JP6855690B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、ベアリングに生じる電食を防ぐための金属製の導通板を備えたモータに関する。
従来のモータとして、ステータの内部にロータを回転可能に配置したインナーロータ型のモータが知られている。この型のモータには、例えば、空気調和機の室内機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータがある。
このブラシレスDCモータは、樹脂で形成されたモータ外郭で覆われた有底円筒形状のステータと、回転軸を有しステータの内周側に配置されたロータと、ロータの回転軸の出力側を支持する出力側ベアリングと、ロータの回転軸の反出力側を支持する反出力側ベアリングと、ロータの回転軸の出力側のモータ外郭に配置された金属製の出力側ブラケットと、ロータの回転軸の反出力側のモータ外郭に配置された金属製の反出力側ブラケットとを備えている。
この出力側ブラケットは、底面を有する円筒形状の出力側ブラケット本体部と、底面に設けられ出力側ベアリングを収容するための出力側ベアリングハウスを有する。出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部は、モータ外郭の外周面に圧入されている。一方、反出力側ブラケットは、反出力側ベアリングを収容するための反出力側ベアリングハウスと、反出力側ベアリングハウスの周りに広がるフランジ部を有する。この反出力側ブラケットのフランジ部は、樹脂で形成されたモータ外郭と一体になっている。
このようなブラシレスDCモータでは、出力側ブラケットと反出力側ブラケットが電気的に導通していないため、出力側ベアリングと反出力側ベアリングの間で電位差が生じる。この電位差により出力側ベアリングや反出力側ベアリングに生じる電食を防止するため、出力側ブラケットと反出力側ブラケットを電気的に導通させるための金属製の導通板を備えたモータが知られている。
この導通板は、例えば、樹脂で形成されたモータ外郭に沿った形状に形成された導通帯と、導通帯の一端側に形成され反出力側ブラケットの反出力側ベアリングハウスに当接される第1端部と、導通帯の他端側に形成されモータ外郭の外周面に圧入される出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部の内周面とモータ外郭の外周面とで挟持される第2端部を備えている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のモータ外郭の反出力側端面から出力側に向かう外周面にかけて溝部が形成され、導通板が溝部に収容されている。モータ外郭の出力側外周面には、導通板の第2端部を出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部の内周側に挟持するための段差部が形成されている。そして、モータ外郭の段差部から出力側端面にかけても溝部が形成され、出力側端面では、溝部の両側に一対の凸部が形成されている。
一方、導通板の第2端部は、モータ外郭の段差部から出力側端面に沿うように折り曲げられた先端部が形成されている。そして、第2端部の先端部には、出力側端面の溝部に形成された一対の凸部に係止される一対の切欠部が形成されている。また、第2端部の先端部には、段差部から出力側端面までの溝部に収容される収容部が形成されている。第2端部の先端部に形成された収容部には、出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部の内周面に接触する切起片が形成されている。
第2端部の先端部に形成された一対の切欠部は、出力側端面の溝部に形成された一対の凸部に引っかかるため、モータ外郭の外周面に出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部が圧入されたとき、導通板が出力側ブラケットの圧入方向(軸方向)に出力側ブラケット本体部と一緒に引きずられてずれるのを防ぐことができる。具体的には、先端部の収容部に形成された切起片が、出力側ブラケット本体部の圧入に伴って、モータ外郭の段差部の突き当り端部まで引きずられて動いてしまうのを防ぎ、この切起片が出力側ブラケット本体部の内周面に対して不安定な接触状態になるのを防ぐことができる。従って、導通板と出力側ブラケットの電気的な接続を良好に保持することができる。
しかしながら、特許文献1に記載された導通板においては、導通板の第2端部の先端部に形成された一対の切欠部のような形状は、切欠部の切断端となるエッジが、出力側端面の溝部に形成された一対の凸部の側面に突き当たるように引っかかることになる。このため、モータ外郭の外周面に出力側ブラケットの出力側ブラケット本体部が圧入されたとき、一対の切欠部の切断端となるエッジによって一対の凸部を削られてしまうおそれがあった。このように、一対の切欠部の切断端となるエッジが一対の凸部を削ってしまうと、その削りカスがモータ内部に侵入してモータ回転時に異音の原因になるおそれがあった。
特許第5310816号公報
本発明は上記問題点に鑑み、モータ外郭の外周面にブラケット本体部が圧入されたとき、導通板がブラケットに引きずられてずれるのを防ぎ、かつ、導通板によってモータ外郭を削られてしまうことのないモータを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のモータは、樹脂で形成された有底筒状のモータ外郭により覆われたステータと、回転軸を有しステータの内側に回転可能に配置されたロータと、ロータの回転軸の一端側と他端側を支持するベアリングと、ベアリングを収容するベアリングハウスが形成されモータ外郭の一端側と他端側の両方に配置された導電性のブラケットと、一方のブラケットと他方のブラケットを導通させる金属製の導通板を備えている。
導通板は、モータ外郭に沿った形状に形成された導通帯と、導通帯の一端側に形成され一方のブラケットに接続された第1端部と、導通帯の他端側に形成されモータ外郭の外周面とモータ外郭の外周面に圧入される他方のブラケットの内周面で挟持された第2端部を備えている。
モータ外郭は、他方のブラケットが圧入される外周面に直交する軸方向端面に形成され軸方向端面から軸方向に突出された突起部を備えている。
第2端部には、モータ外郭の外周面から軸方向端面までの外形に沿った形状に形成された先端部を有し、先端部には、突起部の内側面に面接触した接触片を備えている
接触片の他方のブラケット側に向って延びる辺の長さは、突起部の他方のブラケット側に向って延びる辺の長さよりも長いことを特徴とする。
本発明のモータによれば、モータ外郭の外周面にブラケット本体部が圧入されたとき、導通板がブラケットに引きずられてずれるのを防ぎ、かつ、導通板によってモータ外郭を削られてしまうのを防ぐことができる。
本発明によるモータを示す斜視図である。 本発明によるモータを示す部分斜視図である。 本発明によるモータの導通板を示す斜視図である。 図2の部分拡大斜視図である。 本発明によるモータを示す部分拡大平面図である。 本発明によるモータを示す部分断面図である。 図6の部分拡大断面図である。
<モータの構成>
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図7は、本実施形態におけるモータ1の構成を説明する図である。図1乃至図7に示すように、このモータ1は、例えば、空気調和機の室内機に搭載される送風ファンを回転駆動するためのブラシレスDCモータに適用されるものである。以下では、ブラシレスDCモータとして、2つの送風ファンを回転駆動するため、モータ1の軸方向両側に回転軸31が突出する両軸モータを例に説明する。本実施形態におけるモータ1は、ステータ2と、ロータ3と、第1ベアリング41と、第2ベアリング42と、第1ブラケット51と、第2ブラケット52と、導通板6とを備えている。
<ステータとロータ>
ステータ2は、円筒形状のヨーク部とヨーク部から内径側に延びる複数のティース部とを有したステータコア23を備え、インシュレータ21を介してティース部に巻線22が巻回されている。このステータ2は、ステータコア23の内周面を除いて、樹脂で形成されたモータ外郭7で覆われている。ロータ3は、回転軸31と複数の永久磁石(図示省略)とを有し、永久磁石は、N極とS極が等間隔に交互に表れるように回転軸31の周囲に一体的に形成されている。このロータ3は、ステータ2のステータコア23の内周側に所定の空隙(ギャップ)をもって回転自在に配置されている。
<ベアリングとブラケット>
第1ベアリング41は、ロータ3の回転軸31の一端側(一方の送風ファンを連結する側)を支持している。第2ベアリング42は、ロータ3の回転軸31の他端側(他方の送風ファンを連結する側)を支持している。第1ベアリング41および第2ベアリング42は、例えば、ボールベアリングが用いられる。
第1ブラケット51(他方のブラケット)は、金属製(鋼板やアルミニウムなど)であり、ロータ3の回転軸31の一端側のモータ外郭7に配置されている。第1ブラケット51は、底面を有する円筒形状のブラケット本体部511と、底面に設けられ第1ベアリング41を収容するための第1ベアリングハウス512を有する。第1ブラケット51のブラケット本体部511は、後述するモータ外郭7の外周面に圧入されている。このブラケット本体部511の内周側には、後述する導通板6がモータ外郭7の外周面とブラケット本体部511の内周面で挟持されている。第1ブラケット51の第1ベアリングハウス512は、底面を有する円筒形状に形成されており、底面の中央に孔を有し、この孔から回転軸31の一端側が突出している。
第2ブラケット52(一方のブラケット)は、金属製(鋼板やアルミニウムなど)であり、ロータ3の回転軸31の他端側のモータ外郭7に配置されている。第2ブラケット52は、第2ベアリング42を収容するための第2ベアリングハウス521と、第2ベアリングハウス521の周りに広がるフランジ部522を有する。第2ブラケット52の第2ベアリングハウス521は、底面を有する円筒形状に形成されており、底面の中央に孔を有し、この孔から回転軸31の他端側が突出している。第2ブラケット52のフランジ部522は、一部が樹脂で覆われモータ外郭7と一体になっている。このフランジ部522は、その周縁よりも内径側に孔522aを有し、この孔522aにネジ64を締結することにより後述する導通板6が固定されている。
第1ベアリング41は、第1ブラケット51に設けられた第1ベアリングハウス512に収容され、第2ベアリング42は、第2ブラケット52に設けられた第2ベアリングハウス521に収容されており、第1ベアリング41と第1ベアリングハウス512、第2ベアリング42と第2ベアリングハウス521はそれぞれ電気的に導通している。
<導通板の構成>
以上のように構成されたモータ1では、第1ブラケット51と第2ブラケット52が電気的に導通していないことで、第1ベアリング41と第2ベアリング42の間で電位差が生じる。この電位差により第1ベアリング41や第2ベアリング42に電食が生じないようにするため、第1ブラケット51と第2ブラケット52を電気的に導通させるための導通板6を備えている。導通板6は、図1乃至図7に示すように、第1ブラケット51のブラケット本体部511と第2ブラケット52のフランジ部522を電気的に接続している。以下、導通板6について詳細に説明する。図3乃至図7に示すように、導通板6は、導電性のあるステンレス、鋼板、真鍮などの金属製であり、導通帯61と、第1端部62と、第2端部63を備えている。
導通帯61は、板状に形成されており、導通帯61の一端側から他端側までは、モータ外郭7の第2
ブラケット52のフランジ部522側から第1ブラケット51のブラケット本体部511側までの外形に沿って折れ曲がった形状に形成されている。第1端部62は、導通帯61の一端側に形成され第2ブラケット52のフランジ部522に固定されている。第1端部62には、中央に孔621を有し、この孔621と第2ブラケット52のフランジ部522に有する孔522aを一致させてネジ64で締結することにより、第1端部62を第2ブラケット52のフランジ部522に当接させた状態を保持する。第2端部63は、導通帯61の他端側に形成されモータ外郭7の外周面とモータ外郭7の外周面に圧入される第1ブラケット51のブラケット本体部511の内周面で挟持されている。
<モータ外郭>
一方、図3乃至図7に示すように、モータ外郭7は、モータ外郭7の第2ブラケット52のフランジ部522側から第1ブラケット51のブラケット本体部511側までの外形に沿って形成された溝部71を有し、導通板6の導通帯61が溝部71に収容されている。第1ブラケット51のブラケット本体部511側のモータ外郭7の外周面には、第1ブラケット51のブラケット本体部511を圧入するために、モータ外郭7と同軸でモータ外郭7の直径より小さい直径を有する段差部72が形成されている。モータ外郭7の軸方向端面73側から見て段差部72とモータ外郭7の外周面をつなぐ面として、第1ブラケット51のブラケット本体部511の周縁が突き当たる突き当り端部722が形成されている。この突き当たり端部722は、モータ外郭7の軸方向端面73よりもモータ外郭7の第2ブラケット52のフランジ部522側の位置にあり、溝部71の一端がつながっている。
また、モータ外郭7の段差部72には、段差部72に直交するモータ外郭7の軸方向端面73側に溝部71の延長線上に凹部74が形成されている。そして、モータ外郭7の段差部72には、溝部71と凹部74とを結ぶ側面に、導通板6の第2端部63を第1ブラケット51のブラケット本体部511の内周面との間で挟持するための挟持面721が形成されている。導通板6の第2端部63には、後述する先端部631が形成され、先端部631の一部が凹部74に収容されている。導通板6の第2端部63には、後述する挟持部632が形成され、挟持部632が挟持面721に沿って配置されている。
<突起部>
モータ外郭7の軸方向端面73には、軸方向端面73から軸方向に突出された一対の突起部75、75が形成されている。一対の突起部75、75は直方体形状に形成されている。導通板6の第2端部63には、後述する先端部631の一部が一対の突起部75、75に引っ掛けられている。
<第2端部の構成>
図3乃至図5に示すように、導通板6の第2端部63は、凹部74から軸方向端面73までの外形に沿って折れ曲がった形状に形成された先端部631を有している。この第2端部63の先端部631は、凹部74に収容される収容部631aと、両側に形成され一対の突起部75、75に引っ掛けられる一対の切欠部631b、631bが形成されている。図4乃至図7に示すように、一対の切欠部631b、631bには、それぞれの内側の短辺からブラケット本体部511側に向って延びるように折り曲げられて形成され、一対の突起部75、75の内側面751、751に沿って面接触する一対の接触片631c、631cを備えている。図4に示すように、一対の接触片631c、631cは一対の突起部75、75の直方体形状に対応するように長方形状に形成されている。図6および図7に示すように、一対の接触片631c、631cのブラケット本体部511側に向って延びる辺(回転軸31の一端側に向って延びる辺)の長さL1は、一対の突起部75、75のブラケット本体部511側に向って延びる辺(回転軸31の一端側に向って延びる辺)の長さL2よりも長くなっている。
そして、図3乃至図5と図7に示すように、導通板6の第2端部63は、段差部72に形成された挟持面721に沿うように形成された挟持部632を有している。この第2端部63の挟持部632は、第1ブラケット51のブラケット本体部511の内周面に接触する切起片632aが形成されている。この切起片632aは、モータ外郭7の段差部72に第1ブラケット51のブラケット本体部511が圧入され、第2端部63の挟持部632が段差部72の挟持面721と第1ブラケット51のブラケット本体部511の内周面の間に挟持されたとき、ブラケット本体部511に対する導通状態を確実にしている。
<第2端部の特徴(作用と効果)>
以上説明してきた導通板6を備えたモータ1によれば、第2端部63の先端部631に形成された一対の切欠部631b、631bは、モータ外郭7の軸方向端面73に形成された一対の突起部75、75に引っ掛けられる。この結果、モータ外郭7の段差部72に第1ブラケット51のブラケット本体部511が圧入されたとき、モータ外郭7の段差部72に形成された挟持面721と第1ブラケット51のブラケット本体部511の内周面で挟持される導通板6が、第1ブラケット51の圧入方向(軸方向)にブラケット本体部511と共に引きずられてずれるのを防ぐことができる。具体的には、第2端部63に有する挟持部632に形成された切起片632aが、ブラケット本体部511の圧入に伴って、モータ外郭7の段差部72の突き当り端部722の付近まで引きずられて動くのを防ぎ、この切起片632aがブラケット本体部511の内周面に対し不安定な接触状態になるのを防ぐことができる。従って、導通板6と第1ブラケット51の電気的な接続を良好に保持することができる。
そして、第2端部63の先端部631に形成された一対の切欠部631b、631bが、モータ外郭7の軸方向端面73に形成された一対の突起部75、75に引っ掛けられたとき、一対の切欠部631b、631bに備えた一対の接触片631c、631cは、一対の突起部75、75の内側面751、751に面接触する状態となる。この結果、モータ外郭7の段差部72に第1ブラケット51のブラケット本体部511が圧入されたとき、モータ外郭7を導通板6で削ってしまうのを防ぐことができる。つまり、一対の突起部75、75の内側面751、751に一対の接触片631c、631cが面接触することで、一対の切欠部631b、631bや一対の接触片631c、631cの切断端となるエッジが一対の突起部75、75に突き当たるように引っ掛けられることがないので、一対の突起部75,75を削ってしまうことを防ぐことができる。従って、モータ外郭7である一対の突起部75、75の削りカスがモータ1の内部に侵入することがなくなるため、モータ1の回転時に削りカスによる異音が生じるのを防ぐことができる。
また、一対の接触片631c、631cのブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さL1は、一対の突起部75、75のブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さL2よりも長くなっているので、一対の接触片631c、631cの切断端となるエッジが、一対の突起部75、75に接触し突き当たることがなくなる。この結果、一対の接触片631c、631cの切断端となるエッジによって一対の突起部75、75を削ってしまうことを確実に防ぐことができる。
<本実施形態の限定解除>
なお、本実施形態によるモータ1では、導通板6の第2端部63の先端部631には、一対の突起部75、75に面接触される一対の接触片631c、631cが形成されるようにしたが、本発明はこれに限らず、導通板6の第2端部63の先端部631には、1つの突起部に面接触される1つの接触片が形成されるようにしてもよい。この場合、例えば、導通板6の第2端部63の先端部631には、中央部分を矩形状に切起こして接触片を形成し、切起こされた中央部分に孔を形成する。この孔に突起部が引っ掛けられると、接触片が突起部の内側面に面接触される。
また、本実施形態によるモータ1では、一対の突起部75、75は直方体形状に形成されるようにしたが、本発明はこれに限らず、一対の突起部75、75が一対の接触片631a、631aと面接触するようになっていれば、突起部75の形状は直方体形状以外の形状であってもよい。
また、本実施形態によるモータ1では、一対の接触片631c、631cのブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さL1が一対の突起部75、75のブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さL2よりも長くなっているが、本発明はこれに限らず、一対の接触片631c、631cのブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さが一対の突起部75、75のブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さに等しくてもよく、一対の接触片631c、631cのブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さが一対の突起部75、75のブラケット本体部511側に向って延びる辺の長さよりも短くてもよい。
また、本実施形態によるモータ1では、ブラシレスDCモータとして、モータ1の軸方向両側に回転軸31が突出する両軸モータを例に説明したが、本発明はこれに限らず、第1ブラケット51が配置される回転軸31の一端側を出力側、第2ブラケット52が配置される回転軸31の他端側を反出力側とするモータでもよく、第1ブラケット51が配置される回転軸31の一端側を反出力側、第2ブラケット52が配置される回転軸31の他端側を出力側とするモータでもよい。
また、本実施形態によるモータ1では、導通板6の第1端部62は第2ブラケット52のフランジ部522にネジ64で締結することにより固定されるようにしたが、本発明はこれに限らず、導通板6の第1端部62と第2ブラケット52とをその他の方法により接続されるようにしてもよい。
1 電動機
2 ステータ
21 インシュレータ
22 巻線
23 ステータコア
3 ロータ
31 回転軸
41 第1ベアリング
42 第2ベアリング
51 第1ブラケット(他方のブラケット)
511 ブラケット本体部
512 第1ベアリングハウス
52 第2ブラケット(一方のブラケット)
521 第2ベアリングハウス
522 フランジ部
522a 孔
6 導通板
61 導通帯
62 第1端部
621 孔
63 第2端部
631 先端部
631a 収容部
631b 切欠部
631c 接触片
632 挟持部
632a 切起片
64 ネジ
7 モータ外郭
71 溝部
72 段差部
721 挟持面
722 突き当たり端部
73 軸方向端面
74 凹部
75 突起部
751 内側面
L1 接触片の長さ
L2 突起部の長さ

Claims (2)

  1. 樹脂で形成された有底筒状のモータ外郭により覆われたステータと、回転軸を有し前記ステータの内側に回転可能に配置されたロータと、前記ロータの回転軸の一端側と他端側を支持するベアリングと、前記ベアリングを収容するベアリングハウスが形成され前記モータ外郭の一端側と他端側の両方に配置された導電性のブラケットと、一方のブラケットと他方のブラケットを導通させる金属製の導通板を備えたモータであって、
    前記導通板は、前記モータ外郭に沿った形状に形成された導通帯と、前記導通帯の一端側に形成され一方のブラケットに当接された第1端部と、前記導通帯の他端側に形成され前記モータ外郭の外周面と前記モータ外郭の外周面に圧入される他方のブラケットの内周面で挟持された第2端部を備え、
    前記モータ外郭は、他方のブラケットが圧入される前記外周面に直交する軸方向端面に形成され前記軸方向端面から軸方向に突出された突起部を備え、
    前記第2端部には、前記モータ外郭の外周面から前記軸方向端面までの外形に沿った形状に形成された先端部を有し、前記先端部には、前記突起部の内側面に面接触した接触片を備え
    前記接触片の前記他方のブラケット側に向って延びる辺の長さは、前記突起部の前記他方のブラケット側に向って延びる辺の長さよりも長いことを特徴とするモータ。
  2. 前記突起部は、前記先端部の両側に一対設けられ、前記接触片は、前記一対の突起部に対応するように一対設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
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