髪処理剤の塗布作業中に、液保持体13から排出されたが毛髪に付着した状態で残らずに液漏れ防止溝17に入った液が、図4(c)に矢印aで示すように、液漏れ防止溝17、貫通孔17a及び非分割部分13cを液再供給路として流れて、液保持体13に再供給される。
本実施形態に係る塗布具10は、一対の分割支持部14,14それぞれの上端近傍に、毛髪挿入部12に挿入する毛髪の束Mを、毛髪挿入部12の挿入口12a方向に誘導する傾斜ガイド面141を備えている。塗布具10は、第1方向Xの同じ位置に形成された一対の傾斜ガイド面141を、第1方向Xの中央部を挟む両側それぞれに有しており、第1方向Xの同じ位置に形成された一対の傾斜ガイド面141は、塗布具10の高さ方向の位置が下がるにつれて相互間の離間距離が近づく逆テーパー状の形状を有している。一対の分割支持部14,14それぞれの第1方向Xの中央部には、後述する中栓54の凸曲面部に沿う形状の凹曲面部142を有している。傾斜ガイド面141は、挿入口12aよりも、塗布具10の上端側に位置することが好ましい。
第1実施形態の毛髪処理用製品1は、図2に示すように、上述した構成を有する塗布具10と、液状の毛髪処理剤3の収容部51を有し、所定の操作により収容部51内の毛髪処理剤3を塗布具10の液保持体13,13に供給可能な容器部5とを有する。
本実施形態における容器部5は、図2に示すように、有底筒状の容器本体52と、容器本体52の内部空間を、液状の毛髪処理剤3の収容部51と、塗布具10の収容部53とに区画する仕切り部50とを備えており、その仕切り部50に、仕切り部50を貫通する貫通孔54dが形成されている。そして、その貫通孔54dが、毛髪処理剤3の収容部51内の毛髪処理剤を、毛髪処理剤塗布具10の高さ方向Zにおける毛髪挿入部12の挿入口12a側から液保持体13,13に供給する液供給部として機能する。
本実施形態の毛髪処理用製品1において、塗布具10は、図2及び図3に示すように、容器部5に脱着自在に取り付けられている。より具体的には、塗布具10のキャップ部11の内周面と容器部5の一端開口部の外周面とに螺条21,58を設けて、キャップ部11を容器部5に螺合させてあり、キャップ部11を螺合時とは逆方向に回転させることにより、塗布具10を容器部5から取り外し可能である。塗布具10を容器部5に脱着自在に取り付ける方法は、螺合に限られず、係合、嵌合等、任意の構成を採用し得る。本実施形態において、塗布具10は、毛髪挿入部12の挿入口12aを容器部5の収容部53側に向けた状態で、該容器部5に取り付けられる。
本実施形態における仕切り部50は、容器本体52内に中栓54を配して形成されている。中栓54は、容器本体52の内周面形状と一致する外周面形状を有する円筒部54aと、容器本体52の内周面に形成された段部55と当接して中栓54の取り付け位置を規制する環状張り出し部54bと、容器本体52の一端開口部側に向かって内径及び外径が漸減するドーム状の先すぼまり形状部54cとを有し、先すぼまり形状部54cの頂部に、前記の貫通孔54dが形成されている。容器部5から液保持体13への毛髪処理剤3の移行の観点から、仕切り部50は、先すぼまり形状部54cにおける塗布具10の収容部53側が、前述の塗布具10の一対の傾斜ガイド面141に沿う形状に形成されている。また、同観点から、仕切り部50は、塗布具10の収容部53に塗布具10を収容したときに、貫通孔54dの先端が液保持体13,13の先端と当接するように形成されている。
第1実施形態の毛髪処理用製品1を用いて液状の毛髪処理剤3を毛髪に塗布する方法について、好ましい一例を示して説明する。
先ず、図2に示すように、内部に液状の毛髪処理剤3を収容した容器部5を塗布具10に対して取り付けた状態とした毛髪処理用製品1を、倒立させたり、手に持って複数回振ったり、容器部5をスクイズする等の所定の操作を行うことによって、容器部5内の毛髪処理剤3の一部を、塗布具10の液保持体13に移行させ、液保持体13に含浸させる。
次いで、図3に示すように、塗布具10を容器部5から取り外し、図5に示すように、塗布具10を手に持った状態で、その塗布具10の毛髪挿入部12に毛髪の束Mを挿入する。次いで、塗布具10を、毛髪の束Mの長手方向Pに沿って移動させる。
第1実施形態に係る塗布具10によれば、被塗布体Mに対して、処理剤を容易に塗布可能であり、塗布作業も容易である。より具体的には、第1実施形態に係る塗布具10によれば、毛髪処理剤3を含浸させた一対の液保持体13間に挟んで、毛髪の束Mに毛髪処理剤3の塗布を行うことができるため、毛髪の束Mに剪断力を加えつつ、毛髪処理剤3を塗布することができる。これにより、毛髪処理剤3を、毛髪の束Mを構成する個々の毛髪の表面に接触し易い状態として塗布することができるので、毛髪処理剤3を、毛髪の束Mの表面のみならず毛髪の束Mの内部にも容易に塗布することができる。また毛髪挿入部12に毛髪の束Mを挿入して塗布具10を移動させるだけで、毛髪処理剤3を塗布することができ、塗布作業も容易である。また一対の液保持体13の外側に一対の分割支持部14を有するため、液保持体13に含浸された毛髪処理剤3が、手や衣類等に接触してそれらに付着することも抑制される。
また第1実施形態に係る塗布具10によれば、前述したとおり、一対の分割支持部14,14を手指間に挟んで押圧力を増減することによって、毛髪挿入部12に挿入された毛髪の束Mに加える圧力を調節可能になされている。そのため、例えば、毛髪処理剤3を塗布する毛髪の束Mに加わる剪断力を高めて塗布することによって、毛髪の束Mの内部まで浸透しにくい毛髪処理剤を内部まで十分に塗布することができ、あるいは塗布具10を毛髪の束Mの長手方向に移動させつつ、毛髪の束Mに加える圧力を増加又は減少させることによって、毛髪の束Mの長手方向に毛髪処理剤の色や塗布量のグラデーションを形成したり、毛髪の束Mの長手方向に塗布量が多い部分と少ない部分とを交互に形成したりすることができる。毛髪処理剤が染毛剤である場合、塗布量が多い部分と少ない部分は、例えば、色が濃い部分と薄い部分となって表れる。また毛髪の束Mの長手方向に、毛髪の補修効果等のヘアケア効果を特に作用させたい部位が一つ又は複数ある場合、当該部位に集中的にヘアケア効果のある毛髪処理剤を塗布することも可能である。
また第1実施形態に係る塗布具10は、分割支持部14における毛髪挿入部12側の面14aに液漏れ防止溝17を有するため、塗布作業中に液保持体13から過剰に排出された毛髪処理剤等が液漏れ防止溝17に流入するようになっており、塗布作業中に液保持体13から過剰に排出された毛髪処理剤等が、塗布具10の手で触れる部位に漏れ出して手に付着したり、塗布具10の周囲に落下して衣類や床等を汚したりする等の不都合を防止することができる。また第1実施形態に係る塗布具10は、液漏れ防止溝17が液保持体13の両側に存在しているため、毛髪挿入部12に毛髪の束Mが挿入された塗布具10を第1方向Xにおける何れの側に移動させた場合であっても、塗布作業中に液保持体13から過剰に排出された毛髪処理剤等を液漏れ防止溝17に流入させることができる。
しかも、第1実施形態に係る塗布具10においては、液漏れ防止溝に入った液を、液保持体13に再供給する液再供給路aを有するため、液漏れ防止溝17から毛髪処理剤が溢れて、塗布具10の手で触れる部位や塗布具10外に漏れだすことが一層効果的に抑制される。また塗布作業中に液保持体13から過剰に排出された毛髪処理剤等を液保持体13に再供給することができるので、少ない量の毛髪処理剤を用いて毛髪の束Mの広い範囲への毛髪処理剤の塗布も可能である。
また第1実施形態の毛髪処理用製品1は、塗布具10を備えるため、毛髪処理剤を毛束の内部にも容易に塗布可能であり、塗布作業も容易である。また、塗布具10に加えて、所定の操作により毛髪処理剤を塗布具10の液保持体13に供給可能な容器部5を備えるため、液保持体13に含浸された毛髪処理剤の量が減少したときに、液保持体13に容易に毛髪処理剤を補充することも容易である。したがって、例えば、複数の毛髪の束に毛髪処理剤を塗布する作業等を、一層効率的に行うことができる。
また塗布具10が、その一部に、容器部5の一端開口部に装着されるキャップ部11を含み、キャップ部11を容器部5から取り外すだけで、塗布具10を使用可能な状態となるため、塗布の準備作業が一層容易である。
また第1実施形態の毛髪処理用製品1における容器部5は、図2に示すように、収容部51内の毛髪処理剤を、塗布具10の高さ方向における毛髪挿入部の挿入口側から液保持体に供給する液供給部54dを有するため、液供給部54dの大きさを調整することで毛髪処理剤を液保持体13に供給する量が調整でき、振る回数によっても供給量の調整ができ、毛髪処理剤が攪拌性を要求する場合は攪拌した後の毛髪処理剤を液保持体13に供給できる。また、液保持体13における挿入部12側に毛髪処理剤を存在させ易く、挿入部12に挿入された毛髪の束Mに毛髪処理剤を効率的に塗布することが可能である。液供給部54dの大きさは好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
しかも、図5に示すように、容器部5から取り外した塗布具10単独で、毛髪の束Mへの毛髪処理剤の塗布操作を行えるようになされているため、容器部5が存在しない分軽量な塗布具10を用いて塗布作業を行うことができ、塗布作業に伴う手や腕の負担を軽減することができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る毛髪処理剤塗布具及び毛髪処理用製品を示す図である。第2実施形態については、第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の構成については、第1実施形態におけるのと同様の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る毛髪処理剤塗布具10Aは、後述する容器部5Aと接続された支持部形成部材15を備えている。支持部形成部材15は、容器部5Aとの接続部側に位置する基部16と、該基部16から上方に向かって2つに分岐して延在する一対の分割支持部14,14とを備えている。第2実施形態において、支持部形成部材15は、容器部5Aと一体化されていてもよい。また、支持部形成部材15と容器部5Aとは別体であってもよく、その場合、両者を、螺合、係合、嵌合等、任意の手段により接続することができる。
第2実施形態に係る毛髪処理剤塗布具10Aは、一対の分割支持部14,14それぞれの挿入部12側、より具体的には分割支持部14の毛髪挿入部12側の面に、図6(a)に示すように櫛歯6を有する。櫛歯6は、分割支持部14のそれぞれにおいて、液保持体13の保持部を挟む両側それぞれに、塗布具10Aの高さ方向Zに並んだ櫛歯列(櫛部)を形成するように複数本形成されている。
櫛歯6は片面のみでもよく、好ましくは、第2方向Yにおいて相対向する部位に形成された一方の分割支持部14の櫛歯6と他方の分割支持部14の櫛歯6は、高さ方向Zの位置をずらして、交互に形成されている。また同じ分割支持部14の第1方向Xの一端側に形成された櫛歯6と第1方向Xの他端側に形成された櫛歯6とは、塗布具10Aの高さ方向Zの高さ位置を一致させて複数形成されている。
第2実施形態に係る毛髪処理剤塗布具10Aによれば、櫛歯6を有することによって、毛髪挿入部12に挿入した毛髪の束Mに対する塗布作業を行いつつ、毛髪を梳かすことができる。また毛髪の束Mに櫛歯6が挿入され、毛髪処理剤3を塗布する際に、毛髪の束Mを構成する個々の毛髪の表面に毛髪処理剤3が一層接触し易い状態となるため、毛髪処理剤3を毛髪の束Mの内部まで塗布することが一層容易となる。
第2実施形態の毛髪処理用製品1Aは、塗布具10Aと、液状の毛髪処理剤3の収容部51を有し、所定の操作により収容部51内の毛髪処理剤3を塗布具10Aの液保持体13,13に供給可能な容器部5Aとを有する。容器部5Aは、図6(b)に示すように、有底筒状の容器本体52内に配置された円盤状の仕切り部50を有し、仕切り部50に仕切り部50を貫通する貫通孔54dが形成されている。第2実施形態の毛髪処理用製品1Aにおいて液供給部として機能する貫通孔54dは、毛髪処理剤3の収容部51内の毛髪処理剤を、毛髪処理剤塗布具10の高さ方向Zにおける毛髪挿入部12の基端側(挿入口12aとは反対側)から液保持体13,13に供給する。
第2実施形態の毛髪処理用製品1Aは、塗布具10Aと容器部5Aとを分離させずに使用する。第2実施形態の毛髪処理用製品1Aにおいて、塗布具10Aは挿入口12aとは反対側を容器部5Aの収容部53側に向けて取り付けられる。
また第2実施形態の毛髪処理用製品1Aは、一対の分割支持部14,14を手指間に挟んで押圧力を増減することによって、毛髪挿入部12に挿入された毛髪の束Mに加える圧力を調節可能な塗布具10Aを有し、また、容器部5を片手で把持しながら、一対の分割支持部14,14を片手の手指間に挟んで、毛髪挿入部に挿入された毛髪に加える圧力を調節可能であるため、軽量な塗布具10により塗布作業に伴う手や腕の負担を軽減されることに加えて塗布作業を安定して正確に行うことができることとの両立が容易である。
本発明において被塗布体としては、毛髪の他、身体の一部が挙げられる。
毛髪は、好ましくは人の頭髪であるが、頭髪以外の毛髪でも良く、例えば、眉毛、まつ毛等であっても良い。また毛髪は、ヒト以外の哺乳類の毛髪であっても良く、例えば、犬や猫、ウサギ、ヤギ等のペットの体毛であっても良い。
前記身体の一部としては、例えば手又は足の爪、指等が挙げられる。身体は、好ましくはヒトの身体であるが、ヒト以外の動物の身体であってもよい。
また、本発明において被塗布体に塗布する処理剤としては、被塗布体が毛髪である場合、染毛剤、脱色剤、毛髪化粧料等が挙げられ、染毛剤であることが好ましい。毛髪の色を変える染毛剤には、染料前駆体を毛髪内に浸透させ、毛髪内で化学反応させることによりカラーリングする永久染毛剤、直接染料を毛髪内に浸透させる半永久染毛剤、顔料等を毛髪表面に付着させる一時染毛料が存在する。染毛剤は、各種公知の溶媒に染料又は顔料を含んでいるもの等を用いることができる。顔料としては、その形状(球状、針状、板状等)や粒子径、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無機顔料、有機顔料、パール顔料、金属粉末顔料、光輝性粉体等が挙げられる。溶媒としては、特に制限は無く、水、毛髪処理剤に含有させることが許容されている有機溶媒、それらの混合液等が挙げられる。水は、イオン交換水、蒸留水、超純水等の他、水道水でも良い。毛髪化粧料としては被膜形成樹脂を含有する整髪料等が挙げられる。
本発明の処理剤塗布具により、頭髪やペットの体毛の一部分を染毛することも好ましい。
また、本発明において被塗布体に塗布する処理剤としては、被塗布体が爪や指等の身体の一部である場合、該身体の一部に対し洗浄や保護、ケア等の処理をするための処理剤等が挙げられる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施形態に制限されず適宜変更可能である。また上述した各実施形態の構成を適宜組み合わせてもよい。
例えば、分割支持部14における液保持体の保持部は、保持用凹部14dを有さずに、単に分割支持部14の表面に液保持体13が接着、融着、留め具等によって固定されている部位であってもよい。
液漏れ防止溝17は、一方の分割支持部14のみに設けられていてよく、また第1方向Xの一端側のみに設けられていても良い。櫛歯6も同様であり、一方の分割支持部14のみに設けられていてもよく、また第1方向Xの一端側のみに設けられていても良い。
また液漏れ防止溝17として、前述の液再供給路と連通していないものを設けても良い。
上述した実施形態に関し、さらに以下の毛髪処理剤塗布具又は毛髪処理用製品を開示する。
<1>
被塗布体が挿入される挿入部を挟んで相対向配置され、液状の処理剤を含浸保持可能な一対の液保持体と、前記一対の液保持体それぞれの外側に位置して該各液保持体を支持している一対の分割支持部とを備え、前記一対の分割支持部を手指間に挟んで押圧力を増減することにより、前記挿入部に挿入された被塗布体に加える圧力を調節可能になされている、処理剤塗布具。
<2>
前記分割支持部における前記挿入部側に、前記液保持体の保持部と、該保持部を挟む両側それぞれに配された液漏れ防止溝とを有し、前記処理剤塗布具における前記挿入部の奥側に、前記液漏れ防止溝に入った液を前記液保持体に再供給する液再供給路を有する、前記<1>に記載の処理剤塗布具。
<3>
前記液漏れ防止溝は、前記処理剤塗布具の高さ方向に沿って延びている、前記<2>に記載の処理剤塗布具。
<4>
前記分割支持部における前記挿入部側に櫛歯を有する、前記<1>~<3>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<5>
前記櫛歯は、前記分割支持部のそれぞれにおいて、前記液保持体を挟む両側それぞれに、前記処理剤塗布具の高さ方向に並んだ櫛歯列を形成するように複数本形成されている、前記<4>に記載の処理剤塗布具。
<6>
前記分割支持部の上端近傍に、前記被塗布体を挿入部の挿入口方向に誘導する傾斜ガイド面を備えている、前記<1>~<5>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<7>
前記傾斜ガイド面は、一対の分割支持部それぞれに設けられており、前記処理剤塗布具の高さ方向の位置が下がるにつれて相互間の離間距離が近づく逆テーパー状の形状を有している、前記<6>に記載の処理剤塗布具。
<8>
前記分割支持部は、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド系合成繊維、エラストマー、ゴム又はこれらの2以上の複合材等を選択して構成される、前記<1>~<7>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<9>
前記分割支持部の基端側に、可撓部を有する、前記<1>~<8>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<10>
前記可撓部は、部分的に薄肉に形成されている、前記<9>に記載の処理剤塗布具。
<11>
前記被塗布体は毛髪であり、前記挿入部に毛髪を挿入して処理剤を塗布する毛髪処理剤塗布具である、前記<1>~<10>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<12>
前記液保持体の構成材料は、合成樹脂や天然素材からなるスポンジ、不織布、織布又はこれらの2以上の複合材から選択される、前記<1>~<11>の何れか1に記載の処理剤塗布具。
<13>
前記<1>~<12>の何れか1に記載の処理剤塗布具と、液状の処理剤の収容部を有し、所定の操作により該収容部内の処理剤を前記処理剤塗布具の前記液保持体に供給可能な容器部とを有する、処理用製品。
<14>
前記容器部は、前記収容部と、該収容部内の処理剤を、前記処理剤塗布具の高さ方向における前記挿入部の挿入口側から前記液保持体に供給する液供給部とを備え、前記処理剤塗布具が、脱着自在に取り付けられており、前記容器部から前記液保持体に前記処理剤の供給した後に、前記処理剤塗布具を該容器部から取り外し、取り外した前記処理剤塗布具単独で、被塗布体への前記処理剤の塗布操作を行えるようになされている、前記<13>に記載の処理用製品。
<15>
前記容器部は、容器本体と、該容器本体の内部空間を、前記処理剤の収容部と、前記処理剤塗布具の収容部とに区画する仕切り部とを備えており、該仕切り部に貫通孔が形成されている、前記<13>又は<14>に記載の処理用製品。
<16>
前記容器部は、前記収容部と、該収容部内の処理剤を、前記処理剤塗布具の高さ方向における前記挿入部の挿入口とは反対側から前記液保持体に供給する液供給部とを備え、前記処理剤塗布具が取り付けられており、
前記容器部を片手で把持しながら、前記一対の分割支持部を、該片手の手指間に挟んで前記挿入部に挿入された被塗布体に加える圧力を調節可能になされている、前記<13>に記載の処理用製品。
<17>
前記処理剤塗布具は、前記挿入部の挿入口とは反対側を前記収容部側に向けて、前記容器部に取り付けられている、前記<16>に記載の処理用製品。
1,1A 毛髪処理用製品
3 処理剤(毛髪処理剤)
10,10A 毛髪処理剤塗布具
11 キャップ部
12 挿入部(毛髪挿入部)
12a 毛髪挿入部の挿入口
13 液保持体
13a 液保持体の相対向面
13c 非分割部分
14 分割支持部
14d 液保持体の保持用凹部(液保持体の保持部)
15 支持部形成部材
16 基部
16a 筒状接続部
17 液漏れ防止溝
17a 貫通孔
18 液再供給用空間
19 可撓部
5,5A 容器部
50 仕切り部
51 毛髪処理剤の収容部
52 容器本体
54 中栓
54d 貫通孔(液供給部)
141 傾斜ガイド面
142 凹曲面部

Claims (6)

  1. 被塗布体が挿入される挿入部を挟んで相対向配置され、液状の処理剤を含浸保持可能な一対の液保持体と、前記一対の液保持体それぞれの外側に位置して該各液保持体を支持している一対の分割支持部とを備え、
    前記一対の分割支持部を手指間に挟んで押圧力を増減することにより、前記挿入部に挿入された被塗布体に前記一対の液保持体を介してる圧力を調節可能になされており、
    前記分割支持部は、前記挿入部側に、前記液保持体を保持した前記液保持体の保持部と、該保持部を挟む両側それぞれに配された液漏れ防止溝とを有し、
    前記処理剤塗布具における前記挿入部の奥側に、前記液漏れ防止溝に入った液を前記液保持体に再供給する液再供給路を有しており、前記液再供給路は、前記一対の分割支持部の液漏れ防止溝のそれぞれと連通する液再供給用空間を有し、該液再供給用空間内に、前記一対の液保持体の非分割部分が位置している、処理剤塗布具。
  2. 前記分割支持部における前記挿入部側に櫛歯を有する、請求項に記載の処理剤塗布具。
  3. 前記分割支持部の上端近傍に、前記被塗布体を前記挿入部の挿入口方向に誘導する傾斜ガイド面を備えている、請求項1又は2に記載の処理剤塗布具。
  4. 請求項1~の何れか1項に記載の処理剤塗布具と、
    液状の処理剤の収容部を有し、所定の操作により該収容部内の処理剤を前記処理剤塗布具の前記液保持体に供給可能な容器部とを有する、処理用製品。
  5. 前記容器部は、前記収容部と、該収容部内の処理剤を、前記処理剤塗布具の高さ方向における前記挿入部の挿入口側から前記液保持体に供給する液供給部とを備え、前記処理剤塗布具が、脱着自在に取り付けられており、
    前記容器部から前記液保持体に前記処理剤を供給した後に、前記処理剤塗布具を該容器部から取り外し、取り外した前記処理剤塗布具単独で、被塗布体への前記処理剤の塗布操作を行えるようになされている、請求項に記載の処理用製品。
  6. 前記容器部は、前記収容部と、該収容部内の処理剤を、前記処理剤塗布具の高さ方向における前記挿入部の挿入口とは反対側から前記液保持体に供給する液供給部とを備え、前記処理剤塗布具が取り付けられており、
    前記容器部を片手で把持しながら、前記一対の分割支持部を、該片手の手指間に挟んで前記挿入部に挿入された被塗布体に加える圧力を調節可能になされている、請求項に記載の処理用製品。
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