JP3245263U - カレンダー - Google Patents
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Abstract
【課題】各月を表示する部分がバラされて扱いにくくなることを回避しながら、現在の月よりも後の連続する複数の月の情報を表示することができて利便性に優れる、カレンダーを提供する。【解決手段】カレンダー本体10は、複数の折畳状態に折り畳み可能に構成され、前記複数の折畳状態では、少なくとも3つの印刷領域4a、5a、6aが並んだ状態で前記カレンダー本体の正面に配置され、且つ、前記正面から見て下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダー100が提供される。【選択図】図1
Description
新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、カレンダーに関する。
従来、リング状の綴じ具に複数の印刷体が綴じられており、月が変わると正面に配置される印刷体をめくるように構成されたカレンダーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ユーザによっては、現在の月よりも後の連続する複数の月の情報を同時に把握したい場合があり、特許文献1のカレンダーの構成ではこういった要望に答えることは難しい。なお、各月の印刷体をバラバラにし、これらを並置して複数の月を表示させる手段が考えられるが、印刷体がバラされており、扱いにくくなる。
本考案は、各月を表示する部分がバラされて扱いにくくなることを回避しながら、現在の月よりも後の連続する複数の月の情報を表示することができて利便性に優れる、カレンダーを提供することを目的としている。
[1]本考案は、カレンダー本体を備え、開始月から終了月までの少なくとも1年間の月日が印刷されている、カレンダーであって、前記カレンダー本体は、複数の区画部及び複数の印刷領域を有する帯状部材であり、前記区画部は、隣接する前記印刷領域を区画し、前記印刷領域は、前記カレンダー本体のおもて面及び前記カレンダー本体のうら面に設けられ、且つ、前記印刷領域には、予め定められた月が印刷され、前記カレンダー本体は、複数の折畳状態に折り畳み可能に構成され、前記複数の折畳状態では、少なくとも3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の正面に配置され、且つ、前記正面から見て下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダーが提供される。
本考案によれば、カレンダー本体が帯状部材で構成されており、各月を表示する部分がバラされて扱いにくくなることが回避されている。また、本考案によれば、各折畳状態では、少なくとも3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の正面に配置され、且つ、前記上段から前記下段へ向かう方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並んでいる。このため、ユーザが、折畳状態を変更することで、現在の月と、当該現在の月よりも後の連続する2ヶ月以上の月とが表示できて利便性に優れている。
ことができる。
ことができる。
以下、本考案の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[2]好ましくは、[1]に記載のカレンダーであって、前記複数の折畳状態では、3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の前記正面に配置され、且つ、前記正面から見て下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダーが提供される。
[3]好ましくは、[2]に記載のカレンダーであって、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、前記開始月から予め定められた第n月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、前記開始月から前記第n月までの前記複数の印刷領域が、前記開始月から前記第n月へ向かう順番で上から並んでおり、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、第n+1月から前記終了月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、前記第n+1月から前記終了月までの前記複数の印刷領域が、前記終了月から前記第n+1月へ向かう順番で上から並んでおり、印刷された各月の数字が前記おもて面に対して上下に反転している、カレンダーが提供される。
[4]好ましくは、[3]に記載のカレンダーであって、前記第n月は、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面における最下部の前記印刷領域に印刷される、カレンダーが提供される。
[5]好ましくは、[4]に記載のカレンダーであって、前記第n月は、7月、8月、又は11月である、カレンダーが提供される。
[6]好ましくは、[1]~[5]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記開始月は、m-1年度の12月、m年度の1月、又はm年度の4月であり、前記終了月は、m年度の12月又はm+1年度の3月である、カレンダーが提供される。
[7]好ましくは、[1]~[6]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記帯状部材は、9つの前記区画部と、10つの前記印刷領域とを有する、カレンダーが提供される。
[8]好ましくは、[1]~[7]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、上から3番目の前記印刷領域に前記開始月が印刷され、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、上から2番目の前記印刷領域に前記終了月が印刷されている、カレンダーが提供される。
[9]好ましくは、[1]~[8]の何れか1つに記載のカレンダーであって、結束部材を更に備え、前記結束部材は、前記折畳状態となっている前記帯状部材の頂部を束ねるように構成されている、カレンダーが提供される。
[10]好ましくは、[1]~[9]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記区画部は、ミシン目状に形成され、前記カレンダー本体は、前記区画部において分離可能に構成されている、カレンダーが提供される。
[11]好ましくは、[1]~[10]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記複数の折畳状態は、前記カレンダー本体のおもて面の前記印刷領域と、前記カレンダー本体のうら面の前記印刷領域とが、同時に前記正面に配置される折畳状態を含む、カレンダー。
[2]好ましくは、[1]に記載のカレンダーであって、前記複数の折畳状態では、3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の前記正面に配置され、且つ、前記正面から見て下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダーが提供される。
[3]好ましくは、[2]に記載のカレンダーであって、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、前記開始月から予め定められた第n月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、前記開始月から前記第n月までの前記複数の印刷領域が、前記開始月から前記第n月へ向かう順番で上から並んでおり、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、第n+1月から前記終了月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、前記第n+1月から前記終了月までの前記複数の印刷領域が、前記終了月から前記第n+1月へ向かう順番で上から並んでおり、印刷された各月の数字が前記おもて面に対して上下に反転している、カレンダーが提供される。
[4]好ましくは、[3]に記載のカレンダーであって、前記第n月は、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面における最下部の前記印刷領域に印刷される、カレンダーが提供される。
[5]好ましくは、[4]に記載のカレンダーであって、前記第n月は、7月、8月、又は11月である、カレンダーが提供される。
[6]好ましくは、[1]~[5]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記開始月は、m-1年度の12月、m年度の1月、又はm年度の4月であり、前記終了月は、m年度の12月又はm+1年度の3月である、カレンダーが提供される。
[7]好ましくは、[1]~[6]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記帯状部材は、9つの前記区画部と、10つの前記印刷領域とを有する、カレンダーが提供される。
[8]好ましくは、[1]~[7]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、上から3番目の前記印刷領域に前記開始月が印刷され、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、上から2番目の前記印刷領域に前記終了月が印刷されている、カレンダーが提供される。
[9]好ましくは、[1]~[8]の何れか1つに記載のカレンダーであって、結束部材を更に備え、前記結束部材は、前記折畳状態となっている前記帯状部材の頂部を束ねるように構成されている、カレンダーが提供される。
[10]好ましくは、[1]~[9]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記区画部は、ミシン目状に形成され、前記カレンダー本体は、前記区画部において分離可能に構成されている、カレンダーが提供される。
[11]好ましくは、[1]~[10]の何れか1つに記載のカレンダーであって、前記複数の折畳状態は、前記カレンダー本体のおもて面の前記印刷領域と、前記カレンダー本体のうら面の前記印刷領域とが、同時に前記正面に配置される折畳状態を含む、カレンダー。
以下、図面を用いて本考案の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して考案が成立する。
1.実施形態に係るカレンダー100の構成
図1~図2Bに示すように、カレンダー100は、カレンダー本体10と、結束部材11と、引掛部材12と、貼付部材30a,30bを備えている。なお、貼付部材30a,30bは、例えば、両面テープの接着機能を有する部材である。
図1~図2Bに示すように、カレンダー100は、カレンダー本体10と、結束部材11と、引掛部材12と、貼付部材30a,30bを備えている。なお、貼付部材30a,30bは、例えば、両面テープの接着機能を有する部材である。
1-1.カレンダー本体10
図2A及び図2Bに示すように、カレンダー本体10には、開始月から終了月までの少なくとも1年間の月日が印刷されている。
ここで、開始月とは、カレンダー100において、最初に表示される月であり、また、終了月は、カレンダー100において、最後に表示される月である。開始月や終了月は、適宜、選択することができる。開始月は、例えば、m年度用のカレンダーであれば、m-1年度の12月、m年度の1月、及びm年度の4月等を採用することができる。終了月は、m年用のカレンダーであれば、m年度の12月、m+1年度の1月、m+1年度の3月等を採用することができる。mは、例えば、2023,2024,2025・・・等といった2023年以降の自然数を採用することができるが、2023以前の自然数であってもよい。実施形態では、開始月はm-1年度の12月であり、終了月はm年度の12月である場合を一例として示している。
図2A及び図2Bに示すように、カレンダー本体10には、開始月から終了月までの少なくとも1年間の月日が印刷されている。
ここで、開始月とは、カレンダー100において、最初に表示される月であり、また、終了月は、カレンダー100において、最後に表示される月である。開始月や終了月は、適宜、選択することができる。開始月は、例えば、m年度用のカレンダーであれば、m-1年度の12月、m年度の1月、及びm年度の4月等を採用することができる。終了月は、m年用のカレンダーであれば、m年度の12月、m+1年度の1月、m+1年度の3月等を採用することができる。mは、例えば、2023,2024,2025・・・等といった2023年以降の自然数を採用することができるが、2023以前の自然数であってもよい。実施形態では、開始月はm-1年度の12月であり、終了月はm年度の12月である場合を一例として示している。
図2A及び図2Bに示すように、カレンダー本体10は、複数の区画部2及び複数の印刷領域を有する帯状部材である。
また、カレンダー本体10は、複数の折畳状態に折り畳み可能に構成されている。この複数の折畳状態では、少なくとも3つの印刷領域が並んだ状態でカレンダー本体10の正面に配置され、且つ、正面から見て下方向が月の昇順となるようにカレンダー100の正面に印刷領域が並ぶ。
また、カレンダー本体10は、複数の折畳状態に折り畳み可能に構成されている。この複数の折畳状態では、少なくとも3つの印刷領域が並んだ状態でカレンダー本体10の正面に配置され、且つ、正面から見て下方向が月の昇順となるようにカレンダー100の正面に印刷領域が並ぶ。
カレンダー本体10は、例えば、紙、プラスチック、布、ストーンペーパー等で構成することができる。実施形態では、カレンダー本体10は、紙で構成されており、両面(おもて面及びうら面)に印刷が可能となっている。
1-1-1.区画部
図2A及び図2Bに示すように、区画部2は、隣接する印刷領域を区画している。区画部2は、カレンダー本体10(帯状部材)の左右方向に延びるように形成されている。実施形態では、区画部2は、カレンダー本体10(帯状部材)にミシン目加工が施されることで形成されている。これにより、カレンダー本体10は、区画部2において分離可能に構成される。カレンダー本体10は区画部2を有することで、ユーザは、カレンダー本体10からその一部を切り離しやすくなっており、また、折り目をつけやすく、カレンダー本体10が折り畳み容易となっている。なお、区画部2の形態は、ミシン目状に形成される形態に限定されるものではなく、例えば、ミシン目が形成されておらず折り目のみが形成された形態であってもよいし、ユーザに折る部分が把握できるように線のみが印刷された形態であってもよい。
図2A及び図2Bに示すように、区画部2は、隣接する印刷領域を区画している。区画部2は、カレンダー本体10(帯状部材)の左右方向に延びるように形成されている。実施形態では、区画部2は、カレンダー本体10(帯状部材)にミシン目加工が施されることで形成されている。これにより、カレンダー本体10は、区画部2において分離可能に構成される。カレンダー本体10は区画部2を有することで、ユーザは、カレンダー本体10からその一部を切り離しやすくなっており、また、折り目をつけやすく、カレンダー本体10が折り畳み容易となっている。なお、区画部2の形態は、ミシン目状に形成される形態に限定されるものではなく、例えば、ミシン目が形成されておらず折り目のみが形成された形態であってもよいし、ユーザに折る部分が把握できるように線のみが印刷された形態であってもよい。
1-1-2.印刷領域
図2A~図3に示すように、印刷領域は、カレンダー本体10のうち印刷可能な領域を指しており、カレンダー本体10は、区画部2によって複数の印刷領域に分割されている。具体的には、実施形態では、カレンダー本体10は、1枚の帯状部材から構成されており、ミシン目状に形成された9つの区画部2が帯状部材に形成されることで10つの印刷領域を有する形態である。つまり、カレンダー本体10は、おもて第1印刷領域1a~おもて第10印刷領域10aと、うら第1印刷領域1b~うら第10印刷領域10bとを有する。換言すると、カレンダー本体10は、おもて面に10つの印刷領域が配置され、うら面にも10つの印刷領域が配置されている。
図2A~図3に示すように、印刷領域は、カレンダー本体10のうち印刷可能な領域を指しており、カレンダー本体10は、区画部2によって複数の印刷領域に分割されている。具体的には、実施形態では、カレンダー本体10は、1枚の帯状部材から構成されており、ミシン目状に形成された9つの区画部2が帯状部材に形成されることで10つの印刷領域を有する形態である。つまり、カレンダー本体10は、おもて第1印刷領域1a~おもて第10印刷領域10aと、うら第1印刷領域1b~うら第10印刷領域10bとを有する。換言すると、カレンダー本体10は、おもて面に10つの印刷領域が配置され、うら面にも10つの印刷領域が配置されている。
おもて第1印刷領域1aのうら面に、うら第1印刷領域1bが配置され、おもて第2印刷領域2aのうら面に、うら第2印刷領域2bが配置されている。第3以降も、同様である。
また、実施形態では、うら面の印刷内容は、おもて面に対して上下反転した内容となっている。
また、実施形態では、うら面の印刷内容は、おもて面に対して上下反転した内容となっている。
印刷領域は、カレンダー本体10のおもて面及びカレンダー本体10のうら面に設けられている(実施形態では、10つずつ)。カレンダー本体10の印刷領域には、予め定められた月が印刷されておいる。具体的には、カレンダー本体10は、開始月~終了月のそれぞれの月日が印刷された印刷領域(おもて第3印刷領域3a~おもて第10印刷領域10a及びうら第2印刷領域2b~うら第6印刷領域6b)を少なくとも有する。実施形態に係るカレンダー100は、開始月がm-1年度の12月であり、終了月がm年度の12月であるため、合計13ヶ月の月日が印刷された印刷領域を有する。図示は省略しているが、例えば、開始月がm年度の1月であり、終了月がm年度の12月であれば、合計12ヶ月の月日が印刷された印刷領域を有することになる。
実施形態における印刷領域の印刷内容の例について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、カレンダー100がm年版のものであるとする。
<おもて面>
図2Aに示すように、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面には、開始月から予め定められた第n月までの印刷領域が、連続して並んでいる。第n月は、カレンダー本体10の表示がおもて面からうら面に切り替わる直前の月に対応している。そして、開始月から第n月までの複数の印刷領域が、開始月から第n月へ向かう順番で上から並んでいる。実施形態の一例では、nは7である。
また、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面には、上から3番目の印刷領域に開始月が印刷されている。
図2Aに示すように、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面には、開始月から予め定められた第n月までの印刷領域が、連続して並んでいる。第n月は、カレンダー本体10の表示がおもて面からうら面に切り替わる直前の月に対応している。そして、開始月から第n月までの複数の印刷領域が、開始月から第n月へ向かう順番で上から並んでいる。実施形態の一例では、nは7である。
また、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面には、上から3番目の印刷領域に開始月が印刷されている。
おもて第1印刷領域1aには、印刷1の内容が印刷されている。印刷1は、内容は任意であるが、例えば、カレンダー100の使用方法等の説明とすることができる。また、おもて第1印刷領域1aには、貼付部材30aが設けられている。
なお、このおもて第1印刷領域1aの他、後述するおもて第2印刷領域2a、うら第1印刷領域1b、うら第7印刷領域7b~うら第10印刷領域10bについては、例えば、企業の広告を印刷してもよいし、絵や写真、何かの豆知識等を印刷することもできるし、メモ等の記入欄とすることもできる。
おもて第2印刷領域2aには、m年度の1月から12月までの月日が一覧的に表示された内容を印刷することができる。なお、これに限定されるものではなく、おもて第2印刷領域2aの印刷内容は任意である。
おもて第3印刷領域3aには、m-1年度の12月の月日が印刷されている。実施形態では、m-1年度の12月が開始月であり、上から3番目の印刷領域に印刷されている。
おもて第4印刷領域4a~おもて第10印刷領域10aには、m年度の1月~7月の月日が印刷されている。
第3印刷領域3a(開始月)~第10印刷領域10a(第n月)は、連続して並んでいる。また、上述したように、実施形態では、第n月は7月であるが、7月は、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面における最下部の印刷領域に印刷されている。
実施形態では、開始月がm-1年度の12月であるため、第n月が7月であるが、例えば、開始月がm年度の1月である場合には、第n月を8月とすることができ、また、開始月がm年度の4月である場合には、第n月をm年度の11月とすることができる。
なお、このおもて第1印刷領域1aの他、後述するおもて第2印刷領域2a、うら第1印刷領域1b、うら第7印刷領域7b~うら第10印刷領域10bについては、例えば、企業の広告を印刷してもよいし、絵や写真、何かの豆知識等を印刷することもできるし、メモ等の記入欄とすることもできる。
おもて第2印刷領域2aには、m年度の1月から12月までの月日が一覧的に表示された内容を印刷することができる。なお、これに限定されるものではなく、おもて第2印刷領域2aの印刷内容は任意である。
おもて第3印刷領域3aには、m-1年度の12月の月日が印刷されている。実施形態では、m-1年度の12月が開始月であり、上から3番目の印刷領域に印刷されている。
おもて第4印刷領域4a~おもて第10印刷領域10aには、m年度の1月~7月の月日が印刷されている。
第3印刷領域3a(開始月)~第10印刷領域10a(第n月)は、連続して並んでいる。また、上述したように、実施形態では、第n月は7月であるが、7月は、カレンダー本体10が伸びている状態においておもて面における最下部の印刷領域に印刷されている。
実施形態では、開始月がm-1年度の12月であるため、第n月が7月であるが、例えば、開始月がm年度の1月である場合には、第n月を8月とすることができ、また、開始月がm年度の4月である場合には、第n月をm年度の11月とすることができる。
<うら面>
図2Bに示すように、カレンダー本体10が伸びている状態においてうら面には、第n+1月から終了月までの印刷領域が、連続して並んでいる。
また、第n+1月から終了月までの複数の印刷領域が、終了月から第n+1月へ向かう順番で上から並んでいる。
また、カレンダー本体10が伸びている状態においてうら面には、上から2番目の印刷領域に終了月が印刷されている。
また、うら面において、印刷された各月の数字がおもて面に対して上下に反転している。
また、うら面には、最終月が印刷されるが、カレンダー本体10を伸ばした状態において、最終月(実施形態ではm年度12月)の1つ下の段に、開始月(実施形態ではm-1年度12月)が配置されている。
図2Bに示すように、カレンダー本体10が伸びている状態においてうら面には、第n+1月から終了月までの印刷領域が、連続して並んでいる。
また、第n+1月から終了月までの複数の印刷領域が、終了月から第n+1月へ向かう順番で上から並んでいる。
また、カレンダー本体10が伸びている状態においてうら面には、上から2番目の印刷領域に終了月が印刷されている。
また、うら面において、印刷された各月の数字がおもて面に対して上下に反転している。
また、うら面には、最終月が印刷されるが、カレンダー本体10を伸ばした状態において、最終月(実施形態ではm年度12月)の1つ下の段に、開始月(実施形態ではm-1年度12月)が配置されている。
うら第1印刷領域1bには、m+1年度の1月から12月までの月日が一覧的に表示された内容を印刷することができる。なお、これに限定されるものではなく、うら第1印刷領域1bの印刷内容は任意である。
うら第2印刷領域2b~うら第6印刷領域6bには、m年度の12月~8月の月日が印刷されている。つまり、印刷領域は、終了月である12月から、第n+1月に対応する8月にかけて、上から並んでいる。また、うら第2印刷領域2b(終了月)~うら第6印刷領域6b(第n+1月)は、連続して並んでいる。
うら第7印刷領域7b~うら第10印刷領域10bには、印刷5~印刷2の内容が印刷されている。印刷5~印刷2の内容は、任意であるが、後述するように、月が進むごとにカレンダー本体10の一部を切り離すため、その切り離すことがわかるような説明書き等を印刷することができる。また、うら第10印刷領域10bには、貼付部材30bが設けられている。
うら第2印刷領域2b~うら第6印刷領域6bには、m年度の12月~8月の月日が印刷されている。つまり、印刷領域は、終了月である12月から、第n+1月に対応する8月にかけて、上から並んでいる。また、うら第2印刷領域2b(終了月)~うら第6印刷領域6b(第n+1月)は、連続して並んでいる。
うら第7印刷領域7b~うら第10印刷領域10bには、印刷5~印刷2の内容が印刷されている。印刷5~印刷2の内容は、任意であるが、後述するように、月が進むごとにカレンダー本体10の一部を切り離すため、その切り離すことがわかるような説明書き等を印刷することができる。また、うら第10印刷領域10bには、貼付部材30bが設けられている。
1-2.結束部材11
図1に示す結束部材11は、折畳状態となっているカレンダー本体10(帯状部材)の頂部tp(図4A参照)を束ねるように構成されている。これにより、カレンダー100の正面に3つの印刷領域が表示された状態を保持することができる。結束部材11の構成は特に限定されるものではないが、実施形態では、折畳状態のカレンダー本体10(帯状部材)の頂部tpを挟み込むことができるような機能を有する。
図1に示す結束部材11は、折畳状態となっているカレンダー本体10(帯状部材)の頂部tp(図4A参照)を束ねるように構成されている。これにより、カレンダー100の正面に3つの印刷領域が表示された状態を保持することができる。結束部材11の構成は特に限定されるものではないが、実施形態では、折畳状態のカレンダー本体10(帯状部材)の頂部tpを挟み込むことができるような機能を有する。
1-3.引掛部材12
図1に示す引掛部材12は、例えば、環状をなす紐部材で構成することができ、結束部材11に通されている。カレンダー100は引掛部材12を備えることで、壁等に引っ掛けることが可能である。なお、引掛部材12や上述した結束部材11は任意であり、例えば、これらをクリップといった挟持する部材で代替してもよいし、また、画鋲等で代替して壁等にカレンダー100を吊るす構成でもよいし、また、磁石で代替して冷蔵庫等の表面にカレンダー100を取り付ける構成でもよい。
図1に示す引掛部材12は、例えば、環状をなす紐部材で構成することができ、結束部材11に通されている。カレンダー100は引掛部材12を備えることで、壁等に引っ掛けることが可能である。なお、引掛部材12や上述した結束部材11は任意であり、例えば、これらをクリップといった挟持する部材で代替してもよいし、また、画鋲等で代替して壁等にカレンダー100を吊るす構成でもよいし、また、磁石で代替して冷蔵庫等の表面にカレンダー100を取り付ける構成でもよい。
2.複数の折畳状態の説明
カレンダー100は、予め定められた複数の折畳状態に折り畳み可能となっており、ユーザが折畳状態を変えることで、カレンダー100の正面に表示される月を変更することができる。ここで、カレンダー100は、正面に3ヶ月分の同時表示が可能となっており、また、カレンダー100において、正面に表示される月は、下方向が月の昇順となるように常に並ぶ。
カレンダー100は、予め定められた複数の折畳状態に折り畳み可能となっており、ユーザが折畳状態を変えることで、カレンダー100の正面に表示される月を変更することができる。ここで、カレンダー100は、正面に3ヶ月分の同時表示が可能となっており、また、カレンダー100において、正面に表示される月は、下方向が月の昇順となるように常に並ぶ。
実施形態において、複数の折畳状態には、第1折畳状態~第13折畳状態が含まれる。これらの全ての折畳状態が必須というわけではない。例えば、第3折畳状態~第12折畳状態を実現できれば、ユーザは通年にわたって、月を把握することができる。
2-1.第1折畳状態
図4Aに示す第1折畳状態では、m年度の年間カレンダー(おもて第2印刷領域2a)と、m-1年度の12月(おもて第3印刷領域3a)と、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1aが印刷された部分は、間に何も挟まずに折り返されているが、最背面(m年度の5月の裏)に配置してもよい。
図4Aに示す第1折畳状態では、m年度の年間カレンダー(おもて第2印刷領域2a)と、m-1年度の12月(おもて第3印刷領域3a)と、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1aが印刷された部分は、間に何も挟まずに折り返されているが、最背面(m年度の5月の裏)に配置してもよい。
2-2.第2折畳状態
図4Bに示す第2折畳状態は、第1折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。第2折畳状態では、m-1年度の12月(おもて第3印刷領域3a)と、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1a等が印刷された部分は、最背面に配置してもよい。
図4Bに示す第2折畳状態は、第1折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。第2折畳状態では、m-1年度の12月(おもて第3印刷領域3a)と、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1a等が印刷された部分は、最背面に配置してもよい。
2-3.第3折畳状態
図5Aに示す第3折畳状態は、第2折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第3折畳状態では、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1a等が印刷された部分は、最背面に配置してもよい。
図5Aに示す第3折畳状態は、第2折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第3折畳状態では、m年度の1月(おもて第4印刷領域4a)と、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)が正面に表示される。
なお、おもて第1印刷領域1a等が印刷された部分は、最背面に配置してもよい。
2-4.第4折畳状態
図5Bに示す第4折畳状態は、第3折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第4折畳状態では、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)と、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、が正面に表示される。
第4折畳状態では、正面の3つの印刷領域の部分と、うら第10印刷領域10b等の印刷領域の部分との間の谷vの部分に、おもて第1印刷領域1aを含む4つの印刷領域の部分が配置される。また、第1印刷領域1a(印刷1)の部分は、第4折畳状態では、上方に折り返される。
図5Bに示す第4折畳状態は、第3折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第4折畳状態では、m年度の2月(おもて第5印刷領域5a)と、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)と、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、が正面に表示される。
第4折畳状態では、正面の3つの印刷領域の部分と、うら第10印刷領域10b等の印刷領域の部分との間の谷vの部分に、おもて第1印刷領域1aを含む4つの印刷領域の部分が配置される。また、第1印刷領域1a(印刷1)の部分は、第4折畳状態では、上方に折り返される。
2-5.第5折畳状態
図6Aに示す第5折畳状態は、第4折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第5折畳状態では、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)と、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、が正面に表示される。
第5折畳状態では、図5Bに示す上方に折り返された第1印刷領域1aの部分が、次は下方に折り返されている。つまり、第1印刷領域1aの部分及び第2印刷領域2aの部分は、下段に配置されて、互いに重なっている。
また、第5折畳状態では、図6Aの破線矢印で模式的に示すように、うら第10印刷領域10bの貼付部材30b(図2B参照)が、同じ中段に位置するm年度の1月の印刷領域(図6Aでは印刷領域が不図示)に貼り付けられる。これにより、最背面の部分が垂れ下がることを回避することが可能である。
図6Aに示す第5折畳状態は、第4折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。基本的には、第1折畳状態から第2折畳状態への動作と同様である。第5折畳状態では、m年度の3月(おもて第6印刷領域6a)と、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、が正面に表示される。
第5折畳状態では、図5Bに示す上方に折り返された第1印刷領域1aの部分が、次は下方に折り返されている。つまり、第1印刷領域1aの部分及び第2印刷領域2aの部分は、下段に配置されて、互いに重なっている。
また、第5折畳状態では、図6Aの破線矢印で模式的に示すように、うら第10印刷領域10bの貼付部材30b(図2B参照)が、同じ中段に位置するm年度の1月の印刷領域(図6Aでは印刷領域が不図示)に貼り付けられる。これにより、最背面の部分が垂れ下がることを回避することが可能である。
2-6.第6折畳状態
図6Bに示す第6折畳状態は、第5折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第6折畳状態では、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、が正面に表示される。
第5折畳状態から第6折畳状態へ遷移する場合には、おもて第1印刷領域1aが印刷された部分等は、図6Aに示す谷vの部分から取り出して、最背面に配置する。
また、第6折畳状態では、図6Bの破線矢印で模式的に示すように、うら第10印刷領域10bの貼付部材30b(図2B参照)が、下段に位置するm年度の6月の印刷領域のうら面(図6Bでは印刷領域が不図示)に貼り付けられる。これにより、正面の部分が垂れ下がることを回避することが可能である。
図6Bに示す第6折畳状態は、第5折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第6折畳状態では、m年度の4月(おもて第7印刷領域7a)と、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、が正面に表示される。
第5折畳状態から第6折畳状態へ遷移する場合には、おもて第1印刷領域1aが印刷された部分等は、図6Aに示す谷vの部分から取り出して、最背面に配置する。
また、第6折畳状態では、図6Bの破線矢印で模式的に示すように、うら第10印刷領域10bの貼付部材30b(図2B参照)が、下段に位置するm年度の6月の印刷領域のうら面(図6Bでは印刷領域が不図示)に貼り付けられる。これにより、正面の部分が垂れ下がることを回避することが可能である。
2-7.第7折畳状態
図7Aに示す第7折畳状態は、第6折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第7折畳状態では、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の7月(おもて第10印刷領域10a)と、が正面に表示される。
図7Aに示す第7折畳状態は、第6折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第7折畳状態では、m年度の5月(おもて第8印刷領域8a)と、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の7月(おもて第10印刷領域10a)と、が正面に表示される。
2-8.第8折畳状態
図7Bに示す第8折畳状態は、第7折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第8折畳状態では、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の7月(おもて第10印刷領域10a)と、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、が正面に表示される。
第8折畳状態では、前から一列目の印刷領域と、前から2列目の印刷領域とが、正面に表示されることになる。
図7Bに示す第8折畳状態は、第7折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出すことで実現される。
第8折畳状態では、m年度の6月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の7月(おもて第10印刷領域10a)と、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、が正面に表示される。
第8折畳状態では、前から一列目の印刷領域と、前から2列目の印刷領域とが、正面に表示されることになる。
2-9.第9折畳状態
図8Aに示す第9折畳状態は、第8折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出しつつ、おもて第8印刷領域8aの部分及びおもて第9印刷領域9aの部分を重ねるように折ることで実現される。
第9折畳状態では、m年度の7月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、が正面に表示される。
図8Aに示す第9折畳状態は、第8折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出しつつ、おもて第8印刷領域8aの部分及びおもて第9印刷領域9aの部分を重ねるように折ることで実現される。
第9折畳状態では、m年度の7月(おもて第9印刷領域9a)と、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、が正面に表示される。
2-10.第10折畳状態
図8Bに示す第10折畳状態は、第9折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分(m年度8月とm年度9月の部分)を1つ上に送り出し、図8Aに示すm年度の7月(おもて第10印刷領域10a)等の部分については正面の裏に折り返し、図8Aに示すm年度の7月(おもて第10印刷領域10a)の部分を切り離すことで実現される。
第10折畳状態では、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、が正面に表示される。
図8Bに示す第10折畳状態は、第9折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分(m年度8月とm年度9月の部分)を1つ上に送り出し、図8Aに示すm年度の7月(おもて第10印刷領域10a)等の部分については正面の裏に折り返し、図8Aに示すm年度の7月(おもて第10印刷領域10a)の部分を切り離すことで実現される。
第10折畳状態では、m年度の8月(うら第6印刷領域6b)と、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、が正面に表示される。
2-11.第11折畳状態
図9Aに示す第11折畳状態は、第10折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図8Bに示すm年度の6月(おもて第9印刷領域9a)の部分を切り離すことで実現される。
第11折畳状態では、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、が正面に表示される。
第11折畳状態では、図9Aの破線矢印で模式的に示すように、おもて第1印刷領域1aの貼付部材30a(図2A参照)が、中段に位置するうら第7印刷領域7bに貼り付けられる。
図9Aに示す第11折畳状態は、第10折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図8Bに示すm年度の6月(おもて第9印刷領域9a)の部分を切り離すことで実現される。
第11折畳状態では、m年度の9月(うら第5印刷領域5b)と、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、が正面に表示される。
第11折畳状態では、図9Aの破線矢印で模式的に示すように、おもて第1印刷領域1aの貼付部材30a(図2A参照)が、中段に位置するうら第7印刷領域7bに貼り付けられる。
2-12.第12折畳状態
図9Bに示す第12折畳状態は、第11折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図9Aに示すm年度の5月(おもて第8印刷領域8a)の部分を切り離すことで実現される。
第12折畳状態では、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、m年度の12月(うら第2印刷領域2b)と、が正面に表示される。
第12折畳状態では、図9Bの破線矢印で模式的に示すように、おもて第1印刷領域1aの貼付部材30a(図2A参照)が、m年度の12月の印刷領域のうら面に貼り付けられる。
図9Bに示す第12折畳状態は、第11折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図9Aに示すm年度の5月(おもて第8印刷領域8a)の部分を切り離すことで実現される。
第12折畳状態では、m年度の10月(うら第4印刷領域4b)と、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、m年度の12月(うら第2印刷領域2b)と、が正面に表示される。
第12折畳状態では、図9Bの破線矢印で模式的に示すように、おもて第1印刷領域1aの貼付部材30a(図2A参照)が、m年度の12月の印刷領域のうら面に貼り付けられる。
2-13.第13折畳状態
図10に示す第13折畳状態は、第12折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図9Bに示すm年度の4月(おもて第7印刷領域7a)の部分を切り離すことで実現される。
第13折畳状態では、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、m年度の12月(うら第2印刷領域2b)と、m+1年度の年間カレンダー(うら第1印刷領域1b)と、が正面に表示される。
図10に示す第13折畳状態は、第12折畳状態となっているカレンダー本体10の正面の部分を1つ上に送り出し、図9Bに示すm年度の4月(おもて第7印刷領域7a)の部分を切り離すことで実現される。
第13折畳状態では、m年度の11月(うら第3印刷領域3b)と、m年度の12月(うら第2印刷領域2b)と、m+1年度の年間カレンダー(うら第1印刷領域1b)と、が正面に表示される。
実施形態において、複数の折畳状態は、カレンダー本体10のおもて面の印刷領域と、カレンダー本体10のうら面の印刷領域とが、同時に正面に配置される折畳状態(複合折畳状態)を含む。実施形態では、複合折畳状態には、第8折畳状態と第9折畳状態が対応する。
3.実施形態の作用・効果
実施形態に係るカレンダー100において、カレンダー本体10が帯状部材で構成されており、各月を表示する部分がバラされていないので、扱いにくくなることが回避されている。
実施形態に係るカレンダー100において、カレンダー本体10が帯状部材で構成されており、各月を表示する部分がバラされていないので、扱いにくくなることが回避されている。
実施形態に係るカレンダー100において、ユーザは、月が変わるごとに折畳状態を変えることで、常に、現在の月を最上段に表示させながら、2ヶ月先の情報を得たり、書き込んだりすることができ、利便性に優れている。例えば、3ヶ月の情報が同時に表示されるが、月日が経過するごとにめくるようなカレンダーの場合、正面に1月、2月、3月が表示されていたとすると、月日が経過して3月になったときに、4月と5月の情報はカレンダーをめくる作業をしなければ、把握することができない。実施形態に係るカレンダー100は、現在の月の位置を上方向に順次スライドさせることができ、カレンダーをめくる等の動作をしなくても常に2ヶ月先の情報を取得することが可能である。
実施形態に係るカレンダー100において、ユーザは、先の予定(現在の月の1ヶ月先の月と2ヶ月先の月)をカレンダーのページをめくる等の動作をせずに確認したり、書き込んだりすることができ、利便性に優れている。また、下方向(カレンダー100を壁等に掛けたときにおける鉛直方向)が月の昇順となっており、ユーザにとって自然な印象を与えて扱いやすく、利便性に優れている。
4.変形例
4-1.変形例1:正面に表示する月の数
実施形態に係るカレンダー100においては、正面に3つの月が表示されるような形態を一例として説明したがこれに限定されるものではなく、4つの月が表示されるように構成してもよい。
4-1.変形例1:正面に表示する月の数
実施形態に係るカレンダー100においては、正面に3つの月が表示されるような形態を一例として説明したがこれに限定されるものではなく、4つの月が表示されるように構成してもよい。
4-2.変形例2:おもて面及びうら面の印刷領域が9つずつ
図11A及び図11Bに示すように、カレンダー本体10は、おもて第1印刷領域1a~おもて第9印刷領域9aと、うら第1印刷領域1b~うら第9印刷領域9bとを有する形態であってもよい。換言すると、カレンダー本体10は、おもて面に9つの印刷領域が配置され、うら面にも9つの印刷領域が配置されていてもよい。
図11A及び図11Bに示す形態であっても、実施形態と同様に、ユーザは、月が変わるごとに折畳状態を変えることで、常に、現在の月を最上段に表示させながら、2ヶ月先の情報を得たり、書き込んだりすることができる。
図11A及び図11Bに示すように、カレンダー本体10は、おもて第1印刷領域1a~おもて第9印刷領域9aと、うら第1印刷領域1b~うら第9印刷領域9bとを有する形態であってもよい。換言すると、カレンダー本体10は、おもて面に9つの印刷領域が配置され、うら面にも9つの印刷領域が配置されていてもよい。
図11A及び図11Bに示す形態であっても、実施形態と同様に、ユーザは、月が変わるごとに折畳状態を変えることで、常に、現在の月を最上段に表示させながら、2ヶ月先の情報を得たり、書き込んだりすることができる。
本変形例2に係るカレンダー100では、開始月は、実施形態とは異なっていてm年の1月となっており、終了月は、実施形態と同様にm年の12月となっている。つまり、実施形態では、開始月から終了月までが13ヶ月であったが、本変形例2では12ヶ月である。また、本変形例では、図11Aに示すように、折返しに対応する月である第n月が、7月である。
本変形例2に係るカレンダー100は、図12A~図17Bに示すように、第1折畳状態~第12折畳状態を有する。本変形例2についても、実施形態と同様に、第1折畳状態から第12折畳状態へ、順次、折り畳み状態を変えることで、正面に表示される月を変更することが可能である。
なお、図14Aに示すように、第5折畳状態では、印刷2がm年の1月に貼り付けられる。
図14Bに示すように、第6折畳状態では、印刷2がm年の11月(印刷1のうら面)に貼り付けられ、また、印刷1がm年の2月(m年の9月のうら面)に貼り付けられる。
図16A及び図16Bに示すように、第9折畳状態から第10折畳状態へ遷移するにあたっては、m年の8月より下の部分は切り離される。つまり、おもて第6印刷領域6a(うら第6印刷領域6b)、おもて第7印刷領域7a(うら第7印刷領域7b)、おもて第8印刷領域8a(うら第8印刷領域8b)、及びおもて第9印刷領域9a(うら第9印刷領域9b)の部分については切り離されている。
図16Bに示すように、第10折畳状態では、印刷1がm年の2月(m年9月のうら面)に貼り付けられる。
図17Aに示すように、第11折畳状態では、印刷1がm年度の年間カレンダー(m年11月のうら面)に貼り付けられる。
本変形例2において、複合折畳状態は、第8折畳状態と第9折畳状態が対応する。
図14Bに示すように、第6折畳状態では、印刷2がm年の11月(印刷1のうら面)に貼り付けられ、また、印刷1がm年の2月(m年の9月のうら面)に貼り付けられる。
図16A及び図16Bに示すように、第9折畳状態から第10折畳状態へ遷移するにあたっては、m年の8月より下の部分は切り離される。つまり、おもて第6印刷領域6a(うら第6印刷領域6b)、おもて第7印刷領域7a(うら第7印刷領域7b)、おもて第8印刷領域8a(うら第8印刷領域8b)、及びおもて第9印刷領域9a(うら第9印刷領域9b)の部分については切り離されている。
図16Bに示すように、第10折畳状態では、印刷1がm年の2月(m年9月のうら面)に貼り付けられる。
図17Aに示すように、第11折畳状態では、印刷1がm年度の年間カレンダー(m年11月のうら面)に貼り付けられる。
本変形例2において、複合折畳状態は、第8折畳状態と第9折畳状態が対応する。
100 :カレンダー
1a~10a :おもて第1印刷領域~おもて第10印刷領域
1b~10b :うら第1印刷領域~おもて第10印刷領域
2 :区画部
10 :カレンダー本体
11 :結束部材
12 :引掛部材
30a :貼付部材
30b :貼付部材
tp :頂部
1a~10a :おもて第1印刷領域~おもて第10印刷領域
1b~10b :うら第1印刷領域~おもて第10印刷領域
2 :区画部
10 :カレンダー本体
11 :結束部材
12 :引掛部材
30a :貼付部材
30b :貼付部材
tp :頂部
Claims (11)
- カレンダー本体を備え、
開始月から終了月までの少なくとも1年間の月日が印刷されている、カレンダーであって、
前記カレンダー本体は、複数の区画部及び複数の印刷領域を有する帯状部材であり、
前記区画部は、隣接する前記印刷領域を区画し、
前記印刷領域は、前記カレンダー本体のおもて面及び前記カレンダー本体のうら面に設けられ、且つ、前記印刷領域には、予め定められた月が印刷され、
前記カレンダー本体は、複数の折畳状態に折り畳み可能に構成され、
前記複数の折畳状態では、少なくとも3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の正面に配置され、且つ、前記正面から見て下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダー。 - 請求項1に記載のカレンダーであって、
前記複数の折畳状態では、3つの前記印刷領域が並んだ状態で前記カレンダー本体の前記正面に配置され、且つ、前記下方向が月の昇順となるように前記正面に前記印刷領域が並ぶ、カレンダー。 - 請求項2に記載のカレンダーであって、
前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、
前記開始月から予め定められた第n月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、
前記開始月から前記第n月までの前記複数の印刷領域が、前記開始月から前記第n月へ向かう順番で上から並んでおり、
前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、
第n+1月から前記終了月までの前記印刷領域が、連続して並んでおり、
前記第n+1月から前記終了月までの前記複数の印刷領域が、前記終了月から前記第n+1月へ向かう順番で上から並んでおり、
印刷された各月の数字が前記おもて面に対して上下に反転している、カレンダー。 - 請求項3に記載のカレンダーであって、
前記第n月は、前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面における最下部の前記印刷領域に印刷される、カレンダー。 - 請求項4に記載のカレンダーであって、
前記第n月は、7月、8月、又は11月である、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
前記開始月は、m-1年度の12月、m年度の1月、又はm年度の4月であり、
前記終了月は、m年度の12月又はm+1年度の3月である、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
前記帯状部材は、9つの前記区画部と、10つの前記印刷領域とを有する、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
前記カレンダー本体が伸びている状態において前記おもて面には、上から3番目の前記印刷領域に前記開始月が印刷され、
前記カレンダー本体が伸びている状態において前記うら面には、上から2番目の前記印刷領域に前記終了月が印刷されている、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
結束部材を更に備え、
前記結束部材は、前記折畳状態となっている前記帯状部材の頂部を束ねるように構成されている、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
前記区画部は、ミシン目状に形成され、
前記カレンダー本体は、前記区画部において分離可能に構成されている、カレンダー。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載のカレンダーであって、
前記複数の折畳状態は、前記カレンダー本体のおもて面の前記印刷領域と、前記カレンダー本体のうら面の前記印刷領域とが、同時に前記正面に配置される折畳状態を含む、カレンダー。
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