JP3148656B2 - 剤塗布用具 - Google Patents

剤塗布用具

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JP3148656B2 JP32634996A JP32634996A JP3148656B2 JP 3148656 B2 JP3148656 B2 JP 3148656B2 JP 32634996 A JP32634996 A JP 32634996A JP 32634996 A JP32634996 A JP 32634996A JP 3148656 B2 JP3148656 B2 JP 3148656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば整髪料や染
毛剤などを毛髪に塗布するために用いられる剤塗布用具
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】整髪料などの剤を毛髪
に塗布する作業を簡単にするものとして、剤が充填され
た容器とクシとを一体化させてなる剤塗布用具がある。
この剤塗布用具は、柄を兼ねた容器部分を押圧すること
で、剤をクシ歯の表面に直接供給できるようになってい
る。
【0003】ところが、こうした剤塗布用具には、次の
ような欠点がある。第一に、剤を吐出させると、その分
だけ容器部分が潰れていくので、次第に外観が悪化す
る。第二に、毛髪に塗布される剤は粘度の高いものが多
く、ある一定量が内壁に付着したまま残る。このため、
剤を完全に使い切ることができない。ところで、特開平
6−100057号公報には、弾力性のあるプラスチッ
ク製の外容器と袋状の内容器とを備え、外容器の底部に
空気流入用の逆止弁を設けた積層型容器が示されてい
る。そして、この容器を用いれば上記の問題は解決可能
である。
【0004】しかし、実際にそれを剤塗布用具に組み合
わせるのは、コスト面での問題から非常に困難である。
すなわち、一般に、剤塗布用具の容器部分は、クシ部と
異なり、空になり次第、剤が充填された新しいものと交
換される。つまり、容器部分は使い捨てが前提である。
しかし、上記積層型容器は、逆止弁が設けられた高価な
ものであるため、簡単に使い捨てることはできない。
【0005】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、剤を吐出させても外観が悪化せず、しかも剤をほ
ぼ完全に使い切ることができ、更には安価にて剤の充填
される容器部分の交換が可能な経済性に優れた剤塗布用
具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、クシ部と
柄部とを有する剤塗布用具であって、前記柄部は、開口
を有する容器状の柄部本体と、この柄部本体と開口を共
有するよう前記柄部本体内に設けられた、剤が充填され
る袋と、前記柄部本体と前記袋との共有開口を閉塞する
よう、前記柄部本体に対して分離可能に取り付けられる
蓋と、この蓋に設けられた、外部から前記柄部本体と前
記袋との間の空間に空気を流入させる第1の逆止弁と、
前記蓋における前記柄部本体と前記袋との共有開口に対
応した位置に設けられた、前記袋内の剤を外部に吐出さ
せる第2の逆止弁とを具備し、前記クシ部は、前記蓋に
おける前記第2の逆止弁に対応した位置に立設させた、
内部に剤分配室が形成されてなる中空状の軸と、この軸
に所定の間隔で立設させた、内部に前記剤分配室から続
く剤誘導路が形成され、かつ、少なくとも一面に前記剤
誘導路から続く剤吐出口が形成された複数のクシ歯とを
具備してなり、前記柄部を押圧することで、前記袋内の
剤が前記第2の逆止弁を経て前記剤吐出口から前記クシ
歯の表面に吐出し、前記柄部に加えた押圧力を解除する
ことで、前記柄部本体と前記袋との間の空間に、前記第
1の逆止弁を経て空気が流入するよう構成され、 更に、
前記柄部本体の開口側には首部が形成されてなると共
に、 前記蓋は、 下端側が前記柄部本体の首部よりも下方
の外周部分に密着する第1の環状壁部と、 この第1の環
状壁部の内側にあって前記柄部本体の首部に螺着する第
2の環状壁部と、 前記第1の環状壁部及び前記第2の環
状壁部が立設させられた天面部とを具備してなり、 前記
第1の逆止弁は、前記天面部における前記第1の環状壁
部と前記第2の環状壁部との間に設けられ、 かつ、前記
柄部本体の首部において、前記蓋を螺着させた際に前記
第2の環状壁部と重ならない位置には、貫通孔が形成さ
れてなり、 前記第1の逆止弁を経た空気は、前記貫通孔
から前記柄部本体と前記袋との間の空間に流入するよう
構成したことを特徴とする剤塗布用具によって解決され
る。
【0007】
【0008】なお、この剤塗布用具にあっては、蓋の天
面部における第2の環状壁部の内側であって、かつ、こ
の第2の環状壁部が立設させられた面に、前記第2の環
状壁部よりも高さ寸法の小さな第3の環状壁部を立設さ
せ、袋の開口側端部が、前記第3の環状壁部と柄部本体
の首部とで挟持されるよう構成することもできる。更に
は、蓋の天面部における第3の環状壁部の内側であっ
て、かつ、この第3の環状壁部が立設させられた面と反
対の面に、第4の環状壁部を立設させ、第2の逆止弁
が、前記第4の環状壁部と、この第4の環状壁部内に挿
入されるクシ部の軸とで挟持されるよう構成することも
できる。
【0009】上記のごとく構成された剤塗布用具にあっ
ては、柄部本体を押圧して剤を吐出させた後、押圧力を
解除すると、吐出した剤の体積分だけ空気が柄部本体と
袋との間の空間に取り入れられる。したがって、柄部本
体は完全に元の形状に復元でき、剤の吐出に伴って次第
に外観が悪化するといった問題は起きない。また、剤は
袋に充填されており、この袋は剤の吐出に伴って徐々に
縮んでいく。ゆえに、剤の一部が柄部本体の内壁に付着
したまま出てこないといった不具合はなく、剤をほぼ完
全に使い切ることができる。更に、本発明の剤塗布用具
では、逆止弁を剤が充填される柄部本体側にではなく、
クシ部と共に再使用される蓋側に設けている。したがっ
て、剤塗布用具の再使用にあたっては、低コストにて製
造可能な柄部本体と剤が充填される袋とからなる部分の
みが使い捨てられるだけであり、剤の充填される柄部分
(容器部分)の交換が安価にて行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下で本発明の一実施形態として
説明する剤塗布用具は、クシ部と柄部とを有し、前記柄
部は、開口を有する容器状の柄部本体と、この柄部本体
と開口を共有するよう前記柄部本体内に設けられた、剤
が充填される袋と、前記柄部本体と前記袋との共有開口
を閉塞するよう、前記柄部本体に対して分離可能に取り
付けられる蓋と、この蓋に設けられた、外部から前記柄
部本体と前記袋との間の空間に空気を流入させる第1の
逆止弁と、前記蓋における前記柄部本体と前記袋との共
有開口に対応した位置に設けられた、前記袋内の剤を外
部に吐出させる第2の逆止弁とを具備してなり、また、
前記クシ部は、前記蓋における前記第2の逆止弁に対応
した位置に立設させた、内部に剤分配室が形成されてな
る中空状の軸と、この軸に所定の間隔で立設させた、内
部に前記剤分配室から続く剤誘導路が形成され、かつ、
両面に前記剤誘導路から続く剤吐出口が形成された複数
のクシ歯とを具備してなり、前記柄部を押圧すること
で、前記袋内の剤が前記第2の逆止弁を経て前記剤吐出
口から前記クシ歯の表面に吐出し、逆に前記柄部に加え
た押圧力を解除することで、前記柄部本体と前記袋との
間の空間に、前記第1の逆止弁を経て空気が流入するよ
うになっている。
【0011】特に、上記剤塗布用具は、柄部本体の開口
側に首部が形成されてなると共に、蓋が、下端側が前記
柄部本体の首部よりも下方の外周部分に密着する第1の
環状壁部と、この第1の環状壁部の内側にあって前記柄
部本体の首部に螺着する第2の環状壁部と、前記第1の
環状壁部及び前記第2の環状壁部が立設させられた天面
部とを具備してなり、第1の逆止弁は、前記天面部にお
ける前記第1の環状壁部と前記第2の環状壁部との間に
設けられ、かつ、前記柄部本体の首部において前記蓋を
螺着させた際に前記第2の環状壁部と重ならない位置に
は、貫通孔が形成されてなり、前記第1の逆止弁を経た
空気は、前記貫通孔から前記柄部本体と前記袋との間の
空間に流入するよう構成されている。
【0012】また、蓋の天面部における第2の環状壁部
の内側であって、かつ、この第2の環状壁部が立設させ
られた面には、前記第2の環状壁部よりも高さ寸法の小
さな第3の環状壁部が立設させられてなり、袋の開口側
端部が、前記第3の環状壁部と柄部本体の首部とで挟持
されるようにしている。更には、蓋の天面部における第
3の環状壁部の内側であって、かつ、この第3の環状壁
部が立設させられた面と反対の面には、第4の環状壁部
が立設させられてなり、第2の逆止弁が、前記第4の環
状壁部と、この第4の環状壁部内に挿入されるクシ部の
軸とで挟持されるようにしている。
【0013】図1〜図4を用いて、本発明の実施形態を
更に詳しく説明する。なお、図1は剤塗布用具の斜視立
体図、図2は柄部に剤が充填されていない状態での剤塗
布用具の断面図、図3は柄部を押圧した際の状態を示す
剤塗布用具の断面図、図4は柄部が復元する際の状態を
示す剤塗布用具の断面図である。本実施形態の剤塗布用
具は、図1から判るように、柄部A及びクシ部Bからな
る。
【0014】まず、柄部Aの構造について説明する。各
図中、1で示すのが、弾力性を有するプラスチックから
構成された柄部本体である。柄部本体1は、上端側に開
口が形成された容器状のものであって、この開口が存在
する側には、図2から判るように、首部2が形成されて
いる。柄部本体1内には、それと開口を共有するよう袋
3が設けられている。袋3はプラスチックフィルムから
構成されたものであって、剤はこの袋3内に充填され
る。なお、後に詳述するが、袋3の開口側端部は、後述
する蓋と柄部本体1の首部2とで挟持されている。ま
た、袋3の一部、すなわち柄部本体1の高さ方向に沿っ
た幅数mm程度の部分(図2において網線で示す)は、
柄部本体1の内壁面に接着されている。
【0015】柄部本体1と共に柄部Aを構成する蓋4
は、柄部本体1と袋3との共有開口を閉塞するよう、首
部2に対して螺着している。したがって、蓋4は柄部本
体1から自由に分離させることができる。蓋4は、四つ
の環状壁部(第1〜第4の環状壁部)5a〜5dと、こ
れらの環状壁部5a〜5dが立設させられた天面部6と
からなる。
【0016】第1の環状壁部5aは、蓋4の外周面を形
成するものであって、その下端側内周面は、柄部本体1
における首部2よりも下方位置に形成された環状リブ7
に密着している。ゆえに、第1の環状壁部5aと環状リ
ブ7とが接する部分からも、柄部本体1と蓋4との接合
部分同様、空気が出入りすることはない。第1の環状壁
部5aの内側に存在する第2の環状壁部5bは、第1の
環状壁部5aよりも高さ寸法が小さなものであって、上
述したように、柄部本体1の首部2に螺着している。
【0017】第2の環状壁部5bの内側であって、か
つ、この第2の環状壁部5bが立設させられた面と同じ
面に存在する第3の環状壁部5cは、第2の環状壁部5
bよりも高さ寸法が小さく、その下端部にはテーパー面
が形成されている。この第3の環状壁部5cは、袋3の
開口側端部を固定するために設けられたものであって、
すなわち袋3の開口側端部は、柄部本体1の首部2と第
3の環状壁部5cとで挟持された状態となっている。
【0018】第3の環状壁部5cの内側(中心寄り)で
あって、かつ、この第3の環状壁部5cが立設させられ
た面と反対の面に存在する第4の環状壁部5dは、クシ
部Bを蓋4に固定するためのものである。また、第4の
環状壁部5dは、後述する逆止弁(第2の逆止弁)をク
シ部Bと共同で保持する役割を果たす。蓋4の天面部6
には、空気流入用の第1の逆止弁8が構成されている。
第1の逆止弁8は、天面部6における第1の環状壁部5
aと第2の環状壁部5bとの間に存在する。この第1の
逆止弁8を経て、柄部本体1の首部2と蓋4の第1の環
状壁部5aとの間につくられる空間Cに取り込まれた空
気は、首部2に形成された貫通孔9から柄部本体1と袋
3との間の空間に流入できるようになっている。なお、
貫通孔9は、蓋4を柄部本体1に取り付けた際に、第2
の環状壁部5bと重ならない位置に設けられる。
【0019】蓋4における柄部本体1と袋3との共有開
口に対応した位置、つまり蓋4の中央には、袋3内の剤
を外部に吐出させるための第2の逆止弁10が設けられ
ている。この第2の逆止弁10は、上述したように、第
4の環状壁部5dとクシ部Bの下端部とで共同保持され
ている。なお、本実施形態では、クシ部Bを蓋4と別体
にしたが、両者を一体化させてもよい。
【0020】次に、クシ部Bの構造について説明する。
クシ部Bは、軸11と、この軸に所定の間隔で立設させ
た複数のクシ歯12とからなる。軸11は、内部に剤分
配室13が形成された中空状のものであって、蓋4にお
ける第2の逆止弁10に対応した位置に立設させられ
る。言い換えれば、軸11は、その下端部と第4の環状
壁部5dとの間に第2の逆止弁10の一部を挟み込んだ
状態で蓋4に嵌合固定されている。したがって、剤分配
室13は柄部本体1の内部空間につながった状態となっ
ている。
【0021】クシ歯12の内部には、上下端に位置する
ものを除き、剤分配室13から続く剤誘導路14が形成
されている。また、クシ歯12の両面には、この剤誘導
路14から続く剤吐出口15が形成されている。なお、
本実施形態では、上下端に位置する二つのクシ歯12を
軸11に対して一体的に構成した。一方、他のクシ歯1
2については、図1から判るように、上下に連なる連結
体としている。そして、剤分配室13に面するよう軸1
1に形成した孔にクシ歯12の根部16を差し込むこと
で、クシ歯連結体が軸11に嵌合固定されるようにし
た。
【0022】続いて、図3及び図4を用いて、上記構成
の剤塗布用具の機能を説明する。まず、剤を吐出させる
場合についてであるが、図3に示すごとく、柄部本体1
を押圧すると、袋3内に充填させた剤の液圧が高まり、
これによって第2の逆止弁10が開く。剤は、この開い
た第2の逆止弁10を通過して、クシ部Bの剤分配室1
3内に送り込まれる。剤分配室13内に送り込まれた剤
は、続いてクシ歯12の剤誘導路14に供給され、そし
て剤吐出口15からクシ歯12の表面に吐出する。
【0023】なお、柄部本体1を押圧することで、第1
の逆止弁8にも内部から空気圧が作用するが、第1の逆
止弁8は内部から外部に向かう力を受けても開かない。
したがって、第1の逆止弁8から空気が逃げることはな
く、これに起因した剤塗布用具の動作不良は発生しな
い。剤を吐出させた後、柄部本体1に加えていた押圧力
を解除すると、この柄部本体1は元の形状に復元しよう
とする。この際、柄部本体1内には負圧が生じるので、
第1の逆止弁8が開き、柄部本体1と袋3との間の空間
には図4に示すごとく、貫通孔9を通過して空気が流入
する。吐出した分の剤の体積は、この流入した空気で置
き換えられるので、柄部本体1は完全に元の状態まで復
元する。これによって、再び剤を吐出させることが可能
となる。しかも、空気が柄部A内に取り込まれることに
よって、剤の残量にかかわらず、剤が十分に充填されて
いるときと変わらない形状が保たれる。したがって、外
観が悪化することはない。
【0024】そして、本実施形態の剤塗布用具では、剤
が袋3に充填されており、この袋3は剤の吐出に伴って
徐々に縮んでいく。ゆえに、剤の一部が柄部本体1の内
壁面に付着したまま出てこないといった不具合はなく、
剤をほぼ完全に使い切ることができる。更に、本実施形
態の剤塗布用具は、剤を使い切った後の再使用にあたっ
て、コストが高くつくといった問題がない。すなわち、
第1の逆止弁8や第2の逆止弁10は蓋4側に設けられ
ており、この蓋4はクシ部Bと共に再使用される。した
がって、使い捨てられるのは、ブロー成形などの手段で
低コストにて製造可能な柄部本体1と、剤が充填される
袋3とからなる部分のみである。よって、剤の充填され
る柄部分(容器部分)の交換が安価にて行える。
【0025】
【発明の効果】本発明の剤塗布用具は、剤を吐出させて
も外観が悪化せず、しかも剤をほぼ完全に使い切ること
ができ、更には安価にて剤の充填される容器部分の交換
が可能であって経済性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る剤塗布用具の斜視立体図
【図2】柄部に剤が充填されていない状態での剤塗布用
具の断面図
【図3】柄部を押圧した際の状態を示す剤塗布用具の断
面図
【図4】柄部が復元する際の状態を示す剤塗布用具の断
面図
【符号の説明】 A 柄部 B クシ部 1 柄部本体 2 首部 3 袋 4 蓋 5a〜5d 第1〜第4の環状壁部 6 天面部 7 環状リブ 8 第1の逆止弁 9 貫通孔 10 第2の逆止弁 11 軸 12 クシ歯 13 剤分配室 14 剤誘導路 15 剤吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A45D 24/00 - 24/46 B65D 83/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クシ部と柄部とを有する剤塗布用具であ
    って、 前記柄部は、 開口を有する容器状の柄部本体と、 この柄部本体と開口を共有するよう前記柄部本体内に設
    けられた、剤が充填される袋と、 前記柄部本体と前記袋との共有開口を閉塞するよう、前
    記柄部本体に対して分離可能に取り付けられる蓋と、 この蓋に設けられた、外部から前記柄部本体と前記袋と
    の間の空間に空気を流入させる第1の逆止弁と、 前記蓋における前記柄部本体と前記袋との共有開口に対
    応した位置に設けられた、前記袋内の剤を外部に吐出さ
    せる第2の逆止弁とを具備し、 前記クシ部は、 前記蓋における前記第2の逆止弁に対応した位置に立設
    させた、内部に剤分配室が形成されてなる中空状の軸
    と、 この軸に所定の間隔で立設させた、内部に前記剤分配室
    から続く剤誘導路が形成され、かつ、少なくとも一面に
    前記剤誘導路から続く剤吐出口が形成された複数のクシ
    歯とを具備してなり、 前記柄部を押圧することで、前記袋内の剤が前記第2の
    逆止弁を経て前記剤吐出口から前記クシ歯の表面に吐出
    し、 前記柄部に加えた押圧力を解除することで、前記柄部本
    体と前記袋との間の空間に、前記第1の逆止弁を経て空
    気が流入するよう構成され、 更に、前記柄部本体の開口側には首部が形成されてなる
    と共に、 前記蓋は、 下端側が前記柄部本体の首部よりも下方の外周部分に密
    着する第1の環状壁部と、 この第1の環状壁部の内側にあって前記柄部本体の首部
    に螺着する第2の環状壁部と、 前記第1の環状壁部及び前記第2の環状壁部が立設させ
    られた天面部と を具備してなり、 前記第1の逆止弁は、前記天面部における前記第1の環
    状壁部と前記第2の環状壁部との間に設けられ、 かつ、前記柄部本体の首部において、前記蓋を螺着させ
    た際に前記第2の環状壁部と重ならない位置には、貫通
    孔が形成されてなり、 前記第1の逆止弁を経た空気は、前記貫通孔から前記柄
    部本体と前記袋との間の空間に流入するよう構成した
    とを特徴とする剤塗布用具。
  2. 【請求項2】 蓋の天面部における第2の環状壁部の内
    側であって、かつ、この第2の環状壁部が立設させられ
    た面には、前記第2の環状壁部よりも高さ寸法の小さな
    第3の環状壁部が立設させられてなり、 袋の開口側端部が、前記第3の環状壁部と柄部本体の首
    部とで挟持されるようにした ことを特徴とする請求項1
    に記載の剤塗布用具。
  3. 【請求項3】 蓋の天面部における第3の環状壁部の内
    側であって、かつ、この第3の環状壁部が立設させられ
    た面と反対の面には、第4の環状壁部が立設させられて
    なり、 第2の逆止弁が、前記第4の環状壁部と、この第4の環
    状壁部内に挿入されるクシ部の軸とで挟持されるように
    した ことを特徴とする請求項2に記載の剤塗布用具。
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