JP2011098559A - バインダー式連結手帳 - Google Patents

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Abstract

【課題】夫々のバインダーごとに綴じ込まれた用紙を完全に連続的に見開くことができ、手帳を閉じたときはコンパクトに収納することができるバインダー式連結手帳を提供することを目的とする。
【解決手段】両側の表紙5、5とその間に設けられた背表紙6とを夫々の境界線7で折曲げ自在に形成した手帳本体8の背表紙6の内側にリング式バインダー9を固定してなるバインダー式手帳4を少なくとも2冊設け、夫々の手帳4a、4bを横方向に見開きの状態で左右に配列すると共に、左方の手帳4aの右側縦辺10aと右方の手帳4bの左側縦辺10bとを互いに接した状態にし、左右の手帳4a、4bが互いに接する辺を対接辺10として、一方の手帳の対接辺10から他方の手帳の表紙4aへ延設されてなる連結片2を対接辺10に沿って折曲げ自在に形成すると共に、連結片2と該連結片2に重なる他方の手帳4aの右表紙5aの中心とを係止軸3で回転自在に結合する。
【選択図】図3

Description

本発明は、バインダー式手帳を連結してなるバインダー式連結手帳に関する。
従来から使用されているバインダー式手帳の基本的な構成は、特許文献1に示すように、一冊の手帳の背表紙の内側に1個のリング式バインダーを固定してなる構造を有するものである。このようなバインダー式手帳は、バインダーのリングを開くことによって、リングに綴じ込んである用紙を取り外すことができ、またバインダーのリングを閉じることによって用紙をリングに綴じ込むことが可能とされている。
ところで、特許文献1の「バインダー綴じ込み用ノート」と称する発明は、手帳のバインダーに綴じ込まれた台紙の外側辺に螺旋状の綴じ込み具が設けられ、この綴じ込み具を介して綴じ込み用ノートの紙片が取付けられたものである。
このような構成により、手帳を開くと共に、綴じ込み用ノートを開くと、バインダーの両左右に開かれた2頁と綴じ込み用ノートの1頁によって連続3頁の見開き状態にすることができる。
ところが、このバインダー綴じ込み用ノートは、バインダーに綴じ込まれた台紙に対して紙片が螺旋状の綴じ込み具で結合されているため、綴じ込み用ノートの各紙片を取り外すには、夫々の紙片を綴じ込み具から破り取る以外になく、綴じ込み用ノートの紙片を入れ替えたり、紙片の綴じ込み位置を変えたりすることは不可能であった。
また、特許文献2の「手帳用バインダー」と称する発明は、表紙カバーを構成する長尺のベースシートに間隔をあけて少なくとも3箇所の折返し部が設けられ、夫々の折返し部にファイリング具(バインダー)が固定されたものである。従って、例えば、ベースシートの3箇所にファイリング具が設けられている場合、夫々のファイリング具に用紙を取付けて見開くと、全部で連続4頁の見開き状態となる。
しかしながら、この手帳用バインダーによると、上記のように連続4頁の見開き状態とするのに、3個のファイリング具が必要となる。また、この手帳用バインダーに3個のファイリング具を取付けた場合、全部を閉じて重ねると、3冊のバインダー式手帳を重ねたような厚さとなる。従って、コンパクト性に欠けるものとなり、これをポケットやカバンに入れたりする際、嵩張ってしまい、収納性の面で不都合が生じる。
また、特許文献2の手帳用バインダーは、各ファイリング具の左右に用紙幅1枚分の間隔を空けて夫々のファイリング具が固定されているため、3個のファイリング具のうち、中央のファイリング具に綴じ込んで開いた頁と左右のファイリング具に綴じ込んで開いた頁とが重なり合うという不都合が生じる。このため、すべてのファイリング具に綴じ込んだ用紙を連続的に完全に見開いた状態にすることは不可能である。
特開平10−297146号公報 特開2001−225580号公報
本発明は、少なくとも2冊のバインダー式手帳を連結してなるバインダー式連結手帳であって、夫々のバインダーごとに綴じ込まれた用紙を完全に連続的に見開くことができ、手帳を閉じたときはコンパクトに収納することができるバインダー式連結手帳を提供することを目的とする。
また、従来のバインダー式手帳は、各用紙の片側のみに所定数の綴込穴が設けられていたため、用紙の裏表を反転した状態でバインダーに綴じ込むことは不可能であった。従って、本発明の他の目的として、用紙の裏表を反転した状態でバインダーに綴じ込むことを可能にしたバインダー式連結手帳を提供することを目的とする。
さらに、例えば、右手にペン等を持つ人がバインダーの左側の頁に右手を置いて物を書く際、バインダーのリングの高さが邪魔になって物が書きにくいという不都合が生じる。このため、本発明は、バインダーのリングの高さが邪魔にならないようにペン等で物を書くことができるようにしたバインダー式連結手帳を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1のバインダー式連結手帳は、両側の表紙とその間に設けられた背表紙とを夫々の境界線で折曲げ自在に形成した手帳本体の背表紙の内側にリング式バインダーを固定してなるバインダー式手帳を少なくとも2冊設け、夫々の手帳を横方向に見開きの状態で左右に配列すると共に、左方の手帳の右側縦辺と右方の手帳の左側縦辺とを互いに接した状態にし、左右の手帳が互いに接する辺を対接辺として、一方の手帳の対接辺から他方の手帳の表紙へ延設してなる単体の連結片又は一方の手帳の表紙を延長してなる連結片を対接辺に沿って折曲げ自在に形成すると共に、連結片と該連結片に重なる他方の手帳の表紙の略中心とを係止軸で回転自在に結合してなることを特徴とする。
本発明の請求項2のバインダー式連結手帳は、請求項1において、連結片は、一方の手帳とは別体をなす単体の薄板部材を用いて形成され、該連結片の片側に小幅の接合部をとって一方の手帳の端部に接合すると共に、一方の.手帳の対接辺に沿って連結片を折曲げ自在に形成してなることを特徴とする。
本発明の請求項3のバインダー式連結手帳は、請求項1において、連結片は、一方の手帳の対接辺から延長して該手帳の表紙と一体的に構成とされ、該連結片を対接辺に沿って折り曲げ自在に形成してなることを特徴とする。
本発明の請求項4のバインダー式連結手帳は、請求項1、2又は3において、一方の手帳の対接辺から他方の手帳の表紙へ延設してなる単体の連結片又は一方の手帳の表紙を延長してなる連結片と、該連結片に重なる他方の手帳の表紙との各対接面に、係止軸を中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部と凸部とが形成されたことにより、左右の手帳を横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部と凸部とが着脱自在に係止されるようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項5のバインダー式連結手帳は、請求項1、2、3又は4において、リング式バインダーのリングに綴じ込むための所定数の綴込穴が、各用紙の左右両側に沿って形成されていることにより、各用紙の裏表を反転した状態でバインダーのリングに綴じ込み可能としたことを特徴とする。
本発明の請求項6のバインダー式連結手帳は、請求項1、2、3、4又は5において、リング式バインダーのリングに綴じ込んだ用紙を捲るのに用いる頁捲り用栞を備えたバインダー式連結手帳であって、該頁捲り用栞は、長尺の弾性線材を細幅の平行形状に折返し形成してなる線形状の端部にリング係合部を形成すると共に、該リング係合部の内側に他のリング係合部を形成し、該線形状の端部とその内側のリング係合部の夫々をバインダーに隣設された2個の各リングに遊びを有する状態で係合可能とし、該線形状の途中を折曲形成すると共に、該線形状におけるリング係合部の形成された反対側端部にカバーを装着してなることを特徴とする。
本発明の請求項7のバインダー式連結手帳は、請求項1、2、3、4又は5において、リング状バインダーのリングに綴じ込んだ用紙を捲るのに用いる頁捲り用栞を備えたバインダー式連結手帳であって、該頁捲り用栞は、バインダーに隣設された2個のリングを囲繞する環状部と、該環状部から延長されると共に途中で折曲されてなる長尺の本体部とを有し、該本体部の端部に摘み片を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項8のバインダー式連結手帳は、請求項1、2、3、4、5、6又は7において、リング式バインダーのリングに綴じ込んだ用紙の下敷きとして用いることにより用紙とリングとの段差を少なくするようにしたリング段差防止用敷具を備えたバインダー式連結手帳であって、該リング段差防止用敷具は、リング式バインダーのリングに綴じ込むための綴込穴を片側に沿って形成した基板と、該基板の綴込穴の反対側に設けられた折曲線を介して折曲げ自在に形成した支持板と、該支持板の自由端側に設けた折曲線を介して小幅の2片をその中間の折曲線で折曲げ自在に形成した高さ調整片と、該高さ調整片の自由端側に設けた折曲線を介して折曲げ自在に形成した案内片とを備え、基板の下部に支持板を折り返した状態で、高さ調整片を断面山形状に形成した頂部の折曲線を基板の下面に当接するように折り曲げ、案内片に対して係止軸で回動自在に結合した操作片を基板に穿設された案内穴に挿通すると共に、係止軸を支持板に形成された案内孔に沿って移動するように係合し、操作片の側部に形成した係止溝と基板の案内穴に間隔をあけて形成した複数の係止溝とを操作片の押込み量に応じて互いに歯合し、基板の綴込穴をリング式バインダーのリングに綴じ込むことによって、該基板でバインダーのリングに綴じ込んだ用紙の下面を支持した状態とし、操作片の押込み量によって高さ調整片の高さを調整することにより支持板に対する基板の傾斜角を変え、用紙とリングとの段差を少なくするようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項9のバインダー式連結手帳は、一方のバインダー式手帳の表紙に接合すべき表紙接合片と、他方のバインダー式手帳の表紙に接合すべき接合部と該接合部に対し折曲線を介して折曲げ自在に形成された連結部とを有する連結片とを備え、表紙接合片と連結片の連結部とを重ね合わせた状態で表紙接合片の略中心に形成された軸穴と連結片の連結部の略中心に形成された軸穴とを係止軸で回動自在に接合してなる連結具を形成し、表紙接合片を一方のバインダー式手帳の表紙に接合すると共に連結片の接合部を片方のバインダー式手帳の表紙に接合することにより、両方のバインダー式手帳を連続した見開きの状態に展開可能にすると共に、両方のバインダー式手帳を係止軸を中心にして互いに回転自在にしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項10のバインダー式連結手帳は、請求項9において、表紙連結片と連結片の連結部との各対接面に、表紙連結片における軸穴と連結片の連結部における軸穴とを中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部と凸部とが形成されたことにより、両方の手帳を横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部と凸部とが着脱自在に係止されるようにしたことを特徴とする。
本発明のバインダー式連結手帳は、上記のように構成されているため、左右の手帳を見開いた状態にすると、左方の手帳の右側縦辺と右方の手帳の左側縦辺とが互いに接した状態に展開されることとなる。従って、各手帳のバインダーに複数枚の用紙を綴じ込んで、これらの用紙を左右に広げた状態にすると、全部で4頁分を連続的に見開いた状態にすることが可能となる。
また、本発明のバインダー式連結手帳は、一方の手帳の対接辺から延設されてなる連結片と、該連結片に重なる他方の手帳の表紙の略中心とを係止軸で回転自在に結合している。このため、左右の手帳を開いた状態で、一方の手帳に対して他方の手帳を係止軸周りに90度回転すると、一方の手帳の頁を縦方向に見ると同時に、他方の手帳の頁を横方向に見るというように、表示する頁の角度を適宜に変えることが可能となる。
また、本発明のバインダー式連結手帳は、一方の手帳の対接辺から延設されてなる連結片と、該連結片に重なる他方の手帳の表紙との各対接面に、係止軸を中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部と凸部とが形成されている。このような構成により、左右の手帳を横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部と凸部とが嵌合状態となって位置決めされ、さらに回動することによって嵌合した状態の凹部と凸部とを離脱することができる。
さらに、本発明のバインダー式連結手帳は、左右の手帳を見開いた状態から、連結片を対接辺で折曲げると共に、左右の手帳の表紙を閉じることによって、左右の手帳は背表紙を並べた状態となる。従って、この状態で本箱等に収納する際は、左右の手帳の背表紙が並んだ状態で表示されることとなる。
また、本発明のバインダー式連結手帳は、上記のように左右の手帳を閉じた状態にして、一方の手帳に対して他方の手帳を係止軸の周りに回動すると、一方の手帳の背表紙と他方の手帳の背表紙とが前後に交互に配置され、前後の合計厚さが略均等なものとなる。このため、連結手帳の全体がコンパクトなものとなって、ポケットやカバン等に収納する際に利便となる。
また、本発明のバインダー式連結手帳は、リング式バインダーのリングに綴じ込むための所定数の綴込穴が、各用紙の左右の両側に沿って形成されていることにより、各用紙の裏表を反転した状態でバインダーのリングに綴じ込むことが可能となる。このため、上記のように本発明の連結手帳の4頁分を連続的に見開いた状態で、特定の頁の裏面を表側にする等の必要に応じて、各用紙の裏表を反転した状態にしてバインダーのリングに綴じ込むことが可能となる。
また、本発明における頁捲り用栞によれば、バインダーの各リングを開き、隣設された2個のリングに線形状の端部とその内側に形成した各リング係合部を挿通して係合させた後にバインダーのリングを閉じると、頁捲り用栞のカバーを用紙から外方へ露出させた状態にし、栞として使用することができる。
この頁捲り用栞は、線形状の端部とその内側に形成し各リング係合部がバインダーに隣設された2個の各リングに遊びを有する状態で取付けられているため、手帳を閉じた状態にしたとき、用紙から露出したカバーを指先で摘んで頁捲り用栞を持ち上げることにより、頁捲り用栞が挟まれた箇所の頁を一挙に開けることが可能となる。
さらに、頁捲り用栞を隣設された2個のリングに取付けた状態で手動で回動させることにより、頁捲り用栞を手帳内の用紙の内方へと収納することができる。また、左右の手帳を閉じた状態にしてポケット等に入れると、頁捲り用栞のカバーの端部がポケットの底部等に押されて回動して手帳内の内方へと移動するため、カバーが手帳の内部へ収納された状態となる。
また、本発明による頁捲り用栞をより簡単な構造とすることも可能である。即ち、その構造として、バインダーに隣設された2個のリングを囲繞する環状部と、該環状部から延長されると共に途中で折曲されてなる長尺の本体部とを有し、該本体部の端部に摘み片を設けたものとすることも可能である。このような頁捲り用栞は、容易且つ安価に作成することが可能である。また、その構造において、部材同士に重なる箇所が生じることなく、薄形に形成することができるため、バインダーのリングに取り付けた状態で嵩張ることがなく、その分多くの用紙を取付けることが可能となる。
さらに、本発明におけるリング段差防止用敷具は、操作片の押込み量によって高さが変化するようにした高さ調整片を有し、この高さ調整片の高さ変化によって支持板に対する基板の傾斜角を変えることにより、用紙とリングとの段差を少なくすることが可能となる。
従って、例えば、右手にペン等を持つ人がバインダーの左側の頁に右手を置いて物を書く際、この左頁の用紙の下部にリング段差防止用敷具を敷いておくことにより、バインダーのリングの高さが邪魔になることがなく、左頁の用紙に物を書くことが容易となる。
さらに、本発明において、左右のバインダー式手帳の表紙に接合するようにした単品の連結具を構成することが可能である。この単品の連結具を用い、市販等による既存のバインダー式手帳を利用して、左右のバインダー式手帳を連続した見開きの状態に連結することが可能となる。また、このような左右のバインダー式手帳の連結状態において、左右のバインダー式手帳を互いに回転することによって、一方の手帳の背表紙と他方の手帳の背表紙とを前後に交互に配置し、前後の合計厚さを略均等にして、ポケットやカバン等にコンパクトに収納することも可能となる。
(a)は本発明における実施例1のバインダー式連結手帳を構成する左右の手帳の内側を見開き状態にした平面図であり、(b)は(a)の左右を逆方向に反転して表紙の外側が見えるようにした平面図である。 本発明における実施例1のバインダー式連結手帳の分解平面図であり、(a)は左側の手帳の内側を見開いた平面図、(b)は手帳とは別体に設けた場合の単体の連結片の平面図、(c)は右側の手帳の内側を見開いた図、(d)は内側を見開いた右側の手帳に連結片を一体的に形成した平面図である。 本発明における実施例1のバインダー式連結手帳の平面図であって、左右の手帳を見開いた状態で夫々のバインダーのリングに用紙を綴じ込んだ状態を示す。 (a)は図3に示すバインダー式連結手帳を下方端部から見た図であり、(b)は左側の手帳の表紙と連結片とを回動自在に結合した係止軸の周辺を示す部分断面図であり、(c)は左側の手帳の表紙と連結片とを回動自在に結合した他の実施例を示す係止軸の周辺の部分断面分解図である。 本発明における実施例1のバインダー式連結手帳の平面図であり、図1のように見開いた状態で左方の手帳を90度回転した状態を示し、(a)は用紙を取り除いた状態、(b)は用紙を各バインダーのリングに綴じ込んだ状態を示す。 本発明における実施例1のバインダー式連結手帳の上面図であり、(a)は2冊の手帳の背表紙を並べた状態を示し、(b)は片側の手帳を180度回転することによって、夫々の手帳の背表紙を前後に交互に配するようにした状態を示す。 本発明のバインダー式連結手帳に用いる頁捲り用栞の各種態様を示す平面図であり、(a)は上端の円弧形のリング係合部の内側に輪形のリング係合部を有する短尺の頁捲り用栞であり、(b)は上端の円弧形のリング係合部の内側に輪形のリング係合部を有する長尺の頁捲り用栞であり、(c)は上端の円弧形のリング係合部の内側に円弧形のリング係合部を有する短尺の頁捲り用栞であり、(d)は上端の円弧形のリング係合部の内側に円弧形のリング係合部を有する長尺の頁捲り用栞である。 (a)は本発明のバインダー式連結手帳の下方に長尺及び短尺の頁捲り用栞を取付けた部分平面図であり、(b)は長尺及び短尺の頁捲り用栞を回動して頁の内部へ収納した状況を示す部分平面図であり、(c)は長尺の頁捲り用栞を手帳の上方に取付けた状況を示す部分平面図である。 (a)は本発明におけるリング段差防止用敷具の側面図であり、(b)は本発明のバインダー式連結手帳の左方の頁にリング段差防止用敷具を取付けた状態を示す側面図であり、(c)は本発明のバインダー式連結手帳の右方の頁にリング段差防止用敷具を取付けた状態を示す側面図である。 (a)は本発明におけるリング段差防止用敷具の展開図であり、(b)は(a)のリング段差防止用敷具を組み立てた状態で操作片を操作するようにした平面図であり、(c)はリング段差防止用敷具を組み立てた状態で操作片を回動して収納した状態を示す平面図である。 本発明における実施例2のバインダー式連結手帳に用いた連結具を示す図であり、(a)は連結具の分解平面図、(b)は組立て平面図、(c)は組立て斜視図である。 (a)、(b)は、本発明における実施例2に係る連結具を用いてバインダー式連結手帳を作成した具体例を示す展開平面図である。 本発明のバインダー式連結手帳に用いる頁捲り用栞の他の実施例であって、バインダーのリングに取り付けた状況を示す平面図である。 (a)〜(d)は、本発明のバインダー式連結手帳に用いる頁捲り用栞の他の実施例の各種態様を示す平面図である。 (a)は本発明のバインダー式連結手帳を展開した平面図であり、(b)はそのバインダー式連結手帳に用いる用紙の表示内容の他の実施例を示す平面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
以下に述べる本実施例のバインダー式連結手帳1は、図1(a)、(b)に示すように、連結片2と係止軸3を介して2冊のバインダー式手帳(以下、単に「手帳」と云う)4a、4bを連結した構成としてある。ただし、以下に説明する2冊の手帳4a、4bの連結方法を用いることによって、3冊以上の手帳を連結した構成とすることも可能である。
なお、一般的に、バインダー式手帳の両側の表紙のいずれを「表紙」と称し、いずれを「裏表紙」と称するかは特定し難いものであるため、本発明の説明においては、「表紙」と「裏表紙」の区別をすることなくいずれも「表紙」とし、その位置によって「右表紙」又は「左表紙」とすることがある。
また、本発明のバインダー式連結手帳1において、夫々の手帳4a、4bの形状又は大きさは完全に同一である必要はないが、左右の手帳4a、4bの形状又は大きさを左右対称に同一とすることにより、完成後のバインダー式連結手帳1の全体形状が綺麗に整ったものとなる。また、図6(a)、(b)に示すように、左右の手帳4a、4bを閉じた状態にして、一方の手帳4aに対して他方の手帳4bを回転した際の全体形状が綺麗に整ったものとなる。
各手帳4a又は4bの構成は、図1(a)、(b)に示すように、両側の表紙5、5とその間に設けられた背表紙6とを夫々の境界線7で折曲げ自在に形成した手帳本体8を構成し、この手帳本体8の背表紙6の内側にリング式バインダー9を周知の固定具で固定した構成としている。
本実施例において、2冊の手帳4a、4bを連結片2を介して連結するには、図1(a)、(b)に示すようにする。ただし、図1(b)は図1(a)の左右を逆方向に反転して表紙の外側が見えるようにした平面図であり、図1(a)における左右の数字が、図1(b)では逆の記載となる。従って、混乱を避けるために、以下に記載する説明の左右の関係は、図1(a)を参照しながら説明することとする。
即ち、図1(a)に示すように、本実施例のバインダー式連結手帳1は、夫々の手帳4a、4bの内側を横方向に見開きの状態で左右に配列すると共に、左方の手帳4aの右側縦辺10aと右方の手帳4bの左側縦辺10bとを互いに接した状態にする。ここで、説明の便宜上、左方の手帳4aの右側縦辺10aと右方の手帳4bの左側縦辺10bとが互いに接する辺を対接辺10とする。そして、右方の手帳4bの対接辺10から左方の手帳4aの右表紙5aへ延設されてなる連結片2を対接辺10に沿って折曲げ自在に形成する。なお、連結片2の対接辺10に沿う折曲線を2aとする。また、連結片2と該連結片2に重なる左方の手帳4aの右表紙5aの略中心とを係止軸3で回転自在に結合する。
また、本実施例においては、図1(a)、(b)に示すように、左右の手帳4a、4bのいずれにおいても、夫々の対接辺10を有する側の表紙5a、5bの幅L2を対接辺10を有しない側の表紙5、5の幅L1よりも数cm程度短く形成している。従って、図6に示すようにL1>L2の関係となって、左右の手帳4a、4bを閉じたとき、左右の手帳4a、4bの内側で重なる表紙5a、5bが図示のように外側の表紙5、5よりも短くなる。
上記の構成は、図3又は図4(a)に示すように、左右の手帳4a、4bのバインダー9のリング9aに用紙12を綴じ込んだ状態で左右の手帳4a、4bを見開き状態にしたとき、左方の手帳4aの右頁の用紙12bと右方の手帳4bの左頁の用紙12cとの隙間cが微小となるようにしたものである。このような構成により、上記の隙間cが微小となった隣設する用紙12b、12cを見る際、これらの用紙12b、12cが接近するため、見比べやすくなるという効果がある。
本実施例において、図2(b)に示すように連結片2が単体の場合、右方の手帳4bの手帳本体8とは別体となる単体の合成樹脂等の薄板部材から形成され、この単体の連結片2の片側に小幅の接合部2bをとって右方の手帳4bの左表紙5bの端部5cに接着剤等により接合する構成としている。ただし、その逆に、連結片2を左方の手帳4aの右表紙5aの端部に接合して、該連結片2を右方の手帳4bの左表紙5bに延設し、該左表紙5bに連結片2を係止軸3で回転自在に結合するようにしてもよい。
また、本実施例において、連結片2は上記のように手帳4の表紙5とは別体の薄板部材を用いて形成され、該連結片2の片側に小幅の接合部2bをとって右方の手帳4bの左表紙5bの端部5cに接合するようにしてある。従って、図2(d)に示す連結片2を単品で形成し、該連結片2の接合部2bを他の手帳の表紙の端部に接合し、また連結片2の穴11bに係止軸3(図4(b)参照)を用いて他の手帳の表紙に回動自在に結合することにより、本発明のバインダー式連結手帳1と同様の機能を有する手帳を作成することも可能である。
さらに、図2(d)に他の構造の右方の手帳4cを示すように、連結片2を右方の手帳4cの対接辺10から一体的に延長した構成とし、この連結片2を対接辺10に沿って形成した折曲線2aで折曲げ自在に構成し、該連結片2を図2(a)に示す左方の手帳4aの右表紙5aの穴11aに支持軸3(図4(b)参照)を用いて結合することも可能である。このように連結片2を手帳4の表紙5と一体的に形成することによって、図2(b)に示すように単体で構成した場合の接合部2bの厚さが不要となり、本発明のバインダー式連結手帳1を折り畳んだ際の厚さをコンパクトにすることが可能となる。
いずれにしても、本実施例では、左方の手帳4aの右側縦辺10aと右方の手帳4bの左側縦辺10bとが互いに接する辺を対接辺10と称し、この対接辺10の位置で連結片2に折曲線2aを形成することによって、連結片2を対接辺10に沿って折曲げ自在にした構成としている。
なお、図2(a)において左方の手帳4aの表紙5aに記した2点鎖線で示す対角線T、Tは、係止軸3を挿着するための穴11aが左方の手帳4aの表紙5aの中心に形成されたことを示すものである。ただし、上記のように左方の手帳4aの右表紙5aは、その左側の表紙5の幅L1を短くした幅L2としてあるが、係止軸3を挿着するための穴11aを形成するには、右表紙5aを短縮していない幅L1を有する表紙の中心を取るのが望ましい。図2(a)の対角線T、Tは、このような本来有する表紙の幅L1による右表紙5aの中心をとって穴11aを形成したものである。こうすることによって、図6(a)、(b)に示すように、右方の手帳4bを回転したとき、左右の手帳4a、4bの重なり具合にずれが生じることなく、綺麗に重なったコンパクトな状態で衣服のポケット等に収納することが可能となる。なお、本発明において、左方の手帳4aの右表紙5aに形成する穴11aの位置は、上記のような厳密な位置にとらなくても、その表紙の略中心に形成することによって本発明の目的を達成することが可能である。
なお、本実施例において、連結片2と左方の手帳4aの右表紙5aの中心とを回転自在に結合するために用いた係止軸3は、小型のボルトとナットを組み合わせた構成としてもよいし、リベットのように頭部を有する金具等を用いてもよい。
いずれにしても、図4(a)、(b)に示すように、係止軸3はその軸部3aを左方の手帳4aの右表紙5aの略中心に形成した穴11aと連結片2に形成した穴11bに挿入して、係止軸3の両端の頭部3b、3bで係止するようにしている。
上記の構成により、図1(a)に示すように、左右の手帳4a、4bを展開した状態にすると、左方の手帳4aの右側縦辺10aと右方の手帳4bの左側縦辺10bとが互いに接した状態で見開きの状態となり、4頁分を連続的に見開いた状態にすることができる。また、図3及び図4(a)に示すように、左右の手帳4a、4bの夫々のバインダー9のリング9aに用紙12を閉じ込むと、4頁の各用紙12a、12b、12c、12dを連続的に見開いた状態にすることができる。
また、本発明のバインダー式連結手帳1は、図5(a)又は(b)に示すように、左右の手帳4a、4bを開いた状態で、一方の手帳(例えば右方の手帳4b)に対して他方の手帳(例えば左方の手帳4a)を係止軸3周りに90度回転すると、例えば、一方の手帳(右方の手帳4b)の各頁を縦長に見、他方の手帳(左方の手帳4a)の各頁を横長に見るというように、頁の表示する角度を自由に変えて見ることが可能となる。
さらに、本発明のバインダー式連結手帳1においては、図3に示すように、バインダー9のリング9aに綴じ込むための所定数の綴込穴13が、各用紙12の左右の両側に沿って形成されている。このような構成により、各用紙12の裏表を反転した状態でバインダー9のリング9aに綴じ込むことが可能となる。このため、上記のように本発明のバインダー式連結手帳1の4頁分を連続的に見開いた状態にし、この状態で所定の頁の裏面を表側にする等、必要に応じて各用紙12の裏表を反転した状態にしてバインダー9のリング9aに綴じ込むことが可能となる。
そのような用紙12の使用方法はユーザーの工夫次第で多様に考えられる。具体例を挙げると、図3のように、4頁の用紙12a、12b、12c、12dを連続的に見開いた状態にして、左方の頁から右方の頁へ日付を順に「9/1、9/2、9/3、9/4」と記すことによって、連続的に4日分の予定等を書き込む頁を一覧することが可能となる。そして、毎日、左右の手帳4a、4bの各頁の用紙12a、12b、12c、12dを左側に取換え移動することにより、将来に向かっての4日間の時間管理を常に見開きの状態で行うことが可能となる。
また、上記のような用紙12の日付を記す頁の裏面を「備考欄」の頁にしておくと、用紙12を反転するだけで、裏面の「備考欄」を表面に出すことができる。さらに、本実施例の用紙12は、両側に綴込穴13が設けられているため、バインダー9のリング9aから外した用紙12をその位置で反転した状態でリング9aに綴じ込むことができる。
その例として、図3のバインダー式連結手帳1において、例えば、不図示の8/31の用紙を反転することによってその裏面の「備考欄」を表面に出し、図3の左方から第2頁目の用紙12b(9/2の日付)を左方から第3頁目に移動すると共に、図3の左方から第3頁目の用紙12c(9/3の日付)を左方から第4頁目に移動したうえで、上記の「備考欄」の用紙を図3の左方から第2頁目に綴じ込むことによって、左方の頁から右方の頁へ順に「9/1、備考欄、9/2、9/3」とすることができる。これによって、左方の手帳4aでは「9/1」に関する内容を「備考欄」に書き込むことができ、また同一日の予定と備考とを隣設した状態で見ることが可能となる。さらに、右方の手帳4bの左右の頁に「9/2、9/3」を記し、全部で3日分の予定等を一覧することが可能となる。
上記のように図3に示す用紙12は、1頁に1日分の内容を書き込むようにしたものであるが、他の具体例として、図15(a)、(b)に示すように、1頁の用紙12に1週間分のスケジュール等を書き込むように表示することも可能である。この場合、図15(b)に1枚の用紙12を例示してあるように、その1頁内に、碁盤目状の細線47の他に、各細線47よりも太い線48で、最上欄の横並び方向に1週間分の日数に対応する7マスの欄W1〜W7を設け、各欄W1〜W7に、左方から右方へ順次対応する日付を表示している。なお、図15(a)、(b)に示すように、日付に加えて曜日を記載するようにしてもよい。さらに、その1頁の縦方向に所定間隔をあけて他の細線47よりも太い横線L1、L2…が設けられたことにより、各横線L1、L2…で仕切られた横方向に連続的な区分が形成されている。
また、上記のように1頁に1週間ごとの表示をした用紙12を各週ごとに連続的に設け、図15(a)に示すように、各頁を、例えば左方から右方に向けて新しい日付となるように配列すると、見開き4頁分、即ち、見開き4週間分の内容を一覧することが可能となる。
また、各用紙12は左右に所定数の綴込穴13、13…が設けられているため、各バインダー9を開き、例えば図15(a)の左方から第2頁目の用紙12bを第1頁目の用紙12aの位置に取り替え、このようにして各頁を右方の頁から左方の頁へと順次取り替えることによって、所望の連続4週分を見開いた状態で一覧することが可能となる。
さらに、上記の本実施例によれば、縦方向の任意の区分、例えば横線L1と横線L2との間の区分、横線L2と横線L3との間の区分等に、何らかの事柄、例えば仕事上の受注に関する事柄、訪問に関する事柄、又は趣味に関する事柄というように使用者が任意に決めて、その事柄を日付ごとに記載すれば、ある特定の事柄に関する過去、現在、未来の内容を一覧で確認することが可能となる。
なお、本実施例で用いたリング式バインダー9は通常市販されている周知の構造によるものである。例えば、本実施例で各図に示すバインダー9は、用紙12の側部に形成された綴込穴13が8個の穴からなる8穴タイプの用紙12に対応するものであり、全部で8個の開閉構造のリング9aを有する。本発明では、このリング式バインダー9のリング9aを6個のものにし、用紙を6穴タイプにすることも可能である。また、夫々のリング9aはバインダー9の操作片9bを押下げることによって開く構造とされている。
なお、バインダー9の操作片9bの他の構造としては、不図示であるが、交差する2片の操作片を回動させることによってリング9aを開閉するようにしたものも周知である。本発明ではリング式バインダー9のリング9aを開閉し得る構造なら特に限定されるものではない。
さらに、本実施例のバインダー式連結手帳1によれば、図6(a)に示すように、左方の手帳4aの右表紙5aの外側縦辺10aに沿って連結片2を折曲線2aで折曲げると共に、左右の手帳4a、4bを閉じることによって、左右の手帳4a、4bは夫々の背表紙6a、6bを並べた状態となる。従って、このようにバインダー式連結手帳1の夫々の背表紙6a、6bを並べた状態にして本箱等に収納しておくことができる。
ところで、上記のように連結手帳1の左右の手帳4a、4bの背表紙6a、6bを横に並べた状態にすると、背表紙6a、6bを横に並べた側の合計厚さD1が、背表紙6a、6bのない後方の合計厚さよりも大きな幅となり、前後の厚さに偏りが生じるため、全体のコンパクト性の面では不利となる。
従って、図6(b)に示すように、一方の手帳(例えば左方の手帳4a)に対して他方の手帳(例えば右方の手帳4b)を係止軸3の周りに180度回転すると、一方の手帳4aの背表紙6aと他方の手帳4bの背表紙6bとが前後に交互に配置されたものとなる。これによって、前後の厚さD2が略均等になり、図6(a)に示す背表紙6a、6bを並べた側の合計厚さD1に比して縮小され(D1>D2)、連結手帳1の全体がコンパクトなものとなり、ポケットやカバン等に収納する際に利便となる。
また、本実施例においては、図1、図2に示すように、右方の手帳4bの対接辺10から左方の手帳4aの右表紙5aへ延設されてなる連結片2と、該連結片2に重なる左方の手帳4bの右表紙5aとの各対接面に、係止軸3を中心とする一定半径で十字方向の4箇所(図1又は図2参照)に互いに嵌合する凹部14aと凸部14b(図3(b)参照)とが形成されている。
このような構成により、左右の手帳4a、4bを横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部14aと凸部14bとが着脱自在に係止されるようにしている。なお、このような構成において、左方の手帳4aの右表紙5aと連結片2のいずれの対接面に凹部14a又は凸部14bを形成するかは適宜決めることができる。
なお、上記の構成のように、凹部14a及び凸部14bを合成樹脂製等の手帳4の表紙5の表面又は合成樹脂製からなる連結片2の表面に形成した場合、長期間の使用によって凹部14a及び凸部14b等が磨耗し、各凹部14aと凸部14bとが確実に係合できなくなるおそれがある。このような不都合を解消するために、図4(c)に示す構造としてもよい。即ち、左方の手帳4aの右表紙5aと連結片2との各対接面に上下の金属板31a、31bを固定具32、32・・・で固定し、上下の金属板31a、31bの夫々に係止軸3を中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部14aと凸部14bとを形成する。このような構成によって、長期間の使用でも磨耗しない構造とすることができる。
上記のいずれの構成においても、左右の手帳4a、4bを横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部14aと凸部14bとが嵌合状態となって位置決めされ、さらに回動することによって嵌合した状態の凹部14aと凸部14bとを離脱することが可能となる。
図7(a)〜(d)は、本発明のバインダー式連結手帳に用いる頁捲り用栞15(15A〜15D)の各種態様を示す平面図である。このうち、図7(a)、(b)に示す頁捲り用栞15A、15Bは、針金のような長尺の金属線材又は合成樹脂等による弾性線材を用い、この線材を細幅の平行形状に折り返し形成してなる線形状の端部に、折返形状による円弧形のリング係合部16aが形成され、その内側の離間位置に輪形のリング係合部16bが形成されている。さらに、この線形状の途中に折曲形状15bを形成し、この線形状におけるリング係合部16a、16bの形成された反対側端部にカバー17を装着するカバー装着部15aが形成されている。なお、図7(a)の頁捲り用栞15Aは、カバー装着部15aを短尺に形成し、図7(b)の頁捲り用栞15Bは、カバー装着部15aを長尺に形成したものである。また、いずれの頁捲り用栞15A、15Bにおいても、折曲部15bから下方のカバー装着部15aを斜め方向に傾斜した形状としている。
一方、図7(c)、(d)に示す頁捲り用栞15C、15Dは、上記同様に、針金のような長尺の金属線材又は合成樹脂等による弾性線材を用い、この線材を細幅の平行形状に折返し形成してなる線形状の上端に円弧形のリング係合部16aを形成し、その内側の離間位置に上記同様の円弧形状のリング形状部16cを形成している。さらに、この線形状の途中に折曲形状15bを形成し、その下方にカバー17を装着するカバー装着部15aを形成してなるものである。そして、図7(c)の頁捲り用栞15Cは、カバー装着部15aを短尺に形成し、図7(d)の頁捲り用栞15Dはカバー装着部15aを長尺に形成している。また、これらの頁捲り用栞15C、15Dにおいても、折曲部15bから下方のカバー装着部15aを斜め方向に傾斜した形状としている。
なお、この図7(c)、(d)に示す頁捲り用栞15C、15Dは、上記の図7(a)、(b)に示す頁捲り用栞15A、15Bと異なり、端部に上下に離間して形成された円弧形のリング係合部16a、16cは、夫々のU字形をなす折返片が互いに相対的に移動又は離脱する構成とされ、頁捲り用栞15C、15Dの全体形状を柔軟に変形し、又はその形状を弾性的に復帰することが可能とされている。
上記のような構成による頁捲り用栞15(15A〜15D)によれば、図8(a)、(b)、(c)に示すように、バインダー9に隣設された2個の各リング9a、9aに遊びを有する状態で取付けることができ、夫々の頁捲り用栞15のカバー17をバインダー9に綴じ込んだ用紙12から外方へ露出させた状態にすることが可能となる。
また、図8(a)に示すように、バインダー9の最端部に隣設するリング9a、9aに対して、図7(a)又は図7(c)に示す短尺の頁捲り用栞15A、15Cを使用し、バインダー9の内方に設けられた隣設するリング9a、9aに図7(b)又は図7(d)に示す長尺の頁捲り用栞15B、15Dを使用するとよい。なお、頁捲り用栞15(15A〜15D)の夫々の全体長は、バインダー9のリング9aの使用数、間隔、大きさ等によって設計されるべきものであるが、上記のように頁捲り用栞15をバインダー9に隣設されたリング9a、9aに取付けた状態で、各頁捲り用栞15A〜15Dのカバー17がバインダー9に綴じ込まれた用紙12の端部から適度に露出するように各頁捲り用栞15A〜15Dの全体長を設計するとよい。
また、各頁捲り用栞15(15A〜15D)において、カバー装着部15aに伸縮の可能なビニール樹脂等によるカバー17を移動可能に装着しておけば、カバー装着部15aに対するカバー17の装着位置を調整することが可能となり、カバー17の装着位置によって各頁捲り用栞15A〜15Dの全体長を調整することも可能となる。
上記のように構成された各頁捲り用栞15において、長尺の頁捲り用栞15B、15Dの折曲形状15bを短尺の頁捲り用栞15A、15Cの折曲形状15bよりも長く形成することにより、例えば、図8(a)に示すように取付けられた短尺の頁捲り用栞15Aに対して長尺の頁捲り用栞15Dが重ならないようにすることができる。これによって、折り畳んだ本発明のバインダー式連結手帳1が嵩張らないものとなる。
さらに、各頁捲り用栞15の途中に折曲形状15bを形成してあるため、図8(a)に示すように、リング係合部16a、16bをバインダー9のリング9a、9aに取付けた際、各頁捲り用栞15のカバー17が他のリング9aやバインダーの操作片9bに当らないようにすることが可能となる。
また、図8(b)に示すように、手帳を閉じた状態にしたとき(図8(b)は説明の便宜上、手帳を開いた状態にしている)、用紙12から露出したカバー17を指先で摘んで頁捲り用栞15を持ち上げることにより、頁捲り用栞15が挟まれた箇所の頁を一挙に開けることが可能となる。
また、頁捲り用栞15のリング係合部16a、16bがバインダー9に隣設された2個の各リング9a、9aを遊びを有する状態で係合するため、頁捲り用栞15を並設した2本のリング9a、9aに取付けた状態で、遊びの範囲内で回動させることが可能となり、各頁捲り用栞15を手帳内の用紙12の内方へと収納することが可能となる。さらに、図7(a)〜(d)に示すように、頁捲り用栞15の折曲部15bから下方のカバー装着部15aを斜め方向に傾斜した形状とすることにより、左右の手帳4a、4bを閉じた状態にして衣服のポケット等に入れた際に、頁捲り用栞15のカバー17の端部がポケットの底部等に押されて回動し(図8(b)参照)、手帳内の用紙12の内方へと移動し、カバー17が手帳の内部へ収納された状態となる。
さらに、他の形態による頁捲り用栞について図13又は図14を参照しながら説明する。
図13に示す頁捲り用栞41は、バインダー9に隣設された2個のリング9a、9aの外周を一括して囲繞する環状部42を形成することによって簡単な構成としたものである。また、このような頁捲り用栞41は、図14(a)、(b)に示すように細径の金属又は合成樹脂等による線材を折曲形成するか、又は図14(c)、(d)に示すように合成樹脂成形により一体成形することが可能である。
その構造は、いずれの頁捲り用栞41においても、バインダー9に隣設された2個のリング9a、9a(図13参照)を囲繞する環状部42と、該環状部42から延長されると共に途中で折曲されてなる長尺の本体部43とを有している。具体的例として、細径の線材を使用した場合は、図14(a)、(b)に示すように、2個のリング9a、9a(図13参照)を囲繞する縦長形状の環状部42を形成し、その環状部42の側部から線材を略平行に延長して略直角に折曲すると共に、傾斜状に折曲してなる本体部43を形成する。また、本体部43の下端にて線材の端部44a、44bの一方または両方を折り返し、この線材の端部44a、44bを隠蔽するようにカバー45を被せることによって摘み片46としている。また、図14(a)に示すように本体部43の長さを短尺に形成し、又は図14(b)に示すように本体部43の長さを長尺に形成することにより、図13に示すように、バインダー9に隣設された2個のリング9a、9aの位置に応じて取り付けることができる。いずれの頁捲り用栞41においても、図13に示すように、摘み片46を頁の端部から露出することによって所定頁の目印とし、又はこの摘み片46を指先で摘むことによって、所定の頁を捲ることが可能となる。
さらに、図14(c)、(d)に示すように、頁捲り用栞41を合成樹脂成形により形成した場合、一体成形によって摘み片46を成形することが可能となり、図7に示すようなカバー17が不要となる。なお、この合成樹脂成形により形成した頁捲り用栞41もまた、図14(c)又は図14(d)に示すように本体部43の長さを短尺又は長尺に形成することにより、バインダー9に隣設された2個のリング9a、9aの位置に対応して取り付けることが可能となる。
上記のように、図13又は図14(a)乃至(d)に示す頁捲り用栞41は簡単且つ容易に作製することができ、その構造において部材同士に重なる箇所が生じることがなく、薄形に形成することができる。このため、バインダー9のリング9a、9aに取り付けた状態で嵩張ることがなく頁の間に挟みこまれ、その分、多くの用紙を取付けることが可能となる。
さらに、本実施例においては、リング式バインダー9のリング9aに綴じ込んだ用紙12の下敷きとしてリング段差防止用敷具18が構成されている。このリング段差防止用敷具18は、図9(a)、(b)、又は図10(a)、(b)に示すように、リング式バインダー9のリング9aに綴じ込むための綴込穴19を片側に沿って設けた基板20と、該基板20の綴込穴19の反対側に設けられた折曲線21を介して折曲げ自在に形成した支持板22と、該支持板22の自由端側に設けた折曲線23を介して小幅の2片24a、24bをその中間の折曲線25で折曲げ自在に形成した高さ調整片26と、該高さ調整片26の自由端側に設けた折曲線27を介して折曲げ自在に形成した案内片28とを備えるものである。
さらに、このリング段差防止用敷具18を、図10(c)の展開状態から、図10(b)の状態に組み立てるには、図9(b)に示すように、基板20の下部に支持板22を折曲線21で折り返した状態で、2片24a、24bからなる高さ調整片26を断面山形状に形成した頂部の折曲線25を基板20の下面に当接するように折り曲げる。次いで、案内片28に対して係止軸29で回動自在に結合したL字形の操作片30を基板20に穿設された案内穴20aに挿通すると共に、係止軸29を支持板22に形成された案内孔22aに沿って移動可能に係合する。
また、操作片30の側部に形成した係止溝30aと基板20の案内穴20aに間隔をあけて形成した複数の係止溝20b、20bとを操作片30の押込み量に応じて互いに歯合し、図中の矢印で示す方向への押込み量により高さが変化する高さ調整片26によって支持板22に対する基板20の傾斜角を変えることが可能となる。このように、基板20の綴込穴19をバインダー9のリング9aに綴じ込むことによって、該基板20でバインダー9のリング9aに綴じ込んだ用紙12の下面を支持した状態とし、操作片30の押込み量によって高さ調整片26の高さを調整することにより支持板22に対する基板20の傾斜角を変え、用紙12とリング9aとの段差を少なくすることが可能となる。
また、図10(b)に示すように、L字形に形成された操作片30を外側に引き出して、2片24a、24bからなる高さ調整片26を平坦に潰した状態にし、操作片30を回動することによって、操作片30を係止軸29周りに回動すると、該操作片30を基板20内に完全に収納した状態とすることができる。従って、リング段差防止用敷具18をバインダー9のリング9aから取り外し、コンパクトに所持することが可能となる。
ちなみに、図9(b)において、リング式バインダー9のリング9aにリング段差防止用敷具18の綴込穴19を綴じ込むと共に、リング段差防止用敷具18を右方の頁の用紙12bの下部に敷いた場合、バインダー9のリング9aの高さと用紙12bの最上面との段差hは微小となる。この段差hと、リング段差防止用敷具18を敷かない左方の頁の段差Hとを比較すると、段差Hのほうが段差hよりも一目して大きいことは明瞭である。
なお、本実施例のリング段差防止用敷具18に関する効果を左手にペン等を持つ場合と右手にペン等を持つ場合に分けて説明する。図9(b)に示すように、バインダー9の左頁の用紙12aの下部にリング段差防止用敷具18を敷くと、右手にペン等を持つ人が左頁の用紙12aの上で物を書く場合、バインダー9と用紙12aとの段差がほとんど邪魔にならずに書くことが可能となる。
また、その逆に、図9(c)に示すように、バインダー9の右頁の用紙12bの下部にリング段差防止用敷具18を敷くと、左手にペン等を持つ人が左頁の用紙12bの上で物を書く場合、バインダー9と用紙12bとの段差がほとんど邪魔にならずに書くことが可能となる。
本実施例では、図12(a)又は(b)に示すように、左右のバインダー式手帳4a、4bの表紙5a、5bに接合する単品の連結具33を構成することにより、この単品の連結具33を用いて、市販等の既存のバインダー式手帳を利用して、左右の手帳4a、4bを連続した見開きの状態に構成することができる。また、左右のバインダー式手帳4a、4bを互いに回転することが可能となる。
即ち、本実施例の連結具33の構成は、図11(a)〜(c)、図12(a)、(b)に示すように、一方のバインダー式手帳(本実施例においては「左方の手帳」)4aの表紙5aに接合すべき表紙接合片34と、他方のバインダー式手帳(本実施例においては「右方の手帳」)4bの表紙5bに接合すべき接合部35aと該接合部35aに対し折曲線35cを介して折曲げ自在に形成された連結部35bとを有する連結片35とを備える。そして、表紙接合片34と連結片35の連結部35bとを重ね合わせた状態にして、表紙接合片34の略中心に形成された軸穴36aと、連結部35bの略中心に形成された軸穴36bとを実施例1と同様の係止軸37で回動自在に接合することによって連結具33を形成する。
このような連結具33により、図12(a)又は(b)に示すように、表紙接合片34を左方の手帳4aの表紙5aに接合すると共に連結片35の接合部35aを右方の手帳4bの表紙5bに接合する。このような構成において、図12(a)の形態は、左方の手帳4aの表紙5aと右方の手帳4bの表紙5bとの夫々の幅を元の状態のままで使用するか、やや短尺に切断して、左方の手帳4aの表紙5aに表紙接合片34をホッチキス38等で接合すると共に、右方の手帳4bの表紙5bと連結片35の接合部35aとをホッチキス38等で接合したものである。このような構成により、市販等による既存のバインダー式手帳をほとんど未加工の状態で利用することによって、実施例1と同様の機能を有するバインダー式連結手帳1を作成することが可能となる。
また、図12(b)の形態は、左方の手帳4aの表紙5aと右方の手帳4bの表紙5bとの夫々の幅を短尺に切断して、左方の手帳4aの表紙5aに表紙接合片34を接着剤39等で接合すると共に、右方の手帳4bの表紙5bと連結片35の接合部35aとを接着剤39等で接合したものである。このような構成により、各表紙5a、5bと連結具33との重なる部分が削減され、その分、連結した左右の手帳4a、4bの全体厚さを薄く形成することができる。また、このような構成においても、実施例1と同様の機能を有するバインダー式連結手帳1を作成することが可能となる。
なお、上記の構成において、左方の手帳4aの表紙5aと表紙接合片34の接合方法、及び右方の手帳4bの表紙5bと連結片35の接合部35aとの接合方法にホッチキス38や接着剤39を使用しているが、図12(a)において接着剤39を使用し、図12(b)においてホッチキス38を使用してもよいし、他の接合方法を使用してもよい。
上記の構成により、単品の連結具33を用いて、図3と同様に、左右の手帳4a、4bを連続した見開きの状態に展開可能にすることができる。また、図5(a)、(b)に示すものと同様に、左右の手帳4a、4bを係止軸37を中心にして互いに回転自在にすることができるため、頁の表示する角度を自由に変えて見ることが可能となる。
また、本実施例においても、図11(a)に示すように、表紙連結片34と連結片35の連結部35bとの各対接面に、表紙連結片34における軸穴36aと連結片35の連結部35bにおける軸穴36bとを中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部40aと凸部40bとを形成した構成とすることが可能である。このような構成により、図3に示すものと同様に、両方の手帳4a、4bを横方向に並べるか、図5(a)、(b)に示すものと同様に、一方の手帳(例えば右方の手帳4b)に対して片方の手帳(例えば左方の手帳4a)を90度又は180度回転し、夫々の凹部40aと凸部40bとを着脱自在に係止することが可能となる。また、本実施例においても、図6(a)、(b)に示すものと同様に、一方の手帳(例えば左方の手帳4a)に対して他方の手帳(例えば右方の手帳4b)を180度回転することにより、本実施例のバインダー式連結手帳をポケットの中に収納する際等において、コンパクトに収納することが可能となる。
さらに、上記の凹部40aと凸部40bを有する構成において、本実施例においては不図示であるが、実施例1で採用した図4(c)に示すように、左方の手帳4aの右表紙5aと連結片2との各対接面に上下の金属板31a、31bを固定具32、32・・・で固定した構成とし、これらの上下の金属板31a、31bの夫々に、上記のように係止軸3を中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部14a(本実施例の凹部40aに相当する)と凸部14b(本実施例の凸部40bに相当する)とを形成してもよい。このような構成によって、長期間の使用でも凹部14aと凸部14bとが磨耗しない構造とすることができる。
上記のように、本実施例は、連結具33を用いて左右の手帳4a、4bを連結した後の形態は、実施例1のバインダー式連結手帳1と同様の機能を有することになる。また、本実施例において、図7及び図8に示す各種の頁捲り用栞15、図9及び図10に示すリング段差防止用敷具18を使用し、実施例1で説明したのと同様の効果を得ることも可能である。
本発明のバインダー式連結手帳は、少なくとも2冊のバインダー式手帳を連結してなるバインダー式連結手帳であって、夫々のバインダーごとに綴じ込まれた用紙を完全に連続的に見開くことができ、手帳を閉じたときはコンパクトに収納することができるバインダー式連結手帳として利用可能である。
1 バインダー式連結手帳
2 連結片
2a 折曲線
2b 接合部
3 係止軸
3a 軸部
3b 頭部
4 バインダー式手帳(手帳)
4a 左方の手帳
4b 右方の手帳
4c 他の構造の右方の手帳
5 表紙
5a 右表紙
5b 左表紙
5c 表紙の端部
6 背表紙
6a 左方の手帳の背表紙
6b 右方の手帳の背表紙
7 境界線
8 手帳本体
9 リング式バインダー
9a バインダーのリング
9b バインダーの操作片
10 対接辺
10a 右側縦辺
10b 左側縦辺
11a 表紙の穴
11b 連結片の穴
12 用紙
12a、12b、12c、12d 4頁の各用紙
13 綴込穴
14a 凹部
14b 凸部
15(15A〜15D) 頁捲り用栞
15a カバー装着部
15b 折曲形状
16a 円弧形のリング係合部
16b 輪形のリング係合部
16c 円弧形のリング係合部
17 カバー
18 リング段差防止用敷具
19 綴込穴
20 基板
20a 案内穴
20b 係止溝
21 基板の綴込穴の反対側の折曲線
22 支持板
22a 案内孔
23 支持板の自由端側の折曲線
24a、24b 小幅の2片
25 折曲線
26 高さ調整片
27 高さ調整片の自由端側の折曲線
28 案内片
29 係止軸
30 操作片
30a 係止溝
31a、31b 金属板
32 固定具
33 連結具
34 表紙接合片
35 連結片
35a 接合部
35c 折曲線
35b 連結部
35 連結片
36a 軸穴
36b 軸穴
37 係止軸
38 ホッチキス
39 接着剤
40a 凹部
40b 凸部
41 頁捲り用栞
42 環状部
43 本体部
44a、44b 線材の端部
45 カバー
46 摘み片
47 碁盤目状の細線
48 細線よりも太い線
D1、D2 バインダー式連結手帳の合計厚さ
H、h リングの高さと用紙の高さの段差
L1、L2… 細線よりも太い横線
T 対角線
W1〜W7 1週間分の7マスに関する欄

Claims (10)

  1. 両側の表紙とその間に設けられた背表紙とを夫々の境界線で折曲げ自在に形成した手帳本体の背表紙の内側にリング式バインダーを固定してなるバインダー式手帳を少なくとも2冊設け、
    夫々の手帳を横方向に見開きの状態で左右に配列すると共に、左方の手帳の右側縦辺と右方の手帳の左側縦辺とを互いに接した状態にし、
    左右の手帳が互いに接する辺を対接辺として、
    一方の手帳の対接辺から他方の手帳の表紙へ延設されてなる単体の連結片又は一方の手帳の表紙を延長してなる連結片を対接辺に沿って折曲げ自在に形成すると共に、連結片と該連結片に重なる他方の手帳の表紙の略中心とを係止軸で回転自在に結合してなることを特徴とするバインダー式連結手帳。
  2. 連結片は、一方の手帳とは別体をなす単体の薄板部材を用いて形成され、該連結片の片側に小幅の接合部をとって一方の手帳の端部に接合すると共に、一方の手帳の対接辺に沿って連結片を折曲げ自在に形成してなることを特徴とする請求項1記載のバインダー式連結手帳。
  3. 連結片は、一方の手帳の対接辺から延長して該手帳の表紙と一体的に構成され、該連結片を対接辺に沿って折り曲げ自在に形成してなることを特徴とする請求項1記載のバインダー式連結手帳。
  4. 一方の手帳の対接辺から他方の手帳の表紙へ延設されてなる単体の連結片又は一方の手帳の表紙を延長してなる連結片と、該連結片に重なる他方の手帳の表紙との各対接面に、係止軸を中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部と凸部とが形成されたことにより、左右の手帳を横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部と凸部とが着脱自在に係止されるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のバインダー式連結手帳。
  5. リング式バインダーのリングに綴じ込むための所定数の綴込穴が、各用紙の左右両側に沿って形成されていることにより、各用紙の裏表を反転した状態でバインダーのリングに綴じ込み可能としたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のバインダー式連結手帳。
  6. リング式バインダーのリングに綴じ込んだ用紙を捲るのに用いる頁捲り用栞を備えたバインダー式連結手帳であって、
    該頁捲り用栞は、長尺の弾性線材を細幅の平行形状に折返し形成してなる線形状の端部にリング係合部を形成すると共に、該リング係合部の内側に他のリング係合部を形成し、該線形状の端部とその内側のリング係合部の夫々をバインダーに隣設された2個の各リングに遊びを有する状態で係合可能とし、該線形状の途中を折曲形成すると共に、該線形状におけるリング係合部の形成された反対側端部にカバーを装着してなることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のバインダー式連結手帳。
  7. リング状バインダーのリングに綴じ込んだ用紙を捲るのに用いる頁捲り用栞を備えたバインダー式連結手帳であって、
    該頁捲り用栞は、バインダーに隣設された2個のリングを囲繞する環状部と、該環状部から延長されると共に途中で折曲されてなる長尺の本体部とを有し、該本体部の端部に摘み片を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のバインダー式連結手帳。
  8. リング式バインダーのリングに綴じ込んだ用紙の下敷きとして用いることにより用紙とリングとの段差を少なくするようにしたリング段差防止用敷具を備えたバインダー式連結手帳であって、
    該リング段差防止用敷具は、リング式バインダーのリングに綴じ込むための綴込穴を片側に沿って形成した基板と、該基板の綴込穴の反対側に設けられた折曲線を介して折曲げ自在に形成した支持板と、該支持板の自由端側に設けた折曲線を介して小幅の2片をその中間の折曲線で折曲げ自在に形成した高さ調整片と、該高さ調整片の自由端側に設けた折曲線を介して折曲げ自在に形成した案内片とを備え、
    基板の下部に支持板を折り返した状態で、高さ調整片を断面山形状に形成した頂部の折曲線を基板の下面に当接するように折り曲げ、
    案内片に対して係止軸で回動自在に結合した操作片を基板に穿設された案内穴に挿通すると共に、係止軸を支持板に形成された案内孔に沿って移動するように係合し、
    操作片の側部に形成した係止溝と基板の案内穴に間隔をあけて形成した複数の係止溝とを操作片の押込み量に応じて互いに歯合し、
    基板の綴込穴をリング式バインダーのリングに綴じ込むことによって、該基板でバインダーのリングに綴じ込んだ用紙の下面を支持した状態とし、
    操作片の押込み量によって高さ調整片の高さを調整することにより支持板に対する基板の傾斜角を変え、用紙とリングとの段差を少なくするようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のバインダー式連結手帳。
  9. 一方のバインダー式手帳の表紙に接合すべき表紙接合片と、他方のバインダー式手帳の表紙に接合すべき接合部と該接合部に対し折曲線を介して折曲げ自在に形成された連結部とを有する連結片とを備え、
    表紙接合片と連結片の連結部とを重ね合わせた状態で表紙接合片の略中心に形成された軸穴と連結片の連結部の略中心に形成された軸穴とを係止軸で回動自在に接合してなる連結具を形成し、
    表紙接合片を一方のバインダー式手帳の表紙に接合すると共に連結片の接合部を片方のバインダー式手帳の表紙に接合することにより、両方のバインダー式手帳を連続した見開きの状態に展開可能にすると共に、両方のバインダー式手帳を係止軸を中心にして互いに回転自在にしたことを特徴とするバインダー式連結手帳。
  10. 表紙連結片と連結片の連結部との各対接面に、表紙連結片における軸穴と連結片の連結部における軸穴とを中心とする一定半径で十字方向の4箇所に互いに嵌合する凹部と凸部とが形成されたことにより、両方の手帳を横方向に並べるか、一方の手帳に対して片方の手帳を90度又は180度回転したとき、夫々の凹部と凸部とが着脱自在に係止されるようにしたことを特徴とする請求項9記載のバインダー式連結手帳。

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