JP4450687B2 - ドアミラー - Google Patents

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Description

本発明は、ドアパネルの外側に設けられる展開格納可能な後方視認用のドアミラーに関する。
車両における後方視界の視認用の反射鏡としては、所謂ドアミラーがあり、その一例が下記特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されたドアミラーは使用状態(後述する展開状態)で開口方向が略車両後方側へ向くミラーボディを備えている。このミラーボディの開口端近傍における内側には、鏡面がミラーボディの開口端側へ向いたミラーが配置されている。
一方、ミラーボディの略車両下方側には自動車外側板(所謂、ドアパネルを構成するアウタパネル)の側へ向けて開口した略箱状のベースカバーが設けられている。ベースカバーの内側にはベースが収容されている。ベースには球状突起が設けられており、ベースカバー及びミラーベースを貫通して略車両上下方向を軸方向とする軸周りにミラーベースを回動可能に支持している。
略車両上下方向を軸方向とする軸周りの一方にミラーベースを回動させることで、ミラーベースの開口側(すなわち、ミラーの鏡面の向き)が自動車外側板側に向く格納状態になり、略車両上下方向を軸方向とする軸周りの他方にミラーベースを回動させることで、ミラーベースの開口側(すなわち、ミラーの鏡面の向き)が略車両後方側に向く展開状態になる。
また、ベースと自動車外側板との間にはガスケットが介在しており、ベース及びガスケットを貫通するねじによってベース及びガスケットが自動車外側板に固定されている。これにより、ドアミラーが自動車外側板に取り付けられる。
実開昭62−130955号の公報
ところで、特許文献1に開示されたドアミラーでは、ミラーボディとベースカバーとの間やベースカバーとガスケットとの間、更には、ガスケットと自動車外側板との間に隙間が生じる。このような隙間には車両走行時に風が通過するが、このような隙間に風が通過する際には所謂「風切音」が発生する。このような風切音の発生が、車両走行時における静粛性能を低下させる一因となっているうえ、このような隙間が車両の美観(外観)を損ねる要因にもなっている。
本発明は上記事実を考慮して、風切音を効果的に抑制でき、しかも、車両の外観を向上できるドアミラーを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るドアミラーは、車両のドアパネルを部分的に変形させることで形成され、更にその一部を、表面が車両上方向に対して車幅方向外方へ傾斜した平板状に変形させて座面とし、更に、当該座面に孔部が形成されたステーと、前記座面の裏側で前記ドアパネルに取り付けられ、開口端が前記座面の裏側から前記孔部の開口縁に対向する有底筒形状に形成されたホルダと、前記座面の裏側に設けられた基端側のスタンド部が前記ホルダの内側に挿入された状態で前記ホルダに固定され、先端側が前記孔部を貫通して前記座面に対して直交する向きに前記座面から突出したシャフトと、前記シャフトの軸方向に沿って端面が前記座面と直接対向すると共に前記シャフトの先端側が内側に入り込む対向部を有し、前記対向部の内側に入り込んだ前記シャフトを軸に回動可能に前記シャフトに直接又は間接的に取り付けられ、前記シャフト周り一方への回動で鏡面が略車両室内側を向き、前記シャフト周り他方への回動で前記鏡面が略車両後方を向くミラー本体と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るドアミラーによれば、ドアパネルを部分的に変形させることでステーが形成される。また、ステーには車両上方向に対して車幅方向外方側へ傾斜した座面が形成されており、更に、この座面には孔部が形成される。この座面の裏側には有底筒形状のホルダが設けられる。このホルダの開口端は座面の裏側から座面に形成された孔部の開口縁で対向しており、シャフトの基端側のスタンド部がホルダの内側に挿入され、更に、このスタンド部がホルダに固定される。このホルダは座面の裏側でドアパネルに取り付けられており、これにより、シャフトがドアパネルに取り付けられている。このシャフトの先端側は座面に対して直交する向き(すなわち、車両上方向に対して車幅方向外方側へ傾斜した方向)に孔部を貫通して座面の外側に突出している。
シャフトの先端側はミラー本体に形成された対向部を通過してミラー本体の内側に入り込み、ミラー本体がシャフト周りに回動可能にシャフトに取り付けられており、シャフト周りの一方にミラー本体を回動させるとミラー本体の鏡面が車幅方向室内側を向いて格納され、シャフト周りの他方にミラー本体を回動させるとミラー本体の鏡面が車両後方側を向いて展開される。
ここで、本ドアミラーでは、ミラー本体はその対向部の端面がシャフトの軸方向にステーの座面と直接対向しており、しかも、シャフトの基端部は座面の裏側に設けれて、ホルダを介してドアパネルに取り付けられる。このため、ミラー本体がシャフト周りに回動しても、対向部と座面との対向状態は維持される。したがって、シャフト周りにミラー本体が回動しても、対向部側からミラー本体の内部が露出したり、座面側からドアパネルの内部が露出することがない。
さらには、ステーがドアパネルを変形させることで形成される。このため、ステーをドアパネルとは別体で構成した場合とは異なり、ドアパネルとステーとの間に隙間が形成されない。これにより、このような隙間が形成されることに起因した「風切音」の発生を抑制でき、車両走行時における静粛性能を向上できる。しかも、上記のように、ドアパネルとステーとの間に隙間が形成されないため、外観品質を向上できる。
また、シャフトが貫通する孔部は座面に形成されているので、その開口面積は対向部の端面と座面との対向面積よりも狭い。このため、孔部は対向部に覆われる。上記のように、ミラー本体がシャフト周りに回動しても、対向部と座面との対向状態は維持される。したがって、シャフト周りにミラー本体が回動しても、孔部は対向部に覆われる。このため、孔部、ひいては孔部を介してドアパネルの内部が露出することはない。
また、座面に形成された孔部は、当然、座面の向き、すなわち、車両上方向に対して車幅方向外方へ傾斜した方向に開口する。ここで、ミラー本体とステーの座面との間に隙間には、車両走行時に風が流れる。しかしながら、隙間を流れる風の向きは座面に対して平行、すなわち、孔部の開口方向に対して直交するため、風が孔部の周縁等に干渉されにくい。このため、所謂「風切音」等の異音が発生しにくくなり、車両走行時における静粛性能を向上できる。
請求項に記載の本発明に係るドアミラーは、請求項1に記載の本発明において、前記孔部の開口方向に沿って開口した筒状に形成され、前記座面の裏面側で前記ドアパネルに保持され、内側に前記シャフトの軸方向基端側を収容した状態で保持し、内周部で前記シャフトとの間を封止すると共に、前記孔部側の開口端の外周部で前記孔部の内周部との間を封止する封止部材を備える、ことを特徴としている。
請求項に記載の本発明に係るドアミラーによれば、ステーの座面の裏面側には筒状の封止部材が設けられる。封止部材は内周部がシャフトの軸方向基端側に密着し、これにより、シャフトが保持される。
一方、孔部側の封止部材の開口端の外周部は孔部の内周部に密着している。したがって、孔部の内周部とシャフトの外周部との間の隙間が封止部材により封止される。
ここで、封止部材は座面の裏面側に設けられるため、上記のように対向部と座面との間を流れる風に対し、封止部材とシャフトとの間や、封止部材と孔部との間が影響を及ぼすことがない。
以上説明したように、本発明に係るドアミラーでは、風切音を効果的に抑制して車両走行時における静粛性能を向上でき、しかも、車両の外観を向上できる。
<本実施の形態の構成>
図4には本発明の一実施の形態に係るドアミラー10を採用した車両12のドアパネル14を左斜め前方から見た斜視図が示されている。この図に示されるように、ドアパネル14にはステー16が形成されている。
ステー16は、ドアパネル14を構成するアウタパネル18の前端部近傍で、ドアパネル14がドアガラス20の窓枠22を有しているのであれば、窓枠22の下端部の近傍に設けられ、窓枠22を有していないのであれば(すなわち、車両12が所謂ハードトップ車両であれば)ドアパネル14の上端部近傍に設けられている。
図1に示されるように、ステー16は台座24を備えている。台座24はアウタパネル18を略車両外方側に張り出すように変形させることで形成されている。さらに、アウタパネル18の本体との接続部分とは反対側の台座24の端部には、台座24から連続して座面26が形成されている。
座面26は、端面が略車両上方向(図1の矢印UP方向)に対してドアパネル14の厚さ方向外方(図1の矢印OUT方向)に傾斜した方向に向いた平板状に形成されている。また、座面26の裏面側(すなわち、ドアパネル14の内側)にはホルダ28が設けられている。
ホルダ28は基部30を備えている。基部30はステー16が形成された部分及びその近傍におけるアウタパネル18の形状に応じた板状に形成されており、溶接等の固定手段によってアウタパネル18の裏面やアウタパネル18の内側に設けられたインナパネル、更には、アウタパネル18とインナパネルとの間でドアパネル14を補強する構造部材に一体的に固定されている。
基部30からは連続してホルダ本体32が形成されている。ホルダ本体32は開口面積が座面26の端面の面積よりも狭い有底の略円筒形状に形成されている。ホルダ本体32は座面26の裏面側に設けられており、その開口端は座面26に対向していると共に、ホルダ本体32の軸方向は座面26の端面と略同じ向きとされている。
ホルダ本体32に対応して座面26には孔部としての円孔34が形成されている。円孔34はホルダ本体32と同心の略円形に形成されており、その開口形状はホルダ本体32の内径寸法よりも僅かに小さい。さらに、円孔34の内周縁は、ホルダ本体32の開口端の内側へ向けて座面26の裏面側に湾曲されている。
一方、ホルダ本体32の内側には封止部材としてのガスケット36が収容されている。ガスケット36は外径寸法がホルダ本体32の外径寸法に略等しい(厳密には僅かに小さな)有底の円筒形状に形成されている。
また、ガスケット36の軸方向寸法(ガスケット36の底部38の外面からガスケット36の開口端までの寸法)はホルダ本体32の深さ寸法(ホルダ本体32の底部40の内面からホルダ本体32の開口端までの寸法)に略等しいか、僅かに大きく設定されている。
ガスケット36は外周部がホルダ本体32の内周部に密着した状態でホルダ本体32の内側に収容されており、ホルダ本体32の内周部とガスケット36の外周部との間を封止している。ガスケット36の内側にはスタンド部42が収容されている。
スタンド部42は外径寸法がガスケット36の内径寸法に略等しい(厳密には僅かに小さな)円柱形状に形成されており、外周部がガスケット36の内周部に密着し、ガスケット36によりスタンド部42の外周部とガスケット36の内周部との間が封止されている。さらに、ガスケット36の底部38と対向する側のスタンド部42の端部には複数(本実施の形態では3つ)の雌ねじ部44が形成されている。
これらの雌ねじ部44は底部38の中心から底部38の半径方向に変位した位置で、底部38の中心周りに所定角度毎(例えば、120度毎)に形成されている。
これらの雌ねじ部44の各々に対応してガスケット36の底部38には複数の透孔46が形成されており、ホルダ本体32の底部40には複数の透孔48が形成されている。これらの透孔46、48は開口方向に沿って雌ねじ部44と対向しており、これらの透孔46、48をボルト50が貫通した状態で雌ねじ部44に螺合している。これにより、スタンド部42がガスケット36、ひいてはホルダ本体32の内側で固定されている。
また、底部38とは反対側のスタンド部42の端部からはシャフト52が突出形成されいる。シャフト52はその長手方向(軸方向)が円孔34の開口方向、すなわち、座面26の端面の向きと略同方向とされており、その先端側は円孔34を貫通してステー16の外側(すなわち、ドアパネル14の外側)へ突出している。
さらに、図3に示されるように、シャフト52の軸心部分には、シャフト52及びスタンド部42を貫通する貫通孔78が形成されている。貫通孔78に対応してガスケット36の底部38には透孔80が形成されており、ホルダ本体32の底部40には透孔82が形成されている。透孔80、82は貫通孔78の貫通方向に沿って対向しており、底部40の裏面側から給電用のコード(図示省略)が透孔82及び透孔80を通過して、更に、スタンド部42側から貫通孔78に入り込む。貫通孔78に入り込んだコードはシャフト52の先端から貫通孔78を抜け出る。
一方、図1に示されるように、ドアミラー10はミラー本体54を備えている。ミラー本体54はバイザ56を備えている。バイザ56は略椀形状に形成されており、その開口端近傍の内側には鏡58が設けられている。
鏡58の鏡面はバイザ56の開口側を向いていると共に、鏡58の鏡面とは反対側(すなわち、鏡58よりもバイザ56の底部側)には図示しない鏡面角度調整ユニットが配置されており、この鏡面角度調整ユニットに鏡58が支持されている。鏡面角度調整ユニットは、上記の貫通孔78を抜け出たコードの先端が電気的に接続されている。また、鏡面調整ユニットは1乃至複数のモータを備えており、コードを介して供給された電力により駆動するモータの駆動力で鏡58を傾斜させ、鏡面の向きを変化させる。
また、バイザ56には対向部60が形成されている。対向部60は中空形状に形成されており、バイザ56の本体部分に連続した一端は、後述する鏡58の鏡面が略車両後方側を向いた状態で車幅方向外方側を向く。また、対向部60(バイザ56)の他端は上記の座面26に直接対向しており、シャフト52の軸方向に沿って座面26の側方から座面26(特に円孔34)を覆っている。
また、図2に示されるように、バイザ56の内部には展開格納ユニット62が設けられている。展開格納ユニット62はベース部材64を備えている。ベース部材64には円筒形状の筒状部66が形成されている。
ベース部材64及び筒状部66はシャフト52の軸方向に貫通しており、ベース部材64の筒状部66とは反対側からはステー16を貫通したシャフト52が通過して筒状部66に嵌挿され、ベース部材64及び筒状部66がシャフト52に回動可能に軸支されている。
筒状部66の軸方向中間部にはウオームホイール68が設けられている。ウオームホイール68は内径寸法が筒状部66の外径寸法に略等しい(厳密には極僅かに大きな)リング状に形成されており、筒状部66に同軸的に回転自在に軸支されている。
シャフト52の軸方向に沿ったウオームホイール68の一端側(ベース部材64とは反対側)にはクラッチ70が設けられている。クラッチ70はリング状に形成されて筒状部66に嵌挿されている。クラッチ70は筒状部66の軸方向に摺動可能であるが、筒状部66周りのクラッチ70の回転は不能とされている。
さらに、ウオームホイール68のクラッチ70とは反対側には圧縮コイルスプリング72が設けられており、筒状部66が圧縮コイルスプリング72を貫通している。圧縮コイルスプリング72はウオームホイール68をクラッチ70側に付勢しており、圧縮コイルスプリング72の付勢力によってウオームホイール68がクラッチ70に機械的に連結させられている。
上記のように、ウオームホイール68は基本的に筒状部66に対して回転自在であるが、クラッチ70が筒状部66に対して回転不能であるため、ウオームホイール68がクラッチ70に連結されることでウオームホイール68も筒状部66に対して回転不能になる。
一方、ウオームホイール68の半径方向外側側方にはウオームギヤ74が配置されている。ウオームギヤ74はウオームホイール68に噛み合っていると共に、駆動手段としてのモータ(図示省略)の出力軸に機械的に連結されている。モータには貫通孔78を通過したコードが電気的に接続されており、コードを介して供給された電力でモータが駆動する。モータの駆動力でウオームギヤ74が回転するとウオームギヤ74の回転力はウオームホイール68に伝えられる。
しかしながら、上記のようにウオームホイール68はクラッチ70に連結されていることで回転不能であるため、ウオームホイール68に回転力を伝えたウオームギヤ74及びモータがウオームホイール68周り(すなわち、筒状部66、ひいては、シャフト52周り)に回動する。ウオームギヤ74及びモータは、ベース部材64に取り付けられており、ウオームギヤ74及びモータがウオームホイール68周りに回動することで、ベース部材64が筒状部66周りに回動する構造になっている。
さらに、ベース部材64には連結部76が形成されている。連結部76はバイザ56の所定部位に直接又は上記の鏡面角度調整ユニットを介して間接的に連結されており、これにより、上記のようにベース部材64が筒状部66周りに回動すると、バイザ56や鏡58が一体的に回動する構造になっている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ドアミラー10では、例えば、図4に示されるように鏡58の鏡面が略車両後方側を向いた状態で車両12の室内側に設けられた図示しないスイッチが操作されると、展開格納ユニット62のモータに電力が供給されてモータが駆動し、ウオームギヤ74を回転させる。上記のようにウオームギヤ74は、その回転力をウオームホイール68に付与するが筒状部66周りにウオームホイール68の回転が不能であるため、ウオームギヤ74は自らの軸心周りに回転しつつウオームホイール68からの反力でウオームホイール68の周囲を回動する。
これにより、ウオームギヤ74やモータ、更には、ベース部材64がウオームホイール68周りに回動すると、バイザ56がウオームホイール68と同軸のシャフト52周りの一方に回動する。
ここで、シャフト52の長手方向(軸方向)は座面26の端面の向きと略同方向、すなわち、略車両上方向(図1の矢印UP方向)に対してドアパネル14の厚さ方向外方(図1の矢印OUT方向)に傾斜した方向とされている。このため、バイザ56がシャフト52周りの一方に回動することで、図5に示されるように、バイザ56の開口側、すなわち、鏡58の鏡面は車幅方向略室内側を向いて格納状態とされる。
また、この格納状態で、車両12の室内側に設けられた図示しないスイッチが操作され、これにより、展開格納ユニット62のモータが上記の格納時とは反対に駆動すると、バイザ56がシャフト52周りの他方に回動する。これにより、図4に示されるように、バイザ56の開口側、すなわち、鏡58の鏡面は略車両後方側を向いて展開状態とされる。
ここで、本ドアミラー10では、ステー16がドアパネル14を構成するアウタパネル18を変形させることで形成される。このため、ステー16をドアパネル14とは別体で構成した場合とは異なり、ドアパネル14とステー16との間に隙間が形成されない。車両室外にて露出する隙間は、車両走行時に風が隙間を通過し、隙間に風が通過する際に所謂「風切音」が発生する。
しかしながら、本ドアミラー10では、上記のように、少なくとも、ドアパネル14とステー16との間に隙間が形成されない。このため、「風切音」が発生を抑制でき、これにより、車両走行時における静粛性能を向上できる。しかも、上記のように、ドアパネル14とステー16との間に隙間が形成されないため、外観品質を向上できる。
さらに、本ドアミラー10では、車両12の車体側とミラー本体54とをスタンド部42及びシャフト52により連結している。ここで、スタンド部42はステー16の座面26の裏面側、すなわち、ドアパネル14の内側に収容されている。しかも、シャフト52はスタンド部42に形成され、円孔34を貫通してドアパネル14の外側に突出しているが、円孔34が形成された座面26は、端面の向きからバイザ56の対向部60が覆っている。
このため、円孔34が露出することはなく、円孔34を介してスタンド部42が露出することはない。このように、スタンド部42は基本的にドアパネル14内に隠され、しかも、外部に露出することがないことから、ドアミラー10のバイザ56とドアパネル14との一体感を生じさせることができ、これによっても、外観品質の向上させることができる。
しかも、シャフト52が貫通して外部に突出するための円孔34は、座面26の端面の向きに開口している。したがって、ドアパネル14とステー16との間を通過する風の向きは円孔34の開口方向に対して直交することになる。このため、上記の隙間を通過する風に対して円孔34の縁が干渉しにくくなり、これによっても「風切音」が発生を抑制でき、車両走行時における静粛性能を向上できる。さらに、円孔34が対向部60に覆われていることで円孔34からゴミや砂埃、雨等の侵入を効果的に抑制又は防止できる。
また、本ドアミラー10では、シャフト52周りにバイザ56が回動しても、座面26と対向部60と対向状態が維持され続ける。このため、本ドアミラー10の展開状態、格納状態を問わず、円孔34が外部で露出することはなく、円孔34を介してスタンド部42が露出することはない。したがって、円孔34からゴミや砂埃、雨等の侵入を更に一層効果的に抑制又は防止でき、外観品質の向上にも寄与する。
さらに、スタンド部をドアパネル14の外側でステーに取り付けた従来の構造の場合には、スタンド部とステーとの間の隙間が車外に露出する。このため、このような隙間が上記のような「風切音」の発生要因になる。しかしながら、本ドアミラー10では、スタンド部42が座面26の裏面側、すなわち、ドアパネル14の内側に収容されているため、車両走行中にスタンド部42の周囲を風が通過することがない。このため、スタンド部42とステー16との間の隙間が「風切音」の要因になることがなく、これによっても車両走行時における静粛性能を向上できる。
また、スタンド部42を保持するホルダ本体32(ホルダ28)や、ホルダ本体32とスタンド部42との間を封止するガスケット36も当然のことながら座面26の裏面側、すなわち、ドアパネル14の内側に設けられる。したがって、仮に、これらの各部材間に隙間や段差が形成されたとしても、このような隙間や段差が車外に露出することがない。このため、このような隙間や段差が上記のような「風切音」の発生要因になることがなく、これによっても車両走行時における静粛性能を向上できる。
さらには、本ドアミラー10では外部に露出する隙間は、対向部60と座面26との間だけである。このため、この対向部60と座面26との間の隙間だけを管理すればよく、上記のような座面26の裏面側に位置する各部材間の隙間や段差等は、風切音の発生要員にならないため厳格に管理しなくてもよい。したがって、各部材の寸法精度や組付精度を緩やかにでき、これにより、部品コストの軽減や組付作業における作業性を向上させることもできる。
本発明の一実施の形態に係るドアミラーの要部の分解正面図である。 ドアミラーの展開格納ユニットの構成の概略を示す断面図である。 ステー、封止部材、及びシャフトの底部側からの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るドアミラーを採用した車両の要部の斜視図である。 ドアミラーの格納状態を示す図4に対応した斜視図である。
符号の説明
10 ドアミラー
12 車両
14 ドアパネル
16 ステー
26 座面
34 円孔(孔部)
36 ガスケット(封止部材)
52 シャフト
54 ミラー本体
58 鏡
60 対向部

Claims (2)

  1. 車両のドアパネルを部分的に変形させることで形成され、更にその一部を、表面が車両上方向に対して車幅方向外方へ傾斜した平板状に変形させて座面とし、更に、当該座面に孔部が形成されたステーと、
    前記座面の裏側で前記ドアパネルに取り付けられ、開口端が前記座面の裏側から前記孔部の開口縁に対向する有底筒形状に形成されたホルダと、
    前記座面の裏側に設けられた基端側のスタンド部が前記ホルダの内側に挿入された状態で前記ホルダに固定され、先端側が前記孔部を貫通して前記座面に対して直交する向きに前記座面から突出したシャフトと、
    前記シャフトの軸方向に沿って端面が前記座面と直接対向すると共に前記シャフトの先端側が内側に入り込む対向部を有し、前記対向部の内側に入り込んだ前記シャフトを軸に回動可能に前記シャフトに直接又は間接的に取り付けられ、前記シャフト周り一方への回動で鏡面が略車両室内側を向き、前記シャフト周り他方への回動で前記鏡面が略車両後方を向くミラー本体と、
    を備えるドアミラー。
  2. 前記孔部の開口方向に沿って開口した筒状に形成され、前記座面の裏面側で前記ドアパネルに保持され、内側に前記シャフトの軸方向基端側を収容した状態で保持し、内周部で前記シャフトとの間を封止すると共に、前記孔部側の開口端の外周部で前記孔部の内周部との間を封止する封止部材を備える、
    ことを特徴とする請求項に記載のドアミラー。
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