JP2013001112A - 表紙面積可変型ファイル - Google Patents
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Abstract
【課題】大きさの異なる書類や用紙を最小限の大きさで綴じこむことができるとともに、記入、書き込みが必要な際にはスライド体をスライドさせることで容易に記入することを可能とした表紙面積可変型ファイルを提供する。
【解決手段】 内側に綴じ具を有し任意サイズの用紙に対応する表紙体と、前記表紙体の表表紙あるいは裏表紙に対応して設けられた板状のスライド体と、前記スライド体が前記表紙体の表紙上をスライドさせるスライド機構とより構成される。
【選択図】図1
【解決手段】 内側に綴じ具を有し任意サイズの用紙に対応する表紙体と、前記表紙体の表表紙あるいは裏表紙に対応して設けられた板状のスライド体と、前記スライド体が前記表紙体の表紙上をスライドさせるスライド機構とより構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、サイズの異なる用紙に対応して収納並びに書き込みを容易にする表紙面積可変型ファイルに関するものである。
従来、特許文献1に示すように背表紙の延長体が一方の表紙内でスライドすることで綴じた資料の増加にあわせて背表紙の幅を調整するファイルがあった。
特許文献2に示すように、書類を覆う側の表紙が複数の折り線で折り返し固定具で固定することで背表紙幅と表紙の幅を調整するファイルがあった。
特許文献3に示すように、基準表紙構成部材と可動表紙構成部材から構成され、可動表紙構成部材を可動させることで用紙のサイズに対応させて表紙のサイズを調整できるファイルがあった。
特許文献4に示すように、左右下敷きと補助版を有するバインダーが構造体に沿って縦方向、横方向に移動させることで用紙への記述を容易にするシステムバインダーがあった。
特許文献1乃至3に関しては、綴じる書類の量が増加した際にその厚みに対応して背表紙の幅を調整することを目的としている。そのため、ファイルの厚さには対応できるが、サイズの異なる書類や用紙に対して表紙を下敷きとして使用できるように調整はできなかった。例えば、A4サイズの書類に対応したサイズの表紙のファイルの場合、表紙はA4サイズの下敷きとして対応できるように書類より若干大きなサイズ、形状となっている。このファイルにあって、A3サイズの書類に関しても、二つ折りや三つ折りにすることでファイリングすることは可能である。但し、図面等で書き込む必要性がある書類や用紙をファイリングした際、開いて内容を確認することはできるが、開いた開放側の用紙半面は表紙からはみ出すため、一々ファイルから取り出して記入したり、身近にある本、ノート、板等を下に添えて下敷きの代用として使用し作業を行わなければいけなかった。
特許文献4においては、バインダーに綴じこんだ書類、下敷き、補助板ごと移動するために、移動の操作性が悪い、書類を損傷させる恐れがあるなどの問題が生じる。また、その構造上、移動させる際、バインダーの下に突起物などがあった場合、構造部がその突起に引っかかり、バインダーを持ち上げないと操作できない事態が発生する。また、表紙を閉じた場合、表表紙、裏表紙のストッパーが突起状となっているために、他のファイルや書類が並べられた棚にバインダーごと出し入れしようとした場合、突起物がひっかかり、隣接するファイルや書類を手で操作して隙間を作らなければいけなかった。
それ以上に、表紙を開いた状態でなければ構造部の移動は不可能であった。そのため、後述する利用途である日傘等への対応ができなかったり、利用しようとした際に綴じこんだ書類や用紙を損傷させる危険性があった。
本発明は以上の課題を解決するためのものである。
それ以上に、表紙を開いた状態でなければ構造部の移動は不可能であった。そのため、後述する利用途である日傘等への対応ができなかったり、利用しようとした際に綴じこんだ書類や用紙を損傷させる危険性があった。
本発明は以上の課題を解決するためのものである。
本発明は内側に綴じ具を有し任意サイズの用紙に対応する表紙体と、前記表紙体の表表紙あるいは裏表紙に対応して設けられた板状のスライド体と、前記スライド体が前記表紙体の表紙上をスライドさせるスライド機構とより構成される。
また、前記スライド体が前記ガイドレールから脱落しない位置でストッパーとなるストッパー機構を有することを特徴とする。
本発明の効果として、A4の書類や用紙を対象としたファイルを例に説明する。表紙はA4をカバーする大きさ及び形状であるため、A4を綴じこんだ場合表紙で書類、用紙をカバーする。また、必要に応じて記入が必要な場合は、書類の裏側に位置する表紙が下敷きとしての役割をなし容易に記入できる。
また、B4やA3等の書類、用紙を利用する場合、これを二つ折り、三つ折りすることで書類、用紙を表紙がカバーする状態で綴じこむことができる。また、これらを読む際は書類等の折りを開き利用することで、容易に読むことができる。また更に記入や書き込みが必要な場合にはスライド体をガイドレールに沿って、端部がガイドレールにかかる範囲でスライドさせることで、これら書類や用紙の裏を表紙とスライド体がカバーし下敷きとしての役割を果たすため、容易に記入、書き込みができる。
この際、スライド体がガイドレールにかかった状態で大きなサイズに対応できる。これにより、スライド体と該スライド体が設けられた側の表紙は重なった状態であり、表紙内側に設けられたガイドレールにスライド体の端部がかかっていることで上下ならびに斜め方向のストッパーとして働き記入、書き込みからの力に対しての抑止作用、固定作用が働き、安定性のある作業が可能となる。
また、B4やA3等の書類、用紙を利用する場合、これを二つ折り、三つ折りすることで書類、用紙を表紙がカバーする状態で綴じこむことができる。また、これらを読む際は書類等の折りを開き利用することで、容易に読むことができる。また更に記入や書き込みが必要な場合にはスライド体をガイドレールに沿って、端部がガイドレールにかかる範囲でスライドさせることで、これら書類や用紙の裏を表紙とスライド体がカバーし下敷きとしての役割を果たすため、容易に記入、書き込みができる。
この際、スライド体がガイドレールにかかった状態で大きなサイズに対応できる。これにより、スライド体と該スライド体が設けられた側の表紙は重なった状態であり、表紙内側に設けられたガイドレールにスライド体の端部がかかっていることで上下ならびに斜め方向のストッパーとして働き記入、書き込みからの力に対しての抑止作用、固定作用が働き、安定性のある作業が可能となる。
前記スライド体をスライドさせるにあたり、表紙の開放端部の隙間から容易にスライド体を操作することが可能であるため、一々表表紙と裏表紙を開くことなくスライド体を移動できる。これにより、例えば直射日光が強い外出先での移動に際し、通常のファイルよりも広面積で日差しをさえぎる日傘の代用品としても利用できる。また、表紙が防水性、撥水性であれば緊急時の雨傘代わりとして利用することも可能である。あわせて、軽食時のナプキンの代用としても利用可能である。
これら各使用方法において、一々表紙を開く必要がなく、綴じた状態で操作及び利用ができるためファイルに綴じこんだ書類や用紙などの損傷を防ぎながらの利用が可能となる。
これら各使用方法において、一々表紙を開く必要がなく、綴じた状態で操作及び利用ができるためファイルに綴じこんだ書類や用紙などの損傷を防ぎながらの利用が可能となる。
スライド体がガイドレールから脱落しないストッパー機能を有することで、確実にスライド体を抑止、固定でき、より安定性を向上させることができる。
本発明は以上の効果をもたらすものである。
本発明は以上の効果をもたらすものである。
以下、本発明の第一実施の形態について図1乃至図8を用いて説明する。
図1は本発明の第一実施形態の分解斜視図、図2は本発明の第一実施形態の斜視図、図3は本発明の第一実施形態の平面図、図4は本発明の第一実施形態の斜視図、図5は本発明の第一実施形態の平面図、図6は本発明の第一実施形態の要部断面図、図7は本発明の第一実施形態の第一状態を示す使用状態図、図8は本発明の第一実施形態の第二状態を示す使用状態図である。
以下、本実施形態ではA4サイズの書類や用紙に対応したファイルを例に説明する。ファイル本体は背表紙4と、背表紙4の側辺部から表紙折部11aを介して延設された裏表紙3、背表紙4の他側辺部から表紙折部11bを介して延設された表表紙5とから構成されている。各表紙は厚紙やPP、PE、PET等の合成樹脂等、綴じこむ書類や用紙を保護する剛性を有するものである。また、一定以上の力をかけることで若干撓み、力が解除された状態で平板状に復元するものであっても良い。
裏表紙3の背表紙側側部には書類を綴じる綴じ具6が設けられている。この綴じ具に関しては、書類の側片部を綴じる従来使用されるものであれば良い。図には上下に抑え込む構造の綴じ具6となっているが、これに限定されるものではなく、書類の側辺に設けられた複数の孔に対応したリングやベルト状のものであってもよい。また、裏表紙ではなく背表紙に設けられたものであってもよい。
裏表紙3の内側開放側辺部付近には面ファスナーA8が設けられている。図において面ファスナーAは上下方向に関しては中央位置に設けられている。
裏表紙3の内側の上辺部には一方のガイドレール7aが設けられ、裏表紙3の内側の下辺部には他方のガイドレール7bが設けら、対で一つのガイドレール7が構成されスライド機構として作用する。ガイドレールとしては、機能を達成する剛性ならびに形状安定性を有する素材であればよい。
本発明はスライド板9と面ファスナーB10とより構成される板状のスライド体2を具備する。
図示されるスライド板9は、板状方形となっている。この際縦方向のサイズとしては、前記ガイドレール7に沿ってスライドする長さとなっている。また、横方向のサイズとしてはスライド体2を背表紙側に押し込んだ際に全体が裏表紙にカバーされ、また広げた上体においては右側辺部がガイドレールにかかった位置においてA4の長手方向倍のサイズであるA3の裏面を裏表紙3とスライド体2とによりカバーする大きさのものである。
スライド板9の裏面右側辺部付近には前記面ファスナーAとで係止することができる面ファスナーBが設けられている。その位置としては、スライド体2がA3に対応した位置にきた際に面ファスナーAと重なる位置となっている。
材質としては前記表紙と同様のものであればよく
本発明は以上の構成よりなる。
図1は本発明の第一実施形態の分解斜視図、図2は本発明の第一実施形態の斜視図、図3は本発明の第一実施形態の平面図、図4は本発明の第一実施形態の斜視図、図5は本発明の第一実施形態の平面図、図6は本発明の第一実施形態の要部断面図、図7は本発明の第一実施形態の第一状態を示す使用状態図、図8は本発明の第一実施形態の第二状態を示す使用状態図である。
以下、本実施形態ではA4サイズの書類や用紙に対応したファイルを例に説明する。ファイル本体は背表紙4と、背表紙4の側辺部から表紙折部11aを介して延設された裏表紙3、背表紙4の他側辺部から表紙折部11bを介して延設された表表紙5とから構成されている。各表紙は厚紙やPP、PE、PET等の合成樹脂等、綴じこむ書類や用紙を保護する剛性を有するものである。また、一定以上の力をかけることで若干撓み、力が解除された状態で平板状に復元するものであっても良い。
裏表紙3の背表紙側側部には書類を綴じる綴じ具6が設けられている。この綴じ具に関しては、書類の側片部を綴じる従来使用されるものであれば良い。図には上下に抑え込む構造の綴じ具6となっているが、これに限定されるものではなく、書類の側辺に設けられた複数の孔に対応したリングやベルト状のものであってもよい。また、裏表紙ではなく背表紙に設けられたものであってもよい。
裏表紙3の内側開放側辺部付近には面ファスナーA8が設けられている。図において面ファスナーAは上下方向に関しては中央位置に設けられている。
裏表紙3の内側の上辺部には一方のガイドレール7aが設けられ、裏表紙3の内側の下辺部には他方のガイドレール7bが設けら、対で一つのガイドレール7が構成されスライド機構として作用する。ガイドレールとしては、機能を達成する剛性ならびに形状安定性を有する素材であればよい。
本発明はスライド板9と面ファスナーB10とより構成される板状のスライド体2を具備する。
図示されるスライド板9は、板状方形となっている。この際縦方向のサイズとしては、前記ガイドレール7に沿ってスライドする長さとなっている。また、横方向のサイズとしてはスライド体2を背表紙側に押し込んだ際に全体が裏表紙にカバーされ、また広げた上体においては右側辺部がガイドレールにかかった位置においてA4の長手方向倍のサイズであるA3の裏面を裏表紙3とスライド体2とによりカバーする大きさのものである。
スライド板9の裏面右側辺部付近には前記面ファスナーAとで係止することができる面ファスナーBが設けられている。その位置としては、スライド体2がA3に対応した位置にきた際に面ファスナーAと重なる位置となっている。
材質としては前記表紙と同様のものであればよく
本発明は以上の構成よりなる。
以下、その使用方法について説明する。
スライド体2をセットする際には、スライド体2を撓ませてガイドレール7に取り付ける。
通常のファイルとして使用する際は図2、図3に示すようにスライド体2を押し込み裏表紙からスライド体2が露出しない状態とする。この状態で書類を綴じ込み通常のファイルとして使用する。A4サイズの書類や用紙であれば、綴じ具6に綴じこむことで書類や用紙が表紙によりカバーされる。また、文字などを書き込む際は裏表紙3及びスライド体2が下敷きの役割を果たし、用意に記載することができる。
A3の書類や用紙を利用する際は、図7に示すように綴じ具6で側辺部を綴じ、保管時には書類や二つ折りもしくは三つ折にして全体としてA4に近いサイズでファイルにより全体が保護されるようにする。書類や用紙を広げる際には、スライド体2の左側側辺部を操作しファイルから露出するようにガイドレール7に沿ってスライドさせる。この際、表表紙5と裏表紙3の開放端部はガイドレール7の肉厚により若干開放され、スライド体2と表表紙5の間にも隙間が形成される。そのため、ファイルの表表紙を広げることなくスライド体2の側辺部を操作することができる。
図4、図5に示すようにスライドさせA3サイズに対応位置にきた際には、面ファスナーA8と面ファスナーB10が接触をはじめる。そこから少し移動させると面ファスナー同士が広い位置で接触する。更にガイドレール7により図6に示すようにスライド体2が裏表紙側に抑え込まれる。
これにより面ファスナー同士の係止力が向上しストッパーとして機能しスライド体2の脱落を防止する。
この際、図6に示すように裏表紙3の側辺部とスライド体2の側辺部が重なる。あわせて前述したようにガイドレール7がスライド体2を裏表紙側に抑え込むため、スライド体2と裏表紙3が一体化に近い状態となりスライド体2の固定性、安定性を向上させる。これにより、広げた状態のA3の書類や用紙のあて板、下敷きとしての役割を果たす。
A3の書類や用紙をしまう際には保管時と同様に折りたたみ、各表紙により全体がカバーされる状態とする。スライド体3は側辺からファイル中央側に強い力を加えることで面ファスナー同士の係止が解除され、裏表紙から露出しない位置に押し込む。面ファスナー同士の係止が強い場合には、スライド体2や裏表紙3に力を加え面ファスナー位置のスライド体2を撓ませることで係止を解除しやすくなる。
本発明は以上のように使用することができる。
スライド体2をセットする際には、スライド体2を撓ませてガイドレール7に取り付ける。
通常のファイルとして使用する際は図2、図3に示すようにスライド体2を押し込み裏表紙からスライド体2が露出しない状態とする。この状態で書類を綴じ込み通常のファイルとして使用する。A4サイズの書類や用紙であれば、綴じ具6に綴じこむことで書類や用紙が表紙によりカバーされる。また、文字などを書き込む際は裏表紙3及びスライド体2が下敷きの役割を果たし、用意に記載することができる。
A3の書類や用紙を利用する際は、図7に示すように綴じ具6で側辺部を綴じ、保管時には書類や二つ折りもしくは三つ折にして全体としてA4に近いサイズでファイルにより全体が保護されるようにする。書類や用紙を広げる際には、スライド体2の左側側辺部を操作しファイルから露出するようにガイドレール7に沿ってスライドさせる。この際、表表紙5と裏表紙3の開放端部はガイドレール7の肉厚により若干開放され、スライド体2と表表紙5の間にも隙間が形成される。そのため、ファイルの表表紙を広げることなくスライド体2の側辺部を操作することができる。
図4、図5に示すようにスライドさせA3サイズに対応位置にきた際には、面ファスナーA8と面ファスナーB10が接触をはじめる。そこから少し移動させると面ファスナー同士が広い位置で接触する。更にガイドレール7により図6に示すようにスライド体2が裏表紙側に抑え込まれる。
これにより面ファスナー同士の係止力が向上しストッパーとして機能しスライド体2の脱落を防止する。
この際、図6に示すように裏表紙3の側辺部とスライド体2の側辺部が重なる。あわせて前述したようにガイドレール7がスライド体2を裏表紙側に抑え込むため、スライド体2と裏表紙3が一体化に近い状態となりスライド体2の固定性、安定性を向上させる。これにより、広げた状態のA3の書類や用紙のあて板、下敷きとしての役割を果たす。
A3の書類や用紙をしまう際には保管時と同様に折りたたみ、各表紙により全体がカバーされる状態とする。スライド体3は側辺からファイル中央側に強い力を加えることで面ファスナー同士の係止が解除され、裏表紙から露出しない位置に押し込む。面ファスナー同士の係止が強い場合には、スライド体2や裏表紙3に力を加え面ファスナー位置のスライド体2を撓ませることで係止を解除しやすくなる。
本発明は以上のように使用することができる。
次に本発明がその効果が現れやすい使用状況の例を説明する。
ファイルを棚にしまう際に裏表紙、背表紙、表表紙を閉じると、スライド体2やスライド構造であるガイドレール7が各表紙から露出しないため、他の書類やファイルが収納された狭い空間に本ファイルを出し入れする際に不要な突起で隣接するファイルや書類を損傷させることなくスムーズに出し入れができる。
建築現場などではA3サイズなどの大きな図面を利用する。その際、本発明のファイルを使用することでコンパクトサイズでの保管や携帯ができつつ、図面の確認や記載の際にはスライド体2を広げることで正確な図面への記載や書き込みが可能となる。
突然の雨が降った場合、本発明のファイルを利用することで、表紙を広げることなくA3サイズの傘としての役割を果たす。この際、ファイルの表紙を開けなくてすむので、書類や用紙が表紙でカバーされ、露出することなく保護された状態での操作が可能である。この目的のためには表紙として防水性の素材であることが望ましい。
また、ナプキンを用意していない大衆レストラン等に於いてA3サイズのナプキン代用品として利用することもできる。この際も、書類や用紙はファイルにより保護された状態となっている。
本実施形態においてはストッパー機構として面ファスナーを利用しているが、操作に注意を図ることでストッパー機構がなくてもA3サイズの書類の保管や読み、記入などをすることも可能である。
ファイルを棚にしまう際に裏表紙、背表紙、表表紙を閉じると、スライド体2やスライド構造であるガイドレール7が各表紙から露出しないため、他の書類やファイルが収納された狭い空間に本ファイルを出し入れする際に不要な突起で隣接するファイルや書類を損傷させることなくスムーズに出し入れができる。
建築現場などではA3サイズなどの大きな図面を利用する。その際、本発明のファイルを使用することでコンパクトサイズでの保管や携帯ができつつ、図面の確認や記載の際にはスライド体2を広げることで正確な図面への記載や書き込みが可能となる。
突然の雨が降った場合、本発明のファイルを利用することで、表紙を広げることなくA3サイズの傘としての役割を果たす。この際、ファイルの表紙を開けなくてすむので、書類や用紙が表紙でカバーされ、露出することなく保護された状態での操作が可能である。この目的のためには表紙として防水性の素材であることが望ましい。
また、ナプキンを用意していない大衆レストラン等に於いてA3サイズのナプキン代用品として利用することもできる。この際も、書類や用紙はファイルにより保護された状態となっている。
本実施形態においてはストッパー機構として面ファスナーを利用しているが、操作に注意を図ることでストッパー機構がなくてもA3サイズの書類の保管や読み、記入などをすることも可能である。
以下、本発明の第二実施の形態について図9乃至図12を用いて説明する。
図9は本発明の第二実施形態の展開状態説明図、図10は本発明の第二実施形態の構造部折り曲げ状態説明図、図11は本発明の第二実施形態の第一状態を示す要部断面図、図12は本発明の第二実施形態の第二状態を示す要部断面図である。
本発明の実施形態はスライド機構であるガイドレール7及びスライド体2の脱落を防止するストッパー機構であるストッパーを裏表紙3及びスライド板9に一体に形成し、低コストで効率的に製造することを目的としたものである。
ガイドレールは、裏表紙3の上辺と下辺の対向する左右位置に折部を介してガイド側面形成部15a、15bが延設され、さらに折部を介してガイド天面形成部16a、16bが延設されている。
これらを各折部に沿って内側に折り込むことで一対のガイドレールが形成される。
裏表紙左開放側辺部に同様に折部を介してストッパーA側面形成部17が延設され、さらに折部を介してストッパーA引っ掛け部18が延設されている。これらを各折部に沿って内側に折り曲げることで裏表紙側ストッパーAが形成される。
スライド板9の右開放側辺部に同様に折部を介してストッパーB側面形成部19が延設され、さらに折部を介してストッパーB引っ掛け部20が延設されている。これらを各折部に沿って裏側に折り曲げることで裏表紙側ストッパーBが形成される。
ストッパーA側面形成部17およびストッパーB側面形成部19に関しては、これを割愛してストッパーA引っ掛け部18およびストッパーB引っ掛け部20を延設することでストッパーとすることも可能である。
本発明は以上の構造よりなる。
図9は本発明の第二実施形態の展開状態説明図、図10は本発明の第二実施形態の構造部折り曲げ状態説明図、図11は本発明の第二実施形態の第一状態を示す要部断面図、図12は本発明の第二実施形態の第二状態を示す要部断面図である。
本発明の実施形態はスライド機構であるガイドレール7及びスライド体2の脱落を防止するストッパー機構であるストッパーを裏表紙3及びスライド板9に一体に形成し、低コストで効率的に製造することを目的としたものである。
ガイドレールは、裏表紙3の上辺と下辺の対向する左右位置に折部を介してガイド側面形成部15a、15bが延設され、さらに折部を介してガイド天面形成部16a、16bが延設されている。
これらを各折部に沿って内側に折り込むことで一対のガイドレールが形成される。
裏表紙左開放側辺部に同様に折部を介してストッパーA側面形成部17が延設され、さらに折部を介してストッパーA引っ掛け部18が延設されている。これらを各折部に沿って内側に折り曲げることで裏表紙側ストッパーAが形成される。
スライド板9の右開放側辺部に同様に折部を介してストッパーB側面形成部19が延設され、さらに折部を介してストッパーB引っ掛け部20が延設されている。これらを各折部に沿って裏側に折り曲げることで裏表紙側ストッパーBが形成される。
ストッパーA側面形成部17およびストッパーB側面形成部19に関しては、これを割愛してストッパーA引っ掛け部18およびストッパーB引っ掛け部20を延設することでストッパーとすることも可能である。
本発明は以上の構造よりなる。
本実施形態についての使いかた及び効果は前述第一実施形態とほぼ同様である。ただ、ストッパー機構に関しては図11に示す状態で脱落防止となる。この際抜け方向に関しては確実に止まり、スライド体2を戻そうとする方向に関しては開放されているため、第一実施形態より戻す操作性が向上する。
あわせて、一体構造とすることで生産コスト及び生産性の向上を実現した。
あわせて、一体構造とすることで生産コスト及び生産性の向上を実現した。
以下、本発明の参考実施の形態について図13乃至図15を用いて説明する。
図13は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図、図14は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図、図15は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図である。
本参考実施形態においては、請求範囲として主張はしないが同様の機能であるが本発明の効果の差異を明確にするためのものである。
本参考実施形態は本発明のスライド体2のあて板や下敷きとしては同様の役割を果たす折り返し体22が利用されたものである。折り返し体22の左側辺が裏表紙3の左側辺部と接合辺部で接着や溶接などにより接合されたものである。
その使いかたについて説明する。
保管時、形態、A4書類の使用時には図13に示すように折り返し体22を折りたたんでファイル内に収納した状態とする。
A3サイズの書類を開いて使用する際には、図14に示すように折り返し体22を開いて利用する。この際、接合辺部21により重なり固定されるので折り返し体22の安定性、固定性は本発明の実施形態と同様に得られる。但し、折り返し体22を開くためにはファイルの表紙を開かなければいけないため、傘、敷物等として利用する際に綴じ込まれた書類や用紙が露出し損傷の恐れが生じる。
また、図15に示すように折り返し体として裏表紙から延設された折り返し延延長体を利用することも可能である。
この参考実施形態から本発明の作用効果が明確になる。
図13は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図、図14は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図、図15は本発明の参考実施形態の斜視使用状態図である。
本参考実施形態においては、請求範囲として主張はしないが同様の機能であるが本発明の効果の差異を明確にするためのものである。
本参考実施形態は本発明のスライド体2のあて板や下敷きとしては同様の役割を果たす折り返し体22が利用されたものである。折り返し体22の左側辺が裏表紙3の左側辺部と接合辺部で接着や溶接などにより接合されたものである。
その使いかたについて説明する。
保管時、形態、A4書類の使用時には図13に示すように折り返し体22を折りたたんでファイル内に収納した状態とする。
A3サイズの書類を開いて使用する際には、図14に示すように折り返し体22を開いて利用する。この際、接合辺部21により重なり固定されるので折り返し体22の安定性、固定性は本発明の実施形態と同様に得られる。但し、折り返し体22を開くためにはファイルの表紙を開かなければいけないため、傘、敷物等として利用する際に綴じ込まれた書類や用紙が露出し損傷の恐れが生じる。
また、図15に示すように折り返し体として裏表紙から延設された折り返し延延長体を利用することも可能である。
この参考実施形態から本発明の作用効果が明確になる。
以下、本発明の第三実施の形態について図16乃至図18を用いて説明する。
図16は本発明の第三実施形態の斜視図、図17は本発明の第三実施形態の第一状態を示す使用状態図、図18は本発明の第三実施形態の第二状態を示す使用状態図である。ここで図17、図18においては、表紙外側から見た状態となっている。
本実施形態においては、スライド板9は図16乃至図18に示すように裏表紙3より縦方向に長く、横方向は押し込んだ状態でスライド板9が綴じ具にあたらない範囲であり開放辺部が裏表紙から露出しない幅長さとなっている。
スライド板9の上下辺部にはそれぞれ上下方向に露出しないようにガイドレール7a、7bが設けられている。ガイドレールとしては第一実施形態のように別体のものを取り付けてもよいし、第二実施形態のように一体に取り付けたものであってもよい。
裏表紙は、前記ガイドレール7に沿って外れないようにスライド可能な縦方向幅長さとなっている。
また、ストッパーに関しては、前述した各実施形態の構造のもので対応される。
本発明は以上の構造よりなる。
図16は本発明の第三実施形態の斜視図、図17は本発明の第三実施形態の第一状態を示す使用状態図、図18は本発明の第三実施形態の第二状態を示す使用状態図である。ここで図17、図18においては、表紙外側から見た状態となっている。
本実施形態においては、スライド板9は図16乃至図18に示すように裏表紙3より縦方向に長く、横方向は押し込んだ状態でスライド板9が綴じ具にあたらない範囲であり開放辺部が裏表紙から露出しない幅長さとなっている。
スライド板9の上下辺部にはそれぞれ上下方向に露出しないようにガイドレール7a、7bが設けられている。ガイドレールとしては第一実施形態のように別体のものを取り付けてもよいし、第二実施形態のように一体に取り付けたものであってもよい。
裏表紙は、前記ガイドレール7に沿って外れないようにスライド可能な縦方向幅長さとなっている。
また、ストッパーに関しては、前述した各実施形態の構造のもので対応される。
本発明は以上の構造よりなる。
本発明の操作に当たってはスライド体2の左開放端部のみならず、表紙外側に露出したガイドレール7やスライド体上下露出部を利用することが可能である。
上記各実施形態としてA4ファイルを例にしているが、これに限定されるものではなく任意のサイズとその倍近いサイズの書類や用紙等に対応したものにも利用される。
1 ファイル本体、
2 スライド体、
3 裏表紙、
4 背表紙、
5 表表紙、
6 綴じ具、
7;7a;7b ガイドレール、
8 面ファスナーA、
9 スライド板、
10 面ファスナーB、
11;11a;11b 表紙折部、
12;12a;12b 用紙、
15;15a;15b ガイド側面形成部、
16;16a;16b ガイド天面形成部、
17 ストッパーA側面形成部、
18 ストッパーA引っ掛け部、
19 ストッパーB側面形成部、
20 ストッパーB引っ掛け部、
21 接合辺部、
22 折り返し体、
23 折り返し延長体
2 スライド体、
3 裏表紙、
4 背表紙、
5 表表紙、
6 綴じ具、
7;7a;7b ガイドレール、
8 面ファスナーA、
9 スライド板、
10 面ファスナーB、
11;11a;11b 表紙折部、
12;12a;12b 用紙、
15;15a;15b ガイド側面形成部、
16;16a;16b ガイド天面形成部、
17 ストッパーA側面形成部、
18 ストッパーA引っ掛け部、
19 ストッパーB側面形成部、
20 ストッパーB引っ掛け部、
21 接合辺部、
22 折り返し体、
23 折り返し延長体
Claims (2)
- 内側に綴じ具を有し任意サイズの用紙に対応する表紙体と、
前記表紙体の表表紙あるいは裏表紙に対応して設けられた板状のスライド体と、
前記スライド体が前記表紙体の表紙上をスライドさせるスライド機構とより構成され、
前記スライド体を前記スライド機構にかかる範囲で移動させることで前記表紙のおよそ面積2倍の用紙に対応できる下敷きとしての機能を表紙に持たせたことを特徴とする表紙面積可変型ファイル。 - 前記スライド機構に前記スライド体が前記表紙体から脱落しない位置でストッパーとなるストッパー機構を有することを特徴とする請求項1に記載の表紙面積可変型ファイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011150412A JP2013001112A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 表紙面積可変型ファイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011150412A JP2013001112A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 表紙面積可変型ファイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013001112A true JP2013001112A (ja) | 2013-01-07 |
Family
ID=47670161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011150412A Withdrawn JP2013001112A (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 表紙面積可変型ファイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013001112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175592A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 株式会社シロクマ | ファイル |
-
2011
- 2011-06-20 JP JP2011150412A patent/JP2013001112A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020175592A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | 株式会社シロクマ | ファイル |
JP7308511B2 (ja) | 2019-04-18 | 2023-07-14 | 株式会社シロクマ | ファイル |
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Legal Events
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