JP2011102925A - 光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法 - Google Patents

光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011102925A
JP2011102925A JP2009258289A JP2009258289A JP2011102925A JP 2011102925 A JP2011102925 A JP 2011102925A JP 2009258289 A JP2009258289 A JP 2009258289A JP 2009258289 A JP2009258289 A JP 2009258289A JP 2011102925 A JP2011102925 A JP 2011102925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
photoelectric conversion
glass fiber
tip
conversion module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009258289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5375535B2 (ja
Inventor
Kenichiro Otsuka
健一郎 大塚
Tomoki Sekiguchi
知樹 関口
Kiyoshi Kato
清 加藤
Maki Omura
真樹 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2009258289A priority Critical patent/JP5375535B2/ja
Publication of JP2011102925A publication Critical patent/JP2011102925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5375535B2 publication Critical patent/JP5375535B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】歩留まりや組み立て作業性が良好な光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】光電気変換部品11は、内蔵ガラスファイバ32が挿入されるファイバ挿通孔13が先端12aから後端12bにわたって形成されたフェルール12と、フェルール12の先端12aに設けられた電極14と、光ファイバ心線42を保持した光コネクタ50をフェルール12の後端12bに位置決めして接続させる位置決め穴24とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送等に用いられる光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法に関する。
発光素子で発生させた光信号を光ファイバにより伝送したり、光ファイバを伝搬してきた光信号を受光素子で受光する光伝送を行う光電気変換モジュールは、収納スペース等の制約からコンパクト化が望まれている。
このため、外面に金属めっき部を備えた樹脂製のフェルールに形成されたファイバ孔に光ファイバを挿入して固定し、光デバイスや電気デバイスなどの異なるデバイス同士を、金属めっき部を介して電気的に接続可能としてコンパクト化を図る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−115284号公報
一般に、光電気変換モジュールでは、フェルールを基板等に実装した後に、フェルールの光ファイバ挿通孔へ光ファイバを挿入して接続している。光ファイバの実装時に不具合が生じた場合、フェルール等が実装された基板毎交換せざるを得ないため、歩留まりの低下を招き、コスト高となるおそれがある。
また、光ファイバは、コードもしくはケーブルの状態ではその剛性の影響で、基板に実装したフェルールへの接続の作業性が良好とはいえなかった。
本発明の目的は、歩留まりや組み立て作業性が良好な光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の光電気変換部品は、ガラスファイバが挿入されるファイバ挿通孔が先端から後端にわたって形成されたフェルールと、
前記フェルールの先端に設けられた電極と、
光ファイバを保持した光コネクタを前記フェルールの後端に位置決めして接続させる位置決めガイドとを有することを特徴とする。
本発明の光電気変換部品において、前記フェルールは、ポリエーテルイミドを主成分とする熱可塑性樹脂から形成されていることが好ましい。
また、本発明の光電気変換モジュールは、上記のいずれかの光電気変換部品を備えた光電気変換モジュールであって、
前記フェルールの前記ファイバ挿通孔に、先端部が平滑面であるガラスファイバが挿入されて固定され、
前記フェルールの先端に前記電極と導通接続された状態に光デバイスが取り付けられ、
前記光コネクタが接続される前記フェルールの後端側における前記ガラスファイバの後端部が鏡面加工されていることを特徴とする。
また、本発明の光電気変換モジュールの製造方法は、フェルールの先端から後端にわたって形成されたファイバ挿通孔に先端部が平滑面であるガラスファイバを挿入し、
前記ガラスファイバの先端部を前記フェルールの先端に位置決めして固定し、
前記フェルールの後端における前記ガラスファイバの後端部を鏡面加工し、
前記フェルールの先端に光デバイスを取り付けることを特徴とする。
本発明の光電気変換部品によれば、ファイバ挿通孔へガラスファイバを挿入固定し、先端部に光デバイスを装着して電極と導通接続することにより、極めて容易に、光ファイバを保持した光コネクタを位置決めガイドによって後端に位置決めして接続させることが可能な光電気変換モジュールとすることができる。
そして、このように、光電気変換部品を備えた光電気変換モジュールによれば、基板に実装した後に、光コネクタを接続して光伝送を行うことができるので、光コネクタの接続後に、例えば、光ファイバ側に不具合が生じたとしても、光電気変換モジュールを交換する必要がなく、よって、歩留まりの低下によるコスト高を抑えることができる。また、予め光ファイバを接続した構造と比較して、回路基板等への取り付けの際の、良好な組み立て作業性を確保することができる。また、光コネクタとの接続前に各種の耐久試験を容易に行うことができる。
また、本発明の光電気変換モジュールの製造方法によれば、歩留まりの低下によるコスト高が抑えられ、また、組み立て作業性が良好な光電気変換モジュールを容易に製造することができる。
本発明の実施形態に係る光電気変換部品を示す図であって、(a)は先端側から視た斜視図、(b)は後端側から視た斜視図である。 光電気変換部品の断面図である。 光電気変換部品から構成された光電気変換モジュールを示す斜視図である。 回路基板に実装された光電気変換モジュールの断面図である。 光電気変換モジュールの製造方法を示す図であって、(a)〜(d)は、それぞれ断面図である。
以下、本発明に係る光電気変換部品、光電気変換モジュール及び光電気変換モジュールの製造方法の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、光電気変換部品11は、フェルール12からなるものであり、このフェルール12は、樹脂によって一体成型されている。このフェルール12は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)を主成分とする熱可塑性樹脂から形成されている。ポリフェニレンサルファイドを主成分とする熱可塑性樹脂は、精密成形性に優れた樹脂であり、精密成形を要するフェルール12に用いるのに好適である。また、このポリフェニレンサルファイドを主成分とする熱可塑性樹脂は、線膨張係数が小さく、耐熱性にも優れた樹脂である。
フェルール12は、先端12aから後端12bにわたって複数のファイバ挿通孔13が形成されており、ファイバ挿通孔13が、フェルール12の幅方向に間隔をあけて配列されている。これらのファイバ挿通孔13には、フェルール12の後端12b側から、それぞれ後述する内蔵ガラスファイバ(ガラスファイバ)32が挿入されて固定されるようになっている。
フェルール12の先端側には突出部22が設けられ、その先端12aに、厚さ方向へ延在する電極14が複数設けられている。これらの電極14は、例えば、インサート成型によってフェルール12の先端12aに一体的に設けられている。つまり、このフェルール12は、複数の電極14とともに一体成型されている。
フェルール12には、その後端12b寄りに、フランジ部21が形成されている。そして、フェルール12の先端側に形成された突出部22は、フランジ部21よりも薄く、幅寸法が小さい。突出部22の厚さ寸法は、約0.5mm以上1mm以下である。突出部22のフランジ部21側の根元部分は、フランジ部21側へ向かって次第に厚さ及び幅が広く形成されている。これにより、突出部22の根元部分における応力集中が抑制される。なお、この突出部22の根元部分の厚さ方向及び幅方向の断面形状としては、円弧形状であってもよく、テーパ形状であってもよい。
また、フェルール12には、フランジ部21よりも後端側に、薄く、幅寸法が小さいガイド部23が形成されている。ガイド部23において、ファイバ挿通孔13の後端部分には、後端へ向かって次第に拡径する挿入ガイド孔13aが形成されている。
フェルール12のフランジ部21には、その両端部に、位置決め穴(位置決めガイド)24が形成されている。この位置決め穴24には、後述する光コネクタ50に装着された位置決めピン(位置決めガイド)47が挿入可能である。位置決め穴24に位置決めピン47を挿入することにより、光コネクタ50がフェルール12の後端に位置決めされた状態で接続される。
次に、光電気変換モジュールについて説明する。
図3及び図4に示すように、光電気変換モジュール31は、上記の光電気変換部品11を備えている。
光電気変換モジュール31では、光電気変換部品11を構成するフェルール12のファイバ挿通孔13に、コア及びクラッドを有する内蔵ガラスファイバ32が挿通され、固定用接着剤によって固定されている。これらの内蔵ガラスファイバ32は、その先端部が平滑な面に形成され、フェルール12の先端12aと同一面上またはファイバ挿通孔13内へ少し引き込んだ位置に配置されている。
フェルール12の先端12aには、光デバイス41が取り付けられている。この光デバイス41は、フェルール12の先端12aに取り付けられる取り付け面である素子面41aに、素子部42と端子部43とを有している。
この光デバイス41は、例えば、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)やフォトダイオードなどの発光素子または受光素子である。光デバイス41の素子部42は、光デバイス41が発光素子である場合は発光部であり、光デバイス41が受光素子である場合は受光部である。
この光デバイス41は、その端子部43が、フェルール12に設けられた電極14に対して、例えば、金(Au)からなるバンプ44によって導通接続されている。このバンプ44による接続は、超音波振動または熱によってバンプ44を溶かして端子部43と電極14とを接続するフリップチップ接続で行われる。あるいは、異方性導電フィルム(ACF)を用いて接着することも可能である。
このようにフェルール12に取り付けられた光デバイス41は、その素子部42が、フェルール12の光ファイバ挿通孔13の対向位置に配置されている。
なお、フェルール12には、先端12aの幅方向半分に発光素子からなる光デバイス41を取り付け、残りの幅方向半分側に受光素子からなる光デバイス41を取り付ける場合もある。
光デバイス41は、フェルール12の装着箇所を含む全体が、アンダーフィル材(図示省略)によって覆われて固定されている。
光電気変換部品11は、光電気変換モジュール31として用いる場合、ガイド部23が切断され、フェルール12の後端12bがフランジ部21と略同一面状となっている。この切断箇所では、内蔵ガラスファイバ32の後端部が鏡面加工されている。なお、フェルール12は、幅及び厚さ寸法が大きいフランジ部21によって強度が上げられているので、ガイド部23を切断して鏡面加工を施す際にも十分な耐久性を発揮することができる。
上記のような光電気変換モジュール31は、図4に示すように、回路基板51に実装される。
この回路基板51は、回路面51aよりも低くされたモジュール実装面51bを有しており、モジュール実装面51bに、光電気変換モジュール31のフェルール12のフランジ部21が固定され、回路面51aに、フェルール12の突出部22が固定される。
光電気変換モジュール31は回路基板51に対してリフローによって実装されるが、光電気変換部品11を構成するフェルール12が、耐熱性に優れ、線膨張係数が小さいポリフェニレンサルファイド(PPS)を主成分とする熱可塑性樹脂から形成されているので、リフロー時の熱によって損傷するような不具合を防止することができる。なお、フェルール12は、ポリエーテルイミド(PEI)を主成分とする熱可塑性樹脂から形成することも可能である。また、フェルール12は、例えば、フィラーを10%以上50%以下の含有率で含有させて強度を高めてもよい。
回路面51aとモジュール実装面51bとの高さ寸法は、フェルール12のフランジ部21の下面と突出部22の下面との高さ寸法と同一とされている。これにより、モジュール実装面51bにフランジ部21を配置したフェルール12は、その突出部22が回路面51aに配置される。このように、突出部22を回路面51aへ配置させ、フランジ部21をモジュール実装面51bへ配置させることにより、この光電気変換モジュール31を容易に回路基板51の所定位置へ実装することができる。
なお、突出部22は、回路基板51の回路面51aに対して、先端21aから根元部分へわたって約1.5mm以上配置するのが好ましい。
回路基板51には、回路面51aに、電気デバイス55が実装されており、電気デバイス55の端子55aが回路面51aに形成された回路パターン(図示省略)と導通されている。
なお、電気デバイス55は、例えば、ドライバ、トランスインピーダンスアンプなどの光素子駆動ICである。
また、この回路基板51に実装された電気デバイス55の端子55aは、例えば、金(Au)からなるボンディングワイヤ56によってフェルール12の電極14に導通接続されている。
また、フェルール12の電極14は、回路基板51の回路面51aに形成された回路パターンにも導通接続されている。
ここで、電極14は、厚さが薄くされたフェルール12の突出部22の先端に設けられ、その長さ寸法が極力短くなっている。これにより、この電極14における高周波特性を向上させ、電気的ノイズの影響を極力抑えることができる。
上記のように、回路基板51に実装された光電気変換モジュール31には、フェルール12の後端12b側に、テープ状の光ケーブル41の複数本の光ファイバ心線42が接続された光コネクタ50が接続される。この光コネクタ50は、ポリエステル樹脂、PPS樹脂及びエポキシ樹脂の何れかを含む材料で形成された光ファイバフェルール44を有している。
光ファイバ心線42は、コア及びクラッドを有するガラスファイバ(光ファイバ)45を樹脂によって被覆したものであり、光ファイバ心線42の端部で被覆から露出されたガラスファイバ45が光ファイバフェルール44に保持されている。そして、光ファイバフェルール44における光電気変換モジュール31との対向面である光入出面44aで、それぞれのガラスファイバ45の端面が露出されている。
光コネクタ50には、光電気変換モジュール31側の光入出面44aの両側部に、光電気変換モジュール31側へ突出する位置決めピン(位置決めガイド)47が設けられている。これらの位置決めピン47は、光電気変換モジュール31のフェルール12に形成された位置決め穴24へ挿入可能である。光コネクタ50は、位置決めピン47を位置決め穴24へ挿入させながら、光電気変換モジュール31側へ近接させることにより、電極14に影響を与えることなく、ガラスファイバ45の端面45aを、光電気変換モジュール31の内蔵ガラスファイバ32の後端部に高精度に配置させることができる。
上記の光電気変換モジュール31では、光デバイス41と光コネクタ50のガラスファイバ45との間で、光電気変換モジュール31の内蔵ガラスファイバ32を介して光伝送が行われる。
発光素子からなる光デバイス41からガラスファイバ45へ光伝送が行われる場合では、光デバイス41の素子部42から発光された光が、光電気変換モジュール31の内蔵ガラスファイバ32を介して光コネクタ50のガラスファイバ45へ入射することとなる。また、光コネクタ50のガラスファイバ45から受光素子からなる光デバイス41へ光伝送が行われる場合では、ガラスファイバ45から出射した光が、光電気変換モジュール31の内蔵ガラスファイバ32を介して光デバイス41の素子部42へ入射することとなる。
このように、上記実施形態に係る光電気変換部品によれば、ファイバ挿通孔13へ内蔵ガラスファイバ32を挿入固定し、先端部に光デバイス41を装着して電極14と導通接続することにより、極めて容易に、光ファイバ心線42を保持した光コネクタ50を後端12bに位置決めして接続させることが可能な光電気変換モジュール31とすることができる。
そして、光電気変換部品11を備えた光電気変換モジュール31によれば、回路基板51に実装した後に光コネクタ50を接続して光伝送を行うことができるので、光コネクタ50の接続後に、例えば、光ファイバ心線42側に不具合が生じたとしても、光電気変換モジュール31を交換する必要がなく、歩留まりの低下によるコスト高を抑えることができる。また、予め光ファイバ心線43を接続した構造と比較して、回路基板51等への取り付けの際の、良好な組み立て作業性を確保することができる。
また、実装後に光ファイバ心線42と接続させることができるので、光ファイバ心線42を接続した状態では行うことが困難であった光電気変換モジュール31に対する各種の耐久試験を容易に行うことができる。なお、耐久試験としては、高温環境下での劣化試験であるバーンイン試験や静電気破壊(ESD)試験などがある。
なお、上記の例では、光電気変換部品11のフェルール12に位置決め穴24を形成し、この位置決め穴24に光コネクタ50側の位置決めピン47を挿入させることにより、光電気変換部品11と光コネクタ50とを位置決めしたが、光電気変換部品11のフェルール12に位置決めピンを形成し、この位置決めピンを光コネクタ50に形成した位置決め穴へ挿入して位置決めする構造としても良い。
次に、上記の光電気変換モジュール31を製造する方法について、工程ごとに説明する。
(ガラスファイバ挿入工程)
まず、内蔵ガラスファイバ32を切断し、フェルール12の全長よりも僅かに長い寸法とする。このとき、内蔵ガラスファイバ32は、その先端部を平滑面としておく。具体的には、内蔵ガラスファイバ32の一部に傷を付け、その傷部分に曲げ力を付与して破断させるへき開切断、超硬刃切断あるいはレーザー切断によって、内蔵ガラスファイバ32の先端部を平滑面とする。
このように、所定長さとした内蔵ガラスファイバ32を、図5(a)に示すように、フェルール12の後端12b側からファイバ挿通孔13へ挿入する。このとき、後端側のガイド部23では、ファイバ挿通孔13が後端へ向かって次第に拡径する挿入ガイド孔13aとなっているので、内蔵ガラスファイバ32を容易に案内させながら挿入することができる。
そして、内蔵ガラスファイバ32のファイバ挿通孔13への挿入途中に、この内蔵ガラスファイバ32をフェルール12に固定するための固定用接着剤を塗布する。
なお、内蔵ガラスファイバ32の先端部を含めて固定用接着剤を塗布した後に、この内蔵ガラスファイバ32をファイバ挿通孔13へ挿入しても良い。
(ガラスファイバ位置決め固定工程)
全てのファイバ挿通孔13で、内蔵ガラスファイバ32の先端部が、フェルール12の先端12aと同一面または先端12aから僅かに突出した状態まで内蔵ガラスファイバ32を挿入したら、図5(b)に示すように、フェルール12の先端12aに、位置決め部材61を押し付ける。この位置決め部材61は、例えば、ゴムなどの弾性材料から形成されたものである。この位置決め部材61を押し付けると、位置決め部材61が弾性変形してファイバ挿通孔13内へ僅かに入り込む。これにより、内蔵ガラスファイバ32は、その先端部がファイバ挿通孔13内へ僅かに押し込まれた状態に位置決めされる。
これにより、フェルール12の先端12aに光デバイス41を装着した際に、内蔵ガラスファイバ32の先端部と光デバイス41との干渉が防止される。
また、この位置決め部材61には、フェルール12の先端12aへの押し付け面に、予め、屈折率整合剤を、例えば、10μm以下の薄さにて塗布しておく。この屈折率整合剤は、シリコン(Si)系のグリスであり、この屈折率整合剤によって内蔵ガラスファイバ32の先端部における固定用接着剤の残留が防止され、また、光デバイス41との光伝送が良好に行われる。
上記のように内蔵ガラスファイバ32を位置決めしたら、固定用接着剤を加熱硬化させることにより、内蔵ガラスファイバ32をフェルール12に固定する。
なお、内蔵ガラスファイバ32のファイバ挿通孔13への挿入後に、フェルール12の先端12aに屈折率整合剤を塗布し、内蔵ガラスファイバ32を、その先端部がフェルール12aの先端12aと同一面となる位置または先端12aから僅かに引き込んだ位置となるように、マイクロステージ等によって位置決めしても良い。
また、内蔵ガラスファイバ32を、その先端部がフェルール12の先端12aから僅かに突出する位置までファイバ挿通孔13へ挿入して固定用接着剤を加熱硬化させた後、フェルール12の先端12aで、内蔵ガラスファイバ32をへき開切断、超硬刃切断あるいはレーザー切断にて切断して研磨し、内蔵ガラスファイバ32の先端部をフェルール12の先端12aと同一面にして、その後、屈折率整合剤を塗布しても良い。
(後端鏡面加工工程)
次に、図5(c)に示すように、フェルール12のガイド部23を、内蔵ガラスファイバ32とともにフランジ部21側の根元部分から切断し、内蔵ガラスファイバ32の切断面を鏡面加工する。ガイド部23の切断の仕方としては、高速回転する円形のダイヤモンドブレードで切断するダイシングがあり、このダイシングによってガイド部23を切断することにより、内蔵ガラスファイバ32の切断面を鏡面仕上げすることができる。
(光デバイス装着工程)
図5(d)に示すように、フェルール12の先端12aの電極14と光デバイス41の端子部43との間のバンプ44を超音波振動または熱によって溶かし、端子部43と電極14とを導通接続させ、フェルール12の先端12aに光デバイス41を装着する。
上記の製造方法によれば、フェルール12に内蔵ガラスファイバ32が内蔵され、フェルール12の先端12aに光デバイス41が装着された光電気変換モジュール31が得られる。つまり、歩留まりの低下によるコスト高が抑えられ、また、組み立て作業性が良好な光電気変換モジュール31を容易に製造することができる。
11:光電気変換部品、12:フェルール、12a:先端、12b:後端、13:ファイバ挿通孔、14:電極、24:位置決め穴(位置決めガイド)、32:内蔵ガラスファイバ(ガラスファイバ)、41:光デバイス、45:ガラスファイバ(光ファイバ)、50:光コネクタ

Claims (4)

  1. ガラスファイバが挿入されるファイバ挿通孔が先端から後端にわたって形成されたフェルールと、
    前記フェルールの先端に設けられた電極と、
    光ファイバを保持した光コネクタを前記フェルールの後端に位置決めして接続させる位置決めガイドと、を有することを特徴とする光電気変換部品。
  2. 請求項1に記載の光電気変換部品であって、
    前記フェルールは、ポリエーテルイミドを主成分とする熱可塑性樹脂から形成されていることを特徴とする光電気変換部品。
  3. 請求項1または2に記載の光電気変換部品を備えた光電気変換モジュールであって、
    前記フェルールの前記ファイバ挿通孔に、先端部が平滑面であるガラスファイバが挿入されて固定され、
    前記フェルールの先端に前記電極と導通接続された状態に光デバイスが取り付けられ、
    前記光コネクタが接続される前記フェルールの後端側における前記ガラスファイバの後端部が鏡面加工されていることを特徴とする光電気変換モジュール。
  4. フェルールの先端から後端にわたって形成されたファイバ挿通孔に先端部が平滑面であるガラスファイバを挿入し、
    前記ガラスファイバの先端部を前記フェルールの先端に位置決めして固定し、
    前記フェルールの後端における前記ガラスファイバの後端部を鏡面加工し、
    前記フェルールの先端に光デバイスを取り付けることを特徴とする光電気変換モジュールの製造方法。
JP2009258289A 2009-11-11 2009-11-11 光電気変換モジュール Expired - Fee Related JP5375535B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258289A JP5375535B2 (ja) 2009-11-11 2009-11-11 光電気変換モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009258289A JP5375535B2 (ja) 2009-11-11 2009-11-11 光電気変換モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011102925A true JP2011102925A (ja) 2011-05-26
JP5375535B2 JP5375535B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=44193283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009258289A Expired - Fee Related JP5375535B2 (ja) 2009-11-11 2009-11-11 光電気変換モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5375535B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022022A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 光電変換モジュール用部品の製造方法
JP2017044844A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 住友電気工業株式会社 ファイバスタブ、光通信装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199838A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 光並列伝送用送受信モジュ―ル
JP2001311854A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ用フェルール及びその製造方法
JP2002202440A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 光モジュールの実装構造及び実装方法
JP2002267893A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Seiko Epson Corp 光モジュール及びその製造方法並びに光伝達装置
JP2005115284A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 光電気複合部品
JP2005115397A (ja) * 2004-12-20 2005-04-28 Fujikura Ltd 光コネクタの組立治具及び組立方法
JP2005189605A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Toshiba Corp 光半導体モジュールおよびその製造方法
JP2005257879A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fujitsu Ltd 光モジュール及びその製造方法並びに保護部材及び電気配線付き保護部材
JP2007003775A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Fujikura Ltd 光コネクタ
JP2007041267A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光接続部品および光接続部品の接続方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199838A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 光並列伝送用送受信モジュ―ル
JP2001311854A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 光コネクタ用フェルール及びその製造方法
JP2002202440A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 光モジュールの実装構造及び実装方法
JP2002267893A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Seiko Epson Corp 光モジュール及びその製造方法並びに光伝達装置
JP2005115284A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 光電気複合部品
JP2005189605A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Toshiba Corp 光半導体モジュールおよびその製造方法
JP2005257879A (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Fujitsu Ltd 光モジュール及びその製造方法並びに保護部材及び電気配線付き保護部材
JP2005115397A (ja) * 2004-12-20 2005-04-28 Fujikura Ltd 光コネクタの組立治具及び組立方法
JP2007003775A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Fujikura Ltd 光コネクタ
JP2007041267A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 光接続部品および光接続部品の接続方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022022A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 光電変換モジュール用部品の製造方法
JP2017044844A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 住友電気工業株式会社 ファイバスタブ、光通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5375535B2 (ja) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5089617B2 (ja) 光学装置
US10069566B2 (en) Structure of photoelectric conversion assembly having a circuit board embedded within the concave portion of an optical bench
US7350983B2 (en) Photoelectric coupling assembly and method of coupling optical fibers and light receiving/emitting elements
JP5302714B2 (ja) 光コネクタ
JP6264832B2 (ja) 光コネクタ、これを用いた電子機器、及び光コネクタの実装方法
JP6613524B2 (ja) 光電気変換モジュール
US6964527B2 (en) Substrate, optical fiber connection end member, optical element housing member, and method of fabrication of an optical module and the substrate
JP5919573B2 (ja) 光モジュール
JP5246136B2 (ja) 光送受信器
JP6568698B2 (ja) 光モジュールの製造方法、光モジュール用レセプタクル及び光モジュール
JP5375535B2 (ja) 光電気変換モジュール
WO2007091733A2 (en) Photoelectric converting device, manufacturing method of the same, and external waveguide
US8888381B2 (en) Optical module base and optical module
JP2016156868A (ja) 光ファイバの接続構造、及び、製造方法
JP5573441B2 (ja) 光電変換モジュール用部品の製造方法
JP2012198451A (ja) 光ファイバ保持部材、光電気変換モジュール用部品及び光電気変換モジュール用部品の製造方法
JP2011048072A (ja) 光トランシーバ及び光アクティブケーブル
JP5892292B2 (ja) 光プラグ及び光コネクタ
JP2011186211A (ja) 光電変換モジュール用部品及び光電変換モジュール
JP2012203326A (ja) 光ファイバ保持部材及び光電気変換モジュール用部品
JP2012128005A (ja) 光ファイバ保持部材、光電気変換モジュール用部品及び光電気変換モジュール
JP2016090858A (ja) 光アセンブリ
JP2005227414A (ja) 光接続デバイス
JP2012145726A (ja) 光ファイバ保持部材、光電気変換モジュール用部品及び光電気変換モジュール用部品の製造方法
JP2013218119A (ja) 光接続部材及び光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120830

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5375535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees