JP2011116155A - エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスを有効に利用し、乗員の側方にエアバッグを適切な反力で展開するカーテンエアバッグを提供する。
【解決手段】車両のルーフサイド部に折り畳んで収納したエアバッグ1をカーテン状に展開する。第1の主膨張部41の前側に第1の副膨張部44を設ける。第1の主膨張部41と第1の副膨張部41とを区画するとともに、第1のベントホール51で連通可能とする。第1のベントホール51の部分の基布部33,34を折り重ね、連結手段85を重ねて折り重ね部83の形状を保持した状態で、エアバッグ1を折り畳む。展開初期には、第1のベントホール51は閉じられ、第1の主膨張部41が迅速に展開する。乗員がエアバッグ1に当接し、第1の主膨張部41の内圧が大きくなると、連結手段85の一端が基布部33,34から離反し、第1のベントホール51を介してガスが第1の副膨張部44に移動し、乗員に加わる力を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の側部の窓部に沿って展開するエアバッグに関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の車室の側部のドアの窓部などに沿ってエアバッグを展開するいわゆるカーテンエアバッグ装置が知られている。このようなエアバッグ装置のエアバッグ、すなわちカーテンエアバッグは、通常時は細長く折り畳まれ、窓部の上縁部に沿って配置されている。そして、側面衝突や横転(ロールオーバー)などの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給され、カーテンエアバッグが側部の窓部などに沿って上側から下方に展開して、乗員を拘束して保護する。
このようなエアバッグにおいて、主膨張部とこの主膨張部に連通する副膨張部を備え、主膨張部に乗員頭部が接触した際は、主膨張部のガスを副膨張部に移動させる構成が知られている。この構成では、乗員に加わる力を抑制できるとともに、主膨張部のガスは、カーテンエアバッグの外部に排気されるのではなく、カーテンエアバッグ内の副膨張部に留められるため、比較的長時間にわたり内圧を維持して乗員を保護できる。
さらに、このような主膨張部及び主膨張部を備えたエアバッグについて、主膨張部と副膨張部とが連通する部分を接着剤で接着し、所定の圧力で接着剤が剥がれて連通する部分が開口する構成が知られている。また、主膨張部と副膨張部とが連通する部分を常時開口するとともに、副膨張部を破断可能な線状の破断部で連結し、副膨張部の体積を徐々に増加させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、接着剤を用いてエアバッグを構成する基布同士を接着する構成では、所定の圧力で安定して剥がれるように設定することは必ずしも容易ではなく、製造コストの上昇の原因となる。また、主膨張部と副膨張部とを常時連通する構成では、主膨張部にガスを導入する時点で一部のガスが副膨張部に流入するため、主膨張部を迅速に展開させるためにはインフレータの大形化が必要となるなどして、製造コストの上昇の原因となる。
また、折り畳んだカーテンエアバッグの外周の一部に、破断可能な筒状の展開遅延部材を装着した構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この構成では、インフレータから遠い膨張部にガスを迅速に供給し、インフレータに近い膨張部の展開を遅延させる構成に好適なものの、展開を遅延させる膨張部が迅速に展開させると膨張部と上下に重なって配置されている場合や、複数の膨張部の展開を遅延させるには、構成が複雑になり、製造コストの上昇の原因となる。
さらに、カーテンエアバッグに、膨張展開時に引張力が働くように帯状体を取り付けて、エアバッグが膨張展開する方向を規制する構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。この帯状体は、エアバッグの上縁部と、この膨張部の周縁の非膨張部とに縫着されているとともに、長さ寸法は、膨張時のエアバッグの外周長よりも短く設定されている。そこで、エアバッグの膨張展開時には引張力が働き、エアバッグの展開方向を規制するとともに、所定圧力に達すると帯状体の一端の縫着が破断し、エアバッグを完全に膨張展開させる。しかしながら、この帯状体は、ガスの流れを抑制するものではなく、主膨張部から副膨張部へガスを所望時期に流入させる機能は有しない。
特開2007−161163号公報 (第2−5頁、図3、図10) 特開2008−230485号公報 (第1頁、第3頁、図2−3) 特開2008−290606号公報 (第1頁、第3頁、図1−2)
上記従来のように、製造コストを低減しつつ、主膨張部と副膨張部とを連通する連通部を展開初期には閉塞し、所定の時点で開口できる構成が求められている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、製造コストを低減しつつ、主膨張部と副膨張部とを連通する連通部を展開初期には閉塞し、所定の時点で開口できるエアバッグを提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグは、互いに重ねられて外殻部を構成する基布部を備え、折り畳んで収納されるとともにガスが導入されて所定面に沿って面状に膨張展開し被保護物を保護するエアバッグであって、前記基布部同士を連結する外周区画部により外部と区画された膨張部と、この膨張部にガスを導入するガス導入部と、前記膨張部に設けられ、前記ガス導入部からガスが導入されて被保護物に対向して膨張展開する主膨張部と、前記膨張部に前記主膨張部と区画して設けられ、前記主膨張部からガスが導入されて膨張展開する副膨張部と、前記主膨張部と前記副膨張部とを連通する連通部と、前記外殻部が折り畳まれた状態で、前記連通部の位置で前記基布部が折り重ねられた折り重ね部及びこの折り重ね部の形状を保持し前記基布部に一部が離反可能に連結された連結手段とを備えた規制手段とを具備したものである。
請求項2記載のエアバッグは、請求項1記載のエアバッグにおいて、膨張部から区画されガスが導入されない非膨張部を備え、連結手段は、折り重ね部を間にして配置された第1の連結部及び第2の連結部で前記非膨張部に連結され、かつ、第2の連結部は、離反可能に前記非膨張部に連結されたものである。
請求項3記載のエアバッグは、請求項1または2記載のエアバッグにおいて、エアバッグは、所定面としての車室の側部の上縁部に沿った収納位置に折り畳んで収納され、ガスが導入され前記側部に沿って下方に展開し、主膨張部は、被保護物としての着席した乗員の側方に対向して展開するものである。
請求項1記載のエアバッグによれば、エアバッグにガスを導入することにより、主膨張部が被保護物に対向して展開し、被保護物を保護できる。主膨張部は副膨張部とは区画されるとともに、展開初期においては、連通部は、連結手段により形状が保持された折り重ね部により閉塞され、ガスを有効に利用し、主膨張部を迅速に展開できる。被保護物が主膨張部に接触すると、エアバッグが展開する圧力により、連結手段の一部が基布部から離反し、折り重ね部の折り重ねが解消されて連通部が開口する。そこで、連通部を介して主膨張部から副膨張部にガスが移動し、被保護物に加わる力が抑制されるとともに、比較的長時間にわたり内圧が維持されて被保護物が保護される。規制手段は、連通部を折り重ね連結手段を基布部に一部が離反可能に連結するのみで構成され、簡略な構造で製造コストを低減できる。
請求項2記載のエアバッグによれば、請求項1記載の効果に加え、連結手段は、折り重ね部を間にして配置された第1の連結部及び第2の連結部で非膨張部に連結されるため、折り重ね部を跨ぐ最低限の部材で構成でき、製造コストを低減できるとともに、連結部が連通部を含む膨張部に影響を与えることがなく、気密性を容易に向上でき、製造コストを低減できる。
請求項3記載のエアバッグによれば、請求項1または2記載の効果に加え、車室の側部に沿ってエアバッグを展開し、主膨張部が乗員に対向する領域が容易に確保されるとともに、乗員がエアバッグに接触した際の力を抑制して乗員を保護できる。
本発明のエアバッグの一実施の形態を示す説明図である。 同上エアバッグの一部の断面の説明図である。 同上エアバッグの折り畳んだ状態の断面の説明図である。 同上エアバッグの展開過程の説明図である。 同上エアバッグの展開過程の説明図である。 本発明のエアバッグの他の実施の形態を示す説明図である。 本発明のエアバッグのさらに他の実施の形態を示す説明図である。
以下、本発明のエアバッグの一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図5において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、カーテンエアバッグ装置とも呼ばれるもので、車両である自動車の車体の車室の収納位置であるルーフサイド部に配置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、インフレータブルカーテン、あるいは頭部保護用エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突の衝撃を受けた際や横転(ロールオーバー)の際などに、被保護物としての乗員の側方にほぼ面状に展開し、乗員を保護するようになっている。
なお、以下、前後方向、車幅方向である両側方向、上下方向などの方向は、車両の直進方向を基準とし、前側方向(図1などに示す矢印F方向)、上方(図1などに示す矢印U方向)、外方(図3などに示す矢印W方向)などを説明する。
そして、この自動車の車体は、図示しないが、車室内に乗員が着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、それぞれ上部に開口可能な開口部である車体縦壁部である所定面Sを構成する窓部(サイドウィンドウ)を備えた図示しないドアが設けられている。また、車室の両側には、前側から順に、Aピラーとも呼ばれるフロントピラー、Bピラーとも呼ばれる図示しないセンターピラー、Cピラーとも呼ばれるリアピラーが設けられている。そして、これら窓部、ドア及び各ピラーにより、車室の両側部に図3に示す所定面Sが構成されている。また、これらピラーの上側、すなわち窓部の一縁部である上縁部に、ルーフサイドレールなどとも呼ばれる被設置部を構成する車体パネルが設けられ、この車体パネルを介して天井部としての天井パネルが支持されている。また、両側のフロントピラーの前側にはフロントガラス(フロントウインドシールド)が設けられ、両側のリアピラーの後側にはリアガラスが設けられている。そして、ルーフサイド部は、天井パネルの両側の縁部の部分から、この縁部の部分といわば交差する方向に伸びるフロントピラー及びリアピラーのほぼ全長にかかる部分にまで設定され、これら天井パネルの縁部の部分とフロントピラー及びリアピラーとで仮想的に構成される弧の内側に、エアバッグ1が展開する所定面Sが設定される。なお、ここで、センターピラーとは、前後の端部のピラーではなく、展開したエアバッグ1に覆われるピラーを示す。また、車両の種類によっては、片側に例えば4本以上のピラーを備える場合があるが、前から3本目以後のピラーは、リアピラーとして説明する。
そして、エアバッグ装置2は、前後の座席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、車体パネルとヘッドライニングとなどに囲まれたルーフサイド部すなわち車体の車体縦壁部の上縁に沿って細長く折り畳んで収納されたエアバッグ1と、後席の後方あるいは上方に収納されこのエアバッグ1にガスを供給するガス発生器であるインフレータ11となどを備えている。さらに、このエアバッグ装置2は、エアバッグ装置2を車体パネルに取り付ける図示しない取付ブラケット、折り畳んだエアバッグ1に沿って取り付けられて展開時にエアバッグ1を保護する保護体としてのプロテクタ、折り畳んだエアバッグ1の形状を保持する保持体としての筒状カバー、及び、エアバッグ1の前端部に連結されたテザーベルト12などが組み合わされ、モジュールとしてルーフサイド部に設置可能になっている。
そして、エアバッグ1は、インフレータ11から供給されるガスにより沿って所定面Sに沿って膨張展開するもので、単数あるいは複数の基布を組み合わせ、例えば1枚の基布を折り返し、あるいは2枚の基布を重ねて接合して、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部31と、このエアバッグ本体部31の複数カ所から延設された取付部を構成する取付片部32となどを備え、細長く折り畳んでルーフサイド部に収納される。
そして、エアバッグ本体部31は、車室側に配置される内側の基布部33と車体側である外側に配置される外側の基布部34とを重ね、接合部である所定の縫製部で縫い合わせて外殻部が構成されるとともに、矢印Gで示すようにガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部35と、エアバッグ本体部31の後端上部などに位置して膨張部35を外部に連通するガス導入部36と、ガスが流入せず膨張展開しない非膨張部37となどが設けられている。すなわち、これら内側の基布部33と外側の基布部34とが、エアバッグ1の外殻を構成するメーンパネルとなっている。
そして、膨張部35は、中空部である気室であり、ガス案内部40、主膨張部としての第1の主膨張部41、第2の主膨張部42、副膨張部としての第1の副膨張部44、第2の副膨張部45、及び第3の副膨張部46を備えている。
そして、ガス案内部40は、ガス導入部36に直接的に連通し、エアバッグ本体部31の上縁部に沿って前後方向を長手方向として直線状に設けられ、すなわち前後方向を長手方向である軸方向として略水平な柱状に展開する。このガス案内部40は、本実施の形態では、エアバッグ本体部31の前端部には形成されず、また、後端部にガス導入部36が連通している。
また、第1の主膨張部41は、ガス案内部40の下流側である前側に連通し、すなわち、ガス案内部40を介してガス導入部36に連通し、展開時に前席の乗員の側方に対向して展開する前席保護部となっている。また、第2の主膨張部42は、ガス案内部40の上流側である後側に連通し、展開時に後席の乗員の側方に対向して展開する後席保護部となっている。
さらに、第1の副膨張部44は、連通部としての第1のベントホール51を介して第1の主膨張部41の前側に連通し、展開時に前席の乗員の側方よりさらに前方に位置して展開可能となっている。また、第2の副膨張部45は、第2のベントホール52を介して第1の主膨張部41の後側に連通し、展開時に前席の乗員の側方より後方に位置して展開可能となっている。さらに、第3の副膨張部46は、第3のベントホール53を介して第2の主膨張部42の前側に連通し、展開時に後席の乗員の側方より前方に位置して展開可能となっている。
また、縫製部は、縫製、接着、あるいは縫製とシール手段との併用などにより略気密あるいは高度な気密に構成され、膨張部35の外周を縫製する外周区画部としての外周縫製部55と、この外周縫製部55に囲まれた領域に位置し各主膨張部41,42および各副膨張部44,45,46などを区画形成するとともに各部の展開時の幅寸法を規制する規制部56とを備えている。そして、この規制部56は、外周縫製部55と一体あるいは別体に形成され、線状をなす線部57と、この線部57の端末などに位置して線部57を保護する円環状の保護部58が形成されている。そして、この保護部58に囲まれた部分については、ガスが導入されない非膨張部37を構成している。
そして、本実施の形態では、規制部56の線部57は、第1の主膨張部41の前側に位置してこの第1の主膨張部41と第1の副膨張部44とを区画する第1の区画線61と、第1の主膨張部41の後側に位置してこの第1の主膨張部41と第2の副膨張部45とを区画する第2の区画線62と、第2の主膨張部42の前側からガス案内部40の下側に位置しこれら第2の主膨張部42及びガス案内部40と第3の副膨張部46とを区画する第3の区画線63とを備えている。さらに、規制部56の線部57としては、第1の区画線61から分岐し第1の主膨張部41の内側に湾曲するように延びる第4の区画線64と、第2の区画線62から分岐し第1の主膨張部41の内側に湾曲するように延びる第5の区画線65とを備えている。
そして、第1の区画線61は、隔壁とも言い得るもので、第1の区画線部71と、この第1の区画線部71に連続する第2の区画線部72とを備える。第1の区画線部71は、上下方向に沿った垂直な直線状に配置され、下端である一端の端部71aと、下方に対向する外周縫製部55との間が、ガスが流通可能な第1のベントホール51となっている。すなわち、第1のベントホール51は、第1の区画線61の第1の区画線部71の端部71a側の一端部に位置している。そして、第1のベントホール51から上方に延びる第1の区画線部71の上端部である他端71bからは、第2の区画線部72が、第1の主膨張部41側に向かって屈曲するようにして上側後方に傾斜して延設されている。
また、このように、第1の副膨張部44は、第1の区画線61、外周縫製部55、及び第1のベントホール51により区画して定義されている。そして、本実施の形態では、外周縫製部55は、第1の区画線61と略平行に下側部が垂直状の直線状で、上側部が上側後方に向かって傾斜するように形成されており、第1の副膨張部44は、第1の区画線部71に沿った下部副膨張部44aと、この下部副膨張部44aの上側に連通し第2の区画線部72に沿った上部副膨張部44bとを備えている。そこで、下部副膨張部44aは、第1の主膨張部41の前側部に沿って配置され、上部副膨張部44bは、第1の主膨張部41の前側部の上側部に沿って配置されている。いわば、この第1の区画線61は、第1の主膨張部41の上縁から下縁側へと延設され、第1の主膨張部41と第1の副膨張部44とを分画している。
また、第2の区画線62は、ガス案内部40の先端側すなわち第3の区画線63の先端側から下方に延びるように形成され、この第2の区画線62の先端部である下端部と外周縫製部55との間が第2のベントホール52となっている。また、第5の区画線65は、第2の区画線62の先端部である下端部から前側に延び、さらに上側に湾曲するように形成されている。
さらに、第3の区画線63は、ガス案内部40の下側に沿って前後方向に延びる部分の後端部が下方に延設され、この下方に延設された部分の先端部である下端部と外周縫製部55との間が第3のベントホール53となっている。
なお、各ベントホール51,52,53は、常時開口しているものの、開口面積が小さくスリット状に開口して所定の通気抵抗を発生されるもので、各ベントホール51,52,53に連通する各副膨張部44,45,46をいわば内部排気受入部(インターナルベント)として機能させる。また、各ベントホール51,52,53の位置は、各主膨張部41,42の下流側の端部である下端部に位置して形成されている。そこで、ガス導入部36からガス案内部40を介して各主膨張部41,42にガスが導入されこれら主膨張部41,42が膨張展開する展開初期には、各副膨張部44,45,46には、全くあるいはほとんどガスが導入されず、膨張しないようになっている。
また、内側の基布部33と外側の基布部34との間には、必要に応じて、ガスを案内し、あるいは、膨張展開時の膨張部の幅寸法を規制する手段として、基布を筒状としたインナパイプ77や、内側の基布部33と外側の基布部34とを連結する基布である隔壁体などが縫合などして取り付けられている。
また、この実施の形態では、非膨張部37は、各保護部58に加え、外周縫製部55の外側に位置し、エアバッグ本体部31の上端部の前端部に位置する前部非膨張部37a、第1の主膨張部41の下方に位置する下部非膨張部37b、及び後端部の下端部に位置する後部非膨張部37cが形成されている。そして、前部非膨張部37aには、車体などに取り付けられる固定点79が形成されている。
また、エアバッグ1の取付片部32は、車体取付用の取付片であり、エアバッグ本体部31の上縁部の所定位置に複数形成されている。そして、各取付片部32は、エアバッグ本体部31を構成する基布部と一体に形成され、例えば、内側の基布部33と外側の基布部34とを重ね縫着して形成されている。そして、各取付片部32は、エアバッグ本体部31から舌片状に突設され、円孔状をなす取付孔32aが形成されている。
さらに、このエアバッグ1は、第1のベントホール51の部分に、規制手段81を備えている。この規制手段81は、図1及び図2に示すように、エアバッグ1の外殻部すなわち基布部33,34が収納可能に折り畳まれた状態で、第1のベントホール51の位置で基布部33,34が折り重ねられた折り重ね部83と、この折り重ね部83に重ねて配置された連結手段85とを備えている。そして、折り重ね部83は、2枚の基布部33,34を密着して重ねた状態で、単数あるいは複数の折り線で折り返し、第1のベントホール51の全部あるいは少なくとも一部を閉塞したもので、本実施の形態では、図2に示すように、互いに平行な2本の折り線で83a,83bで基布部33,34を折り返している。また、連結手段85は、テザーあるいは外的規制手段とも呼び得るもので、基布部33,34と同じあるいは同様の材質の所定の長さの帯状で、折り重ね部83に重ねて配置された状態で、長手方向の一端部に位置する第1の連結部86は、糸にて端部71aに位置する保護部58に縫着され、長手方向の他端部に位置する第2の連結部87は、糸にて下部非膨張部37bに縫着されている。すなわち、この連結手段85は、折り重ね部83を間にして配置され、いわば折り重ね部83を挟んだ第1の連結部86及び第2の連結部87でエアバッグ1の基布部33,34の非膨張部37に連結されている。また、第2の連結部87の強度は、第1の連結部86の強度よりも小さく、所定の圧力が加わった状態で、第2の連結部87は破断すなわち糸が切れて下部非膨張部37bから離反し、連結手段85の他端部を自由端とするようになっている。さらに、また、この連結手段85は、第1のベントホール51を跨ぐ最短距離の方向である上下方向を長手方向とするのではなく、図1に示すように、上側の端部71aに接続された第1の連結部86から下側の第2の連結部87に向かい、第1の主膨張部41側に向かって傾斜するようにして、エアバッグ1の長手方向に対して傾斜した状態で配置されている。
次に、このエアバッグ1の折畳工程、エアバッグ装置2の組み立て工程及び車体への取付工程を説明する。
まず、エアバッグ1を、内側の基布部33と外側の基布部34とを重ねて平面状に広げた状態とする。なお、ここで、平面状に広げるとは、膨張部35内の空気を抜いて、内側の基布部33と外側の基布部34とを互いに密着させ、具体的には、平面状の台の上に広げ、あるいは取付片部32を上側として垂直に吊り下げた状態とする。ここでは、図1に示すように、取付片部32を上側とし、エアバッグ1の長手方向すなわちエアバッグ本体部31の下縁部を水平とした状態で説明する。
次いで、第1のベントホール51の部分で2枚の基布部33,34を密着して重ねた状態で折り線で83a,83bで折り返して折り重ね、折り重ね部83を形成するとともに、この折り重ね部83に連結手段85を重ね、一端部の第1の連結部86を端部71aに位置する保護部58に縫着し、他端部の第2の連結部87を下部非膨張部37bに縫着して、折り重ね部83の形状を保持し、規制手段81を構成する。次いで、エアバッグ本体部31を下端部からロール状に巻回し、図3に示すように、第1の折畳部88を構成する。そして、この第1の折畳部88は、集積部あるいはロール折畳部とも呼び得るもので、基本的にはロール状に折り畳まれているが、折り返された折り重ね部83を形状を保持したまま巻き込んでいる。
次いで、この第1の折畳部88の上側すなわち上流側の部分を折り畳み、第2の折畳部89を形成する。この第2の折畳部89は、案内部とも呼び得るもので、種々の形状を採ることができるが、例えば、図3に示すように、ガス案内部40を含む上側部すなわち上流側の部分を車外側に向かい1カ所の折り線91で折り返して第1の腕部92を形成するとともに、この第1の腕部92の下側すなわち下流側で第1の折畳部88の上流側に連通する部分を車内側に向かい1カ所の折り線93で折り返して第2の腕部94を形成する。そして、これら第1の腕部92及び第2の腕部94を、上側から第1の折畳部88に沿わせて包むように配置することにより、エアバッグ本体部31が所定の細長い形状に折り畳まれる。
そして、このように細長く折り畳んだエアバッグ本体部31に、スリーブなどを被せて折り畳み形状を保持し、プロテクタ及び取付ブラケットを取り付けるとともに、後端部のガス導入部36にインフレータ11の円柱状の本体部分から延びる接続管を接続することにより、カーテンエアバッグモジュールとも呼び得るエアバッグ装置2が構成される。
そして、このエアバッグ装置2を車室内に持ち込み、ヘッドライニング及びピラーガーニッシュなどの内装部材が取り付けられる前に車体への取付作業を行う。この取付作業は、エアバッグ1の複数の取付片部32、固定点79、テザーベルト12、インフレータ11に設けた取付部、及び、取付ブラケットをそれぞれボルトなどの固定具で車体に固定することにより行われる。また、インフレータ11から導出されたハーネスを車体に備えた制御装置に接続する。次いで、車体の天井パネルにヘッドライニングを取り付け、各ピラーにピラーガーニッシュを取り付けてエアバッグ装置2を覆うことにより、エアバッグ装置2の車体への取付作業が完了する。
次に、エアバッグ1の展開動作を説明する。
車両の側面衝突あるいは横転などの際には、制御装置によりインフレータ11が作動し、このインフレータ11から噴射されるガスが接続管を介しガス導入部36からエアバッグ本体部31内の膨張部35に導入される。すると、エアバッグ本体部31の膨張部35は、まず、第2の折畳部89の第1の腕部92にガスが供給され、第2の折畳部89が第1の腕部92及び第2の腕部94の順で迅速に膨張展開して、スリーブを破断し、ヘッドライニング及び前後のピラーガーニッシュを押しのけ、第1の折畳部88を所定の位置から所定の方向に押し出す。
次いで、展開した第2の折畳部89から第1の折畳部88にガスが供給され、この第1の折畳部88の展開が開始される。この展開過程は、図4(a)に示す状態から、図4(b)に示すように、第1の折畳部88が車室の側部内面である所定面Sを矢印R方向に転がりながら巻き戻されるように所定面Sに沿った所定方向である略下方に展開し、カーテン状に膨張展開して、窓部及びセンターピラーなどを覆う。この展開完了の状態では、第1のベントホール51は規制手段81により閉塞された状態であり、第1のベントホール51を介して第1の副膨張部44にガスは流れないか流れにくい状態となっており、ガスは主膨張部41,42に集中して蓄積され、すなわち乗員に対向する主膨張部41,42が迅速に膨張展開する。この展開過程を側方から見ると、図1に矢印Gで示すように膨張部35にガスが供給され、ガス案内部40が後端部から前端部まで迅速に膨張展開するとともに、このガス案内部40から、第1の主膨張部41及び第2の主膨張部42にガスが供給されてこれら主膨張部41,42が前席及び後席の乗員の着座位置の側方に対向する領域に迅速に膨張展開し、乗員を保護する。
そして、これら主膨張部41,42の膨張展開が完了した状態で、乗員がエアバッグ1に接触する前の状態では、インフレータ11から供給されるガスの圧力と、各ベントホール51,52,53の位置及び通気抵抗との関係で、各副膨張部44,45,46にはガスは流入せず、平らにつぶれたままで膨張しないいわゆるフラットな状態で展開する。
そして、図4(c)に示すように、第1のベントホール51すなわち規制手段81の位置まで展開した状態で、主膨張部41,42に乗員が当接などして、主膨張部41,42ここでは第1のベントホール51及び第1のベントホール51に近接する第1の主膨張部41の図5に示すA部分の圧力すなわち第1の主膨張部41の内圧が所定以上の値となると、図5に示すように、比較的強度が小さく形成された第2の連結部87が破断し、折り重ね部83の形状の保持がなくなり、すなわち規制手段81が解除され、第1の副膨張部44への流路である第1のベントホール51が確保すなわち開口可能となる。
そして、側方に投げ出されてくる乗員がエアバッグ1に接触し、各主膨張部41,42のいずれかあるいは両方の内圧が大きくなると、各ベントホール51,52,53を介してガスが各副膨張部44,45,46に流入して最大容積まで展開し、エアバッグ1から乗員に対して加わる力が軽減される。なお、これら各副膨張部44,45,46は、乗員の通常の着座位置からは外れた位置に展開する。
また、各主膨張部41,42から各ベントホール51,52,53を介してガスが各副膨張部44,45,46に移動しても、ガスがエアバッグ1の膨張部35の外部に放出されないため、エアバッグ1は展開形状を比較的長時間にわたり維持する。
このように、本実施の形態のカーテンエアバッグ装置によれば、エアバッグ1にガスを導入することにより、各主膨張部41,42が車室の側部の所定面Sに沿って乗員の側方に対向して必要な面積で展開し、乗員の頭部などを保護できる。
そして、エアバッグ1の膨張部35には、第1及び第2の主膨張部41,42に加えて第1ないし第3の副膨張部44,45,46が設けられているが、これら主膨張部41,42と第1ないし第3の副膨張部44,45,46との間は第1ないし第3の区画線61,62,63で区画されているため、エアバッグ1に乗員が接触する以前の展開初期には各副膨張部44,45,46にガスが流入せず、インフレータ11から供給されるガスを有効に利用し、各主膨張部41,42を迅速に所定の位置に展開させることができる。また、インフレータ11から供給されるガスを有効に利用できるため、インフレータ11を小型化することもできる。
そして、展開したエアバッグ1の膨張部35の各主膨張部41,42に乗員が接触すると、各ベントホール51,52,53を介してガスが各副膨張部44,45,46に移動し、エアバッグ1から乗員に対して加わる力を抑制し、乗員を保護できる。
また、各主膨張部41,42から各ベントホール51,52,53を介してガスが各副膨張部44,45,46に移動しても、ガスがエアバッグ1の膨張部35の外部に放出されないため、エアバッグ1は内圧すなわち展開形状を比較的長時間にわたり維持し、横転時(ロールオーバー時)などにも乗員を効果的に保護できる。
特に、本実施の形態では、規制手段81を設け、第1の主膨張部41から第1の副膨張部44へのガスの流入を規制したため、エアバッグ1の展開の所望の時期に第1の副膨張部44へガスを流入可能とできるため、展開初期には第1の主膨張部41へのガス充填を効率的に行い、第1の主膨張部41の略全体を円滑迅速に膨張展開させ、エアバッグ装置2の作動直後に十分な反力を確保したエアバッグ1で乗員の頭部を受け止めるとの初期拘束性能を確保できるとともに、展開後期では第1の主膨張部41の内圧に応じてガスを第1の副膨張部44へ排出して乗員を適切に柔らかく受け止めて拘束することができ、第1の主膨張部41の内圧を適切にコントロールする効果を確実に実現できる。
さらに、規制手段81は、エアバッグ1の基布部33,34の一部を折り返した折り重ね部83と、この折り重ね部83を押さえて基布部33,34に一部が離反可能に連結された連結手段85のみで構成され、簡略な構造で製造コストを低減できる。すなわち、連結手段85は、折り重ね部83を挟んだ第1の連結部86及び第2の連結部87でエアバッグ本体部31の基布部33,34に連結されるため、折り重ね部83を跨ぐ最低限の部材で構成でき、軽量化及び製造コストの低減を実現できる。また、第2の連結部87の破断する強度の調整は縫い方の設定により容易であり、接着剤を用いる構成に比べ、特性の調整を容易にして製造コストを低減できる。
また、連結手段85は、第1のベントホール51を横切る最短方向に対して傾斜して配置したため、エアバッグ1の展開時の折り重ね部83の膨張展開による変位量を容易に大きく確保でき、第2の連結部87の離反を確実かつ迅速にできる。さらに、連結手段85は、第1の主膨張部41側に傾斜させたため、第1の主膨張部41の展開を利用して第2の連結部87の離反を確実かつ迅速にできる。
さらに、連結手段85の両端の連結部86,87は、非膨張部37に連結されるため、膨張部35にガスの漏出の原因となる糸の縫い目などが形成されず、また、第2の連結部87を構成する糸が破断した際にも膨張部35に孔などが存在せず、連結部86,87が第1のベントホール51を含む膨張部35に影響を与えることがなく、気密性を容易に向上でき、製造コストを低減できる。
また、第1の副膨張部44が膨張展開すると、この第1の副膨張部44は第1の区画線61に沿って中間部で屈曲した柱状に膨張展開し、第1の主膨張部41を支えるようにして、エアバッグ1のエアバッグ本体部31の位置及び展開形状を強固に保持できる。そこで、車両の側面衝突時に、乗員の頭部などが第1の主膨張部41に接触した際のエアバッグ1が車幅方向に揺れる挙動を抑制し、エアバッグ1を容易に安定させ乗員を保護することができる。このため、エアバッグ1を安定させるための別個の部材を用いる必要がなく、エアバッグ装置2の製造コストを低減できる。
さらに、第1の主膨張部41と第1の副膨張部44とを区画する第1の区画線61について、この第1の区画線61の下部に位置する第1の区画線部71は垂直な直線状で、この第1の区画線部71の上端部から延びる第2の区画線部72は後方に向かって傾斜して延設したため、比較的後側に位置する大柄な乗員と比較的前側に位置する小柄な乗員とを十分に保護できる必要な保護領域を容易に確保しつつ、展開初期に膨張する第1の主膨張部41の容積を抑制し、ガスを有効に利用できる。
また、各ベントホール51,52,53を介してガスが各副膨張部44,45,46に移動し、エアバッグ1から乗員に対して加わる力を抑制するいわば衝撃吸収特性は、各ベントホール51,52,53の寸法を調整することにより、容易に大きく変更することができる。
なお、上記の実施の形態では、規制手段81は、第1の主膨張部41と第1の副膨張部44との間の第1のベントホール51の部分の1カ所のみに設けたが、この構成に限られず、いずれかのベントホール51,52,53の1カ所あるいは2カ所、あるいは3カ所全て、あるいはベントホールの数に応じて4カ所以上に設定することもできる。例えば、図6に示すように、第1の主膨張部41と第1の副膨張部44との間の第1のベントホール51の部分に加え、第1の主膨張部41と第2の副膨張部45との間の第2のベントホール52の部分に設定することもできる。この第2のベントホール52に設けた規制手段81の構成は、第1のベントホール51の部分に設けた規制手段81の構成と同じであり、第1の連結部86は、保護部58に連結され、第2の連結部87は、後部非膨張部37cに連結されている。
また、エアバッグ1は、第1の折畳部88が所定面Sを転がるように展開する方向に巻回し、第2の折畳部89は、第1の腕部92、第2の腕部94、第1の折畳部88の順で連通するいわゆるロールオーバー折りとしたが、この構成に限られるものではない。例えば、第1の折畳部88は、図3に示すものとは反対向きに、所定面Sをこするように下方に展開する方向に巻回することができる。また、第2の折畳部89は、図7に示すように、ガス案内部40の部分に前後に連通する通気位置96を設定し、この通気位置96に内側から連通するように両側に腕部97,98を延ばしたいわゆるパラソル折りとすることもできる。また、このような第2の折畳部89は設けずに、エアバッグ本体部31の上端側までロール状に巻回して第1の折畳部88とすることもできる。
また、規制手段81の連結手段85は、上側の第1の連結部86に対して下側の第2の連結部87の強度を小さくして離反可能としたがこの構成に限られず、下側の第2の連結部87に対して上側の第1の連結部86の強度を小さくして、上側で連結手段85を離反させることもできる。
また、上記の実施の形態では、第1の主膨張部41と第1の副膨張部44とを区画する第1の区画線61について、中間位置で前側下方に屈曲する直線状としたが、この構成に限られず、中間位置で前側上方に屈曲する直線状、湾曲した曲線状、階段状、あるいは、中間位置で屈曲しない直線状などとすることもできる。
また、エアバッグ1の膨張部35、ガス導入部36、非膨張部37、及び外周縫製部55の前端部などは適宜の配置を採ることが可能であり、例えば、ガス導入部36は、エアバッグ本体部31の前後方向の中央上部に位置させることもできる。また、ガス案内部40は、例えば、エアバッグ本体部31の上縁部の略全長に沿って形成することもできる。
また、エアバッグ1は、上側から下側に向かって展開して自動車の前後の座席の側方の窓部を覆う構成に限られず、側方の一部を覆っても良く、また、所定面に沿って面状に膨張展開する必要がある適宜のエアバッグ装置に適用できる。
本発明は、例えば、自動車の側部の窓部に沿って展開するカーテンエアバッグと呼ばれるエアバッグ及びエアバッグ装置に適用できる。
1 エアバッグ
33,34 基布部
35 膨張部
36 ガス導入部
37 非膨張部
41 主膨張部としての第1の主膨張部
44 副膨張部としての第1の副膨張部
51 連通部としての第1のベントホール
55 外周区画部としての外周縫製部
58 非膨張部を構成する保護部
81 規制手段
83 折り重ね部
85 連結手段
86 第1の連結部
87 第2の連結部
S 所定面

Claims (3)

  1. 互いに重ねられて外殻部を構成する基布部を備え、折り畳んで収納されるとともにガスが導入されて所定面に沿って面状に膨張展開し被保護物を保護するエアバッグであって、
    前記基布部同士を連結する外周区画部により外部と区画された膨張部と、
    この膨張部にガスを導入するガス導入部と、
    前記膨張部に設けられ、前記ガス導入部からガスが導入されて被保護物に対向して膨張展開する主膨張部と、
    前記膨張部に前記主膨張部と区画して設けられ、前記主膨張部からガスが導入されて膨張展開する副膨張部と、
    前記主膨張部と前記副膨張部とを連通する連通部と、
    前記外殻部が折り畳まれた状態で、前記連通部の位置で前記基布部が折り重ねられた折り重ね部及びこの折り重ね部の形状を保持し前記基布部に一部が離反可能に連結された連結手段とを備えた規制手段と
    を具備したことを特徴とするエアバッグ。
  2. 膨張部から区画されガスが導入されない非膨張部を備え、
    連結手段は、折り重ね部を間にして配置された第1の連結部及び第2の連結部で前記非膨張部に連結され、
    かつ、第2の連結部は、離反可能に前記非膨張部に連結された
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. エアバッグは、所定面としての車室の側部の上縁部に沿った収納位置に折り畳んで収納され、ガスが導入され前記側部に沿って下方に展開し、主膨張部は、被保護物としての着席した乗員の側方に対向して展開する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ。
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