JP2011097856A - 折版屋根緑化構造及び緑化折版屋根 - Google Patents

折版屋根緑化構造及び緑化折版屋根 Download PDF

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Abstract

【課題】工場等の建築物の屋根に設置されている折版屋根材の各頂部間に複数個の基礎桟材を接続金具により並列状に掛架固定し、この複数個の基礎桟材上に合成樹脂製の波板材を敷設し、波板材の各凸部上に吸出し防止材を敷設し、吸出し防止材上に複数個の緑化パネルを並列状に敷設し、緑化パネル上に植生用の花壇土などの土壌を敷設することにより折版屋根材上の緑化を図ることができ、接続金具により容易に基礎桟材を固定することができる。
【解決手段】折版屋根材Wの各頂部W1間に折版屋根材上に複数個の基礎桟材1を接続金具2により並列状に掛架固定し、基礎桟材上に波板材3を敷設し、波板材の各凸部上に吸出し防止材4を敷設し、吸出し防止材上に複数個の緑化パネル5を並列状に敷設し、緑化パネル上に植生用の花壇土などの土壌Dを敷設してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、工場や病院、学校、家屋等の建築物の屋根に設置されている折版屋根材の表面を緑化する際に用いられる折版屋根緑化構造及び緑化折版屋根に関するものである。
従来、この種の建築物の屋根材として、例えば、施工容易性や耐荷重等の観点から、頂部及び底部が略波状に連続する形状の折版屋根材が用いられており、これら折版屋根材の表面を緑化するための構造として様々な提案がなされている。
特許第4202495号公報 特許第4301274号公報
しかしながらこれら従来構造の場合、構造が複雑であったり、コストが高くついたり、施工が厄介であったり、必ずしも満足するものではないことがあるという不都合を有している。
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明にあっては、頂部及び底部が略波状に連続する形状の折版屋根材上に設置され、該折版屋根材上を土壌の敷設及び植生により緑化する緑化構造において、上記折版屋根材の各頂部間に該折版屋根材の頂部及び底部の形成方向に対して直交する方向にして複数個の基礎桟材を接続金具により並列状に掛架固定し、該基礎桟材上に凹部及び凸部が波状に連続する形状の合成樹脂製の波板材を該折版屋根材の頂部及び底部の形成方向と凹部及び凸部の形成方向とを同方向にして敷設し、該波板材の各凸部上に吸出し防止材を敷設し、該吸出し防止材上に複数個の緑化パネルを並列状に敷設し、該緑化パネル上に植生用の花壇土などの土壌を敷設してなることを特徴とする折版屋根緑化構造にある。
又、請求項2記載の発明は、上記複数個の基礎桟材からなる基礎組体の周囲に緑化領域を画定する見切り縁材を配置してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記緑化パネルは発泡プラスチック材からなるパネル板材により形成され、該パネル板材の表面に導水路を形成すると共に該パネル板材の裏面に排水路を形成し、該導水路と該排水路との間に連通路を形成し、該導水路の底面に少なくとも該連通路の上面を覆う透水シートを配置し、該透水シートを配置した状態で該導水路の底面に水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなる保水剤を配置してなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記パネル板材の表面全体に透水シートを配置してなることを特徴とするものである。
又、請求項5記載の発明は、上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の折版屋根緑化構造を備えてなることを特徴とする緑化折版屋根にある。
本発明は上述の如く、請求項1又は5記載の発明にあっては、工場等の建築物の屋根に設置されている折版屋根材の各頂部間に複数個の基礎桟材を接続金具により並列状に掛架固定し、この複数個の基礎桟材上に合成樹脂製の波板材を敷設し、波板材の各凸部上に吸出し防止材を敷設し、吸出し防止材上に複数個の緑化パネルを並列状に敷設し、緑化パネル上に植生用の花壇土などの土壌を敷設することにより折版屋根材上の緑化を図ることができ、接続金具により容易に基礎桟材を固定することができて緑化構造を容易に得ることができ、この複数個の基礎桟材は折版屋根材の各頂部間に折版屋根材の頂部及び底部の形成方向に対して直交する方向に固定されるので、折版屋根材上に基礎桟材を容易に敷設することができ、合成樹脂製の波板材を折版屋根材の頂部及び底部の形成方向と凹部及び凸部の形成方向とを同方向にして敷設するので折版屋根材上の雨水の流下方向と波板材上の潅漑水の流下方向とが同方向となり、波板材上の雨水や潅漑水等の水の排出を容易に行うことができ、吸出し防止材の存在により緑化パネルから排出されてくる水の保水性及び土壌の流出防止効果を得ることができ、良好な植生を得ることができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記複数個の基礎桟材からなる基礎組体の周囲に緑化領域を画定する見切り縁材を配置してなるから、見切り縁材により囲まれた緑化領域内に緑化パネルを複数個並列状に敷設することにより、敷設施工作業性を高めることができる。
又、請求項3記載の発明にあっては、上記緑化パネルは発泡プラスチック材からなるパネル板材により形成され、パネル板材の表面に導水路を形成すると共にパネル板材の裏面に排水路を形成し、該導水路と該排水路との間に連通路を形成し、該導水路の底面に少なくとも該連通路の上面を覆う透水シートを配置し、該透水シートを配置した状態で該導水路の底面に水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなる保水剤を配置してなるから、緑化パネルは発泡プラスチック材からなるパネル板材により形成されていることにより緑化パネルの軽量化を図ることができ、搬入、搬出の取り扱い、敷設施工性を向上することができると共に折版屋根材に対する荷重負担を軽減することができ、かつ、パネル板材の表面に導水路が形成され、パネル板材の裏面に排水路が形成され、導水路と排水路との間に連通路が形成され、導水路の底面に少なくとも連通路の上面を覆う透水シートが配置され、透水シートを配置した状態で保水剤が配置されているから、導水路、連通路及び排水路により排水経路が維持されると共に少なくとも連通路の上面を覆う透水シート及び導水路に配置された保水剤により保水性、保肥性が良好となり、花木、芝生等の植物の栽培を良好に行うことができ、折版屋根材上の緑化によりいわゆるヒートアイランド現象を抑制することができ、大気汚染等に対する環境改善を図ることもでき、上記保水剤は、給水設備等からの給水による水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり、土壌の乾燥や排水による水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなるので、上記膨潤状態及び収縮状態の繰返し機能により夏場でも通常の散水で適宜な保水性、土壌硬度、保肥性を維持確保することができ、花木、芝生等の植物の栽培を一層良好に行うことができる。
又、請求項4記載の発明にあっては、上記パネル板材の表面全体に透水シートを配置してなるから、運搬、敷設施工時等における導水路に配置された粉粒状態の保水剤の剥離落下を防ぐことができる。
本発明の実施の第一形態例の部分分離斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の部分断面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分拡大断面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分切欠平面図である。 本発明実施の第一形態例の緑化パネルの斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の緑化パネルの部分切欠平面図である。 本発明の実施の第一形態例の緑化パネルの断面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分斜視図である。 本発明の実施の第二形態例の部分拡大断面図である。 本発明の実施の第二形態例の部分斜視図である。
図1乃至図10は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図8は第一形態例、図9、図10は第二形態例である。
図1乃至図8の第一形態例において、Wは折版屋根材であって、金属製にして、頂部W1及び底部W2が略波状に連続する形状に折曲形成されている。
1は基礎桟材であって、例えば、断面C形状の金属製にして、上記折版屋根材Wの各頂部W1間に折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向に対して直交する方向にして接続金具2により並列状に複数個所定ピッチで掛架固定されている。
この場合、上記接続金具2は、図3及び図8の如く、平板部2a及び両側板2b・2bを有するコ状枠体2cの一方の側板2bに止着ボルト2dを螺着すると共に他方の側板2bに突当部2eを形成してなり、上記折版屋根材Wの頂部W1に形成されたハゼ部W3に所定ピッチで複数個の接続金具2を止着ボルト2d及び突当部2eの挟装により固定配置し、コ状枠体2cに上記基礎桟材1をボルト連結構造2fにより連結し、折版屋根材Wと基礎桟材1とを接続する構造となっている。
3は波板材であって、合成樹脂製にして、凹部3a及び凸部3bが波状に連続する形状に形成され、この場合、ガラスメッシュ入り塩化ビニール製のものが用いられ、図示省略しているが、この波板材3を上下二枚重ね状態で、折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向と凹部3a及び凸部3bの形成方向とを同方向にして、上記基礎桟材1上に敷設されている。
4は吸出し防止材であって、上記波板材3の各凸部3b・・上に敷設され、この場合、厚さ1cm程度の帯状の不織布からなり、保水性に富むと共に花壇土等の植生用の土壌Dの流出防止機能を果たす構造となっている。
5は緑化パネルであって、上記吸出し防止材4上に複数個並列状に敷設され、この場合、図5乃至図7の如く、発泡プラスチック材からなるパネル板材6により形成され、パネル板材6の表面に導水路7を格子状に形成すると共にパネル板材6の裏面に排水路8を格子状に形成し、この導水路7と排水路8との間に四個の連通路9を形成し、導水路7に保水剤10を配置して構成されている。
この場合、パネル板材6の材質として、発泡プラスチック保温材が用いられ、この発泡プラスチック保温材とは、ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材、押出法ポリスチレンフォーム保温材、硬質ウレタンフォーム保温材、ポリエチレンフォーム保温材及びフェノールフォーム保温材の総称であり(JIS−A−9511)、例えば、ダウ化工株式会社製・商品名「スタイロフォーム」が用いられている。
又、この場合、上記パネル板材6は、縦、横が450mm、厚さ40mm、重さ230g程度の正方形板状に形成され、圧縮一軸強度は10N/cm2程度のものが用いられ、このパネル板材6の表面に幅20mm、深さ12mmの導水路7を複数本格子状に形成すると共にパネル板材6の裏面に幅20mm、深さ12mmの排水路8を複数本格子状に形成し、この導水路7と排水路8との間に穴径16mmの四個の連通路9を形成している。
又、この場合、上記保水剤10は、図7から図9の如く、水分の吸収により体積が膨張して導水路7内に充満する程度のゲル状の膨潤状態となり、図9から図7の如く、水分の放出により収縮して導水路7の底部に浅く付着する程度の粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなり、例えば、メビオール株式会社製・商品名「植物用保水剤・スカイジェル」が用いられ、1gで100ccの水を吸収可能な、所謂、吸水量100倍のものが用いられている。
又、この場合、図5及び図7の如く、上記パネル板材6の四個の各連通路9の表面側に縦×横が20mm×20mm不織布からなる透水シート11を接着し、その後、格子状の複数本の導水路7の底面に粉粒状の保水剤10を糊剤により付着させ、そして、上記パネル板材6の表面全体に縦×横が500mm×500mm不織布からなる透水シート12を接着させ、これにより少なくとも導水路7の表面側及び上記連通路9の表面側に透水シート11・12を配置して構成している。
13は見切り縁材であって、この場合、図9の如く、上記複数個の基礎桟材1からなる基礎組体14の周囲に緑化領域Rを画定する、例えば、高さ100mm程度の長尺板材からなる見切り縁材13を取付片15により固定し、上記緑化パネル5を複数個、吸出し防止材4上に敷設し、図2の如く、この複数個の緑化パネル5の表面に花壇土や芝生土などの土壌Dを10mm〜20mm程度の深さで敷設し、土壌Dにセダムや砂苔などの各種の植物Fを植生することになる。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、図1の如く、図2の如く、頂部W1及び底部W2が略波状に連続する形状の折版屋根材Wの各頂部W1間に折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向に対して直交する方向にして複数個の基礎桟材1・・を接続金具2により並列状に掛架固定し、基礎桟材1・・上に凹部3a及び凸部3bが波状に連続する形状の合成樹脂製の波板材3を折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向と凹部3a及び凸部3bの形成方向とを同方向にして敷設し、波板材3の各凸部3b上に吸出し防止材4を敷設し、吸出し防止材4上に複数個の緑化パネル5・・を並列状に敷設し、緑化パネル5・・上に植生用の花壇土などの土壌Dを敷設し、土壌Dにセダムや砂苔などの各種の植生用の植物Fを植生することになる。
したがって、例えば、工場等の建築物の屋根に設置されている折版屋根材Wの各頂部W1間に複数個の基礎桟材1・・を接続金具3により並列状に掛架固定し、この複数個の基礎桟材1・・上に合成樹脂製の波板材3を敷設し、波板材3の各凸部3b上に吸出し防止材4を敷設し、吸出し防止材4上に複数個の緑化パネル5・・を並列状に敷設し、緑化パネル5・・上に植生用の花壇土などの土壌Dを敷設することにより折版屋根材W上の緑化を図ることができ、接続金具3により容易に基礎桟材1・・を固定することができて緑化構造を容易に得ることができ、この複数個の基礎桟材1・・は折版屋根材Wの各頂部W1間に折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向に対して直交する方向に固定されるので、折版屋根材W上に基礎桟材1・・を容易に敷設することができ、合成樹脂製の波板材3を折版屋根材Wの頂部W1及び底部W2の形成方向と凹部3a及び凸部3bの形成方向とを同方向にして敷設するので折版屋根材W上の雨水の流下方向と波板材3上の潅漑水の流下方向とが同方向となり、波板材3上の雨水や潅漑水等の水の排出を容易に行うことができ、吸出し防止材4の存在により緑化パネル5から排出されてくる水の保水性及び土壌Dの流出防止効果を得ることができ、良好な植生を得ることができる。
この場合、上記複数個の基礎桟材1からなる基礎組体14の周囲に緑化領域Rを画定する見切り縁材13を配置してなるから、見切り縁材13により囲まれた緑化領域R内に緑化パネル5を複数個並列状に敷設することにより、敷設施工作業性を高めることができる。
又、この場合、上記緑化パネル5は発泡プラスチック材からなるパネル板材6により形成され、パネル板材6の表面に導水路7を形成すると共にパネル板材6の裏面に排水路8を形成し、該導水路7と該排水路8との間に連通路9を形成し、該導水路7の底面に少なくとも該連通路9の上面を覆う透水シート11を配置し、該透水シート11を配置した状態で該導水路7の底面に水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなる保水剤10を配置してなるから、緑化パネル5は発泡プラスチック材からなるパネル板材6により形成されていることにより緑化パネル5の軽量化を図ることができ、搬入、搬出の取り扱い、敷設施工性を向上することができると共に折版屋根材Wに対する荷重負担を軽減することができ、かつ、パネル板材6の表面に導水路7が形成され、パネル板材6の裏面に排水路8が形成され、導水路7と排水路8との間に連通路9が形成され、導水路7の底面に少なくとも連通路9の上面を覆う透水シート11が配置され、透水シート11を配置した状態で保水剤10が配置されているから、導水路7、連通路9及び排水路8により排水経路が維持されると共に少なくとも連通路9の上面を覆う透水シート11及び導水路7に配置された保水剤10により保水性、保肥性が良好となり、花木、芝生等の植物Fの栽培を良好に行うことができ、折版屋根材W上の緑化によりいわゆるヒートアイランド現象を抑制することができ、大気汚染等に対する環境改善を図ることもでき、上記保水剤10は、給水設備等からの給水による水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり、土壌Dの乾燥や排水による水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなるので、上記膨潤状態及び収縮状態の繰返し機能により夏場でも通常の散水で適宜な保水性、土壌硬度、保肥性を維持確保することができ、花木、芝生等の植物Fの栽培を一層良好に行うことができ、又、この場合、上記パネル板材6の表面全体に透水シート12を配置してなるから、運搬、敷設施工時等における導水路7に配置された粉粒状態の保水剤10の剥離落下を防ぐことができる。
図9、図10の第二形態例は折版屋根材W及び接続金具2の別例構造を示し、この場合、折版屋根材Wは頂部W1の左右斜面部分に凹条部W4・W4が形成されており、一対の接続板2g・2gを結合ボルト構造2hにより固定することにより折版屋根材Wの凹条部W4・W4に接続板2g・2gの下端部の鉤部2i・2iを係止し、接続板2g上に記基礎桟材1をボルト連結構造2jにより連結し、折版屋根材Wと基礎桟材1とを接続する構造となっている。
この第二形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、緑化パネル5の大きさや形態、パネル板材6の材質、導水路7、排水路8、連通路9の大きさや形態、保水剤10の種類等は適宜変更して設計施工されるものである。
以上、所期の目的を充分達成することができる。
W 折版屋根材
1 頂部
2 底部
R 緑化領域
D 土壌
1 基礎桟材
2 接続金具
3 波板材
3a 凹部
3b 凸部
4 吸出し防止材
5 緑化パネル
6 パネル板材
7 導水路
8 排水路
9 連通路
10 保水剤
11 透水シート
12 透水シート

Claims (5)

  1. 頂部及び底部が略波状に連続する形状の折版屋根材上に設置され、該折版屋根材上を土壌の敷設及び植生により緑化する緑化構造において、上記折版屋根材の各頂部間に該折版屋根材の頂部及び底部の形成方向に対して直交する方向にして複数個の基礎桟材を接続金具により並列状に掛架固定し、該基礎桟材上に凹部及び凸部が波状に連続する形状の合成樹脂製の波板材を該折版屋根材の頂部及び底部の形成方向と凹部及び凸部の形成方向とを同方向にして敷設し、該波板材の各凸部上に吸出し防止材を敷設し、該吸出し防止材上に複数個の緑化パネルを並列状に敷設し、該緑化パネル上に植生用の花壇土などの土壌を敷設してなることを特徴とする折版屋根緑化構造。
  2. 上記複数個の基礎桟材からなる基礎組体の周囲に緑化領域を画定する見切り縁材を配置してなることを特徴とする請求項1記載の折版屋根緑化構造。
  3. 上記緑化パネルは発泡プラスチック材からなるパネル板材により形成され、該パネル板材の表面に導水路を形成すると共に該パネル板材の裏面に排水路を形成し、該導水路と該排水路との間に連通路を形成し、該導水路の底面に少なくとも該連通路の上面を覆う透水シートを配置し、該透水シートを配置した状態で該導水路の底面に水分の吸収により体積が膨張してゲル状の膨潤状態となり水分の放出により収縮して粉粒状の固形状態となる高吸水性樹脂からなる保水剤を配置してなることを特徴とする請求項1又は2記載の折版屋根緑化構造。
  4. 上記パネル板材の表面全体に透水シートを配置してなることを特徴とする請求項3記載の折版屋根緑化構造。
  5. 上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の折版屋根緑化構造を備えてなることを特徴とする緑化折版屋根。
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