JP4695209B1 - ファイリング用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉部を大きく開くことができかつ脱落防止を図り、資料を挟んだままバインダー等に綴じ込んで資料の整理保管もできるファイリング用具提供する。同時に該製造装置も提供する。該ファイリング用具は、挟み込み資料厚の確保、安全性・美観の向上、他の物品に取り付ける新たなファイリング用具も提供できる。
【解決手段】大きく開閉する手段として、折りたたみ部天部の面取り、固着部の短縮設置、固着部辺に天部面取り部方向に傾斜した切欠部を設置する。脱落防止手段として、開放部辺に該円弧形の舌片を設置する。その他、綴穴及び天部への資料取り出し用の該円弧形の切欠部の設置、シート縁の折りたたみによる閉部の嵩上げ、貼付式資料差込用フォルダー作成等の手段も有する。
【選択図】図1

Description

ファイリング用具に関する。
従来のファイルは、シートを折りたたんで四角形の長尺辺と単尺辺を作り、それぞれの長尺辺と単尺辺の一方を開放して開放辺を作り、それぞれの開放辺に対向した長尺辺と単尺辺を閉じてL字型の閉部を形成して作っている。
また、これらのファイルには、開閉時の応力による溶着部先端の破損等を防ぐため、開放した長尺辺の下端に「略くの字形」または「略Uの字を横にした形」の切欠部を設置している。(例えば、特許文献1参照)
一方、これらのファイルは、挟み込んだ資料が開放辺方向に脱落しやすいため、該脱落防止を図る目的で、開放辺である長尺辺シートに切り込み型の舌片を作り、該舌辺に資料や表面シートを差し込むことができるようにすることを提案したものがある。(例えば、特許文献2参照)
またこれとは別に、長尺辺シート縁を折りたたんで舌片を設置し、その舌片に資料や表面シートを挟み込むことができるようにしたものも提案されている。(例えば、特許文献3参照)
また、ノート、ファイル等の表表紙や裏表紙の内側に貼り付けて使用する形態のポケット付きファイルが提案されている。(例えば、特許文献4参照)
また、ファイリングの左右両面シートにそれぞれホルダー部を設置し、両面シートの中央部を折りたたむことができるようにしたファイリングにおいて、該ホルダー部の開口部をより大きく開閉できるようにしたファイルも提案されている。(例えば、特許文献5及び特許文献6参照)
実用新案登録第3070390号 公報 実用新案登録第3140921号 公報 特開2002−19351号 公報 実開平6−17973号 公報 特開2001−63264号 公報 実開昭59−164772号 公報
しかしながら、従来のこれらのファイルには、次のような問題点があった。
L字型の閉部を有するファイルの大部分は、開閉部と非開閉部は両閉部の互いに遠方の閉部端を結ぶ対角線に沿って区分される。
このため、折りたたみ部の閉部が一定であって固着部端が開放辺まで達している場合には、固着部端が固着部辺と開放辺の交差する角部から離れるほど開閉部は小さくなる。固着部端が該開放辺に達していない場合には、固着部端が該角部から離れるほど開閉部は大きくなる。
従来のファイルは、固着部端が開放辺に達しているため、開閉部はファイル全体の概2分の1より小さくなっているなどの問題点を有している。
またファイル取扱中に、閉部に対向した開放部から、挟み込んだ資料が脱落しやすいなどの問題点も有している。
このため本発明は、ファイリング用具の開閉部を広げることを第1の課題としている。
そして、ホルダー部に挟んだ資料がファイル取扱中、開放部方向に脱落しやすい問題を解決することが本発明の第2の課題である。
なお、脱落防止を図ることを目的として、開放辺側に切り込みを入れ、該切り込みによって舌片を作り、該舌片を指で押し曲げて資料や表面シートを差し込むことができるようにしたものは、舌片の付け根部分が弱い。また、舌片の曲げ弾性力も弱く、舌片自体がもろいことなどの問題点を有している。またこの種の舌片は、シート面に切り込みを入れて設置するためシートと舌片の付け根部分に隙間がない。このため、資料や表面シートを舌片に挟んだとき、舌片が起立する。このため、舌片に資料や表面シートを挟んだとき、舌片が起立してひっかかりやすく、扱いにくくなるなどの問題点を有している。
また、舌片を開放辺に沿って細長い長方形に設置したものは、舌片を開くとき舌片にねじれ現象がおき、舌片全体を起こして資料や表面シートを差し込むときに余分な気配りや手間が必要となる。また、資料や表面シートを挟み込む際に、舌片の縁に資料や表面シートが引っかかり易いことなどの問題点も有している。
また、従来のファイルは、もっぱらファイルとして使用する目的で作られているため、ファイルに資料を挟み込んだままバインダー等に綴じ込み、該綴じ込んだ資料をファイルともども適切に整理保存できないなどの問題点を有している。
そこで、ファイルとして使用できると同時に、資料を挟み込んだままバインダー等に綴じこんで使用できるようなファイリング用具を提供することが本発明の第3の課題である。
また、従来のファイル製造技術は、もっぱらファイル製造の技術だけに活用され、新たな目的を持ったフォルダーの製造技術に転用できるようになっていないなどの問題点を有している。
このため、本発明によるファイル製造工程を活用して、ファイルやノートの表紙裏側に貼り付けて資料を挟み込むことができる等の新たな資料差込用フォルダーを提供できる技術としても利用できるようにすることが本発明の第4の課題である。
また、従来のファイルは、差し込む資料が厚くなっても使用できるような、いわゆる挟み込む資料の厚さに対応できる技術を具備していない。
このため、挟み込む資料が厚くなっても使用できるように、固着部を設置する際に、挟み込む資料厚を確保できるようなファイリング用具を提供することが本発明の第5の課題である。
また、従来のファイルは、四隅すべてに面取りが施されていないため、取扱中に角が体に当たった場合に皮膚を痛め、場合によっては皮膚に傷を付けるなどの安全性の問題点を有している。同時に、直角の角部が目につき、目にやさしくないなど美観上の問題点も有している。
このため、ファイルの棘状の角部を面取りすることにより、安全性及び美観の向上を図ることが本発明の第6の課題である。
なお、ファイリング用具の左右両面シートのそれぞれにフォルダー部を形成し、該両面シートの中央部を折りたたむことができる構造を有するファイリング用具は、片側だけ使用できれば良いと考える簡素なファイリングを求める消費者ニーズには合わない。
以上述べた本発明の課題は、いずれも、簡素なファイリング用具を提供することを前提にしている。
本発明は、解決しようとする課題の第1に掲げたファイリング用具の開閉部を広げる手段として、L字型の閉部を短く設置し、開閉時における可動範囲を広げることとした。
この手段として、折りたたみ部天部の面取りを行い、折りたたみ部の閉部を短くした。
そしてさらに、開閉部を広げる手段として、固着部を短く設置し、切欠部を該固着部横の開放辺寄りに設置し、該切欠部を最も遠方の閉部端方向に傾斜させることにより、開閉時の応力による破れ破損防止だけでなく開閉部を広げる手段として活用した。
なお、請求項1において「固着」とは、第1シートと第2シートを溶着若しくは接着又は縫合すること及びこれらの方法を幾つか組み合わせて固着することをいうものとする。
また、請求項1において「開閉可能に固着し」とは、第1シートと第2シートを固着した辺において、開放辺寄りの辺が解放された固着方法をいうものとする。
また本発明は、解決しようとする課題の第2に掲げたファイリング用具の脱落防止を図る手段として舌片を設置する。
そしてこの舌片を円弧状に整形することにより、資料及び表面側シートを舌片に挟みこんだり、取り外したりすることをスムーズに行うことができるようになる。さらにこの舌片を固着することにより、該舌片の付け根の強度及び該舌片の曲げ弾性の向上を図ることができるため、舌片の起立を抑制する場合は舌片を固着する方法を講ずることができる。
また、第2シートの横幅を第1シートの横幅より短く整形するのは、それらのずれた開放辺の端に指をかけファイルの開閉を容易にするためである。同時に、第2シート端を舌片に挟み込むことができるようにするためである。その必要が無い場合は該第2シートによって舌片を押さえ込むことができる。
なお、請求項1において「舌片を円弧状に凸型形状に整形し」とは、舌片の折りたたみ部側の外周部を円弧状に整形することを言い、第1シートとの折り返し付根部付近は必ずしも円弧状に整形されている必要はないものとする。
舌片を円弧状に整形するのは、資料等をファイリング用具に着脱する際に、該舌片に資料等がひっかかりにくくすると同時に、着脱操作をしやすいようにするためである。
また、前述した舌片の「付け根の強度及び該舌片の曲げ弾性の向上」とは、舌片を固着することによって生ずる固着強度及び該舌片に資料等を差し込んだりする場合において舌片を開く際に生ずる曲げ弾性強度をいうものとする。
また本発明は、解決しようとする課題の第3に掲げたファイリング用具として使用できるだけでなくバインダー等にも綴じこんで該ファイリング用具を使用できるようにする手段として、綴穴を設置し、天部に資料取り出し用の切欠部を設置する。
また本発明は、解決しようとする課題の第5に掲げた製造工程技術の転用としては、ファイルやノート等の表紙裏側に貼り付け、資料を挟み込むことができるような新たな用途を持った資料差込用フォルダーを提供する技術に転用できるようにした。
この手段は一連の発明技術を選択して使用できるが、その中でも特に舌片を設置することが重要である。該舌辺の設置により、表表紙と裏表紙のどちら側に該フォルダーを貼付しても、資料等の脱落を防ぐことができる。
また、本発明は、解決しようとする課題の第6に掲げた厚さ対応技術として、シート縁の折りたたみによる固着部の嵩上げ及び固着部押圧面への多数のピンホールの設置を行う。
なお、ピンホールの設置は接着及び縫合する場合は不要である。ピンホールの設置は溶着強度を向上させるための手段である。
また、本発明は、解決しようとする課題の第7に掲げた安全性及び美観の向上を図る手段として、ファイルの角部等の棘状部分を面取りする。
本発明のファイルは、単にファイルの開口部を広げ、脱落防止を図るだけでなく、本発明技術を利用して、ファイルに資料を挟み込んだままバインダー等に綴じ込み、該綴じ込んだ資料をファイルともども適切に整理保存できるファイリング用具を提供できる点が従来のファイルと比べて有利な点である。
同時に、本発明の製造工程を活用して、ファイルやノート等の表紙裏側に貼り付けて資料を挟み込むことができる資料差込用フォルダーの提供、及び始めからフォルダー部を具備したファイルやノート等を提供する技術にも利用もできる点が従来のファイルに比べて有利な点である。
その他、差し込む資料が厚くなっても使用できるようなファイリング用具の提供、また安全性と美観をより向上させたファイリング用具の提供等、従来のファイルに比べて有利な点である。
実施例1の使用例であり、1枚のペーパーを挟んだ参考使用斜視図である。 ファイルをバインダー等に綴じ込むことができるようにした実施方法の1例を示した正面図である。(実施例1) 実施例1の平面図である。 実施例1の平面図の端面図である。 図2のA1−A2線断面端面図である。 図2のA3−A4線断面端面図である。 実施例1の右側面図である。 実施例1の右側面図の端面図である。 ファイル専用の実施方法の1例を示した正面図である。(実施例2) 実施例2の参考使用斜視図である。 舌片を固着したファイルの実施方法の1例を示した正面図である。(実施例3) 第二シートを変形し、第一シート背面に接着剤を塗布し剥離紙を貼り付けた実施方法の1例を示した正面図である。(実施例4) 折りたたみ部の天部角部を大きく面取りした実施方法の1例を示した正面図である。(実施例5) 挿入できる資料厚を確保するため第一シート縁を折りたたんだ実施方法の1例を示した正面図である。(実施例6) 実施例6の固着部縁の折りたたみ方法を説明した展開図である。 挿入できる資料厚を確保するため第一シートと第二シートの双方の縁を折りたたんだ実施方法の1例を示した展開図である。(実施例7) 挿入できる資料厚を確保するため第一シートの縁をW字型に折りたたんだ実施方法の1例を示した展開図である。(実施例8) 第一シートと第二シートの双方を変形し、第一シート背面に接着剤を塗布し剥離紙を貼り付けた実施方法の1例を示した正面図である。(実施例9) 実施例9の参考使用斜視図である。 舌片を固着し、第一シート背面の一部に接着剤を塗布し剥離紙を貼り付けた実施方法の1例を示した正面図である。(実施例10) 従来のファイルの一例を示す正面図である。
本願発明は、以下の5つの実施形態を有する。
このうち、実施形態1が、本願発明の最良の実施形態である。
実施形態1
実施形態1は、ファイリングとして使用できるだけでなくバインダー等にも綴じこんでも使用できるファイリング用具に関するものである。
実施形態1の実施例は、実施例1(図2)、実施例5(図13)及び実施例6(図14)である。実施形態1の参考使用斜視図は、図1である。
実施例1(図2)は、実施形態1の標準的な実施例である。
実施例5(図13)は、実施例1の天部面取りを大きく行い、舌片の位置を変え、綴穴を折りたたみ部側だけに設置し、資料取り出し用切欠部を第二シートだけに限定し、また固着部をより短縮した実施例である。
実施例6(図14)は、実施例5(図13)の天部面取りを小さくし、固着部辺の第一シート縁を折りたたんで固着部の嵩上げをした実施例である。
実施形態1に関する発明は、請求項1乃至請求項である。
最初に、実施形態1の構造等について説明する。
実施形態1においては、従来のファイルより少し横幅を広げる。実施形態1のファイルは、第一シート(図2の1)を折りたたんで第二シート(図2の2)を作成する。第二シートは折りたたみ部(図2の3)を介して第一シートと連続している。
そして、第二シートの横幅は、第一シートの横幅より短くする。この短縮の考え方は、舌片の先端を通る直線であってかつ第1の閉部に直交する線で測った第二シートの横幅は、第二シートを第一シートに重ね合わせたとき、該直交線で測った第一シートの横幅より短くかつ該舌片の先端に重なる長さに整形する。
第一シート及び第二シートの形態は、実施例4(図12)及び実施例9(図18)のように変形することもできる。第一シート及び第二シートの形態は、該第一シートの開放辺に舌片を設置することができ、かつ該第二シートを舌片に差し込むことができかつ該舌辺に被せることができれば、様々な形に変形することができる。これらも本発明の範囲とする。
なお、折りたたみ線に沿って固着することも本発明の範囲とする。
折りたたみ部に対向した開放辺には、第一シートを折りたたんで舌片(図2の5)を設置する。該舌片は折りたたみ部を介して第一シートと連続している。該舌片は第1の閉部である折りたたみ部方向に向かって円弧状に凸型形状に整形する。
第一シートと第二シートを折りたたむ場合の曲げ方及び曲げ角度等、及び舌片を折りたたむ場合の曲げ方及び曲げ角度等は設計事項として決める。また、折りたたみ部天部の面取り(図2の3aから3bまで)の形、大きさも設計事項として決める。
第2の閉部(図2の8)は、第一シートと第二シートを固着して作成する。該固着部は、第1の閉部である折りたたみ部から対向開放辺側に離して固着する(図2の8a)。また、該固着部は、第1の閉部である折りたたみ部の対向開放辺側に接続しないように該開放辺とも離して固着する(図2の8b)。
そして、該固着部の属する辺の開放辺側に切欠部(図2の4)を設置する。該切欠部は、略逆さU字形又は略逆さV字形の切欠部であって、かつ該切欠部は第1の閉部の最も遠方の閉部端(図2の3a)方向に傾斜させる。
固着部の固着方法、位置、長さ等、及び切欠部の形状、位置、大きさ等は設計事項として決める。
また、第1の閉部辺の近傍であってかつ該閉部辺に平行な位置及び該第1の閉部に対向した開放辺の近傍であってかつ該開放辺に平行な位置の双方又はいずれか一方の辺に平行な位置に綴穴(図2の7aから7d)を設置する。
綴穴の位置、数、大きさは設計事項として決める。
また、第2の閉部に対向する開放辺に切欠部(図2の6)を設置し、該切欠部は第一シート及び第二シートを重ね合わせたとき同一の位置において同形に重なる切欠部であるか又は第二シートのみを切り欠いた切欠部であって、該切欠部は第2の閉部方向に円弧状の凹型形状に整形する。
該切欠部の形状、位置及び大きさ等は設計事項として決める。
また、第一シート及び第二シートそれぞれのシート辺に存在する棘状の角部について、それらの角部の一部または全部について、同形または異形に面取りする。
該面取り部の箇所、形、大きさは設計事項として決める。
次に、実施例1の作動等について説明する。
第2シートを第1シートから広げると、固着部横に設置した切欠部中央(図2の4c)と折りたたみ部天部に設置した面取り部の閉部端(図2の3a)を結ぶ線に沿って広げることができる。
この場合、第二シートか又は第一シートに指をかけ、該第二シートと第一シートを強く引っ張らず自然に広げ、かつ広げた第二シートと第一シートのシート面との間において作る角度が鋭角の場合、開く力とそれに抵抗する力が折りたたみ部天部に設置した面取り部の面取り辺及び固着部横に設置した切欠部の切欠辺にかかる。
そして、該切欠部から該固着部端(図2の8b)までは可動範囲に入るが、該切欠部は、略逆さV字形または略逆さU字形をしているため、開閉時の応力は切欠部の最も深いところにかかることになる。
このため固着部端に開閉時の力がスレートに及ぶことを防ぐことができると同時に、資料を挟み込みやすいように開閉部を広げることができる。
このため、面取りサイズや切り欠き深さにより、開閉部が広がったり狭くなったりする。
開閉部の大きさは、折りたたみ部の面取り部の閉部と切欠部中央部を結ぶ線によって決まる。
L字形の直交部である閉部角からみて、それぞれの閉部端が閉部辺上にあってかつ該閉部角から遠方に存在するほど、開閉部は狭くなる。しかし、それぞれの閉部端が閉部辺上にあってかつ該閉部角に近づくほど開閉部は広くなる。但し極端に後者にはしると、固着部及び折りたたみ部が短くなり、資料が脱落しやすくなる。
このため、固着部の位置及び長さ、折りたたみ部の面取り部分の位置及び大きさは、開閉部を広げる目的とフォルダー部の脱落防止の目的の双方の目的が両立できる範囲で決めなければならない。
また、折りたたみ部の折りたたみ巾(図2において3を設置した場合の第一シートと第二シートの平面部の間隔)及び折りたたみ方法等は、想定する挟み込む資料の厚さによって決める必要がある。また、固着部の折りたたみ部寄りの端(図2の8a)から折りたたみ部までの距離も、想定する挟み込む資料の厚さによって決める必要がある。
なお、開放辺に設置する舌片は、第二シートによって押圧するだけでなく、必要に応じて第二シートを該舌片に挟み込むため、シートは相応の材料及びシート厚を確保する必要がある。
また、舌片の位置及び大きさは、綴穴と重ならない範囲において決めることができる。
また、天部に設置する切欠部は、挟み込んだ資料を指で挟んで引き出すことができることを前提に、その位置及び大きさを決める必要がある。
また、綴穴は、いわゆる2穴型のバインダーやファイルに綴じ込み可能とする定型的綴穴を設置することを標準的なものとする。但し、定型的4穴、6穴、8穴型綴穴、及びルーズリーフ用綴穴を設置することも本発明の範囲とする。
次に、実施例1の使用方法等について説明する。
挟み込んだ資料を舌片に挟み、第二シートによって該舌片を押圧して使用する方法が、本発明によるファイルを最も効果的に活用することができる。
また、該ファイルに資料を挟んだままで、バインダーやファイルに綴じ込む場合も同様である。但し、脱落防止を優先して、該ファイルに資料を挟んだままで、バインダーやファイルに綴じ込む場合は、開放辺側の綴穴を綴じ込む方法が適している。
なお、ファイルをバインダー等に綴じこむ際に、挟み込んだ資料によって綴穴をふさがないようにするためには、使用する綴穴に対向する辺を下にしてファイル縁をテーブル上等にトントンと当て、挟み込んだ資料を片側に寄せ、綴穴を塞がないようにすれば良い。
また、天部の切欠部は、ファイルとして使用する場合にも、ファイルをバインダー等に綴じ込んだ場合にも、資料の取り出し用に使用できる。
実施形態2
実施形態2は、もっぱらファイリングとして使用するファイリング用具に関するものである。
実施形態2の実施例は、実施例2(図9)、実施例3(図11)である。
実施形態2の参考使用斜視図は、図10である。
実施例2(図9)は、舌片を固着せず、もっぱらファイリングとして使用するファイリング用具を提供する場合の実施例を示したものである。
実施例3(図11)は、実施例2(図9)の舌片の位置を変え、舌片を固着した実施例を示したものである。
実施形態2に関する発明は、請求項1乃至請求項が該当する。
実施形態2のファイリング用具は、実施形態1のファイリング用具より横幅が短い。
また、閉穴は設置しない。天部の切欠部は、設置してもしなくても良い。
その他の構造、作動及び使用等は、実施形態1に準ずる。
実施形態3
実施形態3は、本発明技術を利用して、ファイルやノート等の表紙裏側に貼り付け、資料を挟み込むことができるようにした新たな用途を持ったファイリング用具を作成する技術に関するものである。
実施形態3の実施例は、実施例4(図12)、実施例9(図18)及び実施例10(図20)である。
実施形態3の参考使用斜視図は、図19である。
実施例4(図12)は、第一シート背面の左右両側に限定して接着剤の塗布及び剥離紙の貼付を行い、舌片の位置を下げ、第二シートを右肩下がりに変形した実施例を示したものである。
実施例9(図18)は、第一シートと第二シートを横長に整形し、第一シート背面全体に接着剤の塗布及び剥離紙の貼付を行った実施例を示したものである。
実施例10(図20)は、第一シート背面の天地両側に限定して接着剤の塗布及び剥離紙の貼付を行った実施例を示したものである。
実施形態3に関する発明は、請求項1乃至請求項に関する発明が該当する。
実施形態3のファイリング用具は、実施形態2のファイリング用具の背面側の全部又は一部に接着剤を塗布し、該接着剤塗布面に剥離紙を貼り付けて作成する。
該ファイリング用具は、表紙の腰が軟弱で、立て掛けたとき表紙がへたれ易いノート、冊子等に使用できる。また、一定の時間が経過すると、腰が弱くなるファイル等にも使用できる。さらに、へたれ防止は目的としないが、ホルダーを設置したい場合などにも使用できる。
へたれ防止まで視野に入れた該ファイリング用具を作成する場合は、使用するシートのたわみ強度を考慮した材料を選択する必要がある。
また、貼り付ける面の下地の文字や模様及びカラーを見えるようにする場合には、シート及び接着剤を透明な材料とする必要がある。
その他の構造、作動及び使用等は、実施形態1に準ずる。
実施形態4
実施形態4は、本発明によって製造するファイリング用具に、挟み込む資料厚を確保する場合の固着部の嵩上げ技術に関するものである。
固着部の嵩上げに伴って、折りたたみ部の巾を確保する技術は設計事項として決めるものとする。
実施形態4の実施例は、実施例6(図14)である。資料厚を確保する場合の固着部の嵩上げについて説明した図が図15乃至図17である。
実施形態4に関する発明は、請求項1乃至請求項9に関する発明が該当する。
固着部の嵩上げ技術は、シートの片面縁だけを折りたたむ方法及び固着するシート縁の双方を折りたたむ方法がある。
どちらの縁を何回折りたたむかは、設計事項として決める。
なお、固着方法は、溶着若しくは接着又は縫合及びそれらの技術を組み合わせた固着方法から選択するものとする。
どのような固着方法を選択するかは、嵩上げ巾によって決める必要がある。
また、ピンホールの設置は、固着するシート面の全部又は一部を貫通することが必要である。ピンホールの配列、数、配置、大きさは設計事項として決める。
実施形態5
実施形態5は、本発明によって製造するファイリング用具をノートブック、書籍、アルバム、他のファイリング用具等にはじめから貼付するか又は一体的に製造付加する技術に関する発明である。
実施形態5に関する発明は、請求項10に関する発明が該当する。
本発明の実施設備は、ファイル製造だけでなく、バインダーへの綴込み兼用のファイルの製造、及びノートブック・冊子・ファイル等に貼付する資料差込用フォルダーの製造、及びノート・書籍・アルバム・他のファイリング用具等にはじめから取り付けるファイリング用具の提供技術にも使用することができる。
1 第一シート
2 第二シート
3 折りたたみ部(第1の閉部)
3a 面取部の閉部側
3b 面取部の開放辺側
4 切欠部
4a 切欠部の固着部側
4b 切欠部の開放辺側
4c 切欠部の中央部
5 舌片
6 資料取り出し用切欠部
7aから7d 綴穴
8 固着部(第2の閉部)
8a 固着部の折りたたみ部寄りの固着部端
8b 固着部の開放辺寄りの固着部端

Claims (10)

  1. 第一シートと第二シートによって第1の閉部と第2の閉部を形成し、該第1の閉部と第2の閉部の延長線が直交してL字状の閉部を形成するファイリング用具であって、
    第1の閉部は第一シートを折りたたむか又は第一シートと第二シートを固着して閉部を形成し、第2の閉部は第一シートと第二シートをもっぱら固着して閉部を形成し、第1の閉部と第2の閉部に対向したそれぞれの辺を開放したファイリング用具において、
    L字上の閉部のうち第1の閉部の天部側の角部端を面取りして開放し、
    第2の閉部は第1の閉部に対向する開放辺寄りの辺を開閉可能に固着し、該開閉可能辺に切欠部を設置し、第一シート及び第二シートを重ね合わせたとき同一の位置において同形に重なる切欠部であるか又は第二シートのみを切り欠いた切欠部であって、該切欠部は略逆さU字形又は略逆さV字形の切欠部であって、かつ該切欠部は第1の閉部の最も遠方の閉部端方向に傾斜させた構造を有し、
    第1の閉部に対向した開放辺に舌片を設置し、該舌片は第一シートと連続した状態でホルダー部側に折りたたみ、該舌片は第1の閉部方向に向かって円弧状に凸型形状に整形した構造を有し、
    舌片の先端を通る直線であってかつ第1の閉部に直交する線で測った第二シートの横幅は、第二シートを第一シートに重ね合わせたとき、該直交線で測った第一シートの横幅より短くかつ該舌片の先端に重なる長さの横幅に整形した構造を有した、
    ことを特徴とするファイリング用具。
  2. 舌片を第一シートに固着した請求項1のファイリング用具。
  3. 第2の閉部に対向する開放辺に切欠部を設置し、該切欠部は第一シート及び第二シートを重ね合わせたとき同一の位置において同形に重なる切欠部であるか又は第二シートのみを切り欠いた切欠部であって、該切欠部は第2の閉部方向に円弧状の凹型形状に整形した構造を具備した請求項1または請求項2のファイリング用具。
  4. 第1の閉部辺の近傍であってかつ該閉部辺に平行な位置及び該第1の閉部に対向した開放辺の近傍であってかつ該開放辺に平行な位置の双方又はいずれか一方の辺に平行な位置に綴穴を設置した請求項1乃至請求項3いずれか記載のファイリング用具。
  5. 第一シート及び第二シートそれぞれのシート辺に存在する棘状の角部について、それらの角部の一部または全部について、同形または異形に面取りした請求項1乃至請求項4いずれか記載のファイリング用具。
  6. 第1シートと舌片の間に切片を挟むか又は舌片の付け根部分についてホルダー部側において該W字形に折りたたんでかつ折りたたみ線に概平行に舌片を固着した請求項1乃至請求項5いずれか記載のファイリング用具。
  7. 第2の閉部について、第一シートと第二シートのどちらか一方又は双方のシート縁をホルダー部側において1回若しくは数回折りたたむか又は第一シートと第二シートの固着予定部の間に切片を挟んで固着した請求項6のファイリング用具。
  8. 舌片の固着を溶着によって行いまたは第一シートと第二シートを溶着して第2の閉部を形成する場合、該舌片または該閉部の一方または双方の該固着押圧予定部面に間歇的な多数のピンホールを形成し、該ピンホールは第一シート、第二シート、及び該シート縁の折りたたみ部又は該第一シートと舌片の間に挟まれた切片若しくは第一シートと第二シートの間に挟まれた切片それぞれの一部又は全部を貫通したピンホールである請求項7のファイリング用具。
  9. 第二シートのフォルダー部面の背面の一部又は全部に接着剤を塗布し、該接着剤の塗布表面に剥離紙を貼り付けた請求項1乃至請求項8いずれか記載のファイリング用具。
  10. ノートブック、書籍、アルバム、他のファイリング用具等に貼付されたか又は一体的に付加設置された請求項1乃至請求項9いずれか記載のファイリング用具。
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