JP2011102066A - 鏡面角度調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の削減および組み付けの簡素化を図ることができる鏡面角度調整装置を提供する。
【解決手段】鏡面角度調整装置は、車体に取り付けられるブラケット8と、ブラケット8に取り付けられブラケットとの間に収納空間を形成するホルダと、ホルダにピボット部を中心にして三次元的に揺動可能に取り付けられるピボットプレートと、ピボットプレートに支持されるミラーと、前記収納空間に収納され、ホルダを貫通してピボットプレートに連結される作動軸44A,44Bを有するミラー傾動用駆動部11と、前記収納空間に収納され、ホルダを貫通してピボットプレートに連結されピボットプレートに追従して動く検出ロッドを有してピボットプレートの傾動角度を検出する角度検出部100と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】鏡面角度調整装置は、車体に取り付けられるブラケット8と、ブラケット8に取り付けられブラケットとの間に収納空間を形成するホルダと、ホルダにピボット部を中心にして三次元的に揺動可能に取り付けられるピボットプレートと、ピボットプレートに支持されるミラーと、前記収納空間に収納され、ホルダを貫通してピボットプレートに連結される作動軸44A,44Bを有するミラー傾動用駆動部11と、前記収納空間に収納され、ホルダを貫通してピボットプレートに連結されピボットプレートに追従して動く検出ロッドを有してピボットプレートの傾動角度を検出する角度検出部100と、を備える。
【選択図】図2
Description
この発明は、車両用ミラー装置の鏡面の角度を調整する鏡面角度調整装置に関するものである。
例えば、車両のドアに取り付けられた車両用ドアミラー装置は鏡面角度調整装置を備えていて、車室内の運転席近傍のスイッチを操作することにより、ミラーハウジングの開口部に配置されたミラーの鏡面角度を上下方向および左右方向に調整することができるように構成されている。
従来の鏡面角度調整装置は、ドアに取り付けられるブラケットと、最中のような二分割型のケース内に鏡面角度を調整する駆動部を収容してなる鏡面角度調整ユニットとを、それぞれ別々に用意し、前記ブラケットに前記鏡面角度調整ユニットを組み付けている。
従来の鏡面角度調整装置は、ドアに取り付けられるブラケットと、最中のような二分割型のケース内に鏡面角度を調整する駆動部を収容してなる鏡面角度調整ユニットとを、それぞれ別々に用意し、前記ブラケットに前記鏡面角度調整ユニットを組み付けている。
一方、近年においては、鏡面角度調整装置によって設定した鏡面角度を位置検出手段により検出可能とし、運転者毎に設定した前記鏡面角度を予め記憶手段に記憶させておき、記憶されている複数の鏡面角度の中から1つを選択すると、選択された鏡面角度に自動的に調整することができる鏡面角度調整装置が考案されている。
この種の鏡面角度調整装置には、
(1)鏡面角度調整ユニットとは別に位置検出手段がユニット化されていて鏡面角度調整ユニットに位置検出ユニットを付設したもの(例えば、特許文献1参照)、
(2)鏡面角度調整ユニットに角度調整手段とともに位置検出手段が内蔵されているもの(例えば、特許文献2参照)、
(3)鏡面角度調整ユニットの角度調整手段そのものに位置検出手段が組み込まれているもの(例えば、特許文献3参照)、
などがある。
(1)鏡面角度調整ユニットとは別に位置検出手段がユニット化されていて鏡面角度調整ユニットに位置検出ユニットを付設したもの(例えば、特許文献1参照)、
(2)鏡面角度調整ユニットに角度調整手段とともに位置検出手段が内蔵されているもの(例えば、特許文献2参照)、
(3)鏡面角度調整ユニットの角度調整手段そのものに位置検出手段が組み込まれているもの(例えば、特許文献3参照)、
などがある。
しかしながら、前記(1)に記載の鏡面角度調整装置では、位置検出手段を角度調整ユニットとは別にユニット化しているので、部品点数が増大し、組み付け工数も多くなり、コストアップになるという課題がある。
また、前記(2),(3)に記載の鏡面角度調整装置は、位置検出手段が鏡面角度調整ユニットに内蔵されているので前記(1)に記載のものに比べると部品点数を削減することはできる。しかしながら、鏡面角度調整装置の基本構成が、予め組み立てておいた鏡面角度調整ユニットをブラケットに取り付けるという構成であり、しかも鏡面角度調整ユニットの外枠を構成するケースが二分割型であるため、部品点数が多く、組み付け工数も多いという課題がある。
そこで、この発明は、部品点数の削減および組み付けの簡素化を図ることができる鏡面角度調整装置を提供するものである。
この発明に係る鏡面角度調整装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、車体に取り付けられるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられブラケットとの間に収納空間を形成するホルダと、ミラーを支持し、前記ホルダにピボット部を中心にして三次元的に揺動可能に取り付けられるピボットプレートと、前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結される作動軸を有するミラー傾動用駆動部と、前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結され該ピボットプレートに追従して動く検出ロッドを有し、該ピボットプレートの傾動角度を検出する角度検出部と、を備えることを特徴とする鏡面角度調整装置である。
このように構成することにより、ホルダとブラケットの間に形成される収納空間にミラー傾動用駆動部および角度検出部を収容し、ホルダをブラケットに直接取り付けているので、部品点数を低減することができる。また、ホルダとブラケットとミラー傾動用駆動部と角度検出部の組み付けを同一ライン上で行うことができる。
請求項1に係る発明は、車体に取り付けられるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられブラケットとの間に収納空間を形成するホルダと、ミラーを支持し、前記ホルダにピボット部を中心にして三次元的に揺動可能に取り付けられるピボットプレートと、前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結される作動軸を有するミラー傾動用駆動部と、前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結され該ピボットプレートに追従して動く検出ロッドを有し、該ピボットプレートの傾動角度を検出する角度検出部と、を備えることを特徴とする鏡面角度調整装置である。
このように構成することにより、ホルダとブラケットの間に形成される収納空間にミラー傾動用駆動部および角度検出部を収容し、ホルダをブラケットに直接取り付けているので、部品点数を低減することができる。また、ホルダとブラケットとミラー傾動用駆動部と角度検出部の組み付けを同一ライン上で行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ミラー傾動用駆動部は前記作動軸を2本備え、前記角度検出部は前記検出ロッドを2本備え、前記ブラケットの水平基準線に対して略45度の仰角をなし且つ前記ピボット部による揺動支点を通る仮想基準線に対して、前記ミラー傾動用駆動部の2本の前記作動軸が互いに線対称の位置に配置されるとともに、前記角度検出部の2本の検出ロッドが前記仮想基準線に対して線対称の位置に配置されていることを特徴とする。
このように構成することにより、例えば、車両用ドアミラー装置のように、車体において左右対称な位置に左用と右用が設置される場合に、ブラケットに対するホルダの取り付け角度を90度ずらすだけで左用ホルダにも右用ホルダにもなり、ホルダを左右共用部品とすることが可能となる。
このように構成することにより、例えば、車両用ドアミラー装置のように、車体において左右対称な位置に左用と右用が設置される場合に、ブラケットに対するホルダの取り付け角度を90度ずらすだけで左用ホルダにも右用ホルダにもなり、ホルダを左右共用部品とすることが可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記揺動中心から前記各作動軸の距離と、前記揺動中心から前記各検出ロッドの距離が同一であることを特徴とする。
このように構成することにより、ピボットプレートにおける作動軸の連結部と検出ロッドの連結部の共通化を図ることで、例えば、車両用ドアミラー装置のように、車体において左右対称な位置に左用と右用が設置される場合に、ピボットプレートを左右共有部品とすることが可能となる。
このように構成することにより、ピボットプレートにおける作動軸の連結部と検出ロッドの連結部の共通化を図ることで、例えば、車両用ドアミラー装置のように、車体において左右対称な位置に左用と右用が設置される場合に、ピボットプレートを左右共有部品とすることが可能となる。
請求項1に係る発明によれば、部品点数を低減することができるので、コストダウンを図ることができる。また、同一の組み付けライン上で、ホルダとブラケットとミラー傾動用駆動部と角度検出部の組み付けが可能となるので、組み付けを簡素化することができる。
請求項2に係る発明によれば、ホルダを左右共用部品とすることができるので、部品管理も容易となり、生産性も向上する。
請求項3に係る発明によれば、ピボットプレートを左右共用部品とすることができるので、部品管理も容易となり、生産性も向上する。
請求項2に係る発明によれば、ホルダを左右共用部品とすることができるので、部品管理も容易となり、生産性も向上する。
請求項3に係る発明によれば、ピボットプレートを左右共用部品とすることができるので、部品管理も容易となり、生産性も向上する。
以下、この発明に係る鏡面角度調整装置の実施形態を図1から図5の図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、特に断らない限り、前後方向は車体の前後方向と一致し、左右方向は乗員が正面を向いているときの左右方向と一致する。
図1は、自動車(車両)の前席左側のドア(図示略)に取り付けられるドアミラー装置1の正面図である。ドアミラー装置1は、前記ドアに固定されるドアミラーステー200のアーム部200aに対して車幅方向に開閉駆動可能に設置されており、車室内の運転席近傍のスイッチ(図示略)を操作することにより、あるいは、携帯リモコンスイッチ(図示略)を操作することにより、ドアミラー装置1を前記ドアに接近する方向(閉方向)に回転させて格納したり、前記ドアから離間する方向(開方向)に回転させて後方視認可能な使用形態にすることができるようにされている。
図1および図3に示すように、ドアミラー装置1は、ミラーハウジング2と、ミラーユニット3と、ミラーハウジング2をドアに対して回転可能に支持するとともにミラーユニット3を傾転可能に支持する駆動ユニット4と、を備えている。この実施形態においては、鏡面角度調整装置は駆動ユニット4の一部として駆動ユニット4に組み込まれている。
ミラーハウジング2は樹脂製で、後方を開口させたカップ状をなし、ミラーハウジング2の内部であって開口5に接近した位置にミラーユニット3が配置されている。ミラーユニット3は、ミラー6とこれを支持するミラーホルダ7によって構成されており、このミラーホルダ7が駆動ユニット4によって傾動されるように構成されている。
ミラーハウジング2は樹脂製で、後方を開口させたカップ状をなし、ミラーハウジング2の内部であって開口5に接近した位置にミラーユニット3が配置されている。ミラーユニット3は、ミラー6とこれを支持するミラーホルダ7によって構成されており、このミラーホルダ7が駆動ユニット4によって傾動されるように構成されている。
駆動ユニット4は、ドアミラーステー200のアーム部200aに回動可能に取り付けられたブラケット8と、ブラケット8に取り付けられたホルダ9と、ホルダ9に回動可能に取り付けられたピボットプレート10と、ブラケット8とホルダ9の間に形成される収納空間に収納されたミラー傾動用駆動部11および角度検出部100(図2参照)等から構成されている。ブラケット8とホルダ9とピボットプレート10はいずれも樹脂製である。
図2に示すように、ブラケット8は、格納駆動部ケース(以下、ケースと略す)12と、ケース12から車幅方向外側に張り出して形成されたブラケット本体部13とを備え、一体成形されている。このケース12には、アーム部200aに起立姿勢に固定されたシャフト15がケース12の底部から挿入され、このシャフトが、ケース12内に固定された格納駆動用モータとギヤ(いずれも図示略)を介して連結されていて、前記格納駆動用モータを回転すると、シャフト15は固定されているので格納駆動用モータがシャフト15の周りを公転することとなり、これにより、格納駆動用モータを固定しているブラケット8がシャフト15を中心として回転するようになっている。そして、結果的にブラケット8に固定されたミラーハウジング2がシャフト15を中心として回転することとなる。ケース12にはキャップ16が取り付けられ、封止されている。
ブラケット本体部13は、ネック部26を介してケース12に連結されたベース27と、ベース27の後面に形成された傾動駆動部ハウジング28およびセンサハウジング17とを備えている。
ベース27は、ドアミラー装置1を車両のドアに設置したときに略鉛直姿勢となる。ベース27には、ネック部26から遠い側の上下端部およびネック部26から近い側の上端部に、ミラーハウジング固定用のボス部29A,29B,29Cが設けられている。また、ベース27の下端には、ボス部29Bに接続される水平板状のリブ30が形成されており、このリブ30はドアミラー装置1を車両のドアに設置したときに略水平姿勢となり、この実施形態においては、リブ30の長手方向に沿う水平線が、ブラケット8の水平基準線Hとなる。
ベース27は、ドアミラー装置1を車両のドアに設置したときに略鉛直姿勢となる。ベース27には、ネック部26から遠い側の上下端部およびネック部26から近い側の上端部に、ミラーハウジング固定用のボス部29A,29B,29Cが設けられている。また、ベース27の下端には、ボス部29Bに接続される水平板状のリブ30が形成されており、このリブ30はドアミラー装置1を車両のドアに設置したときに略水平姿勢となり、この実施形態においては、リブ30の長手方向に沿う水平線が、ブラケット8の水平基準線Hとなる。
傾動駆動部ハウジング28とセンサハウジング17は、ベース27の後面において互いに隣接して形成されており、傾動用駆動部ハウジング28はセンサハウジング17よりも下方に配置されている。また、傾動駆動部ハウジング28とセンサハウジング17はいずれも、ブラケット8の水平基準線Hに対して約45度の仰角をなす仮想基準線Sに対して線対称な形状をなし、傾動駆動部ハウジング28とセンサハウジング17の底面部はベース27と共有している。
傾動駆動部ハウジング28の周壁部31はベース27よりも後方に突出し、周壁部31の内側に、ミラー傾動用駆動部11を収納する収納凹部32が形成されている。周壁部31の先端面には断面コ字形の嵌合部33が形成されている。
収納凹部32は、仮想基準線Sに沿う上側がモータ収納部34、下側がギヤ収納部35となっていて、ギヤ収納部35よりもモータ収納部34の方が仮想基準線Sと直交する方向(以下、傾動駆動部ハウジング28の幅方向という)の寸法が小さく、且つ、ケース12に接近して位置している。傾動駆動部ハウジング28のギヤ収納部35側の下端部はベース27のリブ30よりも下方に突出している。
収納凹部32は、仮想基準線Sに沿う上側がモータ収納部34、下側がギヤ収納部35となっていて、ギヤ収納部35よりもモータ収納部34の方が仮想基準線Sと直交する方向(以下、傾動駆動部ハウジング28の幅方向という)の寸法が小さく、且つ、ケース12に接近して位置している。傾動駆動部ハウジング28のギヤ収納部35側の下端部はベース27のリブ30よりも下方に突出している。
ミラー傾動用駆動部11は、図2,図3に示すように、2つのモータ40A,40Bと、各モータ40A,40Bの出力軸に固定されたウォームギヤ41A,41Bと、個々のウォームギヤ41A,41Bに噛合するウォームホイールギヤ42を有する2つのウォームホイールギヤ回転体43A,43Bと、各ウォームホイールギヤ回転体43A,43Bによって進退動せしめられる2本の作動軸44A,44Bと、から構成されている。この左側ドア用のドアミラー装置1においては、モータ40A,ウォームギヤ41A,ウォームホイールギヤ回転体43A,作動軸44Aはミラーユニット3を左右方向に傾動させるときの駆動部を構成し、モータ40B,ウォームギヤ41B,ウォームホイールギヤ回転体43B,作動軸44Bはミラーユニット3を上下方向に傾動させるときの駆動部を構成する。以下の説明においては、特に左右傾動用と上下傾動用の区別をする必要がない場合には、モータ40,ウォームギヤ41,ウォームホイールギヤ回転体43,作動軸44と記載する。
2つのモータ40A,40Bは、傾動駆動部ハウジング28のモータ収納部34に収納され、いずれも出力軸が仮想基準線Sと平行となるように配置されている。
ギヤ収納部35における傾動用駆動部ハウジング28の幅方向の両端側であって仮想基準線Sに対して線対称の位置にはそれぞれ、図3に示すように、ウォームホイールギヤ回転体43を位置決めするギヤ位置決めリブ46が環状に設けられている。また、各ギヤ位置決め用リブ46の内側には、作動軸44が進退動するときの移動空間を確保するための筒部45が、ギヤ位置決め用リブ46と同心上に配置され、その底部45aをベース27から前面側に突出させている。
ギヤ収納部35における傾動用駆動部ハウジング28の幅方向の両端側であって仮想基準線Sに対して線対称の位置にはそれぞれ、図3に示すように、ウォームホイールギヤ回転体43を位置決めするギヤ位置決めリブ46が環状に設けられている。また、各ギヤ位置決め用リブ46の内側には、作動軸44が進退動するときの移動空間を確保するための筒部45が、ギヤ位置決め用リブ46と同心上に配置され、その底部45aをベース27から前面側に突出させている。
図3に示すように、ウォームホイールギヤ回転体43は円筒状をなし、外側の本体部50と中央の筒部51とが一体に成形されて構成されている。本体部50は、その前端部をギヤ位置決め用リブ46内に挿入して位置決めされており、傾動駆動部ハウジング28に対して回転可能に取り付けられている。この本体部50の外周面には、ウォームギヤ41と螺合するウォームホイールギヤ42が形成されている。
また、筒部51は軸方向略中央から後方側が周方向に3分割されており、各分割片の後方側が径方向に弾性変形可能となっている。そして、各分割片の後端に形成された径方向内側へ突出する爪部53が、作動軸44の外周面に形成されたねじ部54に螺合している。
また、筒部51は軸方向略中央から後方側が周方向に3分割されており、各分割片の後方側が径方向に弾性変形可能となっている。そして、各分割片の後端に形成された径方向内側へ突出する爪部53が、作動軸44の外周面に形成されたねじ部54に螺合している。
センサハウジング17は傾動用駆動部ハウジング28のモータ収納部34側に連なって設けられている。センサハウジング17の周壁部18もベース27よりも後方に突出し、周壁部18の内側に、角度検出部100を収納する収納凹部19が形成されている。センサハウジング17の周壁部18は傾動用駆動部ハウジング28の周壁部31に連なっており、両周壁部18,31の先端面は面一にされている。そして、センサハウジング17の周壁部18の先端面にも断面コ字形の嵌合部20が形成されている。
図2,図3に示すように、角度検出部100は、2つの検出ロッド101A,101Bと、各検出ロッド101A,101Bに対応して取り付けられる接点部材102A,102Bと、各接点部材102A,102Bに対応して設けられ接点部材102A,102Bが摺動する可変抵抗器103A,103Bと、各検出ロッド101A,101Bに対応して取り付けられるスプリング104と、基板105と、から構成されている。
収納凹部19におけるセンサハウジング17の幅方向の両端側であって仮想基準線Sに対して線対称の位置にはそれぞれ、収納凹部19の底面から後方に向かって起立するガイドロッド21A,21Bが設けられている。
ここで、ウォームホイールギヤ回転体43Aの回転中心とガイドロッド21Aの軸中心とを結ぶ仮想線と、ウォームホイールギヤ回転体43Bの回転中心とガイドロッド21Bの軸中心とを結ぶ仮想線は直交するように配置されており、その交点Pは後述するピボットプレート10の揺動支点と重なるように設定されている。そして、交点Pからウォームホイールギヤ回転体43A,43Bの回転中心までの距離と、交点Pからガイドロッド21A,21Bの軸中心までの距離は、同一寸法に設定されている。
ここで、ウォームホイールギヤ回転体43Aの回転中心とガイドロッド21Aの軸中心とを結ぶ仮想線と、ウォームホイールギヤ回転体43Bの回転中心とガイドロッド21Bの軸中心とを結ぶ仮想線は直交するように配置されており、その交点Pは後述するピボットプレート10の揺動支点と重なるように設定されている。そして、交点Pからウォームホイールギヤ回転体43A,43Bの回転中心までの距離と、交点Pからガイドロッド21A,21Bの軸中心までの距離は、同一寸法に設定されている。
また、収納凹部19には、ガイドロッド21A,21Bと平行をなすように可変抵抗器103A,103Bが設置されており、可変抵抗器103A,103Bも仮想基準線Sに対して線対称の位置に配置されている。可変抵抗器103A,103Bは、収納凹部19に設置された基板105に電気的に接続されている。
ガイドロッド21Aには、検出ロッド101Aと接点部材102Aとスプリング104が取り付けられ、ガイドロッド21Bには、検出ロッド101Bと接点部材102Bとスプリング104が取り付けられている。
この左側ドア用のドアミラー装置1においては、ガイドロッド21A,検出ロッド101A,接点部材102A,可変抵抗器103Aは、ミラーユニット3の左右方向の傾動角度検出用の部材であり、ガイドロッド21B,検出ロッド101B,接点部材102B,可変抵抗器103Bは、ミラーユニット3の上下方向の傾動角度検出用の部材である。以下の説明においては、特に左右方向の傾動角度用と上下方向の傾動角度用の区別をする必要がない場合には、ガイドロッド21、検出ロッド101、接点部材102、可変抵抗器103と記載する。
この左側ドア用のドアミラー装置1においては、ガイドロッド21A,検出ロッド101A,接点部材102A,可変抵抗器103Aは、ミラーユニット3の左右方向の傾動角度検出用の部材であり、ガイドロッド21B,検出ロッド101B,接点部材102B,可変抵抗器103Bは、ミラーユニット3の上下方向の傾動角度検出用の部材である。以下の説明においては、特に左右方向の傾動角度用と上下方向の傾動角度用の区別をする必要がない場合には、ガイドロッド21、検出ロッド101、接点部材102、可変抵抗器103と記載する。
検出ロッド101は、先端側が塞がれた中空筒状をなし、その中空部にガイドロッド21が摺動可能に挿入されている。これにより、検出ロッド101はガイドロッド21にその軸線に沿って移動可能に支持されている。なお、検出ロッド101の先端には球状の頭部106が形成されている。
そして、検出ロッド101よりも前方側のガイドロッド21に接点部材102がガイドロッド21に対して摺動可能に取り付けられている。接点部材102は、ガイドロッド21を挿通させるリング部107と、このリング部107から径方向外側へ突出する接点108を備え、接点108が可変抵抗器103を接触摺動するように構成されている。そして、接点部材102は、ガイドロッド21の外側に配置されたスプリング104によって検出ロッド101の前端に押し付けられており、これにより、接点部材102は検出ロッド101に追従してガイドロッド21の軸線方向に移動する。
そして、検出ロッド101よりも前方側のガイドロッド21に接点部材102がガイドロッド21に対して摺動可能に取り付けられている。接点部材102は、ガイドロッド21を挿通させるリング部107と、このリング部107から径方向外側へ突出する接点108を備え、接点108が可変抵抗器103を接触摺動するように構成されている。そして、接点部材102は、ガイドロッド21の外側に配置されたスプリング104によって検出ロッド101の前端に押し付けられており、これにより、接点部材102は検出ロッド101に追従してガイドロッド21の軸線方向に移動する。
接点部材102がガイドロッド21の軸線方向に移動すると、接点108が可変抵抗器103をその長手方向に沿って摺動し、可変抵抗器103の抵抗値が変化する。この角度検出部100では、ピボットプレート10の傾動角度(換言するとミラー6の傾動角度)を検出ロッド101の軸方向変位として捉え、検出ロッド101の軸方向変位を可変抵抗器103の抵抗値変化として検出する。換言すると、可変抵抗器103の抵抗値に基づいてミラー6の傾動角度を算出している。
図2に示すように、センサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28の周壁部18,31の外周面には、ホルダ9に対する係止突起55が複数設けられている。係止突起55も仮想基準線Sに対して線対称の位置に配置されている。
また、ギヤ収納部35においてギヤ位置決め用リブ46,46の間であって仮想基準線S上、および、センサハウジング17の収納凹部19においてガイドロッド21,21の間であって仮想基準線S上には、ホルダ固定用のボス部57A,57Bが設けられている。さらに、ベース27上であってセンサハウジング17と傾動駆動部ハウジング28との連結部の外側にも、2つのホルダ固定用のボス部57C,57Dが設けられており、ボス部57C,57Dは仮想基準線Sに対して線対称の位置に配置されている。
また、ギヤ収納部35においてギヤ位置決め用リブ46,46の間であって仮想基準線S上、および、センサハウジング17の収納凹部19においてガイドロッド21,21の間であって仮想基準線S上には、ホルダ固定用のボス部57A,57Bが設けられている。さらに、ベース27上であってセンサハウジング17と傾動駆動部ハウジング28との連結部の外側にも、2つのホルダ固定用のボス部57C,57Dが設けられており、ボス部57C,57Dは仮想基準線Sに対して線対称の位置に配置されている。
ブラケット本体部13のセンサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28にホルダ9が被せられ固定されることによって、ミラー傾動用駆動部11および角度検出部100はブラケット8とホルダ9の間に収納される。
ホルダ9は、ブラケット8の仮想基準線Sに対応する基準線(以下、ホルダ9の仮想基準線と称す)に対して線対称な形状をなし、平面視外形は、センサハウジング17と傾動駆動部ハウジング28とを合わせた形状と相似形をなしている。
図3に示すように、ホルダ9の周壁部62の先端面には嵌合部63が形成されており、この嵌合部63がセンサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28の周壁部18,31の嵌合部20,33に嵌合する。
ホルダ9は、ブラケット8の仮想基準線Sに対応する基準線(以下、ホルダ9の仮想基準線と称す)に対して線対称な形状をなし、平面視外形は、センサハウジング17と傾動駆動部ハウジング28とを合わせた形状と相似形をなしている。
図3に示すように、ホルダ9の周壁部62の先端面には嵌合部63が形成されており、この嵌合部63がセンサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28の周壁部18,31の嵌合部20,33に嵌合する。
ホルダ9には、作動軸44および検出ロッド101に対応する位置に、作動軸44を挿通させるための孔65と、検出ロッド101を挿通させるための孔66が形成されており、孔65を通して作動軸44の先端がホルダ9から突出し、孔66を通して検出ロッド101の先端がホルダ9から突出する。なお、孔65と作動軸44との間にはグロメット67が装着され、孔66と検出ロッド101との間にはグロメット68が装着される。
また、図1に示すように、ホルダ9は、センサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28の係止突起55に対応する部位に、係止突起55に係止可能なアーム部73を複数備えており、アーム部73を係止突起55に係止することにより、ホルダ9をブラケット本体部13のセンサハウジング17および傾動駆動部ハウジング28に仮止めすることができるように構成されている。なお、アーム部73はホルダ9の仮想基準線に対して線対称に配置されている。
さらに、ホルダ9には、ブラケット本体部13のホルダ固定用のボス部57A,57Bに対応する位置に、ねじ挿通孔69が設けられている。なお、図1では、図示の都合上、ボス部57Aに対応するねじ挿通孔69のみが図示されている。さらに、ホルダ9は、ブラケット本体部13のホルダ固定用のボス部57C,57Dの上に重なるように延びる脚部70を備え、脚部70にはねじ挿通孔71が設けられている。脚部70もホルダ9の仮想基準線に対して線対称の位置に配置されている。なお、図1では、図示の都合上、ボス部57Dに対応するねじ挿通孔71のみが図示されている。
ホルダ9は、ねじ挿通孔69,71に通した4本のねじ(図示略)を、ブラケット本体部13のボス部57A〜57Dにねじ込むことにより、ブラケット本体部13に固定される。
ホルダ9は、ねじ挿通孔69,71に通した4本のねじ(図示略)を、ブラケット本体部13のボス部57A〜57Dにねじ込むことにより、ブラケット本体部13に固定される。
図3に示すように、ホルダ9の後面の略中央であってホルダ9の仮想基準線上には、外面が球面の一部で形成されたピボット軸76が一体に設けられている。ここで、作動軸44Aを挿通させるための孔65の中心と検出ロッド101Aを挿通させるための孔66の中心とを結ぶ仮想線は、ピボット軸76の中心を通る水平線となり、作動軸44Bを挿通させるための孔65の中心と検出ロッド101Bを挿通させるための孔66の中心とを結ぶ仮想線は、ピボット軸76の中心を通る鉛直線となり、この2本の仮想線がピボット軸76の中心で互いに直交するように配置されている。
また、図1に示すように、ホルダ9は、ピボット軸76の周囲に、ホルダ9の後面から後方に突出するU字形の係止突起77を備えている。4つの係止突起77は、ピボット軸76の中心から等距離に配置され、ピボット軸76を中心にして90度間隔に配置され、ホルダ9の仮想基準線に対して線対称の位置に配置されている。そして、左右の係止突起77,77の中心同士を結ぶ仮想線は水平線となり、上下の係止突起77,77の中心同士を結ぶ仮想線は鉛直線となる。
このホルダ9のピボット軸76に、ピボットプレート10が三次元的に傾動可能に取り付けられている。
このホルダ9のピボット軸76に、ピボットプレート10が三次元的に傾動可能に取り付けられている。
ピボットプレート10は平面視略矩形をなし、左右対称形状をなしている。図3に示すように、ピボットプレート10の前面の所定部位には、ホルダ9のピボット軸76が圧入可能なピボット凹部80が設けられている。ピボット凹部80の内面は球面の一部で形成されていて、ピボット軸76をピボット凹部80に圧入された状態において、ピボットプレート10はホルダ9のピボット軸76の仮想球中心を揺動支点として揺動可能となる。なお、この実施形態においてピボット軸76とピボット凹部80はピボット部を構成する。
また、図1に示すように、ピボットプレート10の後面においてピボット凹部80に対応する部位である凸部81の周囲には平面視略矩形のスプリング収納凹部82が形成されており、スプリング収納凹部82には、凸部81の付け根部に係合する略C字形のスプリング83が収容されている。スプリング83は凸部81の付け根部を締め付けて、この付け根部が拡径するのを阻止し、これによりホルダ9のピボット軸76がピボット凹部80から離脱するのを防止する。
また、ピボットプレート10には、スプリング収納凹部82の外側に、4本の回転規制ピン84が90度間隔に配置され設けられている。各回転規制ピン84にはホルダ9の係止突起77が係合し、これによりホルダ9とピボットプレート10がピボット軸76の中心を通る前後方向軸の回りに相対回転するのを阻止している。
図3に示すように、ピボットプレート10の前面には、作動軸44の頭部86が嵌入される球面受け座と検出ロッド101の頭部106が嵌入される球面受け座がそれぞれ2つずつ設けられている。なお、作動軸44の頭部86と検出ロッド101の頭部106は同一形状、同一寸法に形成されている。
図1に示すように、作動軸44A,44Bの頭部86が嵌入される球面受け座85A,85Bは、ピボットプレート10の後面側から見て凸部81の左側と下側に設けられ、検出ロッド101A,101Bの頭部106が嵌入される球面受け座85C,85Dは、ピボットプレート10の後面側から見て凸部81の右側と上側に設けられており、これら球面受け座85A〜85Dはピボット凹部80の中心から等距離の位置であって互いに90度ずらして配置されている。
図1に示すように、作動軸44A,44Bの頭部86が嵌入される球面受け座85A,85Bは、ピボットプレート10の後面側から見て凸部81の左側と下側に設けられ、検出ロッド101A,101Bの頭部106が嵌入される球面受け座85C,85Dは、ピボットプレート10の後面側から見て凸部81の右側と上側に設けられており、これら球面受け座85A〜85Dはピボット凹部80の中心から等距離の位置であって互いに90度ずらして配置されている。
作動軸44A,44Bの頭部86がそれぞれ球面受け座85A,85Bに嵌合することにより、それぞれの頭部86と球面受け座85A,85Bとの摺動を許容しつつ、作動軸44A,44Bとピボットプレート10は不離一体に連結される。なお、作動軸44A,44Bの頭部86と球面受け座85A,85Bは、作動軸44A,44Bの軸線回りに相対回転不能に嵌合している。
また、検出ロッド101A,101Bの頭部106がそれぞれ球面受け座85C,85Dに嵌合することにより、それぞれの頭部106と球面受け座85C,85Dとの摺動を許容しつつ、検出ロッド101A,101Bとピボットプレート10は不離一体に連結される。
ピボットプレート10がホルダ9に装着された状態において、左右の球面受け座85A,85Cの両中心を結ぶ仮想線は水平線となり、上下の球面受け座85C,85Dの両中心を結ぶ仮想線は鉛直線となる。
また、検出ロッド101A,101Bの頭部106がそれぞれ球面受け座85C,85Dに嵌合することにより、それぞれの頭部106と球面受け座85C,85Dとの摺動を許容しつつ、検出ロッド101A,101Bとピボットプレート10は不離一体に連結される。
ピボットプレート10がホルダ9に装着された状態において、左右の球面受け座85A,85Cの両中心を結ぶ仮想線は水平線となり、上下の球面受け座85C,85Dの両中心を結ぶ仮想線は鉛直線となる。
なお、図1に示す自動車の前席左側のドアに取り付けられるドアミラー装置1では、4つの球面受け座85A,85B,85C,85Dのうちピボットプレート10の後面側から見て左側と下側の球面受け座85A,85Bに作動軸44A,44Bの頭部86が嵌合し、右側と上側の球面受け座85C,85Dに検出ロッド101A,101Bの頭部106が嵌合するが、図4,図5に示す自動車の前席右側のドア(図示略)に取り付けられるドアミラー装置1の場合では、ピボットプレート10の後面側から見て右側と下側の球面受け座85C,85Bに作動軸44A,44Bの頭部86が嵌合し、左側と上側の球面受け座85A,85Dに検出ロッド101A,101Bの頭部106が嵌合する。
また、ピボットプレート10の四隅には、ミラー係合部89が設けられている。ミラー係合部89は、平面視矩形の角孔90と角孔90を左右方向に跨ぐピン91とで構成されており、ミラーホルダ7に設けられた係合爪(図示略)が係合可能となっていて、前記係合爪をピン91に係合することによってミラーホルダ7がピボットプレート10に支持される。
このように構成されたドアミラー装置1においては、作動軸44A,44Bがそれ自身の軸心周りに回転不能にピボットプレート10に連結されるので、車室内の運転席近傍のスイッチ(図示略)を操作してモータ40Aを回転し、ウォームホイールギヤ回転体43Aを回転すると、作動軸44Aが前後に進退動し、ピボットプレート10を左右方向に揺動することができる。同様に、スイッチ操作によりモータ40Bを回転し、ウォームホイールギヤ回転体43Bを回転すると、作動軸44Bが前後に進退動し、ピボットプレート10を上下方向に揺動することができる。これにより、ピボットプレート10に保持されたミラーユニット3を後方視認に最適な所望の方向に傾けることが可能となる。
また、ピボットプレート10が左右方向に傾動すると、これに追従して検出ロッド101Aおよび接点部材102Aが作動軸44Aの動きと逆方向に進退動し、その結果、可変抵抗器103Aの抵抗値が変化する。この抵抗値を検出することにより、ピボットプレート10の左右方向の傾動角度、換言するとミラー6の左右方向の傾動角度を検出することができる。
同様に、ピボットプレート10が上下方向に傾動すると、これに追従して検出ロッド101Bおよび接点部材102Bが作動軸44Bの動きと逆方向に進退動し、可変抵抗器103Bの抵抗値が変化する。この抵抗値を検出することにより、ピボットプレート10の上下方向の傾動角度、換言するとミラー6の上下方向の傾動角度を検出することができる。そして、図示しない記憶手段に左右方向および上下方向の傾動角度を記憶させることが可能となる。
同様に、ピボットプレート10が上下方向に傾動すると、これに追従して検出ロッド101Bおよび接点部材102Bが作動軸44Bの動きと逆方向に進退動し、可変抵抗器103Bの抵抗値が変化する。この抵抗値を検出することにより、ピボットプレート10の上下方向の傾動角度、換言するとミラー6の上下方向の傾動角度を検出することができる。そして、図示しない記憶手段に左右方向および上下方向の傾動角度を記憶させることが可能となる。
このドアミラー装置1においては、ブラケット8に傾動駆動部ハウジング28およびセンサハウジング17を一体に形成し、傾動駆動部ハウジング28とホルダ9との間にミラー傾動用駆動部11を収納し、センサハウジング17とホルダ9との間に角度検出部100を収納しているので、従来のように二分割型のケース内にミラー傾動用駆動部および角度検出部を収納し、これをブラケットに取り付ける場合に比して、部品点数を1つ減らすことができる。
また、ホルダ9のピボット軸76をピボットプレート10のピボット凹部80に圧入することによってピボットプレート10をホルダ9に揺動可能に連結しているので、従来のようにホルダ9とピボットプレート10とを離脱不能にする手段(例えばボルトなど)が不要となり、部品点数を削減することができる。
その結果、ドアミラー装置1のコストダウンを図ることができる。
また、同一の組み付けライン上で、ブラケット8とホルダ9との間にミラー傾動用駆動部11と角度検出部100を収納し、組み付けることが可能となるので、組み付けを簡素化することができ、生産性が向上する。
また、ホルダ9のピボット軸76をピボットプレート10のピボット凹部80に圧入することによってピボットプレート10をホルダ9に揺動可能に連結しているので、従来のようにホルダ9とピボットプレート10とを離脱不能にする手段(例えばボルトなど)が不要となり、部品点数を削減することができる。
その結果、ドアミラー装置1のコストダウンを図ることができる。
また、同一の組み付けライン上で、ブラケット8とホルダ9との間にミラー傾動用駆動部11と角度検出部100を収納し、組み付けることが可能となるので、組み付けを簡素化することができ、生産性が向上する。
また、ブラケット8の水平基準線Hに対して45度の仰角をなし且つピボットプレート10の揺動支点を通るホルダ9の仮想基準線に対して、ミラー傾動用駆動部11の2つの作動軸44A,44Bが互いに線対称の位置に配置され、角度検出部100の2つの検出ロッド101A,101Bが前記仮想基準線に対して互いに線対称の位置に配置されており、且つ作動軸44A,44Bと検出ロッド101A,101Bが揺動支点を中心にして90度の間隔で振り分けられており、さらに、ブラケット8とホルダ9との取付部(すなわち、ブラケット8のホルダ固定用のボス部57A〜57D、傾動用駆動部ハウジング28の周壁部31、センサハウジング17の周壁部18、ホルダ9の周壁部62等)が前記仮想基準線に対して線対称に配置されているので、ブラケット8に対するホルダ9の取り付け角度を90度ずらすだけ、図1に示す左側ドア用のドアミラー装置1のホルダ9とすることも、図4に示す右側ドア用のドアミラー装置1のホルダ9とすることもできる。すなわち、ホルダ9を左右共用部品とすることが可能となる。
また、この実施形態では、揺動支点から作動軸44A,44Bまでの距離と揺動支点から検出ロッド101A,101Bまでの距離が同一で、作動軸44A,44Bの頭部86と検出ロッド101A,101Bの頭部106の形状、寸法が同一であり、作動軸44A,44Bの頭部86と検出ロッド101A,101Bの頭部106はピボットプレート10の球面受け座85A〜85Dのいずれにも嵌合可能であるので、図1に示す左側ドア用のドアミラー装置1のピボットプレート10と、図4に示す右側ドア用のドアミラー装置1のピボットプレート10を共用することができる。
なお、図2および図5から明らかなように、ブラケット8については左右共用とするわけにはいかないので、左側ドア用のドアミラー装置1に専用のブラケット8と、右側ドア用のドアミラー装置1に専用のブラケット8を用意する。なお、左ドア用のブラケット8と右ドア用のブラケット8は互いに左右対称な形状をなす以外は同一構成である。
このように、ホルダ9およびピボットプレート10を左右のドアミラー装置1の共用部品とすることができるので、部品管理が容易となり、生産性が向上する。
4 駆動ユニット(鏡面角度調整装置)
6 ミラー
8 ブラケット
9 ホルダ
10 ピボットプレート
11 ミラー傾動用駆動部
44A,44B 作動軸
76 ピボット軸(ピボット部)
80 ピボット凹部(ピボット部)
100 角度検出部
101A,101B 検出ロッド
H 水平基準線
S 仮想基準線
6 ミラー
8 ブラケット
9 ホルダ
10 ピボットプレート
11 ミラー傾動用駆動部
44A,44B 作動軸
76 ピボット軸(ピボット部)
80 ピボット凹部(ピボット部)
100 角度検出部
101A,101B 検出ロッド
H 水平基準線
S 仮想基準線
Claims (3)
- 車体に取り付けられるブラケットと、
前記ブラケットに取り付けられブラケットとの間に収納空間を形成するホルダと、
ミラーを支持し、前記ホルダにピボット部を中心にして三次元的に揺動可能に取り付けられるピボットプレートと、
前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結される作動軸を有するミラー傾動用駆動部と、
前記収納空間に収納され、前記ホルダを貫通して前記ピボットプレートに連結され該ピボットプレートに追従して動く検出ロッドを有し、該ピボットプレートの傾動角度を検出する角度検出部と、
を備えることを特徴とする鏡面角度調整装置。 - 前記ミラー傾動用駆動部は前記作動軸を2本備え、前記角度検出部は前記検出ロッドを2本備え、
前記ブラケットの水平基準線に対して略45度の仰角をなし且つ前記ピボット部による揺動支点を通る仮想基準線に対して、前記ミラー傾動用駆動部の2本の前記作動軸が互いに線対称の位置に配置されるとともに、前記角度検出部の2本の検出ロッドが前記仮想基準線に対して線対称の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鏡面角度調整装置。 - 前記揺動中心から前記各作動軸の距離と、前記揺動中心から前記各検出ロッドの距離が同一であることを特徴とする請求項2に記載の鏡面角度調整装置。
Priority Applications (5)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2011102066A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013071514A (ja) * | 2011-09-27 | 2013-04-22 | Mitsuba Corp | ミラー角度検出装置 |
WO2021199729A1 (ja) | 2020-04-01 | 2021-10-07 | マツダ株式会社 | 運転姿勢設定用シート制御装置および該方法 |
JP2022528850A (ja) * | 2019-03-29 | 2022-06-16 | エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー. | 視界調整機構および当該視界調整機構の調整手段 |
-
2009
- 2009-11-10 JP JP2009257145A patent/JP2011102066A/ja active Pending
Cited By (4)
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JP7475362B2 (ja) | 2019-03-29 | 2024-04-26 | エムシーアイ(ミラー コントロールズ インターナショナル)ネザーランド ベー.フェー. | 視界調整機構および当該視界調整機構の調整手段 |
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