JP2016046844A - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャフトのローレット部に回転子コアを圧入により嵌合固定した際に発生した削りカス等の異物が回転子の回転時に飛散するのを防止し得るようにする。【解決手段】回転子1は、シャフト10と、シャフト10の外周面に嵌合固定される回転子コア20とを備える。シャフト10は、シャフト挿入方向後端側にローレット部11を有し、シャフト挿入方向先端側に第1段差面12を介して形成された小径部13を有する。回転子コア20は、嵌合孔21のシャフト挿入方向先端側端部に設けられて小径部13に圧入される小径孔22と、小径孔22のシャフト挿入方向後端側に第2段差面23を介して形成された大径孔24と、大径孔24のシャフト挿入方向後端側端部に形成されてローレット部11に圧入される圧入部25とを有する。第1段差面12と第2段差面23との間に、小径部13の外周面と大径孔24の周壁面とで区画される空間部30を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばハイブリッド車両や電気自動車等の車両に搭載されて電動機や発電機として用いられる回転電機の回転子に関する。
従来、車両等に搭載されて使用される回転電機として、回転子の内部に永久磁石を埋め込んだ構造をもつ回転界磁形式の同期モータ(以下、「IPMモータ」という。)が知られている。このIPMモータは、回転子の磁化によるリラクタンストルクと永久磁石の磁化によるトルクの両方を利用することができるので高効率であることから、ハイブリッド車両や電気自動車等に好適に採用されている。
このようなIPMモータは、電機子として働く固定子と、固定子と径方向に対向して配置され界磁として働く回転子とを備えている。そして、特許文献1には、外周面にローレット加工を施して形成されたローレット部を有するシャフト(回転軸)と、シャフトのローレット部に圧入により嵌合固定される嵌合孔を有する回転子コア(回転子鉄心)と、を備えた回転子が開示されている。
また、特許文献2には、外周面にローレット加工を施して形成されたローレット部と軸方向一端部に形成された段付き部とを有するシャフトと、シャフトのローレット部に嵌合固定された回転子コア(筒状コア)と、シャフトの軸方向他端部に圧入により嵌着固定されたカラーと、を備えた回転子(巻線界磁型ロータ)が開示されている。
特開平2−294241号公報 特開平11−69675号公報
ところで、上記特許文献1の場合には、シャフトのローレット部に回転子コアを圧入により嵌合固定した際に、圧入部の削りカス等の異物が発生する。この異物は、回転子の回転時に遠心力で飛散し、固定子巻線を傷付けて絶縁性を低下させてしまうことから、洗浄工程が必要となり、高コストを招く原因となる。
また、上記特許文献2の場合にも、シャフトのローレット部に回転子コアを圧入により嵌合固定した際に、圧入部の削りカス等の異物が発生する。そのため、シャフトの軸方向他端部にカラーを圧入により嵌着する際に、その異物を噛み込んでしまい、圧入固定力を低下させるという問題や、カラーを所定位置まで圧入できないという問題が発生する。また、特許文献2の場合には、カラーを用いているため部品点数が増加し、高コストになるという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、シャフトのローレット部に回転子コアを圧入により嵌合固定した際に発生した削りカス等の異物が回転子の回転時に飛散するのを防止し得るようにした回転電機の回転子を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
外周面にローレット加工を施して形成されたローレット部(11)を有するシャフト(10)と、前記シャフトの外周面に嵌合固定される嵌合孔(21)を有する回転子コア(20)と、を備えた回転電機の回転子において、
前記シャフトは、前記回転子コアの前記嵌合孔に前記シャフトを軸方向に挿入する際のシャフト挿入方向後端側に前記ローレット部を有するとともに、前記ローレット部のシャフト挿入方向先端側に第1段差面(12)を介して形成されて前記ローレット部の直径よりも小さい直径をもつ小径部(13)を有し、
前記回転子コアは、前記嵌合孔のシャフト挿入方向先端側端部に形成されて前記シャフトの前記小径部に圧入される小径孔(22)と、前記小径孔のシャフト挿入方向後端側に第2段差面(23)を介して形成されて前記小径孔よりも大きい直径をもつ大径孔(24)とを有するとともに、前記大径孔のシャフト挿入方向後端側端部に形成されて前記シャフトの前記ローレット部に圧入される圧入部(25)を有し、
前記第1段差面と前記第2段差面との間に、前記シャフトの前記小径部の外周面と前記回転子コアの前記大径孔の周壁面とにより区画される空間部(30)が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、シャフトの第1段差面と回転子コアの第2段差面との間に、シャフトの小径部の外周面と回転子コアの大径孔の周壁面とにより区画される空間部が設けられている。これにより、シャフトの外周面に回転子コアの嵌合孔を圧入により嵌合固定した際に、ローレット部が削られることにより発生した削りカス等の異物は、その空間部内に閉じ込められるので、回転子の回転時に異物が飛散することがない。そのため、圧入時に発生した異物を除去するための洗浄工程も不要となる。また、圧入部への異物の噛み込みを防止して、圧入固定部の品質を向上させることができる。さらに、カラー等余分な部品を用いていないため、部品点数の増加を回避しつつ、シャフトと回転子コアを周方向及び軸方向に固定することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載された具体的な部材や部位との対応関係を示すものであり、特許請求の範囲に記載された各請求項の構成に何ら影響を及ぼすものではない。
実施形態1に係る回転電機の回転子の軸方向に沿う断面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 実施形態2に係る回転電機の回転子の軸方向に沿う断面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。
以下、本発明に係る回転電機の回転子の実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る回転電機の回転子について図1及び図2を参照して説明する。実施形態1の回転電機の回転子1は、例えば車両用モータ等の回転電機に使用されるものであって、回転電機のハウジング内において、固定子(図示せず)の内周側に回転自在に収容配置される。この回転子1は、図1に示すように、外周面にローレット部11を有するシャフト10と、シャフト10の外周面に同軸状に嵌合固定される嵌合孔21を有する回転子コア20と、を備えている。
シャフト10は、鉄系金属により中実の長尺軸状に形成されている。このシャフト10は、回転子コア20の嵌合孔21にシャフト10を軸方向に挿入する際のシャフト挿入方向後端側(図1の右側)に、ローレット加工を施して形成されたローレット部11を有する。このローレット部11は、軸方向に延びる複数の凸条部と凹溝が周方向に交互に形成されたものである。このローレット部11は、シャフト挿入方向後端側から先端側(図1の左側)に向かうにつれて次第に小径となるテーパ状に形成されている。ローレット部11のシャフト挿入方向先端側には、ローレット部11の直径よりも小さい直径をもつ小径部13が設けられている。ローレット部11と小径部13の間には、シャフト10の回転軸に対して直角方向に広がるリング状の第1段差面12が設けられている。
そして、小径部13のシャフト挿入方向先端側には、小径部13の直径よりも小さい直径をもつ先端部14が設けられている。また、ローレット部11のシャフト挿入方向後端側には、ローレット部11の直径よりも大きい外径をもち径方向外方に突出するリング状の鍔部15が設けられている。鍔部15のシャフト挿入方向後端側には、小径部13と概ね同じ直径の後端部16が設けられている。
回転子コア20は、打ち抜き加工により所定のリング形状に形成された複数の鋼板20aを軸方向に積層した後、各鋼板20aにかしめ加工を施して連結固定することにより円筒状に形成されている。この回転子コア20は、軸方向に貫通し、シャフト10の外周面に嵌合固定される嵌合孔21を有する。嵌合孔21のシャフト挿入方向先端側端部には、シャフト10の小径部13に圧入される小径孔22が設けられている。この小径孔22の直径は、小径部13の直径よりも僅かに小さくされている。これにより、小径部13の外周面と小径孔22の周壁面が圧接した状態になり、シャフト10と回転子コア20の回転方向及び軸方向の相対変位が阻止される。
小径孔22のシャフト挿入方向後端側には、小径孔22よりも大きい直径をもつ大径孔24が設けられている。小径孔22と大径孔24の間には、シャフト10の回転軸に対して直角方向に広がるリング状の第2段差面23が設けられている。
そして、大径孔24の軸方向中央からシャフト挿入方向後端側端部までの周壁面には、シャフト10のローレット部11に圧入される圧入部25が設けられている。この圧入部25の直径は、ローレット部11のシャフト挿入方向先端側端部の直径よりも僅かに小さくされている。これにより、ローレット部11の突起先端部が圧入部25の周壁面に噛み合って圧接した状態になり、シャフト10と回転子コア20の回転方向及び軸方向の相対変位が阻止される。
実施形態1の場合、大径孔24の軸方向中央から第2段差面23までの周壁面は、シャフト10の小径部13の外周面と径方向に所定距離を隔てて対向している。また、シャフト10の第1段差面12と回転子コア20の第2段差面23は、軸方向に所定距離を隔てて対向している。即ち、シャフト10の第1段差面12と回転子コア20の第2段差面23との間には、シャフト10の小径部13の外周面と回転子コア20の大径孔24の周壁面とにより区画されるリング状の空間部30が設けられている。この空間部30は、シャフト10に設けられたローレット部11のシャフト挿入方向先端側に設けられている。また、空間部30の体積は、シャフト10のローレット部11と回転子コア20の圧入部25との圧入掛かり代体積よりも十分に大きくなるように設定されている。
この回転子コア20の外周部には、軸方向に延びる複数個(実施形態1では8個)の磁石収容孔26が周方向に所定距離隔てて設けられている。各磁石収容孔26には、周方向に極性が交互に異なる複数の磁極(実施形態1では8極(N極:4、S極:4))が形成されるように永久磁石27が1個ずつ埋設されている。
実施形態1の回転子1は、回転子コア20に対して、嵌合孔21の大径孔24の圧入部25側からシャフト10の先端部14が軸方向に挿入されることにより組み付けられている。このとき、回転子コア20の小径孔22にシャフト10の小径部13が圧入されるとともに、回転子コア20の圧入部25にシャフト10のローレット部11が圧入される。回転子コア20の大径孔24の圧入部25にシャフト10のローレット部11が圧入される際には、ローレット部11が削られることにより削りカス等の異物が発生する。この異物は、シャフト10の圧入が進行するにつれてシャフト挿入方向先端側の空間部30に押し出される。そして、回転子コア20のシャフト挿入方向後端側端面にシャフト10の鍔部15が当接して圧入が完了した際には、回転子コア20の小径孔22内へのシャフト10の小径部13の圧入も完了しているので、空間部30内に押し出された異物は空間部30内に封入された状態になる。
以上のように構成された実施形態1の回転子1によれば、シャフト10の第1段差面12と回転子コア20の第2段差面23との間に、シャフト10の小径部13の外周面と回転子コア20の大径孔24の周壁面とにより区画される空間部30が設けられている。これにより、シャフト10の外周面に回転子コア20を圧入により嵌合固定した際に、ローレット部11が削られることにより発生した削りカス等の異物は、その空間部30内に閉じ込められるので、回転子1の回転時に異物が飛散することがない。そのため、圧入時に発生した異物を除去するための洗浄工程も不要となる。また、圧入部への異物の噛み込みを防止して、圧入固定部の品質を向上させることができる。さらに、カラー等余分な部品を用いていないため、部品点数の増加を回避しつつ、シャフト10と回転子コア20を周方向及び軸方向に固定することができる。
また、実施形態1の回転子コア20は、軸方向に積層されて連結された複数の鋼板20aにより形成されている。そのため、所定のリング形状の鋼板20aを打ち抜き加工で形成する際に、大径孔24を有する鋼板20aと小径孔22を有する鋼板20aの内径を打ち分けることで、回転子コア20の大径孔24と小径孔22の間の第2段差面23を容易に形成することができるので、空間部30を容易に設けることができる。
また、実施形態1の回転子1によれば、空間部30の体積は、シャフト10のローレット部11と回転子コア20の圧入部25との圧入掛かり代体積よりも大きくなるように設定されている。そのため、ローレット部11が削られることにより発生した削りカス等の異物を、空間部30から溢れることなく確実に閉じ込めることができる。
また、実施形態1では、シャフト10のローレット部11は、シャフト挿入方向後端側から先端側に向かうにつれて次第に小径となるテーパ状に形成されている。そのため、回転子コア20の嵌合孔21にシャフト10を圧入する際の圧入力を緩和することができるので、シャフト10と回転子コア20の組み付けを容易に行うことができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る回転電機の回転子2について図3及び図4を参照して説明する。実施形態2の回転子2は、実施形態1の回転子1と基本的構成が同じであるが、シャフト10に設けられた溝状空間部31が付加されている点で、実施形態1の回転子1と異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成についての詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。なお、実施形態1と共通する部材や部位については同じ符号を用いる。
実施形態2のシャフト10は、実施形態1のシャフト10と同様に、シャフト挿入方向先端側(図3の左側)から順に、先端部14、小径部13、第1段差面12、ローレット部11、鍔部15、後端部16が設けられている。そして、このシャフト10は、ローレット部11のシャフト挿入方向後端側端部に設けられた溝状空間部31を有する。即ち、このシャフト10の、鍔部15のシャフト挿入方向先端側端面とローレット部11の外周面とが交わる角部に、周方向に1周するリング状の溝状空間部31が設けられている。この溝状空間部31は、鍔部15のシャフト挿入方向先端側端面とローレット部11の外周面の両方に跨がって開口するリング状の開口部を有する。
なお、実施形態2の回転子コア20は、実施形態1の回転子コア20と同一であるので詳しい説明は省略する。
実施形態2の回転子2は、実施形態1の回転子1と同様に、回転子コア20に対して、嵌合孔21の大径孔24の圧入部25側からシャフト10の先端部14が軸方向に挿入されることにより組み付けられている。このとき、回転子コア20の小径孔22にシャフト10の小径部13が圧入されるとともに、回転子コア20の圧入部25にシャフト10のローレット部11が圧入される。
そして、回転子コア20の圧入部25にシャフト10のローレット部11が圧入される際にローレット部11が削られることにより発生した削りカス等の異物は、シャフト10の圧入が進行するにつれてシャフト挿入方向先端側の空間部30に押し出され、圧入完了時には空間部30内に閉じ込められた状態になる。このとき、微小な異物が発生した場合には、その微小な異物は、ローレット部11の凹溝を通ってシャフト挿入方向後端側に押し出される可能性がある。
実施形態2では、ローレット部11のシャフト挿入方向後端側に溝状空間部31が設けられているので、ローレット部11の凹溝を通ってシャフト挿入方向後端側に押し出された微小な異物は、溝状空間部31内に閉じ込められた状態になる。そのため、微小な異物が、回転子コア20のシャフト挿入方向後端側端面と鍔部15との間に挟まってシャフト10の所定位置までの圧入を妨げたりすることがない。これにより、シャフト10を所定位置までの圧入することで溝状空間部31の開口部が確実に覆蓋されるので、微小な異物が溝状空間部31内に確実に閉じ込められた状態になる。
以上のように構成された実施形態2の回転子2によれば、シャフト10の第1段差面12と回転子コア20の第2段差面23との間に、シャフト10の小径部13の外周面と回転子コア20の大径孔24の周壁面とにより区画される空間部30が設けられている。これにより、シャフト10の外周面に回転子コア20を圧入により嵌合固定した際に発生した削りカス等の異物を空間部30内に閉じ込めて、回転子1の回転時に異物が飛散しないようにすることができる等、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
特に、実施形態2の場合には、シャフト10の、鍔部15のシャフト挿入方向先端側端面とローレット部11の外周面とが交わる角部に、周方向に1周するリング状の溝状空間部31が設けられている。これにより、ローレット部11の凹溝を通ってシャフト挿入方向後端側に押し出された微小な異物を、溝状空間部31内に確実に閉じ込めることができるので、回転子1の回転時における異物の飛散をより確実に防止することが可能となる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、上記の実施形態では、本発明に係る回転電機の回転子を車両用モータの回転子に適用した例を説明したが、本発明は、車両に搭載される回転電機としての発電機、あるいは電動機、さらには両者を選択的に使用し得る回転電機の回転子にも適用することができる。
1,2…回転子、 10…シャフト、 11…ローレット部、 12…第1段差面、 13…小径部、 15…鍔部、 20…回転子コア、 20a…鋼板、 21…嵌合孔、 22…小径孔、 23…第2段差面、 24…大径孔、 25…圧入部、 30…空間部、 31…溝状空間部。

Claims (5)

  1. 外周面にローレット加工を施して形成されたローレット部(11)を有するシャフト(10)と、前記シャフトの外周面に嵌合固定される嵌合孔(21)を有する回転子コア(20)と、を備えた回転電機の回転子において、
    前記シャフトは、前記回転子コアの前記嵌合孔に前記シャフトを軸方向に挿入する際のシャフト挿入方向後端側に前記ローレット部を有するとともに、前記ローレット部のシャフト挿入方向先端側に第1段差面(12)を介して形成されて前記ローレット部の直径よりも小さい直径をもつ小径部(13)を有し、
    前記回転子コアは、前記嵌合孔のシャフト挿入方向先端側端部に形成されて前記シャフトの前記小径部に圧入される小径孔(22)と、前記小径孔のシャフト挿入方向後端側に第2段差面(23)を介して形成されて前記小径孔よりも大きい直径をもつ大径孔(24)とを有するとともに、前記大径孔のシャフト挿入方向後端側端部に形成されて前記シャフトの前記ローレット部に圧入される圧入部(25)を有し、
    前記第1段差面と前記第2段差面との間に、前記シャフトの前記小径部の外周面と前記回転子コアの前記大径孔の周壁面とにより区画される空間部(30)が設けられていることを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 前記シャフトは、前記ローレット部のシャフト挿入方向後端側に径方向外方に突出するリング状の鍔部(15)を有し、前記鍔部のシャフト挿入方向先端側端面と前記ローレット部の外周面とが交わる部位に溝状空間部(31)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 前記回転子コアは、軸方向に積層されて連結された複数の鋼板(20a)により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記空間部の体積は、前記シャフトの前記ローレット部と前記回転子コアとの圧入掛かり代体積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機の回転子。
  5. 前記ローレット部は、シャフト挿入方向先端側に向かうにつれて次第に小径となるテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転電機の回転子。
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