JPH07312753A - 符号化制御方法 - Google Patents

符号化制御方法

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JPH07312753A
JPH07312753A JP10400794A JP10400794A JPH07312753A JP H07312753 A JPH07312753 A JP H07312753A JP 10400794 A JP10400794 A JP 10400794A JP 10400794 A JP10400794 A JP 10400794A JP H07312753 A JPH07312753 A JP H07312753A
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frame
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JP10400794A
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English (en)
Inventor
Akio Kurobe
彰夫 黒部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信速度の変化に対して動きの再現性と空間
的な解像度が視覚特性上最適に保たれる符号化制御方法
を提供することである。 【構成】 第nフレームの次の符号化フレームの符号化
率を符号化する際に、第nフレームの符号化を開始した
時点から次のフレームの符号化を開始するまでの間の時
間Tnに実際に伝送されたビット数bnと、通信回線の
標準の通信速度L×Pで時間Tnに伝送できるビット数
L×P×Tnとの差を、当該次の符号化フレームの発生
符号量Rに加算して、当該次の符号化フレームの符号化
率S’=L/(R×P×Tn−bn)を演算し、この演
算された符号化率に基づいて、画品質トレードオフ関数
101aを101bに補正し、目的関数102との交点
から、画像符号化装置の最適な動作点を求めるようにし
ている。これによって、第nフレームを符号化した時点
から次の符号化フレームの符号化を開始するまでの間に
発生した通信速度の低下は、当該次の符号化フレームの
符号化時において、視覚特性上最適なバランスで時間的
な歪みおよび空間的な歪みに配分されて吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化制御方法に関
し、より特定的には、テレビ会議、テレビ電話等に用い
られる画像の符号化、復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、64Kbpsの低レートで動画像
通信を行なうための画像圧縮符号化方式としてCCIT
T勧告H.261がある。図8は、H.261で勧告さ
れている画像符号化方式を実現する送信側装置の構成を
示すブロック図である。図8において、この送信側装置
は、前処理装置1と、符号化装置2と、平滑化バッファ
3とを備えている。
【0003】前処理装置1は、NTSC信号をYC分離
しA/D変換するA/D変換部11と、NTSC信号を
中間フォーマットであるCIF信号(Common I
ntermediate Format)に変換するN
TSC/CIF変換部12と、前処理フィルタ13とを
含む。中間フォーマットは地域によるテレビジョン方式
の違いを解決し、すべてのコーディック間で相手を意識
することなく通信できるように決めた共通のフォーマッ
トである。
【0004】符号化装置2は、符号化部22と、符号化
部22を制御する符号化制御部21とで構成される。符
号化部22は、16×16画素の範囲で動き補償可能で
フレーム間の誤差を算出する動き補償フレーム間予測部
221と、その予測誤差信号を8×8のブロック単位で
直交変換(DCT)して空間座標データを周波数座標デ
ータに変換する直交変換部222と、直交変換した変換
係数を直線量子化する量子化部223と、量子化した変
換係数をハフマン符号化する第1の可変長符号化部22
4と、動き補償に用いた動きベクトルをハフマン符号化
する第2の可変長符号化部225と、第1の可変長符号
化部224で符号化された主情報と第2の可変長符号化
部225で符号化されたサイド情報とを多重化して伝送
フレームを構成する多重化部226とを含む。多重化部
226の出力は、平滑化バッファ3を介して伝送路4に
送出される。
【0005】視覚的に良好な画品質を得るためには、高
い符号化効率のみならず入力画像に対する符号化パラメ
ータを決定する符号化制御部21の符号化制御特性が、
人間の視覚特性に適合している必要がある。動画像信号
を数10Kbpsまで圧縮符号化するにはなんらかの空
間的、時間的歪みを許容せざるを得ない。動画像信号が
持つ情報量は、時間的に大きく変化していることから、
動画像を一定速度の伝送路に適合するように符号化し、
かつ良好な再生画品質を保つためには、符号化パラメー
タを制御する符号化制御アルゴリズムが重要な要素とな
る。すなわち、限られた情報量の中で、動きの再現性
と、空間的な解像度,雑音とのバランスが視覚特性上最
適に保たれるような符号化制御方式が望ましい。
【0006】ここで、空間的な解像度は量子化部223
の量子化精度で決まり、量子化精度が高い程、時刻tに
おける入力画像を符号化した際の発生符号量R(t)は
増大する。発生した情報は平滑化バッファ3に蓄積され
る。平滑化バッファ3からは、1フレーム時間あたりL
ビットの符号が伝送路4へ送出されるため、平滑化バッ
ファ3の滞留量をB(t)とすると、時刻tの画像が符
号化されたときは、B(t+1)=B(t)+R(t)
−Lとなり、時刻tの入力画像がコマ落としされたとき
は、B(t+1)=B(t)−Lとなる。ここで、時刻
t+1の入力画像を符号化するかコマ落としするかは、
B(t)>Lのときコマ落としし、B(t)≦Lのとき
符号化すると決めている。また、R(t)の符号量を伝
送するためには、1フレーム時間の{R(t)/L}倍
の時間を要するので、時刻t前後での入力フレーム符号
化率S(t)は、S(t)=L/R(t)と表わせる。
【0007】入力画像を符号化する際、量子化精度によ
り復号画像は変化し、量子化精度を高めれば符号化率が
減少し、符号化率を高めれば量子化精度を下げてS/N
比を落とさねばならない。この関係を画品質トレードオ
フ関数Ss=G(Ds)と呼ぶ。画品質トレードオフ関
数の一例を図9に示す。なお、図9において、横軸はS
/N比を表し、縦軸は符号化率を表している。画品質ト
レードオフ関数101は、入力フレームが大きな動きや
細かいパターン等を含むとき右下に移動し、動きが少な
いとき左上に移動する。一方、前述した符号化率と量子
化精度の組が視覚的に最適となる点103が、それぞれ
の入力画像に対する画品質トレードオフ関数上に1点ず
つ存在する。この点を結んだ線が目的関数So=O(D
o)であり、図9に曲線102として示す。
【0008】画品質トレードオフ関数を正確に求めるた
めには、量子化精度を変化させつつ、そのフレームを何
度も実際に符号化し、その都度の符号化率を測定する必
要がある。しかし、処理時間の観点からこのような処理
は非現実的である。加藤らの「動画像符号化方式におけ
る時空間歪み最適配分型符号化制御アルゴリズム」電子
情報通信学会論文誌 B Vol.J71−B No.
8 P.945−954 1988年8月では、現符号
化フレームから画品質トレードオフ関数を決定する2つ
の方法を提案している。
【0009】まず、上記文献に記載された第1の方法に
ついて説明する。動き補償フレーム予測およびDCTを
終えた段階で、現入力フレームの予測誤差信号DCT係
数、動きベクトルが得られる。このとき、1フレーム分
のDCT係数ヒストグラムおよび動きベクトル符号量か
ら、発生符号量R(q)と、S/N比D(q)とが、量
子化精度qの関数として求められる。従って、符号化率
S(q)=L/R(q)と、S/N比D(q)との関係
である画品質トレードオフ関数Ss=G(Ds)が精度
よく定まる。図10は、上記文献に記載されている画品
質トレードオフ関数の例を示しており、異なる入力フレ
ームに対して異なる曲線となる。
【0010】次に、上記文献に記載された第2の方法に
ついて説明する。第2の方法は、幾つかの符号化率S
(q)およびS/N比D(q)の候補を予め定めてお
き、その中から直前の符号化フレームの符号化結果と適
合する特性を選定し、その選定結果に基づいて現符号化
フレームの画品質トレードオフ関数を算出する方法であ
る。図11は、符号化率Ss(q)を本方法により推定
する方法を示している。図11中の曲線に付した数字1
〜6は符号化率対量子化ステップサイズ特性候補の番号
を表し、点Cは前符号化フレームの符号化率と量子化ス
テップサイズを表している。図11の例では、番号3の
特性が最も点Cに近く、番号3の特性を時刻tの符号化
率Ss(q)と推定している。SN比Ds(q)も同様
の方法で推定される。
【0011】一方、他の従来技術として、高能率符号化
された動画像データをPHPや携帯電話等のディジタル
無線回線網で伝送する試みがなされている。N.MAC
DONALDらの「CORDLESS VIDEO」F
irst International Worksh
op on Mobile MultimediaCo
mmunications B.3.1−1 Dece
mber 7−10,1993では、ヨーロッパのディ
ジタルコードレス電話であるDigitalEurop
ean Cordless Telecommunic
ations(DECT)によりITU勧告H.261
で符号化された動画像データを伝送する実験を報告して
いる。この文献によると、高能率圧縮された動画像デー
タは伝送誤りに大変弱く、伝送誤りの訂正が必須とな
る。ところで、ディジタルコードレス回線網は、伝送誤
り率が1%程度に劣化することもあり、また歩行速度以
下で使用する場合にはスローフェージングにより数10
msにおよぶバーストエラーが発生することもある。こ
れに対してこの文献では、伝送データにチェックビット
を付加して伝送し、受信側で誤りを訂正するフォーワー
ドエラーコレクション(FEC)だけではこのバースト
エラーによる誤りを訂正することは不可能であると指摘
し、データ列の並べ換え(インタリーブ)とFECを組
み合わせてバーストエラーをランダム化して誤り訂正を
行う手法を試みている。
【0012】しかしながら、数10msのバーストエラ
ーをランダム化するためには、数100ms分のデータ
のビット列の並べ換えが必要であり、そのためには数1
00msに及ぶ伝送遅延を伴う。テレビ電話などのよう
に双方向にリアルタイムなビデオデータの伝送を行う場
合、伝送遅延はスムーズな会話の妨げとなるため、この
手法にも限界がある。そこで、上記文献では、受信側で
送信情報の誤りの有無を検出し、その検出結果を確認信
号として送信側に返送し、確認信号の状況に応じて送信
側から受信側に送信情報を再送する自動再送制御(AR
Q)の手順が最も望ましいと結論付けている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】送信側と受信側とで自
動再送制御を行う場合、伝送エラーが発生すると送信済
みのデータを再度送信するため、再送回数に応じて通信
速度が低下する。つまり、伝送路の伝送品質に応じて伝
送速度が変化する。従来考えられている時空間歪み最適
配分型符号化制御アルゴリズムでは、平滑化バッファか
らは単位時間あたりLビットの一定符号量が伝送路へ送
出されると仮定して符号化率を算出しているため、通信
速度の変動は符号化アルゴリズムには反映されない。し
かしながら、通信速度が低下している場合、平滑化バッ
ファの減りは通信速度が低下しない場合に比べて遅くな
るため、平滑化バッファはオーバーフローを起こし、す
べて時間軸の歪み(コマ落とし)となって現れる。伝送
速度の低下による映像品質の歪みも、動きの再現性の劣
化と空間的な解像度の劣化とに適度に配分できれば、伝
送路の伝送品質に応じて通信速度が変化する無線による
動画像の伝送に最適な符号化制御が得られるであろう。
【0014】それゆえに、本発明の目的は、伝送路の伝
送品質に応じて通信速度が変化する環境においても、動
きの再現性と空間的な解像度、雑音とのバランスが視覚
特性上最適に保たれるような高効率な符号化制御方法を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
単位時間当たりPフレームの動画像データを高能率圧縮
符号化して低ビットレートの通信回線を介して伝送する
際に、符号化率に応じたコマ落としによる時間的歪みと
量子化精度による空間的歪みとのバランスをとるため
に、視覚特性上最適な動作点が予め決められている画像
符号化装置の符号化動作を制御するための方法であっ
て、第nフレームの符号化を開始した時点から次のフレ
ームの符号化を開始するまでの間の時間Tnにおいて、
実際に伝送されたビット数bnを検出する第1のステッ
プと、第1のステップで検出したビット数bnと、通信
回線の標準の通信速度L×P(Lは1フレーム期間に伝
送できるビット数)で時間Tnに伝送できるビット数L
×P×Tnとの差を、第nフレームの次の符号化フレー
ムの発生符号量に加算して、当該次の符号化フレームの
符号化率を演算する第2のステップと、第2のステップ
で演算された符号化率に基づいて、第nフレームの次の
符号化フレームを符号化する際の画像符号化装置の最適
な動作点を補正する第3のステップとを備えている。
【0016】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、画像符号化装置は、高能率圧縮符号化された動
画像データを自動再送制御の手順で送信側から受信側に
伝送する画像伝送システムに用いられており、画像伝送
システムでは、画像符号化装置は、受信側装置に対して
フレーム単位で送出する送信情報に誤り検出のための冗
長ビットを付加して伝送し、受信側装置は、冗長ビット
に基づいて送信情報の誤りの有無を検出し、その検出結
果を確認信号として画像符号化装置に返送し、画像符号
化装置は、確認信号の状況に応じて、受信側装置に送信
情報を再送するように構成されており、第1のステップ
は、所定時間内に確認信号により送達確認がとれた伝送
ビット数を実際に伝送されたビット数bnとして検出す
ることを特徴とする。
【0017】請求項3に係る発明は、単位時間当たりP
フレームの動画像データを高能率圧縮符号化して低ビッ
トレートの通信回線を介して伝送する際に、符号化率に
応じたコマ落としによる時間的歪みと量子化精度による
空間的歪みとのバランスをとるために、視覚特性上最適
な動作点が予め決められている画像符号化装置の符号化
動作を制御するための方法であって、第nフレームの符
号化を開始した時点から次の符号化を開始するまでの平
均の通信速度を演算する第1のステップと、第1のステ
ップで演算された平均の通信速度を、第nフレームの発
生ビット数で除算することにより、第nフレームの実質
的な符号化率を演算する第2のステップと、第2のステ
ップで演算された実質的な符号化率に基づいて、第nフ
レームの次の符号化フレームを符号化する際の画像符号
化装置の最適な動作点を補正する第3のステップとを備
えている。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項3の発明に
おいて、画像符号化装置は、高能率圧縮符号化された動
画像データを自動再送制御の手順で送信側から受信側に
伝送する画像伝送システムに用いられており、画像伝送
システムでは、画像符号化装置は、受信側装置に対して
フレーム単位で送出する送信情報に誤り検出のための冗
長ビットを付加して伝送し、受信側装置は、冗長ビット
に基づいて送信情報の誤りの有無を検出し、その検出結
果を確認信号として画像符号化装置に返送し、画像符号
化装置は、確認信号の状況に応じて、受信側装置に送信
情報を再送するように構成されており、第2のステップ
は、所定時間内に確認信号により送達確認がとれた伝送
ビット数を当該所定時間で除算し、その除算値を平均の
通信速度として用いることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1に係る発明においては、第nフレーム
の次の符号化フレームの符号化率を符号化する際に、第
nフレームの符号化を開始した時点から次のフレームの
符号化を開始するまでの間の時間Tnに実際に伝送され
たビット数bnと、通信回線の標準の通信速度L×Pで
時間Tnに伝送できるビット数L×P×Tnとの差を、
当該次の符号化フレームの発生符号量に加算して、当該
次の符号化フレームの符号化率を演算し、この演算され
た符号化率に基づいて、画像符号化装置の最適な動作点
を補正するようにしている。これによって、第nフレー
ムを符号化した時点から次の符号化フレームの符号化を
開始するまでの間に発生した通信速度の低下は、当該次
の符号化フレームの符号化時において、視覚特性上最適
なバランスで時間的な歪みおよび空間的な歪みに配分さ
れて吸収される。
【0020】請求項2に係る発明においては、いわゆる
自動再送制御を行う画像伝送システムにおいて、所定時
間内に確認信号により送達確認がとれた伝送ビット数を
実際に伝送されたビット数bnとして検出するようにし
ている。
【0021】請求項3に係る発明においては、第nフレ
ームの次の符号化フレームの符号化率を符号化する際
に、第nフレームの符号化を開始した時点から次の符号
化を開始するまでの平均の通信速度を、第nフレームの
発生ビット数で除算して、第nフレームの実質的な符号
化率を演算し、この演算された実質的な符号化率に基づ
いて、画像符号化装置の最適な動作点を補正するように
している。これによって、第nフレームを符号化した時
点から次の符号化フレームの符号化を開始するまでの間
に発生した通信速度の低下は、当該次の符号化フレーム
の符号化時において、視覚特性上最適なバランスで時間
的および空間的な歪みに配分されて吸収される。
【0022】請求項4に係る発明においては、いわゆる
自動再送制御を行う画像伝送システムにおいて、所定時
間内に確認信号により送達確認がとれた伝送ビット数を
当該所定時間で除算し、その除算結果を平均の通信速度
として用いるようにしている。
【0023】
【実施例】図1は、後述する2つの実施例に共通して用
いることが可能な送信側装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、この送信側装置は、前処理装置1
と、符号化装置2と、平滑化バッファ3と、伝送制御部
5とを備えている。
【0024】前処理装置1は、図8に示す前処理装置1
と同様の構成であり、A/D変換部11と、NTSC/
CIF変換部12と、前処理フィルタ13とを含む。符
号化装置2は、符号化部22と、符号化制御部210と
で構成される。符号化部22は、図8に示す符号化部2
2と同様の構成であり、動き補償フレーム間予測部22
1と、直交変換部222と、量子化部223と、第1お
よび第2の可変長符号化部224および225と、多重
化部226とを含む。符号化制御部210は、本発明の
特徴となる伝送制御アルゴリズムを実行する。多重化部
226の出力は、平滑化バッファ3および伝送制御部5
を介して伝送路4に送出される。伝送制御部5は、受信
側装置(図示せず)から与えられる確認信号をカウント
することにより、送達確認ビット数(受信側装置へ伝送
誤りなく到達した信号のビット数)bnを検出し、符号
化制御部210に出力する。より詳細に説明すると、符
号化装置2は、受信側装置に対してフレーム単位で送出
する送信情報に誤り検出のための冗長ビットを付加して
伝送する。受信側装置では、冗長ビットに基づいて送信
情報の誤りの有無を検出し、その検出結果を確認信号と
して符号化装置2に返送する。符号化装置2は、上記確
認信号の状況に応じて、受信側装置に送信情報を再送す
る自動再送制御を実行する。伝送制御部5は、所定時間
内に確認信号により送達確認がとれた伝送ビット数を誤
りなく実際に伝送されたビット数bnとして検出する。
【0025】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実
施例ついて図面を参照しながら説明する。図2は、本発
明の第1の実施例に係る符号化制御方法の原理を説明す
るためのグラフである。図2において、曲線101a
は、単位時間当たりの通信速度が一定のL×P(bit
/s)のときの画品質トレードオフ関数Ss=Ga(D
s)を示しており、符号化率S(q)=L/R(q)
と、S/N比D(q)とに基づいて算出される(ただ
し、Pは1秒当たりに符号化装置2に入力されるフレー
ム数である)。なお、画品質トレードオフ関数の算出方
法の詳細は、本明細書の従来技術の欄および、そこに記
された従来技術の文献を参照されたい。曲線102は、
目的関数So=O(Do)であり、視覚的に良いバラン
スとなる符号化率とSN比の組の集合として予め決めら
れているものとする。点103aは、視覚的に最適な動
作点であり、画品質トレードオフ関数101aと目的関
数102との交点として求められる。
【0026】曲線101bは、通信速度が変動した場合
に本実施例により補正した画品質トレードオフ関数Ss
=Gb(Ds)であり、符号化率S(q)=L/(R
(q)+L×P×Tn−bn)と、S/N比D(q)と
に基づいて算出される。ここで、Tnは第nフレームの
符号化を開始した時点から次の符号化を開始するまでの
時間であり、bnはその間に実際に誤りなく伝送された
ビット数である。つまり、(L×P×Tn−bn)は、
第nフレームの符号化を開始した時点から次の符号化を
開始するまでの時間に本来伝送されるはずであったが通
信速度の低下により伝送されなかったビット数を表して
いる。本実施例では、この未伝送ビット数(L×P×T
n−bn)を、第nフレームの次の符号化フレームの発
生ビット数に加算して符号化率を算出することにより、
通信速度の低下分を次の符号化フレームを上げることで
吸収しようとするものである。従って、結果的に見れ
ば、画品質トレードオフ関数101bと目的関数102
との交点である視覚的に最適な動作点103bは、点1
03aに対して通信速度の低下分を動きの再現性の劣化
△SとS/N比の劣化△Dとに最適に配分した点とな
る。
【0027】図3は、本発明の第1の実施例のタイミン
グ図である。図3(a)は入力映像フレームを示してお
り、NTSCの場合、1秒間に約30枚入力される。図
3(b)は符号化処理時間を表しており、1フレーム目
を符号化した際の符号化率に応じて後続の2フレーム目
および3フレーム目はコマ落としを行い、4フレーム目
を次に符号化している。図3(c)は無線伝送の様子を
表しており、1フレーム目の符号化データの伝送中に伝
送エラーが発生した場合を示している。図3(d)は受
信側で符号化データを復号して表示した表示映像を表し
ている。
【0028】図3において、1フレーム目の符号化を開
始してから4フレーム目の符号化を開始するまでの時間
はT1であり、その間に誤りなく伝送できたビット数は
b1である。そのため、4フレーム目を符号化する際に
は、符号化率をS4(q)=L/(R4(q)+L×P
×T1−b1)とし、S/N比は変わらずD4(q)と
して画品質トレードオフ関数を求め、目的関数との交点
を算出する。
【0029】図4は、上記第1の実施例を実施する場合
に、図2の符号化装置2で実行される動作を示すフロー
チャートである。図4において、符号化装置2に画像信
号が入力されると(ステップS101)、符号化制御部
210は動き補償フレーム予測部221および直交変換
部222を起動する(ステップS102およびS10
3)。次に、符号化制御部210は、発生符号量R
(q)と、S/N比D(q)とを算出する(ステップS
104)。次に、符号化制御部210は、ステップS1
04で求めたR(q)に基づいて、量子化精度qに対す
る符号化率Ss(q)=L/(R(q)+L×P×Tn
−bn)を算出する(ステップS105)。このとき、
符号化制御部210は、伝送制御部5から前符号化フレ
ーム伝送時における送達確認ビット数bnを入力する。
次に、符号化制御部210は、ステップS104で求め
たS/N比D(q)と、ステップS105で求めた符号
化率Ss(q)=L/(R(q)+L×P×Tn−b
n)とに基づいて、画品質トレードオフ関数Ss=G
(Ds)を算出する(ステップS106)。次に、符号
化制御部210は、画品質トレードオフ関数Ssと目的
関数So=O(Do)との交点となるq,Ss(q)を
算出する(ステップS107)。次に、符号化制御部2
10は、量子化部223を起動し、1フレーム分の画像
信号を量子化精度qで量子化する(ステップS10
8)。次に、符号化制御部210は、第1および第2の
可変長符号化部224および225を起動し、量子化さ
れた画像データを符号化する(ステップS109)。次
に、符号化制御部210は、ステップS105で求めた
符号化率Ssに応じて、次符号化フレームまでのコマ飛
ばし時間Tnを算出し(ステップS110)、再びステ
ップS102の動作に戻る。
【0030】一方、第1および第2の可変長符号化部2
24および225によって符号化された信号は、平滑化
バッファ3に蓄積された後(ステップS111)、伝送
制御部5を介して伝送路4に送出される(ステップS1
12)。なお、伝送制御部5は、このとき伝送路4に送
出された信号の送達送信確認ビット数bnを検出し、前
述のステップS105での演算のために符号化制御部2
10に入力する。
【0031】以上のように、第1の実施例によれば、現
符号化フレームの情報を用いて現フレームの符号化の時
空間の歪みを最適に配分する符号化に対して、第nフレ
ームの次の符号化では、第nフレームを符号化した時点
から次のフレームを符号化開始するまでの間の通信速度
の低下が反映された平滑化バッファの空き容量に対して
時空間の歪みが最適に配分される。なお、ここでは従来
の技術に記した文献にある時空間歪み最適配分法に本発
明を適用した場合を説明しているが、本発明はこの手法
に限定されるものではなく、符号化率を用いて時空間の
歪みの配分を行う他の手法に対しても適用可能である。
【0032】(第2の実施例)以下、本発明の第2の実
施例ついて図面を参照しながら説明する。図5は、本発
明の第2の実施例に係る符号化制御方法の原理を説明す
るためのグラフである。こでは、前符号化フレームの符
号化結果を用いて画品質トレードオフ曲線を求める方式
に本発明を適用する方法を述べる。
【0033】ここで、伝送エラーにより前フレームの符
号化を開始した時点から次の符号化を開始するまでの間
に通信速度が低下したとすると、図3では、前フレーム
の符号化結果である点Cを、Y座標すなわち符号化率を
S=L/R1からS’=(b1/T1×P)/R1=b
1/(R1×T1×P)に補正した点C’に置き換え、
当該点C’に最も近い特性として番号4の特性を選ぶこ
とにより、画品質トレードオフ曲線を補正するようにし
ている。すなわち、第Nフレームの符号化率として、第
nフレームの符号化を開始した時点から次の符号化を開
始するまでの平均の通信速度(bn/Tn×P)を、第
nフレームの発生ビット数Rnで除した値を用いて求め
るようにしている。
【0034】図6は、本発明の第2の実施例のタイミン
グ図である。図6(a)は入力映像フレームを示してお
り、NTSCの場合、1秒間に約30枚入力される。図
6(b)は符号化処理時間を表しており、1フレーム目
を符号化した際の符号化率に応じて後続の2フレーム目
および3フレーム目はコマ落としを行い、4フレーム目
を次に符号化している。図6(c)は無線伝送の様子を
表しており、1フレーム目の符号化データの伝送中に伝
送エラーが発生した場合を示している。図6(d)は受
信側で符号化データを復号して表示した表示映像を表し
ている。
【0035】図6において、1フレーム目を符号化開始
してから4フレーム目を符号化開始するまでの時間はT
1であり、その間に伝送できたビット数はb1であるた
め、伝送エラーも考慮した1フレーム目の実質的な符号
化率が変化する。そこで、第4フレーム目を符号化する
際には、第1フレームの動作点CのY座標である符号化
率を実質的な符号化率S1=b1/(R1×T1×P)
とし、X座標である量子化精度は変わらずqとした動作
点C’に最も近い特性を選ぶことにより、画品質トレー
ドオフ曲線を補正する。そして、この補正された画品質
トレードオフ関数と、目的関数との交点を算出して4フ
レーム目の符号化を行う。
【0036】図7は、上記第2の実施例を実施する場合
に、図2の符号化装置2で実行される動作を示すフロー
チャートである。図7において、符号化装置2に第1回
目のフレームの画像信号が入力されると(ステップS2
01)、符号化制御部210は、動き補償フレーム予測
部221および直交変換部222を起動した後(ステッ
プS202およびS203)、入力された画像信号のフ
レームが第1回目のものであると判断する(ステップS
204)。この場合、参照する前の符号化フレームの符
号化率が存在しないので、符号化制御部210は、デフ
ォルトで決められた、すなわち予め了解事項として決め
られた量子化精度qで、第1回目のフレームの画像信号
を量子化する(ステップS205)。このとき、符号化
制御部210は、内部メモリ(図示せず)に、量子化精
度qを記憶しておく。次に、符号化制御部210は、第
1および第2の可変長符号化部224および225を起
動し、量子化された画像データを符号化する(ステップ
S206)。次に、符号化制御部207は、第1回目の
フレームの画像信号についての符号化率SsとS/N比
とを算出し、内部メモリに記憶しておく。第1および第
2の可変長符号化部224および225によって符号化
された画像信号は、平滑化バッファ3に蓄積された後
(ステップS208)、伝送制御部5を介して伝送路4
に送出される(ステップS209)。なお、伝送制御部
5は、このとき伝送路4に送出された信号の送達確認ビ
ット数bnを検出する。
【0037】上記ステップS207の後、符号化制御部
210は、当該ステップS207で求めた符号化率Ss
に応じて、次符号化フレームまでのコマ飛ばし時間Tn
を算出する(ステップS210)。次に、符号化制御部
210は、上記ステップS209で求めた送達確認ビッ
ト数bnに基づいて、第1回目のフレームの実質的な符
号化率Ssを、式Ss=bn/(Rn×Tn×P)に従
って、再度計算し直す(ステップS211)。このとき
計算された実質的な符号化率は、符号化制御部210の
内部メモリに記憶される。その後、符号化制御部210
は、再びステップS202の動作に戻る。
【0038】次に、符号化装置2に第2回目以降のフレ
ームの画像信号が入力されると(ステップS201)、
符号化制御部210は、動き補償フレーム予測部221
および直交変換部222を起動した後(ステップS20
2およびS203)、入力された画像信号のフレームが
第2回目以降のものであると判断する(ステップS20
4)。次に、符号化制御部210は、図5に示すような
複数の符号化率−量子化特性の候補の中から所定の候補
を選択する(ステップS212)。このとき、符号化制
御部210は、前回の符号化時の動作点CのY座標であ
る符号化率を、上記ステップS211で計算された実質
的な符号化率に置き換えて補正後の動作点C’を求め、
この補正後の動作点C’に最も近い符号化率−量子化特
性の候補を選択する。次に、符号化制御部210は、予
め内部メモリに設定記憶された複数のS/N比−量子化
特性の候補の中から所定の候補を選択する(ステップS
213)。このとき、符号化制御部210は、前述のス
テップS205で使用した量子化精度qおよびステップ
S207で算出したS/N比に基づいて前回の符号化時
の動作点を求め、この動作点に最も近いS/N比−量子
化特性の候補を選択する。次に、符号化制御部210
は、上記ステップS213で選択した符号化率−量子化
特性の候補と上記ステップS214で選択したS/N比
−量子化特性の候補とに基づいて画品質トレードオフ関
数Ssを求め、この画品質トレードオフ関数Ssと目的
関数So=O(Do)との交点となるq,Ss(q)を
算出する(ステップS214)。次に、符号化制御部2
10は、量子化部223を起動し、ステップS214で
求めた量子化精度qでそのフレームの画像信号を量子化
する(ステップS205)。以後、第1回目のフレーム
の場合と同様に、ステップS206〜S211の動作が
行われる。
【0039】以上のように、第2の実施例によれば、前
符号化フレームの情報を用いて現フレームの符号化の時
空間の歪みを最適に配分する符号化に対して、第Nフレ
ームの次の符号化では、第Nフレームを符号化した時点
から次のフレームを符号化開始するまでの間の通信速度
の低下が反映された平滑化バッファの空き容量に対して
時空間の歪みが最適に配分される。なお、ここでは従来
の技術に記した文献にある時空間歪み最適配分法に本発
明を適用した場合を説明しているが、本発明はこの手法
に限定されるものではなく、符号化率を用いて時空間の
歪みの配分を行う他の手法に対しても適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、伝送路
の伝送品質に応じて通信速度が変化する環境において
も、動きの再現性と空間的な解像度、雑音とのバランス
を、常に視覚特性上最適な状態に保つことのできる高効
率な符号化制御方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2つの実施例に共通して用いることが
可能な送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る符号化制御方法の
原理を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例のタイミング図である。
【図4】本発明の第1の実施例を実施する場合に、図2
の符号化装置2で実行される動作を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る符号化制御方法の
原理を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施例のタイミング図である。
【図7】本発明の第2の実施例を実施する場合に、図2
の符号化装置2で実行される動作を示すフローチャート
である。
【図8】H.261で勧告されている画像符号化方式を
実現する従来の送信側装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】従来における時空間歪み最適配分型符号化制御
の原理を説明するための図である。
【図10】従来における画品質トレードオフ関数の一例
を示すグラフである。
【図11】従来における符号化率の推定方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…前処理部 11…A/D変換部 12…NTSC/CIF変換部 13…前処理フィルタ13 2…符号化装置2 22…符号化部22 210…符号化制御部210 221…動き補償フレーム間予測部221 222…直交変換部 223…量子化部223 224…第1の可変長符号化部 225…第2の可変長符号化部 226…多重化部226 101a…画品質トレードオフ関数 101b…補正した画品質トレードオフ関数 102…目的関数 103a…視覚的に最適な動作点 103b…通信速度の低下に対して視覚的に最適な動作

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位時間当たりPフレームの動画像デー
    タを高能率圧縮符号化して低ビットレートの通信回線を
    介して伝送する際に、符号化率に応じたコマ落としによ
    る時間的歪みと量子化精度による空間的歪みとのバラン
    スをとるために、視覚特性上最適な動作点が予め決めら
    れている画像符号化装置の符号化動作を制御するための
    方法であって、 第nフレームの符号化を開始した時点から次のフレーム
    の符号化を開始するまでの間の時間Tnにおいて、実際
    に伝送されたビット数bnを検出する第1のステップ
    と、 前記第1のステップで検出したビット数bnと、前記通
    信回線の標準の通信速度L×P(Lは1フレーム期間に
    伝送できるビット数)で時間Tnに伝送できるビット数
    L×P×Tnとの差を、第nフレームの次の符号化フレ
    ームの発生符号量に加算して、当該次の符号化フレーム
    の符号化率を演算する第2のステップと、 前記第2のステップで演算された符号化率に基づいて、
    第nフレームの次の符号化フレームを符号化する際の前
    記画像符号化装置の最適な動作点を補正する第3のステ
    ップとを備える、符号化制御方法。
  2. 【請求項2】 前記画像符号化装置は、高能率圧縮符号
    化された動画像データを自動再送制御の手順で送信側か
    ら受信側に伝送する画像伝送システムに用いられてお
    り、 前記画像伝送システムでは、 前記画像符号化装置は、受信側装置に対してフレーム単
    位で送出する送信情報に誤り検出のための冗長ビットを
    付加して伝送し、 前記受信側装置は、前記冗長ビットに基づいて前記送信
    情報の誤りの有無を検出し、その検出結果を確認信号と
    して前記画像符号化装置に返送し、 前記画像符号化装置は、前記確認信号の状況に応じて、
    前記受信側装置に送信情報を再送するように構成されて
    おり、 前記第1のステップは、所定時間内に前記確認信号によ
    り送達確認がとれた伝送ビット数を実際に伝送されたビ
    ット数bnとして検出することを特徴とする、請求項1
    に記載の符号化制御方法。
  3. 【請求項3】 単位時間当たりPフレームの動画像デー
    タを高能率圧縮符号化して低ビットレートの通信回線を
    介して伝送する際に、符号化率に応じたコマ落としによ
    る時間的歪みと量子化精度による空間的歪みとのバラン
    スをとるために、視覚特性上最適な動作点が予め決めら
    れている画像符号化装置の符号化動作を制御するための
    方法であって、 第nフレームの符号化を開始した時点から次の符号化を
    開始するまでの平均の通信速度を演算する第1のステッ
    プと、 前記第1のステップで演算された平均の通信速度を、第
    nフレームの発生ビット数で除算することにより、第n
    フレームの実質的な符号化率を演算する第2のステップ
    と、 前記第2のステップで演算された実質的な符号化率に基
    づいて、第nフレームの次の符号化フレームを符号化す
    る際の前記画像符号化装置の最適な動作点を補正する第
    3のステップとを備える、符号化制御方法。
  4. 【請求項4】 前記画像符号化装置は、高能率圧縮符号
    化された動画像データを自動再送制御の手順で送信側か
    ら受信側に伝送する画像伝送システムに用いられてお
    り、 前記画像伝送システムでは、 前記画像符号化装置は、受信側装置に対してフレーム単
    位で送出する送信情報に誤り検出のための冗長ビットを
    付加して伝送し、 前記受信側装置は、前記冗長ビットに基づいて前記送信
    情報の誤りの有無を検出し、その検出結果を確認信号と
    して前記画像符号化装置に返送し、 前記画像符号化装置は、前記確認信号の状況に応じて、
    前記受信側装置に送信情報を再送するように構成されて
    おり、 前記第2のステップは、所定時間内に前記確認信号によ
    り送達確認がとれた伝送ビット数を当該所定時間で除算
    し、その除算値を前記平均の通信速度として用いること
    を特徴とする、請求項3に記載の符号化制御方法。
JP10400794A 1993-09-30 1994-05-18 符号化制御方法 Pending JPH07312753A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6356309B1 (en) 1995-08-02 2002-03-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video coding device and video transmission system using the same, quantization control method and average throughput calculation method used therein
JP2005311599A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Keio Gijuku 通信システム、通信方法およびストリーミングサーバ
JP2011092553A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Toshiba Corp 磁気共鳴映像装置

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