JP2011110902A - ハードコートフィルム、加飾ハードコートフィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材の少なくとも一方の面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、少なくとも一方の面のハードコート層面の表面張力が35mN/m以上であるハードコートフィルムとする。または、基材の少なくとも一方の面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、少なくとも一方の面のハードコート層面のオレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であるハードコートフィルムとする。
【選択図】 なし
Description
第2発明は、基材の両面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、一方の面のハードコート層の表面張力が35mN/m以上であり、他方の面のハードコート層の表面張力が35N/m未満であることを特徴とする第1発明記載のハードコートフィルムである。
第3発明は、基材の少なくとも一方の面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、少なくとも一方の面のハードコート層面のオレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であることを特徴とするハードコートフィルムである。
第4発明は、基材の両面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、一方の面のハードコート層のオレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であり、他方の面のハードコート層のオレイン酸接触角が15度以上であり、かつ水接触角が80度以上であることを特徴とする第3発明記載のハードコートフィルムである。
第5発明は、ハードコートフィルムのハードコート層面に熱転写印刷法により加飾を行なった加飾ハードコートフィルムにおいて、ハードコートフィルムとして第1発明記載のハードコートフィルムを用い、表面張力が35mN/m以上であるハードコート層面に熱転写印刷法により加飾し、熱転写リボンとして基材上にアクリル系樹脂を含有する着色層を設けた熱転写リボンを用いることを特徴とする加飾ハードコートフィルム。
第6発明は、ハードコートフィルムのハードコート層面に熱転写印刷法により加飾を行なった加飾ハードコートフィルムにおいて、ハードコートフィルムとして第3発明記載のハードコートフィルムを用い、オレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であるハードコート層面に熱転写印刷法により加飾し、熱転写リボンとして基材上にアクリル系樹脂を含有する着色層を設けた熱転写リボンを用いることを特徴とする加飾ハードコートフィルム。
裏面に耐熱滑性層を設けた厚さ4.5μmのPETフィルムの表側の面に下記着色インクを乾燥膜厚で1μmコーティングし、熱転写リボンを形成した。
LFF MA−7(カーボンブラック、三菱化学) 10重量部
分散剤 1重量部
MEK 79重量部
裏面に耐熱滑性層を設けた厚さ4.5μmのPETフィルムの表側の面に下記着色インクを乾燥膜厚で1μmコーティングし、熱転写リボンを形成した。
UE3300(ポリエステル樹脂、ユニチカ製) 5重量部
LFF MA−7(カーボンブラック、三菱化学) 10重量部
分散剤 1重量部
MEK 79重量部
裏面に耐熱滑性層を設けた厚さ4.5μmのPETフィルムの表側の面に下記着色インクを乾燥膜厚で1μmコーティングし、熱転写リボンを形成した。
LFF MA−7(カーボンブラック、三菱化学) 10重量部
分散剤 1重量部
MEK 79重量部
厚さ100μmの光学PETの両面に下記ハードコート剤HC−1を5μmづつコーティングし、それぞれ積算光量500mj/cm2の紫外線を照射し、塗膜を硬化させた。
ライトエステルTMP(アクリレートモノマー、共栄社製) 20重量部
NKオリゴU−4HA(ウレタンアクリレート、新中村化学製) 18.5重量部
イルガキュア184(光開始剤、チバスペシャリティケミカル製) 1.5重量部
MEK 60重量部
厚さ100μmの光学PETの片面にハードコート剤HC−1を5μmコーティングし、積算光量500mj/cm2の紫外線を照射し、塗膜を硬化させた。次にHC−1をコーティングした反対側の面に下記ハードコート剤HC−2を5μmコーティングし、積算光量500mj/cm2の紫外線を照射し、塗膜を硬化させた。
ライトアクリレートPE−3A(アクリレートモノマー、共栄社製) 20重量部
NKオリゴU−4HA(ウレタンアクリレート、新中村化学製) 20重量部
メガファックF171(フッ素系界面活性剤、DIC製) 0.2重量部
イルガキュア184(光開始剤、チバスペシャリティケミカル製) 1.5重量部
MEK 58.3重量部
厚さ100μmの光学PETの片面にハードコート剤HC−2を5μmコーティングし、積算光量500mj/cm2の紫外線を照射し、塗膜を硬化させた。次にHC−2をコーティングした反対側の面に下記ハードコート剤HC−3を5μmコーティングし、積算光量500mj/cm2の紫外線を照射し、塗膜を硬化させた。
ライトアクリレートPE−3A(アクリレートモノマー、共栄社製) 15重量部
NKオリゴU−4HA(ウレタンアクリレート、新中村化学製) 10重量部
X−62−7509(シリコーンアクリレート、信越化学製) 14重量部
イルガキュア184(光開始剤、チバスペシャリティケミカル製) 1重量部
MEK 60重量部
1.表面張力
ヌレ試薬を用いて、ハードコート印刷面側のヌレ指数を測定し、表面張力とした。
2.接触角
ハードコート印刷面側のオレイン酸および水接触角を測定した。測定器は、協和界面科学(株)製のCA−D型を使用した。
3.ハードコートの干渉ムラ
非印刷面側のハードコート層の干渉ムラレベルを以下の基準で評価した。
○:干渉ムラ無し
△:大きなマトリックスの干渉ムラが見える
×:細かいマトリックスの干渉ムラが見える
4.熱転写印刷適性
熱転写プリンタ(自社製)を使用し、スピード25mm/sec、印字エネルギー40mj/mm2で印字した際の、インクの転写性を以下の基準で評価した。
[インクのハードコート面への転写性]
5:特に良好
4:良好
3:印字の欠けがみられる
2:印字の欠けが大きい
1:転写不可
[文字のにじみ]
5:特に良好
4:良好
3:若干にじみが見られる
2:にじみが大きい
1:文字が完全につぶれる
上記方法に従って測定結果および評価結果を表1にまとめた。
Claims (6)
- 基材の少なくとも一方の面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、少なくとも一方の面のハードコート層面の表面張力が35mN/m以上であることを特徴とするハードコートフィルム。
- 基材の両面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、一方の面のハードコート層の表面張力が35mN/m以上であり、他方の面のハードコート層の表面張力が35N/m未満であることを特徴とする請求項1記載のハードコートフィルム。
- 基材の少なくとも一方の面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、少なくとも一方の面のハードコート層面のオレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であることを特徴とするハードコートフィルム。
- 基材の両面にハードコート層を設けたハードコートフィルムにおいて、一方の面のハードコート層のオレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であり、他方の面のハードコート層のオレイン酸接触角が15度以上であり、かつ水接触角が80度以上であることを特徴とする請求項3記載のハードコートフィルム。
- ハードコートフィルムのハードコート層面に熱転写印刷法により加飾を行なった加飾ハードコートフィルムにおいて、ハードコートフィルムとして請求項1記載のハードコートフィルムを用い、表面張力が35mN/m以上であるハードコート層面に熱転写印刷法により加飾し、熱転写リボンとして基材上にアクリル系樹脂を含有する着色層を設けた熱転写リボンを用いることを特徴とする加飾ハードコートフィルム。
- ハードコートフィルムのハードコート層面に熱転写印刷法により加飾を行なった加飾ハードコートフィルムにおいて、ハードコートフィルムとして請求項3記載のハードコートフィルムを用い、オレイン酸接触角が15度未満であり、かつ水接触角が80度未満であるハードコート層面に熱転写印刷法により加飾し、熱転写リボンとして基材上にアクリル系樹脂を含有する着色層を設けた熱転写リボンを用いることを特徴とする加飾ハードコートフィルム。
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