JP2011092553A - 磁気共鳴映像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プローブユニット側の負荷軽減を図る。
【解決手段】 プローブユニット15は、RFプローブ15aで検出したRFエコー信号をADC15bによりディジタル化したのち、予め定められた圧縮パラメータに従って圧縮を施こして圧縮エコー信号を取得し、この圧縮エコー信号を示した無線伝送するための第1の伝送信号をデータ送信部15dおよび送信アンテナ15eにより生成して第1の無線チャネルCH1に送信する。制御/映像化ユニット20は、受信アンテナ20aおよびデータ受信部20bによって第1の無線チャネルCH1を介して伝送される第1の伝送信号から圧縮エコー信号を抽出し、この圧縮エコー信号に対して、エコー伸長部20cにより上記の圧縮パラメータに従って伸長を施してRFエコー信号を取得し、このRFエコー信号に基づいて画像再構成部20eにより被検体に関する映像信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気共鳴現象を利用した映像化に関する。
磁気共鳴映像装置(MRI装置)において、磁気共鳴信号を受信して検出するための検出コイルは、被検体と共にガントリ内の撮像空間に配置される。検出コイルにより検出された磁気共鳴信号は、一般には撮像空間内からガントリ外へ引き出されたケーブルを介して装置本体(以下、制御/映像化ユニットという)へ伝送される。制御/映像化ユニットでは、磁気共鳴信号に対して画像再構成処理を含むデータ処理を行うことにより、被検体に関する情報を映像化する。
このような一般的な構成では、ケーブルがしばしば邪魔になる。このような不具合を回避するため、特許文献1に開示されているように、RFプローブと呼ばれる検出コイルを含むプローブユニットにおいて磁気共鳴信号をアナログ−ディジタル変換器(ADC)によりディジタル化した後に、データ送信部により無線信号に変換して制御/映像化ユニットへ無線で伝送することが考えられている。
特開平5−261083号公報
RF信号をディジタル化するためのサンプリングレートは、RFエコー信号の周波数の2倍以上である必要がある。このため、RFエコー信号をそのままディジタル化した場合には、データ送信部に高い送信データレートが求められ、結果としてプローブユニット全体の消費電力が大きくなってしまう。無線化されたプローブユニットは、2次電池など電力容量の制限された電力源で動作するため、消費電力は極力小さいことが望ましい。
そこで、周波数ダウンコンバージョンによってRFエコー信号の信号周波数を下げることでサンプリングレートを低下させ、結果的にデータ送信部に求められる送信データレートを低下させることが考えられる。周波数ダウンコンバージョンを用いる場合は、ミキサ後段のフィルタの周波数特性を固定した設計にするため、ミキサに供給するローカル信号の周波数は可変とすることが望ましい。しかし、MRIの周波数可変機能に求められる高い周波数分解能を満足する高度なハードウェアをプローブユニットに搭載することは好ましくない。
この発明は、コイル側に周波数可変機構を不要としつつも、またデータ送信部のデータレート要求を緩和することで、プローブユニット側の負荷軽減を図ることを目的とする。
本発明の第1の態様による磁気共鳴映像装置は、プローブユニットと制御/映像化ユニットとを備える磁気共鳴映像装置であって、前記プローブユニットは、被検体で磁気共鳴現象により生じたRFエコー信号を検出するRFプローブと、前記RFプローブにより検出されたRFエコー信号を、当該RFエコー信号の最高周波数の2倍以上のサンプリング周波数でディジタル化するアナログ−ディジタル変換器と、前記アナログ−ディジタル変換器でディジタル化されたRFエコー信号に対して、予め定められた圧縮パラメータに従って圧縮を施こして圧縮エコー信号を得るエコー圧縮部と、前記圧縮エコー信号を無線伝送するための第1の伝送信号を生成し、当該第1の伝送信号を第1の無線チャネルに送信する第1の送信機とを備え、前記制御/映像化ユニットは、前記第1の無線チャネルを介して伝送される前記第1の伝送信号を受信し、当該受信した第1の伝送信号から前記圧縮エコー信号を抽出する第1の受信機と、前記第1の受信機により抽出された前記圧縮エコー信号に対して、前記圧縮パラメータに従って伸長を施して前記RFエコー信号を得るエコー伸長部と、前記エコー伸長部で得られた前記RFエコー信号に基づいて前記被検体に関する映像信号を生成する画像再構成部とを備える。
本発明によれば、コイル側に周波数可変機構を不要としつつも、またデータ送信部のデータレート要求を緩和することで、プローブユニット側の負荷軽減を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る磁気共鳴映像装置(MRI装置)を示す図。 第1の実施形態におけるMRI装置の一部の詳細構成のブロック図。 第1の実施形態におけるMRI装置の一部の変形構成のブロック図。 第2の実施形態におけるMRI装置の一部の詳細構成のブロック図。 第2の実施形態におけるMRI装置の一部の変形構成のブロック図。 第3の実施形態におけるMRI装置の一部の詳細構成のブロック図。 第3の実施形態におけるMRI装置の一部の変形構成のブロック図。 第4の実施形態におけるMRI装置の一部の詳細構成のブロック図。 第4の実施形態におけるMRI装置の一部の変形構成のブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る磁気共鳴映像装置(MRI装置)100を示している。
このMRI装置100は、静磁場磁石11、傾斜磁場コイル12、RFコイルユニット13、プローブユニット14、プローブユニット15、ベッド16、天板17、傾斜磁場電源18、高周波送信器19、制御/映像化ユニット20、ベッド制御装置21、表示装置22およびオペレータ入力装置23を含む。
静磁場磁石11は中空の円筒形をなし、内部の空間に一様な静磁場を発生する。静磁場磁石11としては、例えば永久磁石または超伝導磁石等が使用される。傾斜磁場コイル12は中空の円筒形をなし、静磁場磁石11の内側に配置される。傾斜磁場コイル12は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3種のコイルが組み合わされている。傾斜磁場コイル12は、上記の3種のコイルが傾斜磁場電源18から個別に電流供給を受けることによって、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って傾斜する傾斜磁場を発生する。ここで、Z軸方向は例えば静磁場方向と同方向とする。
X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えばスライス選択用傾斜磁場Gss、位相エンコード用傾斜磁場Gpeおよびリードアウト用傾斜磁場Groにそれぞれ対応される。スライス選択用傾斜磁場Gssは、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Gpeは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号(RFエコー信号)の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Groは、空間的位置に応じてRFエコーの周波数を変化させるために利用される。
被検体200は、天板17に載せられて傾斜磁場コイル12の内部の空間(撮像空間という)内に挿入される。ベッド16は、ベッド制御装置21により制御されて天板17をその長手方向(図1中における左右方向)および上下方向に移動させる。通常、天板17の長手方向が静磁場磁石11の中心軸と平行になるようにベッド16は設置される。
RFコイルユニット13は、1つまたは複数のコイルを円筒状のケースに収容して構成され、傾斜磁場コイル12の内側に配置される。RFコイルユニット13は、高周波送信器19からラーモア周波数に対応するRFパルス(高周波パルス)の供給を受けて高周波磁場を発生する。プローブユニット14は、RFパルスによって励起された磁気共鳴信号(RFエコー)を検出するRFコイルである少なくとも一つのRFプローブを含み、天板17上に載置される。プローブユニット14は
、天板17に内蔵されても良い。プローブユニット15は、RFエコーを検出するRFコイルであるRFプローブを含み、被検体200に装着される。
プローブユニット14,15は、撮影時には被検体200と共に撮像空間内に挿入され、被検体200での磁気共鳴現象により生じるRFエコーを検出する。プローブユニット14,15としては、様々なタイプのものが任意に装着可能である。プローブユニット14は、検出したRFエコーを有線チャネルを介して制御/映像化ユニット20へ送信する機能を備える。プローブユニット15は、MRI装置100の本体から独立したユニットであり、検出したRFエコーを無線チャネルにより制御/映像化ユニット20へ送信する機能を備える。
制御/映像化ユニット20は、撮影シーケンスに従って傾斜磁場および高周波磁場を発生させるように傾斜磁場電源18および高周波送信器19をそれぞれ制御する。さらに、制御/映像化ユニット20はプローブユニット14,15から送信されて有線チャネルおよび無線チャネルをそれぞれ介して伝送されたRFエコーを受信する。そして制御/映像化ユニット20は、受信したRFエコーに対して画像再構成を含むデータ処理を行うことにより、被検体200内の形態や磁気共鳴信号のスペクトルなどを表した映像の映像信号を生成する。
表示装置22は、制御/映像化ユニット20で生成された映像信号に基づいて映像を表示する。
オペレータ入力装置23は、オペレータによる指示を入力し、その入力された指示の内容を表すコマンドを制御/映像化ユニット20に与える。
MRI装置100の概略構成は以上の通りである。以下に、MRI装置100のより詳細な構成が互いに異なるいくつかの実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は第1の実施形態におけるMRI装置100の一部の詳細構成のブロック図である。なお、図2ではMRI装置100の第1の実施形態での特徴的な構成を示している。そして、例えば傾斜磁場電源18および高周波送信器19の制御に関する構成などのように、第1の実施形態における本質的でない構成については図示を省略している。
第1の実施形態におけるプローブユニット15は、RFプローブ15a、アナログ−ディジタル変換器(ADC)15b、エコー圧縮部15c、データ送信部15d、送信アンテナ15e、受信アンテナ15f、パラメータ受信部15g、受信アンテナ15hおよび参照信号受信部15iを有する。データ送信部15dおよび送信アンテナ15eは第1の送信機を構成し、受信アンテナ15fおよびパラメータ受信部15gは第2の受信機を構成し、受信アンテナ15hおよび参照信号受信部15iは第3の受信機を構成する。
RFプローブ15aは、RFエコー信号を受信する。ADC15bは、RFエコー信号に対して、参照信号受信部15iから入力されたサンプリングクロックに従ってサンプリング・量子化することにより、RFエコー信号をディジタル化。通常、RFプローブ15aで受信されたRFエコー信号は、ADC15bに入力される前に、低雑音増幅器(LNA)のような前置増幅器により増幅され、さらに帯域通過フィルタ(BPF)によりフィルタリングされる。ただし、図2では前置増幅器およびBPFの図示は省略している。ADC15bでのサンプリングレートは、RFエコー信号の最高周波数の2倍以上である。ADC15bでディジタル化されたRFエコー信号はエコー圧縮部15cに入力される。
エコー圧縮部15cは、ADC15bから入力されたRFエコー信号に対し、パラメータ受信部15gから入力された圧縮パラメータを用いて圧縮を施す。RFエコー信号の圧縮には、ディジタル信号の圧縮のための周知の手法を適宜に利用できる。例えばCompressed sensingを利用することが想定される。Compressed sensingの場合、圧縮パラメータはRFエコー信号のサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールである。圧縮パラメータがサンプル間引き率の場合、エコー圧縮部15cは、入力サンプル列から(1−サンプル間引き率)の確率でランダムに抽出するサンプル間引きルールを生成し、それに従ってRFエコー信号からサンプルを間引きして得られたサンプル列を圧縮エコー信号としてデータ送信部15dに入力する。もしくは、エコー圧縮部15cは入力サンプル列と同一数の要素を有する乱数ベクトルを、(入力サンプル数)×(1−サンプル間引き率)個生成する。そして、その各々の乱数ベクトルと入力サンプルとの内積を計算して得られたサンプル列を圧縮エコー信号としてデータ送信部15dに入力する。圧縮パラメータがサンプル間引きルールの場合、エコー圧縮部15cは、入力サンプル列からサンプル間引きルールに従ってサンプルを間引きして得られたサンプル列を圧縮エコー信号としてデータ送信部15dに入力する。
データ送信部15dは、エコー圧縮部15cから入力された圧縮エコー信号を用いて適切な誤り訂正符号化/インタリーブ、変調、周波数変換、増幅、さらにはフィルタリングなどを実施して第1の伝送信号を生成する。この第1の伝送信号は、送信アンテナ15eに供給されることによって、第1の無線チャネルCH1を介して制御/映像化ユニット20へ送信される。
制御/映像化ユニット20から送信されて第2の無線チャネルCH2を介して伝送された第2の伝送信号が受信アンテナ15fによって受信され、パラメータ受信部15gに入力される。パラメータ受信部15gは、第2の伝送信号に対して増幅、周波数変換、復調、さらにはデインタリーブ/誤り訂正復号を施す。この処理の結果としてパラメータ受信部15gは、第2の伝送信号から圧縮パラメータを抽出する。圧縮パラメータは、エコー圧縮部15cに入力される。
制御/映像化ユニット20から送信されて第3の無線チャネルCH3を介して伝送された第3の伝送信号が受信アンテナ15hによって受信され、参照信号受信部15iに入力される。参照信号受信部15iは、第3の伝送信号に対して増幅、周波数変換、さらには復調を施こす。この処理の結果として参照信号受信部15iは、第3の伝送信号から基準クロックを抽出する。基準クロックはADC15bにサンプリングクロックとして入力される。基準クロックは、ADC15bに入力される前にPLLによって逓倍されても良い。
一方、第1の実施形態における制御/映像化ユニット20は、図2に示すように受信アンテナ20a、データ受信部20b、エコー伸長部20c、周波数ダウンコンバージョン部(周波数D/C部)20d、画像再構成部20e、シーケンス制御部20f、パラメータ決定部20g、パラメータ送信部20h、送信アンテナ20i、固定周波数生成部(固定f生成部)20j、可変周波数生成部(可変f生成部)20k、参照信号送信部20m、送信アンテナ20n、パルス波形生成部20pおよび周波数アップコンバージョン部(周波数U/C部)20rを有する。受信アンテナ20aおよびデータ受信部20bは第1の受信機を構成し、パラメータ送信部20hおよび送信アンテナ20iは第2の送信機を構成し、参照信号送信部20mおよび送信アンテナ20nは第3の送信機を構成する。
固定周波数生成部20jは、一定周波数で振幅変化を繰り返す基準クロック信号を生成するデバイスであり、安定度の非常に高い水晶発振器などで構成される。基準クロック信号は、可変周波数生成部20kに入力クロック信号として入力される。基準クロック信号はまた、プローブユニット15のクロックを制御/映像化ユニット20側と同期させる目的で、参照信号送信部20mに入力される。基準クロック信号はまた、画像再構成部20eやパルス波形生成部20pなど制御/映像化ユニット20内でクロック同期が必要とされる箇所に入力される。
可変周波数生成部20kは、固定周波数生成部20jから入力された基準クロック信号で動作し、シーケンス制御部20fから入力される中心周波数設定値に一致する可変周波数のクロック信号(ローカル信号)を生成するデバイスであり、PLL(Phase-Locked Loop)、DDS(Direct Digital Synthesizer)、ならびにミキサなどから構成される。可変周波数生成部20kで生成された可変周波数のローカル信号は、周波数ダウンコンバージョン部20dおよび周波数アップコンバージョン部20rに入力される。
制御/映像化ユニット20では、プローブユニット15から第1の無線チャネルCH1を介して伝送されてきた第1の伝送信号が受信アンテナ20aによって受信され、データ受信部20bに入力される。データ受信部20bは、第1の伝送信号に対して増幅、周波数変換、復調、デインタリーブ/誤り訂正復号を施す。この処理の結果としてデータ受信部20bは、第1の伝送信号から圧縮エコー信号を抽出する。この抽出された圧縮エコー信号は、エコー伸長部20cに入力される。
エコー伸長部20cは、データ受信部20bから入力された圧縮エコー信号に対して、パラメータ決定部20gから入力された圧縮パラメータを用いて伸長処理を施す。この処理の結果としてエコー伸長部20cは、ディジタル状態のRFエコー信号を再生する。この再生されたRFエコー信号は、周波数ダウンコンバージョン部20dに入力される。Compressed sensingの場合、パラメータ決定部20gから入力される圧縮パラメータはサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールと、RFパルスの中心周波数およびRFパルスの帯域幅とである。エコー伸長部20cはまず、エコー圧縮部15cでのサンプル間引きで用いられたものと同一のランダム間引きルールに従って、間引かれたサンプルにゼロ値を挿入することによりRFエコー信号と同じレートのサンプル列を復元する。その後、中心周波数と帯域幅とで定義される周波数領域内の各周波数成分で振幅・位相推定を繰り返すことによりRFエコー信号のスペクトルを表したサンプル列を、すなわちディジタル状態のRFエコー信号を復元する。このようにして得られたRFエコー信号は、周波数ダウンコンバージョン部20dに入力される。もしくは、エコー伸長部20cは以下の原理によってRFエコー信号を復元する。プローブユニット15のADC15bが出力するサンプル列を、エコーライン数L(自然数)を用いてx=(x1,x2,…,xL)で表す。ただし、xl=(1<=l<=L、整数)は1エコーラインあたりのサンプル数をNとして、xl=(x1,l,x2,l,…,xN,lTである。よって、xはN×L行列である。
エコー圧縮部15cでサンプルを間引いた後のサンプル列yは、サンプル間引き行列Φを用いてy=Φxで表される。ΦはN×Nの単位行列から、サンプル間引きルールに基づく間引きで残るM個のサンプルに相当する行のみを残したM×Nの行列である。もしくはΦは、M×Nの乱数行列である。RFエコー信号は通常サンプリング周波数に対して非常に狭帯域な信号である。そのためFFT(fast Fourier transform)処理によってsparse(疎)な信号θに変換することができる。FFT処理に対応する行列表現をFで表すとθ=Fxである。以上より、サンプル間引き後のサンプル列yは、y=Φx=ΦF-θと表わされる。以下の最適化問題を解くことによってθを推定することが可能である。
Figure 2011092553
ここでは全てのエコーラインに同一のサンプル間引きルールを適用した場合の数式表現を示した。しかし、各エコーラインに異なるサンプル間引きルールを適用することも可能である。その場合は、サンプル列xを、xl(1<=l<=L、整数)を縦に連接したx(x1;x2;…;xL)(長さNLの列ベクトル)として扱う。また、Φは主対角線上にΦlを連ね、それ以外の要素をゼロにした行列である。ΦlはN×Nの単位行列から、間引きで残るMl個のサンプルに相当する行のみを残したMl×Nの行列である。もしくはΦlはMl×Nの乱数行列である。
エコー伸長部20cは、上記のように推定した行列θに基づいて行列xを求め、これをRFエコー信号とする。
周波数ダウンコンバージョン部20dは、可変周波数生成部20kから入力されたローカル信号を、エコー伸長部20cから入力されたRFエコー信号と乗算し、さらにフィルタリングによって所望の信号帯域のみを通過させることにより、RFエコー信号の周波数ダウンコンバージョンを実施する。こうして得られる磁気共鳴信号データは、画像再構成部20eに入力される。
画像再構成部20eは、磁気共鳴信号データに対してフーリエ変換等の画像再構成処理を施し、被検体200内の所望核スピンの映像データ(磁気共鳴映像データ)を求める。画像再構成部20eはあるいは、所望核スピンのスペクトラムデータを求めて、それを表す映像データを求める。このように画像再構成により得られる映像データは、表示装置22に出力される。
パルス波形生成部20pは、固定周波数生成部20jから入力された基準クロック信号を用いてベースバンドパルス波形を生成する。このベースバンドパルス波形は、周波数アップコンバージョン部20rに入力される。
周波数アップコンバージョン部20rは、パルス波形生成部20pから入力されたベースバンドパルス波形に、可変周波数生成部20kから入力されたローカル信号を乗算し、さらにフィルタリングによって所望の信号帯域のみを通過させることにより、ベースバンドパルス波形の周波数アップコンバージョンを実施する。こうして得られる信号は高周波送信器19に入力される。
シーケンス制御部20fは、オペレータ入力装置23を用いてオペレータが入力した撮像条件(撮像部位、使用プローブの種類、およびスライス選択幅など)をもとに撮像シーケンスにおけるRFパルス周期、RFパルスの種別、RFパルスの中心周波数、およびRFパルスの帯域幅などを決定する。RFパルスの中心周波数は、可変周波数生成部20kに通知される。RFパルス周期、RFパルスの種別、およびRFパルスの帯域幅は、パルス波形生成部20pに通知される。また、撮像部位、使用プローブの種類、RFパルスの中心周波数、およびRFパルスの帯域幅は、パラメータ決定部20gに通知される。中心周波数は、経年などの要因で変動する静磁場強度に応じてオペレータが直接入力するか、もしくは記憶されて継続的に利用される。中心周波数はさらにオペレータが選択したスライスによってシーケンス制御部20fが調整することがある。
パラメータ決定部20gは、想定される撮像部位および撮像条件に対応付けて、それらに適した圧縮パラメータを記述したテーブルを有している。Compressed sensingの場合、シーケンス制御部20fから入力される撮像部位、使用プローブの種類、RFパルスの中心周波数、RFパルスの帯域幅のそれぞれが異なる多数の撮像環境下についての試験を予め実施し、これら多数の撮像環境のそれぞれに対して適切なサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを決定して、上記のテーブルを作成しておく。パラメータ決定部20gは、シーケンス制御部20fから入力される撮像部位、使用プローブの種類、RFパルスの中心周波数、RFパルスの帯域幅に応じて、最も適切なサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを選択し、RFパルスの帯域幅、RFパルスの中心周波数とともに圧縮パラメータとしてエコー伸長部20cに入力する。パラメータ決定部20gはまた、サンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを圧縮パラメータとしてパラメータ送信部20hに入力する。
パラメータ送信部20hは、パラメータ決定部20gから入力された圧縮パラメータに対して適切な誤り訂正符号化/インタリーブ、変調、周波数変換、増幅、フィルタリングを施して第2の伝送信号を生成する。この第2の伝送信号は、送信アンテナ20iに供給されることによって、第2の無線チャネルCH2を介してプローブユニット15へ送信される。
参照信号送信部20mは、固定周波数生成部20jから入力された基準クロック信号に対して変調、周波数変換、増幅、フィルタリングを施して第3の伝送信号を生成する。この第3の伝送信号は、送信アンテナ20nに供給されることによって、第3の無線チャネルCH3を介してプローブユニット15へ送信される。
かくして第1の実施形態におけるMRI装置100によれば、ADC15bでは、RFエコー信号の最高周波数の2倍以上のサンプリングレートでRFエコー信号をディジタル化するが、それにより得られたサンプル列からエコー圧縮部15cにて一部のサンプルを間引きして得られた圧縮エコー信号がデータ送信部15dによって送信される。従って、RFエコー信号に対して周波数ダウンコンバージョンを施していなくとも、データ送信部15dはRFエコー信号の最高周波数の2倍以上のサンプリングレートよりも小さな送信データレートに対応していれば良い。この結果、プローブユニット15に周波数ダウンコンバージョン部を備える必要がなく、しかもデータ送信部15dのデータレート要求を緩和することができ、プローブユニット15側の負荷軽減を図ることができる。なお、プローブユニット15にはエコー圧縮部15cが必須となるが、エコー圧縮部15cでの処理は圧縮エコー信号の一部のサンプルをサンプル間引きルールに基づいて間引くだけであるから、周波数ダウンコンバージョン部に比べれば簡易な構成で実現できる。
また第1の実施形態におけるMRI装置100によれば、撮像部位および撮像条件に適した圧縮パラメータを用いて圧縮を行えることから、種々の撮像対象/撮像シーケンスに対して最適な圧縮を行うことができる。
なお、パラメータ決定部20gは必ずしも制御/映像化ユニット20に含まれる必要はなく、パラメータ決定部20gがプローブユニット15に含まれていても良い。そしてこの場合、制御/映像化ユニット20がシーケンス情報をプローブユニット15に通知し、それに基づいてパラメータ決定部20gがパラメータを選択する構成とすれば良い。
また、プローブユニット15は、RFプローブ15aを複数有した構成としても良い。この場合には図3に示すように、複数のRFプローブ15aのそれぞれに対応付けて複数のADC15bおよび複数のエコー圧縮部15cをそれぞれ設ける。また、複数のエコー圧縮部15cのそれぞれから出力される圧縮エコー信号を個別に入力して、これらの圧縮エコー信号をシリアルに並べ替えるパラレル/シリアル変換部(P/S)15jを設ける。そしてこのパラレル/シリアル変換部15jは、得られた1本の圧縮エコー信号をデータ送信部15dに送るようにする。
なお、プローブユニット15を、図3に示すようにRFプローブ15aをそれぞれ複数有した構成とした場合、画像再構成部20eは、複数のRFプローブ15aのうちの特定のRFプローブで受信された磁気共鳴信号に関する磁気共鳴信号データに基づいて、複数のRFプローブ15aの配列方向の投影データをそれぞれ生成してもよい。
(第2の実施形態)
図4は第2の実施形態におけるMRI装置100の一部の詳細構成のブロック図である。なお、図4ではMRI装置100の第2の実施形態での特徴的な構成を示している。そして、例えば傾斜磁場電源18および高周波送信器19の制御に関する構成などのように、第2の実施形態における本質的でない構成については図示を省略している。また図4において図2と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2の実施形態におけるプローブユニット15は、RFプローブ15a、アナログ−ディジタル変換器(ADC)15b、エコー圧縮部15c、データ送信部15d、送信アンテナ15e、受信アンテナ15f、パラメータ受信部15g、受信アンテナ15hおよび参照信号受信部15iを有する。すなわちプローブユニット15は、第1の実施形態と第2の実施形態とで同じ構成を持つ。
一方、第2の実施形態における制御/映像化ユニット20は、受信アンテナ20a、データ受信部20b、エコー伸長部20c、周波数ダウンコンバージョン部(周波数D/C部)20d、シーケンス制御部20f、パラメータ送信部20h、送信アンテナ20i、固定周波数生成部(固定f生成部)20j、可変周波数生成部(可変f生成部)20k、参照信号送信部20m、送信アンテナ20n、パルス波形生成部20p、周波数アップコンバージョン部(周波数U/C部)20r、画像再構成部20sおよびパラメータ決定部20tを有する。すなわち第2の実施形態におけるプローブユニット15は、第1の実施形態におけるプローブユニット15における画像再構成部20eおよびパラメータ決定部20gにそれぞれ代えて画像再構成部20sおよびパラメータ決定部20tを有する。
画像再構成部20sは、周波数ダウンコンバージョン部20dから入力される磁気共鳴信号データに対してフーリエ変換等の画像再構成処理を施し、被検体200内の所望核種の磁化の映像データ(磁気共鳴映像データ)を求める。画像再構成部20sはあるいは、所望核スピンのスペクトラムデータを求めて、それを表す映像データを求める。このように画像再構成により得られる映像データは、表示装置22に出力される。画像再構成部20sはまた、再構成した映像データにおける信号SNR(signal-to-noise ratio)を計算して、この信号SNRと所望SNRとの比較によって圧縮パラメータの調整をパラメータ決定部20tに対して指示する。Compressed sensingの場合、サンプル間引き率を低下させることによって信号SNRを向上できる可能性がある。そこで画像再構成部20sは、信号SNRが所望SNRより低い場合にはサンプル間引き率を低下させるよう指示するコマンドをパラメータ決定部20tに入力する。一方、信号SNRが所望SNRより高い場合にはサンプル間引き率を増加するよう指示するコマンドをパラメータ決定部20tに入力する。信号SNRの計算と、サンプル間引き率増減の指示は例えば、シーケンスの前に実施するキャリブレーションでの1ラインエコー取得後、シーケンス内の第1ラインエコー取得前に実施する。また、シーケンス内の第nラインエコー取得後、第(n+1)ラインエコー取得前に実施する(ただし、nは1以上、シーケンス内のライン数未満の自然数とする)。さらに、複数のシーケンスを実施して得られる信号の合成によって画像品質を向上する場合は、1シーケンスで得られる画像における信号SNRの計算値と所望画像における信号SNRの値として設定された所望SNRとの比較によって、次のシーケンスで用いるサンプル間引き率増減を指示してもよい。
パラメータ決定部20tは、想定される撮像部位および撮像条件に対応付けて、それらに適した圧縮パラメータを記述したテーブルを有している。Compressed sensingの場合、シーケンス制御部20fから入力される撮像部位、使用プローブの種類、RFパルスの中心周波数、RFパルスの帯域幅のそれぞれが異なる多数の撮像環境下についての試験を予め実施し、これら多数の撮像環境のそれぞれに対して適切なサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを決定して、上記のテーブルを作成しておく。パラメータ決定部20tは、シーケンス制御部20fから入力される撮像部位、使用プローブの種類、RFパルスの中心周波数、RFパルスの帯域幅に応じて、最も適切なサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを選択する。さらにパラメータ決定部20tは、上記の選択したサンプル間引き率もしくはサンプル間引きルールを、画像再構成部20sから入力されるコマンドに応じてサンプル間引き率を増減するように更新する。そしてパラメータ決定部20tは、更新後のサンプル間引き率もしくはサンプル間引きルールを、RFパルスの帯域幅、RFパルスの中心周波数とともに圧縮パラメータとしてエコー伸長部20cに入力する。パラメータ決定部20tはまた、サンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを圧縮パラメータとしてパラメータ送信部20hに入力する。
かくして第2の実施形態におけるMRI装置100によれば、第1の実施形態におけるMRI装置100により達成される効果を同様に達成できる。さらに第2の実施形態におけるMRI装置100によれば、サンプル間引き率を、再構成画像における信号SNRが所望SNRとなる最小限の値に調整することができる。
なお、パラメータ決定部20tは、撮像部位および撮像部位を考慮せずに、画像再構成部20sから入力されるコマンドのみに基づいてサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを決定しても良い。
また、パラメータ決定部20tは必ずしも制御/映像化ユニット20に含まれる必要はなく、パラメータ決定部20tがプローブユニット15に含まれていても良い。そしてこの場合、制御/映像化ユニット20がシーケンス情報と、サンプル間引き率の増減を指示するコマンドまたは信号SNRをプローブユニット15に通知し、それに基づいてパラメータ決定部20tがパラメータを決定する構成とすれば良い。
また、プローブユニット15は、RFプローブ15aを複数有した構成としても良い。この場合には図5に示すように、複数のRFプローブ15aのそれぞれに対応付けて複数のADC15bおよび複数のエコー圧縮部15cをそれぞれ設ける。また、複数のエコー圧縮部15cのそれぞれから出力される圧縮エコー信号を個別に入力して、これらの圧縮エコー信号をシリアルに並べ替えるパラレル/シリアル変換部15jを設ける。そしてこのパラレル/シリアル変換部15jは、得られた1本の圧縮エコー信号をデータ送信部15dに送るようにする。
なお、プローブユニット15を、図5に示すようにRFプローブ15aをそれぞれ複数有した構成とした場合、画像再構成部20sは、複数のRFプローブ15aのうちの特定のRFプローブで受信された磁気共鳴信号に関する磁気共鳴信号データに基づいて、複数のRFプローブ15aの配列方向の投影データをそれぞれ生成してもよい。
(第3の実施形態)
図6は第3の実施形態におけるMRI装置100の一部の詳細構成のブロック図である。なお、図6ではMRI装置100の第3の実施形態での特徴的な構成を示している。そして、例えば傾斜磁場電源18および高周波送信器19の制御に関する構成などのように、第3の実施形態における本質的でない構成については図示を省略している。また図6において図2と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3の実施形態におけるプローブユニット15は、RFプローブ15a、アナログ−ディジタル変換器(ADC)15b、エコー圧縮部15c、データ送信部15d、送信アンテナ15e、受信アンテナ15f、パラメータ受信部15g、受信アンテナ15hおよび参照信号受信部15iを有する。すなわちプローブユニット15は、第1の実施形態と第3の実施形態とで同じ構成を持つ。
一方、第3の実施形態における制御/映像化ユニット20は、受信アンテナ20a、データ受信部20b、シーケンス制御部20f、パラメータ決定部20g、パラメータ送信部20h、送信アンテナ20i、固定周波数生成部20j、可変周波数生成部20k、参照信号送信部20m、送信アンテナ20n、パルス波形生成部20p、周波数アップコンバージョン部(周波数U/C部)20r、エコー伸長部20uおよび画像再構成部20vを有する。すなわち第3の実施形態におけるプローブユニット15は、第1の実施形態におけるプローブユニット15における周波数ダウンコンバージョン部20dを有さないとともに、エコー伸長部20cおよび画像再構成部20eにそれぞれ代えてエコー伸長部20uおよび画像再構成部20vを有する。
エコー伸長部20uは、データ受信部20bから入力されたデータに対して、パラメータ決定部20gから入力されたパラメータを用いた伸長処理を施してRFエコー信号を得て、このRFエコー信号を画像再構成部20vに入力する。Compressed sensingの場合、データ受信部20bからエコー伸長部20uに入力されるデータは間引きされたサンプル列であり、パラメータ決定部20gから入力されるパラメータはサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールである。サンプル間引き率が与えられた場合、エコー圧縮部15cでのサンプル間引きで用いられたものと同一のランダム間引きルールを生成する。エコー伸長部20cはサンプル間引きルールに従って、以下の原理で画像信号を推定し、その推定された画像信号を画像再構成部20vに入力する。
プローブユニット15のADC15bが出力するサンプル列をエコーライン数L(自然数)を用いてx=(x1,x2,…,xL)で表す。但し、xl=(1<=l<=L、整数)は1エコーラインあたりのサンプル数をNとして、xl=(x1,l,x2,l,…,xN,lTである。よって、xはN×L行列である。
エコー圧縮部15cでサンプルを間引いた後のサンプル列yは、サンプル間引き行列Φを用いてy=Φxで表される。ΦはN×Nの単位行列から、サンプル間引きルールに基づく間引きで残るM個のサンプルに相当する行のみを残したM×Nの行列である。もしくはΦは、M×Nの乱数行列である。
ADC15bが出力するサンプル列xを画像化する従来の処理では周波数変換、フィルタリング、デシメーション、FFT処理等の線形処理が実行されて画像の行列表現mを得る。ただし、行列mのサイズは画像の1辺のピクセル数をPとして、P×Pである。上記の線形処理に対応する行列表現をFで表すとm=Fxである。さらに、画像行列を基底変換してsparse(疎)な行列θにする変換行列をΨで表すと、θ=Ψm=ΨFxである。
以上より、サンプル間引き後のサンプル列yは、y=Φx=Φ(ΨF)-θと表わされる。以下の最適化問題を解くことによってθを推定することが可能である。
Figure 2011092553
ここでは全てのエコーラインに同一のサンプル間引きルールを適用した場合の数式表現を示したが、各エコーラインに異なるサンプル間引きルールを適用することも可能である。その場合は、サンプル列xを、xl(1<=l<=L、整数)を縦に連接したx(x1;x2;…;xL)(長さNLの列ベクトル)として扱う。また、Φは主対角線上にΦlを連ね、それ以外の要素をゼロにした行列である。ΦlはN×Nの単位行列から、間引きで残るMl個のサンプルに相当する行のみを残したMl×Nの行列である。もしくはΦlはMl×Nの乱数行列である。
画像領域でCompressed sensingを適用する場合、推定結果の行列θからθ=Ψmの関係を用いて行列mを得ることができるため、画像再構成部20vでの一部の処理である、エコー信号から画像信号への変換処理の一部を包含していることになる。
画像再構成部20vは、エコー伸長部20uで推定された行列θに基づいて行列mを求め、この行列を表すデータとして映像データを求める。
かくして第3の実施形態におけるMRI装置100によれば、第1の実施形態におけるMRI装置100により達成される効果を同様に達成できる。さらに第3の実施形態によれば、推定対象の行列サイズが一般的に第1の実施形態よりも小さくなるため、より少ない演算量で実施可能となる。
なお、プローブユニット15は、RFプローブ15aを複数有した構成としても良い。この場合には図7に示すように、複数のRFプローブ15aのそれぞれに対応付けて複数のADC15bおよび複数のエコー圧縮部15cをそれぞれ設ける。また、複数のエコー圧縮部15cのそれぞれから出力される圧縮エコー信号を個別に入力して、これらの圧縮エコー信号をシリアルに並べ替えるパラレル/シリアル変換部15jを設ける。そしてこのパラレル/シリアル変換部15jは、得られた1本の圧縮エコー信号をデータ送信部15dに送るようにする。
(第4の実施形態)
図8は第4の実施形態におけるMRI装置100の一部の詳細構成のブロック図である。なお、図8ではMRI装置100の第4の実施形態での特徴的な構成を示している。そして、例えば傾斜磁場電源18および高周波送信器19の制御に関する構成などのように、第4の実施形態における本質的でない構成については図示を省略している。また図8において図2、図4および図6と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第4の実施形態におけるプローブユニット15は、RFプローブ15a、アナログ−ディジタル変換器(ADC)15b、エコー圧縮部15c、データ送信部15d、送信アンテナ15e、受信アンテナ15f、パラメータ受信部15g、受信アンテナ15hおよび参照信号受信部15iを有する。すなわちプローブユニット15は、第1の実施形態と第4の実施形態とで同じ構成を持つ。
一方、第4の実施形態における制御/映像化ユニット20は、受信アンテナ20a、データ受信部20b、シーケンス制御部20f、パラメータ送信部20h、送信アンテナ20i、固定周波数生成部20j、可変周波数生成部20k、参照信号送信部20m、送信アンテナ20n、パルス波形生成部20p、周波数アップコンバージョン部(周波数U/C部)20r、パラメータ決定部20t、エコー伸長部20uおよび画像再構成部20wを有する。すなわち第3の実施形態におけるプローブユニット15は、第1の実施形態におけるプローブユニット15における周波数ダウンコンバージョン部20dを有さないとともに、エコー伸長部20c、画像再構成部20eおよびパラメータ決定部20gにそれぞれ代えてエコー伸長部20u、画像再構成部20wおよびパラメータ決定部20tを有する。
エコー伸長部20uおよびパラメータ決定部20tは、第3の実施形態および第2の実施形態にてそれぞれ説明した機能を持つ。
画像再構成部20wは、第3の実施形態における画像再構成部20vと同様にして映像データを求める機能と、第2の実施形態における画像再構成部20sと同様にしてサンプル間引き率の増減を指示するコマンドをパラメータ決定部20tに入力する機能とを備える。
かくして第4の実施形態におけるMRI装置100によれば、第1乃至第3の実施形態のそれぞれにおけるMRI装置100により達成される効果をいずれも同様に達成できる。
なお、プローブユニット15は、RFプローブ15aを複数有した構成としても良い。この場合には図9に示すように、複数のRFプローブ15aのそれぞれに対応付けて複数のADC15bおよび複数のエコー圧縮部15cをそれぞれ設ける。また、複数のエコー圧縮部15cのそれぞれから出力される圧縮エコー信号を個別に入力して、これらの圧縮エコー信号をシリアルに並べ替えるパラレル/シリアル変換部15jを設ける。そしてこのパラレル/シリアル変換部15jは、得られた1本の圧縮エコー信号をデータ送信部15dに送るようにする。
基準クロック信号と圧縮パラメータとを1つの無線チャネルを介して伝送しても良い。すなわち例えば、基準クロック信号を圧縮パラメータを表した符号列で変調して得られた信号を制御/映像化ユニット20からプローブユニット15へと送信する。この変調には、例えばOOK(ON-OFF-Keying)やASK(Amplitude-shift-Keying)が使用可能である。そしてプローブユニット15では、制御/映像化ユニット20から送られた上記の信号から圧縮パラメータを表した符号列を抽出するとともに、基準クロック信号を再生する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11…静磁場磁石、12…傾斜磁場コイル、13…RFコイルユニット、14,15…プローブユニット、15a…RFプローブ、15b…アナログ−ディジタル変換器、15c…エコー圧縮部、15d…データ送信部、15e…送信アンテナ、15f…受信アンテナ、15g…パラメータ受信部、15h…受信アンテナ、15i…参照信号受信部、15j…シリアル変換部、16…ベッド、17…天板、18…傾斜磁場電源、19…高周波送信器、20…制御/映像化ユニット、20a…受信アンテナ、20b…データ受信部、20c…エコー伸長部、20d…周波数ダウンコンバージョン部、20e…画像再構成部、20f…シーケンス制御部、20g…パラメータ決定部、20h…パラメータ送信部、20i…送信アンテナ、20j…固定周波数生成部、20k…可変周波数生成部、20m…参照信号送信部、20n…送信アンテナ、20p…パルス波形生成部、20r…周波数アップコンバージョン部、20s…画像再構成部、20t…パラメータ決定部、20u…エコー伸長部、20v…画像再構成部、20w…画像再構成部、21…ベッド制御装置、22…表示装置、23…オペレータ入力装置、100…磁気共鳴映像装置、200…被検体、CH1…第1の無線チャネル、CH2…第2の無線チャネル、CH3…第3の無線チャネル。

Claims (7)

  1. プローブユニットと制御/映像化ユニットとを備える磁気共鳴映像装置であって、
    前記プローブユニットは、
    被検体で磁気共鳴現象により生じたRFエコー信号を検出するRFプローブと、
    前記RFプローブにより検出されたRFエコー信号を、当該RFエコー信号の最高周波数の2倍以上のサンプリング周波数でディジタル化するアナログ−ディジタル変換器と、
    前記アナログ−ディジタル変換器でディジタル化されたRFエコー信号に対して、予め定められた圧縮パラメータに従って圧縮を施こして圧縮エコー信号を得るエコー圧縮部と、
    前記圧縮エコー信号を無線伝送するための第1の伝送信号を生成し、当該第1の伝送信号を第1の無線チャネルに送信する第1の送信機とを具備し、
    前記制御/映像化ユニットは、
    前記第1の無線チャネルを介して伝送される前記第1の伝送信号を受信し、当該受信した第1の伝送信号から前記圧縮エコー信号を抽出する第1の受信機と、
    前記第1の受信機により抽出された前記圧縮エコー信号に対して、前記圧縮パラメータに従って伸長を施して前記RFエコー信号を得るエコー伸長部と、
    前記エコー伸長部で得られた前記RFエコー信号に基づいて前記被検体に関する映像信号を生成する画像再構成部とを具備したことを特徴とする磁気共鳴映像装置。
  2. 前記圧縮パラメータを決定するパラメータ決定部をさらに備え、
    前記圧縮エコー圧縮部および前記エコー伸長部は、前記パラメータ決定部により決定された圧縮パラメータに従って圧縮および伸長をそれぞれ実施することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴映像装置。
  3. 前記パラメータ決定部は、撮像部位および撮像条件に基づいて前記圧縮パラメータを決定することを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴映像装置。
  4. 前記画像再構成部は、前記被検体の形態を表した画像を表すものとして前記映像信号を生成するとともに、当該映像信号が表す画像のSNR(signal-to-noise ratio)を計算し、
    前記パラメータ決定部は、前記画像再構成部によって計算されたSNRに応じて前記圧縮パラメータを決定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の磁気共鳴映像装置。
  5. 前記パラメータ決定部は前記制御/映像化ユニットに設けられ、
    前記制御/映像化ユニットはさらに、前記パラメータ決定手段により決定された圧縮パラメータを無線伝送するための第2の伝送信号を生成し、当該第2の伝送信号を第2の無線チャネルに送信する第2の送信機を備え、
    前記プローブユニットはさらに、前記第2の無線チャネルを介して伝送される前記第2の伝送信号を受信し、当該受信した第2の伝送信号から前記圧縮パラメータを判定する第2の受信機を備えることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴映像装置。
  6. 前記制御/映像化ユニットは、前記エコー伸長部で得られた前記RFエコー信号を周波数ダウンコンバージョンする周波数ダウンコンバージョン部を備え、
    前記エコー圧縮部は、前記アナログ−ディジタル変換器でディジタル化されたRFエコー信号から前記圧縮パラメータが示すサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールに従ってサンプルを間引くことにより前記圧縮エコー信号を取得し、
    前記エコー伸長部は、前記第1の受信機により抽出された前記圧縮エコー信号に対して、前記圧縮パラメータが示すサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールに従って、前記エコー圧縮部で間引かれたサンプルを挿入した上で、前記磁気共鳴現象を生じさせるために前記被検体に印加するRFパルスの中心周波数および帯域幅で定義される周波数領域内の各周波数成分で振幅・位相推定を繰り返すことにより前記RFエコー信号を取得し、
    前記画像再構成部は、前記周波数ダウンコンバージョン部で周波数ダウンコンバージョンされたRFエコー信号に基づいて前記映像信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴映像装置。
  7. 前記エコー圧縮部は、前記アナログ−ディジタル変換器でディジタル化されたRFエコー信号から前記圧縮パラメータが示すサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールに従ってサンプルを間引くことにより前記圧縮エコー信号を取得し、
    前記エコー伸長部は、前記圧縮パラメータが示すサンプル間引き率、もしくはサンプル間引きルールを参照して画像信号のピクセル値を推定することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴映像装置。
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