JP2011097779A - 絶縁キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】高い生産性及び絶縁信頼性を有し、省スペースで回転電機の電機子の多相巻線の接続端部の絶縁を確保することができる技術を提供する。
【解決手段】多相巻線99の接続端部99tを絶縁する絶縁キャップ10は、絶縁材料により構成された絶縁シート1が2つ折りにされた際の折り部側に形成される背部3と、背部3の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する絶縁シート1が接合された接合部5と、絶縁シート1が2つ折り状態で接合されずに対面して、接続端部99tの受け入れ用の開口部9を形成可能であって、2つ折り状態の絶縁シート1の延在方向で背部3とは反対の端縁側に位置する小口部7とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】多相巻線99の接続端部99tを絶縁する絶縁キャップ10は、絶縁材料により構成された絶縁シート1が2つ折りにされた際の折り部側に形成される背部3と、背部3の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する絶縁シート1が接合された接合部5と、絶縁シート1が2つ折り状態で接合されずに対面して、接続端部99tの受け入れ用の開口部9を形成可能であって、2つ折り状態の絶縁シート1の延在方向で背部3とは反対の端縁側に位置する小口部7とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機の電機子の多相巻線の接続端部を覆って当該接続端部を絶縁する絶縁キャップに関する。
自動車の駆動源としての用途も含め、近年、回転電機(電動機及び発電機)の利用が拡大している。回転電機は、固定子(ステータ)と回転子(ロータ)とを有して構成されている。多くの場合、固定子には鉄心が備えられて、当該鉄心にコイルが巻き回され、当該コイルへの通電によって回転磁界が形成される。また、回転子には永久磁石が備えられ、当該回転磁界により生じるトルクに応じて回転する。コイルは例えば3相交流(多相交流)に対応して3系統(複数系統)設けられ、中性点においてこれら3系統(複数系統)が接続される。各コイルの端点は、回転軸方向における固定子のコイルエンド部に位置する。この際、不用意に各相のコイルが短絡しないように、各相のコイルは絶縁を必要とする。特開2005−278289号公報(特許文献1)には、回転軸方向の固定子の軸方向端部にコイルエンド部を有する回転電機の中性点端子を絶縁する技術が開示されている。特許文献1では、絶縁紙(絶縁シート)をロール状に複数回巻いて円筒状とし、円筒の一方の端部を溶着や接着によって閉じ、他方の端部は開口部とした絶縁キャップを中性点端子に被せて、中性点端子を絶縁している。
特許文献1の絶縁キャップは、絶縁紙をロール状に複数回巻いて円筒状とし、円筒の一方の端部を閉じて形成される。このため、絶縁キャップを製作する際の生産性は高いとは言えない。また、近年、回転電機には小型化が要求されている。これは回転電機の径方向はもちろんのこと、回転軸方向についても同様である。特許文献1の絶縁キャップでは、特許文献1の図1の網掛け部に示されているように、円筒の一方の端部を閉じるための綴じ代が必要となる。このため、回転電機の回転軸方向の長さが長くなってしまう。電機子に用いられるコイルとして、隣り合うコイルとの隙間が少なくなって占積率が高くなり、空間を有効に利用することができることなどから、平角線が用いられる場合がある。但し、平角線は一般的には積層巻きが困難であることから、コイルの接続箇所が中性点以外にも多数存在する場合がある。この際、特許文献1の絶縁キャップのように綴じ代などの冗長部分が長いと、コイルエンド部において無駄なスペースが必要となり、回転電機の小型化が妨げられる。絶縁キャップではなく、粉体塗装を施すことにより、省スペース化を図ることも考えられるが、粉体を塗布するための工程に時間を要し生産性を低下させる可能性や、塗装厚さのムラから絶縁信頼性を低下させる可能性もある。
このため、高い生産性及び絶縁信頼性を有し、省スペースで回転電機の電機子の多相巻線の接続端部の絶縁を確保することができる技術が求められる。
上記課題を解決するために創案された本発明に係る絶縁キャップの特徴構成は、回転電機の電機子の多相巻線の接続端部を覆って当該接続端部を絶縁する絶縁キャップであって、
絶縁材料により構成された絶縁シートを2つ折りにした際の折り部側に形成される背部と、
前記背部の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する前記絶縁シートが接合された接合部と、
前記絶縁シートが2つ折り状態で接合されずに対面して前記接続端部の受け入れ用の開口部を形成可能であって、2つ折り状態の前記絶縁シートの延在方向における前記背部とは反対の端縁側に位置する小口部と、を有する点にある。
絶縁材料により構成された絶縁シートを2つ折りにした際の折り部側に形成される背部と、
前記背部の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する前記絶縁シートが接合された接合部と、
前記絶縁シートが2つ折り状態で接合されずに対面して前記接続端部の受け入れ用の開口部を形成可能であって、2つ折り状態の前記絶縁シートの延在方向における前記背部とは反対の端縁側に位置する小口部と、を有する点にある。
この特徴構成によれば、絶縁シートをロール状に複数回巻いて円筒状とし、円筒の一方の端部を閉じるような工程は必要としない。単に2つ折りにして、その際の折り部側に形成される背部の延在方向の両端側において対面する絶縁シートが接合されて袋状の絶縁キャップが形成されるので、高い生産性が確保される。また、絶縁シートの延在方向で背部とは反対の端縁側に位置する小口部には、接続端部を受け入れる開口部が形成可能であり、開口部から袋状の絶縁キャップに挿入される接続端部は、絶縁シートによって良好に覆われて確実に絶縁される。背部は、絶縁シートが2つ折りにされた際の折り部側に形成されるので、綴じ代のような冗長部分は生じず、省スペース化が実現できる。このように、本特徴構成の絶縁キャップによれば、高い生産性及び絶縁信頼性を有し、省スペースで多相巻線の接続端部の絶縁を確保することができる。
ここで、本発明に係る絶縁キャップは、前記絶縁シートの対面する2つのシート面部の一方と他方との、前記背部から前記小口部の端縁までの長さが互いに異なると好適である。上述したように、2つ折り状態の絶縁シートの延在方向で背部とは反対の端縁側に位置する小口部においては、絶縁シートが2つ折り状態で接合されずに対面する。この小口部には、2つ折り状態で接合されずに対面する絶縁シートの隙間、つまり2つのシート面部の隙間において接続端部を受け入れる開口部が形成可能である。この際、対面する2つのシート面部の端縁が小口部においてずれていると、絶縁シート(シート面部)の隙間を広げ易くなる。本構成によれば、2つのシート面部の一方と他方との、背部から小口部の端縁までの長さが互いに異なるので、2つのシート面部の端縁が小口部においてずれを生じることになる。従って、開口部を容易に形成でき、巻線の接続端部を開口部に受け入れ易くなり、生産性が向上する。
また、本発明に係る絶縁キャップは、前記接合部が、前記背部の延在方向一端部と前記小口部の延在方向一端部とをつなぐ前記絶縁シートの端縁、及び前記背部の延在方向他端部と前記小口部の延在方向他端部とをつなぐ前記絶縁シートの端縁に沿ってそれぞれ形成され、前記小口部の延在方向における少なくとも一方の端部の側に、対面する前記絶縁シートが接合されない非接合部を有すると好適である。上述したように、小口部には、2つ折り状態で接合されずに対面する絶縁シートの隙間において接続端部を受け入れる開口部が形成可能である。この際、対面する2つの絶縁シートの端縁が小口部の延在方向において開口部よりも広い範囲で非接合状態であると、絶縁シート(シート面部)の隙間を広げ易く、開口部を容易に形成できる。本構成によれば、非接合部が形成されることによって小口部の延在方向において開口部よりも広い範囲で非接合状態を作ることができる。その結果、巻線の接続端部を開口部に受け入れやすくなり、生産性が向上する。
また、本発明に係る絶縁キャップは、前記絶縁シートを複数枚重ねて形成されると好適である。絶縁シートを複数枚重ねることによって、絶縁キャップに必要とされる絶縁厚さを確保し、絶縁信頼性を向上させることができる。例えば、2つ折りにされた絶縁シートの隙間を広げて開口部を形成する際に、絶縁シートを変形し易くしようとすると、より薄い絶縁シートを用いる方が好ましい。しかし、薄い絶縁シートを用いるとその分、絶縁厚さが不足してしまう。この際、絶縁シートを複数枚重ねることによって、絶縁厚さを確保することが可能となる。つまり、絶縁シートを複数枚重ねて絶縁キャップを形成することにより、開口部の形成も含めて生産性を向上させると共に、絶縁信頼性も高い絶縁キャップを得ることができる。
また、本発明に係る絶縁キャップは、前記絶縁シートを複数枚重ねて形成される際、複数枚重ねられる前記絶縁シートの内、2つ折り状態で最も内側に配置された最内側絶縁シートの前記小口部の2つの端縁が、それぞれ2つ折り状態で前記最内側絶縁シートよりも外側に配置された前記絶縁シートの前記小口部の端縁よりも、2つ折り状態の前記絶縁シートの延在方向で前記背部とは反対の側に位置すると好適である。小口部においては、最内側絶縁シートが2つ折り状態で接合されずに対面する。ここで、対面する最内側絶縁シートの2つのシート面部の隙間において接続端部を受け入れる開口部が形成されると、開口部の開き方向において均等な厚みを有する絶縁キャップが構成される。上記特徴構成によれば、最内側絶縁シートの2つの端縁は、それぞれ2つ折り状態で最内側絶縁シートよりも外側に配置された絶縁シートの小口部の端縁よりも、突出することになる。その結果、最内側絶縁シートのシート面部の隙間が広げ易くなり、開口部を容易に形成でき、生産性が向上する。また、最内側絶縁シートとそれよりも外側の絶縁シートの間の隙間に誤って開口部を形成してしまうようなこともなく正確に絶縁キャップを形成でき、信頼性も向上する。
また、本発明に係る絶縁キャップは、2つ折り状態の前記絶縁シートが矩形状であり、前記背部の対辺に前記小口部が形成され、前記背部が形成された辺及び前記小口部が形成された辺以外の2つの辺に前記接合部が形成されると好適である。2つ折り状態の絶縁シートが矩形状であると、接合部の接合などの加工が容易であり、絶縁キャップを簡単な工程で安価に製造することができる。また、絶縁シートの材料を無駄なく使用して絶縁キャップが形成されるので、省スペースでコイル接合部の絶縁が確保される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、回転電機の電機子としてのステータ90を示し、図1はその部分拡大図である。ステータ90は、多相巻線としてのコイル99を備えており、コイル99に多相交流の電流を流すことによって、回転磁界を発生させる。不図示のロータには、永久磁石が備えられており、回転磁界の中でトルクを生じ、ステータ90と相対回転する。コイル99はステータ90の鉄心(ステータコア)に巻き回される。本実施形態においては、コイル99は、その断面が略矩形状の線状導体である単一の平角線により構成されている。コイル99を構成する線状導体は、断面が矩形以外の円形、楕円形、六角形等の多角形であってもよい。尚、コイル99の、軸方向にステータコアから突出した部分がコイルエンド部である。
本実施形態においてステータ90は3相交流で駆動され、図2に示すように接続端部においてリード線と接続される。また、ステータコアのティース91とティース91との間に設けられたスロットの幅は、コイル99の占積率を最大化するべく、ステータ90に巻かれた状態でのコイル99の周方向幅と略等しい長さに設定されている。また、一般的に平角線のコイル99はティースに対して積層巻きすることが困難であり、図1及び図2に示すように、複数箇所の接続端部において互いに接続される。ここで、コイル99の接続端部は、1本の連続する線上導体(平角線)の両端部である。リード線と接続される接続端部及び互いに接続される接続端部は、絶縁が必要であり、図1及び図2に示すように、絶縁キャップ10が備えられる。
この絶縁キャップ10は、図3に示すようにシート状の絶縁材料(絶縁シート1)から形成される。この絶縁材料は、例えば、アラミド(全芳香族ポリアミド)ポリマーであると好適である。一例として、アラミドポリマーから作られたフロック(短繊維)とファイブリッド(合成パルプ)とが水中に分散され、抄紙機にかけてシート状にされる。さらに、この後に高温・高圧でカレンダー加工が施され、高密度化をはかって内部結合力が高められ、高温下でも機械的、電気的に優れた絶縁シート1が形成される。また、この後にさらに、マイカ(雲母)を混抄させて絶縁シート1が形成されてもよい。
絶縁キャップ10は、以下のようにして形成される。まず、図3(a)に示すような1枚の絶縁シート1が図3(b)に示すように2つ折りにされる。2つ折りにされた際の折り部側に背部3が形成される。2つ折り状態の絶縁シート1の延在方向で背部3とは反対側に位置する端縁側は小口部7である。2つ折り状態で対面する絶縁シート1は、図3(c)に示すように背部3の延在方向の両端側において接合され、接合部5が形成される。接合方法は、接着剤を用いた接着や、圧接して超音波などによって微振動を印加する溶着など種々の方法を採ることが可能である。接合部5が形成されると、絶縁キャップ10単体としての形成は完了である。このように本発明に係る絶縁キャップ10は、極めて簡潔な工程により形成可能である。尚、ここでは、2つ折りにする前及び2つ折り状態において矩形状である絶縁シート1を用いて絶縁キャップ10を形成する例を示したが、絶縁シート1の形状は矩形に限られるものではない。六角形や八角形等の多角形、あるいは円形や楕円形など外形の一部又は全部に曲線を含む形状であっても良い。
図3(c)及び(d)に示すように、2つ折り状態の絶縁シート1の全面が接合されるわけではなく、小口部7には絶縁必要部位であるコイル99の接続端部99tを受け入れる開口部9が形成可能である。図3(d)に示すように、絶縁シート1が2つ折り状態で接合されずに対面する位置において、対面するシート面部の隙間を広げることによって開口部9が形成可能である。そして、図3(e)に示すように、開口部9からコイル99の絶縁必要部位である接続端部99tを受け入れ、コイル99に絶縁キャップ10が被せられる。図1〜図3に示すように、接続端部99tの延進方向には、絶縁キャップ10の綴じ代のような冗長部位は存在しない。図1及び図2に示すように、コイル99の接続端部99tがステータ90の軸方向に延在するように配置されている場合は、ステータ90の軸方向において絶縁キャップ10には綴じ代のような冗長部位が存在せず、絶縁のために回転電機の小型化が妨げられることがない。
開口部9の形状及びコイル99を受け入れた後の絶縁キャップ10の形状については、図1〜図3において図示された形態に限定されるものではない。図4に示すにように種々の形態を採り得る。図4(a)は、絶縁キャップ10を備えたコイル99の斜視図であり、その形態は図1〜図3と同様である。図4(b)は、図4(a)の形態の絶縁キャップ10の断面図である。図4(a)及び(b)に示すように、1つの形態として断面が六角形状の開口部9が形成される。また、別の形態として、図4(c)に示すように、絶縁シート1における接合部5の面に対して略垂直な面を有し、断面が四角形状の開口部9が形成されてもよい。また、断面が四角形状の開口部9が形成される場合においても、図4(d)に示すように、絶縁シート1における接合部5の面に対して鈍角な面を有して開口部9が形成されてもよい。尚、開口部9を所望の形状で形成したい場合には、絶縁キャップ10が2つ折り状態の時に、折り筋を設けておいてもよい。
また、ステータ90に対する絶縁キャップ10の向きも、図1において図示された形態に限定されるものではない。図1においては、開口部9を開く前に絶縁シート1が延在する面(接合部5が延在する面)がステータ90の周方向にほぼ沿うような向きで、コイル99に絶縁キャップ10が被せられる例を示している。しかし、これに限定されることはなく、例えば、図2において符号10’で示す絶縁キャップのように、絶縁シート1が延在する面(接合部5の面)がステータ90の径方向に沿った向きでコイル99に被せられてもよい。この他、絶縁シート1の面がステータ90の周方向にも、径方向にも沿うことなくコイル99に絶縁キャップ10が被せられてもよい。さらに、1つのステータ90において絶縁キャップ10が被せられる方向が必ずしも1つの規則に従って揃っている必要もなく、それぞれ任意の方向であってもよい。
図3を利用して上述したように、本発明に係る絶縁キャップ10は、簡潔な工程により形成可能であるが、同様に、極めて簡潔な工程により量産することもできる。図5は、その生産工程の一例を模試的に示す説明図である。本例では、絶縁キャップ10は、ロール状の長尺の絶縁シート1R(1)を用いて形成される。はじめに、折り加工工程において長尺の絶縁シート1Rの長手方向に沿った折り目が付けられる。つまり、長尺の絶縁シート1Rの長手方向に沿って折り部が設けられる。この折り部の側は、後に背部3となる。折り加工工程は、折り加工機や折り加工治具などの折り加工手段を用いて実施される。このような折り加工手段は、公知であるので詳細な説明は省略する。長尺の絶縁シート1Rは、切断されることなく、連続して折り加工手段を通過し、通過過程において通過方向(長手方向)に沿って折り曲げられる。折り加工手段を通過後の絶縁シート1Rは、長尺の2つ折り状態の絶縁シート1Sとなる。図5(1)には、折り加工後の絶縁シート1Sを示している。
次に、折り加工後の絶縁シート1Sは、接合工程において部分的に接合される。例えば、長手方向に所定の長さ進んだ後に所定幅だけ接合され、これを繰り返すことによって、図5(2)に示すように、部分的に接合された接合工程後の絶縁シート1Tが形成される。最後に、切断工程において、接合工程後の絶縁シート1Tが当該絶縁シート1Tの長手方向における接合部5の略中央部で切断されて個別の絶縁キャップ10が完成する。このように、絶縁キャップ10は、極めて簡潔な工程により量産することが可能である。
以上、絶縁キャップ10の基本的な構成及び形成方法について説明したが、絶縁キャップ10は、図1〜図5において例示した実施形態に限定されず、図6に示すように種々の構成を採り得る。図6では、開口部9が開口された状態で小口部7の側から見た絶縁キャップ10の種々の形態を例示している。図6(a)は、図1〜図5において例示した絶縁キャップ10である。ここでは、他の形態の絶縁キャップとの比較を容易にするために、個別の符号10Aを付して図示している。絶縁キャップ10Aは、図3に示したように、絶縁シート1の端縁を小口部7において重ね合わせ、2つ折りにされて形成されている。
図6(b)は、別の形態の絶縁キャップ10B(10)である。絶縁キャップ10Bは、絶縁キャップ10Aとは、接合部5の形態が相違し、その他については同様である。絶縁キャップ10Aの接合部5は、背部3の延在方向一端部3aと小口部7の延在方向一端部7aとをつなぐ絶縁シート1の一方の端縁5a、及び背部3の延在方向他端部3bと小口部7の延在方向他端部7bとをつなぐ絶縁シート1の他方の端縁5bに沿って、各端縁5a、5bの全域に亘って連続的に、それぞれ形成されている。これに対して、絶縁キャップ10Bの接合部5は、小口部7の延在方向における両方の端部7a、7bの側に、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する。この非接合部6を有することにより、折り畳まれた状態の絶縁キャップ10Bを開いて開口部9を形成する際に、治具や作業者の指が小口部7の絶縁シート1に掛かり易くなる。その結果、絶縁キャップ10Aに比べて開口部9を容易に形成することができる。
図6(c)に示す別の形態の絶縁キャップ10C(10)は、絶縁キャップ10A及び絶縁キャップ10Bとは、接合部5の形態が相違し、その他については同様である。絶縁キャップ10Cは、小口部7の延在方向一端部7aにおいて、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する。一方、背部3の延在方向他端部3bと小口部7の延在方向他端部7bとをつなぐ絶縁シート1の端縁5bに沿って形成される接合部5bは、小口部7の延在方向他端部7bにおいて、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を持つことなく端縁5bの全域に亘って連続的に接合される。当然ながら、小口部7の延在方向一端部7aにおいて非接合部6を有することなく、延在方向他端部7bにおいて非接合部6を有していてもよい。つまり、小口部7の延在方向における何れか一方の端部7a又は7bに、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する構成であってよい。絶縁キャップ10B及び絶縁キャップ10Cに鑑みれば、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a又は7bに、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する構成とすることが可能である。
尚、図示は省略するが、絶縁キャップ10の接合部5は、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a、7bの側ではなく、背部3の延在方向における少なくとも一方の端部3a、3bの側に、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。開口部9から絶縁端部99tを受け入れた際、背部3の延在方向において対面するシート面部が離間可能であると、絶縁キャップ10を袋状に広げ易くなる。また、袋状に広げた際に背部3の側に生じる皺や撓みなどが抑制される。尚、当然ながら、接合部5は、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a、7bの側、及び背部3の延在方向における少なくとも一方の端部3a、3bの側の双方において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。
図6(d)に示す別の形態の絶縁キャップ10D(10)は、絶縁シート1の対面する2つのシート面部の一方(第1シート面部1a)と他方(第2シート面部1b)との、背部3から小口部7の端縁までの長さが互いに異なる形態である。図6(d)に示すように、第1シート面部1aの背部3から小口部7の端縁までの長さd1は、第2シート面部1bの背部3から小口部7の端縁までの長さd2よりも短い。従って、開口部9が広げられる前の2つ折り状態の絶縁シート1の小口部7において、対面する2つのシート面部1a及び1bの端縁がずれることになる。その結果、治具や作業者の指が小口部7の絶縁シート1、特にシート面部1bに掛かり易くなり、絶縁シート1(シート面部1a、1b)の隙間を広げ易くなり、開口部9を容易に形成することができる。
図6(e)に示す別の形態の絶縁キャップ10E(10)は、絶縁キャップ10B及び10Dの特徴を併せ持つ形態である。即ち、絶縁キャップ10Eは、対面する2つのシート面部1a及び1bの背部3から小口部7の端縁までの長さが互いに異なると共に、小口部7の延在方向の端部7a、7bの側において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する。対面する2つのシート面部1a及び1bの端縁がずれていること、及び、非接合部6を有することによって、折り畳まれた状態の絶縁シート1を開いて開口部9を形成する際に、治具や作業者の指が小口部7の端縁に掛かり易くなる。その結果、開口部9を容易に形成することができる。
尚、図示は省略するが、当然ながら絶縁キャップ10C及び10Dの特徴を併せ持つ形態の絶縁キャップも形成可能である。具体的には、対面する2つのシート面部1a及び1bの背部3から小口部7の端縁までの長さが互いに異なると共に、小口部7の延在方向における何れか一方の端部7a又は7bに、対面する絶縁シートが接合されない非接合部6を有する構成も採用することが可能である。つまり、絶縁キャップ10C、10D、10Eに鑑みれば、対面する2つのシート面部1a及び1bの背部3から小口部7の端縁までの長さが互いに異なると共に、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a又は7bに、対面する絶縁シートが接合されない非接合部6を有する構成とすることが可能である。
また、絶縁キャップ10は、図1〜図5において例示した形態、及び図6において例示した種々の変形例に留まらず、図7に示すような種々の形態を採ることも可能である。図1〜図6に示した絶縁キャップ10(10A〜10E)は1枚の絶縁シートから形成される例であるが、図7に例示する絶縁キャップ10(10W〜10Z)は、絶縁シート1を複数枚重ねて形成される例である。図7においては、説明を容易にするために、2枚重ねの場合を代表して例示しているが、当然ながら、絶縁シート1を3枚以上重ねて絶縁キャップ10が構成されてもよい。
図7(a)に示す絶縁キャップ10Wは、図6(a)に示す形態の絶縁キャップ10Aを複数枚(本例では2枚)の絶縁シート1(11、19)を重ねて形成した場合の例である。上述したように、絶縁シート1は、アラミドポリマーであると好適である。従って、絶縁シート1は紙状とはいえ、一般的な紙に比べると堅い素材であり、開口部9を開く際に力を要する可能性がある。絶縁シート1の厚みを薄くすることで、絶縁シート1の堅さを緩和することができる。絶縁シート1が薄くなったことで減少する絶縁厚さは、絶縁シート1を複数枚重ねることによって確保される。従って、絶縁シート1を複数枚重ねて形成される絶縁キャップ10Wは、絶縁性を確保した上で開口部9が広げやすくなり、コイル99への取り付けの際の生産性を向上させることができる。
図7(b)に示す絶縁キャップ10Xは、絶縁キャップ10Wの変形例である。複数枚重ねられる絶縁シート1(11、19)の内、2つ折り状態で最も内側に配置された最内側絶縁シート11(1)の小口部71(7)の2つの端縁は、それぞれ2つ折り状態で最内側絶縁シート11(1)よりも外側に配置された絶縁シート19(1)の小口部79(7)の端縁よりも、2つ折り状態の絶縁シート1の延在方向で背部3とは反対の側に位置する。図7(b)に示すように、対面する最内側絶縁シート11の2つのシート面部11a(第1シート面部)、11b(第2シート面部)の隙間において接続端部99tを受け入れる開口部9が形成され、開口部9の開き方向において均等な厚みを有する絶縁キャップ10Xが構成される。最内側絶縁シート11の小口部71の2つの端縁は、共に絶縁シート19の小口部79の端縁よりも突出する。従って、最内側絶縁シート11とそれよりも外側の絶縁シート19の間の隙間に誤って開口部9を形成してしまうようなこともなく正確に絶縁キャップ10Xを形成できる。また、最内側絶縁シート11のシート面部11a、11bの隙間が広げ易くなるので、開口部9を容易に形成でき、生産性が向上する。
絶縁キャップ10Xは、さらに絶縁キャップ10Bの特徴も併せ持っている。即ち、絶縁キャップ10Xは、小口部7の延在方向の端部7a、7bの側において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する。具体的には、最内側絶縁シート11の小口部71の延在方向の端部71a、71bの側において、対面する絶縁シート11(第1シート面部11aと第2シート面部11b)が接合されない非接合部6を有している。従って、開口部9を形成する際に、治具や作業者の指が小口部71の最内側絶縁シート11に掛かり易くなり、さらに開口部9を容易に形成することができる。
尚、当然ながら、絶縁キャップ10Xの変形例として、非接合部6を有することなく、接合部5が、背部3の延在方向一端部3aと小口部7の延在方向一端部7aとをつなぐ絶縁シート1(11及び19)の端縁5a、及び背部3の延在方向他端部3bと小口部7の延在方向他端部7bとをつなぐ絶縁シート1(11及び19)の端縁5bの全域に亘って連続的に、それぞれ形成されてもよい。また、小口部7の延在方向の端部7a、7bの双方の側ではなく、端部7a、7bの何れか一方の側において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。これらの変形例は、当業者であれば、図6(a)〜(c)、図7(a)及び(b)を参酌して容易に理解可能であるので図示は省略する。
また、上述したように、絶縁キャップ10の接合部5は、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a、7bの側ではなく、背部3の延在方向における少なくとも一方の端部3a、3bの側に、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。さらに、当然ながら、接合部5は、小口部7の延在方向における少なくとも一方の端部7a、7bの側、及び背部3の延在方向における少なくとも一方の端部3a、3bの側の双方において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。
図7(c)に示す絶縁キャップ10Yは、絶縁キャップ10Wのさらなる変形例である。具体的には、絶縁キャップ10Xに対して、絶縁シート1の対面する2つのシート面部の一方と他方との背部3から小口部7の端縁までの長さが互いに異なる形態である。本形態においては、最内側絶縁シート11の第1シート面部11a(1a)における背部3から小口部71の端縁までの長さd3と、第2シート面部11b(1b)における背部3から小口部71の端縁までの長さd4とが互いに異なる長さとなる。これにより、開口部9が広げられる前の2つ折り状態の絶縁シート1の小口部71(7)において、対面する2つのシート面部11a及び11bの端縁がずれることになる。その結果、治具や作業者の指が小口部71(7)の絶縁シート11(1)、特に第2シート面部11bに掛かり易くなり、絶縁シート11の隙間を広げ易くなり、開口部9を容易に形成することができる。
図7(c)においては、絶縁キャップ10Xと同様に、絶縁キャップ10Yも、小口部7の延在方向の両方の端部7a、7bの側において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有する形態を例示した。しかし、この形態に限定されることなく、絶縁キャップ10Yは、絶縁キャップ10Xの変形例と同様に、非接合部6を有することなく、接合部5が、背部3の延在方向一端部3aと小口部7の延在方向一端部7aとをつなぐ絶縁シート1の端縁5a、及び背部3の延在方向他端部3bと小口部7の延在方向他端部7bとをつなぐ絶縁シート1(11及び19)の端縁5bの全域にそれぞれ形成されてもよい。また、小口部7の延在方向の両方の端部7a、7bの側ではなく、端部7a、7bの何れか一方の側において、対面する絶縁シート1が接合されない非接合部6を有していてもよい。これらの変形例は、当業者であれば、図6(a)〜(e)、図7(a)〜(c)を参酌して容易に理解可能であるので図示は省略する。
尚、最内側絶縁シート11のシート面部11a及び11bの、背部3から小口部71の端縁までの長さが高いに異なるだけでなく、外側の絶縁シート19の背部3から小口部71の端縁までの長さも高いに異なっていてもよい。例えば、図7(d)に示す絶縁キャップ10Zのように、背部3から小口部71における外側の絶縁シート19の一方19aの端縁までの長さd5と、他方19bの端縁までの長さd6とが互いに異なる長さであってもよい。
以上説明したように、本発明の絶縁キャップ10は、基本構成として、絶縁シート1が2つ折りにされた際の折り部側に形成される背部3と、背部3の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する絶縁シート1が接合された接合部5と、2つ折り状態の絶縁シート1の延在方向で背部3とは反対の端縁側に位置し、絶縁シート1が2つ折り状態で接合されずに対面して、接続端部99tの受け入れ用の開口部9を形成可能な小口部7とを有するものである。そして、上記において例示した何れの形態の絶縁キャップ10も、基本的には図3及び図5に示したような簡単な方法で形成することが可能であり、高い生産性を有する。上記において多くの実施形態を示して説明したように、当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能であろうが、そのような態様も本発明に属するものである。
本発明は、回転電機の電機子の多相巻線の接続端部を覆って当該接続端部を絶縁する絶縁キャップに適用することができる。
1:絶縁シート
1a:第1シート面部
1b:第2シート面部
3:背部
3a:背部の延在方向一端部
3b:背部の延在方向他端部
3a、3b:背部の延在方向の両端側
5:接合部
5a:背部の延在方向一端部と小口部の延在方向一端部とをつなぐ絶縁シートの端縁
5b:背部の延在方向他端部と小口部の延在方向他端部とをつなぐ絶縁シートの端縁
6:非接合部
7、71、79:小口部
d1〜d6:背部から小口部の端縁までの長さ
7a、71a、79a:小口部の延在方向一端部
7b、71b、79b:小口部の延在方向他端部
9:開口部
11:最内側絶縁シート
19:最内側絶縁シートよりも外側に配置された絶縁シート
10、10’、10A〜10F、10W〜10Z:絶縁キャップ
90:電機子
99:コイル(多相巻線)
99t:接続端部
1a:第1シート面部
1b:第2シート面部
3:背部
3a:背部の延在方向一端部
3b:背部の延在方向他端部
3a、3b:背部の延在方向の両端側
5:接合部
5a:背部の延在方向一端部と小口部の延在方向一端部とをつなぐ絶縁シートの端縁
5b:背部の延在方向他端部と小口部の延在方向他端部とをつなぐ絶縁シートの端縁
6:非接合部
7、71、79:小口部
d1〜d6:背部から小口部の端縁までの長さ
7a、71a、79a:小口部の延在方向一端部
7b、71b、79b:小口部の延在方向他端部
9:開口部
11:最内側絶縁シート
19:最内側絶縁シートよりも外側に配置された絶縁シート
10、10’、10A〜10F、10W〜10Z:絶縁キャップ
90:電機子
99:コイル(多相巻線)
99t:接続端部
Claims (6)
- 回転電機の電機子の多相巻線の接続端部を覆って当該接続端部を絶縁する絶縁キャップであって、
絶縁材料により構成された絶縁シートを2つ折りにした際の折り部側に形成される背部と、
前記背部の延在方向の両端側にそれぞれ位置し、2つ折り状態で対面する前記絶縁シートが接合された接合部と、
前記絶縁シートが2つ折り状態で接合されずに対面して前記接続端部の受け入れ用の開口部を形成可能であって、2つ折り状態の前記絶縁シートの延在方向における前記背部とは反対の端縁側に位置する小口部と、を有する絶縁キャップ。 - 前記絶縁シートの対面する2つのシート面部の一方と他方との、前記背部から前記小口部の端縁までの長さが互いに異なる請求項1に記載の絶縁キャップ。
- 前記接合部は、前記背部の延在方向一端部と前記小口部の延在方向一端部とをつなぐ前記絶縁シートの端縁、及び前記背部の延在方向他端部と前記小口部の延在方向他端部とをつなぐ前記絶縁シートの端縁に沿ってそれぞれ形成され、
前記小口部の延在方向における少なくとも一方の端部の側に、対面する前記絶縁シートが接合されない非接合部を有する請求項1又は2に記載の絶縁キャップ。 - 前記絶縁シートを複数枚重ねて形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の絶縁キャップ。
- 複数枚重ねられる前記絶縁シートの内、2つ折り状態で最も内側に配置された最内側絶縁シートの前記小口部の2つの端縁は、それぞれ2つ折り状態で前記最内側絶縁シートよりも外側に配置された前記絶縁シートの前記小口部の端縁よりも、2つ折り状態の前記絶縁シートの延在方向で前記背部とは反対の側に位置する請求項4に記載の絶縁キャップ。
- 2つ折り状態の前記絶縁シートは矩形状であり、前記背部の対辺に前記小口部が形成され、前記背部が形成された辺及び前記小口部が形成された辺以外の2つの辺に前記接合部が形成される請求項1〜5の何れか一項に記載の絶縁キャップ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009250948A JP2011097779A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 絶縁キャップ |
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JP2009250948A JP2011097779A (ja) | 2009-10-30 | 2009-10-30 | 絶縁キャップ |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114729A1 (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機 |
FR3025058A1 (fr) * | 2014-08-25 | 2016-02-26 | Valeo Equip Electr Moteur | Isolant souple pour stator de machine electrique tournante et stator correspondant |
US9837882B2 (en) | 2014-10-28 | 2017-12-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for insulating connection ends of stator winding |
-
2009
- 2009-10-30 JP JP2009250948A patent/JP2011097779A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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