JP2019043200A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記円板部の円周方向における一箇所には、前記軸状部材の途中部分を支持する支持部が設けられている。このため、駆動源により円板部を軸心回りに回動させることで、支持部に支持された軸状部材の一端側と他端側とを左右一対のリンクの回動中心回りに円弧運動させることができる。
以下、図1〜図11に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の説明を行なう。本実施形態に係る車両用シート装置は、図1等に示すように、乗用車Cの助手席等に使用されるシート装置である。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、車両用シート装置10を備える乗用車Cの前後左右及び上下に対応している。また、図中のシート前後、シート左右は、車両用シート装置10のシート本体12における前後左右に対応している。
車両用シート装置10は、図1、図2等に示すように、シート本体12と、そのシート本体12を車室内の着座位置とドア開口部Dの乗降位置間で移動させるシート移動装置200とから構成されている。シート本体12は、シートクッション14とシートバック16とを備えており、前記シートクッション14とシートバック16との連結位置にシートバック16の傾斜角度(リクライニング角度)を調整するリクライナ18が設けられている。シート移動装置200は、図3〜図5に示すように、車両フロアF上に設置された前後スライド機構20と、その前後スライド機構20の前後スライドベース21上に設置された回転機構30と、その回転機構30の回転テーブル35上に設置された4節リンク機構40とを備えている。そして、4節リンク機構40の支持リンク45等によってシート本体12が下方から支持されている。
前後スライド機構20は、車室内でシート本体12を車両前後方向に移動させる機構である。前後スライド機構20は、図3等に示すように、車両フロアFの固定ベース23上で車両前後方向に延びる左右一対の固定側レール22と、左右一対の固定側レール22に沿って摺動する左右の摺動体22sとを備えている。そして、左右の摺動体22sが前後スライドベース21の下面に固定されている。また、固定ベース23と前後スライドベース21間には、固定ベース23に対して前後スライドベース21を前後スライドさせるための駆動部(図示省略)が設けられている。
回転機構30は、シート本体12を車両前向きの着座位置とドア開口部D側を向く横向き位置との間で約100°水平回転させる機構である。回転機構30は、図3等に示すように、前後スライドベース21上に固定された内輪31と、内輪31に対して回転可能に支持された外輪33と、外輪33上に固定された回転テーブル35とを備えている。そして、前後スライドベース21上に内輪31に対して外輪33を回転させる駆動部(図示省略)が設けられている。即ち、回転機構30は、回転テーブル35上の格納位置にあるシート本体12を車両前向きの着座位置とドア開口部D側を向く横向き位置間で水平回転させられるように構成されている。
4節リンク機構40は、シート本体12を格納位置(前記横向き位置)とドア開口部Dの乗降位置間で移動させる機構であり、回転テーブル35の幅方向両側(シート左側と右側)とにそれぞれ設けられている。4節リンク機構40は、図3〜図5に示すように、シート本体12をシート前方向に移動させながら下降させ、さらにシート本体12を徐々に前傾させられるように構成されている。回転テーブル35上には、図6に示すように、幅方向両側(シート左右)にシート前側が低くシート後側高い山形の側壁部35wが設けられており、左右の側壁部35wが4節リンク機構40の固定リンクを構成している。
回転テーブル35上には、左右一対の4節リンク機構40の後側リンク43を同時に上下回動させる一台の駆動装置50が設置されている。駆動装置50は、図7に示すように、回転テーブル35上を横断するように左右方向に延びる直線状のドライブシャフト51を備えている。そして、前記ドライブシャフト51の一端側51fと他端側51rとがそれぞれ左右一対の後側リンク43の係合溝43mとリンク回動方向において係合している。ドライブシャフト51は、補強ブラケット52によって補強されている。補強ブラケット52は、ドライブシャフト51と平行に設けられた補強板52bと、補強板52bとドライブシャフト51とを長さ方向において複数箇所で連結する連結板52cとから構成されている。
次に、車両用シート装置10の動作について説明する。先ず、車室内の着座位置(図1参照)にあるシート本体12をドア開口部Dの乗降位置(図2参照)まで移動させる場合について説明する。ここで、シート本体12が車室内にある状態では、シート本体12は回転テーブル35の格納位置にあって、前記シートロック装置がロック状態に保持されている。また、図11に示すように、駆動装置50の補強ブラケット52の受け部Bが回転テーブル35の後壁部35sのストッパSに当接している。これにより、4節リンク機構40は、図3に示すように、前側リンク44が回転テーブル35に対して直角に起立した状態で、後側リンク43が回転テーブル35に対して後方に傾斜した状態で起立し、支持リンク45、及びシート本体12が水平に保持されている。
本実施形態に係る車両用シート装置10によると、駆動装置50のドライブシャフト51(軸状部材)は、一端側51f(左側係合部)が左の後側リンク43の回動中心からずれた位置で、その左の後側リンク43とリンク回動方向において係合している。また、ドライブシャフト51の他端側51r(右側係合部)が右の後側リンク43の回動中心からずれた位置で、その右の後側リンク43とリンク回動方向において係合している。さらに、駆動装置50の円板部54、モータ55、及び歯車機構56(円弧運動機構)は、ドライブシャフト51の一端側51fと他端側51rとを左右一対の後側リンク43の回動中心回りに円弧運動させられるように構成されている。このため、駆動装置50の円板部54が回動することで、左右一対の後側リンク43がドライブシャフト51の一端側51fと他端側51rとよりリンク回転方向に押圧されて、回動中心回りに回動するようになる。このとき、仮に、ドライブシャフト51の軸心が左右一対の後側リンク43の回動中心をむすぶ仮想直線と平行でなくても、即ち、ドライブシャフト51が若干傾いていても左右一対の後側リンク43を回動中心回りに回動させることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、左右一対の後側リンク43の係合溝43mをリンク回転半径方向に延びる切欠状に形成する例を示したが、長穴状に形成することも可能である。また、本実施形態では、ドライブシャフト51の長さ方向における中央部を円板部54のU字形の切欠54cに嵌合させ、前記円板部54を軸心回りに回動させることでドライブシャフト51の一端側51fと他端側51rとを円弧運動させる例を示した。しかし、円板部54を設ける代わりに、直線状の駆動シャフトの一端側と他端側とにアームを設け、駆動シャフトを軸心回りに回動させることで、前記左右一対のアームの先端部を円弧運動させることも可能である。これにより、前記左右一対のアームの先端部をそれぞれ左側係合部、右側係合部として左右一対の後側リンク43の係合溝43mとリンク回転方向に係合させることで、左右一対の後側リンク43を回動させることが可能になる。また、本実施形態では、駆動装置50により左右一対の後側リンク43を回動させる例を示したが、左右一対の前側リンク44を回動させる構成でも可能である。
12・・・シート本体
35・・・回転テーブル(支持テーブル)
40・・・4節リンク機構(シート移動機構)
43m・・係合溝
43・・・後側リンク
43d・・回動中心(一端部)
44・・・前側リンク
45・・・支持リンク
50・・・駆動装置(シート移動機構)
51・・・ドライブシャフト(軸状部材)
51f・・一端側(左側係合部)
51r・・他端側(右側係合部))
54・・・円板部(円弧運動機構)
54c・・切欠(支持部)
55・・・モータ(円弧運動機構、駆動源)
56・・・歯車機構(円弧運動機構、駆動源)
Claims (7)
- 支持テーブルの左右両側に上下回動可能な状態で連結され、回動自由端側がシート本体の左右両側を支持する左右一対のリンクを一台の駆動装置により同時に等しい角度だけ回動させるシート移動機構を備える車両用シート装置であって、
前記駆動装置は、左側のリンクの回動中心からずれた位置で、その左側のリンクとリンク回動方向において係合する左側係合部と、右側のリンクの回動中心からずれた位置で、その右側のリンクとリンク回動方向において係合する右側係合部と、前記左側係合部と右側係合部とを前記左右一対のリンクの回動中心回りに円弧運動させる円弧運動機構とを有している車両用シート装置。 - 請求項1に記載された車両用シート装置であって、
前記駆動装置は、左右方向に延びる軸状部材を備えており、前記軸状部材の一端側と他端側とに前記左側のリンクと係合する前記左側係合部と前記右側のリンクと係合する前記右側係合部とが設けられている車両用シート装置。 - 請求項2に記載の車両用シート装置であって、
前記駆動装置の円弧運動機構は、左右一対のリンクの回動中心と同軸に設けられた円板部と、前記円板部を軸心回りに回動させる駆動源とを有しており、
前記円板部の円周方向における一箇所には、前記軸状部材の途中部分を支持する支持部が設けられている車両用シート装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用シート装置であって、
前記シート移動機構は、支持テーブルの左右両側で上下回動可能に連結された左右一対の前側リンクと、左右一対の後側リンクと、前記前側リンクと後側リンクとの回動自由端側をつなぐリンクで、前記シート本体を支持する左右一対の支持リンクとを備えており、
前記駆動装置の前記左側係合部と前記右側係合部とが左右一対の後側リンクと係合している車両用シート装置。 - 請求項2から請求項4のいずれかに記載の車両用シート装置であって、
左右一対のリンクには、回転中心の近傍位置から前記回転中心を通る仮想直線に沿って前記リンクと交差する方向に延びる係合溝が形成されており、
前記左右一対のリンクの係合溝と前記駆動装置の軸状部材の一端側と他端側とが係合している車両用シート装置。 - 請求項4又は請求項5のいずれかに記載の車両用シート装置であって、
後側リンクの幅寸法が前側リンクの幅寸法よりも大きく設定されている車両用シート装置。 - 請求項4から請求項6のいずれかに記載の車両用シート装置であって、
前記前側リンクと前記支持テーブルとの連結位置は、前記後側リンクと前記支持テーブルとの連結位置よりも低い位置にあり、前記前側リンクの長さ寸法が後側リンクの長さ寸法よりも大きい値に設定されている車両用シート装置。
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WO2020184259A1 (en) | 2019-03-08 | 2020-09-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image display system, image display method, and non-transitory recording medium |
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2017
- 2017-08-30 JP JP2017165476A patent/JP6807539B2/ja active Active
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