JP2011092252A - 遊技機の可動役物装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1,第2可動役物機構の各複数の可動役物が重なった第1の位置と第1の位置から回動して展開した第2の位置とに亙って個別に設定された異なる動作角度回動し、斬新な可動役物の構成及び動作を実現し、第1,第2可動役物機構の部品の共通化を図り、製作コストを低減することができる、遊技機の可動役物装置を提供する。
【解決手段】左右の可動役物機構17A/17Bの各々において、回動駆動機構70A/70Bにより、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bが第1の位置と第2の位置とに亙って個別に設定された異なる動作角度回動するように駆動され、第1可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aの一部と、それに対応する第2可動役物機構17Bの回動駆動機構70Bの一部とが複数の共通部品で構成されている。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技機の可動役物装置に関し、特に、遊技盤に第1,第2可動役物機構を設け、この第1,第2可動役物機構の各々の複数の可動役物が重なった第1の位置と第1の位置から回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物を同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させる、可動役物装置に関するものである。
従来、パチンコ遊技機において、遊技盤の盤面と平行方向に移動する可動役物を備えた可動役物装置(例えば、特許文献1〜3、非特許文献1参照)が公知である。特許文献1〜3、非特許文献1の可動役物装置は、何れも、可動役物が画像表示器の画面前側空間で動作するものであり、特許文献1の可動役物装置では、可動役物が上下方向に平行移動し、特許文献2,3、非特許文献1の可動役物装置では、可動役物が盤面と直交する前後方向向きの軸心回りに回動する。
特に、非特許文献1の可動役物装置では、1対の可動役物が画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置と画面前側空間に出現した作動位置とに亙って回動し、1対の可動役物が作動位置のときに、それらの対向端縁が近接して、全体で扇形を形成する。この可動役物装置の各可動役物は、独立に動く複数の羽根を備えたものではなく、全体が一体的に回動するものである、と推定することができる。
特開2009−311号公報 特開2003−236086号公報 特開2008−18009号公報
吉村太郎,パチンコオリジナル必勝法3月号,平成21年3月1日,第4巻第3号,P.36
非特許文献1の可動役物装置では、1対の可動役物が画像表示器の画面前側空間から退いた待機位置と画面前側空間に出現した作動位置とに亙って回動するが、各可動役物は全体が一体的に回動するため、可動役物を待機位置と作動位置とに亙って回動駆動する回動駆動機構を容易に構成できても、可動役物の構成及び動作が斬新さに欠けるものになる。
そこで、本願発明者は、遊技盤に第1,第2可動役物機構を設け、この第1,第2可動役物機構の各々が、盤面と平行方向へ夫々延びて前後方向に重なり得る複数の可動役物を備え、この複数の可動役物が前後に重なった待機位置と待機位置から回動して展開した作動位置とに亙って、複数の可動役物を前後方向向きの同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させて、斬新な可動役物の構成及び動作を実現する、可動役物装置を提案し実用化に向けて検討を行った。
この可動役物装置において、複数の可動役物を大型化することでダイナミックに動作させることができるため、更に、複数の可動役物に電飾を装備することで、複数の可動役物の重量が重くなるが、この電飾との協働により、また、第1可動役物機構の複数の可動役物が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向と、第2可動役物機構の複数の可動役物が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向とが逆方向になるようにして、第1可動役物機構の複数の可動役物と第2可動役物機構の複数の可動役物が第2の位置のときに前後に重なるようにして、演出効果を大幅に向上させることができる。
ここで、この可動役物装置(第1,第2可動役物機構)の全体の部品点数が多くなるため、第1,第2可動役物機構の部品の共通化を図ることが、部品の種類を低減して製作コストを低減する上で有効になる。しかし、前記のように、斬新な可動役物の構成及び動作を実現するようにして、更に、演出効果を大幅に向上させるようにして、部品の種類を低減して製作コストを低減することは容易ではない。
しかも、第1,第2可動役物機構の各々において、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動する回動駆動機構を容易に構成することは難しい。例えば、複数の可動役物に夫々対応する複数の電動モータを設けて、各可動役物を独立に駆動する回動駆動機構が考えられるが、電動モータの数が多くなり、故に、構造が複雑に且つ大型になり、回動駆動機構の取付スペースを確保できないことも懸念され、製作コストも増大する。
そこで、本願発明者は、第1,第2可動役物機構の各回動駆動機構において、共通の電動モータを駆動源とし、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるために複数のギヤを備えたものを提案し試作を行った。しかし、この回動駆動機構では、ギヤ数を含む部品点数が非常に多くなり、故に、構造が複雑になり、組付け性が悪くなり、製作コストが増大する。しかも、複数の可動役物を回動させるトルクが予想以上に大きくなったため、作動面と耐久面での信頼性を高めることが難しい。特に、演出効果向上のために、複数の可動役物を大型化し、更に、複数の可動役物に電飾を装備し、複数の可動役物の重量が重くなる場合、上記課題の改善が必要となる。
本発明の目的は、遊技盤に第1,第2可動役物機構を設け、第1,第2可動役物機構の各々について、回動駆動機構により、複数の可動役物が重なった第1の位置と第1の位置から回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物を同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動して、斬新な可動役物の構成及び動作を実現し、演出効果を大幅に向上させ、しかも、第1,第2可動役物機構の部品の共通化を図り、部品の種類を低減し、更に、回動駆動機構の構造を簡単化し、組付け性を向上させ、作動面と耐久面での信頼性を高め、そして、製作コストを低減することができる、遊技機の可動役物装置を提供することである。
請求項1の発明は、遊技盤(4) に設けた第1,第2可動役物機構(17A/17B(17C)(17D)) を備えた遊技機(1) の可動役物装置(17)において、前記第1,第2可動役物機構(17A/17B(17C)(17D)) の各々が、重なり得る複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) と、前記複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) の基端側部分を同一の軸心(Aa/Ba) 回りに夫々回動自在に支持する第1枢支部(35A,36A/35B,36B) を有するベース部材(30A/30B(30C)(30D)) と、前記複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) が重なった第1の位置と第1の位置から前記軸心(Aa/Ba) 回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動する回動駆動機構(70A/70B(70C)(70D)) とを備え、前記第1可動役物機構(17A) の回動駆動機構(70A) の少なくとも一部と、それに対応する第2可動役物機構(17B(17C)(17D)) の回動駆動機構(70B(70C)(70D)) の少なくとも一部とを複数の共通部品で構成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記の各回動駆動機構(70A/70B(70C)(70D)) は、前記ベース部材(30A/30B(30C)(30D)) の第2枢支部(37A,38A/37B,38B) に支軸(75A/75B(75C)(75D)) を介して回動自在に支持された第1,第2レバー部(71Aa,71Ab/71Ba,71Bb) を有する駆動レバー部材(71A/71B(71C)(71D)) と、前記駆動レバー部材(71A/71B(71C)(71D)) を回動させる駆動力を前記第1レバー部(71Aa/71Ba) に入力可能な電動アクチュエータ(81A/81B(81C)(81D)) を含む駆動力入力手段(80A/80B(80C)(80D)) と、前記複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) に夫々一体的に設けられ且つ前記第1枢支部(35A,36A/35B,36B) に対して前記第2レバー部(71Ab/71Bb) の方へ延びる複数の従動レバー部材(44A,54A,64A/44B,54B,64B(44C,54C,64C)(44D,54D,64D)) と、前記駆動レバー部材(71A/71B(71C)(71D)) の回動動作を複数の可動役物(40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) の個別の回動動作に変換するように、複数の従動レバー部材(44A,54A,64A/44B,54B,64B(44C,54C,64C)(44D,54D,64D)) を前記第2レバー部(71Ab/71Bb) に夫々連動連結する連動連結機構(90A/90B(90C)(90D)) とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1可動役物機構(17A) の駆動力入力手段(80A) と、第2可動役物機構(17B(17C)(17D)) の駆動力入力手段(80B(80C)(80D)) とを共通部品で構成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、前記第1可動役物機構(17A) の駆動レバー部材(71A) 及び複数の従動レバー部材(44A,54A,64A) と、第2可動役物機構(17C(17D))の駆動レバー部材(71C(71D))及び複数の従動レバー部材(44C,54C,64C(44D,54D,64D))とを共通部品で構成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記第1可動役物機構(17A) の回動駆動機構(70A) の全部と、第2可動役物機構(17C(17D))の回動駆動機構(70C(70D))の全部とを共通部品で構成したことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第1可動役物機構(17A) のベース部材(30A) と、第2可動役物機構(17D) のベース部材(30D) とを共通部品で構成したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2〜6の何れか1項の発明において、前記の各連動連結機構(90A/90B(90C)(90D)) は、複数の従動レバー部材(44A,54A,64A/44B,54B,64B(44C,54C,64C)(44D,54D,64D)) を前記第2レバー部(71Ab/71Bb) のうちの前記第2枢支部(37A,38A/37B,38B) からの距離が夫々異なる部位に連動連結することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2〜7の何れか1項の発明において、前記の各電動アクチュエータ(81A/81B(81C)(81D)) が電動モータ(81A/81B(81C)(81D)) からなり、前記の各駆動力入力手段(80A/80B(80C)(80D)) は、電動モータ(81A/81B(81C)(81D)) の出力軸(81Aa/81Ba) に固定され且つ出力軸(81Aa/81Ba) から前記第1レバー部(71Aa/71Ba) の方へ延びる入力レバー部材(83A/83B(83C)(83D)) を有し、この入力レバー部材(83A/83B(83C)(83D)) が、入力レバー部材(83A/83B(83C)(83D)) の回動動作を駆動レバー部材(71A/71B(71C)(71D)) の回動動作に変換可能に前記第1レバー部(71Aa/71Ba) に連動連結されたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか1項の発明において、前記の各回動駆動機構(70A/70B(70C)(70D)) は、第1可動役物機構(17A) の複数の可動役物(40A,50A,60A) が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向と、第2可動役物機構(17B(17C)(17D)) の複数の可動役物(40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向とが逆方向になるように構成されたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜9の何れか1項の発明において、前記第1可動役物機構(17A) の回動駆動機構(70A) は、複数の可動役物(40A,50A,60A) のうち最も後側に位置する可動役物(50A) の前記動作角度を他の可動役物(40A,60A) の前記動作角度よりも大きくするように構成され、第2可動役物機構(17B(17C)(17D)) の回動駆動機構(70B(70C)(70D)) は、複数の可動役物(40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) のうち最も前側に位置する可動役物(40B(40C)(40D)) の前記動作角度を他の可動役物(50B,60B(50C,60C)(50D,60D)) の前記動作角度よりも大きくするように構成されたことを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜10の何れか1項の発明において、前記遊技機(1) が画像表示器(16)を備え、前記第1可動役物機構(17A) の複数の可動役物(40A,50A,60A) と第2可動役物機構(17B(17C)(17D)) の複数の可動役物(40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)) が、前記第1の位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器(16)の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、前記第2の位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器(16)の画面前側空間で展開して前後に重なるように構成されたことを特徴とする。
請求項1の遊技機の可動役物装置によれば、回動駆動機構により、複数の可動役物が前後に重なった第1の位置と第1の位置から前記軸心回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動して、斬新な可動役物の構成及び動作を実現することができ、そして、第1可動役物機構の回動駆動機構の少なくとも一部と、それに対応する第2可動役物機構の回動駆動機構の少なくとも一部とを複数の共通部品で構成したことで、第1,第2可動役物機構の部品の共通化を図り、部品の種類を低減し、製作コストを低減することができる。
請求項2の遊技機の可動役物装置によれば、第1,第2可動役物機構の各々において、複数の可動役物に共通の駆動レバー部材と駆動力入力手段等によって、回動駆動機構の構造を簡単化し、組付け性を向上させ、製作コストを一層低減し、作動面と耐久面での信頼性を高めることができる。
請求項3の遊技機の可動役物装置によれば、駆動力入力手段の製作コストを低減することができる。
請求項4の遊技機の可動役物装置によれば、駆動レバー部材及び複数の従動レバー部材の製作コストを低減することができる。
請求項5の遊技機の可動役物装置によれば、第1可動役物機構の回動駆動機構の全部と、第2可動役物機構の回動駆動機構の全部とを共通部品で構成したので、回動駆動機構の全部の製作コストを低減し、可動役物装置の製作コストを大幅に低減することができる。
請求項6の遊技機の可動役物装置によれば、回動駆動機構の全部の製作コスト低減に加え、ベース部材の製作コストを低減し、可動役物装置の製作コストを格段に低減することができる。
請求項7の遊技機の可動役物装置によれば、、複数の可動役物を第1の位置と第2の位置とに亙って確実に個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動することができ、各従動レバー部材の駆動レバー部材への連動連結部位を前記距離で調整することにより、複数の可動役物の全体的な動作を所望の動作とし、第2の位置を所望の位置に設定することができる。
請求項8の遊技機の可動役物装置によれば、駆動レバー部材を回動させる駆動力を第1レバー部に確実に入力することができる。
請求項9の遊技機の可動役物装置によれば、1,第2可動役物機構の全体的な前後方向位置を略一致させた状態で、第1可動役物機構の複数の可動役物と第2可動役物機構の複数の可動役物とが第2の位置のときに前後に重なるようにすることができ、演出効果を大幅に向上させることができる。
請求項10の遊技機の可動役物装置によれば、第1可動役物機構の複数の可動役物と第2可動役物機構の複数の可動役物が第2の位置のときに、第2可動役物機構の最も前側に位置する可動役物と第1可動役物機構の最も後側に位置する可動役物とを前後に重なるようにすることができる。
請求項11の遊技機の可動役物装置によれば、第1,第2可動役物機構の複数の可動役物を第1の位置から第2の位置へ切換えることにより、画像表示器の左右両端側から夫々上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、ここで、第1,第2可動役物機構の複数の可動役物を相互干渉させることなく大型化することができ、これにより、画像表示器の前側を大きく覆い隠すことができ、そして、画像表示器との協働により、演出効果をより一層向上させることができる。
パチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 可動役物装置の可動役物が第1の位置のときの正面図である。 可動役物装置の可動役物が第2の位置のときの正面図である。 可動役物装置の可動役物が第1の位置のときの背面図である。 可動役物装置の可動役物が第2の位置のときの背面図である。 可動役物装置の正面斜め上側からの斜視図である。 可動役物装置の背面斜め上側からの斜視図である。 実施例1の左可動役物機構の正面斜め上側からの展開斜視図である。 左可動役物機構の背面斜め上側からの展開斜視図である。 左可動役物機構の要部の正面斜め上側からの斜視図である。 左可動役物機構の要部の背面斜め上側からの斜視図である。 実施例1の右可動役物機構の正面斜め上側からの展開斜視図である。 右可動役物機構の背面斜め上側からの展開斜視図である。 右可動役物機構の要部の正面斜め上側からの斜視図である。 右可動役物機構の要部の背面斜め上側からの斜視図である。 実施例2の右可動役物機構の正面斜め上側からの展開斜視図である。 右可動役物機構の背面斜め上側からの展開斜視図である。 実施例3の右可動役物機構の正面斜め上側からの展開斜視図である。 右可動役物機構の背面斜め上側からの展開斜視図である。
本発明の遊技機の可動役物装置は、遊技盤に第1,第2可動役物機構が設けられ、この第1,第2可動役物機構の各々が、遊技盤の盤面と平行方向へ夫々延びて盤面と直交する前後方向に重なり得る複数の可動役物を備え、この複数の可動役物が前後に重なった第1の位置と第1の位置から回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物を前後方向向きの同一の軸心回りに個別に設定された異なる動作角度回動させるように構成したものであり、以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールに取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3には窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
開閉扉3の窓3aの下側に、遊技球を貯留する貯留皿6と、遊技領域5に遊技球を発射させる発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図1、図2に示すように、遊技盤4には、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、可動役物装置17、遊技表示盤18が装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、センタ役物15のステージ15aの下側に配置され、所謂電チューを含む構成であり、第1始動入賞口11a、第2始動入賞口11b、第2始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW11d、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューソレノイド11fを有する。開閉部材11cは、閉位置で第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を可能にする。ゲート12はセンタ役物15の左側に配置され、ゲート12には通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。
大入賞口装置13は、始動入賞口装置11の下側に配置され、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド13dを有する。開閉部材13bは、閉位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を不可能にし、開位置で大入賞口13aへの遊技球の入賞を可能にする。各一般入賞口14には入賞した遊技球を検出する一般入賞口SW14aが付設されている。
センタ役物15は、遊技盤4の盤面(前面)よりも前方へ張出すステージ15aを含むセンタ枠部材15bを有し、このセンタ役物15に、画像表示器16と本案特有の可動役物装置17が設けられている。画像表示器16は、液晶ディスプレイからなり、その画面がセンタ枠部材15bの内側から前方へ臨むように設けられている。可動役物装置17については、後で詳細に説明する。
遊技表示盤18は、遊技盤4の下部右側に前方へ向けて配置され、第1特別図柄表示器18a、第2特別図柄表示器18b、普通図柄表示器18c、第1特別図柄保留ランプ18d、第2特別図柄保留ランプ18e、普通図柄保留ランプ18fを備えている。
第1特別図柄表示器18aには、第1始動入賞口11aへの遊技球の入賞を契機に第1特別図柄が図柄変動後に表示され、第2特別図柄表示器18bには、第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を契機に第2特別図柄が図柄変動後に表示される。第1又は第2特別図柄表示器18a又は18bに大当り図柄(特定の特別図柄)が表示された場合、大当り遊技が発生して、大入賞口装置13が作動し、通常は閉塞の大入賞口13aを開放するように開閉部材13bを複数ラウンドに亙って開閉動作させる。
普通図柄表示器18cには、ゲート12への遊技球の入賞を契機に普通図柄が図柄変動後に表示される。普通図柄表示器18cに当り図柄が表示された場合、補助遊技が発生して、始動入賞口装置11が作動し、通常は閉塞の第2始動入賞口11bを開放するように開閉部材11cを1又は複数回開閉動作させる。
第1特別図柄保留ランプ18dには、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球の数であって第1特別図柄表示器18aでの図柄変動に未だ供していない第1保留数が4個まで表示され、第2特別図柄保留ランプ18eには、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球の数であって第2特別図柄表示器18bでの図柄変動に未だ供していない第2保留数が4個まで表示され、普通図柄保留ランプ18fには、ゲート12に入賞した遊技球の数であって普通図柄表示器18aでの図柄変動に未だ供していない保留数が4個まで表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口9から遊技領域5外へ排出される。
制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、遊技制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成され、遊技制御基板22は盤用外部情報端子基板23に接続されている。
サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板27はRTCを備えて構成され、払出制御基板26は枠用外部情報端子基板24に接続されている。
遊技制御基板22は、第1,第2始動口SW11d,11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、電チューソレノイド11f、大入賞口ソレノイド13d、図柄表示器18a,18b,18c、図柄保留ランプ18d,18e,18fを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27と盤用外部情報端子基板23に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板26は、遊技制御基板22からの制御情報と、払出球検出SW31、球有り検出SW32、満タン検出SW33からの検出信号を受けて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6に払出し、遊技制御基板22と枠用外部情報端子基板24に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板27は、遊技制御基板22からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン35からの操作信号を受けて、画像制御基板28に制御情報を出力し、更に、画像制御基板28からの制御情報を受けて、ランプ制御基板29に制御情報を出力する。画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ34とを制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ36と盤ランプ37と可動役物装置17とを制御する。
可動役物装置17について説明する。
図1、図3〜図16に示すように、可動役物装置17は、遊技盤4に設けられた左可動役物機構17A(第1可動役物機構17A)と右可動役物機構17B(第2可動役物機構17B)を備え、可動役物機構17A/17Bの各々が、ベース部材30A/30B、複数(3つ)の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60B(前側可動役物40A/40B、後側可動役物50A/50B、前側可動役物40A/40Bと後側可動役物50A/50Bとの間の中間可動役物60A/60B)、回動駆動機構70A/70Bを備えている。
各可動役物機構17A/17Bにおいて、ベース部材30A/30Bは、遊技盤4の裏面側に取付けられ、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの基端側部分を前後方向向きの同一の軸心Aa/Ba回りに夫々回動自在に支持するものであり、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bは、遊技盤4の盤面と平行方向へ夫々延びて、盤面と直交する前後方向に重なり得る。
各可動役物機構17A/17Bにおいて、回動駆動機構70A/70Bは、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bが前後に重なった第1の位置(待機位置:図3参照)と第1の位置から軸心Aa/Ba回りに回動して展開した第2の位置(作動位置:図4参照)とに亙って、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを個別に設定された異なる動作角度(例えば、左可動役物機構17Aの前側可動役物40Aは約30度、中間回動役物60Aは約60度、後側可動役物50Aは約90度、右可動役物機構17Bの前側可動役物40Bは約90度、中間回動役物60Bは約60度、後側可動役物50Bは約30度)回動させるように駆動するものである。
各回動駆動機構70A/70Bは、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aが第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向(正面視時計回り方向)と、右可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bが第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向(正面視反時計回り方向)とが逆方向になるように構成され、そして、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aは、複数の可動役物40A,50A,60Aのうち最も後側に位置する後側可動役物50Bの動作角度を他の前側可動役物40Aと中間可動役物60Aの動作角度よりも大きくするように構成され、右可動役物機構17Bの回動駆動機構70Bは、複数の可動役物40B,50B,60Bのうち最も前側に位置する前側可動役物40Bの動作角度を他の後側可動50Bと中間可動役物60Bの動作角度よりも大きくするように構成されている。
左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと右可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bが、第1の位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器16の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、第2の位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器16の画面前側空間で展開して前後に重なるように構成されている。
図3〜図12に基づいて、左可動役物機構17Aのベース部材30A、複数の可動役物40A,50A,60A、回動駆動機構70Aについて詳しく説明する。
ベース部材30Aは、前壁31Aと後壁32Aと周壁33Aとを有し、その右下部から左方且つ上方へ張り出して正面視略L形に、また、前後の厚さが比較的薄い透明な合成樹脂製ケースに形成されている。このベース部材30Aは、前壁31Aと周壁33Aの一部を含むベース部材前部30Aaと、後壁32Aと周壁33Aの残り一部を含むベース部材後部30Abとを結合して構成され、ベース部材30Aの内部に、複数の可動役物40A,50A,60Aの基端側部分と回動駆動機構70Aの大部分が収容されている。
ベース部材30Aの左上部において、前壁31Aには後面側に軸心Aaを中心とする前側環状凹部35Aが形成され、後壁32Aには前面側に軸心Aaを中心とする後側環状凹部36Aが形成されている。この前側環状凹部35Aと後側環状凹部36Aが、複数の可動役物40A,50A,60Aの基端側部分を前後方向向きの同一の軸心Aa回りに夫々回動自在に支持する第1枢支部に相当する。
前壁31Aには、前側環状凹部35Aの前奥端部に前側環状凹部35Aよりも小径の貫通孔31Aaが形成され、後壁32Aには、後側環状凹部36Aの後奥端部に後側環状凹部36Aよりも小径の貫通孔32Aaが形成されている。
ベース部材30Aの下部の左右方向中央部分において、前壁31Aには軸心Abを中心とする前側枢支孔部37Aが後方突出状に形成され、後壁32Aには軸心Abを中心とする後側枢支孔部38Aが前方突出状に形成されている。この前側枢支孔部37Aと後側枢支孔部38Aが、回動駆動機構70Aの駆動レバー部材71Aを前後方向向きの軸心Ab回りに回動自在に支持する第2枢支部に相当する。
前壁31Aの右部にはモータ取付口31Abが形成され、後壁32Aの左上部には後側環状凹部36Aの下側に軸心Aaを中心とする円弧状のガイドスリット32Abが形成され、後壁32Aの左下部にはセンサ取付部32Acが形成されている。ベース部材30Aの左上端部分には、周壁33Aが存在せず、複数の可動役物40A,50B,60Bが通過する可動役物通過口33Aaが形成されている。尚、ベース部材30Aは、後壁32Aに後側から取付けられガイドスリット32Ab等を覆うカバー部材39Aを有する。
複数の可動役物40A,50A,60Aには、夫々、合成樹脂製の可動役物本体部材41A,51A,61Aと、合成樹脂製の裏カバー部材42A,52A,62Aと、電飾機構43A,53A,63Aと、合成樹脂製の従動レバー部材44A,54A,64Aが設けられている。
各可動役物本体部材41A,51A,61Aは、前面部と周面部とを有するとともに先端部分に3枚の羽根形状部が形成された役物表示部41Aa,51Aa,61Aaと、役物表示部41Aa,51Aa,61Aaの基端側に位置する役物基部41Ab,51Ab,61bAとからなり、役物表示部41Aa,51Aa,61Aaの裏面側が裏カバー部材42A,52A,62Aで覆われている。
複数の可動役物40A,50A,60Aが第1の位置のとき、それら可動役物本体部材41A,51A,61Aの羽根形状部の軸心Aaを中心とする周向位置が一致するように前後方向に重なり、この第1の位置から右方且つ下方へ回動し、その際、後側可動役物50Aが約90度、中間回動役物60Aが約60度、前側可動役物40Aが約30度回動して、第2の位置になる。複数の可動役物40A,50A,60Aが第2の位置のとき、それら可動役物本体部材41A,51A,61Aの合計9枚の羽根形状部が軸心Aaを中心とする周方向に略等間隔おきに位置するように展開する(図4、図6参照)。
各電飾機構43A,53A,63Aは、裏カバー部材42A,52A,62Aに取付けられたプリント基板、プリント基板の前面に実装された複数のLED、可動役物本体部材41A,51A,61Aの表面部に設けられたレンズを有し、各電飾機構43A,53A,63Aに(プリント基板を介して複数のLEDに)接続された配線43Aa,53Aa,63Aa(図9参照)は、ランプ制御基板29又は他の基板に構成されたLED駆動回路に接続されている。
前側可動役物40Aの従動レバー部材44Aに、前方へ突出する円筒状の前側係合軸部45Aと、後方へ突出する部分円筒状の前側連結軸部46Aとが一体形成され、この従動レバー部材44Aが前側可動役物40Aの役物基部41Abに後側から固定され、この役物基部41Abに形成された孔41Acを前側係合軸部45Aが貫通し、前側係合軸部45Aが前側環状凹部35Aにベアリング47Aを介して回動自在に係合されている。
後側可動役物50Aの従動レバー部材54Aに、後方へ突出する円筒状の後側係合軸部55Aと、前方へ突出する部分円筒状の後側連結軸部56Aとが一体形成され、この従動レバー部材54Aが後側可動役物50Aの役物基部51Abに後側から固定され、この役物基部51Abに形成された孔51Acを後側連結軸部56Aが貫通し、後側係合軸部55Aが後側環状凹部36Aにベアリング57Aを介して回動自在に係合されている。
中間可動役物60Aの従動レバー部材64Aに、部分円筒状の中間係合部65Aが一体形成され、この従動レバー部材64Aが中間可動役物60Aの役物基部61Abに後側から固定され、この役物基部61Abに形成された孔61Acを中間係合部65Aが貫通している。前側連結軸部46Aに、後側連結軸部56Aが回動自在に内嵌されるとともに、中間係合部65Aが回動自在に外嵌されている。
前側係合軸部45Aの内部と前側連結軸部46Aの内部とが連通されて、前側係合軸部45Aと前側連結軸部46Aの前後両端が開口し、後側係合軸部55Aの内部と後側連結軸部56Aの内部とが連通されて、後側係合軸部55Aの前端が開口している。つまり、前側係合軸部45A、前側連結軸部46A、後側係合軸部55A、後側連結軸部56Aが夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、電飾機構43A,53A,63Aに接続された配線43Aa,53Aa,63Aaが、前記内部空間を通って、更に前壁31Aの貫通孔31Aaを通って、ベース部材30Aの前壁31A外へ延びるように配設されている(図9参照)。
前側可動役物40Aの裏カバー部材42Aの背面には、中間回動役物60Aの可動役物本体部材61Aの前面と摺動するように軸心Aaを中心とする円弧状の摺動突起部49Aが一体形成され、中間回動役物60Aの裏カバー部材62Aの背面には、後側回動役物50Aの可動役物本体部材51Aの前面と摺動するように軸心Aaを中心とする円弧状の摺動突起部69Aが一体形成されている。
図9〜図12に示すように、回動駆動機構70Aは、前側枢支孔部37Aと後側枢支孔部38Aに前後方向向きの支軸75Aを介して軸心Ab回りに回動自在に支持され且つ盤面と平行方向へ夫々延びる第1,第2レバー部71Aa,71Abを有する駆動レバー部材71Aと、駆動レバー部材71Aを回動させる駆動力を第1レバー部71Aaに入力可能な電動モータ81A(ステッピングモータ81A)を含む駆動力入力機構80A(駆動力入力手段)と、複数の可動役物40A,50A,60Aに夫々一体的に設けられ且つ環状凹部35A,36A(軸心Aa)に対して第2レバー部71Abの方へ延びる複数の従動レバー部材44A,54A,64Aと、駆動レバー部材71Aの回動動作を複数の可動役物40A,50A,60Aの個別の回動動作に変換するように、複数の従動レバー部材44A,54A,64Aを第2レバー部71Abに夫々連動連結する連動連結機構90Aとを備えている。
駆動レバー部材71Aは、第1レバー部71Aaと第2レバー部71Aaの一部とを有する合成樹脂製の駆動レバー本体部材72Aと、第2レバー部71Aaの残り一部を有する合成樹脂製の駆動レバー分割部材73Aとで構成されている。駆動レバー本体部材72Aの中心部には、前後両側へ突出するボス部72Aaが形成され、このボス部72Aaが支軸75Aに回動自在に外嵌されている。ボス部72Aaの前後両側において、支軸75Aに1対のスペーサ76A,77Aが外嵌され、このスペーサ76A,77Aにより、駆動レバー部材71Aが前後方向定置に回動可能な状態で保持される。
駆動レバー分割部材73Aの基端部分には孔73Aaが形成され、その孔73Aaを駆動レバー本体部材72Aの後方へ突出するボス部72Aaが挿通し、駆動レバー分割部材73Aが駆動レバー本体部材72Aの第2レバー部71Abと略同方向へ延びるように、駆動レバー分割部材73Aが駆動レバー本体部材72Aに後側から固定されている。この駆動レバー分割部材73Aは、駆動レバー本体部材72Aに中間可動役物60Aの従動レバー部材64Aを組付けた後に、組付け固定される。尚、図11、図12の駆動レバー部材71Aについては、駆動レバー本体部材72Aに中間可動役物60Aの従動レバー部材64Aが組付けられない状態で、駆動レバー本体部材72Aに駆動レバー分割部材73Aが組付け固定された状態を示している。
駆動力入力機構80Aにおいて、合成樹脂製のモータ取付座82Aが、ベース部材30Aの前側から前壁31Aに形成されたモータ取付口31Abに嵌合固定され、このモータ取付座82Aに電動モータ81Aが前側から取付けられ、この電動モータ81Aの出力軸81Aaは、モータ取付座82Aを挿通して、前壁31Aの後側、即ち、ベース部材30Aの内部に達している。
駆動力入力機構80Aは、電動モータ81Aの出力軸81Aaに固定され且つ出力軸81Aaから盤面と平行方向に駆動レバー部材71Aの第1レバー部71Aaの方へ延びる合成樹脂製の入力レバー部材83Aを有し、この入力レバー部材83Aが、入力レバー部材83Aの回動動作を駆動レバー部材71Aの回動動作に変換可能に駆動レバー部材71Aの第1レバー部71Aaに連動連結されている。
駆動力入力機構80Aは、入力レバー部材83Aの先端部に後方へ突出するように設けられた入力係合ピン84Aaと、駆動レバー部材71Aの第1レバー部71Aaに軸心Abと直交する方向に延びるように形成され且つ入力係合ピン84Aaが環状コロ部材85Aを介して前側から係合する入力長孔84Abとを有する。
連動連結機構90Aは、複数の従動レバー部材44A,54A,64Aを駆動レバー部材71Aの第2レバー部71Abのうちの枢支孔部37A,38A(軸心Ab)からの距離が夫々異なる部位(環状凹部35A,36A(軸心Aa)からの距離が夫々異なる部位)に連動連結し、これにより、複数の可動役物40A,50A,60Aを個別に設定された異なる動作角度回動させるように構成している。
連動連結機構90Aは、駆動レバー部材71Aの第2レバー部71Abの先端側部分に設けられた複数(3つ)の係合ピン91Aa,92Aa,93Aaと、複数の従動レバー部材44A,64A,54Aに軸心Aaと直交する方向へ延びるように形成された複数の長孔91Ab,92Ab,93Abとを有する。軸心Abからの距離は、係合ピン91Aa→係合ピン92Aa→係合ピン93Aaの順に遠くなっている。
係合ピン91Aaは、駆動レバー本体部材72Aの長さ方向途中部に前方へ突出するように設けられて、長孔91Abに後側から摺動自在に係合し、係合ピン92Aaは、駆動レバー本体部材72Aの先端部に後方へ突出するように設けられて、長孔92Abに前側から摺動自在に係合し、係合ピン93Aaは、係合ピン92Aaよりも軸心Abから離れた位置にある駆動レバー分割部材72Aの先端部に後方へ突出するように設けられて、長孔93Abに前側から摺動自在に係合している。
後側可動役物50Aの従動レバー部材54Aには、長孔93Abの近くにおいて、後方へ突出するガイドピン94Aが設けられ、このガイドピン94Aがベース部材30Aの後壁32Aに形成されたガイドスリット32Abに摺動自在に係合している。
後壁32Aのセンサ取付部32Acには、光学センサ95A(フォトインタラプタ95A)が取付けられている。この光学センサ95Aは、発光部と受光部とを有し、その発光部と受光部が、駆動レバー本体部材72Aに後方へ突出するように設けられた部分円筒部72Abを挟むように配置されている。この部分円筒部72Abにはスリット72Acが形成され、そのスリット72Acが光学センサ95Aの発光部と受光部との間に位置すると検知され、そのときの駆動レバー部材71Aの位置、即ち、可動役物40A,50A,60Aの位置が原点位置となり、この原点位置を基準に電動モータ81Aが制御される。
図3〜図8、図13〜図16に基づいて、右可動役物機構17Bのベース部材30B、複数の可動役物40B,50B,60B、回動駆動機構70Bについて詳しく説明する。尚、右可動役物機構17Bの各機構及び各部材について、左可動役物機構17Aと同一又は類似するものには、対応する左可動役物機構17Aの各機構及び各部材の符号と類似する符号を付し、適宜、構造や機能等の詳細な説明は省略する。
ベース部材30Bは、前壁31B、後壁32B、周壁33Bを有し、その左下部から右方且つ上方へ張り出して正面視略L形に形成され、ベース部材前部30Baとベース部材後部30Bbとを結合して構成されている。前壁31Bには、軸心Baを中心とする前側環状凹部35B、軸心Bbを中心とする前側枢支孔部37B、貫通孔31Ba、モータ取付口31Bbが形成され、また、軸心Baを中心とする円弧状のガイドスリット31Bcが前側環状凹部35Bの斜め上側に形成されている。
後壁32Bには、軸心Baを中心とする後側環状凹部36B、軸心Bbを中心とする後側枢支孔部38B、センサ取付部32Bcが形成されている。周壁32Bには可動役物通過口33Baが形成されている。前側環状凹部35Bと後側環状凹部36Bが第1枢支部に相当し、前側枢支孔部37Bと後側枢支孔部38Bが第2枢支部に相当する。尚、ベース部材30Bは、前壁31Bに前側から取付けられガイドスリット31Bc等を覆うカバー部材39Bを有する。
複数の可動役物40B,50B,60Bは、第1の位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器16の画面前側空間から右側へ退くとともに、第1の位置から左方且つ下方へ回動し、その際、前側可動役物40Bが約90度、中間回動役物60Bが約60度、後側可動役物50Bが約30度回動して、第2の位置になり、この第2の位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器16の画面前側空間で展開する。
複数の可動役物40B,50B,60Bには、夫々、可動役物本体部材41B,51B,61B、裏カバー部材42B,52B,62B、電飾機構43B,53B,63B、従動レバー部材44B,54B,64Bが設けられている。各可動役物本体部材41B,51B,61Bは、役物表示部41Ba,51Ba,61Ba、役物基部41Bb,51Bb,61bBからなり、この役物表示部41Ba,51Ba,61Baと左可動役物機構17Bの役物表示部41Aa,51Aa,61Aaは、略左右対称形状である。各電飾機構43B,53B,63Bに接続された配線43Ba,53Ba,63Ba(図13参照)は、ランプ制御基板29又は他の基板に構成されたLED駆動回路に接続されている。
複数の可動役物40B,50B,60Bが第1の位置のとき、それら可動役物本体部材41B,51B,61Bの羽根形状部の軸心Baを中心とする周向位置が一致するように前後方向に重なり、この第1の位置から左方且つ下方へ回動する。複数の可動役物40B,50B,60Bが第2の位置のとき、それら可動役物本体部材41B,51B,61Bの合計9枚の羽根形状部が軸心Baを中心とする周方向に略等間隔おきに位置するように展開する(図4、図6参照)。
従動レバー部材44Bに、前側係合軸部45B、前側連結軸部46Bが一体形成され、前側係合軸部45Bが、役物基部41Bbに形成された孔41Bcを貫通し、前側環状凹部35Bにベアリング47Bを介して回動自在に係合されている。従動レバー部材54Bに、後側係合軸部55B、後側連結軸部56Bが一体形成され、後側連結軸部56Bが役物基部51Bbに形成された孔51Bcを貫通し、後側係合軸部55Bが後側環状凹部36Bにベアリング57Bを介して回動自在に係合されている。従動レバー部材64Bに中間係合部65Bが一体形成され、この中間係合部65Bが役物基部61Bbに形成された孔61Bcを貫通している。後側連結軸部56Bに、前側連結軸部46Bが回動自在に内嵌されるとともに、中間係合部65Bが回動自在に外嵌されている。
前側係合軸部45B、前側連結軸部46B、後側係合軸部55B、後側連結軸部56Bが夫々中空状に形成されて、それらの内部空間が連通され、電飾機構43B,53B,63Bに接続された配線43Ba,53Ba,63Baが、前記内部空間を通って、更に前壁31Bの貫通孔31Baを通って、ベース部材30Bの前壁31B外へ延びるように配設されている(図13参照)。裏カバー部材42Bの背面に、軸心Baを中心とする円弧状の摺動突起部49Bが一体形成され、の裏カバー部材62Bの背面に、軸心Baを中心とする円弧状の摺動突起部69Bが一体形成されている。
図13〜図16に示すように、回動駆動機構70Bは、前側枢支孔部37Bと後側枢支孔部38Bに支軸75Bを介して軸心Bb回りに回動自在に支持された第1,第2レバー部71Ba,71Bbを有する駆動レバー部材71B、駆動レバー部材71Bを回動させる駆動力を第1レバー部71Baに入力可能な電動モータ81B(ステッピングモータ81B)を含む駆動力入力機構80B(駆動力入力手段)、複数の可動役物40B,50B,60Bに夫々一体的に設けられ且つ環状凹部35B,36B(軸心Ba)に対して第2レバー部71Bbの方へ延びる複数の従動レバー部材44B,54B,64Bと、駆動レバー部材71Bの回動動作を複数の可動役物40B,50B,60Bの個別の回動動作に変換するように、複数の従動レバー部材44B,54B,64Bを第2レバー部71Bbに夫々連動連結する連動連結機構90Bとを備えている。
駆動レバー部材71Bは、第1レバー部71Baと第2レバー部71Baの一部とを有する駆動レバー本体部材72Bと、第2レバー部71Baの残り一部を有する駆動レバー分割部材73Aとで構成されている。駆動レバー本体部材72Bの中心部には、前後両側へ突出するボス部72Baが形成され、このボス部72Baが支軸75Bに回動自在に外嵌されている。ボス部72Baの前後両側において、支軸75Bに1対のスペーサ76B,77Bが外嵌されている。駆動レバー分割部材73Bの基端部分には孔73Baが形成され、その孔73Baを駆動レバー本体部材72Aの後方へ突出するボス部72Aaが挿通している。
駆動力入力機構80Bにおいて、モータ取付座82Bが、前壁31Bに形成されたモータ取付口31Bbに嵌合固定されている。駆動力入力機構80Bは、出力軸81Baに固定され且つ出力軸81Baから盤面と平行方向に第1レバー部71Baの方へ延びる入力レバー部材83Bを有し、この入力レバー部材83Bが、入力レバー部材83Bの回動動作を駆動レバー部材71Bの回動動作に変換可能に第1レバー部71Baに連動連結されている。
駆動力入力機構80Bは、入力レバー部材83Bを第1レバー部71Baに連動連結するために、入力レバー部材83Bの先端部に後方へ突出するように設けられた入力係合ピン84Baと、第1レバー部71Baに軸心Bbと直交する方向に延びるように形成され且つ入力係合ピン84Baが環状コロ部材85Bを介して前側から係合する入力長孔84Bbとを有する。
連動連結機構90Bは、複数の従動レバー部材44B,54B,64Bを第2レバー部71Bbのうちの枢支孔部37B,38B(軸心Bb)からの距離が夫々異なる部位(環状凹部35B,36B(軸心Ba)からの距離が夫々異なる部位)に連動連結し、これにより、複数の可動役物40B,50B,60Bを個別に設定された異なる動作角度回動させるように構成している。
連動連結機構90Bは、第2レバー部71Bbの先端側部分に設けられた複数(3つ)の係合ピン91Ba,92Ba,93Baと、複数の従動レバー部材44B,64B,54Bに軸心Baと直交する方向へ延びるように形成された複数の長孔91Bb,92Bb,93Bbとを有する。軸心Bbからの距離は、係合ピン93Ba→係合ピン92Ba→係合ピン91Baの順に近くなっている。
係合ピン91Baは、駆動レバー本体部材72Bの先端部に前方へ突出するように設けられて、長孔91Bbに後側から摺動自在に係合し、係合ピン92Baは、駆動レバー本体部材72Bの長さ方向途中部に後方へ突出するように設けられて、長孔92Bbに前側から摺動自在に係合し、係合ピン93Baは、係合ピン92Baよりも軸心Bbに近づいた位置にある駆動レバー分割部材72Bの先端部に後方へ突出するように設けられて、長孔93Bbに前側から摺動自在に係合している。
前側可動役物50Bの可動役物本体部材41Bには、役物基部41Bbの近くにおいて、前方へ突出するガイドピン94Bが設けられ、このガイドピン94Bが前壁31Bに形成されたガイドスリット31BCに摺動自在に係合している。
後壁32Bのセンサ取付部32Bcには、光学センサ95B(フォトインタラプタ95B)が取付けられている。この光学センサ95Bは、発光部と受光部とを有し、その発光部と受光部が、駆動レバー本体部材72Bに後方へ突出するように設けられた部分円筒部72Bbを挟むように配置されている。この部分円筒部72Bbにはスリット72Bcが形成され、そのスリット72Bcが光学センサ95Bの発光部と受光部との間に位置すると検知され、そのときの駆動レバー部材71Bの位置、即ち、可動役物40B,50B,60Bの位置が原点位置となり、この原点位置を基準に電動モータ81Bが制御される。
さて、この可動役物装置17(左右の可動役物機構17A,17B)においては、以上の記載及び図面から判るように、左可動役物機構17Aの一部である駆動力入力機構80A(電動モータ81A、モータ取付座82A、駆動レバー部材83A、環状コロ部材85A)と、それに対応する右可動役物機構17Bの一部である駆動力入力機構80B(電動モータ81B、モータ取付座82B、駆動レバー部材83B、環状コロ部材85B)とが複数の共通部品で構成されている。
更に、この可動役物装置17においては、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aのうち駆動力入力機構80A以外の一部(ベアリング47A,57A、支軸75A、スペーサ76A,77A、光学センサ95A)と、それに対応する右可動役物機構17Bの回動駆動機構70Bのうち駆動力入力機構80B以外の一部(ベアリング47B,57B、支軸75B、スペーサ76B,77B、光学センサ95B)とが複数の共通部品で構成されている。
以上説明した可動役物装置17によれば次の効果を奏する。
遊技盤4に左右の可動役物機構17A/17Bが設けられ、この可動役物機構17A/17Bの各々が、遊技盤4の盤面と平行方向へ夫々延びて盤面と直交する前後方向に重なり得る複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを備え、この複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの基端側部分がベース部材30A/30Bの環状凹部35A,36A/35B,36Bに前後方向向きの同一の軸心Aa/Ba回りに夫々回動自在に支持され、回動駆動機構70A/70Bにより、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bが前後に重なった第1の位置と第1の位置から軸心Aa/Ba回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bが個別に設定された異なる動作角度回動するように駆動される。
つまり、斬新な可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの構成及び動作を実現することができ、そのうえで、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを大型化したことでダイナミックに動作させることができるため、更に、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bに電飾機構43A,53A,63A/43B,53B,63Bを装備したことで、この電飾機構43A,53A,63A/43B,53B,63Bとの協働により、演出効果を大幅に向上させることができる。
そして、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aの一部である駆動力入力機構80Aと、それに対応する右可動役物機構17Bの回動駆動機構70Bの一部である駆動力入力機構80Bとを複数の共通部品で構成したことで、左右の可動役物機構17A,17B(駆動力入力機構80A,80B)の部品の共通化を図り、部品の種類を低減し、製作コストを低減することができる。
各可動役物機構17A/17Bの各回動駆動機構70A/70Bにおいて、盤面と平行方向へ夫々延びる第1,第2レバー部71Aa,71Ab/71Ba,71Bbを有する駆動レバー部材71A/71Bが、ベース部材30A/30Bの枢支孔部37A,38A/37B,38Bに前後方向向きの支軸75A/75Bを介して回動自在に支持され、駆動力入力機構80A/80Bにより、駆動レバー部材71A/71Bを回動させる駆動力が駆動レバー部材71A/71Bの第1レバー部71Aa/71Baに入力され、ベース部材30A/30Bの環状凹部35A,36A/35B,36Bに対して駆動レバー部材71A/71Bの第2レバー部71Ab/71Bbの方へ延びる複数の従動レバー部材44A,54A,64A/44B,54B,64Bが複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bに夫々一体的に設けられ、連動連結機構90A/90Bにより、この複数の従動レバー部材44A,54A,64A/44B,54B,64Bが駆動レバー部材71A/71Bの第2レバー部71Ab/71Bbに夫々連動連結されて、駆動レバー部材71A/71Bの回動動作が複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの個別の回動動作に変換される。
こうして、各可動役物機構17A/17Bにおいて、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを前後方向向きの同一の軸心Aa/Ba回りに個別に異なる動作角度回動させることができ、しかも、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bに共通の駆動レバー部材71A/71Bと駆動力入力機構80A/80B等によって、回動駆動機構70A/70Bの構造を簡単化し、組付け性を向上させ、製作コストを一層低減し、作動面と耐久面での信頼性を高めることができる。故に、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを大型化することで、更に、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bに電飾機構43A,53A,63A/43B,53B,63Bを装備したことで、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの重量が重くなるが、回動駆動機構70A/70Bの作動面と耐久面での信頼性を高く維持して、演出効果の大幅な向上を達成することができる。
各可動役物機構17A/17Bの回動駆動機構70A/70Bにおいて、連動連結機構90A/90Bにより、複数の従動レバー部材43A,53A,63A/43B,53B,63Bが駆動レバー部材71A/71Bの第2レバー部71Ab/71Bbのうちのベース部材30A/30Bの枢支孔部37A,38A/37B,38Bからの距離が夫々異なる部位に連動連結されたので、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを第1の位置と第2の位置とに亙って確実に個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動することができ、各従動レバー部材43A,53A,63A/43B,53B,63Bの駆動レバー部材71A/71Bへの連動連結部位を前記距離で調整することにより、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bの全体的な動作を所望の動作とし、第2の位置を所望の位置に設定することができる。
各可動役物機構17A,17Bの回動駆動機構70A,70Bにおいて、駆動力入力機構80A/80Bは、電動モータ81A/81Bの出力軸81Aa/81Baに固定され且つ出力軸81Aa/81Baから駆動レバー部材71A/71Bの第1レバー部71Aa/71Baの方へ延びる入力レバー部材83A/83Bを有し、この入力レバー部材83A/83Bが、入力レバー部材83A/83Bの回動動作を駆動レバー部材71A/71Bの回動動作に変換可能に第1レバー部71Aa/71Baに連動連結されたので、駆動レバー部材71A/71Bを回動させる駆動力を第1レバー部71Aa/71Baに確実に入力することができる。
各可動役物機構17A/17Bの回動駆動機構70A/70Bは、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aが第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向と、第2可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bが第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向とが逆方向になるように構成されたので、左右の可動役物機構17A,17Bの全体的な前後方向位置を略一致させた状態で、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと右可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bとが第2の位置のときに前後に重なるようにすることができ、演出効果を大幅に向上させることができる。
左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aは、複数の可動役物40A,50A,60Aのうち最も後側に位置する後側可動役物50Aの動作角度を他の可動役物40A,60Aの動作角度よりも大きくするように構成され、右可動役物機構17Bの回動駆動機構70Bは、複数の可動役物40B,50B,60Bのうち最も前側に位置する前側可動役物40Bの動作角度を他の可動役物50B,60Bの動作角度よりも大きくするように構成されたので、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと右2可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bが第2の位置のときに、右可動役物機構17Bの前側可動役物40Bと左可動役物機構17Aの後側可動役物50Aとを前後に重なるようにすることができる。
左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと右可動役物機構17Bの複数の可動役物40B,50B,60Bが、第1の位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器16の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、第2の位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器16の画面前側空間で展開して前後に重なるように構成されたので、左右の可動役物機構17A/17Bの複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを第1の位置から第2の位置へ切換えることにより、画像表示器16の左右両端側から夫々上下一端側へ向かう扇状に展開させることができ、ここで、左右の可動役物機構17A,17Bの複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60Bを相互干渉させることなく大型化することができ、これにより、画像表示器16の前側を大きく覆い隠すことができ、そして、画像表示器16との協働により、演出効果をより一層向上させることができる。
次に、実施例1の右可動役物機構17Bを変更した実施例2,3について説明する。尚、実施例1の各機構及び各部材と同一又は類似するものには、類似する符号を付し、適宜、同一又は類似する構造や機能等の詳細な説明は省略する。
この可動役物装置は、図9、図10に示す左可動役物機構17Aと、図17、図18に示す右可動役物機構17Cを備えたものであり、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60A以外の全部と、右可動役物機構17Cの複数の可動役物40C,50C,60C以外の全部とが複数の共通部品で構成されている。
つまり、左可動役物機構17Aのベース部材30A(ベース部材前部30Aa、ベース部材後部30Ab、カバー部材39A)及び回動駆動機構70Aの全部(複数の従動レバー部材44A,54A,64A、ベアリング47A,57A、駆動レバー部材71A、駆動レバー本体部材72A、駆動レバー分割部材73A、支軸75A、スペーサ76A,77A、駆動力入力機構80A、電動モータ81A、モータ取付座82A、入力レバー部材83A、環状コロ部材85A、連動連結機構90A、光学センサ95A)と、右可動役物機構17Cのベース部材30C(ベース部材前部30Ca、ベース部材後部30Cb、カバー部材39C)及び回動駆動機構70Cの全部(複数の従動レバー部材44C,54C,64C、ベアリング47C,57C、駆動レバー部材71C、駆動レバー本体部材72C、駆動レバー分割部材73C、支軸75C、スペーサ76C,77C、駆動力入力機構80C、電動モータ81C、モータ取付座82C、入力レバー部材83C、環状コロ部材85C、連動連結機構90C、光学センサ95C)とが共通部品で構成されている。
右可動役物機構17Cのベース部材30Cと回動駆動機構70Cは、左可動役物機構17Aのベース部材30Aと回動駆動機構70Aを前後に逆さまにして適用されている。右可動役物機構17Cの複数の可動役物40C,50C,60C(前側可動役物40C、後側可動役物50C、中間可動役物60C)は、夫々、可動役物本体部材41C,51C,61C、裏カバー部材42C,52C,62C、電飾機構43C,53C,63C、従動レバー部材44C,54C,64Cが設けられ、各可動役物本体部材41C,51C,61Cは、役物表示部41Ca,51Ca,61Ca、役物基部41Cb,51Cb,61bCからなる。
この複数の可動役物40C,50C,60Cのうち役物基部41Cb,51Cb,61bC以外の部分は、実施例1の複数の可動役物40B,50B,60Bのうち役物基部41Bb,51Bb,61bB以外の部分と同様の構造であり、但し、前側可動役物40Cの役物基部41Cbは、左可動役物機構17Aの後側可動役物50Aの役物基部51Abを前後逆さまにして構造であり、後側可動役物50Cの役物基部51Cbは、左可動役物機構17Aの前側可動役物40Aの役物基部41Abを前後逆さまにして構造であり、中間可動役物60Cの役物基部61Cbは、左可動役物機構17Aの中間可動役物60Aの役物基部61Abを前後逆さまにして構造である。
故に、右可動役物機構17Cの複数の可動役物40C,50C,60Cと複数の従動レバー部材44C,54C,64Cとの連結構造を、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと複数の従動レバー部材44A,54A,64Aとの連結構造と同様の構造とすることができる。こうして、実施例1と同様に、複数の可動役物40A,50A,60A/40C,50C,60Cが前後に重なった第1の位置と第1の位置から軸心Aa/Ba回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物40A,50A,60A/40C,50C,60Cを個別に設定された異なる動作角度回動させる動作を実現することができる。
この左可動役物機構17Aと右可動役物機構17Cとを備えた可動役物装置によれば、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aの全部と、右可動役物機構17Cの回動駆動機構70Cの全部とを共通部品で構成し、更に、左可動役物機構17Aのベース部材30Aと、右可動役物機構17Cのベース部材30Cとを共通部品で構成したので、可動役物装置(回動駆動機構70A/70Cの全部と、ベース部材30A/30C)の製作コストを大幅に格段に低減することができる。その他実施例1と同様の効果を奏する。
この可動役物装置は、図9、図10に示す左可動役物機構17Aと、図19、図20に示す右可動役物機構17Dを備えたものであり、左可動役物機構17Aのベース部材30A及び複数の可動役物40A,50A,60A以外の全部と、右可動役物機構17Dのベース部材30D及び複数の可動役物40D,50D,60D以外の全部とが複数の共通部品で構成されている。
つまり、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aの全部(複数の従動レバー部材44A,54A,64A、ベアリング47A,57A、駆動レバー部材71A、駆動レバー本体部材72A、駆動レバー分割部材73A、支軸75A、スペーサ76A,77A、駆動力入力機構80A、電動モータ81A、モータ取付座82A、入力レバー部材83A、環状コロ部材85A、連動連結機構90A、光学センサ95A)と、右可動役物機構17Dの回動駆動機構70Dの全部(複数の従動レバー部材44D,54D,64D、ベアリング47D,57D、駆動レバー部材71D、駆動レバー本体部材72D、駆動レバー分割部材73D、支軸75D、スペーサ76D,77D、駆動力入力機構80D、電動モータ81D、モータ取付座82D、入力レバー部材83D、環状コロ部材85D、連動連結機構90D、光学センサ95D)とが共通部品で構成されている。
右可動役物機構17Dの回動駆動機構70Dは、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aを前後に逆さまにして適用されている。右可動役物機構17Dのベース部材30Dは、ベース部材前部30Daとベース部材後30Dbとを結合して構成され、ベース部材前部30Daの左下部にモータ取付口31Dbが形成され、その左下部以外の部分は、左可動役物機構17Aのベース部材後部30Abの右下部以外の部分を前後逆さました構成であり、また、ベース部材後部30Dbの左下部にはモータ取付口が形成されず、その左下部以外の部分は、左可動役物機構17Aのベース部材前部30Aa右下部以外の部分を前後逆さました構成である。
右可動役物機構17Dの複数の可動役物40D,50D,60D(前側可動役物40D、後側可動役物50D、中間可動役物60D)は、夫々、可動役物本体部材41D,51D,61D、裏カバー部材42D,52D,62D、電飾機構43D,53D,63D、従動レバー部材44D,54D,64Dが設けられ、各可動役物本体部材41D,51D,61Dは、役物表示部41Da,51Da,61Da、役物基部41Db,51Db,61bDからなる。
この複数の可動役物40D,50D,60Dのうち役物基部41Db,51Db,61bD以外の部分は、実施例1の複数の可動役物40B,50B,60Bのうち役物基部41Bb,51Bb,61bB以外の部分と同様の構造であり、但し、前側可動役物40Dの役物基部41Dbは、左可動役物機構17Aの後側可動役物50Aの役物基部51Abを前後逆さまにして構造であり、後側可動役物50Dの役物基部51Dbは、左可動役物機構17Aの前側可動役物40Aの役物基部41Abを前後逆さまにして構造であり、中間可動役物60Dの役物基部61Dbは、左可動役物機構17Aの中間可動役物60Aの役物基部61Abを前後逆さまにして構造である。
故に、右可動役物機構17Dの複数の可動役物40D,50D,60Dと複数の従動レバー部材44D,54D,64Dとの連結構造を、左可動役物機構17Aの複数の可動役物40A,50A,60Aと複数の従動レバー部材44A,54A,64Aとの連結構造と同様の構造とすることができる。こうして、実施例1と同様に、複数の可動役物40A,50A,60A/40D,50D,60Dが前後に重なった第1の位置と第1の位置から軸心Aa/Ba回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物40A,50A,60A/40D,50D,60Dを個別に設定された異なる動作角度回動させる動作を実現することができる。
この左可動役物機構17Aと右可動役物機構17Dとを備えた可動役物装置によれば、左可動役物機構17Aの回動駆動機構70Aの全部と、右可動役物機構17Dの回動駆動機構70Dの全部とを共通部品で構成したので、可動役物装置(回動駆動機構70A/70Dの全部)の製作コストを大幅に低減することができる。また、実施例1の効果にも含まれるが、可動役物機構17A/17Dの両電動モータ81A/81Dが共にベース部材30A/30Dに前側から取付けられているため、ベース部材30A/30Dの後側を広くすることができるため、この可動役物装置17や、可動役物装置17に接近する他の構造物を取付けるうえで有利になる。その他実施例1と同様の効果を奏する。
尚、前記実施例を部分的に次のように変更してもよい。
(1)駆動力入力機構80A/80B(80C)(80D)において、電動モータ81A/81B(81C)(80D)として、ステッピングモータの代わりにサーボモータを採用する。或いは、電動モータ81A/81B(81C)(80D)の代わりに、ソレノイドアクチュエータ等の種々の電動アクチュエータを採用する。
(2)複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)を第1の位置の方へ付勢する何らかの付勢手段を設ける。この場合、駆動レバー部材71A/71B(71C)(71D)を回動付勢する構成とすることもできる。
(3)連動連結機構90A/90B(90C)(90D)、複数の従動レバー部材44A,54A,64A/44B,54B,64B(44C,54C,64C)(44D,54D,64D)を駆動レバー部材71A/71B(71C)(71D)の第2レバー部71Ab/71Bb(71Cb)(71Db)のうちの支軸75A/75B(75C)(75D)を中心とする周方向の位置が夫々異なる部位に連動連結する。
各従動レバー部材44A,54A,64A/44B,54B,64B(44C,54C,64C)(44D,54D,64D)の駆動レバー部材71A/71B(71C)(71D)への連動連結部位を前記距離だけでなく前記周方向の位置で調整することにより、複数の可動役物40A,50A,60A/40B,50B,60B(40C,50C,60C)(40D,50D,60D)の全体的な動作を所望の動作とし、第2の位置を所望に位置に設定することができるとともに、駆動レバー部材71A/71B(71C)(71D)を一部材で構成して、部品点数を低減して、連動連結機構90A/90B(90C)(90D)の組付け性の向上を期待することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。例えば、複数の可動役物の数、配置、サイズ、形状、第1の位置、第2の位置等については適宜変更可能である。また、本発明の可動役物装置は、遊技盤を備えたパチンコ遊技機、或いはパチンコ遊技機以外の遊技盤を備えた遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
16 画像表示器
17 可動役物装置
17A 左可動役物機構
17B,17C,17D 右可動役物機構
30A,30B,30C,30D ベース部材
35A,35B 前側環状凹部
36A,36B 後側環状凹部
37A,37B 前側枢支孔部
38A,38B 後側枢支孔部
40A,40B,40C,40D 前側可動役物
44A,54A,64A,44B,54B,64B,44C,54C,64C,44D,54D,64D 従動レバー部材
50A,50B,50C,50D 後側可動役物
60A,60B,60C,60D 中間可動役物
70A,70B,70C,70D 回動駆動機構
71A,71B,71C,71D 駆動レバー部材
71Aa,71Ba 第1レバー部
71Ab,71Bb 第2レバー部
75A,75B,75C,75D 支軸
80A,80B,80C,80D 駆動力入力機構
81A,81B,81C,81D 電動モータ
81Aa,81Ba 出力軸
83A,83B,83C,83D 入力レバー部材
90A,90B,90C,90D 連動連結機構

Claims (11)

  1. 遊技盤に設けた第1,第2可動役物機構を備えた遊技機の可動役物装置において、
    前記第1,第2可動役物機構の各々が、
    重なり得る複数の可動役物と、
    前記複数の可動役物の基端側部分を同一の軸心回りに夫々回動自在に支持する第1枢支部を有するベース部材と、
    前記複数の可動役物が重なった第1の位置と第1の位置から前記軸心回りに回動して展開した第2の位置とに亙って、複数の可動役物を個別に設定された異なる動作角度回動させるように駆動する回動駆動機構とを備え、
    前記第1可動役物機構の回動駆動機構の少なくとも一部と、それに対応する第2可動役物機構の回動駆動機構の少なくとも一部とを複数の共通部品で構成したことを特徴とする遊技機の可動役物装置。
  2. 前記の各回動駆動機構は、
    前記ベース部材の第2枢支部に支軸を介して回動自在に支持された第1,第2レバー部を有する駆動レバー部材と、
    前記駆動レバー部材を回動させる駆動力を前記第1レバー部に入力可能な電動アクチュエータを含む駆動力入力手段と、
    前記複数の可動役物に夫々一体的に設けられ且つ前記第1枢支部に対して前記第2レバー部の方へ延びる複数の従動レバー部材と、
    前記駆動レバー部材の回動動作を複数の可動役物の個別の回動動作に変換するように、複数の従動レバー部材を前記第2レバー部に夫々連動連結する連動連結機構とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の可動役物装置。
  3. 前記第1可動役物機構の駆動力入力手段と、第2可動役物機構の駆動力入力手段とを共通部品で構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機の可動役物装置。
  4. 前記第1可動役物機構の駆動レバー部材及び複数の従動レバー部材と、第2可動役物機構の駆動レバー部材及び複数の従動レバー部材とを共通部品で構成したことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機の可動役物装置。
  5. 前記第1可動役物機構の回動駆動機構の全部と、第2可動役物機構の回動駆動機構の全部とを共通部品で構成したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機の可動役物装置。
  6. 前記第1可動役物機構のベース部材と、第2可動役物機構のベース部材とを共通部品で構成したことを特徴とする請求項5に記載の遊技機の可動役物装置。
  7. 前記の各連動連結機構は、複数の従動レバー部材を前記第2レバー部のうちの前記第2枢支部からの距離が夫々異なる部位に連動連結することを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
  8. 前記の各電動アクチュエータが電動モータからなり、
    前記の各駆動力入力手段は、電動モータの出力軸に固定され且つ出力軸から前記第1レバー部の方へ延びる入力レバー部材を有し、この入力レバー部材が、入力レバー部材の回動動作を駆動レバー部材の回動動作に変換可能に前記第1レバー部に連動連結されたことを特徴とする請求項2〜7の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
  9. 前記の各回動駆動機構は、第1可動役物機構の複数の可動役物が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向と、第2可動役物機構の複数の可動役物が第1の位置から第2の位置へ向かう回動方向とが逆方向になるように構成されたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
  10. 前記第1可動役物機構の回動駆動機構は、複数の可動役物のうち最も後側に位置する可動役物の前記動作角度を他の可動役物の前記動作角度よりも大きくするように構成され、第2可動役物機構の回動駆動機構は、複数の可動役物のうち最も前側に位置する可動役物の前記動作角度を他の可動役物の前記動作角度よりも大きくするように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の遊技機の可動役物装置。
  11. 前記遊技機が画像表示器を備え、
    前記第1可動役物機構の複数の可動役物と第2可動役物機構の複数の可動役物が、前記第1の位置のときに鉛直姿勢になって画像表示器の画面前側空間から左右両側へ退くとともに、前記第2の位置のときに傾斜姿勢になって画像表示器の画面前側空間で展開して前後に重なるように構成されたことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の遊技機の可動役物装置。
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