JP2001225581A - 下敷き付き表紙及びこの表紙を有する下敷き付きファイル - Google Patents

下敷き付き表紙及びこの表紙を有する下敷き付きファイル

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JP2001225581A
JP2001225581A JP2000039930A JP2000039930A JP2001225581A JP 2001225581 A JP2001225581 A JP 2001225581A JP 2000039930 A JP2000039930 A JP 2000039930A JP 2000039930 A JP2000039930 A JP 2000039930A JP 2001225581 A JP2001225581 A JP 2001225581A
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JP2000039930A
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Takeshi Takahashi
高橋  毅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の保管携帯に便利であると共に、机の上以
外の場所で用紙に書込みをするのにも便利で、しかも書
込み為の下敷きが汚れたり傷がついたりしないようにで
きるファイルを提供する事。 【解決手段】用紙を載せるための下敷きと、表紙の表紙
中間線を軸として該下敷きを折り返し可能とする為のす
る為の折れ曲り連結手段と、を配し、上記下敷きを下敷
き付きファイル内に収めたり、外側に折り返したりする
事ができるようにした。用紙に書込みする場合には上記
下敷きを外側に折り返し、用紙を載せて書込みをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、用紙を綴じて携帯
するに便利な事はもちろん、用紙に書込みする際にも便
利なファイルの表紙及びこの表紙を有するファイルに関
わる。
【0002】
【従来の技術】周知のように、多数の用紙を携帯及び保
管する際に用紙をまとめ且つ保護する為のファイルが用
いられている。このファイルは、表紙と裏表紙との間に
用紙綴じ具で用紙を綴じる物であって、収納する用紙の
サイズを基に、上記表紙及び上記裏表紙の大きさが等し
く決められている。尚上記用紙綴じ具としては、開閉自
在のリングが背に沿って所定数配置され、これらのリン
グが用紙のパンチ穴に通されて該用紙を綴じるいわゆる
ルーズリーフ式用紙綴じ具や、バネの弾発力を利用し押
え部材によって用紙を挟み込むタイプの、一般にレバー
ファイルやゼットファイル等と呼ばれ、ここでは便宜上
レバーファイル式用紙綴じ具と記載する用紙綴じ具や、
開閉自在のリングや棒体等の挿通部材が所定間隔で二つ
配置され、これらの挿通部材が用紙のパンチ穴に通され
て該用紙を綴じるいわゆる二穴式用紙綴じ具等が有る。
更に上記ルーズリーフ式用紙綴じ具であって、上記用紙
を上記表紙及び裏表紙と共に綴じるものであり、従って
背部分の機能を兼ねる用紙綴じ具があり、ここでは便宜
上、背部分兼用紙綴じ具と記載する。更に、上記ファイ
ルのほかの例としては、例えばいわゆるシステム手帳と
呼ばれる用紙差し替え式の手帳のような比較的小型のフ
ァイルもある。
【0003】ところで、電車内や、各種作業現場、街頭
などのような机の上以外の場所で用紙に書込みをする場
合がある。このような場合、従来は用紙を綴じたままフ
ァイルを見開きにして書込みをしたりしていたが、見開
きのまま片手でファイルを支えると書込みしづらいもの
である。そこで、該ファイルを閉じ、表紙に用紙をただ
載せて書込みをしたり、またはファイルとは別に下敷き
を用意し使用することが多かった。この下敷きには用紙
のずれ止め具が配置されている事が多く、その代表的な
物としては、バネを用い押え部材で用紙を押さえる構造
のクリップ式ずれ止め具がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、ファイルとは別
の下敷きを用意した場合、ファイルと下敷きの両方を持
ち運ぶ必要があり、不便である。ここで、ファイルに下
敷きを取り付けて持ち運びの便を図ることが考慮でき
る。しかし表紙の内側に下敷きを取り付けたのでは書込
みの時にファイルを見開きで支え持つ事になり、支えづ
らい。また、表紙の外側に上記下敷きをただ単に取り付
けたのでは、常に下敷き表面が外側に露出するので、下
敷きが汚れやすく、また傷が付きやすく、好ましいもの
ではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は次の技術的手段を有する。すなわち、表紙と、
裏表紙と、これらの間に用紙を綴じる為の用紙綴じ具
と、を有するファイル、の該表紙において、上記表紙は
背側の表紙背側部分と背に対向する縁側の表紙縁側部分
とに表紙中間線で略二等分に区分けされていると共に、
上記表紙と略同じ大きさであって上記用紙を載せる為
の、下敷と、上記表紙の略全面に上記下敷きを重ねた状
態で上記表紙背側部分と上記下敷きとを連結し、しかも
上記表紙中間線を軸として該下敷きを該表紙背側部分の
内側から外側に折り返し可能となるよう連結する為の折
り返し連結手段と、を有する下敷き付き表紙である。そ
して、上記表紙縁側部分に対して上記下敷を固定すると
共に、上記表紙背側部分に対して上記表紙縁側部分を折
り返し可能に連結する蝶番手段を配し、以って上記折り
返し連結手段を構成しても良い。また、上記表紙背側部
分から上記表紙縁側部分を分離すると共に、上記表紙背
側部分に対して上記下敷きを折り返し可能に連結する蝶
番手段を配し、以って上記折り返し連結手段を構成する
こともできる。加えて、上記下敷きを、上記表紙縁側部
分から上記縁側の方向に上記表紙と略同じ大きさだけ伸
びて上記表紙縁側部分の内面側に折り重ねられた板体か
ら構成しても良い。さらに、表紙と、裏表紙と、これら
の間に用紙を綴じる為の用紙綴じ具と、を有するファイ
ルにおいて、上述の下敷き付き表紙を配して下敷き付き
ファイルとしたものも良い。
【0006】次に本発明の実施の形態について詳述す
る。まず図1から図6では第1の例を示している。この
例では、表紙1及び背部分2並びに裏表紙3が一枚の樹
脂板を折り曲げて構成されている。なお、図示の都合上
板厚を実際よりも大きく示している。そして、この表紙
1は、図1及び図2に示すように背側端辺1aと縁側端
辺1bとの略中間の表紙中間線1cで表紙背側部分11
と表紙縁側部分12とに区分けされている。更にこの表
紙中間線1cに沿って2本の折り目4が形成されてい
る。ここで上記2本の折り目4の各々を区別する必要の
ある時は背側の折り目4aと縁側の折り目4bとに区別
して記載および図示する。そして上記背側の折り目4a
から上記背側端辺1aまでの上記表紙背側部分11と、
上記縁側の折り目4bから上記縁側端辺1bまでの上記
表紙縁側部分12と、が略同じ大きさである。そしてこ
の例では上記用紙綴じ具として上記背部分2に取りつけ
る形式の上記ルーズリーフ式用紙綴じ具51を使用して
いる。上記表紙1にはその内側全面を覆うように上記下
敷き6が重ねられている。そしてこの下敷き6は、上記
表紙縁側部分12の四隅でハトメ7により固定されてい
る。上記下敷き6にはずれ止め手段として、上記クリッ
プ式ずれ止め具9がハトメ7で取り付けられている。尚
上記ルーズリーフ式用紙綴じ具51及びクリップ式ずれ
止め具9自体は、従来から使用されている物を利用して
いるのでその詳細な図示を省略している。そしてこの例
では上記下敷き6にペンホルダー15を取り付けてい
る。
【0007】以上のような構成であるので、この例の上
記下敷き付きファイルを持ち運ぶ時には図1及び図2に
示すように上記下敷き6を上記下敷き付きファイルの内
側に収めた状態で持ち運ぶ。この状態では、上記下敷き
付きファイルは従来のファイルと略同様に用紙8をまと
めて携帯及び保管するのに便利である。しかもこの時、
上記下敷き6は上記下敷き付きファイル内に収納される
事で保護され、持ち運ぶ際に汚れたり、傷がついたりす
る事が防止される。次いで用紙8に書込みをする際は次
のようにする。ここで、用紙8のうち、書込みをしよう
とする用紙8を区別し、書込み目的用紙8aと記載及び
図示する。さて、図3及び図4に示すように上記下敷き
付き表紙を一旦開き、上記表紙縁側部分12を上記表紙
背側部分11の外側に折り返してから再び閉じる。この
時、上記下敷き6も上記表紙縁側12と共に上記表紙中
間線1cを軸に上記表紙背側部分11の外側に折り返さ
れる。すると図5及び図6に示す状態になり、このよう
にしてから上記書込み目的用紙8aを上記下敷き6に載
せ、上記クリップ式ずれ止め具9に留めて書込みをす
る。この時には上記下敷き付きファイルを閉じた状態で
支え持つことになるので、見開きで支える場合に比べ片
手でも支えやすい。また、このように上記2本の折り目
4を配した事によって、上記表紙背側部分11に上記表
紙縁側部分12を約180度折り返す為の上記2本の折
り目4の各々の折り曲げ角度は約90度づつで良い為、
折り返しやすい。その後書込みを中断する場合は上記表
紙1を一旦開き、上記表紙背側部分11に折り重ねてい
た上記表紙縁側部分12を戻してから該表紙1を閉じ
る。すると上記下敷き6が再び上記下敷き付きファイル
の内側に収納されることになる。この時上記下敷き6に
書込み目的用紙8aを留めておくと、上記下敷き6と共
に該書込み目的用紙8aも上記下敷き付きファイル内に
収納される。このようにすると、上記下敷き付きファイ
ルを持ち運ぶ際に書込み目的用紙8aが汚れにくい。そ
して以上のように上記下敷き6を表紙1の内側に納めた
り外側に向けたりする為の作業としては、上記下敷き付
きファイルを開いて上記表紙縁側部分12を折り曲げた
り戻したりするだけであるので、簡便である。また、上
記書込みを終了若しくは中断する際に、上記ペンホルダ
ー15に筆記具16を取り付けると、上記書込み目的用
紙8aと共に該筆記具16も上記下敷き付きファイル内
に収納されるので便利である。
【0008】ここで、上述のように上記表紙背側部分1
1と上記表紙縁側部分12とを略同じ大きさにしている
と共にそれらの間に上記2本の折り目4を配している。
そして、該2本の折り目4は近接して配されるものの、
それら折り目4の間にはある程度の間隔が生じる。この
間隔とは例えば工業的に製造する上で上記樹脂板に折り
目4を2本形成する加工に必要な間隙である。この為、
上記下敷き6は上記背側の折り目4aを軸にして折り返
される事となる。即ち、上記表紙中間線1cは、上記背
側の折り目4aと一致する事となり、上記背側端辺1a
と上記縁側端辺1bとの厳密な中央位置から上記2本の
折り目4の間隔の半分だけ背側に寄る事となる。このよ
うに、上記表紙中間線1cは、上記背側端辺1aと上記
縁側端辺1bとの厳密な中央位置に設定されるに限ら
ず、上記下敷き6を折り返す事を容易にする為の遊びを
誤差として許容されて、その位置が定められるものであ
る。
【0009】また、上記ずれ止め手段としてこの例では
上述したバネを用い押え部材で用紙を押さえる構造の上
記クリップ式ずれ止め具9を利用したが、これに限ら
ず、弾発性を有する部材自体で書込み目的用紙8aを下
敷き6に押さえつけるずれ止め具を用いたり、着脱自在
の付箋紙のような弱粘性の粘着テープを用いて書込み目
的用紙8aを下敷き6に貼り付けたりする事も出来る。
また、上記ずれ止め手段の取り付け位置も、この例で示
したような表紙1の縁側付近に限られる必要はなく、上
記下敷き6の4辺のいずれかの付近に配置すれば良く、
また例えば上記粘着テープを用い、これを両面粘着テー
プにすれば、上記下敷き6のどこに取り付けても良い。
【0010】尚、上記折り目4はここに示した例に限ら
ず、1本や2本以上とする事も出来る。
【0011】次いで、図7及び図8に示した第2の例
は、上述した第1の例と略同様に表紙縁側部分12及び
表紙背側部分11並びに背部分2そして裏表紙3が一枚
の樹脂板より成り、上記表紙縁側部分12と上記表紙背
側部分11との間の表紙中間線1cに折り目4が形成さ
れている事に加えて、特にこの例では上記表紙縁側部分
12を構成する樹脂板が当該表紙縁側部分12からほぼ
上記表紙1の1枚分だけ延長されて下敷き6を構成して
おり、この下敷き6が上記表紙縁側部分12の内側に折
り重ねられ,4つのハトメ7で上記表紙縁側部分12に
固定されている。この下敷き6には上述した第1の例で
用いた物と同様のクリップ式ずれ止め具9が配設され、
上記4つのハトメ7のうち、2つを利用して上記下敷き
6に固定されている。またこの例では、上記折り目4は
1本のみ形成されている。そしてこの例では上記用紙綴
じ具として上記レバーファイル式用紙綴じ具52が用い
られていて、上記裏表紙3にハトメ7で取り付けられて
いる。尚、このレバーファイル式用紙綴じ具52自体
は、従来から使用されている物を利用しているのでその
詳細な図示を省略している。
【0012】この例でも、上述した第1の例と略同様の
使い方及び効果が実現出来る事に加え、この例では特
に、これを製造するにあたって上記表紙縁側部分12か
ら樹脂板を延長させて上記下敷き6とすれば良いので、
上記下敷き6を上記表紙1と別の部品として製造する必
要がなく、製造工程を少なくしやすい。しかも、上記表
紙縁側部分12と上記下敷き6とを折り重ねているの
で、上記表紙縁側部分12の4隅のうち、上記縁側付近
の2つの隅では上記下敷き6が上記表紙縁側部分12か
ら、めくれにくい。この為、上記表紙縁側部分12に上
記下敷き6を固定する際に、必ずしも上記縁側の2つの
隅に上記ハトメ7を打つ必要はなく、これら2つの隅の
中間でも良い。従って、上記クリップ式ずれ止め具9を
取り付けるためのハトメ7を利用し、上記下敷き6を上
記表紙縁側部分12に固定させる事ができる。この為製
造工程をより少なくし易い。
【0013】次いで、図9及び図10に示した第3の例
では、表紙背側部分11に下敷き6が直接連結してい
る。この下敷き6は裏表紙3と略同じ大きさである。こ
こで、元来表紙の大きさは収納する用紙サイズを基にし
て決められ、裏表紙3も同じ大きさになるので、上記下
敷き6の大きさを上記裏表紙3と同じ大きさにすること
は、即ち仮の表紙と同じ大きさにする事となる。そし
て、上記表紙背側部分11の大きさも、上記裏表紙3を
背側と縁側の略中間で略二等分した大きさである。そし
て上記表紙背側部分11と上記下敷き6を重ね、それら
の背側の辺をそろえるように位置決めした状態で、上記
上記表紙背側部分11と上記下敷き6とを上記表紙中心
線1cで連結部分42にて連結している。ここで、上記
下敷き6の上記背側の辺は、上記表紙縁側部分12の内
側に収納できる程度に上記背部分2から若干離されて位
置決めされている事は言うまでもない。この連結部分4
2は、上記表紙背側部分11よりも肉薄となっていて、
上記表紙背側部分11に対し上記下敷き6が折り曲げ可
能となっている。上記表紙背側部分11には背部分2を
介して裏表紙3が連なっている。以上、上記下敷き6か
ら上記連結部分42、上記表紙背側部分11、上記背部
分2そして上記裏表紙3までの各要素について述べた
が、実際には上述したような形状となるようにこれら要
素を一体成形している。そしてこの下敷き6に上記クリ
ップ式ずれ止め具9がハトメ7で取り付けられている。
そしてこの例ではいわゆる二穴式用紙綴じ具53を使用
している。この二穴式用紙綴じ具53自体は、広く一般
に利用されているので詳述および詳しい図示を省略す
る。
【0014】この第3の例でも上記第1の例と略同様の
使い方が出来るとともに、上記表紙縁側部分を省略する
事が出来るので製造原料を少なくしやすく、以ってコス
トの削減が期待できる。加えて、上述したように一体成
形にて製造するに適した形状であるので、部材の組み立
てに関する工程の省略が期待でき、コストの更なる削減
が期待できる。
【0015】次に図4および図5に示した第4の例にお
いては、表紙背側部分用厚紙211,背部分用厚紙2
2,裏表紙用厚紙23を芯とし、ビニール膜18が被覆
されて表紙背側部分11及び背部分2並びに裏表紙3の
各部分が構成されると共に該ビニール膜18によってこ
れら各部分が連結されており、ビニール膜の柔軟性によ
ってこれら各部分は互いに折り曲げ可能である。なお、
図5において図示の都合上、上記各部分の芯となる厚紙
と上記ビニール膜18との間に間隔を空けて示している
が、実際には密着していることはいうまでもない。そし
て図5に示すように下敷き用厚紙26に表紙縁側部分用
厚紙212がこれら厚紙の上記縁側の辺がそろうように
重ねられている。これら下敷き用厚紙26と表紙縁側部
分用厚紙212とは共にビニール膜18で被覆されて、
下敷き6と表紙縁側部分12とを一体に構成している。
そして上記表紙背側部分11に上記表紙縁側部分12が
蝶番43で連結されている。該蝶番43は、上記表紙背
側部分11と上記表紙縁側部分12とのそれぞれにハト
メ7で固定されている。そしてこの例の用紙綴じ具は上
記第1の例で使用した物と略同様のルーズリーフ式用紙
綴じ具51が上記背部分2に取り付けられている。そし
てこの例でも上記クリップ式ずれ止め具9が下敷き6に
ハトメ7で取り付けられている。
【0016】以上のような構成であるので、この第4の
例でも第1の例と略同様の使い方及び効果が実現でき
る。従って、手にあたる感触が良く、高級感があるとし
て広く利用されているビニールコーティングタイプのフ
ァイルに対しても本発明を実施できる。尚、上記表紙背
側部分11と上記表紙縁側部分12との連結に関し、上
記蝶番43を用いず、上記ビニール膜18によってこれ
ら部分を連結し、このビニール膜18の柔軟性を利用し
て折り曲げるようにすることもできる。
【0017】次いで、図13及び図14では第5の例を
示している。この例では、表紙1と、裏表紙3とが別々
に構成されていて、それぞれ背側の付近に所定数のファ
イル穴30が所定間隔を持って穿設されている。ここ
で、この例の表紙1のファイル穴30から背側端辺1a
までの部分は、後述する綴じ具に綴じる為の綴じ代であ
り、該用紙綴じ具内に収められる部分であるので、実際
に用紙を保護する機能を果たす部分は上記ファイル穴3
0から縁側端辺1bまでの部分である。そして、この表
紙1は、上記ファイル穴30から上記縁側端辺1bまで
部分の略中間の上記表紙中間線1cで表紙背側部分11
と表紙縁側部分12とに区分けされており、上記表紙中
間線1cに沿って2本の折り目4が形成されている。こ
の表紙1の内側には該表紙1の上記ファイル穴30から
上記縁側端辺1aまでの部分と略同じ大きさの下敷き6
が配設されている。そしてこの下敷き6はその縁側の辺
が上記表紙1の上記縁側端辺1bに揃うように位置決め
された状態で、上記表紙縁側部分12の4隅でハトメ7
により固定されている。そしてこの例でもずれ止め手段
として、第1の例で使用した物と同様のクリップ式ずれ
止め具9がハトメ7で上記下敷き6に取り付けられてい
る。またこの例でも上記下敷き6にペンホルダー15を
配設している。そしてこの例では用紙綴じ具として、上
記背部分兼用紙綴じ具54を用いている。この背部分兼
用紙綴じ具54は、従来一般に用いられているものであ
るが、これを説明すると、レール59が刻まれたガイド
体56と、一部が切り欠かれた略環体のリング57がベ
ース58に所定間隔を持って所定数配設されたスライド
体55と、からなる。そして、上記表紙1及び裏表紙3
との間に用紙8を適当な枚数だけ挟んだまま、これらの
ファイル穴30に上記背部分兼用紙綴じ具54のスライ
ド体55のリング57を挿し入れ、次いで上記スライド
体55をガイド体56のレール59に通すようにする
と、上記用紙8が上記表紙1と裏表紙3との間に綴じら
れるものである。
【0018】以上のような構成であるので、この例の下
敷き付きファイルによっても上述したような第1の例と
略同様の使い方及び効果が実現できる。尚、表紙と、こ
れと別体に構成された裏表紙と、を共に上記背部分兼用
紙綴じ具54にて綴じたファイルは従来から使用されて
いる。そしてこの例では特に、上記下敷き付き表紙を下
敷き付きファイルから取り外し、従来からのファイルの
表紙と取り替える事も出来る。したがって、必要に応じ
て上記下敷き付き表紙と従来からの表紙と、を選択する
事により用紙綴じ具及び裏表紙とをそのまま使用しなが
ら、本発明下敷き付きファイルと従来からのファイルと
を使い分ける事が出来る。
【0019】以上本発明を実施するにあたってのいくつ
かの例を示したが、本発明の実施はこれらの例に限られ
る物ではなく、例えばいわゆるシステム手帳と呼ばれる
用紙差し替え式の手帳のような比較的小型のファイルに
関しても本発明を実施できる。また、上記用紙綴じ具に
関しても上述した例に限らず、様々な用紙綴じ具を利用
できる。
【0020】なお、本発明の下敷き付きファイルは机の
上以外で使用される場合に特に効果の有る物であるが、
これに限らず、机の上で使用する事も出来る。即ち、本
発明の下敷き付きファイルをその下敷きを外側に折り返
して上に向けて机の上に置き、上記下敷きに用紙を載せ
て書込みをするのである。このようにすると、当該下敷
き付きファイルと用紙を並べて机の上に置くよりも使用
面積が少なく、その分他の書類や書物等の資料を多く置
き得ると言う新たな効果も生まれる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明下敷き付きフ
ァイルによると、下敷きを表紙に取り付けているので持
ち運ぶのに便利であり、用紙に書込みをする際に下敷き
付きファイルを閉じたままこれを片手で支えて書込みで
きるので書込みがし易く、しかも下敷きを下敷き付きフ
ァイル内に収納して持ち運ぶ事ができるので、該下敷き
が汚れたり傷がついたりする事を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例の下敷きを内側に納めた状態
を示す斜視図
【図2】図1のA−A’断面図
【図3】本発明の第1の例の表紙を折り返す途中の状態
を示す斜視図
【図4】図3のB−B’断面図
【図5】本発明の第1の例の下敷きを外側に向けた状態
を示す斜視図
【図6】図5のC−C’断面図
【図7】本発明の第2の例を示す斜視図
【図8】図7のD−D’断面図
【図9】本発明の第3の例を示す斜視図
【図10】図9のE−E’断面図
【図11】本発明の第4の例を示す斜視図
【図12】図11のF−F’断面図
【図13】本発明の第5の例を示す斜視図
【図14】図13のG−G’断面図
【符号の説明】
1 表紙 1a 背側端辺 1b 縁側端辺 1c 表紙中間線 2 背部分 3 裏表紙 4 折り目 4a 背側の折り目 4b 縁側の折り目 6 下敷き 7 ハトメ 8 用紙 8a 書込み目的用紙 9 クリップ式ずれ止め具 11 表紙背側部分 12 表紙縁側部分 15 ペンホルダー 16 筆記具 18 ビニール膜 22 背部分用厚紙 23 裏表紙用厚紙 26 下敷き用厚紙 30 ファイル穴 42 連結部分 43 蝶番 51 ルーズリーフ式用紙綴じ具 52 レバーファイル式用紙綴じ具 53 二穴式用紙綴じ具 54 背部分兼用紙綴じ具 55 スライド体 56 ガイド体 57 リング 58 ベース 59 レール 211 表紙背側部分用厚紙 212 表紙縁側部分用厚紙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙と、裏表紙と、これらの間に用紙を
    綴じる為の用紙綴じ具と、を有するファイル、の該表紙
    において、上記表紙は背側の表紙背側部分と背に対向す
    る縁側の表紙縁側部分とに表紙中間線で略二等分に区分
    けされていると共に、上記表紙と略同じ大きさであって
    上記用紙を載せる為の下敷と、上記表紙の略全面に上記
    下敷きを重ねた状態で上記表紙背側部分と上記下敷きと
    を連結し、しかも上記表紙中間線を軸として該下敷きを
    該表紙背側部分の内側から外側に折り返し可能となるよ
    う連結する為の折り返し連結手段と、を有する事を特徴
    とする、下敷き付き表紙。
  2. 【請求項2】 上記表紙縁側部分に対して上記下敷を固
    定すると共に、上記表紙背側部分に対して上記表紙縁側
    部分を折り返し可能に連結する蝶番手段を配し、以って
    上記折り返し連結手段を構成した事を特徴とする、請求
    項1に記載の下敷き付き表紙。
  3. 【請求項3】 上記表紙背側部分から上記表紙縁側部分
    を分離すると共に、上記表紙背側部分に対して上記下敷
    きを折り返し可能に連結する蝶番手段を配し、以って上
    記折り返し連結手段を構成した事を特徴とする、請求項
    1に記載の下敷き付き表紙。
  4. 【請求項4】 上記下敷きは、上記表紙縁側部分から上
    記縁側の方向に上記表紙と略同じ大きさだけ伸びて上記
    表紙縁側部分の内面側に折り重ねられた板体であること
    を特徴とする、請求項2項に記載の下敷き付き表紙。
  5. 【請求項5】 表紙と、裏表紙と、これらの間に用紙を
    綴じる為の用紙綴じ具と、を有するファイルにおいて、
    該表紙が上記請求項1から請求項4項までに記載の下敷
    き付き表紙である事を特徴とする、下敷き付きファイ
    ル。
JP2000039930A 2000-02-17 2000-02-17 下敷き付き表紙及びこの表紙を有する下敷き付きファイル Pending JP2001225581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101738360B1 (ko) * 2015-07-28 2017-05-23 민성윤 캘리그라피 노트
CN113478998A (zh) * 2021-07-20 2021-10-08 重庆帅三中印务有限公司 一种防近视作业本及其生产工艺

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