JPH0717504Y2 - ファイル - Google Patents
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- JPH0717504Y2 JPH0717504Y2 JP6321092U JP6321092U JPH0717504Y2 JP H0717504 Y2 JPH0717504 Y2 JP H0717504Y2 JP 6321092 U JP6321092 U JP 6321092U JP 6321092 U JP6321092 U JP 6321092U JP H0717504 Y2 JPH0717504 Y2 JP H0717504Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はファイルに係り、例えば
分冊や多数の紙葉片を重積したままこれを簡易に綴り込
むものに関する。
分冊や多数の紙葉片を重積したままこれを簡易に綴り込
むものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファイルについては種々
提案されているが、例えばホッチキス(登録商標)によ
って紙葉片を綴込む場合にはその綴針が露出し外観性が
悪いとともに、引掛かるおそれがあって取扱い上危険性
を伴うなどの問題を有している。
提案されているが、例えばホッチキス(登録商標)によ
って紙葉片を綴込む場合にはその綴針が露出し外観性が
悪いとともに、引掛かるおそれがあって取扱い上危険性
を伴うなどの問題を有している。
【0003】また、表表紙と裏表紙とを紙葉片を介して
その各端部を接着テープで接着するものの場合には、接
着テープの不使用端部がべたつき取扱い上好ましくな
く、ときには塵埃が付着して汚損され体裁を損なうおそ
れがあるなどの問題を有している。
その各端部を接着テープで接着するものの場合には、接
着テープの不使用端部がべたつき取扱い上好ましくな
く、ときには塵埃が付着して汚損され体裁を損なうおそ
れがあるなどの問題を有している。
【0004】また、表表紙と裏表紙とを一連に形成する
ことも考えられるが、この種のものによると紙葉片の厚
さに応じた背巾を有するファイルを揃えなければなら
ず、不経済であるとともにその厚さの変化に応じてファ
イルを交換しなければならないという問題を有してい
る。
ことも考えられるが、この種のものによると紙葉片の厚
さに応じた背巾を有するファイルを揃えなければなら
ず、不経済であるとともにその厚さの変化に応じてファ
イルを交換しなければならないという問題を有してい
る。
【0005】そこで、上記の問題点を解消したファイ
ル、すなわち紙葉片などを簡単に綴込むことができると
ともに、紙葉片の厚さの変化にも対応でき、かつ安全で
かつ外観体裁がすぐれたものとして、例えば、実公昭5
9−41111号公報に記載されるように、ファイル本
体の中央部に複数条の折返線を形成して、この折返線か
らファイル本体を折返して一連の表表紙と裏表紙とを形
成し、この表表紙と裏表紙とを連設した折返部の一側外
面近傍に所定の巾の綴代を残して保護帯の巾方向の一片
を接着係止するとともに、この保護帯の巾方向の他片を
折返部の他側の綴代に折返して接着する接着面を形成
し、この接着面に剥離紙を貼着し、かつファイル本体の
綴代の内側端部に折返線を形成した構造のファイルが提
案されている。
ル、すなわち紙葉片などを簡単に綴込むことができると
ともに、紙葉片の厚さの変化にも対応でき、かつ安全で
かつ外観体裁がすぐれたものとして、例えば、実公昭5
9−41111号公報に記載されるように、ファイル本
体の中央部に複数条の折返線を形成して、この折返線か
らファイル本体を折返して一連の表表紙と裏表紙とを形
成し、この表表紙と裏表紙とを連設した折返部の一側外
面近傍に所定の巾の綴代を残して保護帯の巾方向の一片
を接着係止するとともに、この保護帯の巾方向の他片を
折返部の他側の綴代に折返して接着する接着面を形成
し、この接着面に剥離紙を貼着し、かつファイル本体の
綴代の内側端部に折返線を形成した構造のファイルが提
案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の実公昭59−41111号公報に記載のファイルで
は、ファイル本体としては透視性の観点などから一般に
透明な合成樹脂が用いられるが、この合成樹脂は紙より
硬く折曲げにくいので、ファイル本体を中央部から折返
すときに折返し難いという問題を有している。
来の実公昭59−41111号公報に記載のファイルで
は、ファイル本体としては透視性の観点などから一般に
透明な合成樹脂が用いられるが、この合成樹脂は紙より
硬く折曲げにくいので、ファイル本体を中央部から折返
すときに折返し難いという問題を有している。
【0007】また、合成樹脂からなるファイル本体は折
曲げにくいので、表紙を開いたときに、この表紙は綴代
の内側端部の折返線からきちんと折返すことができず、
綴代近傍から上方に立ち上がり、机表面などから彎曲状
に浮き上がった状態となり、外観体裁が悪くなる。
曲げにくいので、表紙を開いたときに、この表紙は綴代
の内側端部の折返線からきちんと折返すことができず、
綴代近傍から上方に立ち上がり、机表面などから彎曲状
に浮き上がった状態となり、外観体裁が悪くなる。
【0008】そして、この状態で被綴込紙葉片をめくる
と、紙葉片もきちんと折返されずに綴代近傍から彎曲状
に浮き上がった状態となり、紙葉片をめくるのが困難に
なり、特に紙葉片が厚ければ厚いほど紙葉片をめくり難
くなり、使い勝手が悪くなる。特に、机上などに複数枚
のファイルを巾方向にずらして重ねて使用する場合に、
使い勝手が悪くなるという問題を有している。
と、紙葉片もきちんと折返されずに綴代近傍から彎曲状
に浮き上がった状態となり、紙葉片をめくるのが困難に
なり、特に紙葉片が厚ければ厚いほど紙葉片をめくり難
くなり、使い勝手が悪くなる。特に、机上などに複数枚
のファイルを巾方向にずらして重ねて使用する場合に、
使い勝手が悪くなるという問題を有している。
【0009】なお、表紙を開いたときに、浮き上がった
表紙を綴代の折返線に沿って指などで強く押圧したとし
ても、表紙を形成する合成樹脂は折曲げにくいので、表
紙を折返線から略180 °方向まできちんと折返すことは
困難である。
表紙を綴代の折返線に沿って指などで強く押圧したとし
ても、表紙を形成する合成樹脂は折曲げにくいので、表
紙を折返線から略180 °方向まできちんと折返すことは
困難である。
【0010】本考案は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、紙葉片などを簡単に綴込むことができるとともに、
紙葉片の厚さの変化にも対応でき、安全で、しかも紙葉
片を綴代近傍から容易にかつ整然と折返すことができ、
紙葉片をめくり易く、外観体裁が良いファイルを提供す
ることを目的とする。
で、紙葉片などを簡単に綴込むことができるとともに、
紙葉片の厚さの変化にも対応でき、安全で、しかも紙葉
片を綴代近傍から容易にかつ整然と折返すことができ、
紙葉片をめくり易く、外観体裁が良いファイルを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案のファイルは紙な
どからなる軟質表紙体と、この軟質表紙体より巾が短く
合成樹脂などからなる硬質表紙体と、これら軟質表紙体
と硬質表紙体とを連設して接着する保護帯とを備え、前
記軟質表紙体の一端側に折返線を形成し、この折返線か
ら前記軟質表紙体を折返して裏側に裏表紙を形成すると
ともに表側に綴代より巾が長い綴代片を形成し、この裏
表紙と綴代片とを連設した前記折返部の表側外面近傍に
前記綴代を残してこの綴代片の綴代より内側の部分と前
記硬質表紙体の前記綴代片側の所定の巾とを前記保護帯
の巾方向の一片にて接着して、この綴代片と硬質表紙体
とを連設して表表紙を形成し、前記保護帯の巾方向の他
片に前記折返部の表側の綴代に接着するとともに裏側の
綴代に折返して接着する接着面を形成し、かつこの接着
面に剥離紙を貼着するものである。
どからなる軟質表紙体と、この軟質表紙体より巾が短く
合成樹脂などからなる硬質表紙体と、これら軟質表紙体
と硬質表紙体とを連設して接着する保護帯とを備え、前
記軟質表紙体の一端側に折返線を形成し、この折返線か
ら前記軟質表紙体を折返して裏側に裏表紙を形成すると
ともに表側に綴代より巾が長い綴代片を形成し、この裏
表紙と綴代片とを連設した前記折返部の表側外面近傍に
前記綴代を残してこの綴代片の綴代より内側の部分と前
記硬質表紙体の前記綴代片側の所定の巾とを前記保護帯
の巾方向の一片にて接着して、この綴代片と硬質表紙体
とを連設して表表紙を形成し、前記保護帯の巾方向の他
片に前記折返部の表側の綴代に接着するとともに裏側の
綴代に折返して接着する接着面を形成し、かつこの接着
面に剥離紙を貼着するものである。
【0012】
【作用】本考案のファイルは、綴代片と硬質表紙体とが
保護帯にて接着され連設されて表表紙が形成されている
ため、この表表紙の硬質表紙体をこの硬質表紙体と綴代
片との接合部から綴代片に対して略180 °方向まで容易
にきちんと折返すことができる。そして、この折返した
硬質表紙体上に被綴込紙葉片を重ねて前記接合部に沿っ
て折返して、この紙葉片の前記接合部側を軽く押圧する
ことにより、紙葉片は綴代近傍から容易にかつ整然と折
返される。このため、ファイルを開いた状態で、硬質表
紙体および紙葉片がともに前記接合部から略180 °方向
まで整然と折返され、外観体裁が良くなるとともに、フ
ァイルの開閉時に紙葉片を容易にめくることができる。
保護帯にて接着され連設されて表表紙が形成されている
ため、この表表紙の硬質表紙体をこの硬質表紙体と綴代
片との接合部から綴代片に対して略180 °方向まで容易
にきちんと折返すことができる。そして、この折返した
硬質表紙体上に被綴込紙葉片を重ねて前記接合部に沿っ
て折返して、この紙葉片の前記接合部側を軽く押圧する
ことにより、紙葉片は綴代近傍から容易にかつ整然と折
返される。このため、ファイルを開いた状態で、硬質表
紙体および紙葉片がともに前記接合部から略180 °方向
まで整然と折返され、外観体裁が良くなるとともに、フ
ァイルの開閉時に紙葉片を容易にめくることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案のファイルの一実施例を図1な
いし図7について説明する。
いし図7について説明する。
【0014】1は紙などの折曲げ易い材料からなる軟質
表紙体で、この軟質表紙体1と、この軟質表紙体1より
巾が短く合成樹脂などの折曲げにくい材料からなる透明
または不透明な硬質表紙体2が保護帯3にて接着され連
設されて、ファイルが形成されている。
表紙体で、この軟質表紙体1と、この軟質表紙体1より
巾が短く合成樹脂などの折曲げにくい材料からなる透明
または不透明な硬質表紙体2が保護帯3にて接着され連
設されて、ファイルが形成されている。
【0015】また、前記軟質表紙体1はファイルの中央
部となる一端側から折返され、この折返部4の裏側には
裏表紙5が形成されるとともに表側には所定の巾の綴代
6より巾が長い綴代片7が形成されている。そして、こ
の軟質表紙体1の折返部4の外面に細巾間隔をおいて切
溝状の2条の折返線8が平行状に形成され、この折返線
8間に背当部9が形成されている。また、折返部4の近
傍における前記綴代片7および裏表紙5の折返線8より
内側はそれぞれ綴代6a,6bとなっている。
部となる一端側から折返され、この折返部4の裏側には
裏表紙5が形成されるとともに表側には所定の巾の綴代
6より巾が長い綴代片7が形成されている。そして、こ
の軟質表紙体1の折返部4の外面に細巾間隔をおいて切
溝状の2条の折返線8が平行状に形成され、この折返線
8間に背当部9が形成されている。また、折返部4の近
傍における前記綴代片7および裏表紙5の折返線8より
内側はそれぞれ綴代6a,6bとなっている。
【0016】そして、前記保護帯3は紙葉、布などから
なり、この保護帯3は、硬質表紙体2の綴代片7側の所
定巾、綴代片7の綴代6aより内側の部分10、綴代6a,6b
および折返部4とを被覆する巾と、前記裏表紙5と同一
の長さにて、細巾状に形成されている。
なり、この保護帯3は、硬質表紙体2の綴代片7側の所
定巾、綴代片7の綴代6aより内側の部分10、綴代6a,6b
および折返部4とを被覆する巾と、前記裏表紙5と同一
の長さにて、細巾状に形成されている。
【0017】また、この保護帯3の一側面全面に接着剤
を塗着して接着面11が形成され、この接着面11の巾方向
の一片11a が前記綴代片7の内側の部分10と硬質表紙体
2の綴代片7側の所定巾の外面とに接着係止されてい
る。すなわち、この接着面11の一片11a にて綴代片7と
硬質表紙体2とが連設され接着されて表表紙12が形成さ
れ、前記硬質表紙体2はこの硬質表紙体2と綴代片7と
の接合部13から自在に折曲げられるようになっている。
一方、前記綴代6a,6bおよび折返部4を被覆する接着面
11の他片11b に大小の剥離紙14,15が接着され、したが
ってこの大小の剥離紙14,15を有する保護帯3の他片11
b は非綴込み前は自由端として図1ないし図3に示すよ
うにファイルの折返部4より外方に突出するようになっ
ている。
を塗着して接着面11が形成され、この接着面11の巾方向
の一片11a が前記綴代片7の内側の部分10と硬質表紙体
2の綴代片7側の所定巾の外面とに接着係止されてい
る。すなわち、この接着面11の一片11a にて綴代片7と
硬質表紙体2とが連設され接着されて表表紙12が形成さ
れ、前記硬質表紙体2はこの硬質表紙体2と綴代片7と
の接合部13から自在に折曲げられるようになっている。
一方、前記綴代6a,6bおよび折返部4を被覆する接着面
11の他片11b に大小の剥離紙14,15が接着され、したが
ってこの大小の剥離紙14,15を有する保護帯3の他片11
b は非綴込み前は自由端として図1ないし図3に示すよ
うにファイルの折返部4より外方に突出するようになっ
ている。
【0018】次に、この実施例のファイルの使用方法お
よび作用について説明する。
よび作用について説明する。
【0019】まず、紙葉片aの綴込みにあたっては、図
3に示すように、所定の厚みに重積した紙葉片aを揃え
るとともに、その内端部を背当部9に当接する。次い
で、上下の綴代6a,6bをホッチキス(登録商標)のよう
なステプラによってその綴針16で数箇所を綴込む。
3に示すように、所定の厚みに重積した紙葉片aを揃え
るとともに、その内端部を背当部9に当接する。次い
で、上下の綴代6a,6bをホッチキス(登録商標)のよう
なステプラによってその綴針16で数箇所を綴込む。
【0020】次いで、図4に示すように、保護帯3の小
さい剥離紙15を剥離してその接着面11を一方の綴代6aに
圧着し、綴針16の折曲脚および綴代6aを被覆するととも
に、保護帯3から大きい剥離紙14を剥離する。
さい剥離紙15を剥離してその接着面11を一方の綴代6aに
圧着し、綴針16の折曲脚および綴代6aを被覆するととも
に、保護帯3から大きい剥離紙14を剥離する。
【0021】そして、この保護帯3の他片11b を図4の
矢視方向に折曲げて他方の綴代6b上に圧着し、綴針16の
基部および綴代6bを被覆する。
矢視方向に折曲げて他方の綴代6b上に圧着し、綴針16の
基部および綴代6bを被覆する。
【0022】これによりファイルの綴代6a,6bおよび綴
針16は保護帯3によって完全に被覆され、したがって図
5に示すように紙葉片aは整然とファイルされる。
針16は保護帯3によって完全に被覆され、したがって図
5に示すように紙葉片aは整然とファイルされる。
【0023】そして、綴代片7と硬質表紙体2とが保護
帯3にて接着されて表表紙12が形成されているので、図
6に示すように、硬質表紙体2を接合部13から軽く折返
すことにより硬質表紙体2を容易に開閉することがで
き、硬質表紙体2を裏表紙5に対して略180 °方向まで
容易にきちんと折返すことができる。
帯3にて接着されて表表紙12が形成されているので、図
6に示すように、硬質表紙体2を接合部13から軽く折返
すことにより硬質表紙体2を容易に開閉することがで
き、硬質表紙体2を裏表紙5に対して略180 °方向まで
容易にきちんと折返すことができる。
【0024】次いで、図7に示すように、この折返した
硬質表紙体2上に紙葉片aを重ねて前記接合部13に沿っ
て折返し、この紙葉片aの接合部13側の外面を軽く押圧
することにより、この紙葉片aの前記接合部13に対応す
る位置に容易に折返目17を形成することができる。した
がって、この紙葉片aをこの折返目17から容易に略180
°方向まで整然と揃えて折返すことができる。
硬質表紙体2上に紙葉片aを重ねて前記接合部13に沿っ
て折返し、この紙葉片aの接合部13側の外面を軽く押圧
することにより、この紙葉片aの前記接合部13に対応す
る位置に容易に折返目17を形成することができる。した
がって、この紙葉片aをこの折返目17から容易に略180
°方向まで整然と揃えて折返すことができる。
【0025】そして、ファイルを開いた状態で、硬質表
紙体2および紙葉片aがともに接合部13、折返目17から
略180 °方向まで整然と折返され、外観体裁が良くなる
とともに、ファイルの開閉時に紙葉片aを容易にめくる
ことができる。特に、机上などに複数枚のファイルを巾
方向にずらして重ねて使用する場合などに使い易くな
る。
紙体2および紙葉片aがともに接合部13、折返目17から
略180 °方向まで整然と折返され、外観体裁が良くなる
とともに、ファイルの開閉時に紙葉片aを容易にめくる
ことができる。特に、机上などに複数枚のファイルを巾
方向にずらして重ねて使用する場合などに使い易くな
る。
【0026】なお、紙葉片aの厚さが厚い場合であって
も、この厚い紙葉片aを分割して表表紙12側の部分から
順次折返すようにすることにより、容易にかつ整然と折
返目17を形成できる。
も、この厚い紙葉片aを分割して表表紙12側の部分から
順次折返すようにすることにより、容易にかつ整然と折
返目17を形成できる。
【0027】また、前記軟質表紙体1は紙などの折曲げ
易い材料からなるので、ファイル全体を合成樹脂などに
て形成する従来のファイルより軟質表紙体1の外面に折
返線8を形成するのが容易になり、かつこの軟質表紙体
1を折返部4から折返すのも容易になる。
易い材料からなるので、ファイル全体を合成樹脂などに
て形成する従来のファイルより軟質表紙体1の外面に折
返線8を形成するのが容易になり、かつこの軟質表紙体
1を折返部4から折返すのも容易になる。
【0028】さらに、裏表紙5などを安価な紙などにて
形成できるので、ファイル全体を合成樹脂などにて形成
する従来のファイルよりも、製造コストが低減する。
形成できるので、ファイル全体を合成樹脂などにて形成
する従来のファイルよりも、製造コストが低減する。
【0029】また、実施にあたっては、綴込む紙葉片a
にもよるが、透明な合成樹脂からなる硬質表紙体2を採
用することにより紙葉片aを外部から透視できるので好
ましい。
にもよるが、透明な合成樹脂からなる硬質表紙体2を採
用することにより紙葉片aを外部から透視できるので好
ましい。
【0030】また、軟質表紙体1をファイルの中央部と
なる折返部4から折返して背当部9を形成したので、表
表紙と裏表紙とを個別に形成してホッチキスで綴込んだ
もののように紙葉片の端部が露出せず確実に被覆して、
折返部4に紙葉片aを当接することにより、その端部を
容易にしかも整然と揃えることができ、また、綴代片7
の一部と硬質表紙体2の一部の外面に保護帯3の巾方向
の一片11a を接着係止するとともに巾方向の他片11b の
自由部に剥離紙14,15を貼着したので、綴代6a,6bを綴
込む際にべとつくことがなく、さらに剥離紙15を剥離し
て綴代6aに接着するとともに、剥離紙14を剥離しこれを
折返して綴代6bに接着することにより、綴針16等の危険
な綴部材が被覆されるため、安全でしかも外観体裁が良
い。
なる折返部4から折返して背当部9を形成したので、表
表紙と裏表紙とを個別に形成してホッチキスで綴込んだ
もののように紙葉片の端部が露出せず確実に被覆して、
折返部4に紙葉片aを当接することにより、その端部を
容易にしかも整然と揃えることができ、また、綴代片7
の一部と硬質表紙体2の一部の外面に保護帯3の巾方向
の一片11a を接着係止するとともに巾方向の他片11b の
自由部に剥離紙14,15を貼着したので、綴代6a,6bを綴
込む際にべとつくことがなく、さらに剥離紙15を剥離し
て綴代6aに接着するとともに、剥離紙14を剥離しこれを
折返して綴代6bに接着することにより、綴針16等の危険
な綴部材が被覆されるため、安全でしかも外観体裁が良
い。
【0031】また前記実施例では大小の剥離紙14,15を
用いる場合について説明したが、これに限らず、1枚の
剥離紙を接着面11に接着するようにしてもよい。
用いる場合について説明したが、これに限らず、1枚の
剥離紙を接着面11に接着するようにしてもよい。
【0032】また紙葉片aの綴込みはステプラの綴針16
による場合について説明したが、これに限らず、その他
の綴針やその他の綴具によって綴込むようにしてもよ
い。
による場合について説明したが、これに限らず、その他
の綴針やその他の綴具によって綴込むようにしてもよ
い。
【0033】次に、図8に示すものは軟質表紙体1の折
返部4の外面に細巾間隔をおいて切溝状の3条の折返線
8a,8b,8cを平行状に形成したものである。これによる
と紙葉片aの背部の厚さに応じて折返線8a,8b,8cを選
択的に折返して折返部4すなわちファイルの背当部9を
形成することにより、紙葉片aの背部に対応して紙葉片
aを確実に嵌合保持することができる。
返部4の外面に細巾間隔をおいて切溝状の3条の折返線
8a,8b,8cを平行状に形成したものである。これによる
と紙葉片aの背部の厚さに応じて折返線8a,8b,8cを選
択的に折返して折返部4すなわちファイルの背当部9を
形成することにより、紙葉片aの背部に対応して紙葉片
aを確実に嵌合保持することができる。
【0034】なお、保護帯3、軟質表紙体1、硬質表紙
体2の彩色をそれぞれ異なるものとすることにより、一
層外観性を向上することができる。
体2の彩色をそれぞれ異なるものとすることにより、一
層外観性を向上することができる。
【0035】
【考案の効果】本考案のファイルによれば、紙葉片を綴
代片と硬質表紙体との接合部に合わせて綴代近傍から容
易にかつ整然と折返すことができるので、ファイルを開
いた状態で、硬質表紙体および紙葉片がともに前記接合
部から略180 °方向まで整然と折返され、外観体裁が良
くなるとともに、ファイルの開閉時に紙葉片を容易にめ
くることができる。また、裏表紙などを安価な紙などに
て形成できるので、製造コストがかさまない。
代片と硬質表紙体との接合部に合わせて綴代近傍から容
易にかつ整然と折返すことができるので、ファイルを開
いた状態で、硬質表紙体および紙葉片がともに前記接合
部から略180 °方向まで整然と折返され、外観体裁が良
くなるとともに、ファイルの開閉時に紙葉片を容易にめ
くることができる。また、裏表紙などを安価な紙などに
て形成できるので、製造コストがかさまない。
【0036】さらに、紙葉片などを簡単に綴込むことが
できるとともに、紙葉片の厚さの変化にも対応でき、安
全である。
できるとともに、紙葉片の厚さの変化にも対応でき、安
全である。
【図1】本考案の一実施例のファイルを示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同上一部の拡大断面図である。
【図3】同上ファイルの綴込み順序の一工程を示す斜視
図である。
図である。
【図4】図3の次の工程を示す斜視図である。
【図5】図4の次の工程を示す斜視図である。
【図6】同上ファイルを開いた状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】同上ファイルを開いた別の状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】本考案のファイルの他の実施例の一部の拡大断
面図である。
面図である。
1 軟質表紙体 2 硬質表紙体 3 保護帯 4 折返部 5 裏表紙 6,6a,6b 綴代 7 綴代片 8 折返線 11 接着面 12 表表紙 14,15 剥離紙
Claims (1)
- 【請求項1】 紙などからなる軟質表紙体と、この軟
質表紙体より巾が短く合成樹脂などからなる硬質表紙体
と、これら軟質表紙体と硬質表紙体とを連設して接着す
る保護帯とを備え、 前記軟質表紙体の一端側に折返線を形成し、この折返線
から前記軟質表紙体を折返して裏側に裏表紙を形成する
とともに表側に綴代より巾が長い綴代片を形成し、この
裏表紙と綴代片とを連設した前記折返部の表側外面近傍
に前記綴代を残してこの綴代片の綴代より内側の部分と
前記硬質表紙体の前記綴代片側の所定の巾とを前記保護
帯の巾方向の一片にて接着して、この綴代片と硬質表紙
体とを連設して表表紙を形成し、前記保護帯の巾方向の
他片に前記折返部の表側の綴代に接着するとともに裏側
の綴代に折返して接着する接着面を形成し、かつこの接
着面に剥離紙を貼着することを特徴とするファイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321092U JPH0717504Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ファイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6321092U JPH0717504Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ファイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624962U JPH0624962U (ja) | 1994-04-05 |
JPH0717504Y2 true JPH0717504Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=13222613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6321092U Expired - Lifetime JPH0717504Y2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ファイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717504Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP6321092U patent/JPH0717504Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624962U (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
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