JP2011109043A - コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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浩 栄留
Hideaki Fujiwara
英明 藤原
Tatsufumi Oyama
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Abstract

【課題】コンデンサのリーク電流を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】コンデンサ1は、弁作用金属またはその合金を含み、陰極体14と対向するように構成された陽極体6と、陽極体6の表面に設けられた中間層20と、中間層20の表面に、中間層20を挟んで陽極体6と対向するように設けられた誘電体層10と、を備える。中間層20は、窒素原子を含有する弁作用金属の酸化物を含み、誘電体層10は、弁作用金属の酸化物を含む。陽極体6は、弁作用金属の合金として、例えば、チタンとニッケルの合金を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサおよびその製造方法に関する。
パソコン、携帯電話等に代表される電子機器の小型化、高性能化に伴い、これらの電子機器に搭載される電子回路には、年々、小型化、高速化および高集積化が求められている。このことは、電子回路を構成する受動部品に関しても同様である。例えば、コンデンサについても、可能な限り低背であり、かつ、大容量であることが求められている。
一般に、体積当たりの静電容量が大きなコンデンサとして、整流作用を有する陽極酸化が可能な弁作用金属(valve metal)の粉末を加圧成形し焼成して得られた多孔質ペレットを陽極体とし、この陽極体の表面にこれらの金属酸化物からなる誘電体層を形成した電解コンデンサが知られている。このような陽極体では、使用される粉末にサブミクロンレベルの粉末を利用することにより、表面積の非常に大きな陽極体が得られ、これによりコンデンサの大容量化を図ることができる。
特許文献1には、このような電解コンデンサの陽極体表面に誘電体層を形成する方法として、金属チタン基体を酸素存在下で加熱処理して酸化皮膜を形成し、さらに真空中で焼成し、その後電解質含有溶液中で陽極酸化することにより金属チタン基体の表面に酸化皮膜を再形成する方法が開示されている。
特開2002−249865号公報
近年の電子機器のさらなる高性能化にともなって、これらの電子機器に搭載されるコンデンサについては、さらなる大容量化とともに長寿命であることが求められている。そのため、コンデンサに対しては、リーク電流(漏れ電流)を低減したいという要請がある。このような状況において、本発明者らは、低リーク電流化を図る上で従来のコンデンサには改善の余地があることを認識するに至った。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンデンサのリーク電流を低減することができる技術を提供することにある。
本発明のある態様は、コンデンサである。当該コンデンサは、弁作用金属またはその合金を含み、他方の電極体と対向するように構成された電極体と、電極体の表面に設けられた中間層と、中間層の表面に、中間層を挟んで電極体と対向するように設けられた誘電体層と、を備え、中間層は、窒素原子を含有する弁作用金属の酸化物を含み、誘電体層は、弁作用金属の酸化物を含むことを特徴とする
この態様によれば、コンデンサのリーク電流を低減することができる。
本発明の他の態様は、コンデンサの製造方法である。当該コンデンサの製造方法は、弁作用金属またはその合金を含む電極体を、窒素ガス存在下で、電極体の表面温度が電極体の熱酸化処理温度となるまで加熱する工程と、表面温度が熱酸化処理温度となった後、酸素ガス存在下で、表面温度を熱酸化処理温度に維持する工程と、を含む製造工程によって、電極体の表面に、窒素原子を含有する弁作用金属の酸化物を含む中間層を設け、当該中間層の表面に、中間層を挟んで前記電極体と対向するように、弁作用金属の酸化物を含む誘電体層を設けることを含むことを特徴とする。
本発明によれば、コンデンサのリーク電流を低減することができる。
実施形態1に係るコンデンサの構成を示す概略断面図である。 図2(A)〜図2(C)は、実施形態1に係るコンデンサの製造方法を示す工程断面図である。 図3(A)および図3(B)は、実施形態1に係るコンデンサの製造方法を示す工程断面図である。 実施形態1に係るコンデンサの製造方法における中間層および誘電体層の形成工程の説明図である。 図5(A)は、Oガスを流入させて昇温したサンプルの原子組成を示すグラフであり、図5(B)は、Nガスを流入させて昇温したサンプルの原子組成を示すグラフである。 図6(A)は、Oガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルの原子組成を示すグラフであり、図6(B)は、Nガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルの原子組成を示すグラフである。 ガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルのTEM写真像である。 陽極部、中間層、および誘電体層を含む積層体の電流電圧特性を示す図である。 実施形態2に係るコンデンサの構成を示す概略断面図である。 図10(A)〜図10(E)は、実施形態2に係るコンデンサの製造方法を示す工程断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るコンデンサの構成を示す概略断面図である。本実施形態に係るコンデンサ1は、陽極部2と、陽極部2の表面に設けられた中間層20と、中間層20の表面に形成された誘電体層10と、誘電体層10を挟んで陽極部2と対向するように設けられた陰極部12とを備える。
陽極部2は、導電材料からなる陽極用基材4と、陽極用基材4上に設けられた陽極体6(電極体)とを含む。陽極体6は、弁作用金属またはその合金を含む複数の金属粒子8が結合することで形成された多孔質の金属粒塊であり、結合した金属粒子8が網目状のネットワークを形成している。このように、陽極体6は、多孔質形状であって表面積が大きいため、コンデンサ1の静電容量を大きくすることができる。陽極体6は、陰極部12の後述する陰極体14(他方の電極体)と対向するように構成され、その一部が陽極用基材4と接触している。
陽極用基材4は、弁作用金属またはその合金からなり、その形態は特に限定されないが、薄膜(箔)やリード線等が用いられる。陽極用基材4には、外部引き出し用の陽極端子(図示せず)が連結されている。
ここで、弁作用金属とは、電解酸化処理(陽極酸化)等により誘電体酸化皮膜を表面に形成し得る金属をいう。弁作用金属としては、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)等が挙げられる。また、弁作用金属の合金としては、上述の弁作用金属同士の合金や、上述の弁作用金属と他の金属との合金等が挙げられる。本実施形態では、陽極体6は、チタンとニッケル(Ni)の合金(TiNi合金)からなる金属粒子8が結合することで形成されている。また、陽極用基材4は、TiNi合金からなる薄膜である。金属粒子8の直径は、例えば約100nm〜50μmであり、陽極体6の厚さは、例えば約100nm〜5mmである。また、陽極用基材4の厚さは、例えば約10〜200μmである。また、陽極用基材4および陽極体6におけるTiとNiの原子存在比は、1:1である。なお、TiとNiの原子存在比は、特に限定されない。
中間層20は、窒素(N)原子を含有する弁作用金属の酸化物を含む。すなわち、中間層20は、弁作用金属、酸素(O)原子、およびN原子を含んで構成されている。本実施形態では、中間層20は、弁作用金属であるTiの酸化物にN原子が添加されて形成された層であり、その組成をTiO(1<X<2、0.01<Y<0.3)のように表すことができる。なお、その他の原子が不純物として含まれていてもよい。中間層20は、好ましくは、中間層20を構成する全原子に対するN原子の割合が1〜20原子%となり、中間層20を構成する全原子に対するO原子の割合が40〜60原子%となるように構成される。また、中間層20は、その厚さ方向において、陽極体6よりも誘電体層10に近い領域で濃度が最大となるN原子の濃度分布を有する。
中間層20は、陽極体6の表面に設けられる。本実施形態では、中間層20は、陽極用基材4および陽極体6の露出している表面、すなわち、陽極部2の表面のうち金属粒子8同士、または金属粒子8と陽極用基材4とが接する領域以外の領域に形成されている。
誘電体層10は、弁作用金属の酸化物を含む。すなわち、誘電体層10は、弁作用金属およびO原子を含んで構成されている。本実施形態では、誘電体層10は、弁作用金属であるTiの酸化物、すなわち酸化チタン(TiO(1<X<2))からなる。なお、その他の原子が不純物として含まれていてもよい。誘電体層10は、中間層20の表面に、中間層20を挟んで陽極体6と対向するように設けられている。なお、誘電体層10は、陽極用基材4の表面に形成された中間層20上にも形成されている。
中間層20および誘電体層10の厚さは、例えばともに約1〜300nmである。中間層20の厚さと誘電体層10の厚さとの比は、0.5:1〜3:1であることが好ましい。中間層20の厚さが誘電体層10の厚さの0.5倍未満である場合には、このような場合であってもコンデンサ1として使用可能であるが、後述する低リーク電流化が十分に得られないおそれがある。また、中間層20の厚さが誘電体層10の厚さの3倍を超える場合には、このような場合であってもコンデンサ1として使用可能であるが、コンデンサ1の抵抗が極度に大きくなってしまうおそれがある。
陰極部12は、陰極体14と、陰極体14上に積層された陰極用基材16とを含む。陰極体14は、電解質層として機能する。陰極体14としては、例えば、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン等の導電性ポリマーや、TCNQ(7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン)錯塩等の導電性高分子が用いられる。陰極体14は、陽極用基材4と陰極用基材16との間を埋めるように設けられており、陽極体6の隙間部分にも充填されている。陰極用基材16は、陰極体14上に積層されたカーボンペースト層16aと、カーボンペースト層16a上に積層された銀ペースト層16bからなる。銀ペースト層16bには、外部引き出し用の陰極端子(図示せず)が連結されている。
(コンデンサの製造工程)
続いて、実施形態1に係るコンデンサ1の製造方法について図2(A)〜図2(C)、図3(A)および図3(B)を参照して説明する。図2(A)〜図2(C)、図3(A)および図3(B)は、実施形態1に係るコンデンサの製造方法を示す工程断面図である。
まず、図2(A)に示すように、TiNi合金箔からなる陽極用基材4を用意する。
次に、図2(B)に示すように、例えば、TiNi合金からなる金属粒子8をスピンコート法により陽極用基材4の表面に塗布し、焼結して、陽極用基材4上に多孔質の陽極体6を形成する。これにより、陽極部2が形成される。
次に、陽極部2を所定のガス存在下で熱酸化処理して、中間層20および誘電体層10を形成する。具体的には、陽極用基材4および陽極体6を含む陽極部2を、窒素(N)ガス存在下で、陽極部2の表面温度が陽極部2の熱酸化処理温度となるまで加熱し、陽極部2の表面温度が熱酸化処理温度となった後、酸素(O)ガス存在下で、陽極部2の表面温度を熱酸化処理温度に維持する。これにより、陽極部2の表面に中間層20を形成し、中間層20の露出表面に誘電体層10を形成する。
図4は、実施形態1に係るコンデンサの製造方法における中間層および誘電体層の形成工程の説明図である。図4において、横軸は時間(秒)、縦軸は陽極部2の熱酸化処理を施す加熱炉のチャンバー内温度(℃)である。本実施形態では、陽極部2の表面温度をチャンバー内温度としている。
まず、図4に示すように、チャンバー内温度が約100℃である時間aのタイミングで、陽極部2を加熱炉のチャンバー内に挿入する。次に、チャンバー内に約10秒間で約20リットルのNガスを流入させて、チャンバー内の空気をNガスで置換する。その後、チャンバー内温度を、例えば約20℃/秒の昇温速度で昇温する。昇温時、約10リットル/秒の流速でNガスをチャンバー内に流入させる。
続いて、チャンバー内温度が熱酸化処理温度である約500℃となった時間bのタイミングで、チャンバー内に約10リットル/秒の流速でOガスを流入させる。これによりチャンバー内のNガスがOガスで置換される。そして、Oガスの流入を継続するとともにチャンバー内温度を約500℃に維持して、例えば280秒間、陽極部2を熱酸化させる。その後、熱酸化が終了した時間cのタイミングで、Oガスの流入を停止させるとともにチャンバー内温度を下げ、チャンバー内温度が300℃になった時間dのタイミングで陽極部2を加熱炉から取り出す。以上説明した熱酸化処理によって、図2(C)に示すように、陽極部2の露出した表面に中間層20が形成され、中間層20の表面に誘電体層10が形成される。
次に、図3(A)に示すように、誘電体層10上に、誘電体層10の表面を覆うようにして、すなわち陽極体6の多孔質部分の隙間を埋めるようにして、例えば化学酸化重合により陰極体14を形成する。具体的には、例えば、3,4−エチレンジオキシチオフェン、P−トルエンスルホン酸鉄(III)、1−ブタノールからなる化学重合液に陽極部2を浸漬した後、大気中で熱処理し、誘電体層10上にポリチオフェン層を形成することによって、陰極体14を形成する。化学重合液による陽極部2の浸漬、熱処理工程は複数回繰り返して行われる。
次に、図3(B)に示すように、陰極体14上に、カーボンペースト層16aと、銀ペースト層16bとをこの順に積層して陰極用基材16を形成する。これにより、陰極体14と陰極用基材16とを含む陰極部12が形成される。そして、陽極端子(図示せず)を、例えば導電性接着剤を介して陽極用基材4に連結する。また、陰極端子(図示せず)を、例えば導電性接着剤を介して陰極用基材16に連結する。以上の工程により、実施形態1に係るコンデンサ1を製造することができる。
(N原子添加確認試験)
昇温時に陽極部2に起こる変化を図5(A)および図5(B)を用いて説明する。図5(A)および図5(B)は、TiNi合金箔のサンプルをチャンバー内に挿入し、Nガス(実施例)、あるいはOガス(比較例)を流入させて昇温する試験の結果を示している。図5(A)は、Oガスを流入させて昇温したサンプルの原子組成を示すグラフであり、図5(B)は、Nガスを流入させて昇温したサンプルの原子組成を示すグラフである。
サンプルは、支持体としてのシリコン基板上に約200nmの厚さを有するTiNi合金箔が設けられた構成を有する。シリコン基板の表面には、約300nmのシリコン酸化膜が形成されており、TiNi合金箔はこのシリコン酸化膜上に設けられている。また、サンプルの縦横の寸法は、それぞれ約30mmである。この試験では、実施例、比較例ともに、チャンバー内温度が約100℃のときにサンプルを加熱炉内に挿入した。そして、熱酸化処理温度である約500℃まで昇温した。昇温時、実施例ではNガスをチャンバー内に流入させ、比較例ではOガスをチャンバー内に流入させた。チャンバー内温度が500℃に到達した後、チャンバー内にOガスを流入させることなくチャンバー内温度を下げて、チャンバー内温度が約300℃となった後にサンプルを加熱炉から取り出した。
上述のように昇温したサンプルについて、原子組成をX線光電子分光分析(XPS:X-ray Photoelectron Spectroscopy)により確認した。その結果を図5(A)および図5(B)に示す。図5(A)に示すように、Oガスを流入させて昇温した比較例では、TiNi合金箔(図5(A)中のTiNi)の表面に酸化チタンの皮膜(図5(A)中のTiO)が形成されていた。一方、図5(B)に示すように、Nガスを流入させて昇温した実施例では、TiNi合金箔(図5(B)中のTiNi)の表面にN原子を含む酸化チタンの皮膜(図5(B)中のTiO)が形成されていた。すなわち、実施例では、N原子がTiNi合金箔に添加(ドープ)されていた(図5(B)中の矢印Aで示す部分)。実施例において、TiNi合金箔の表面に酸化チタンの皮膜が形成された原因は、サンプルをチャンバーから取り出した後に起こる自然酸化に起因するものであると推測される。
TiNi合金箔のTiは、350℃付近で酸化が始まることが確認されている。そのため、Oガス存在下で昇温した場合には、昇温途中でTiが酸化されて酸化チタンの皮膜が形成され、この皮膜によってTiNi合金箔へのN原子のドープが阻害されてしまう。また、昇温中に形成される酸化チタンの皮膜は膜質が悪いため、リーク電流が増加する原因となる。よって、TiNi合金箔へのN原子のドープは、上述のようなNガス存在下での昇温処理によって行うことが好ましい。
また、Nガス存在下での昇温では、昇温速度が低い方がより確実にN原子をドープすることができると考えられる。そのため、加熱炉としては、高速で昇温・降温が可能なRTA(Rapid Thermal Anneal)よりも、より低速昇温が可能な通常の拡散炉を用いることが好ましい。
(中間層および誘電体層の形成確認試験)
熱酸化処理によって陽極部2に起こる変化を図6(A)、図6(B)、および図7を用いて説明する。図6(A)、図6(B)、および図7は、TiNi合金箔のサンプルに熱酸化処理を施す試験の結果を示している。図6(A)は、Oガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルの原子組成を示すグラフであり、図6(B)は、Nガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルの原子組成を示すグラフである。図7は、Nガスを流入させて昇温した後に熱酸化させる熱酸化処理を施したサンプルの透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)写真像である。なお、図6(A)は、従来の熱酸化処理に相当する。
サンプルは、上述のN原子添加確認試験に用いたものと同一の構成を有し、支持体としてのシリコン基板上にはシリコン酸化膜を介してTiNi合金箔が設けられている。この試験では、実施例、比較例ともに、チャンバー内温度が約100℃のときにサンプルを加熱炉内に挿入した。そして、熱酸化処理温度である約500℃まで昇温した。昇温時、実施例ではNガスをチャンバー内に流入させ、比較例ではOガスをチャンバー内に流入させた。チャンバー内温度が500℃に到達した後、実施例、比較例ともに、チャンバー内を約500℃に維持して、チャンバー内にOガスを流入させながら280秒間熱酸化させた。その後、チャンバー内温度を下げて、チャンバー内温度が約300℃となった後にサンプルを加熱炉から取り出した。
上述の熱酸化処理を施したサンプルについて、原子組成をXPSにより確認した。その結果を、図6(A)および図6(B)に示す。また、実施例のサンプルの断面を、TEMを用いて観察した。その結果を図7に示す。図6(A)に示すように、Oガスを流入させて昇温した比較例では、TiNi合金箔(図6(A)中のTiNi)の表面に酸化チタンの皮膜(図6(A)中のTiO)が形成されていた。一方、図6(B)に示すように、Nガスを流入させて昇温した実施例では、TiNi合金箔(図6(B)中のTiNi)の表面にN原子を含む酸化チタンの皮膜(図6(B)中のTiO)が形成され、このN原子を含む酸化チタンの皮膜の表面に酸化チタンの皮膜(図6(B)中のTiO)が形成されていた。N原子を含む酸化チタンの皮膜が中間層20に相当し、酸化チタンの皮膜が誘電体層10に相当する。中間層20におけるN原子の存在比は約5%であり、中間層20におけるO原子の存在比は約55%であった。
また、図6(B)に示すように、中間層20におけるN原子の濃度は、TiNi合金箔よりも誘電体層10側にピークを有していた。すなわち、中間層20は、その厚さ方向において、陽極体6よりも誘電体層10に近い領域で濃度が最大となるN原子の濃度分布を有していた。このように、N原子の濃度ピークが誘電体層10側にあることが、リーク電流低減効果に寄与していると推測される。なお、N原子がドープされた酸化チタンの皮膜は、一般にバンドキャップの狭いN型半導体となる。しかし、上述のように500℃という低温での熱酸化で形成された半導体は、結晶性の良い半導体とはなりにくい。したがって、N原子がドープされた酸化チタンの皮膜は、電界印加時にリーク電流や、電子正孔対の発生・消滅に伴う電流が流れやすい半導体であると予想される。これに対し、中間層20を、弱い電界を引き受けて誘電体層10(絶縁膜)本体にかかる電圧を弱めるように機能させ、また、誘電体層10との界面近傍にNpoly−Siのような電子密度の高いN原子が高濃度に存在する領域を形成して電気力線が誘電体層10の界面の電子で終端するように構成することで、容量は大きい(と思われる)が電界に弱い中間層20の欠点を補うことができる。
また、図7に示すように、TEM写真像でも、TiNi合金箔上に形成された中間層20(図7中のTiO)と、中間層20上に形成された誘電体層10(図7中のTiO)とが確認された。中間層20および誘電体層10の厚さは、それぞれ約20nm、約40nmであった。したがって、中間層20の厚さと誘電体層10の厚さとの比は、0.5:1であった。また、処理後のTiNi合金箔の厚さは約170nmであった。
ガス存在下での昇温を含む熱酸化処理によって中間層20および誘電体層10が形成される機構は、次のようなものであると推測される。すなわち、Oガス存在下での熱酸化処理によって、TiNi合金箔の表面が酸化される。このとき、Niに比較してTiが圧倒的に酸化されやすいため、TiNi合金箔の表面には、酸化チタンからなる被覆層が形成される。TiNi合金箔の表面には、Nガス存在下での昇温によってN原子がドープされているため、この酸化チタンからなる被覆層にはN原子が含まれており、これが中間層20となる。一方、合金を形成していたNiは、中間層20の内側へ追いやられ、中間層20と残ったTiNi合金箔との界面におけるNi濃度が上昇する(図6(B)中の矢印Bで示す部分)。そして、熱酸化処理がさらに進むと、中間層20およびTiNi合金箔中のTiが酸化されて、中間層20の表面に酸化チタンの被覆層が形成されるとともに、中間層20はTiNi合金箔側に追いやられる。これにより、中間層20の表面に誘電体層10が形成される。
(リーク電流特性評価)
陽極部2、中間層20、および誘電体層10の積層体のリーク電流特性を評価するために、この積層体の電流電圧特性(IV特性)を水銀プローブを用いて測定した。図8は、陽極部、中間層、および誘電体層を含む積層体の電流電圧特性を示す図である。図8では、この積層体のIV特性を実線で示し、中間層20を含まない陽極部2および誘電体層10の積層体のIV特性を破線で示す。図8に示すように、正電圧印加時(図8中の矢印B)および逆電圧印加時(図8中の矢印C)のそれぞれで、中間層20を含む積層体では、中間層20を含まない場合と比べて電流密度が低下した。すなわち、中間層20を含む積層体では、中間層20を含まない場合と比べてリーク電流が低下した。特に、正電圧印加時に著しいリーク電流の低減効果が見られた。
一般に、正電圧印加時のリーク電流は、誘電体層10の結晶化が進むと増大する。したがって、中間層20によって誘電体層10の結晶化が抑制され、これによりリーク電流が低下したと推測される。また、中間層20を含む積層体では、中間層20を含まない場合と比べて、より緻密な誘電体層10が形成された。中間層20によって緻密な誘電体層10が形成されたことがリーク電流低減効果に寄与しているとも推測される。
なお、例えばTiN箔の酸化によって中間層20と誘電体層10との積層構造を形成しようとした場合、TiN箔は、Ti箔やTiNi合金箔と比べて500℃程度の低温で酸化させることは困難であり、熱酸化処理に要するエネルギーが増大してしまう。また、TiN箔を酸化させた場合には、熱酸化初期から結晶化した酸化チタン(TiO)が生成されやすい。TiN箔の表面全体が結晶化酸化チタンで被覆された場合、酸化チタンの結晶粒塊を介したリーク電流が発生しやすく、誘電体層(容量膜)の信頼性が低下するおそれがある。これに対し、本実施形態のようにTiNi合金箔をNガス存在下で約500℃まで昇温した後に熱酸化させる構成では、TiNi合金箔のTi(の一部)が窒化されるため、非常に細かい窒化チタン(TiN)がTiNi合金箔の表面に近い領域に分散分布する。そして、熱酸化が行われると、TiNは、TiOの微結晶となりながらN原子を放出する。このとき、非晶質のTiOが多く形成され、また、いわゆる雪かき効果によってN原子とNi原子がTiNi合金箔側(奥行き方向)に濃縮される。これらの反応によって形成された非晶質TiOがリーク電流を効果的に抑制し、また、分散したTiO微結晶がコンデンサ1の大容量化にも寄与していると考えられる。
以上説明したように、本実施形態に係るコンデンサ1は、弁作用金属の合金を含む陽極体6と、N原子を含有する弁作用金属の酸化物を含み、陽極体6の表面に設けられた中間層20と、弁作用金属の酸化物を含み、中間層20の表面に設けられた誘電体層10と、を備える。そのため、中間層20を含まない場合と比べてリーク電流を低減することができ、したがって、コンデンサ1の長寿命化を図ることができる。また、中間層20を形成することで、より緻密な誘電体層10を形成することができるため、中間層20を形成しない場合と比べて誘電体層10の表面を平滑にすることができる。
また、本実施形態に係るコンデンサ1において、陽極体6は、TiNi合金の粒子が結合した金属粒塊である。そのため、陽極部2の表面積を大きくすることができ、これによりコンデンサ1の静電容量を大きくすることができる。
また、本実施形態に係るコンデンサ1では、陽極体6は、TiとNiの合金を含む。また、中間層20は、中間層20を構成する全原子に対するN原子の割合が1〜20原子%となり、中間層20を構成する全原子に対するO原子の割合が40〜60原子%となるように構成されている。このような場合であっても、中間層20を含まない場合と比べてリーク電流を低減することができる。
また、中間層20および誘電体層10は、中間層20の厚さと誘電体層10の厚さとの比が0.5:1〜3:1となるように構成されている。これにより、コンデンサ1の低リーク電流化を図るとともに、コンデンサ1の抵抗の増大を防ぐことができる。
中間層20は、その厚さ方向において、陽極体6よりも誘電体層10に近い領域で濃度が最大となるN原子の濃度分布を有する。これにより、コンデンサ1の低リーク電流化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るコンデンサ1の製造方法では、陽極部2を、Nガス存在下で熱酸化処理温度まで加熱し、その後Oガス存在下で熱酸化させることで、中間層20および誘電体層10を形成している。すなわち、熱酸化処理において流入させるガスを昇温時と熱酸化時とで切り替えるだけで陽極部2と誘電体層10との間に中間層20を形成している。そのため、簡便な方法で中間層20を形成することができる。したがって、中間層20を含まない従来のコンデンサ1の製造方法と比べて、工程数の増大や製造工程の複雑化を招くことなく本実施形態に係るコンデンサ1を製造することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係るコンデンサは、陽極部2および陰極部12の形状が実施形態1と異なる。以下、本実施形態について説明する。なお、中間層20および誘電体層10の構造と、中間層20および誘電体層10の形成工程は実施形態1と基本的に同一である。実施形態1と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は適宜省略する。
図9は、実施形態2に係るコンデンサの構成を示す概略断面図である。本実施形態に係るコンデンサ1は、陽極部2と、陽極部2の表面に設けられた中間層20と、中間層20の表面に形成された誘電体層10と、誘電体層10を挟んで陽極部2と対向するように設けられた陰極部12とを備える。
陽極部2は、導電材料からなる陽極用基材4と、陽極用基材4上に設けられた陽極体6(電極体)とを含む。陽極体6は、TiNi合金の薄膜であり、陽極用基材4は、Al箔である。陽極用基材4の表面には微細な凹凸が形成されており、この凹凸が形成された表面に陽極体6が形成されている。そのため、陽極体6の中間層20が設けられた側の表面には凹凸が形成されている。この凹凸によって陽極体6の表面積が増大するため、コンデンサ1の静電容量を大きくすることができる。陽極用基材4には、外部引き出し用の陽極端子(図示せず)が連結されている。陽極体6の厚さは、例えば約50nm〜2mmである。また、陽極用基材4の厚さは、例えば約50〜100μmである。
中間層20は、陽極体6の表面に形成されている。また、誘電体層10は、中間層20の表面に、中間層20を挟んで陽極体6と対向するように設けられている。
陰極部12は、陰極体14と、電解紙15と、陰極体14上に積層された陰極用基材16とを含む。陰極体14は、電解質層として機能する。陰極体14としては、従来公知の電解液を用いることができ、例えば、γブチロラクトン、エチレングリコール、キシレン等を主溶媒とし、フタル酸、アジピン酸等のアミジン塩、アミン塩、アンモニウム塩等を主溶質とするものを用いることができる。陰極体14は、陽極体6と陰極用基材16との間を埋めるように設けられている。電解紙15は、陽極体6と陰極用基材16とを物理的に分けると共に、電解液を保持する多孔質シートである。電解紙15としては、マニラ紙、ヘンプ紙、クラフト紙等が挙げられる。陰極用基材16は、表面に微細な凹凸が形成されたAl箔である。陰極用基材16には、外部引き出し用の陰極端子(図示せず)が連結されている。
(コンデンサの製造工程)
実施形態2に係るコンデンサの製造方法について図10(A)〜図10(E)を参照して説明する。図10(A)〜図10(E)は、実施形態2に係るコンデンサの製造方法を示す工程断面図である。
まず、図10(A)に示すように、Al箔からなる陽極用基材4を用意する。
次に、図10(B)に示すように、陽極用基材4の表面に従来公知のエッチング処理を施して、陽極用基材4の表面に微細な凹凸を形成する。この凹凸は、後に陽極用基材4に積層される陽極体6の、陽極用基材4と反対側の表面に凹凸が形成される程度の大きさとする。
次に、図10(C)に示すように、例えばスパッタリング法や、イオンプレーティング法、めっき法等の従来公知の成膜方法を用いて、TiNiの薄膜である陽極体6を陽極用基材4の表面に形成する。これにより、陽極部2が形成される。
次に、陽極部2を、Nガス存在下で、陽極体6の表面温度が熱酸化処理温度となるまで加熱し、その後、Oガス存在下で、陽極体6の表面温度を熱酸化処理温度に維持する。これにより、図10(D)に示すように、陽極体6の表面に中間層20を設け、中間層20の表面に誘電体層10を設ける。
次に、図10(E)に示すように、従来公知のエッチング処理によって表面に微細な凹凸が形成されたAl箔からなる陰極用基材16を、電解紙15を挟んで陽極部2と対向するように設ける。そして、陰極用基材16と陽極部2との間に電解液からなる陰極体14を充填する。これにより、陰極体14と電解紙15と陰極用基材16とを含む陰極部12が形成される。そして、陽極端子(図示せず)を、例えば導電性接着剤を介して陽極用基材4に連結する。また、陰極端子(図示せず)を、例えば導電性接着剤を介して陰極用基材16に連結する。以上の工程により、実施形態2に係るコンデンサ1を製造することができる。
以上説明した実施形態2に係るコンデンサ1によっても、実施形態1と同様の効果を奏することができる。また、本実施形態に係るコンデンサ1において、陽極体6は、中間層20が設けられた側の表面に凹凸を有する金属箔である。そのため、陽極体6の表面積を大きくすることができ、これによりコンデンサ1の静電容量を大きくすることができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
例えば、上述した実施形態1では陽極体6の形成に焼結法が用いられ、上述した実施形態2では陽極体6の形成にスパッタ法等が用いられているが、陽極体6の形成方法としては、コールドスプレー法、エアロゾルデポジション法、パウダージェット法、PVD法、CVD法などの他の手法を用いてもよい。
1 コンデンサ、 2 陽極部、 4 陽極用基材、 6 陽極体、 8 金属粒子、 10 誘電体層、 12 陰極部、 14 陰極体、 15 電解紙、 16 陰極用基材、 16a カーボンペースト層、 16b 銀ペースト層、 20 中間層。

Claims (6)

  1. 弁作用金属またはその合金を含み、他方の電極体と対向するように構成された電極体と、
    前記電極体の表面に設けられた中間層と、
    前記中間層の表面に、前記中間層を挟んで前記電極体と対向するように設けられた誘電体層と、を備え、
    前記中間層は、窒素原子を含有する前記弁作用金属の酸化物を含み、
    前記誘電体層は、前記弁作用金属の酸化物を含むことを特徴とするコンデンサ。
  2. 前記電極体は、弁作用金属またはその合金の粒子が結合した金属粒塊である請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 前記電極体は、前記中間層が設けられた側の表面に凹凸を有する金属箔である請求項1に記載のコンデンサ。
  4. 前記電極体は、チタンとニッケルの合金を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンデンサ。
  5. 前記中間層は、その厚さ方向において、前記電極体よりも前記誘電体層に近い領域で濃度が最大となる窒素原子の濃度分布を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンデンサ。
  6. 弁作用金属またはその合金を含む電極体を、窒素ガス存在下で、電極体の表面温度が電極体の熱酸化処理温度となるまで加熱する工程と、
    前記表面温度が熱酸化処理温度となった後、酸素ガス存在下で、前記表面温度を熱酸化処理温度に維持する工程と、
    を含む製造工程によって、前記電極体の表面に、窒素原子を含有する前記弁作用金属の酸化物を含む中間層を設け、当該中間層の表面に、前記中間層を挟んで前記電極体と対向するように、前記弁作用金属の酸化物を含む誘電体層を設けることを含むことを特徴とするコンデンサの製造方法。
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