JP2011120379A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボスに回転軸が圧入される構成の回転電機であって、回転軸に対するボスの同軸度がさらに向上した回転電機を提供する。
【解決手段】 本発明の回転電機1は、筒状の固定子2と、この固定子2内の中心軸線上に回転自在に設けられた回転軸6と、この回転軸6に固定された回転子7と、回転軸6の先端部が圧入される圧入孔22を有するボス15とを備え、圧入孔22の内周面が少なくとも軸方向に離れた複数の箇所で回転軸6の先端部の外周面に接触した状態で、ボス15の圧入孔22と回転軸6の先端部との圧入が開始されるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両のステアリングの操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置に用いられる回転電機に関するものである。
従来、固定子である筒状のヨークと、このヨーク内の中心軸上に回転自在に設けられた回転軸である第1の軸と、この第1の軸に固定された回転子であるアマチュアと、第1の軸に固定され、第1の軸の回転トルクが伝達される第2の軸に係合されるボスである連結部材とを備え、連結部材は、一端部に第1の軸の先端部が圧入される圧入孔を有するとともに、他端部に第2の軸と係合する係合部を有している電動パワーステアリング装置用のモータが知られている。この第1の軸の先端部は、圧入孔の内径よりも外径が小さいガイド部と、このガイド部の外径および圧入孔の内径よりも外径が大きい圧入部と、この圧入部とガイド部との間に設けられ、ガイド部側から圧入部に向かって外径寸法が漸次大きくなって終点で圧入部の外径寸法と同じとなるテーパ部とを有しており、連結部材の圧入孔に第1の軸の先端部が圧入される際、最初にガイド部が入り、テーパ部が圧入孔の開口周縁部に形成された面取り部の内周面に1箇所で接触した状態で圧入が開始され、その後テーパ部に沿って調心されながら圧入部に圧入されることによって、連結部材の振れが低減する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−117816号公報
特許文献1に記載されたモータを含め、従来の回転電機においては、連結部材に第1の軸が圧入される場合、連結部材の圧入孔の内周面が第1の軸の先端部の外周面に1箇所で接触した状態で圧入が開始され、このときの連結部材、第1の軸それぞれの軸線が保持された状態で、連結部材と第1の軸の少なくとも一方が弾性変形しながら徐々に圧入が進み、圧入長さ分まで圧入が進んだ状態で、この圧入が完了する。このような圧入においては、連結部材の軸線と第1の軸の軸線が一致した状態で圧入が開始されることが望ましい。上述の圧入においては、圧入開始時の連結部材の内周面と第1の軸の外周面の接触箇所が1箇所であり、第1の軸の軸線に対する連結部材の軸線のずれをある程度規制することは可能であるが、第1の軸の軸線に対する連結部材の軸線のずれの程度、すなわち、第1の軸に対する連結部材の同軸度は、このたった1箇所での接触状態に依存するため、同軸度の向上には限度がある。このため、連結部材の内周面が第1の軸の外周面に接触する際の接触状態によっては、軸線が多少ずれた状態で圧入が進む場合があり、第1の軸と連結部材の軸線がずれないようにする、すなわち、第1の軸に対する連結部材の同軸度をさらに向上させるうえで改善すべき点が残されている。なお、第1の軸に対する連結部材の同軸度が悪化すると、騒音が発生したり、耐久性が低下するなどの問題がある。
そこで、本発明は、連結部材であるボスに回転軸が圧入される構成の回転電機であって、回転軸に対するボスの同軸度がさらに向上した回転電機を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機は、筒状の固定子と、この固定子内の中心軸線上に回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に固定された回転子と、前記回転軸の先端部が圧入される圧入孔を有するとともに、前記回転軸の回転トルクが外部機器の回転軸に伝達されるボスとを備え、前記圧入孔の内周面が少なくとも軸方向に離れた複数の箇所で前記回転軸の先端部の外周面に接触した状態で、前記ボスの圧入孔と前記回転軸の先端部との圧入が開始されるように構成されたものである。
本発明によれば、ボスに設けた圧入孔の内周面が少なくとも軸方向に離れた複数の箇所で回転軸の先端部の外周面に接触した状態で、ボスの圧入孔と回転軸の先端部との圧入が開始されるようにしたことで、圧入開始時の回転軸の軸線を基準としたボスの軸線の振れが規制されるように作用し、より安定した状態で圧入が進むことから、ボスと回転軸との同軸度の精度がより向上した回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態1による電動パワーステアリング装置用のモータ1の断面図である。 図1のボス15の断面図である。 図2の右側面図である。 図1の回転軸6の先端部の拡大図である。 図1の回転軸6とボス15の圧入過程を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による電動パワーステアリング装置用のモータ40の断面図である。 図6のボス41の断面図である。 図7の右側面図である。 図6の回転軸6とボス41の圧入過程を示す説明図である。 本発明の実施の形態3による電動パワーステアリング装置用のモータ50の断面図である。 図10のボス53の断面図である。 図11の右側面図である。 図10の回転軸51の先端部の拡大図である。
以下、本発明の各実施の形態について説明するが、各図に於いて、同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動パワーステアリング装置用のモータの断面図である。この回転電機であるモータ1は、有底円筒状の固定子であるヨーク2と、このヨーク2の内壁面に周方向に等分間隔をおいて固定された4極の界磁永久磁石3と、ヨーク2の有底側の軸受収納部4に収納された第1の軸受5により一端部が回転自在に支持された回転軸6と、炭素鋼で構成された回転軸6に固定された回転子であるアマチュア7と、回転軸6の他端部側に固定された整流子8と、この整流子8の表面にスプリング9の弾性力により当接したブラシ10と、このブラシ10を保持したブラシホルダ11と、ねじ12によりヨーク2と一体化されたハウジング13と、ハウジング13の中心部に固定され回転軸6の他端部側を回転自在に支持した第2の軸受14と、回転軸6の先端部に圧入され、また先端面が第2の軸受14の内輪に当接したボス15と、ブラシ10に接続されるリード線16が貫通したグロメット17とを備えている。アマチュア7は、軸線方向に延びており周方向に間隔をおいて形成された複数のスロットを有するコア18と、スロットに導線が重巻方式で巻回されて構成された巻線19とを備えている。
図2は、図1のボス15の断面図、図3は図2の右側面図、図4は図1の回転軸6の先端部の拡大図である。主成分の鉄系金属にモリブデン、ニッケルを含有した焼結金属材料で構成されたボス15は、その一端部に回転軸6の先端部が圧入される圧入孔22を有しているとともに、他端部には圧入孔22よりも内径が大きく、回転軸6の回転トルクが伝達される外部機器の回転軸(図示せず)とスプライン係合される係合部23を有している。また、圧入孔22の内周面には、軸方向に離れた位置に、内径寸法が異なる段付部20a、20bが形成され、各段付部20a、20bの角部21a、21bは面取りされている。なお、面取りの具体例として、図2には角部21a、21bを丸めるようにして面取りしたR面取りの場合について示されているが、この場合に限定されるものではなく、角部をある一定の傾斜角度、例えば45度の傾斜角度で直線状に切削して面取りしたC面取りであっても良い。ここで、傾斜角度45度は傾斜角度の一例であり、この場合に限定されるものではない。そして、圧入孔22の内周面に形成された段付部20a、20bには周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部24a、24bが形成されている。この凸凹部24a、24bは、ともに圧入孔22の軸線方向に延びて形成されている。
回転軸6の先端部の外周面には、軸方向に対して、段付部20a、20b、それぞれと隙間なく圧入される段付部25a、25bが形成され、各段付部25a、25bの角部26a、26bは、ボス15の圧入孔22と回転軸6の先端部との圧入開始時、角部21a、21bとそれぞれ接触する。また、角部26a、26bは、角部21a、21bと同様、面取りされている。段付部20aの内径寸法は、段付部25aの外径寸法よりも小さく、段付部20bの内径寸法は、段付部25bの外径寸法よりも小さい。例えば、段付部20aの内径寸法は、段付部25aの外径寸法よりも0.2mm小さく、段付部20bの内径寸法は、段付部25bの外径寸法よりも0.2mm小さい。
上記構成のモータでは、リード線16からブラシ10を介して流れる電流を整流子8に接続された巻線19に供給することにより、アマチュア7は界磁永久磁石3との電磁作用により、回転軸6とともに回転する。この回転軸6の先端部の外周面であって、軸方向に離れた位置に形成された段付部25a、25bの角部26a、26bが、それぞれ、ボス15の圧入孔22の内周面であって、軸方向に離れた位置に形成された段付部20a、20bの角部21a、21bに接触した状態で、回転軸6の先端部とボス15の圧入孔22との圧入が開始される。圧入の結果、回転軸6の先端部はボス15の圧入孔22に圧入され、またボス15の係合部23に外部機器の回転軸がスプライン係合されているので、回転軸6の回転トルクは外部機器の回転軸に確実に伝達され、ステアリング(図示せず)の操舵力のアシストに供される。
以上述べたように、本発明の実施の形態1のモータによれば、筒状の固定子であるヨークと、このヨーク内の中心軸上に回転自在に設けられた回転軸と、この回転軸に固定された回転子であるアマチュアと、回転軸の先端部が圧入される圧入孔を有するボスを備え、圧入孔の内周面が少なくとも軸方向に離れた複数の箇所で回転軸の先端部の外周面に接触した状態で、ボスの圧入孔と回転軸の先端部との圧入が開始されるように構成されているので、圧入孔の内周面と回転軸の先端部の外周面とが接触する複数の箇所を結ぶことで形成される円錐面の一部が面接触した状態または面接触したのと等価な状態で、圧入が開始され、圧入が進む。このとき、圧入孔の内周面および回転軸の先端部の外周面に形成される円錐面の一部、すなわち当接面同士が一致し、回転軸の軸線を基準としたボスの軸線の振れが規制されるように作用することから、両者の軸線が一致し、ボスと回転軸との同軸度の精度がより向上する。
また、本発明の実施の形態1のモータによれば、ボス15の一端部であって、回転軸6の先端部が圧入される圧入孔22の内周面には、段付部20a、20bが形成されており、また回転軸6の先端部の外周面には、軸方向に対して、段付部20a、20b、それぞれと隙間なく圧入される段付部25a、25bが形成されており、さらに、段付部20aが段付部25aに接触し、段付部20bが段付部25bに接触した状態、すなわち、圧入孔22の内周面が軸方向に離れた2つの箇所で回転軸6の先端部の外周面に接触した状態で、ボス15の圧入孔22と回転軸6の先端部との圧入が開始されるように構成されているので、段付部20aと段付部25aの当接円と、段付部20bと段付部25bの当接円とを結ぶことで仮想円錐面の一部が形成され、この仮想円錐面の一部が面接触したのと等価な状態で圧入が開始され、圧入が進む。このとき、段付部20a、20bに形成される仮想円錐面の一部と段付部25a、25bに形成される円錐面の一部とが一致し、回転軸6の軸線に対して、圧入孔22の軸線の振れが規制されるので、回転軸6の軸線に対してボス15の軸線がずれることなく、より安定した状態でボス15と回転軸6との接触面に沿って圧入が進み、ボス15と回転軸6との同軸度の精度がより向上する。
また、段付部20a、20bの角部21a、21bおよび段付部25a、25bの角部26a、26bは面取りされていることから、面取りされた段付部の角部同士である、角部21a、角部26aおよび角部21b、角部26bがそれぞれ確実に接触し、ボス15と回転軸6との同軸度の精度がより向上する。
また、ボス15の圧入孔22の内周面に形成された段付部20a、20bには、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部24a、24bが形成されているので、ボス15と回転軸6との圧入の際、この圧入孔22の段付部20a、20bそれぞれに対して、回転軸6の段付部25a、25bそれぞれが食い込み、ボス15と回転軸6とは強固に結合される。従って、圧入孔22の段付部20a、20bそれぞれの内径寸法、回転軸6の段付部25a、25それぞれの外径寸法の寸法管理が容易となる。
なお、本発明の実施の形態1のモータにおいては、ボス15の圧入孔22の内周面および回転軸6の外周面に形成された段付部の段数が1段として構成された例を示したが、1段に限定されることはなく、互いの段数が同数であれば、2段以上の段数としても良い。段付の段数が多いほど、回転軸6の先端部がボス15の圧入孔22に圧入される際の、当接箇所が増加することから、ボス15と回転軸6との同軸度の精度が向上する。
また、本発明の実施の形態1では、ボス15の圧入孔22の内周面に形成された段付部20a、20bの軸方向の長さが等しく、それゆえ、回転軸6の先端部の外周面に形成された段付部25a、25bの軸方向の長さも等しく、両者の圧入範囲内において、軸方向に対して隙間なく圧入される場合について示したが、この場合に限らず、軸方向に離れた複数の箇所でボスと回転軸それぞれの段付部の角部が接触した状態で両者の圧入が開始される構成であれば良く、例えば、軸方向に対して、圧入範囲内の一部のみが圧入され、残りは圧入されずに、隙間を有する場合であっても良い。この具体例として、以下では図5を参照しながら、ボスと回転軸の圧入範囲内において、軸方向に対して隙間を有する場合の圧入について説明する。
図5は、回転軸27の先端部がボス30の圧入孔31に圧入される際の、(a)圧入開始時、(b)圧入完了時、の回転軸27、ボス30の断面図である。図2と同様、ボス30の圧入孔31の内周面には、段付部32a、32bが形成され、各段付部の角部33a、33bは面取りされている。さらに、段付部32a、32bには周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部34a、34bが形成されている。図5のボス30の圧入孔31の内周面に形成された段付部32aの軸方向の長さは、段付部32bよりも短い。また、図4と同様、回転軸27の先端部の外周面には、段付部28a、28bが形成され、各段付部の角部29a、29bは面取りされている。図5の回転軸27の先端部の外周面に形成された段付部28aの軸方向の長さは、段付部28bよりも長い。そして、図5(a)の丸で囲まれた箇所に示すように、回転軸27に形成された角部29a、29bが、それぞれボス30の圧入孔31に形成された角部33a、33bに接触した状態で圧入が開始され、図5(b)に示すように、圧入完了時には、回転軸27とボス30との間に軸方向に対して隙間35を有する。
以上で説明した、ボスと回転軸との圧入完了時、回転軸27とボス30との間に軸方向に対して隙間35を有する場合であっても、段付部28aが段付部32aに接触し、段付部28bが段付部32bに接触した状態で、ボス30の圧入孔31と回転軸27の先端部との圧入が開始されるように構成されているので、このとき、ボス30、回転軸27、各々の段付部の当接円を結ぶことで仮想円錐面が形成され、この仮想円錐面の高さは、上述したボス15の圧入孔22と回転軸6の先端部との圧入開始時に形成される仮想円錐面の高さよりも長く、仮想円錐面同士が一致することに加え、上述したボス15と回転軸6との圧入の場合に比べて、軸線の振れをより規制する方向に作用するので、ボス30と回転軸27との同軸度は、上述したボス15と回転軸6との同軸度に比べて、その精度はさらに向上する。従って、ボスの圧入孔の内周面と回転軸の先端部の外周面が接触する箇所が、軸方向に対して離れる程、ボスと回転軸の同軸度は向上し、また、回転軸、ボスそれぞれの軸方向の寸法公差等が原因で、各段付部の軸方向の長さが異なった場合であっても、ボスと回転軸の同軸度を向上する回転電機を提供することが可能となる。なお、ここでは、ボスと回転軸との圧入の際、軸方向に対して隙間を有する場合について示したが、この場合に限らず、周方向に対して隙間を有する場合であっても構わない。具体的には、段付部32a、32bには周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部34a、34bが形成される場合、周方向に凸部で圧入され、凹部で隙間を有する場合、この凹部は、周方向に対して隙間を有しているが、このような場合であっても、凸部で強固に圧入されることから、ボスと回転軸の同軸度を向上する回転電機を提供することが可能となる。
さらに、本発明の実施の形態1では、ボスの圧入孔の内周面に形成された段付部の角部と回転軸の先端部の外周面に形成された段付部の角部の双方が面取りされた場合について示したが、この場合に限らず、ボスの圧入孔の内周面または回転軸の先端部の外周面のうち、一方の面に形成された段付部の角部のみが面取りされるようにしても構わない。一方の面に形成された段付部の角部が面取りされることで、面取りされた角部と他方の面に形成された段付部が確実に接触し、面取りされていない場合に比べて、ボスと回転軸との同軸度が向上する。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る電動パワーステアリング装置用のモータの断面図である。この回転電機であるモータ40は、図1に示したモータ1において、ボス15の圧入孔22の形状を段付形状からテーパ形状に変更したものであり、他の構成要素は、実施の形態1と同一である。以下では、ボス41について説明する。
図7は、図6のボス41の断面図、図8は図7の右側面図である。このボス41は、一端部に回転軸6の先端部が圧入される圧入孔42が形成されている。圧入孔42の内周面には、ボス41の圧入孔42と回転軸6の先端部との圧入開始時、回転軸6の先端部の外周面に形成された段付部25a、25bの角部26a、26bと接触するテーパ部43が形成されている。テーパ部43には周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部44が形成されている。この凸凹部44は、圧入孔42の軸線方向に延びて形成されている。
図9は、回転軸6の先端部がボス41の圧入孔42に圧入される際の、(a)圧入開始時、(b)圧入完了時、の回転軸6、ボス41の断面図である。図9(a)の丸で囲まれた箇所に示すように、回転軸6に形成された角部26a、26bが、ボス41の圧入孔42に形成されたテーパ部43に接触した状態で圧入が開始され、ボス41と回転軸6の少なくとも一方が弾性変形しながら徐々に圧入される。
以上のように構成することで、回転軸6の先端部がボス41の圧入孔42に圧入される際、段付部25a、25bの角部26a、26bがテーパ部43に確実に接触し、ボス41と回転軸6との同軸度の精度がより向上する。上述した実施の形態1と同様、段付部25a、25bの角部26a、26bが面取りされることで、より確実にテーパ部43に接触し、ボスと回転軸との同軸度がさらに向上する。
また、ボス41の圧入孔42の内周面に形成されたテーパ部43には、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部44が形成されているので、ボス41と回転軸6との圧入の際、この圧入孔42のテーパ部43に対して、回転軸6の段付部25a、25bが食い込み、ボス41と回転軸6とは強固に結合される。従って、圧入孔42のテーパ部の内径寸法、回転軸6の段付部25a、25bそれぞれの外径寸法の寸法管理が容易となる。
上述した本発明の実施の形態2では、ボスの圧入孔の内周面にテーパ部が形成され、回転軸の先端部の外周面に段付部が形成された場合について示したが、この場合に限らず、ボスの圧入孔の内周面に段付部が形成され、回転軸の先端部の外周面にテーパ部が形成されるように構成しても良い。このような構成の場合、回転軸の先端部がボスの圧入孔に圧入される際、ボスの圧入孔の内周面に形成された段付部の角部が回転軸の先端部の外周面に形成されたテーパ部に確実に接触することから、上述した実施の形態2と同様、ボスと回転軸との同軸度の精度がより向上する。ボスの圧入孔の内周面に形成された段付部の角部が面取りされることで、より確実にテーパ部に接触することは言うまでもない。
また、本発明の実施の形態1、実施の形態2では、ボスの圧入孔の内周面に、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部が形成され、この凸凹部は、圧入孔の軸線方向に延びて形成されている場合について示したが、この場合に限らず、回転軸の先端部の外周面に、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部が形成され、この凸凹部が、ともに回転軸の軸線方向に延びて形成されるように構成しても構わない。このような構成の場合であっても、ボスと回転軸との圧入の際、回転軸の先端部の外周面に形成された凸凹部に対して、ボスの圧入孔の内周面に形成された段付部あるいはテーパ部が食い込み、ボスと回転軸とは強固に結合される。従って、圧入孔の内径寸法、回転軸の外径寸法の寸法管理が容易となる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る電動パワーステアリング装置用のモータの断面図である。この回転電機であるモータ50は、図1に示したモータ1において、ボス15の圧入孔22、回転軸6の先端部の形状をともに段付形状からテーパ形状に変更したものであり、他の構成要素は、実施の形態1と同一である。以下では、ボス53、回転軸51について説明する。
図11は、図10のボス53の断面図、図12は図11の右側面図、図13は図10の回転軸51の先端部の拡大図である。このボス53は、一端部に回転軸51の先端部が圧入される圧入孔54が形成されている。また、圧入孔54の内周面には、回転軸51の先端部が挿入される側に向かって徐々に拡径するテーパ部55が形成されている。テーパ部55のテーパ角度は、例えば1度以下、好ましくは0.5度以下であり、ボス53の圧入孔54との圧入後、回転軸51が回転することによって発生する回転トルクによって、ボス53が回転軸51から抜けないような角度に設定される。そして、テーパ部55には周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部56が形成されている。この凸凹部56は、圧入孔54の軸線方向に延びて形成されている。
回転軸51の先端部の外周面には、ボス53の圧入孔54と回転軸51の先端部との圧入開始時、テーパ部55と接触するテーパ部52が形成されている。テーパ部52のテーパ角度は、テーパ部55のテーパ角度と同様、例えば、1度以下、好ましくは0.5度以下であり、テーパ部55のテーパ角度と同じ値に設定される。
以上述べたように、本発明の実施の形態3のモータによれば、ボス53の一端部であって、回転軸51の先端部が圧入される圧入孔54の内周面には、回転軸51の先端部が挿入される側に向かって徐々に拡径するテーパ部55が形成されており、また回転軸51の先端部の外周面には、テーパ部55と接触するテーパ部52が形成されており、さらに、ボス53の圧入孔54と回転軸51の先端部との圧入開始時、テーパ部55がテーパ部52に接触した状態、すなわち、テーパ部55およびテーパ部52上であって、少なくとも軸線方向に離れた複数の箇所で互いのテーパ部が接触した状態で、ボス53の圧入孔54と回転軸51の先端部との圧入が開始されるように構成されているので、圧入孔54の内周面に形成されたテーパ部55と回転軸51の先端部の外周面に形成されたテーパ部52の接触箇所を結ぶことで形成される円錐面の一部が面接触した状態で圧入が開始され、圧入が進む。このとき、テーパ部55とテーパ部52の当接面同士が面接触し、互いのテーパ部同士が一致し、回転軸51の軸線を基準としたボス53の軸線の振れが規制されるように作用することから、回転軸51の軸線に対してボス53の軸線がずれることなく、より安定した状態でボス53と回転軸51との接触面に沿って圧入が進む。したがって、上記した実施の形態1のモータに比べて、ボス53と回転軸51との同軸度の精度がさらに向上する。
また、ボス53の圧入孔54の内周面に形成されたテーパ部55には、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部56が形成されているので、ボス53と回転軸51との圧入の際、この圧入孔54のテーパ部55に対して、回転軸51のテーパ部52が食い込み、ボス53と回転軸51とは強固に結合される。従って、圧入孔54のテーパ部55の内径寸法、回転軸51のテーパ部52の外径寸法の寸法管理が容易となる。
また、本発明の実施の形態3では、ボス53の圧入孔54および回転軸51の先端部に形成されたテーパ部同士が接触する場合について示したが、少なくともテーパ部55の一部がテーパ部52と接触するようにしても良い。それゆえ、テーパ部55、テーパ部52の寸法公差の問題で、少なくともテーパ部55の一部がテーパ部52と接触するような場合があるが、このような場合であっても、回転軸51の軸線に対するボス53の軸線のずれが抑制され、より安定した状態でボス53と回転軸51との接触面に沿って圧入が進み、ボス53と回転軸51との同軸度の精度が向上する。
また、本発明の実施の形態3では、ボス53の圧入孔54の内周面に形成されたテーパ部55に、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部56が形成され、この凸凹部56は、圧入孔54の軸線方向に延びて形成されている場合について示したが、この場合に限らず、回転軸51の先端部の外周面に形成されたテーパ部52に、周方向に沿った断面形状が凸凹状の凸凹部が形成され、この凸凹部が回転軸51の軸線方向に延びて形成されるように構成しても構わない。このような構成の場合であっても、ボス53と回転軸51との圧入の際、この回転軸51のテーパ部52に対して、圧入孔54のテーパ部55が食い込み、ボス53と回転軸51とは強固に結合される。従って、圧入孔54のテーパ部55の内径寸法、回転軸51のテーパ部52の外径寸法の寸法管理が容易となる。
なお、上記各実施の形態のモータにおいて、回転軸の先端に、ボスの圧入孔よりも小径で回転軸が圧入孔に圧入される際の案内をするガイド部を設けることで、回転軸は圧入孔に円滑に同軸に圧入されることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態については、回転電機としてステアリング装置用のモータであって、ブラシ付きモータについて説明したが、このモータに限らず、ブラシレスモータや他のモータであっても良い。また、ボスに関しても、一端部に圧入孔を有するとともに、他端部に圧入孔よりも内径が大きく外部機器の回転軸とスプライン係合される係合部を有するボスついて説明したが、スプライン係合に限らず、回転軸の先端部が圧入される圧入孔を有するものであれば良く、例えば、回転軸上にプーリを配設し、このプーリにベルトを巻き掛け、このベルトを介して被駆動側に動力を伝達するようにして構成されたモータであっても良い。
1、40、50:モータ(回転電機)、2:ヨーク(固定子)、3:界磁永久磁石、4:軸受収納部、5:第1の軸受、6、27、51:回転軸、7:アマチュア(回転子)、8:整流子、9:スプリング、10:ブラシ、11:ブラシホルダ、12:ねじ、13:ハウジング、14:第2の軸受、15、30、41、53:ボス、16:リード線、17:グロメット、18:コア、19:巻線、20a、20b、25a、25b、28a、28b、32a、32b:段付部、21a、21b、26a、26b、29a、29b、33a、33b:角部、22、31、42、54:圧入孔、23:係合部、24a、24b、34a、34b、44、56:凸凹部、43、52、55:テーパ部、35:隙間

Claims (5)

  1. 筒状の固定子と、
    この固定子内の中心軸線上に回転自在に設けられた回転軸と、
    この回転軸に固定された回転子と、
    前記回転軸の先端部が圧入される圧入孔を有するとともに、前記回転軸の回転トルクが外部機器の回転軸に伝達されるボスとを備え、
    前記圧入孔の内周面が少なくとも軸方向に離れた複数の箇所で前記回転軸の先端部の外周面に接触した状態で、前記ボスの圧入孔と前記回転軸の先端部との圧入が開始されるように構成されたことを特徴とする回転電機。
  2. ボスの圧入孔の内周面又は回転軸の先端部の外周面のうち一方の面には、段付部が形成され、
    他方の面には、前記ボスの圧入孔と前記回転軸の先端部との圧入開始時、前記段付部の角部と接触するテーパ部、又は、互いの角部同士が接触する段付部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 回転軸の先端部の外周面及び/又はボスの圧入孔の内周面に形成された段付部の角部は面取りされていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. ボスの圧入孔の内周面には、回転軸の先端部が挿入される側に向かって徐々に拡径するテーパ部が形成され、
    前記回転軸の先端部の外周面には、前記ボスの圧入孔と前記回転軸の先端部との圧入開始時、少なくとも前記テーパ部の一部と接触するテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  5. ボスの圧入孔の内周面又は回転軸の先端部の外周面のうち、いずれか一方の面には、周方向に沿った断面形状が凹凸状の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
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