JP2011112919A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011112919A
JP2011112919A JP2009270065A JP2009270065A JP2011112919A JP 2011112919 A JP2011112919 A JP 2011112919A JP 2009270065 A JP2009270065 A JP 2009270065A JP 2009270065 A JP2009270065 A JP 2009270065A JP 2011112919 A JP2011112919 A JP 2011112919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive member
layer
driving
resin
electrophotographic photosensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009270065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011112919A5 (ja
Inventor
Daisuke Miura
大祐 三浦
Kazunori Noguchi
和範 野口
Daisuke Tanaka
大介 田中
Hirotoshi Uesugi
浩敏 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009270065A priority Critical patent/JP2011112919A/ja
Publication of JP2011112919A publication Critical patent/JP2011112919A/ja
Publication of JP2011112919A5 publication Critical patent/JP2011112919A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】電子写真装置や高速化、高寿命化を達成しつつ、画像形成終了時から次の画像形成まで長時間放置されてもスジ状の画像不良を抑制できる電子写真装置を提供することである。
【解決手段】負帯電型の電子写真感光体と、該電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで該電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する画像形成装置において、該電子写真感光体は支持体上または導電層上に中間層を設けてなる電子写真感光体であり、該中間層が誘電率3以下の樹脂を用いて形成された層であり、かつ該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-300V以下にする手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置およびその画像形成装置を用いる画像形成方法に関する。
一般に、電子写真装置やプロセスカートリッジは、それが製造されてからユーザーの手元に届き使用されるまでの間に、様々な物流過程を経る。その物流過程における振動、衝撃等によって、電子写真感光体(単に「感光体」ともいうことがある)と感光体表面に当接している接触式帯電部材やクリーニング部材との間に擦れが生じ(初期の摺擦メモリー)、初期画像にスジ状の画像不良となって現れるという課題があった。この課題を解決する方法として、製造後からユーザーが使用するまでの期間、離間部材を用いて感光体と帯電部材を離間させる方法(特許文献1参照)およびスジ状の画像を目立たなくするようなプロセス上の改善が提案されている(特許文献2参照)。
一方で、電子写真プロセスにおいて、感光体と感光体に当接している接触式帯電部材やクリーニング部材等の当接部材との間には摩擦力が生じているため、摩擦帯電により、接触部分に電荷を生じることがある。接触部分が電荷を帯びた状態で、当接部材が長時間感光体と当接状態にあると、電荷が感光体中にメモリ―となり、長時間放置後の画像形成時においてスジ状の画像不良として現れることがある(使用中の摺擦メモリー)。
特許文献3には感光体の電荷輸送層に特定の物質を含有させることで電子写真装置やプロセスカートリッジ使用中の摺擦メモリーを抑制できるとしている。
電子写真装置やプロセスカートリッジをユーザーが一度使用し始めると特許文献1のような手法で感光体と当接部材を必要に応じて離間することは困難であり、また特許文献2や特許文献3のような手法も、特にプロセススピードの速い機種でかつ設定寿命の長い機種においては、耐久評価後半で摩擦帯電量が多くなるため、使用中の摺擦メモリーを抑制するのには十分ではなかった。
特開2002−311688号公報 特開2002−162876号公報 特開2000−75517号公報
本発明の目的は、電子写真装置の高速化、高寿命化を達成しつつ、画像形成終了時から次の画像形成まで長時間放置されてもスジ状の画像不良を抑制できる画像形成装置およびそれを用いた画像形成方法を提供することである。
本発明は、負帯電型の電子写真感光体と、該電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで該電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する画像形成装置において、該電子写真感光体は支持体上または導電層上に中間層を設けてなる電子写真感光体であり、該中間層が誘電率3以下の樹脂を用いて形成された層であり、かつ該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-300V以下にする手段を有することを特徴とする画像形成装置に関する。
また、本発明は、負帯電型の電子写真感光体と、該電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで該電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する画像形成装置を用いる画像形成方法において、該電子写真感光体は支持体上または導電層上に中間層を設けてなる電子写真感光体であり、該中間層が誘電率3以下の樹脂を用いて形成された層であり、かつ該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-300V以下にする工程を有することを特徴とする画像形成方法に関する。
本発明によれば、画像形成終了後、長時間放置し再び画像形成を行ったときに発生するスジ状の画像不良を抑制することのできる画像形成装置および画像形成方法を提供することができる。
本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す概略図である。 本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す概略図である。 本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す概略図である。 本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す概略図である。 本発明に用いられる電子写真感光体の層構成の一例を示す概略図である。 本発明の画像形成装置の具体的態様である、プロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
本発明の画像形成装置は、負帯電型の電子写真感光体と電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する。当接部材は、例えば、後述するように、クリーニング部材および/または帯電部材である。また、電子写真感光体は、後述するように、支持体上または導電層上に中間層を設けてなる。
本発明で用いる電子写真感光体の中間層は誘電率3以下の樹脂(結着樹脂)を用いることを特徴とする。誘電率3以下の樹脂であれば単独、混合、共重合のいずれのものでも良い。また金属酸化物等の添加剤を加えても良い。中間層に誘電率3以下の結着樹脂以外のものを含む場合は、中間層の誘電率を3以下にすることが好ましい。用いられる結着樹脂の具体例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンのようなポリオレフィン樹脂や、ポリスチレン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタラート樹脂が挙げられる。特に好ましくは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンのようなポリオレフィン樹脂である。
本発明の誘電率(εr)は下記のような条件で材料に電界が印加されたときに蓄えられる電気エネルギーを、真空中の誘電率との比で表わしたものと定義する。又、基本的に本発明の誘電率は1MHzの誘電率を示す。
測定方法は下記の条件で1MHzまでの誘電特性を、主にLCRメータを用いた容量法で測定する。
試験規格:ASTM D150,IEC 250
試験片:大きさ:60mm×60mm 厚さ:3mm(標準)
周波数:100Hz〜1MHz
測定法:電極非接触法(間隙法)
電極:横河HP製 誘電体測定用電極 HP16451B
主電極外径:φ38mm
ガード電極内径:φ38.4mm,外径:φ56mm
対電極外径:φ56mm
試験機器:LCRメータ 4284A (ヒューレッドパッカード社製)
温度:25℃
本発明は、電子写真感光体の中間層に誘電率3以下の結着樹脂を用いることと合わせて、画像形成終了時後に感光体の駆動が停止するが、その際、感光体表面に-300V以下の表面電位を付与して停止することを特徴としている。-300V以下の表面電位を付与する際の手段としては、帯電手段なら特に制限は無く、転写部材等を流用して用いても良い。-300V以下の表面電位を付与すれば本発明の効果は発現するが、好ましくは-600V以上-300V以下の範囲が好ましい。-600V未満の電位を付与した場合、本発明の効果は発現するが、画像上にポチ上の画像欠陥が発生することがある。
スジ状の画像不良が発生するメカニズムと本発明の作用効果は明らかではないが、以下の様に推定している。
繰り返し画像形成プロセスによって感光体の中間層中に残留キャリアが発生した状態となる。一方、帯電部材やクリーニング部材のような当接部材と感光体とが画像形成プロセスにおいて機械的に摺擦すると、その接触部において電荷が発生する。この電荷が発生した状態で感光体駆動が停止すると、停止した位置の層方向内に、中間層中の残留キャリアと逆極性の電荷が励起され、逆極性の電荷は感光体内に注入、保持される。
この逆極性の電荷量は部材当接時間と共に増幅していく傾向がある。これによって、画像形成終了後から感光体と帯電部材やクリーニング部材のような当接部材とが当接したまま長時間放置すると、当接部材が停止した感光体位置では、当接されていない位置と比較して露光感度が異なるようになる。この状態で画像形成を行うと、感光体表面には均一な電位が形成されずにスジ状の画像不良が発生すると考えている。
誘電率は、外部から電界を与えたとき物質中の分子がどのように応答するかの指標を表す数値である。感光体駆動終了時に-300V以下の電界を付与して基体側にプラス電荷を誘起させることと、かつ中間層に誘電率3以下の結着樹脂を用いることで、中間層中の残留キャリアの緩和が起こり、部材当接部からの逆極性の電荷の注入速度を抑えることができるので、スジ状の画像不良を抑制できると予想している。
本発明に用いる電子写真感光体の構成について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明の電子写真感光体は、円筒状支持体101上に中間層103、感光層104をこの順に有する電子写真感光体である。
必要に応じて、図2に示すように、円筒状支持体101と中間層103の間に導電性粒子を樹脂中に分散して体積抵抗を小さくした導電層102を設け、該導電層102の膜厚を厚くして、導電性の円筒状支持体101や非導電性の円筒状支持体101(例えば樹脂製の円筒状支持体)の表面の欠陥を被覆する層とすることも可能である。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層104であっても(図1参照)、電荷発生物質を含有する電荷発生層1041と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層1042とに分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよい。電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。単層型感光層の場合は、電子写真感光体の最表面層は感光層104である。また、積層型感光層には、図3に示すように、円筒状支持体101側から電荷発生層1041、電荷輸送層1042の順に積層した順層型感光層と、図4に示すように、円筒状支持体101側から電荷輸送層1042、電荷発生層1041の順に積層した逆層型感光層がある。電子写真特性の観点からは順層型感光層が好ましい。積層型感光体の中でも順層型感光層の場合には、電子写真感光体の最表面層は電荷輸送層であり、逆層型感光層の場合には、電子写真感光体の最表面層は電荷発生層である。
また、図5に示すように、感光層104を構成する電荷発生層1041および電荷輸送層1042上に、保護層105を設けてもよい。保護層105を有する場合には、電子写真感光体の最表面層は、保護層105である。
円筒状支持体101としては、導電性を有するもの(導電性円筒状支持体)が好ましく、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金またはステンレスのような金属製の円筒状支持体を用いることができる。アルミニウムまたはアルミニウム合金の場合は、ED管、EI管や、これらを切削、電解複合研磨(電解作用を有する電極と電解質溶液による電解および研磨作用を有する砥石による研磨)、湿式または乾式ホーニング処理したものも用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金または酸化インジウム−酸化スズ合金を真空蒸着によって被膜形成された層を有する上記金属製円筒状支持体や樹脂製円筒状支持体(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、フェノール樹脂、ポリプロピレンまたはポリスチレン樹脂)を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子または銀粒子のような導電性粒子を樹脂や紙に含浸した円筒状支持体や、導電性結着樹脂を有するプラスチックを用いることもできる。
導電性円筒状支持体の体積抵抗率は、支持体の表面が導電性を付与するために設けられた層である場合、その層の体積抵抗率は、1×1010Ω・cm以下であることが好ましく、特には1×10Ω・cm以下であることがより好ましい。
導電性円筒状支持体の上には、導電性円筒状支持体表面の傷を被覆することを目的とした導電層を設けてもよい。これは導電性粉体を適当な結着樹脂に分散させた塗布液を塗工することにより形成される層である。
このような導電性粉体としては、以下のようなものが挙げられる。カーボンブラック、アセチレンブラック;アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀のような金属粉;導電性酸化スズ、ITOのような金属酸化物粉体。
また、同時に用いられる結着樹脂としては、以下の熱可塑樹脂、熱硬化性樹脂または光硬化性樹脂樹脂が挙げられる。ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂。
導電層は、上記導電性粉体と結着樹脂を、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル系溶剤;メタノールのようなアルコール系溶剤;メチルエチルケトンのようなケトン系溶剤;メチルベンゼンのような芳香族炭化水素溶剤に分散し、または溶解し、これを塗布することにより形成することができる。導電層の平均膜厚は5μm以上40μm以下、好ましくは10μm以上35μm以下が適当である。
なお、本発明では導電層を設けても設けなくてもその作用効果を発揮するが、導電層を設けたほうがより好ましい。
導電性円筒状支持体または導電層の上にはバリアー機能を有する中間層が設けられる。
中間層には前述したように誘電率が3以下の結着樹脂を用いることが本発明の特徴である。中間層は、硬化性樹脂を塗布後硬化させて樹脂層を形成する、あるいは、結着樹脂を適当な溶媒に溶解させた中間層用塗布液を導電層上に塗布し、乾燥することによって形成することができる。
中間層の平均膜厚は0.1μm以上5.0μm以下であることが好ましい。
また、中間層において電荷(キャリア)の流れが滞らないようにするために、中間層中に、半導電性粒子を分散させる、あるいは、電子輸送物質(アクセプターのような電子受容性物質)を含有させてもよい。
中間層の上には感光層が設けられる。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷発生物質としては、以下のものが挙げられる。モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾのようなアゾ顔料;金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンのようなフタロシアニン顔料;インジゴ、チオインジゴのようなインジゴ顔料;ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドのようなペリレン顔料;アンスラキノン、ピレンキノンのような多環キノン顔料;スクワリリウム色素、ピリリウム塩およびチアピリリウム塩、トリフェニルメタン色素;セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコンのような無機物質;キナクリドン顔料、アズレニウム塩顔料、シアニン染料、キサンテン色素、キノンイミン色素、スチリル色素。これら電荷発生材料は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。これらの中でも、特にオキシチタニウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニンのような金属フタロシアニンは、高感度であるため、好ましい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層に用いる結着樹脂としては、以下のものが挙げられる。ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂。特には、ブチラール樹脂が好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤と共に分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。分散方法としては、ホモジナイザー、超音波、ボールミル、サンドミル、アトライターまたはロールミルを用いた方法が挙げられる。電荷発生物質と結着樹脂との割合は、10:1〜1:10(質量比)の範囲が好ましく、特には3:1〜1:1(質量比)の範囲がより好ましい。
電荷発生層用塗布液に用いる溶剤は、使用する結着樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択される。有機溶剤としては、アルコール系溶剤、スルホキシド系溶剤、ケトン系溶剤、エーテル系溶剤、エステル系溶剤または芳香族炭化水素溶剤が挙げられる。
電荷発生層の平均膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.1μm以上2μm以下であることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤および/または可塑剤を必要に応じて添加することもできる。また、電荷発生層において電荷(キャリア)の流れが滞らないようにするために、電荷発生層には、電子輸送物質(アクセプターのような電子受容性物質)を含有させてもよい。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷輸送物質としては、トリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン化合物、オキサゾール化合物、チアゾール化合物またはトリアリルメタン化合物が挙げられる。これら電荷輸送物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解して得られる電荷輸送層用塗布液を塗布し、乾燥することによって形成することができる。電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、2:1〜1:2(質量比)の範囲が好ましい。
次に、図6を参照して本発明の画像形成装置について説明する。図6には、本発明の画像形成装置の具体的態様である、プロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図6において、1はドラム状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体1の周面は、接触式帯電手段3により、負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。こうして電子写真感光体1の周面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。帯電手段3に印加する電圧は、直流電圧のみであってもよいし、交流電圧を重畳した直流電圧であってもよい。
電子写真感光体1の周面に形成された静電潜像は、現像手段5のトナーにより現像されてトナー画像となる。次いで、電子写真感光体1の周面に形成担持されているトナー画像が、転写手段(転写ローラー)6からの転写バイアスによって、転写材(紙など)7に順次転写されていく。なお、転写材7は、電子写真感光体1の回転と同期して、転写材供給手段(不図示)から取り出され、電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に給送されてくる。
トナー画像の転写を受けた転写材7は、電子写真感光体1の周面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(図6ではクリーニングブレードを有している)9によって転写残トナーの除去を受けて清浄面化される。清浄面化された後、電子写真感光体1の表面はさらに前露光手段(不図示)からの前露光光10により除電処理され、繰り返し画像形成に使用される。なお、図6に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触式帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、これを電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図6では、電子写真感光体1と、接触帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段12を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ11としている。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を、「%」は「質量%」を意味する。
〔実施例1〕
温度23℃、湿度60%RHの環境下で熱間押し出しすることにより得られた、長さ260.5mm、直径30mmのアルミニウムシリンダー(JIS−A3003、アルミニウム合金のED管、昭和アルミニウム(株)製)を導電性円筒状支持体とした。
導電性粒子としての酸素欠損型SnOを被覆したTiO粒子(粉体抵抗率80Ω・cm、SnOの被覆率(質量比率)は50%)6.6部、結着樹脂としてのフェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、樹脂固形分60%)5.5部および溶剤としてのメトキシプロパノール5.9部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで3時間分散して、分散液を調製した。
この分散液に、表面粗し付与材としてのシリコーン樹脂粒子(商品名:トスパール120、GE東芝シリコーン(株)製、平均粒径2μm)0.5部、レベリング剤としてのシリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レ・ダウコーニング(株)製)0.001部を添加して攪拌し、導電層用塗布液を調製した。
この導電層用塗布液を、導電性円筒状支持体上に浸漬コーティングし、温度140℃で30分間乾燥、熱硬化して、導電性円筒状支持体上端から130mmの位置の平均膜厚が15μmの導電層を形成した。
さらに、導電層上に、結着樹脂としてのポリスチレン樹脂(旭化成社製:スタイロン679)6部を、テトラヒドロフラン100部の溶媒に溶解して得られた中間層用塗布液を浸漬コーティングし、温度100℃で10分間乾燥して、円筒状支持体上端から130mm位置の平均膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.5°、9.9°、16.3°、18.6°、25.1°、28.3°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン10部、ポリビニルブチラール(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)5部およびシクロヘキサノン250部を、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で1時間分散し、次に、酢酸エチル250部を加えて電荷発生層用塗布液を調製した。
この電荷発生層用塗布液を、中間層上に浸漬コーティングし、温度100℃で10分間乾燥して、円筒状支持体上端から130mm位置の平均膜厚が0.16μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記式(CTM−1)
Figure 2011112919
で示される構造を有する電荷輸送物質10部、結着樹脂として下記式(P−1)
Figure 2011112919
で示される繰り返し単位から構成されるポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ−400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)[粘度平均分子量(Mv)40,000]10部をジメトキシメタン30部/クロロベンゼン70部の混合溶媒に溶解し、電荷輸送物質を含有する塗布液を調製した。
以上のように調製した電荷輸送層用塗布液を、電荷発生層上に浸漬コーティングし、温度120℃で30分乾燥して、支持体上端から130mm位置の平均膜厚が19μmの電荷輸送層を形成した。このようにして電子写真感光体を作製した。
別途、中間層の結着樹脂として用いたポリスチレン樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は2.6であった。
作製した電子写真感光体について以下のような方法で画像評価を行った。
<出力画像のスジ状画像不良部の評価>
画像評価には、画像形成プロセス終了時に感光体に所定の表面電位を付与して感光体が停止するように改造したヒューレットパッカード社製カラーレーザージェット 4700改造機(毎分40枚機)を使用した。具体的には、感光体表面に-300Vの表面電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した(別途、表面電位計を用いて感光体の表面電位を観測する)。なお、本装置に用いられるクリ−ニング部材はポリウレタン樹脂からなり、帯電部材の表層はスチレンアクリル樹脂を主成分としている。本装置を用いて、温度15℃/湿度10%RHの環境下にて、A4サイズ、印字1%の条件で25000枚連続印刷後、帯電部材とクリーニング部材を感光体に当接した状態で24時間放置した。その後、ハーフトーン画像(ベタ黒画像を出力中に現像バイアスを調整してハーフトーン濃度になるよう設定した)を1枚出力し、このハーフトーン画像で帯電部材とクリーニング部材の当接していた位置に発生したスジ状画像不良を、目視確認により、以下の基準に従って評価した。
ランクA:スジ状画像不良は見当たらない
ランクB:スジ状画像不良がうっすらと見える
ランクC:スジ状画像不良が見られる
ランクD:スジ状画像不良がはっきりと見られる
なお、この評価においてランクB以上が実用上弊害とならないレベルである。
結果を表1に示す。
〔実施例2〕
実施例1において感光体の駆動終了時に感光体表面に-600Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様の方法で行った。
結果を表1に示す。
〔実施例3〕
実施例1において感光体の駆動終了時に感光体表面に-800Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様の方法で行った。
〔実施例4〕
中間層に用いる結着樹脂をポリカーボネート樹脂(ユーピロンZ−400、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製)[粘度平均分子量(Mv)40,000]4部に変更した以外は実施例1と同様に行った。
別途、ポリカーボネート樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は3.0であった。
結果を表1に示す。
〔実施例5〕
実施例4において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-600Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例4と同様に行った。
結果を表1に示す。
〔実施例6〕
実施例4において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-800Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例4と同様に行った。
結果を表1に示す。
〔実施例7〕
中間層用塗布液を以下のように製造し、浸漬塗布法で塗布し、温度120℃で10分間乾燥し0.8μmの中間層を形成した以外は実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。
(中間層用塗布液の調製方法)
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた撹拌機を用いて、75.0gのポリオレフィン樹脂(ボンダインHX-8290、住友化学工業株式会社製)、60.0gの2プロパノール(以下、IPAと記す)、5.1gのトリエチルアミン(以下、TEAと記す)および159.9gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、撹拌翼の回転速度を300rpmとして撹拌したところ、容器底部には樹脂粒状物の沈澱は認められず、浮遊状態となっていることが確認された。そこでこの状態を保ちつつ、10分後にヒーターの電源を入れ加熱した。そして系内温度を140〜145℃に保ってさらに20分間撹拌した。その後、水浴につけて、回転速度300rpmのまま攪拌しつつ室温(約25℃)まで冷却した後、300メッシュのステンレス製フィルター(線径0.035mm、平織)で加圧濾過(空気圧0.2MPa)し、乳白色の均一なポリオレフィン樹脂粒子分散液を得た。
塩化第二スズ五水和物0.2モルを200mlの水に溶解して0.5Mの水溶液とし、撹拌しながら28%のアンモニア水を添加することでpH1.5の白色酸化スズ超微粒子含有スラリーを得た。得られた酸化スズ超微粒子含有スラリーを温度70℃まで加熱した後、温度50℃前後まで自然冷却したうえで純水を加え1Lの酸化スズ超微粒子含有スラリーとし、遠心分離器を用いて固液分離を行った。この含水固形分に800mlの純水を加えて、ホモジナイザーにより撹拌・分散を行った後、遠心分離器を用いて固液分離を行うことで洗浄を行った。洗浄後の含水固形分に純水を75ml加えて酸化スズ超微粒子含有スラリーを調製した。得られた酸化スズ超微粒子含有スラリーにトリエチルアミン3.0mlを加え撹拌し、透明感が出てきたところで温度70℃まで昇温した後、加温をやめ自然冷却することで固形分濃度20質量%の有機アミンを分散安定剤とする中間層用塗布液を得た。
別途、ポリオレフィン樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は2.8であった。
〔実施例8〕
実施例7において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-600Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例7と同様に行った。
結果を表1に示す。
〔実施例9〕
実施例7において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-800Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例7と同様に行った。
結果を表1に示す。
〔比較例1〕
実施例1において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-250Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様の方法で行った。
結果を表1に示す。
〔比較例2〕
実施例4において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-250Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例4と同様の方法で行った。
結果を表1に示す。
〔比較例3〕
実施例1の中間層用塗布液を以下の構成に変え、浸漬コーティングし、温度130℃で20分間乾燥して、円筒状支持体上端から130mm位置の平均膜厚が0.8μmの中間層を形成し、感光体の駆動終了時に感光体表面に-250Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様に行った。
アルキッド樹脂(ベッコライトM6401−50−S、固形分50質量%、大日本インキ化学工業株式会社製) 8質量部
2−ブタノン 100質量部
別途、アルキッド樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は5.3であった。
〔比較例4〕
比較例3において、感光体の駆動終了時に感光体表面に-600Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は比較例3と同様の方法で行った。
結果を表1に示す。
〔比較例5〕
実施例1の中間層用塗布液を以下の構成に変え、浸漬コーティングし、温度130℃で20分間乾燥して、円筒状支持体上端から130mm位置の平均膜厚が0.8μmの中間層を形成し、感光体の駆動終了時に感光体表面に-250Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様に行った。
メラミン樹脂(スーパーベッカミンL−121−60、固形分60質量%、大日本インキ化学工業株式会社製) 8質量部
2−ブタノン 100質量部
別途、メラミン樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は10.0であった。
結果を表1に示す。
〔比較例6〕
比較例5において、感光体の駆動終了時にドラム表面に-600Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は比較例5と同様の方法で行った。
結果を表1に示す。
〔比較例7〕
実施例1の中間層用塗布液を以下の構成に変え、浸漬コーティングし、円筒状支持体上端から130mm位置の平均膜厚が0.8μmの中間層を形成し、感光体の駆動終了時に感光体表面に-250Vの電位が付与されてから感光体の駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は実施例1と同様に行った。
メトキシメチル化ナイロン樹脂(商品名:アミラン(登録商標)CM8000、東レ(株)製) 8質量部
メタノール 70質量部
1−ブタノール 30重量部
結果を表1に示す。
〔比較例8〕
比較例7において、ドラム駆動終了時にドラム表面に-600Vの電位が付与されてから駆動が終了するようにプログラムを変更した以外は比較例7と同様の方法で行った。
別途、メトキシメチル化ナイロン樹脂の誘電率を前述の方法で測定した。誘電率は4.1であった。
結果を表1に示す。
〔実施例10〕
実施例1において、以下の製造例でシリンダーをホーニングし、かつ導電層を塗工しなかった以外は実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。
<ホーニングシリンダーの製造例>
熱間押し出しにより得たA3003の外径30.5mm、内径28.5mm、長さ260.5mmアルミニウム素管(ED管)を準備した。液体(湿式)ホーニング装置(不二精機製造所製)を用いて、アルミニウム素管(ED管)に対して下記条件にて液体ホーニング処理を行った。
液体ホーニング条件:
研磨材砥粒=球状アルミナビーズ 平均粒径30μm (商品名:CB−A30S 昭和電工株式会社製)
懸濁媒体=水
研磨材/懸濁媒体=1/9(体積比)
アルミニウム管の回転数=1.67S−1
エアー吹き付け圧力=0.165MPa
ガン移動速度=13.3mm/sec
ガンノズルとアルミニウム管の距離=180mm
ホーニング砥粒吐出角度=45°
研磨液投射回数=1回
Figure 2011112919
実施例1〜9によると、誘電率3.0以下の結着樹脂を中間層に用い、かつ-300V以下の表面電位を付与して感光体駆動を終了した場合、24時間放置後に再び画像形成を行っても実用上弊害となるスジ状の画像不良は確認されなかった。
実施例3、6、9によると、実用上弊害のあるスジ状の画像不良は確認されなかったが、ポチ上の画像欠陥が確認された。この理由は明らかではないが、感光体駆動終了時に付与した電界強度に依存していると思われる。
また、実施例1、10より、本発明に用いる感光体に導電層を有している方がより本発明の効果が得られることが分かる。この理由は明らかではないが、基体と中間層の間に導電層を設けることで、残留キャリアの緩和がより促進されると推測している。
一方、比較例1、2より、誘電率3以下の結着樹脂を中間層に用いても、-300V以下の表面電位を付与しない場合は本発明の効果が発現していないことが分かる。
また、比較例4、6、8より、-300V以下の表面電位を付与して感光体駆動を終了した場合でも、中間層の誘電率が3より大きいと本発明の効果が発現していないことが分かる。
101‥‥円筒状支持体
102‥‥導電層
103‥‥中間層
104‥‥感光層
1041‥‥電荷発生層
1042‥‥電荷輸送層
105‥‥保護層
1 ‥‥電子写真感光体
2 ‥‥ 軸
3 ‥‥帯電手段
4 ‥‥露光光
5 ‥‥現像手段
6 ‥‥転写手段
7 ‥‥転写材
8 ‥‥定着手段
9 ‥‥クリーニング手段
10 ‥‥前露光光
11 ‥‥プロセスカートリッジ
12 ‥‥案内手段
P ‥‥ 転写材(紙等)

Claims (6)

  1. 負帯電型の電子写真感光体と、該電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで該電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する画像形成装置において、該電子写真感光体は支持体上または導電層上に中間層を設けてなる電子写真感光体であり、該中間層が誘電率3以下の樹脂を用いて形成された層であり、かつ該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-300V以下にする手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-600V以上-300V以下にする手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 該当接部材がクリーニング部材および/または帯電部材であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 負帯電型の電子写真感光体と、該電子写真感光体の駆動終了時から次の駆動開始時まで該電子写真感光体の表面に当接する当接部材を有する画像形成装置を用いる画像形成方法において、該電子写真感光体は支持体上または導電層上に中間層を設けてなる電子写真感光体であり、該中間層が誘電率3以下の樹脂を用いて形成された層であり、かつ該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-300V以下にする工程を有することを特徴とする画像形成方法。
  5. 該電子写真感光体の駆動終了時の表面電位を-600V以上-300V以下にする工程を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成方法。
  6. 該当接部材がクリーニング部材および/または帯電部材であることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成方法。
JP2009270065A 2009-11-27 2009-11-27 画像形成装置および画像形成方法 Pending JP2011112919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270065A JP2011112919A (ja) 2009-11-27 2009-11-27 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270065A JP2011112919A (ja) 2009-11-27 2009-11-27 画像形成装置および画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011112919A true JP2011112919A (ja) 2011-06-09
JP2011112919A5 JP2011112919A5 (ja) 2013-01-17

Family

ID=44235280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009270065A Pending JP2011112919A (ja) 2009-11-27 2009-11-27 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011112919A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248651A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Fuji Electric Co Ltd 電子写真用感光体の製造方法
JP2000225381A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体用基体の洗浄方法及びその洗浄装置
JP2004184989A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2005031587A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Sharp Corp 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248651A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Fuji Electric Co Ltd 電子写真用感光体の製造方法
JP2000225381A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Ricoh Co Ltd 電子写真感光体用基体の洗浄方法及びその洗浄装置
JP2004184989A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Canon Inc 画像形成装置
JP2005031587A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Sharp Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743921B1 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP4702950B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置、ならびに、電子写真感光体の製造方法
JP5755162B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
KR101476578B1 (ko) 전자사진 감광체의 제조 방법
JP4405970B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP6918663B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2008026482A (ja) 電子写真感光体
JP5546218B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP2010091796A (ja) 電子写真装置
JP4336557B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2008026479A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び電子写真装置
JP2007256465A (ja) 電子写真感光体及び該感光体を用いた画像形成装置
JP2011112919A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP5349932B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2008026481A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP5039469B2 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP4839413B1 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP4214655B2 (ja) 電子写真感光体
JP2013011885A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置および積層膜
JP2010181630A (ja) 電子写真感光体下引層用塗布液とその製造方法およびその用途
JP7423311B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2007017876A (ja) 電子写真装置
JP4389349B2 (ja) 電子写真感光体
JP2005208620A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP2005107178A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Effective date: 20120727

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120730

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20120731

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20120831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A521 Written amendment

Effective date: 20121126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121126

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Effective date: 20130701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131205