JP2011103221A - 照明装置、電気光学装置および照明装置の製造方法 - Google Patents

照明装置、電気光学装置および照明装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体素子を実装した配線基板を透過しての光の漏れを防止することのできる実装構造体、照明装置、および液晶装置を提供すること。
【解決手段】照明装置8において、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側に、第3光学シート23の端部と収容部材9とが接着された接着部材28を備えている。また、接着部材28には、第2光学シート22において第3光学シート23の端部から張り出した第2光学シート側張り出し部225と、第1光学シート21において第2光学シート22の端部および第3光学シート23の端部から張り出した第1光学シート側張り出し部215とが接着されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源から出射された照明光の進行方向に沿って複数枚の光学シートが積層された照明装置、該照明装置を備えた電気光学装置、および当該照明装置の製造方法に関するものである。
各種の電気光学装置のうち、透過型あるいは半透過反射型の液晶装置は、図12(a)に示すように、液晶パネルからなる電気光学パネル1の裏面側に照明装置8を備えている。かかる照明装置8は、発光素子3から出射された照明光を内部に取り込んで出射する導光板6と、導光板6の裏面側に重ねて配置された反射シート27と、導光板6から出射された照明光の進行方向に沿って積層された複数枚の光学シート(第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23)とを備えている。また、発光素子3、導光板6、反射シート27および複数枚の光学シートは共通の収容部材9に収容されている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成の照明装置8を製造するには、従来、図12(b)に示すように、収容部材9に対して、反射シート27、導光板6、第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23を順次重ねていく方法が採用されている。
一方、特許文献1には、図12(a)に示すような照明装置8において、複数枚の光学シートの1つの辺部分のみに対して、互いに一部が重なるように突出部を1つ設け、光学シートを重ねた後でも積層順序を視認可能にすることが提案されている。また、特許文献1には、具体的な構成は記載されていないが、両面テープ等を用いて光学シート同士を互いにあるいは収容部材に接着することが提案されている。
特開2000−11728号公報
しかしながら、図12(b)に示す方法では、第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23を配置した後、第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23に位置ずれが発生するおそれがあるという問題点がある。かかる問題点に関して、特許文献1に記載されているように、両面テープ等を用いて突出部同士を互いに両面テープ等で接着する方法は、複数枚の光学シート(第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23)全体が位置ずれすることを防止することはできない。また、光学シートを収容部材に両面テープ等で接着すると記載されているが、図12(a)、(b)に示すように、一番上の第3光学シート23を接着部材28で収容部材9に接着しても他の光学シート(第1光学シート21および第2光学シート22)が位置ずれすることを防止することはできない。
また、図12(b)に示す方法では、収容部材9において接着部材28が接着される段部99が第3光学シート23の上面と同一の高さ位置にある場合や、第3光学シート23に撓みが発生している場合、図12(c)に示すように、第3光学シート23の端部が段部99に乗り上げてしまうおそれがある。その結果、第3光学シート23および段部99に跨るように接着部材28を接着することができず、光学シートの位置ずれを防止できなくなるという問題点がある。
ここに、本発明者は、図13(a)、(b)に示すように、第3光学シート23の端部に接着部材28を接着した後、第3光学シート23の上に第2光学シート22および第1光学シート21を重ね、しかる後に、図13(c)に示すように、複数枚の光学シートをまとめて上下反転させて、導光板6の上に重ねることを提案するものである。しかしながら、かかる方法では、第3光学シート23については収容部材9に確実に固定できるが、他の光学シート(第1光学シート21および第2光学シート22)が位置ずれすることを防止することはできないという問題点がある。なお、図12および図13に示す構成は、本発明に対する参考例であり、従来技術ではない。
以上の問題点に鑑みて、本発明では、複数の光学シートとして3枚以上の光学シートを収容部材内に重ねて配置する必要がある場合でも、いずれの光学シートについても位置ずれを確実に防止することのできる照明装置、該照明装置を備えた電気光学装置、および当該照明装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、光源と、前記光源を収容する収容部材と、前記光源から出射された照明光の進行方向に沿って順に積層された第1光学シート、第2光学シートおよび第3光学シートと、前記第3光学シートに対して前記第1光学シートおよび前記第2光学シートが位置する側とは反対側で前記第3光学シートの端部と前記収容部材とを接着する接着部材と、前記第2光学シートに形成され、前記第3光学シートの端部から張り出して前記接着部材に接着された第2光学シート側張り出し部と、前記第1光学シートに形成され、前記第2光学シートの端部および前記第3光学シートの端部から張り出して前記接着部材に接着された第1光学シート側張り出し部と、を備えていることを特徴とする。
本発明では、第3光学シートの端部と収容部材とを接着する接着部材を備えており、かかる接着部材は、第2光学シートにおいて第3光学シートの端部から張り出した第2光学シート側張り出し部と、第1光学シートにおいて第2光学シートの端部および第3光学シートの端部から張り出した第1光学シート側張り出し部とも接着されている。このため、接着部材を介して第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートを収容部材に固定することができるので、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートに撓み等が発生していても、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートの位置ずれを防止することができる。
かかる構成の照明装置では、前記第3光学シートに対して前記第1光学シートおよび前記第2光学シートが位置する側とは反対側に位置する接着部材に対して、前記第3光学シートの端部と、前記第2光学シートにおいて前記第3光学シートの端部から張り出した第2光学シート側張り出し部と、および前記第1光学シートにおいて前記第2光学シートの端部および前記第3光学シートの端部から張り出した第1光学シート側張り出し部とを接着する第1接着工程と、前記接着部材と前記収容部材とを接着する第2接着工程と、を有している製造方法を採用することができる。かかる構成によれば、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートに撓み等が発生していても、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートが接着された接着部材を収容部材に強固に接着することができるとともに、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートの位置ずれを防止することができる。
本発明において、前記第2光学シートは、前記第3光学シートと重なる第2光学シート側本体部と、該第2光学シート側本体部から突出して前記第2光学シート側張り出し部を構成する第2光学シート側突出部と、を備え、前記第1光学シートは、前記第3光学シートと重なる第1光学シート側本体部と、該第1光学シート側本体部から前記第2光学シート側張り出し部と重ならない位置で突出して前記第1光学シート側張り出し部を構成する第1光学シート側突出部と、を備えていることが好ましい。このように構成すると、第1光学シート側張り出し部と接着部材との間に第2光学シート側張り出し部が一切、介在しないので、第1光学シート側張り出し部と接着部材との間に第2光学シートの厚さおよび第3光学シートの厚さに相当する段差があっても、第1光学シート側張り出し部が接着部材に向けて容易に撓ませて、第1光学シート側張り出し部と接着部材とを接着することができる。
この場合、前記第1光学シート側張り出し部は、前記第1光学シート側本体部の同一の辺部分に複数設けられ、前記第2光学シート側張り出し部は、前記第2光学シート側本体部の同一の辺部分に複数設けられていることが好ましい。このように構成すると、接着部材に対して第1光学シートおよび第2光学シートを強固に接着することができる。
また、本発明において、前記第1光学シート側張り出し部は、前記第1光学シート側本体部において相対向する辺部分に設けられ、前記第2光学シート側張り出し部分は、前記第2光学シート側本体部分において相対向する辺部分に設けられていることが好ましい。このように構成すると、第1光学シートの両端、第2光学シートの両端、および第3光学シートの両端を接着部材を介して収容部材に固定することができるので、第1光学シート、第2光学シート、および第3光学シートを収容部材に対して強固に固定することができる。
本発明では、前記接着部材において前記第3光学シートと重ならない領域に接着補助部材が接着されており、前記第1光学シート側張り出し部は、前記接着補助部材を介して前記接着部材に接着されていることが好ましい。このように構成すると、第1光学シート側張り出し部と接着部材との間に第2光学シートの厚さおよび第3光学シートの厚さに相当する段差があっても、かかる段差は、接着補助部材によって緩和される。このため、第1光学シート側張り出し部と接着部材とを強固に接着することができる。
本発明においては、前記第1光学シートに対して前記第2光学シートおよび前記第3光学シートが位置する側とは反対側には、前記光源から出射された前記照明光を内部に取り込んで前記第1光学シートが位置する側に向けて出射する導光板が設けられている構成を採用することができる。
本発明を適用した照明装置は、液晶装置等の電気光学装置に用いることができ、この場合、前記照明装置から出射された光を変調して出射する電気光学パネルが設けられる。かかる構成の電気光学装置は、モバイルコンピューター、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター等の電子機器に用いられる。
本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の一部を切り欠いて示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の照明装置に用いた各部材の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の照明装置の製造方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の照明装置を製造する際の第1接着工程の平面的な様子を示す説明図である。 図5に示す第1接着工程において接着部材に第3光学シートおよび第2光学シートを接着した様子を示す説明図である。 図5に示す第1接着工程において接着部材に第3光学シート、第2光学シートおよび第1光学シートを接着した様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置の照明装置に用いた各部材の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置の照明装置の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学装置の照明装置の説明図である。 本発明を適用した電気光学装置を備えた電子機器の説明図である。 本発明の参考例に係る電気光学装置の照明装置の説明図である。 本発明の別の参考例に係る電気光学装置の照明装置の説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、以下の説明では、図12および図13を参照して説明した構成との対向が分りやすいように、対応する部材には同一の符号を付して説明する。
[実施の形態1]
(液晶装置の全体構成)
図1および図2は各々、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の一部を切り欠いて示す斜視図、および分解斜視図である。図1および図2に示すように、本形態の電気光学装置100は、透過型あるいは半透過反射型の液晶装置であり、液晶パネルからなる電気光学パネル1と、この電気光学パネル1の背面側に配置された照明装置8(バックライト装置)とを有している。
電気光学パネル1は、素子基板11と、この素子基板11の第1面11a(一方面)に対向配置された対向基板12と、基板周縁部で素子基板11と対向基板12とを貼り合わせる矩形枠状のシール材13とを備えており、素子基板11、対向基板12およびシール材13により形成された空間内に液晶層14が保持されている。素子基板11は、対向基板12の端部より突出する張り出し領域18を備えている。本形態において、素子基板11および対向基板12はいずれも、基体がガラス等の透光性の絶縁基板である。
図示を省略するが、素子基板11において対向基板12に対向する第1面11a上には島状のITO(Indium Tin Oxide)膜やIZO(Indium Zinc Oxide)膜からなる画素電極、画素スイッチング素子、走査線やデータ線等の信号線等が形成され、画素電極を覆うようにポリイミド等からなる配向膜(図示せず)が形成されている。本形態において、電気光学パネル1は、インプレーンスイッチング(以下、IPS(In Plane Switching)という)方式や、フリンジフィールドスイッチング(以下、FFS(Fringe Field Switching)という)方式の液晶パネルであり、横電界により液晶層14を駆動する。従って、素子基板11にはITO膜やIZO膜からなる共通電極(図示せず)も形成されている。このため、対向基板12において素子基板11と対向する第1面12aには、共通電極が形成されていない。IPS方式の場合、画素電極と共通電極が横方向で対向する構成が採用され、FFS方式の場合、画素電極および共通電極は誘電体膜を挟んで上下の異なる層に形成された構成が採用される。なお、対向基板12の第1面12aにはカラーフィルター(図示せず)等が形成されることもある。また、電気光学パネル1は、TN(Twisted Nematic)方式、ECB(Electrically Controlled Birefringence)方式、あるいはVAN(Vertical Aligned Nematic)方式の液晶パネルとして構成される場合があり、この場合、素子基板11に画素電極が形成され、対向基板12に共通電極が形成される。
かかる電気光学パネル1において、対向基板12では、素子基板11と対向する第1面12aとは反対側の第2面12bに上偏光板41が接着されている。素子基板11では、対向基板12と対向する第1面11aとは反対の第2面11bの側に下偏光板42が接着されている。このように構成した電気光学装置100では、照明装置8から出射された光が素子基板11の側から入射し、かかる入射光を光変調して対向基板12の側から出射して画像を表示する。
素子基板11の張り出し領域18には、駆動用IC98が異方性導電フィルム等により実装されており、張り出し領域18の端部には、多層基板あるいは両面基板からなるフレキシブル配線基板70が接続されている。このため、外部から供給される各種信号や電源電圧を、フレキシブル配線基板70を介して電気光学パネル1に入力することができる。
フレキシブル配線基板70では、その本体部分79から、幅の狭い帯状部分72と幅の広い外部接続部分73とが延びており、帯状部分72の先端部には、長さ方向を電気光学パネル1の幅方向に向けた光源実装部71が形成されている。外部接続部分73は、電気光学装置100が搭載された機器本体側との接続が行なわれる。
(照明装置8の全体構成)
照明装置8は、平面矩形形状の収容部材9を備えており、かかる収容部材9は、例えば、樹脂成形品、あるいは金属フレームのインサート成形品などからなる。収容部材9は、底壁部95と4つの側壁部91〜94とを備えており、側壁部91〜94の内側には段部99が形成されている。また、4つの側壁部91〜94のうち、フレキシブル配線基板70の引き出し側に位置する1つの側壁部91には、フレキシブル配線基板70を通す切り欠き915が形成されている。なお、収容部材9は底壁部95を有さず、4つの側壁部91〜94からなる枠状の収容部材9を用いても良いことはもちろんである。
フレキシブル配線基板70において、光源実装部71の第1面71a側には、照明装置8の光源としての複数の発光素子3が所定の間隔で実装されており、発光素子3には、フレキシブル配線基板70を介して光源駆動用電圧が供給される。フレキシブル配線基板70において、発光素子3が実装されている第1面71a側には、表面実装型のキャパシタ等の電子部品39も実装されている。発光素子3は表面実装型の白色LED(Light Emitting Diode/半導体素子)であり、光源実装部71の第1面71aに沿う方向に発光中心部を向けている。このため、発光素子3は、フレキシブル配線基板70の光源実装部71の第1面71aに対して平行な方向に光軸Lを向けている。
照明装置8は、電気光学パネル1の素子基板11に光放出面6aを向ける略矩形の導光板6と、導光板6の側端部6eに沿うように配置された白色LEDからなる複数の発光素子3とを有している。導光板6の側端部6eには、その辺に沿って所定の間隔に切り欠き状の光源配置穴61が形成されており、その内壁に相当する導光板6の側端面が、発光素子3から出射された光が入射する光入射部61aになっている。従って、フレキシブル配線基板70において、光源実装部71の発光素子3が実装されている第1面71aが下向きとなるように帯状部分72を折り曲げて、導光板6の側端部6eに光源実装部71を重ねると、複数の発光素子3は各々、発光中心部を光入射部61aに向けて光源配置穴61に配置される。
照明装置8は、導光板6において光放出面6aとは反対側の裏面6bに重ねて配置された反射シート27を備えている。さらに、照明装置8は、導光板6の光放出面6aの側に、光学シートとして、矩形状の散乱板からなる第1光学シート21、矩形状のプリズムシートからなる第2光学シート22、および矩形状のプリズムシートからなる第3光学シート23を備えている。従って、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23は、照明光(図1に矢印Lで示す)の進行方向に沿って順に積層されている。導光板6は、発光素子3から出射された光を電気光学パネル1の面内に均一に照射するためのものであり、アクリル樹脂やポリカーボネート等の透光性材料からなる。第1光学シート21(散乱板)は、表示画面内の光の輝度をより均一化させるためのものである。第2光学シート22および第3光学シート23(プリズムシート)は、出射光の配向角を調整し、正面の輝度を向上させるためのものである。
(照明装置8の詳細構成)
図3は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の照明装置8に用いた各部材の説明図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)は各々、接着部材の平面図、第3光学シートの平面図、第2光学シートの平面図、第1光学シートの平面図である。なお、図3では、光源(発光素子3)が位置する側を下側として図示してある。
図1および図2に示すように、本形態では、フレキシブル配線基板70の帯状部分72を折り曲げた状態を保持するとともに、複数枚の光学シート(第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23)を収容部材9に固定するにあたって、テープ状の接着部材28が用いられている。接着部材28は両面に粘着剤層(図示せず)が形成された両面テープであり、厚さは例えば30μmである。接着部材28は、収容部材9の段部99およびフレキシブル配線基板70の光源実装部71の第2面71bに接着している。
図1、図2および図3(a)に示すように、接着部材28は、収容部材9の段部99に沿う矩形枠状であるとともに、遮光性を備えている。より具体的には、接着部材28のフィルム基材は、導光板6が位置する側が白色あるいは銀色の反射面になっている一方、上面側は黒色の光吸収面になっている。このため、接着部材28は、導光板6の外周端部から電気光学パネル1が位置する側に光が漏れを防止する機能を担っている。
ここで、接着部材28は、段部99より幅寸法が大であり、接着部材28は、段部99から収容部材9の内側に向けて張り出した張り出し部分を備えている。かかる接着部材28の張り出し部分の表面側は電気光学パネル1の裏面に接着し、張り出し部分の裏面は、段部99と第3光学シート23の外周端部とに接着されている。このため、電気光学パネル1と収容部材9の段部99とは接着部材28によって直接接着されている。
このように構成した接着部材28を用いて複数枚の光学シート(第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23)を収容部材9に固定するにあたって、複数枚の光学シートは以下に説明する構成を備えている。
まず、図3(b)に示すように、第3光学シート23は四角形であり、その外形寸法は、図3(a)に示す接着部材28の内周形状よりも大きく、外周形状よりも小さい。本形態において、第3光学シート23は厚さが140μmである。
図3(c)に示すように、第2光学シート22は、第3光学シート23と重なる形状を有しているとともに、第3光学シート23の端部から張り出す第2光学シート側張り出し部225を備えている。より具体的には、第2光学シート22は、第3光学シート23と重なる四角形の第2光学シート側本体部220と、第2光学シート側本体部220から突出して各々が第2光学シート側張り出し部225を構成する4つの矩形の第2光学シート側突出部221、222、223、224とを備えている。本形態において、第2光学シート側張り出し部225は、第2光学シート側本体部220の4つの辺部分220a、220b、220c、220dのうち、発光素子3が配置される側の辺部分220aに形成された2つの第2光学シート側突出部221、222と、辺部分220aに対して長手方向で対向する辺部分220cに形成された2つの第2光学シート側突出部223、224とからなる。本形態において、第2光学シート22は厚さが62μmである。
図3(d)に示すように、第1光学シート21は、第2光学シート22および第3光学シート23と重なる形状を有しているとともに、第2光学シート22および第3光学シート23の端部から張り出す第1光学シート側張り出し部215を備えている。より具体的には、第1光学シート21は、第3光学シート23および第2光学シート側本体部220と重なる四角形の第1光学シート側本体部210と、第1光学シート側本体部210から突出して各々が第1光学シート側張り出し部215を構成する4つの第1光学シート側突出部211、212、213、214とを備えている。本形態において、第1光学シート側張り出し部215は、第1光学シート側本体部210の4つの辺部分210a、210b、210c、210dのうち、発光素子3が配置される側の辺部分210aに形成された2つの第1光学シート側突出部211、212と、辺部分210aに長手方向で対向する辺部分210cに形成された2つの第1光学シート側突出部213、214とからなる。本形態において、第1光学シート21は厚さが40μmである。
ここで、第1光学シート21と第2光学シート22とは、互いの辺部分同士が重なり、角部分同士が重なるが、第1光学シート側突出部211、212と第2光学シート側突出部221、222とは辺部分の延在方向で突出位置が十分ずれており、第1光学シート側突出部213、214と第2光学シート側突出部223、224とは辺部分の延在方向で突出位置が十分ずれている。このため、第1光学シート21と第2光学シート22とを重ねた際、第1光学シート側張り出し部215と第2光学シート側張り出し部225と重なっていない。従って、本形態では、図4〜図7を参照して以下に説明する工程を行なえば、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側で第3光学シート23の端部と収容部材9の段部99とが接着された接着部材28に対して、第2光学シート側張り出し部225および第1光学シート側張り出し部215が接着された構造とすることができる。
(照明装置8の製造方法)
図4は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100の照明装置8の製造方法を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、第1接着工程における接着順序を示す工程断面図、第1接着工程において接着後の様子を示す工程断面図、および第2接着工程の工程断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置100の照明装置8を製造する際の第1接着工程の平面的な様子を示す説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は、接着部材28に第3光学シート23を接着した様子を示す平面図、接着部材28にさらに第2光学シート22を接着した様子を示す平面図、および接着部材28にさらに第1光学シート21を接着した様子を示す平面図である。図6は、図5に示す第1接着工程において接着部材28に第3光学シート23および第2光学シート22を接着した様子を示す説明図であり、図6(a)、(b)は、その断面図、および第2光学シート側張り出し部225を拡大して示す平面図である。図7は、図5に示す第1接着工程において接着部材28に第3光学シート23、第2光学シート22および第1光学シート21を接着した様子を示す説明図であり、図7(a)、(b)は、その断面図、および第1光学シート側張り出し部215を拡大して示す平面図である。なお、図6(a)は、図6(b)のB1−B1′断面図に相当し、図7(a)は、図7(b)のA1−A1′断面図に相当する。
本形態では、照明装置8を製造するにあたっては、図4(a)、(b)に示すように、第1接着工程において、第3光学シート23の端部に接着部材28を接着した後、第3光学シート23の上に第2光学シート22および第1光学シート21を重ね、その際、第2光学シート側張り出し部225および第1光学シート側張り出し部215を接着部材28に接着する。
より具体的には、図5(a)に示すように、第3光学シート23の端部に接着部材28を接着すると、接着部材28は、第3光学シート23の外周側で露出している。ここで、第3光学シート23は、厚さが140μmである。
次に、図4(a)、(b)および図5(b)に示すように、第3光学シート23に第2光学シート22を重ね、第2光学シート側張り出し部225を接着部材28に押し付けると、図6(a)に示すように、第2光学シート側張り出し部225は、第2光学シート22と接着部材28との間に第3光学シート23が介在するが、第2光学シート側張り出し部225は、接着部材28の側に撓んで接着部材28に接着される。ここで、第2光学シート22は、厚さが62μmである。本形態では、一定以上の接着力を確保することを目的に、図6(b)に示すように、第2光学シート側張り出し部225の突出寸法を0.6mm以上とし、かつ、第2光学シート側張り出し部225の長さが0.2mm以上の領域が接着部材28と接着するようにしてある。すなわち、本形態では、第2光学シート側張り出し部225の長さを種々変えて、第2光学シート側張り出し部225を接着部材28に押し付ける時間を種々変えて、接着力を評価したところ、第2光学シート側張り出し部225の突出寸法を0.6mm以上で、長さが0.2mm以上の領域が接着部材28と接着するようにするには約0.1秒押し付ければ、十分な接着力が得られるという結果を得ている。
次に、図4(a)、(b)および図5(c)に示すように、第2光学シート22に第1光学シート21を重ね、第1光学シート側張り出し部215を接着部材28に押し付けると、図7(a)に示すように、第1光学シート側張り出し部215は、第1光学シート21と接着部材28との間に第2光学シート22および第3光学シート23が介在するが、第1光学シート側張り出し部215は、接着部材28の側に撓んで接着部材28に接着される。ここで、第1光学シート21は、厚さが40μmである。本形態では、一定以上の接着力を確保することを目的に、図7(b)に示すように、第1光学シート側張り出し部215の突出寸法を0.6mm以上とし、かつ、第1光学シート側張り出し部215の長さが0.2mm以上の領域が接着部材28と接着するようにしてある。すなわち、本形態では、第1光学シート側張り出し部215の長さを種々変えて、第1光学シート側張り出し部215を接着部材28に押し付ける時間を種々変えて、接着力を評価したところ、第1光学シート側張り出し部215の突出寸法を0.6mm以上で、長さが0.2mm以上の領域が接着部材28と接着するようにするには約8秒押し付ければ、十分な接着力が得られるという結果を得ている。なお、上述した第1接着工程では、接着部材28に対して第3光学シート23、第2光学シート22、第1光学シート21の順に重ねて形成する工程を説明したが、第1光学シート21、第2光学シート22、第3光学シート23の順に重ね、最後に第1光学シート側張り出し部215、第2光学シート側張り出し部225および第3光学シート23の端部に接着部材28を接着するように形成しても良い。
一方、図4(c)に示すように、収容部材9の内側に、反射シート27、導光板6および発光素子3を配置しておき、第2接着工程では、接着部材28に接着した複数枚の光学シート(第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23)をまとめて上下反転させて、導光板6の上に重ねる。そして、接着部材28を収容部材9の段部99、およびフレキシブル配線基板70の光源実装部71の第2面71bに接着させる。また、上記の第2接着工程に替えて、接着部材28に接着した複数枚の光学シートに対して上下反転した収容部材9を重ねても良い。このようにして、照明装置8を製造する。
しかる後に、照明装置8に対して偏光板付きの電気光学パネル1を重ねると、接着部材28は電気光学パネル1に接着し、電気光学装置100が完成する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側に、第3光学シート23の端部と収容部材9とが接着された接着部材28を備えている。また、接着部材28には、第2光学シート22において第3光学シート23の端部から張り出した第2光学シート側張り出し部225と、第1光学シート21において第2光学シート22の端部および第3光学シート23の端部から張り出した第1光学シート側張り出し部215とが接着されている。このため、接着部材28を介して第1光学シート21、第2光学シート22および第3光学シート23を収容部材9に固定することができる。従って、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23に撓み等が発生していても、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23の位置ずれを確実に防止することができる。
また、本形態では、照明装置8を製造するにあたって、第1接着工程において、第3光学シート23の端部、第2光学シート22の第2光学シート側張り出し部225、および第1光学シート21の第1光学シート側張り出し部215を接着した後、第2接着工程において、接着部材28と収容部材9とを接着する。このため、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23が接着された接着部材28を収容部材9に強固に固定することができるので、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23の位置ずれを確実に防止することができる。
また、第1光学シート側張り出し部215(第1光学シート側突出部211〜214)は、第2光学シート側張り出し部225(第2光学シート側突出部221〜224)と重ならない位置で突出している。このため、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28との間に第2光学シート側張り出し部225が一切、介在しないので、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28との間に第2光学シート22の厚さおよび第3光学シート23の厚さに相当する段差があっても、第1光学シート側張り出し部215を接着部材28に向けて容易に撓ませることができる。従って、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28とを確実に接着することができる。
また、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225は、第1光学シート側本体部210および第2光学シート側本体部220の同一の辺部分に複数設けられているため、接着部材28に対して第1光学シート21および第2光学シート22を強固接着することができる。しかも、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225は、第1光学シート側本体部210および第2光学シート側本体部220において相対向する辺部分に設けられているため、第1光学シート21の両端、第2光学シート22の両端、および第3光学シート23の両端を収容部材9に固定することができる。従って、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23を収容部材9に強固に固定することができる。
しかも、接着部材28は遮光性であるため、導光板6の外周端部から電気光学パネル1が位置する側に光が漏れるのを防止することができる。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置の照明装置8に用いた各部材の説明図であり、図8(a)、(b)、(c)、(d)は各々、接着部材の平面図、第3光学シートの平面図、第2光学シートの平面図、第1光学シートの平面図である。なお、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
上記実施の形態1では、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を構成するにあたって、第1光学シート側本体部210および第2光学シート側本体部220の辺部分に突出部を設けたが、本形態では、図8を参照して以下に説明するように、角部分を利用して第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を構成する。
まず、図8(a)に示すように、接着部材28は、収容部材9の段部99に沿う矩形枠状であるとともに、遮光性を備えている。
図8(b)に示すように、第3光学シート23は略四角形であるが、4つの角部分236〜239はいずれも斜めに切り欠かれている。
図8(c)に示すように、第2光学シート22は、第3光学シート23と重なる形状を有しているとともに、第3光学シート23の端部から張り出す第2光学シート側張り出し部225を備えている。より具体的には、第2光学シート22は、第3光学シート23と重なる略四角形の第2光学シート側本体部220を備えており、第2光学シート側本体部220の4つの角部分226〜229のうち、対角に位置する2つの角部分226、228は斜めに切り欠かれている。その結果、残りの角部分227、229は、第3光学シート23の端部から突出する三角形の突出部(第2光学シート側突出部)を構成しており、かかる三角形の突出部によって第2光学シート側張り出し部225が構成されている。
図8(d)に示すように、第1光学シート21は、第2光学シート22および第3光学シート23と重なる形状を有しているとともに、第2光学シート22および第3光学シート23の端部から張り出す第1光学シート側張り出し部215を備えている。より具体的には、第1光学シート21は、第3光学シート23および第2光学シート側本体部220と重なる四角形の第1光学シート側本体部210を備えており、かかる第1光学シート側本体部210の4つの角部分216〜219はいずれも切り欠かれていない。その結果、対角に位置する2つの角部分216、218は、第2光学シート22および第3光学シート23の端部から突出する三角形の突出部を構成しており、かかる三角形の突出部によって第1光学シート側張り出し部215が構成されている。
その他の構成は、実施の形態1と略同様である。従って、本形態でも、図4を参照して説明したように照明装置8を製造すると、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側に、第3光学シート23の端部と収容部材9とが接着された接着部材28を備えている構成となる。また、接着部材28には、第2光学シート22において第3光学シート23の端部から張り出した第2光学シート側張り出し部225と、第1光学シート21において第2光学シート22の端部および第3光学シート23の端部から張り出した第1光学シート側張り出し部215とが接着されている構成となる。このため、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23に撓み等が発生していても、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23の位置ずれを防止することができる等、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置100の照明装置8の説明図であり、図9(a)、(b)、(c)は各々、第1光学シート21と接着部材28との接着構造を示す断面図、第2光学シート22と接着部材28との接着構造を示す断面図、および光学シートと接着部材28との接着部分の平面図である。なお、図9(a)は、図9(c)のA2−A2′断面図に相当し、図9(b)は、図9(c)のB2−B2′断面図に相当する。また、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1では、図6および図7を参照して説明したように、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を直接、接着部材28に接着したが、本形態では、図9を参照して以下に説明するように、接着補助部材29を用い、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を接着補助部材29を介して接着部材28に接着してある。
すなわち、図9に示すように、接着部材28において第3光学シート23と重ならない領域には矩形の接着補助部材29が接着されており、かかる接着補助部材29は、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225に重なる位置に設けられている。かかる接着補助部材29としては両面テープあるいは片面テープのいずれを用いてもよいが、いずれの場合も、接着部材28が位置する側とは反対側の面に粘着剤層を備えている。
その他の構成は、実施の形態1と略同様である。従って、本形態でも、図4を参照して説明したように照明装置8を製造すると、第2光学シート側張り出し部225は接着補助部材29を介して接着部材28に接着される。また、第1光学シート側張り出し部215は接着補助部材29を介して接着部材28に接着される。このように構成した場合も、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側に、第3光学シート23の端部と収容部材9とが接着された接着部材28を備えている構成となる。また、接着部材28には、第2光学シート22において第3光学シート23の端部から張り出した第2光学シート側張り出し部225と、第1光学シート21において第2光学シート22の端部および第3光学シート23の端部から張り出した第1光学シート側張り出し部215とが接着補助部材29を介して接着されている構成となる。このため、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23に撓み等が発生していても、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23の位置ずれを防止することができる等、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
また、本形態では、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28との間に第2光学シート22の厚さおよび第3光学シート23の厚さに相当する段差があっても、かかる段差は、接着補助部材29によって緩和される。このため、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28とを強固に接着することができる。また、第2光学シート側張り出し部225と接着部材28との間に第3光学シート23の厚さに相当する段差があっても、かかる段差は、接着補助部材29によって緩和される。このため、第2光学シート側張り出し部225と接着部材28とを強固に接着することができる。
なお、本形態では、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225双方を接着補助部材29を介して接着部材28に接着したが、第2光学シート側張り出し部225については直接、接着部材28に接着してもよい。かかる構成の場合も、第1光学シート側張り出し部215は接着補助部材29を介して接着部材28に接着される。従って、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28との間に第2光学シート22の厚さおよび第3光学シート23の厚さに相当する段差があっても、かかる段差は、接着補助部材29によって緩和される。このため、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28とを強固に接着することができる。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置100の照明装置8の説明図であり、図10(a)、(b)は各々、光学シート(第1光学シート21および第2光学シート22)と接着部材28との接着構造を示す断面図、および光学シートと接着部材28との接着部分の平面図である。なお、図10(a)は、図10(b)のA3−A3′断面図に相当する。また、本形態の基本的な構成は実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1、2では、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を部分的な突出部として構成したが、本形態では、図10を参照して以下に説明するように、第1光学シート21および第2光学シート22の辺部分全体を第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225として利用する。
すなわち、本形態では、第2光学シート22については、第3光学シート23より長さ寸法を大として第2光学シート側張り出し部225を構成してある。また、第1光学シート21については、さらに、第2光学シート22より長さ寸法を大として第1光学シート側張り出し部215を構成してある。
その他の構成は、実施の形態1と略同様である。従って、本形態でも、図4を参照して説明したように照明装置8を製造すると、第3光学シート23に対して第1光学シート21および第2光学シート22が位置する側とは反対側に、第3光学シート23の端部と収容部材9とが接着された接着部材28を備えている構成となる。また、接着部材28には、第2光学シート22において第3光学シート23の端部から張り出した第2光学シート側張り出し部225と、第1光学シート21において第2光学シート22の端部および第3光学シート23の端部から張り出した第1光学シート側張り出し部215とが接着されている構成となる。このため、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23に撓み等が発生していても、第1光学シート21、第2光学シート22、および第3光学シート23の位置ずれを防止することができる等、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
なお、本形態でも、実施の形態3と同様、接着部材28において第3光学シート23と重ならない領域に矩形の接着補助部材29が接着されており、かかる接着補助部材29は、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225に重なる位置に設けられている構成を採用してもよい。かかる構成によれば、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225双方を接着補助部材29を介して接着部材28に接着することができる。従って、第1光学シート側張り出し部215と接着部材28との間に第2光学シート22の厚さおよび第3光学シート23の厚さに相当する段差があっても、かかる段差は、接着補助部材29によって緩和される等、実施の形態3と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
なお、上記実施の形態1、2等では、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を各々、複数設けたが、第1光学シート側張り出し部215および第2光学シート側張り出し部225を各々、1つずつ設けてもよい。上記実施の形態では、計3枚の光学シートを用いた例であったが、4枚以上の光学シートを用いた照明装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置100を備えた電子機器について説明する。図11(a)に、電気光学装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての電気光学装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。図11(b)に、電気光学装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、および表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光学装置100に表示される画面がスクロールされる。図11(c)に、電気光学装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、および表示ユニットとしての電気光学装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置100に表示される。
なお、電気光学装置100が適用される電子機器としては、図11に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末等の電子機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置100が適用可能である。
1・・電気光学パネル、3・・発光素子(光源)、6・・導光板、8・・照明装置、9・・収容部材、21・・第1光学シート、22・・第2光学シート、23・・第3光学シート、28・・接着部材、29・・接着補助部材、100・・電気光学装置、215・・第1光学シート側張り出し部、225・・第2光学シート側張り出し部

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源を収容する収容部材と、
    前記光源から出射された照明光の進行方向に沿って順に積層された第1光学シート、第2光学シートおよび第3光学シートと、
    前記第3光学シートに対して前記第1光学シートおよび前記第2光学シートが位置する側とは反対側で前記第3光学シートの端部と前記収容部材とを接着する接着部材と、
    前記第2光学シートに形成され、前記第3光学シートの端部から張り出して前記接着部材に接着された第2光学シート側張り出し部と、
    前記第1光学シートに形成され、前記第2光学シートの端部および前記第3光学シートの端部から張り出して前記接着部材に接着された第1光学シート側張り出し部と、
    を備えていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記第2光学シートは、前記第3光学シートと重なる第2光学シート側本体部と、該第2光学シート側本体部から突出して前記第2光学シート側張り出し部を構成する第2光学シート側突出部と、を備え、
    前記第1光学シートは、前記第3光学シートと重なる第1光学シート側本体部と、該第1光学シート側本体部から前記第2光学シート側張り出し部と重ならない位置で突出して前記第1光学シート側張り出し部を構成する第1光学シート側突出部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1光学シート側張り出し部は、前記第1光学シート側本体部の同一の辺部分に複数設けられ、
    前記第2光学シート側張り出し部は、前記第2光学シート側本体部の同一の辺部分に複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1光学シート側張り出し部は、前記第1光学シート側本体部において相対向する辺部分に設けられ、
    前記第2光学シート側張り出し部分は、前記第2光学シート側本体部分において相対向する辺部分に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記接着部材において前記第3光学シートと重ならない領域に接着補助部材が接着されており、
    前記第1光学シート側張り出し部は、前記接着補助部材を介して前記接着部材に接着されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の照明装置。
  6. 前記第1光学シートに対して前記第2光学シートおよび前記第3光学シートが位置する側とは反対側には、前記光源から出射された前記照明光を内部に取り込んで前記第1光学シートが位置する側に向けて出射する導光板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の照明装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の照明装置を備えた電気光学装置であって、
    前記照明装置から出射された照明光を変調して出射する電気光学パネルを有していることを特徴とする液晶装置。
  8. 光源から出射された照明光の進行方向に沿って第1光学シート、第2光学シートおよび第3光学シートが収容部材内に順に積層された照明装置の製造方法であって、
    前記第3光学シートに対して前記第1光学シートおよび前記第2光学シートが位置する側とは反対側に位置する接着部材に対して、前記第3光学シートの端部と、前記第2光学シートにおいて前記第3光学シートの端部から張り出した第2光学シート側張り出し部と、および前記第1光学シートにおいて前記第2光学シートの端部および前記第3光学シートの端部から張り出した第1光学シート側張り出し部とを接着する第1接着工程と、
    前記接着部材に前記収容部材を接着する第2接着工程と、
    を有していることを特徴とする照明装置の製造方法。
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