JP4679408B2 - 遊技機の役物の駆動装置および遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機の役物の駆動装置およびこれを用いた遊技機に関する。
遊技盤の中央部に画像表示装置を有するセンター役物を備えた弾球遊技機が広く使用されている。かかる弾球遊技機においては、発射装置から発射された遊技球が特定の入賞口を通過した場合、センター役物内の画像表示装置において特別図柄を変動表示することによって電子的な当否抽選の実施を遊技者に告知する。そして所定時間経過後、当否抽選の結果に応じた確定図柄を画像表示装置に表示し、かかる抽選結果が「当たり」の場合は遊戯者に有利な遊戯状態を提供する。このように画像表示装置等の演出手段を効果的に用いることによって、遊技者の興味を引き付けることが企図されている。
特開2004−113354
しかしながら、上記の如き従来のセンター役物においては、専ら液晶パネル等の二次元的な画像表示装置や、回転運動等の単純な動作を行う機構を用いて演出が行なわれるため、音響装置や遊技盤面内外の電飾等による補助的な演出手段を伴っても、遊技者に飽きられてしまうおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題には上記の問題が一例として挙げられ、遊技中の演出内容を興味深いものにして、遊技者に飽きられることなく興味を引き付けておくことが可能な役物の駆動装置および遊技機を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、遊技機の役物の駆動装置であって、両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有する第リンク部材と、両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その一方の前記セクタギアが前記第リンク部材の一方のセクタギアに噛合して回転自在に連結された第リンク部材と、両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その板面が、前記第リンク部材の前記噛合部分側の板面および前記第リンク部材の前記噛合部分側の板面と対面するように配置された第リンク部材と、両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その一方の前記セクタギアが前記第リンク部材の一方のセクタギアに噛合して回転自在に連結された第リンク部材と、を備え、前記第リンク部材と前記第リンク部材とは、前記第リンク部材の一方の回転軸を介して回動自在に連結され、前記第リンク部材と前記第リンク部材とは、前記第リンク部材の他方の回転軸を介して回転自在に連結されて、前記第リンク部材および前記第リンク部材のいずれかと前記第リンク部材とは前記第リンク部材の前記回転軸を介して回転自在に連結されていることを特徴としている。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施例の役物の駆動装置を説明する。
先ず本発明の実施例の役物の駆動装置が組み込まれる対象としてのパチンコ機10を図1を参照しながら説明する。パチンコ機10は、本体基部11と、本体基部11に開閉可能に取り付けられている前面扉12とを備えている。前面扉12には、ガラス板13aが嵌めこまれたガラス枠13が開閉可能に取り付けられている。本体基部11の前面にはガラス板13aから離間した位置に対向するように配置された遊技盤14が設けられている。遊技盤14の内、ガイドレール15に囲繞された遊技領域14aがガラス板13aを介して視認できるようになっている。遊技盤14の上部には電飾装置16やスピーカ17が設けられている。前面扉12の右下には遊技球の操作ハンドル20が回動自在に設けられている。前面扉12には、更に供給皿21、灰皿22が設けられている。
遊技領域14aには、その略中央部にセンター役物30が設けられており、その周囲に特定入賞口(始動入賞口)31、アタッカ32、アウト口33が設けられている。センター役物30は液晶パネル等の表示装置からなる図柄表示装置30aを備えている。尚、遊技領域14aには、更に図示しない普通入賞口、釘、風車などが設けられている。
次に、上記したパチンコ機10の制御装置を図2を参照しながら説明する。パチンコ機10にはマイクロコンピュータ等からなる制御装置50が設けられている。かかる制御装置50は電源51によって電力が供給されている。更に球技球の入賞を検知するスイッチ等の各種入力52、スピーカ17からの効果音の発生を制御する音声制御装置53、電飾装置16を制御する電飾制御装置54、発射制御装置55、賞球の払い出しを制御する払出制御装置56、図柄表示を制御する図柄表示制御装置57等が接続されている。更に、制御装置50にはモータ60等の駆動手段が接続されており、かかるモータ60を介して後述する本実施例の役物の駆動装置が駆動される。
上記したパチンコ機10において、遊技者は操作ハンドル20を操作して、供給皿21から供給される遊戯球を遊技領域14aに向けて打ち出す。打ち出された遊技球は、ガイドレール15に沿って案内された後、遊技領域14a内を乱舞しながら落下する。そして遊技領域14aの最下部に到達するまでに入賞口に入らなかった場合は、アウト口33に入って回収される。
一方、入賞口に遊技球が入賞した場合は、所定数の賞球が供給皿21に払い出される。特に遊戯球が入賞した入賞口が特定入賞口31であった場合は、図3乃至5に示されるような電子的な当否抽選が上記した制御装置50において行われる。すなわち、図3に示されるように、特定入賞口31に設けられている、例えば、光電スイッチ等の当否抽選始動スイッチ(図示せず)によって遊技球の特定入賞口31への入賞が検知された場合は(ステップS1)、制御装置50は当否抽選ルーチン(ステップS2)を実施する。当否抽選ルーチンにおいては、図4に示されるように、「リーチ演出モード」へ移行するか否かが決定され(ステップS21)、「リーチ演出モード」への移行が選択された場合は後述する「リーチ演出モード」が実施され(ステップS22)、「リーチ演出モード」への移行が選択されなかった場合は後述する「はずれ演出モード」が実施される(ステップS25)。なお、「はずれ演出モード」が実施された後は普通の状態に戻る。「リーチ演出モード」が実施された後は、「当たりモード」へ移行するか否かが決定され(ステップS23)、「当たりモード」への移行が選択された場合は「当たりモード」が実施され(ステップS24)、「当たりモード」への移行が選択されなかった場合は普通の状態に戻る。
ここで、「当たりモード」とは、遊技者にとって有利な遊技状況が提供される状態のことをいう。例えば、アタッカ32が手前側に回動して通常は閉じられている大入賞口が開放される。大入賞口は、例えば30秒開放されるか又は大入賞口に遊技球が10個入賞したことが検知されるまで開放され続け、その後アタッカ32を逆向きに回動することによって大入賞口が閉じられて第1ラウンドが終了する。大入賞口が閉じられるまでに大入賞口内に遊技球が入賞した場合は第1ラウンド終了後に再度アタッカ32が回動して引き続いて第2ラウンドが開始する。以降、同様に第3ラウンド、第4ラウンド等が続き、所定の回数のラウンドが完了すると「当たりモード」が終了する。この様に「当たりモード」に移行すると通常は閉じられている大入賞口が開放されることになるため、通常よりも賞球を獲得しやすくなる。
次に、前述した「リーチ演出モード」及び「はずれ演出モード」について説明する。センター役物30の図柄表示装置30aにおいては、一般的に3つの図柄が横方向に並んで表示される。各図柄には、例えば0乃至9の数字が表示される。特定入賞口31に遊技球が入賞すると図柄表示装置30aの3つの図柄が上方から下方へ流れるように変動表示(スクロール)される。変動表示されている図柄はその後停止され、「当たり」の場合は「333」、「777」等のような特定の図柄が表示される。
ここで、図柄を停止するときは、3つの図柄を同時に停止するのではなく、例えば左側の図柄のみ停止した図柄を最初に表示し、次に左側及び右側の図柄が停止した図柄を表示し、最後に全ての図柄が停止した図柄を表示するようにして時間差をつけて3つの図柄を停止する方法がとられている。このようにして当否判定の結果の告知を意図的に遅延せしめることによって、遊戯者の興味を引き付けることが企図されている。上記した時間差がつけられた表示のうち、特に、左側の図柄及び右側の図柄が共に同じ図柄で揃って停止し、中央の図柄のみが変動している表示を「リーチ表示」と称する。また、「リーチ表示」が行なわれている状態を「リーチ演出モード」と称する。「リーチ演出モード」においては、上述した「当たりモード」に移行することが期待できるので遊技者は特に興味を引き付けられる。従ってこの状態をより効果的に演出することで遊技者はより一層「当たりモード」に対する期待感をかきたてられることになる。なお、「はずれ演出モード」とは左側の図柄及び右側の図柄が互いに異なる図柄で揃って停止する表示がなされる場合をいう。かかる表示がされた後は、停止した3つの図柄を表示した後、普通の状態に戻る。
本願発明の第1実施例においては、図5に示すように、上記した「リーチ演出モード」において図柄表示装置30aに「リーチ表示」を表示し(ステップS221)、更に役物を効果的に駆動せしめる(ステップS222)ことを特徴としている。以下に先ず本実施例の役物の駆動装置の構造について説明する。
図6は本発明の第1実施例の役物の駆動装置100の斜視図である。図6には5つのリンク部材、すなわち、第1リンク部材110、第2リンク部材120、第3リンク部材130、第4リンク部材140、及び第5リンク部材150が縦続して連結した駆動装置100が示されている。具体的に説明すると、第1リンク部材110はその両端部に互いに平行な第1回転軸O1及び第2回転軸O2を有している。更に第1リンク部材110は、その両端部に各々セクタギアを備えている。すなわち、第1リンク部材110の一端部(図6において手前側に示す)には第1回転軸O1を中心として約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第1歯列110aが形成されている。同様に、第1リンク部材110の他端部(図6において奥側に示す)には第2回転軸O2を中心として約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第2歯列110bが形成されている。
他のリンク部材も第1リンク部材110と同様の形状を有している。すなわち、第2リンク部材120は、その両端部に互いに平行な第2回転軸O2及び第3回転軸O3を有し、更にこれらの回転軸O2及びO2を各々中心とする約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第1歯列120a及び第2歯列120bを両端部に備えている。第3リンク部材130は、その両端部に互いに平行な第3回転軸O3及び第4回転軸O4を有し、更にこれらの回転軸O3及びO4を各々中心とする約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第1歯列130a及び第2歯列130bを両端部に備えている。第4リンク部材140は、その両端部に互いに平行な第4回転軸O4及び第5回転軸O5を有し、更にこれらの回転軸O4及びO5を各々中心とする約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第1歯列140a及び第2歯列140bを両端部に備えている。第5リンク部材150は、その両端部に互いに平行な第5回転軸O5及び第6回転軸O6を有し、更にこれらの回転軸O5及びO6を各々中心とする約180度の角度に亘って延在する円弧に沿った第1歯列150a及び第2歯列150bを両端部に備えている。
次に、これら5つのリンク部材の連結態様について説明する。
第1リンク部材110と第2リンク部材120とは第2回転軸O2を介して回動自在に結合されている。第2リンク部材120と第3リンク部材130とは第3回転軸O3を介して回動自在に結合されている。第3リンク部材130と第4リンク部材140とは第4回転軸O4を介して回動自在に結合されている。第4リンク部材140と及び第5リンク部材150とは第5回転軸O5を介して回動自在に結合されている。これによって5つのリンク部材は、第1リンク部材110、第2リンク部材120、第3リンク部材130、第4リンク部材140、及び第5リンク部材150の順序で縦続して連結されることになる。
上記のように縦続して連結されている5つのリンク部材は、更に1つおきのリンク部材同士が、互いに各々のセクタギアによって噛合している。具体的には、図6に示すように、第1リンク部材110の第2歯列110bと第3リンク部材130の第1歯列130aとが噛合し、第2リンク部材120の第2歯列120bと第4リンク部材140の第1歯列140aとが噛合し、第3リンク部材130の第2歯列130bと第5リンク部材150の第1歯列150aとが噛合している。
更に、図6には第2リンク部材120の第1歯列120aと噛合する平歯車190が第1回転軸O1を介して第1リンク部材110と回動自在に結合されている。
上記のような、5つのリンク部材を用いることによって、以下に示すような興味深い動きが可能となる。すなわち、平歯車190を固定して第1リンク部材110を第1回転軸O1の周りに時計回りに所定の回転角度だけ回転駆動せしめた場合、第1リンク部材110と第2リンク部材120とは第2回転軸O2を介して回動自在に結合されているので、第2回転軸O2も第1回転軸O1の周りに時計回りに回動する。このとき、第2リンク部材120の第1歯列120aは平歯車190に噛合しているので、第2リンク部材120は第1回転軸O1の周りに時計回りに回動している第2回転軸O2を中心として回動する。よって、第2リンク部材120の回動によって傾斜する角度は第1リンク部材110のものに比べてより大きくなる。他のリンク部材も上記した第1リンク部材110及び第2リンク部材120の結合方法と同様の結合方法で結合されているため、第1リンク部材110と第2リンク部材120との位置関係と同じように、回動によって傾斜するリンク部材の角度は、1つ前のリンク部材の回動による傾斜角度に比べてより大きくなる。
図7には第1リンク部材110が所定の回転角度だけ回転せしめられた後の装置100の状態が示されている。更に図8には本発明の第1実施例の駆動装置100の動きが明確に判るように、図6及び図7に示されている駆動装置の形態を正面から示している。図6、図7及び図8から判るように、第1リンク部材110の回動によって(図7において黒矢印で示す)、第2リンク部材120、第3リンク部材130、第4リンク部材140、及び第5リンク部材150が全て第1リンク部材110の回動方向と同方向(図7において白矢印で示す)に回動する。また、第1リンク部材110のわずかな回転角度(図8においてαで示す)の回動によって他の第1リンク部材を大きく回動せしめることが可能となる。
このように、本発明の第1実施例の役物の駆動装置100では、末端のリンク部材をわずかに駆動するだけで、他の全てのリンク部材を末端のリンク部材の回転方向と同方向に大きく回動せしめることが可能となる。
次に上記の本発明の第1実施例の役物の駆動装置100がセンター役物に設置されて演出が行われる様子を、図5及び図9(A)及び(B)を参照しながら説明する。
図9(A)及び(B)に示されるように、本発明の第1実施例においては、センター役物30には図柄表示装置30aが配置されており、図柄表示装置30aの上側には役物の駆動装置100が平歯車190を固定した状態で設置されている。通常は駆動装置100は図柄表示装置30aの上側に直線状に静止している。なお、第1回転軸O1は一番左側に位置している。すなわち、平歯車190は一番左側に位置している。更に図示しないモータが駆動装置100に結合しており、かかるモータによって第1リンク部材110が第1回転軸O1の周りに回転駆動するようになっている。図9(A)は図柄表示装置30aにおいて、左側の図柄のみ停止されており(数字の「7」が確定表示されている)中央及び右側の図柄が変動表示されている状態が示されている。なお、図中の下向き矢印は図柄が変動表示されていることを示している。「リーチ演出モード」が実施された場合、図5に示すように、先ず図柄表示装置30aに上述した「リーチ表示」が表示される(ステップS221)。かかる表示内容の例が図9(B)に示されている。すなわち、「リーチ演出モード」においては、図柄表示装置30aでは、左側の図柄及び右側の図柄が共に同じ図柄(図中では「7」が示されている)で揃って表示される。更に本実施例の「リーチ表示」においては、図柄表示装置30aの左上に「リーチ」という文字が表示される。続いて、ステップS221においてモータ60に制御装置50から信号が送られ、よってモータ60が作動して第1リンク部材110が第1回転軸O1の周りに時計回りに所定の回転角度回転せしめられる。これにより他のリンク部材が時計回りに回動し、よって図柄表示装置30aの「リーチ」の文字を囲むような形態となる。
このように、「リーチ演出モード」において、興味深い演出が行なわれることによって、遊技者に興味を引き付けることが可能となる。
また、リンク部材同士は互いに回転軸及びセクタギアを介して連結されているので、長期間作動したものであってもがたつきを生じにくく、再現性のある正確でスムーズな動きを実現することが可能となる。
なお、上記の第1実施例の説明においては、平歯車190を固定して第1リンク部材110をモータにより駆動することにより装置を作動する方法を説明したが、駆動方法はこれに限られるものではない。例えば、第1リンク部材110を固定して平歯車190をモータによって駆動しても良い。
なお、簡易な構造にすべく、上記の第1実施例のリンク部材は全て同一形状であるとして説明を行なったが、これに限られるものではない。例えば、連結するリンク部材を一端側から他端側にむけて徐々に大きな形状にしたり、各リンク部材の両端の第1歯列と第2歯列とを別形状にしたりすることによって、より変則的な動きや特異な形態を実現することが可能となる。
また、上記第1実施例の駆動装置は5つのリンク部材からなるものであったが、これに限られるものではなく任意の個数のリンク部材から構成されても良い。
また、上記第1実施例の駆動装置は「リーチ演出モード」において駆動せしめられるものであったが、これに限られるものではない。例えば、アタッカの開放時期に連動して駆動せしめたり、図柄表示装置30aに表示される3つの図柄が順次停止していくタイミングに併せて、例えば、10度、20度、30度というように第1リンク部材110の初期位置からの回転角度を徐々に増加したりするものであっても良い。
次に本発明の第2実施例について説明する。
図10には本発明の第2実施例の役物の駆動装置200の斜視図が示されており、7つのリンク部材、すなわち、第1リンク部材210、第2リンク部材220、第3リンク部材230、第4リンク部材240、第5リンク部材250、第6リンク部材260、及び第7リンク部材270が縦続して連結している。
これら7つのリンク部材の各々の構造は前述の第1実施例の構造と同様であるので説明は省略する。また、第2実施例の役物の駆動装置200は第1実施例のものに比べてリンク部材の個数が2個多いが、リンク部材同士の結合方法は第1実施例のものと同様であるので説明は省略する。
第1実施例の駆動装置100では、平歯車190は、第2リンク部材120の第1歯列120aと噛合し、且つ第1回転軸O1を介して第1リンク部材110と回動自在に接続されていたが、第2実施例の駆動装置200では、平歯車290は、第3リンク部材230の第2歯列230bに噛合している。
上記のような、7つのリンク部材を用いることによって、以下に示すような興味深い動きが可能となる。すなわち、図10に示すように、第4リンク部材240を固定して平歯車290を回転軸Oaの周りに時計回りに所定の回転角度だけ回転駆動せしめた場合(図中黒矢印で示す)、第1リンク部材210、第2リンク部材220、及び第3リンク部材230は反時計回りに回動し(図中白矢印で示す)、第5リンク部材250、第6リンク部材260、及び第7リンク部材270は時計回りに回動する(図中ハッチング矢印で示す)。なお、各リンク部材の回動による傾斜角度の大きさは第1実施例の場合と同様である。すなわち、回動によって傾斜するリンク部材の角度は、1つ前のリンク部材の回動による傾斜角度に比べてより大きくなる。
このように、本発明の第2実施例の役物の駆動装置200では、連結されているリンク部材のうち、末端部に位置するリンク部材を除いた1つを回動することによって、当該1つのリンク部材より右側に位置するリンク部材と左側に位置するリンク部材とを互いに反対方向に回動せしめることが可能となる。
以上のように、本発明の役物の駆動装置は、隣接するリンク部材同士を回動せしめるとこれに連動して残りの隣接するリンク部材同士が互いに同じ方向に回動するので、これによって駆動される役物の動きが興味深くなる。また、端のリンク部材を回動せしめると、残りのリンク部材も同一方向に大きく回動するので、小なるストロークの駆動力によって大きい揺動動作が得られる。
本発明の実施例の役物の駆動装置が組み込まれる対象である遊技機の正面図である。 図1の遊技機の制御装置を示すブロック図である。 図1の遊技機の制御装置が行なうメインルーチンを説明するフローチャートである。 図3のメインルーチンに含まれる当否抽選サブルーチンを説明するフローチャートである。 図4の当否抽選サブルーチンに含まれるリーチ演出モードサブルーチンを説明するフローチャートである。 本発明の実施例の役物の駆動装置の斜視図である。 図6の駆動装置の駆動状態を示す斜視図である。 本発明の実施例の役物の駆動装置の動きを説明する概略図である。 本発明の実施例の役物の駆動装置がセンター役物の一部に組み込まれた場合を説明する動作説明図である。 本発明の別の実施例の役物の駆動装置の斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
30 センター役物
30a 図柄表示装置
50 制御装置
60 モータ
100、200 役物の駆動装置
110、120,130,140、150 リンク部材
190 平歯車
210、220、230、240、250,260,270 リンク部材
290 平歯車

Claims (3)

  1. 遊技機の役物の駆動装置であって、
    両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有する第リンク部材と、
    両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その一方の前記セクタギアが前記第リンク部材の一方のセクタギアに噛合して回転自在に連結された第リンク部材と、
    両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その板面が、前記第リンク部材の前記噛合部分側の板面および前記第リンク部材の前記噛合部分側の板面と対面するように配置された第リンク部材と、
    両側面がそれぞれ円弧をなす板状に形成され、その両側面にそれぞれ一体的に設けられた複数の歯列からなるセクタギアおよび前記両側面のそれぞれの内側かつ近傍に前記セクタギアの回転中心となる回転軸を有するとともに、その一方の前記セクタギアが前記第リンク部材の一方のセクタギアに噛合して回転自在に連結された第リンク部材と、
    を備え、
    前記第リンク部材と前記第リンク部材とは、前記第リンク部材の一方の回転軸を介して回動自在に連結され、前記第リンク部材と前記第リンク部材とは、前記第リンク部材の他方の回転軸を介して回転自在に連結されて、前記第リンク部材および前記第リンク部材のいずれかと前記第リンク部材とは前記第リンク部材の前記回転軸を介して回転自在に連結されていることを特徴とする役物の駆動装置。
  2. 前記第リンク部材のいずれかの前記セクタギアに噛合する平歯車を備えていることを特徴とする請求項1に記載の役物の駆動装置。
  3. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤を備えている遊技機において、
    請求項1または2に記載の役物の駆動装置を備えていることを特徴とする遊技機。
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