JP3212841U - ダイアリー - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯に可能な手帳形式のダイアリーであり、見開いた頁に、一年を四半期に分けた3ヶ月分の単位で予定や計画等を記載することによって、四半期分の予定や計画等を一度に俯瞰することができるようにしたダイアリーを提供する。【解決手段】複数のページを有する見開き可能な手帳型のダイアリーにおいて、予定を書き込む頁として、見開いた左右の頁を連続的に用いて、一年を四半期に分けた3ケ月分ごとの日付を連続的に表示してなる見開き頁を形成し、この見開き頁を少なくとも1年分以上設けると共に、各見開き頁の夫々の日付に沿って書き込み可能な書き込み欄が設けられたことを特徴とする。【選択図】図2
Description
本考案は、二つ折りにしてポケット等に収納することが可能な手帳型のダイアリーに関する。
従来から、各種の分野における予定や計画等を書き込むことができ、しかもその書き込んだ記録を容易に持ち運びができるようにした文具として、書き込み可能な手帳型のダイアリーが用いられている。
このようなダイアリーを用いて、予定や計画等を管理する際、一年を四半期(クオター)に分けることによって1クオーターを3ヶ月分とし、夫々のクオーターごとに予定や計画等の進捗状況を管理することにより、効率的に管理を行うことが可能となる。その際、予定や計画等を書き込んだり、その進捗状況を管理したりするのに、小型の手帳のようなダイアリーがあれば、持ち運びや管理の際にも便利なものとなる。
そこで、上記のように一年を四半期に分けることによって3ヶ月分の単位で構成した手帳として、特許文献1の「差替型ダイアリー」を参照する。この差替型ダイアリーを構成する月間予定表及び日記帳は、1年分を2ヶ月あるいは3ケ月毎の小冊子に分割して1年分とし、それぞれの小冊子の裏表の表紙に粘着部を設けて、各小冊子を粘着による連結、剥離による切り離しにより、各小冊子を差し替えできるようにしたものである。
従って、この従来の差替型ダイアリーは、2ヶ月あるいは3ケ月毎の小冊子をまとめて1年分の手帳としたものであるため、見開いた頁の表示内容が3ヶ月分の四半期を構成するものではなく、見開いた頁を俯瞰することによって一度に四半期の予定や計画等を把握することが可能になるというものではなかった。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、携帯に可能な手帳形式のダイアリーであり、見開いた頁に、一年を四半期に分けた3ヶ月分の単位で予定や計画等を記載することによって、四半期分の予定や計画等を一度に俯瞰することができるようにしたダイアリーを提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本考案における請求項1のダイアリーは、複数のページを有する見開き可能な手帳型のダイアリーにおいて、予定を書き込む頁として、見開いた左右の頁を連続的に用いて、一年を四半期に分けた3ケ月分ごとの日付を連続的に表示してなる見開き頁を形成し、この見開き頁を少なくとも1年分以上設けると共に、各見開き頁の夫々の日付に沿って書き込み可能な書き込み欄が設けられたことを特徴とする。
また、本考案における請求項2のダイアリーは、請求項1において、夫々の見開き頁に表示された3ケ月分ごとの日付は、見開き頁の左右の頁を連続的に用いて、横方向を1週間分の各曜日に分けた日付に対応させた状態で、各見開き頁の上方から下方に向けて複数段の各曜日に対応するように連続的に表示されたことを特徴とする。
また、本考案における請求項3のダイアリーは、請求項1又は2において、A4サイズの用紙を長手方向に三つ折りにした書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする。
また、本考案における請求項4のダイアリーは、請求項1又は2において、A4サイズの用紙を長手方向に三つ折り以外の複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする。
さらに、本考案における請求項5のダイアリーは、請求項1又は2において、A4サイズ以外の所定の大きさの用紙を長手方向に三つ折り、又は複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする。
本考案のダイアリーによれば、携帯に可能な手帳形式のダイアリーを構成することができ、見開いた頁に、一年を四半期に分けた3ヶ月分の単位で予定や計画等を記載することによって、四半期分の予定や計画等を一度に俯瞰することができるという利便性に富んだダイアリーを得ることが可能となる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例のダイアリー1は、図1及び図2に示すように、複数のページを有する見開き可能な手帳型のダイアリー1において、予定を書き込む頁2として、見開いた左右の頁6a、6bを連続的に用いて、一年を四半期に分けた3ヶ月分ごとの日付3を連続的に表示してなる見開き頁4を形成し、この見開き頁4を少なくとも1年分以上設けると共に、各見開き頁4の夫々の日付3に沿って書き込み可能な書き込み欄7を設けた構成としたものである。
このような本実施例のダイアリー1について詳細に述べると、図1(a)に示すように、頁を閉じた状態では、平面形状が縦長の長方形となるように形成してあり、図1(b)に示すように、頁を開くと、左右の頁6a、6bが見開いた状態に展開される。
このダイアリー1の大きさは、図1(b)に示すように、A4サイズの用紙を長手方向に三つ折りにした書類11がはみ出ない納まり状態で挟持することができる折り畳み形状とされている。その具体的な大きさとして、A4サイズの用紙の短尺方向の長さは210mm、長尺方向の長さは297mmであるから、A4サイズの用紙を長手方向に三つ折りに折り畳んだ大きさは、長尺方向の長さLが210mm、短尺方向の長さDが99mmとなる。そこで、ダイアリー1の大きさは、上記のA4サイズの用紙を三つ折りに折り畳んだ大きさよりも、短尺方向及び長尺方向に数mmだけ大きくした形状に形成するとよい。
上記の構成により、図1(a)に示すように、ダイアリー1の頁を閉じた状態では、A4サイズの3分の1程度の長方形となって手に持ちやすく、またA4サイズの書類11を三つ折りに折り畳んだ状態で頁(例えば、図1(b)の左右の頁6a、6b)の間に挟むと、書類11が閉じた頁からはみ出ることなく、綺麗な状態で収納することが可能となる。このように、ダイアリー1の大きさを、A4サイズの3分の1程度の長方形にした場合、上衣やズボンや鞄等のポケットに収納可能な大きさとなって便利である。
また、本考案では、ダイアリーの大きさを、A4サイズの用紙を長手方向に三つ折り以外の複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさとすることも可能である。即ち、ダイアリーの大きさ1を、A4サイズの用紙を長手方向に二つ折りにした書類を挟みこむのに適すると大きさとした場合、見開いた頁を広くすることが可能となり、A4サイズの用紙を長手方向に四つ折り、又はそれ以上にした場合、ダイアリーを折り畳んだ幅がより細身となって、幅の狭い小型のポケット等にも収納することが可能となる。
さらに、本考案のダイアリーは、その大きさをA4サイズの3分の1程度の長方形よりも小型にすることも、大型にすることも可能である。即ち、ダイアリー1の大きさを、A4サイズ以外の所定の大きさの用紙を長手方向に三つ折り、又は複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状とすることも可能である。こうすることにより、ダイアリー1の使用分野に応じて、A4サイズの3分の1程度の長方形よりも小型にした場合、より携帯性の良好なダイアリーとなり、さらにA4サイズの3分の1程度の長方形よりも大型にした場合、見開いたページの文字を大きくしたり、予定や計画を書き込む欄を大きく形成することが可能となる。
また、このような形状のダイアリー1において、表紙8aと裏表紙8bの間に構成した頁の各用紙6は、筆記具で書き易い平滑性の良い用紙を採用すると共に、目に優しい印象を与える、例えばクリーム色の用紙を使用することによって、筆記の際にも、目視で確認する際にも、使い勝手の良いダイアリー1を構成することが可能となる。
さらに、上記の用紙6を用いて、重ねた用紙6、6・・・の中央6cを丈夫な糸で結合する糸かがり製本とすることによって、左右の頁を180度の平滑状に見開いた状態にすることが可能となる。
また、予定を書き込む頁2として、図2に示すように、見開いた左右の頁6a、6bを連続的に用いて、一年を四半期に分けた3ヶ月分ごとの日付3を連続的に表示してなる見開き頁4を形成する。夫々の見開き頁4には、一年を四半期に分けた3ヶ月分の各月の欄5a、5b、5cが上下方向に形成してあり、各欄の境界には境界線10a、10bが表示されている。
また、各月の欄5a、5b、5cにおいては、見開き頁4の左右の頁6a、6bを連続的に用いて、横方向に1週間分の各曜日9を表示させると共に、見開き頁4の上方から下方に向けて複数段の各曜日9に対応する日付3を連続的に表示するようにしている。また、夫々の日付3は日付枠7aで囲まれた書き込み欄7を形成してあり、その欄内に各日付3に対応した予定の内容を書き込むことが可能である。
上記の構成をより具体的に述べるために、3ヶ月分の予定を書き込む頁2の例として、4月、5月、6月分を例にあげる。図2に示すように、見開いた左右の頁6a、6bを連続的に用いて、上方から4月の欄と5月の欄と6月の欄の境界に隔月の境界線10a、10bを表示する。このような構成においては、左方の頁6aの左端に月曜日として「月」の文字を表示し、順次、右方へ「火」、「水」と表示してあり、さらに右頁6bに移って、左方から右方へ順次「木」、「金」、「土」、「日」と表示した構成としている。
また、本実施例においては、見開いた左右の頁6a、6bを連続的に用いて、3ヶ月分ごとの日付3を連続的に表示するため、例えば4月分は左右の頁6a、6bにまたがって日付3が連続的に表示され、4月の最終日である日付「30」を表示する欄12aの右欄12bに5月1日の日付として日付「1」が表示されるというように、4月分の日付に続いて5月分の初めの日付である「1、2、3、4」が連続的に表示されている。このため、5月分の欄の日付は、4月分の欄に表示した日付に続く日付として、例えば、5日を示す日付「5」の表示から始ることになる。
このような構成によれば、3ヶ月分の日付3が途切れることなく連続した状態で表示されるため、一年を四半期に分けた3ヶ月分の状況を連続した日程の全体として一目で俯瞰することが可能となり、月末に続く翌月の予定もまた、続いて一度に確認することが可能となる。
なお、上記の予定を書き込む頁2には、上述の各曜日9や日付3等のほかに、左方の頁6aの各月の欄5a、5b、5cの左端上部には、その月を表す表示16a、16b、16cとして、例えば「4、5、6」の夫々の数字が表示されている。また、各月の欄5a、5b、5cのうち、例えば、最上部の4月の欄5aの左端下部には、3月全体のカレンダー17aが表示され、最下部の6月の欄5cの左端下部には、次の月である7月全体のカレンダー17bが表示されることにより、使用上の利便性を図るようにしている。
さらに、上記の4月、5月、6月分のほかに、このような3ヶ月分を有する見開き頁4を少なくとも1年分設けることによって、一年を四半期に分けた3ヶ月分ごとの予定表が構成される。ただし、1冊のダイアリー1に収容される予定を書き込む頁2の数量は、1年分だけではなく、1年分以上としてもよい。
また、本実施例のダイアリー1の他の頁として、図3に示すように、見開いた左右の頁6a、6bに1年分のカレンダーを表示した頁13a、13bを設ける。さらに、図4に示すように、見開いた頁4にドット方眼14を左右上下に等間隔で表示したメモ用の頁15a、15bを設けることも可能である。
上記の予定を書き込む頁2を含めて、このような頁の配置順位としては、最初に、図3に示す見開いた頁の各頁に1年分のカレンダーを表示した頁13a、13bを設け、次に図2に示すように3ヶ月分の予定を書き込む頁2を必要枚数だけ設け、続いて、図4に示すメモ用のドット方眼14が表示された頁15a、15bを複数頁、設けるとよい。
本考案のダイアリーは、携帯に可能な手帳形式のダイアリーであり、見開いた頁に、一年を四半期に分けた3ヶ月分の単位で予定や計画等を記載することによって、四半期分の予定や計画等を一度に俯瞰することができるようにしたダイアリーとして利用可能である。
1 ダイアリー
2 予定を書き込む頁
3 日付
4 見開き頁(見開いた頁)
5a、5b、5c 各月の欄
6 用紙
6a、6b 左右の頁
6c 用紙の中央
7 書き込み欄
7a 日付枠
8a 表紙
8b 裏表紙
9 曜日
10a、10b 境界線
11 三つ折りにした書類
12a 4月の最終日である日付「30」を表示する欄
12b 4月の最終日である日付「30」を表示する欄の右欄
13a、13b 1年分のカレンダーを表示した頁
14 ドット方眼
15a、15b メモ用の頁
16a、16b、16c 月を示す表示
17a 3月全体のカレンダー
17b 7月全体のカレンダー
2 予定を書き込む頁
3 日付
4 見開き頁(見開いた頁)
5a、5b、5c 各月の欄
6 用紙
6a、6b 左右の頁
6c 用紙の中央
7 書き込み欄
7a 日付枠
8a 表紙
8b 裏表紙
9 曜日
10a、10b 境界線
11 三つ折りにした書類
12a 4月の最終日である日付「30」を表示する欄
12b 4月の最終日である日付「30」を表示する欄の右欄
13a、13b 1年分のカレンダーを表示した頁
14 ドット方眼
15a、15b メモ用の頁
16a、16b、16c 月を示す表示
17a 3月全体のカレンダー
17b 7月全体のカレンダー
Claims (5)
- 複数のページを有する見開き可能な手帳型のダイアリーにおいて、予定を書き込む頁として、見開いた左右の頁を連続的に用いて、一年を四半期に分けた3ケ月分ごとの日付を連続的に表示してなる見開き頁を形成し、この見開き頁を少なくとも1年分以上設けると共に、各見開き頁の夫々の日付に沿って書き込み可能な書き込み欄が設けられたことを特徴とするダイアリー。
- 夫々の見開き頁に表示された3ケ月分ごとの日付は、見開き頁の左右の頁を連続的に用いて、横方向を1週間分の各曜日に分けた日付に対応させた状態で、各見開き頁の上方から下方に向けて複数段の各曜日に対応するように連続的に表示されたことを特徴とする請求項1記載のダイアリー。
- A4サイズの用紙を長手方向に三つ折りにした書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする請求項1又は2記載のダイアリー。
- A4サイズの用紙を長手方向に三つ折り以外の複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする請求項1又は2記載のダイアリー。
- A4サイズ以外の所定の大きさの用紙を長手方向に三つ折り、又は複数回の折り方で折り畳んだ書類がはみ出ない納まり状態で挟み込むことができる大きさの折り畳み形状を有することを特徴とする請求項1又は2記載のダイアリー。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013222943A Continuation JP2015085517A (ja) | 2013-10-28 | 2013-10-28 | ダイアリー |
Publications (1)
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