JP2011099571A - 冷凍サイクル装置及びそれを用いた温水暖房装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置及びそれを用いた温水暖房装置 Download PDF

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Abstract

【課題】急激な吐出温度の上昇があった場合にも、吐出温度を速やかに低減できる冷凍サイクル装置およびこの冷凍サイクル装置を用いた温水暖房装置を提供すること。
【解決手段】圧縮機11、凝縮器12、過冷却熱交換器13、主膨張弁14、蒸発器15が環状に接続された冷媒回路1Aと、前記凝縮器12と前記過冷却熱交換器13の間または前記凝縮器12と前記主膨張弁14との間から分岐して、バイパス膨張弁21、前記過冷却熱交換器13を介して前記圧縮機11の吸入側または前記圧縮機11中間圧室に接続したバイパス路20と、制御装置30とを備え、前記制御装置30は、前記圧縮機11の吐出温度が予め設定された所定吐出温度以上、かつ、前記圧縮機11の運転周波数が予め設定された所定運転周波数以上の場合に、前記バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置
【選択図】図1

Description

本発明は、凝縮器から流出した冷媒を過冷却する冷凍サイクル装置およびこの冷凍サイクル装置を用いた温水暖房装置に関する。
従来、冷媒回路の凝縮器の下流側に過冷却熱交換器を設け、この過冷却熱交換器に膨張させた冷媒を流入させることにより凝縮器から流出した冷媒を過冷却する冷凍サイクル装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。図7にこの種の冷凍サイクル装置100を示す。
この冷凍サイクル装置100は、冷媒を循環させる冷媒回路110と、バイパス路120とを備えている。冷媒回路110は、圧縮機111、凝縮器112、過冷却熱交換器113、主膨張弁114および蒸発器115が配管により環状に接続されて構成されている。バイパス路120は、凝縮器112と過冷却熱交換器113の間で冷媒回路110から分岐し、過冷却熱交換器113を経由して蒸発器115と圧縮機111の間で冷媒回路110につながっている。また、バイパス路120には、過冷却熱交換器113よりも上流側にバイパス膨張弁121が設けられている。
さらに、冷凍サイクル装置100には、圧縮機111から吐出される冷媒の温度(吐出温度)を検出する吐出温度センサ131と、凝縮器112の冷媒の温度(凝縮温度)Tcを検出する凝縮温度センサ141と、蒸発器115の冷媒の温度(蒸発温度)Teを検出する蒸発温度センサ142とが設けられている。
このような冷凍サイクル装置において、圧縮機111の吐出温度を低減するには、主膨張弁114の開度と、バイパス膨張弁121の開度とを、適切に制御する必要がある。
上記特許文献1に開示された主膨張弁114、および、バイパス膨張弁121の制御方法について説明する。バイパス膨張弁121は、吐出温度センサ131が検出した吐出温度が予め定めた設定値より高いときには、バイパス膨張弁121の開度を増加させ、吐出温度が予め定めた設定値より低いときには、バイパス膨張弁121の開度を減少させるように制御する。
主膨張弁114は、凝縮温度センサ141が検出した凝縮温度と、蒸発温度センサ142が検出した蒸発温度と、バイパス膨張弁121の開度とに、基づいて算出した目標吐出温度により、吐出温度制御を行う。具体的には、圧縮機111の吐出温度が目標吐出温度より高いときには、主膨張弁114の開度を増加させ、圧縮機111の吐出温度が目標吐出温度より低いときには、主膨張弁114の開度を減少させるように制御する。
特許第3440910号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、バイパス膨張弁を、実際に検知した吐出温度のみから制御する制御方法では、実際に吐出温度がかなり上昇していないと制御が実行されない。このため、吐出温度が上昇しやすい運転条件において、急激に吐出温
度が上昇した際に、バイパス膨張弁の開度の変更が追いつかず、吐出温度が過度に上昇してしまい、冷凍サイクル装置の性能が低下したり、圧縮機の信頼性に悪影響を与える恐れが生じるといった課題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、急激な吐出温度の上昇があった場合にも、吐出温度を速やかに低減できる冷凍サイクル装置およびこの冷凍サイクル装置を用いた温水暖房装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧縮機の吐出温度が予め設定された所定吐出温度以上、かつ、前記圧縮機の運転周波数が予め設定された所定運転周波数以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が過度に高い状態に近く、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、吐出温度と圧縮機の運転周波数に基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる。
また、本発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発器に流入する熱源側流体が予め設定された所定温度以下、かつ、前記凝縮器に流入する利用側流体が予め設定された所定温度以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、外気温度と入水温度に基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる。
また、本発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発圧力または蒸発温度が予め設定された所定値以下、かつ、凝縮圧力または凝縮温度が予め設定された所定値以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、蒸発圧力、あるいは、蒸発温度と凝縮圧力、あるいは、凝縮温度とに基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる。
本発明によれば、急激な吐出温度の上昇があった場合にも、吐出温度を速やかに低減できる冷凍サイクル装置およびこの冷凍サイクル装置を用いた温水暖房装置を提供できる。
本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の概略構成図 図1に示す冷凍サイクル装置のモリエル線図 図1に示す冷凍サイクル装置の他のモリエル線図 本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の運転制御のフローチャート 本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の運転制御のフローチャート 図1に示す冷凍サイクル装置における吐出温度の傾向図 従来の冷凍サイクル装置の概略構成図
第1の発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧縮機の吐出温度が予め設定された所定吐出温度以上、かつ、前記圧縮機の運転周波数が予め設定された所定運転周波数以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が過度に高い状態に近く、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、吐出温度と圧縮機の運転周波数に基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよいバイパス膨張弁の制御が可能である。
第2の発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発器に流入する熱源側流体が予め設定された所定温度以下、かつ、前記凝縮器に流入する利用側流体が予め設定された所定温度以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、外気温度と入水温度に基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよいバイパス膨張弁の制御が可能である。
第3の発明は、圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発圧力または蒸発温度が予め設定された所定値以下、かつ、凝縮圧力または凝縮温度が予め設定された所定値以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置で、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、蒸発圧力、あるいは、蒸発温度と凝縮圧力、あるいは、凝縮温度とに基づいて検知し、バイパス膨張弁の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよいバイパス膨張弁の制御が可能である。
第4の発明は、制御装置は、バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるとともに、主膨張弁の開度は予め設定された所定開度だけ減少させるように動作させることを特徴とするもので、蒸発器を流れる冷媒が減少し、バイパス路を流れる冷媒が増加するために、より吐出温度を低下させることができるために、吐出温度が上昇しやす
い運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよい主膨張弁、バイパス膨張弁の制御が可能である。
第5の発明は、バイパス膨張弁の予め設定された所定開度および主膨張弁の予め設定された所定開度は、圧縮機運転周波数、蒸発器に流入する熱源側流体の温度、放熱器に流入する利用側流体の温度、蒸発圧力、蒸発温度、凝縮圧力、凝縮温度のうちの少なくともいずれかの値から算出されることを特徴とするもので、吐出温度が過度に高い状態に近く、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、吐出温度と圧縮機の運転周波数に基づいて検知し、バイパス膨張弁の増加させる開度(バイパス膨張弁用所定開度)、あるいは、主膨張弁の減少させる開度(主膨張弁用所定開度)を吐出温度が上昇しやすい運転条件の場合には、大きな値とすることができるため、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよい主膨張弁、バイパス膨張弁の制御が可能である。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1に、本発明の第1の実施の形態に係る冷凍サイクル装置1Aを示す。この冷凍サイクル装置1Aは、冷媒を循環させる冷媒回路10と、バイパス路20と、制御装置30とを備えている。冷媒としては、例えば、R407C等の非共沸混合冷媒、R410A等の疑似共沸混合冷媒、または単一冷媒等を用いることができる。
冷媒回路10は、圧縮機11、凝縮器12、過冷却熱交換器13、主膨張弁14および蒸発器15が配管により環状に接続されて構成されている。本実施の形態では、冷媒回路10には、通常運転とデフロスト運転とを切り換えるための四方弁16が設けられている。
本実施の形態では、冷凍サイクル装置1Aが、加熱手段により生成した温水を暖房に利用する温水暖房装置の加熱手段を構成しており、凝縮器12が、冷媒と水との間で熱交換を行ない、水を加熱する熱交換器となっている。
具体的には、凝縮器12に供給管71と回収管72が接続されており、供給管71を通じて凝縮器12に水が供給され、凝縮器12で加熱された水(温水)が回収管72を通じて回収されるようになっている。回収管72により回収された温水は、例えばラジエータ等の暖房機に直接的または貯湯タンクを介して送られ、これにより暖房が行われる。
バイパス路20は、過冷却熱交換器13と主膨張弁14の間で冷媒回路10から分岐し、過冷却熱交換器13を経由して蒸発器15と圧縮機11の間で冷媒回路10につながっている。また、バイパス路20には、過冷却熱交換器13よりも上流側にバイパス膨張弁21が設けられている。
さらに、冷凍サイクル装置1Aには、圧縮機11から吐出される冷媒の温度(吐出温度)を検出する吐出温度センサ31と、凝縮器12に流入する水(利用側流体)の温度(入水温度)Twiを検出する入水温度センサ32と、蒸発器15に流入する空気(熱源側流体)の温度(外気温度)Taiを検出する外気温度センサ33と、凝縮器12の冷媒の温度(凝縮温度)Tcを検出する凝縮温度センサ41と、蒸発器15の冷媒の温度(蒸発温度)Teを検出する蒸発温度センサ42とが設けられている。また、バイパス路20には、過冷却熱交換器13から流出する冷媒の温度(バイパス側出口温度)Tboを検出するバイパス側出口温度センサ51が設けられている。
通常運転では、圧縮機11から吐出された冷媒が四方弁16を介して凝縮器12に送られ、デフロスト運転では、圧縮機11から吐出された冷媒が四方弁26を介して蒸発器15に送られる。図1では、通常運転時の冷媒の流れ方向を矢印で示している。以下、通常運転における冷媒の状態変化を説明する。
圧縮機11から吐出された高圧冷媒は、凝縮器12に流入し、凝縮器12を通過する水に放熱する。凝縮器12から流出した高圧冷媒は、過冷却熱交換器13に流入し、バイパス膨張弁21で減圧された低圧冷媒によって過冷却される。過冷却熱交換器13から流出した高圧冷媒は、主膨張弁14側とバイパス膨張弁21側とに分流する。
主膨張弁14側に分流した高圧冷媒は、主膨張弁14によって減圧された後に、蒸発器15に流入する。蒸発器15に流入した低圧冷媒は、ここで空気(外気)から吸熱する。一方、バイパス膨張弁21側に分流した高圧冷媒は、バイパス膨張弁21によって減圧された後に、過冷却熱交換器13に流入する。過冷却熱交換器13に流入した低圧冷媒は、凝縮器12から流出した高圧冷媒によって加熱される。その後、過冷却熱交換器13から流出した低圧冷媒は、蒸発器15から流出した低圧冷媒と合流し、再度、圧縮機11に吸入される。
制御装置30は、各種のセンサ31、32、33、41、42、51で検出される検出値等に基づいて、圧縮機11の回転数、四方弁16の切り換え、ならびに主膨張弁14およびバイパス膨張弁21の開度を制御する。
主膨張弁14、バイパス膨張弁21の開度の制御方法は後述するものとし、まず、主膨張弁14、バイパス膨張弁21の開度の調整により、圧縮機11の吐出温度が低減できる理由について、図3、図4に示す圧力・エンタルピ線図を用いて説明する。
通常運転時には、図3に示すように、バイパス路20を流れる冷媒が過冷却熱交換器13で過度に過熱(スーパーヒート)されないようにバイパス膨張弁21が制御される。従って、バイパス路20において過冷却熱交換器13から流出した冷媒の状態は、図3中にg点で示すように湿り状態となる。
一方、蒸発器15では冷媒がほぼ飽和ガスとなるまで過熱されるため、蒸発器15を流出した冷媒の状態は、図3中のe点になる。そして、圧縮機11に吸入される冷媒は、それらの冷媒が合流したものであるから、g点とe点の間のh点の状態になる。
ここで、圧縮機11の信頼性確保などのために、吐出温度を低減したい場合には、バイパス膨張弁21の開度を増加させる。これにより、バイパス路20を流れる冷媒が増加し、バイパス路20を流れる冷媒が過冷却熱交換器13で十分に加熱されなくなる。あるいは、バイパス膨張弁21の開度を増加させるとともに、主膨張弁14の開度を減少させる。
これにより、蒸発器15を流れる冷媒が減少し、バイパス路20を流れる冷媒が増加するので、バイパス路20を流れる冷媒が過冷却熱交換器13で十分に加熱されなくなる。これらの結果、バイパス路20において過冷却熱交換器13から流出した冷媒の状態は、図4中にg’点で示すようにさらに湿り状態となる。
一方、蒸発器15では冷媒がほぼ飽和ガスとなるまで過熱されるため、蒸発器15を流出した冷媒の状態は、図4中のe点になる。そして、圧縮機11に吸入される冷媒は、それらの冷媒が合流したものであるから、g’点とe点の間のh’点の状態になる。この結
果、圧縮機11から吐出された冷媒(図4中のa’点)の温度(吐出温度)は、図3中のa点と比べて、低下する。
次に、制御装置30が行う主膨張弁14およびバイパス膨張弁21の開度の制御方法について説明する。
まず、主膨張弁14の制御について説明する。主膨張弁14は、目標吐出温度(Tdm)となるように吐出温度制御が行われる。具体的には、圧縮機11の吐出温度が目標吐出温度(Tdm)より高いときには、主膨張弁14の開度を増加させ、圧縮機11の吐出温度が目標吐出温度より低いときには、主膨張弁14の開度を減少させるように制御する。なお、目標吐出温度(Tdm)は、凝縮温度センサ41が検出した凝縮温度と、蒸発温度センサ42が検出した蒸発温度とに基づいて算出するのが望ましい。
次に、バイパス膨張弁21の制御を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
制御装置30は、吐出温度センサ31で吐出温度(Td)を検出し(ステップS1)、この吐出温度(Td)と、予め設定された所定吐出温度(TdA)とを比較する(ステップS2)。なお、所定吐出温度(TdA)は、圧縮機11の信頼性確保の観点などから設定される温度であり、主膨張弁14の制御で用いている目標吐出温度(Tdm)より、高い温度に設定するのが望ましい。
ステップS2で、吐出温度(Td)が所定吐出温度(TdA)より低いと判定された場合には、圧縮機11の信頼性確保の観点から考えて、吐出温度が過度に高い状態ではないので、性能を重視したバイパス膨張弁21の制御を行う。すなわち、バイパス側出口温度センサ51でバイパス出口温度(Tbo)を検出し(ステップS3)、バイパス出口過熱度(SHbo)を算出する(ステップS4)。バイパス出口過熱度(SHbo)は、例えば、SHbo=Tbo−Te、により算出され、このときのTeは、蒸発温度センサ42が検出する蒸発温度である。
なお、バイパス出口過熱度(SHbo)の算出には、蒸発温度(Te)の代わりに、蒸発圧力センサ(図示せず)が検知した蒸発圧力から演算した飽和温度を用いてもよい。
次に、バイパス出口過熱度(SHbo)を、0と比較する(ステップS5)。バイパス出口過熱度(SHbo)が、0よりも小さければ、過冷却熱交換器13で過熱(スーパーヒート)がとれていないと判定される。
この場合には、バイパス路20を流れる冷媒が多すぎるために、冷凍サイクル装置の性能が低下する恐れがあるので、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度だけ減少させる(ステップS6)。一方、バイパス出口過熱度(SHbo)が、0よりも大きければ、過冷却熱交換器13で過度に過熱(スーパーヒート)がとれていると判定される。
この場合には、バイパス路20を流れる冷媒が少なすぎるために、冷凍サイクル装置の性能が低下する恐れがあるので、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度だけ増加させる(ステップS7)。ステップS6、または、ステップS7終了後は、ステップS1に戻る。
一方、ステップS2で、吐出温度(Td)が所定吐出温度(TdA)より高いと判定された場合には、圧縮機の信頼性確保の観点から考えて、吐出温度が過度に高い状態に近いと判定し、信頼性を重視したバイパス膨張弁21の制御を行う。
すなわち、まず、圧縮機11の運転周波数(Hz)と予め設定された所定運転周波数(HzA)とを比較する(ステップS8)。圧縮機11の運転周波数(Hz)が予め設定された所定運転周波数(HzA)より低い場合には、吐出温度が過度に高い状態に近いが、急激に吐出温度が上昇する可能性は低いと判定し、通常のバイパス膨張弁21の制御を維持するために、ステップS3に戻る。
一方、圧縮機11の運転周波数(Hz)が予め設定された所定運転周波数(HzA)より高い場合には、吐出温度が急激に上昇する可能性があると判定し、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させる(ステップS9)。ステップS9終了後は、ステップS1に戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、吐出温度が過度に高い状態に近く、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、吐出温度と圧縮機11の運転周波数に基づいて検知し、バイパス膨張弁21の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよいバイパス膨張弁の制御が可能である。
なお、図1では、バイパス路20は、蒸発器15と圧縮機11の間で冷媒回路10に接続しているが、圧縮機11の中間圧力部に接続してもよい。
また、制御装置30は、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させるとともに、主膨張弁14の開度を予め設定された所定開度(主膨張弁用所定開度)だけ減少させると、蒸発器15を流れる冷媒が減少し、バイパス路20を流れる冷媒が増加するために、より吐出温度を低下させることができる。
さらに、上記述べたバイパス膨張弁用所定開度、および、主膨張弁用所定開度は、圧縮機11の運転周波数(Hz)、外気温度センサ33が検出する蒸発器15に流入する空気(熱源側流体)の温度(外気温度)(Tai)、入水温度センサ32が検出する凝縮器12に流入する水(利用側流体)の温度(入水温度)(Twi)、凝縮温度センサ42が検出する凝縮器15の冷媒の温度(凝縮温度)(Tc)、蒸発温度センサ41が検出する蒸発器12の冷媒の温度(蒸発温度)(Te)、凝縮圧力センサ(図示せず)が検出する凝縮器15を流れる冷媒の圧力、蒸発圧力センサ(図示せず)が検出する蒸発器15を流れる冷媒の圧力のいずれかの値に基づいて算出するのが望ましい。
この場合には、例えば、外気温度(Tai)が低く、入水温度(Twi)が高い場合には、ステップS9で増加させる所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)を、これら以外の場合と比較して、大きな値とすることができる。このため、吐出温度が上昇しやすい運転条件である、外気温度(Tai)が低く、入水温度(Twi)が高いときには、バイパス膨張弁21の開度の増加量を大きくでき、より吐出温度を低下させることができる。
すなわち、これにより、吐出温度が過度に高い状態に近く、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、吐出温度と圧縮機11の運転周波数に基づいて検知し、バイパス膨張弁21の増加させる開度(バイパス膨張弁用所定開度)、あるいは、主膨張弁14の増加させる開度(主膨張弁用所定開度)を吐出温度が上昇しやすい運転条件の場合には、大きな値とすることができるため、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよい主膨張弁、バイパス膨張弁の制御が可能である。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態に係る冷凍サイクル装置の制御装置30が行う主膨張弁14
およびバイパス膨張弁21の開度の制御方法について説明する。主膨張弁14、バイパス膨張弁21の制御を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
制御装置30は、主膨張弁14、および、バイパス膨張弁21を、それぞれ予め定めた初期開度にした(ステップS11)後、圧縮機11を起動する(ステップS12)。圧縮機11の起動後、外気温度センサ33で蒸発器15に流入する空気(熱源側流体)の温度(外気温度)(Tai)を検出(ステップS13)し、入水温度センサ32で凝縮器12に流入する水(利用側流体)の温度(入水温度)(Twi)を検出する(ステップS14)。次に、この外気温度(Tai)が、予め設定された所定外気温度(TaiA)以下で、かつ、入水温度(Twi)が、予め設定された所定入水温度(TwiA)以上か否かを判定する。(ステップS15)そして、外気温度(Tai)が低く、かつ、入水温度(Twi)が高いと判定された場合には、ステップS16に進み、それ以外の場合には、ステップS18に進む。
外気温度(Tai)が低く、かつ、入水温度(Twi)が高いと判定された場合には、吐出温度が上昇しやすい運転条件であると判定し、圧縮機11の信頼性を重視した主膨張弁14、および、バイパス膨張弁21の制御を行う。すなわち、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させる(ステップS16)とともに、主膨張弁14の開度を予め設定された所定開度(主膨張弁用所定開度)だけ減少させる(ステップS17)。これにより、蒸発器15を流れる冷媒が減少し、バイパス路20を流れる冷媒が増加するために、吐出温度が低下するし、吐出温度が急激に上昇することを防止することができる。
一方、ステップS13において、外気温度(Tai)が低く、かつ、入水温度(Twi)が高いと判定されなかった場合には、バイパス側出口温度センサ51でバイパス出口温度(Tbo)を検出し(ステップS18)、バイパス出口過熱度(SHbo)を算出する(ステップS19)。そして、バイパス出口過熱度(SHbo)を、0と比較し(ステップS20)、バイパス出口過熱度(SHbo)が、0よりも小さければ、過冷却熱交換器13で過熱(スーパーヒート)がとれていないと判定する。
この場合には、バイパス路20を流れる冷媒が多すぎるために、冷凍サイクル装置の性能が低下する恐れがあるので、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度だけ減少させる(ステップS21)。一方、バイパス出口過熱度(SHbo)が、0よりも大きければ、過冷却熱交換器13で過度に過熱(スーパーヒート)がとれていると判定する。この場合には、バイパス路20を流れる冷媒が少なすぎるために、冷凍サイクル装置の性能が低下する恐れがあるので、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度だけ増加させる(ステップS22)。
ステップS21、または、ステップS22終了後は、ステップS23に進み、主膨張弁14の制御を行う。すなわち、吐出温度センサ31で吐出温度(Td)を検出し(ステップS23)、この吐出温度(Td)と、目標吐出温度(Tdm)とを比較する(ステップS24)。なお、目標吐出温度(Tdm)は、凝縮温度センサ41が検出した凝縮温度と、蒸発温度センサ42が検出した蒸発温度とに基づいて算出するのが望ましい。
ステップ24において、圧縮機11の吐出温度(Td)が目標吐出温度(Tdm)より高いと判定された場合には、主膨張弁14の開度を予め定めた所定開度だけ増加させ(ステップS26)、吐出温度(Td)が目標吐出温度(Tdm)より高いと判定された場合には、主膨張弁14の開度を予め定めた所定開度だけ減少させる(ステップS25)。ステップS25、ステップS26終了後は、ステップS1に戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、外気温度と入水温度に基づいて検知し、バイパス膨張弁21の開度を一定の開度だけ増加させ、主膨張弁14の開度を一定の開度だけ減少させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよい主膨張弁、バイパス膨張弁の制御が可能である。
ここで、所定外気温度(TaiA)、および、所定入水温度(TwiA)の設定方法について補足する。図6は、温水暖房装置をさまざまな、外気温度、入水温度で運転した場合の吐出温度の傾向を示した図である。図6のx軸は外気温度、y軸は入水温度、z軸は吐出温度をそれぞれ示している。
図6より、外気温度が低いほど、かつ、入水温度が高いほど、吐出温度が高くなる傾向にあることがわかる。また、外気温度が−7℃以下で、かつ、入水温度が45℃以上の領域で、吐出温度が90℃以上なることがわかる。このような結果をもとに、例えば、所定外気温度(TaiA)を−7℃、所定入水温度(TwiA)を45℃と設定すればよい。
また、制御装置30は、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させるとともに、主膨張弁14の開度を予め設定された所定開度(主膨張弁用所定開度)だけ減少させるとしているが、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させるだけでもよい。
これにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件であることを、外気温度と入水温度に基づいて検知し、バイパス膨張弁21の開度を一定の開度だけ増加させることにより、吐出温度が上昇しやすい運転条件においても、急激な吐出温度の上昇に対応できる応答性のよい主膨張弁、バイパス膨張弁の制御が可能である。
また、外気温度(Tai)、すなわち、蒸発器15に流入する空気(熱源側流体)の温度と、蒸発器15の冷媒の温度(蒸発温度)、または、蒸発器15の冷媒の圧力(蒸発圧力)とは、相関関係がある。
したがって、外気温度(Tai)、すなわち、蒸発器15に流入する空気(熱源側流体)の温度の代わりに、蒸発温度、または、蒸発圧力を用いても、同様の効果が得られる。同様に、入水温度(Twi)、すなわち、凝縮器12に流入する水(利用側流体)の温度と、凝縮器12の冷媒の温度(凝縮温度)、または、凝縮器12の冷媒の圧力(凝縮圧力)とは、相関関係がある。したがって、入水温度(Twi)、すなわち、凝縮器12に流入する水(利用側流体)の温度の代わりに、凝縮温度、または、凝縮圧力を用いても、同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、圧縮機11の運転開始の直後でのみ、ステップS15〜S16を行い、外気温度、入水温度に基づいた判定により、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させるとともに、主膨張弁14の開度を予め設定された所定開度(主膨張弁用所定開度)だけ減少させるとしているが、これに限らず、例えば、圧縮機11の運転周波数が大きく変更された直後や、デアイス運転を終了し、通常運転に戻った直後に、ステップS15〜S16を行い、外気温度、入水温度に基づいた判定により、バイパス膨張弁21の開度を予め設定された所定開度(バイパス膨張弁用所定開度)だけ増加させるとともに、主膨張弁14の開度を予め設定された所定開度(主膨張弁用所定開度)だけ減少させてもよい。
本発明は、冷凍サイクル装置によって温水を生成し、その温水を暖房に利用する温水暖
房装置に特に有用である。
1A 冷凍サイクル装置
10 冷媒回路
11 圧縮機
12 凝縮器
13 過冷却熱交換器
14 主膨張弁
15 蒸発器
20 バイパス路
21 バイパス膨張弁
30 制御装置
31 吐出温度センサ
32 入水温度センサ
33 外気温度センサ
41 凝縮温度センサ
42 蒸発温度センサ
51 バイパス側出口温度センサ

Claims (6)

  1. 圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記圧縮機の吐出温度が予め設定された所定吐出温度以上、かつ、前記圧縮機の運転周波数が予め設定された所定運転周波数以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発器に流入する熱源側流体が予め設定された所定温度以下、かつ、前記凝縮器に流入する利用側流体が予め設定された所定温度以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 圧縮機、凝縮器、過冷却熱交換器、主膨張弁、蒸発器が環状に接続された冷媒回路と、前記凝縮器と前記過冷却熱交換器の間または前記凝縮器と前記主膨張弁との間から分岐して、バイパス膨張弁、前記過冷却熱交換器を介して前記圧縮機の吸入側または前記圧縮機中間圧室に接続したバイパス路と、制御装置とを備え、前記制御装置は、蒸発圧力または蒸発温度が予め設定された所定値以下、かつ、凝縮圧力または凝縮温度が予め設定された所定値以上の場合に、前記バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるよう動作させることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 制御装置は、バイパス膨張弁の開度を予め設定された所定開度だけ増加させるとともに、主膨張弁の開度は予め設定された所定開度だけ減少させるように動作させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. バイパス膨張弁の予め設定された所定開度および主膨張弁の予め設定された所定開度は、圧縮機運転周波数、蒸発器に流入する熱源側流体の温度、放熱器に流入する利用側流体の温度、蒸発圧力、蒸発温度、凝縮圧力、凝縮温度のうちの少なくともいずれかの値から算出されることを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置の凝縮器にて温水を加熱する構成とした温水暖房装置。
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