JP2011085149A - 電気融着継手 - Google Patents

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Hiroaki Sakamoto
宏昭 坂本
Seishi Aoki
清史 青木
Kenji Hashitsu
健二 橋津
Shunsuke Komori
俊祐 小森
Tomokazu Himono
友和 檜物
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Abstract

【構成】 電気融着継手10は、分岐配管の施工時に本管100の管壁に電気融着されるものであり、サドル12と固定バンド14とを備えている。サドル12の周方向の一方側には、台座24が設けられ、固定バンド14の鍔部36がこの台座24との間でねじ締めされる。鍔部36の軸方向の両端部には、鍔部36から台座24の方向に立ち上がるインジケータ部40が設けられており、鍔部36が台座24との間で適正にねじ締めされたときには、インジケータ部40の先端面40aと台座24の上面24aとが面一になる。
【効果】 インジケータ部によってサドルと固定バンドとのねじ締めが適正であるか否かを上方から目視で判断できる。したがって、本管の側方の土砂等を掘削する必要がなくなり、その分だけ作業性を向上することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電気融着継手に関し、特にたとえば、分岐配管の施工時に本管の管壁に電気融着される、電気融着継手に関する。
従来、配水管から分岐管を分岐するために配水管の管壁に電気融着される電気融着継手が公知である。このような電気融着継手では、通電作業中に、電気融着継手が動かないようにしておくために、配水管に取り付けたサドルを何らかの方法で仮固定することが求められる。
特許文献1の配管分岐弁装置では、中空状の胴体部の一側の開口部に鞍装部(サドル)が一体に形成されており、鞍装部の内側面の下部には、電熱線が設けられている。たとえば、鞍装部を主管に融着するときには、鞍装部を主管の外周面に位置決めした後、鞍装補強部とボルトを締め付けて鞍装部を仮固定し、電極端子に電圧を印加して鞍装部を主管に融着させる。
特開2003−156187号[F16L 41/06]
たとえば、既に埋設されている配水管に電気融着継手を取り付ける場合には、配水管が見えるまで地面を掘削して、その掘削した溝の中で電気融着継手を取り付けなければならない。特許文献1の技術では、鞍装部を埋設された主管の外周面に仮固定するときに、ボルトの締め付け具合を確認する必要があるが、掘削溝は狭いため、配水管の側方の土砂等を掘削しなければならず、その作業に手間と時間がかかってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、電気融着継手を提供することである。
この発明の他の目的は、作業性を向上することができる、電気融着継手を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、分岐配管の施工時に本管の管壁に電気融着される電気融着継手であって、管壁に沿うように湾曲して形成され、管壁との接合面に電熱線が埋設されるサドル、サドルとねじ締めされることによってサドルを本管に仮押さえする固定バンド、サドルに設けられ、ねじが挿通される台座、台座に対応して固定バンドに設けられ、ねじによって台座との間でねじ締めされる鍔部、および鍔部に設けられ、台座の方向に立ち上がるインジケータ部を備え、インジケータ部は、鍔部が台座との間で適正にねじ締めされたとき、台座に対して所定の状態になる、電気融着継手である。
第1の発明では、電気融着継手(10)は、たとえば、分岐配管の施工時に本管(100)の管壁に電気融着されるものであり、サドル(12)と固定バンド(14)とを備えている。サドルは、本管の管壁に沿うように湾曲して形成され、その内側面には、電熱線(18)が設けられている。また、サドルには、台座(24)が設けられ、この台座には、ねじ(30)が挿通されるねじ挿通孔(32)が形成される。固定バンドは、たとえば本管の下方に配置され、サドルとねじ締めされることによってサドルを本管の上方に仮固定する。固定バンドには、サドルの台座に対応して、外側に突出する鍔部(36)が設けられる。鍔部には、台座のねじ挿通孔に挿通されたねじが打ち込まれるねじ孔(38)が設けられ、このねじ孔に打ち込まれたねじを締めることにより、台座との間で鍔部がねじ締めされることとなる。また、鍔部には、インジケータ部(40)が設けられる。インジケータ部は、鍔部から台座の方向に立ち上がる板状体であり、鍔部を台座との間でねじ締めすると、その高さ位置が上昇される。そして、鍔部が台座との間で適正にねじ締めされたときには、このインジケータ部が台座に対して所定の状態になる。
第1の発明によれば、インジケータ部の高さ位置をたとえば上方から目視で確認することで、サドルと固定バンドとのねじ締めが適正であるか否かを判断することができる。したがって、本管の側方の土砂等を掘削する必要がなくなり、その分だけ作業性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、少なくとも2つのインジケータ部が鍔部の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられる。
第2の発明では、少なくとも2つのインジケータ部(40)が鍔部(36)の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられ、実施例では、2つのインジケータ部が、サドル(12)の台座(24)を挟み込むように、固定バンド(14)に設けられる。
第2の発明によれば、複数のねじ孔のそれぞれに打ち込まれたねじを均等に締めて、片締めを防止することができる。
第3の発明は、第1または2の発明に従属し、所定の状態では、インジケータ部の先端面と台座の上面とが面一となる。
第3の発明では、インジケータ部(40)の上下方向の長さは、鍔部(36)が台座(24)との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部の先端面(40a)と台座の上面(24a)とが面一になるように設定されている。つまり、インジケータ部の先端面とサドルの台座の上面とが面一になるまでねじ締めすれば、そのねじ締めが適正であるということとなり、サドル(12)と固定バンド(14)とのねじ締めが適正であるか否かをより容易に判断することができる。
第4の発明は、第1ないし3のいずれかの発明に従属し、インジケータ部および台座のいずれか一方に形成される目視補助部をさらに備える。
第4の発明では、台座(24)ないしインジケータ部(40)には、目視補助部(54)が設けられる。たとえば、目視補助部は、台座(24)の上面(24a)から上方に突出する突起状に形成され、その上下方向の長さは、鍔部(36)が台座との間で適正にねじ締めされたときに、目視補助部の上面(54a)と台座の上面との間の高さの範囲にインジケータ部の先端面(40a)が位置するように設定される。また、たとえば、目視補助部は、インジケータ部の先端面から上方に突出する突起状に形成され、その上下方向の長さは、鍔部が台座との間で適正にねじ締めされたときに、目視補助部の上面とインジケータ部の先端面との間の高さの範囲に台座の上面が位置するように設定される。
第4の発明によれば、サドルと固定バンドとのねじ締めが適正であるか否かをより容易に判断することができる。
この発明によれば、インジケータ部によってサドルと固定バンドとのねじ締めが適正であるか否かをたとえば上方から目視で判断できるため、本管の側方の土砂等を掘削する必要がなくなり、その分だけ作業性を向上することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例の電気融着継手を示す図解図である。 図1のサドルを示す側面図である。 図1のサドルを示す側面図である。 図1のサドルを示す上面図である。 図1のサドルを示す断面図である。 図1の固定バンドを示す側面図である。 図1の固定バンドを示す側面図である。 図1の固定バンドを示す上面図である。 電気融着継手を本管に取り付ける様子を説明するための図解図である。 電気融着継手を本管に取り付ける様子を説明するための図解図である。 電気融着継手を本管に取り付ける様子を説明するための図解図である。 電気融着継手を本管に取り付けた様子を示す図解図である。 この発明の別の実施例の電気融着継手を示す図解図である。 この発明の別の実施例の電気融着継手を示す図解図である。 この発明の別の実施例の電気融着継手を示す図解図である。 この発明の別の実施例の電気融着継手を示す図解図である。 この発明の別の実施例の電気融着継手を示す図解図である。 図17の電気融着継手を本管に取り付ける様子を説明するための図解図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である電気融着継手10は、たとえば、分岐配管の施工時に本管100の管壁に電気融着されるものであり、サドル12と固定バンド14とを備えている。
ただし、本管100は、ポリエチレン等の合成樹脂からなるガスや水道のための導管であって、土中に埋設されており、その管径は、たとえば90mmである。
図2−図4に示すように、サドル12は、ポリエチレン等の合成樹脂からなり、本管100の管壁に沿うように湾曲して形成される。サドル12は、本管100の外径曲率と同じ内径曲率を有する板状体であり、その軸方向の長さは、たとえば164mmであり、その厚さは、たとえば10mmである。なお、この実施例における「軸方向」とは、電気融着継手10を本管100に取り付けたときの本管100の軸方向を意味し、「周方向」とは、本管100の周方向を意味する。
サドル12の中央部には、平面視略真円形の貫通孔16が形成されている。また、図5に示すように、サドル12の内側面には、この貫通孔16を中心にして渦巻き状に巻かれた電熱線18が設けられている。電熱線18の両端部は、サドル12の外周面から突出して形成された電源接続端子20に接続されており、この電源接続端子20を電源に接続して、電熱線18に電流を流すと熱が発生し、この熱によってサドル12と本管100との接合面が溶融するようになっている。
なお、この実施例における「内側」とは、サドル12と本管100との接合面の側を意味し、「外側」とは、その反対側を意味する。
図2−図4に戻って、サドル12の外側面には、貫通孔16の周縁からサドル12の外側に立ち上がる分岐部22が設けられる。分岐部22は、サドル12の貫通孔16とほぼ同じ内径を有する短管状に形成される。分岐配管の施工時には、この分岐部22からホールソ等を用いて本管100の所定位置に所定内径の分岐孔を形成することとなるが、このような分岐配管の施工方法は既に周知であり、ここでは詳細は省略する。
また、サドル12の周方向、つまり湾曲方向の両端部には、それぞれ台座24,26が設けられる。台座24,26は、矩形の板状に形成され、サドル12の端部から外側に突出する。また、台座24,26のそれぞれの軸方向の中央部には、台座24,26の突出方向に延びるスリット28が形成されている。
サドル12の周方向の一方側に設けられる台座24(第1台座24)には、ねじ30が挿通されるねじ挿通孔32が形成される。ねじ挿通孔30は、平面視略真円形の孔であり、たとえばスリット28によって2つに分断された第1台座24のそれぞれに形成され、第1台座24を上下方向に貫通する。
また、サドル12の周方向の他方側に設けられる台座26(第2台座26)には、詳細は後述する、固定バンド14の係止部44の突部48が嵌め込まれる嵌合孔34が形成される。嵌合孔34は、平面視略楕円形であり、たとえばスリット28によって2つに分断された第2台座26のそれぞれに形成され、第2台座26を上下方向に貫通する。
固定バンド14は、サドル12とねじ締めされることによってサドル12を本管100の上方に仮固定するものであり、本管100の下方に配置される。
図6−図8に示すように、固定バンド14は、ポリエチレン等の合成樹脂からなる板状体であり、その厚さは、サドル12と比較して薄く、たとえば3mmである。このため、固定バンド14は、柔軟性または可撓性を有している。
固定バンド14の周方向、つまり湾曲方向の一方側には、サドル14の第1台座24に対応して、鍔部36が設けられる。鍔部36は、矩形の板状に形成され、固定バンド14の端部から外側に突出する。
鍔部36には、ねじ30が打ち込まれるねじ孔38が設けられる。ねじ孔38は、台座24のねじ挿通孔32に対応する位置に形成され、鍔部36を上下方向に貫通する。詳細は後に説明するように、第1台座24のねじ挿通孔32に挿通されてこのねじ孔38に打ち込まれたねじ30を締めることにより、鍔部36が台座24に引き寄せられることとなる。つまり、鍔部36がサドル12の第1台座24との間でねじ締めされることとなる。
鍔部36の軸方向の両端部には、それぞれインジケータ部40が設けられる。インジケータ部40は、鍔部36から第1台座24の方向に立ち上がる板状体であり、詳細は後に説明するように、このインジケータ部40によって、サドル12の第1台座24と固定バンド14の鍔部36と間のねじ締めが適正であるか否かを判断することができる。たとえば、インジケータ部40は、鍔部36の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられ、この実施例では、2つのインジケータ部40が、サドル12の第1台座24を挟み込むように設けられる。
インジケータ部40の上下方向の長さ(高さ)は、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部40が第1台座24に対して所定の状態になるように設定されており、この実施例では、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部40の先端面40aと第1台座24の上面24aとが面一になるように設定されている(図11参照)。
さらに、鍔部36には、第1台座24のスリット28に対応する位置に、誘導部42が設けられる。誘導部42は、インジケータ部40と同様に、鍔部36から第1台座24の方向に立ち上がる板状体であり、鍔部36が第1台座24との間でねじ締めされるときに、鍔部36のねじ孔38が第1台座24のねじ挿通孔32と略同一の鉛直線上に載るように誘導する。
また、固定バンド14の周方向の他方側には、サドル12の第2台座26に対応して、係止部44が設けられる。係止部44は、サドル12の第2台座26に係止可能な形状を有している。たとえば、係止部44には、第2台座26の外形と略同形状を有する空間である貫通部46が形成され、サドル12に固定バンド14を取り付けるときには、2つに分断された第2台座26のそれぞれと貫通部46とが嵌め合わされる。また、係止部44には、第2台座26の嵌合孔34に対応して、2つの突部48が設けられており、サドル12に固定バンド14を取り付けるときには、2つに分断された第2台座26のそれぞれの嵌合孔34に突部48が嵌め込まれる。これによって、サドル12の第2台座26に固定バンド14の係止部44が係止されることとなる。
図9−図11を参照して、この実施例の電気融着継手10を本管100の管壁に電気融着する方法を以下に示す。
先ず、本管100が見えるまで地面を掘削し、本管100の管壁に付着している土や汚れや水分をペーパタオル等で拭き取る。
次に、サドル12を、その内側面が本管100の管壁に沿うように配置する。
そして、サドル12の第2台座26に固定バンド14の係止部44を係止させる。具体的には、サドル12の第2台座26と固定バンド14の貫通部46とを嵌め合わせるとともに、その第2台座26に形成された嵌合孔34に固定バンド14の突部48を嵌め込む。
続いて、固定バンド14の鍔部36をサドル12の第1台座24との間でねじ締めする。具体的には、図9に示すように、固定バンド14の鍔部36をサドル12の第1台座24の方へ回り込ませる。そして、ねじ30をサドル12の第1台座24のねじ挿通孔32のそれぞれに挿通させて、そのねじ挿通孔32に挿通させたねじ30を固定バンド14の鍔部36のねじ孔38のそれぞれに打ち込む。たとえば、ねじ30には、六角ボルト等を用いる。それから、ねじ孔38のそれぞれに打ち込まれた2つのねじ30を少しずつ均等に締める。
すると、図10に示すように、鍔部36が第1台座24に引き寄せられて、固定バンド14の内側面が本管100の管壁に圧接され、インジケータ部40の高さ位置が少しずつ上昇される。そして、図11に示すように、インジケータ部40の先端面40aと第1台座24の上面24aとが面一になれば、適正にねじ締めされた状態であると判断して、ねじ締めを完了する。これによって、図12に示すように、サドル12が本管100の上方に仮固定されることとなる。
次に、図示しないコントローラの電源ケーブルを電源に接続し、電源のスイッチを入れて起動する。そして、コントローラから延びる出力ケーブルの接続端子をサドルの電源接続端子20に接続する。そして、電熱線18に電流を流すと熱が発生し、この熱によってサドル12と本管100との接合面を溶融して電気融着接合を行う。通電後、融着面が冷却固化した時点で電気融着接合が完了する。
このように、この実施例では、固定バンド14の鍔部36をサドル12の第1台座24との間でねじ締めすると、インジケータ部40の高さ位置が上昇され、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときには、インジケータ部40が第1台座24に対して所定の状態になる。このため、インジケータ部40の高さ位置をたとえば上方から目視で確認するまたはインジケータ部40を触って確かめることで、サドル12と固定バンド14とのねじ締めが適正であるか否かを判断することができる。したがって、この実施例によれば、本管100の側方の土砂等を掘削する必要がなくなり、その分だけ作業性を向上することができる。
また、この実施例では、2つのインジケータ部40が鍔部36の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられる。このため、鍔部36の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられる2つのねじ孔38のそれぞれに打ち込まれたねじ30を均等に締めることができる。つまり、この実施例によれば、締め付けが偏った状態でねじ締めされる、所謂片締めを防止することができる。
さらに、この実施例では、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部40の先端面40aとサドル12の第1台座24の上面24aとが面一になるように設定される。つまり、インジケータ部40の先端面40aとサドル12の第1台座24の上面24aとが面一になるまでねじ締めすれば、ねじ締めが適正であるということとなり、サドル12と固定バンド14とのねじ締めが適正であるか否かをより容易に判断することができる。
なお、上述の実施例では、鍔部36の軸方向の両端部のそれぞれにインジケータ部40が設けられ、鍔部36が第1台座24との間でねじ締めされたときには、この2つのインジケータ部40によってサドル12の第1台座24が挟み込まれたが、これに限定される必要はない。要は、ねじ孔38のそれぞれに打ち込まれたねじ30を均等に締めて、片締めを防止することができるのであれば、インジケータ部40の配置や形状は特に限定されるものではない。
たとえば、図13に示す電気融着継手10では、第1台座24における2つのねじ挿通孔32の近傍にそれぞれスリット50が形成される。図13に示すように、インジケータ部40は、第1台座24のスリット50に対応する位置に設けられ、鍔部36が第1台座24との間でねじ締めされたときには、このインジケータ部40がスリット50内に配置される。
ただし、第1台座24を分断するスリット50に限定される必要はなく、図14に示すように、第1台座24におけるねじ挿通孔32の近傍にサドル12側に窪む凹状のスリット50を形成してもよい。
また、たとえば、図15に示す電気融着継手10では、第1台座24における2つのねじ挿通孔32の近傍にそれぞれインジケータ挿通孔52が形成される。図15に示すように、インジケータ挿通孔52は、円柱状の孔であり、第1台座24を上下方向に貫通している。インジケータ部40は、インジケータ挿通孔52と略等しい形状を有する円柱状に形成される。インジケータ部40は、インジケータ挿通孔52に対応する位置に設けられ、鍔部36が第1台座24との間でねじ締めされたときには、このインジケータ部40がインジケータ挿通孔52内に挿通される。
さらに、図16に示す電気融着継手10では、鍔部36の軸方向の全長に亘るインジケータ部40が設けられる。図16に示すように、インジケータ部40は、鍔部36の突出方向の外側から第1台座24の方向に立ち上がる板状体であり、鍔部36の軸方向の全長に亘って設けられ、鍔部36が第1台座24との間でねじ締めされたときには、このインジケータ部40が第1台座24の突出方向の外側に配置されることとなる。
また、上述の実施例では、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部40の先端面40aとサドル12の第1台座24の上面24aとが面一になるように設定されたが、これに限定される必要はなく、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、インジケータ部40が第1台座24に対して所定の状態になるように設定されていればよい。
たとえば、図17に示すように、第1台座24の上面24aにおけるねじ挿通孔32の近傍に、目視補助部54を設けることもできる。目視補助部54は、サドル12と固定バンド14とのねじ締めが適正であるか否かを判断するための目視確認を補助するためのものである。目視補助部54は、第1台座24の上面24aから上方に突出する矩形の板状に形成され、図18に示すように、その上下方向の長さ(高さ)は、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、目視補助部54の上面54aと第1台座24の上面24aとの間の高さの範囲にインジケータ部40の上面40aが位置するように設定される。
また、たとえば、図示は省略するが、インジケータ部40に目視補助部54を設けることもできる。この場合には、目視補助部54は、インジケータ部40の先端面40aから上方に突出する突起状に形成され、その上下方向の長さ(高さ)は、鍔部36が第1台座24との間で適正にねじ締めされたときに、目視補助部54の上面54aとインジケータ部40の上面40aとの間の高さの範囲に第1台座24の上面24aが位置するように設定される。
これらの実施例によれば、第1台座24ないしインジケータ部40にねじ締め補助部54を設けることで、サドル12と固定バンド14とのねじ締めが適正であるか否かをより容易に判断することができる。
さらにまた、上述の実施例では、鍔部36に2つのねじ孔38が設けられ、そのそれぞれにねじ30が打ち込まれたが、これに限定される必要はない。本管100の外径に応じて、すなわち電気融着継手10のサイズ等に応じて、ねじ孔38の数やねじ孔38に打ち込むねじ30の数は適宜変更可能である。そして、鍔部36に設けられるねじ孔38の数やそのねじ孔38に打ち込むねじ30の数に応じて、インジケータ部40の数を設定すると好適である。
さらに、固定バンド14の鍔部36とインジケータ部40とは、工場において一体に形成するようにしてもよいし、個別に形成したものを現場において接合するようにしてもよい。
なお、上述した径や高さ等の具体的数値は、いずれも単なる一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
10 …電気融着継手
12 …サドル
14 …固定バンド
24,26 …台座
30 …ねじ
32 …ねじ挿通孔
36 …鍔部
38 …ねじ孔
40 …インジケータ部
46 …係止部
100 …本管

Claims (4)

  1. 分岐配管の施工時に本管の管壁に電気融着される電気融着継手であって、
    前記管壁に沿うように湾曲して形成され、前記管壁との接合面に電熱線が埋設されるサドル、
    前記サドルとねじ締めされることによって前記サドルを前記本管に仮固定する固定バンド、
    前記サドルに設けられ、ねじが挿通される台座、
    前記台座に対応して前記固定バンドに設けられ、前記ねじによって前記台座との間でねじ締めされる鍔部、および
    前記鍔部に設けられ、前記台座の方向に立ち上がるインジケータ部を備え、
    前記インジケータ部は、前記鍔部が前記台座との間で適正にねじ締めされたとき、前記台座に対して所定の状態になる、電気融着継手。
  2. 少なくとも2つの前記インジケータ部が前記鍔部の軸方向に所定の間隔を隔てて設けられる、請求項1記載の電気融着継手。
  3. 前記所定の状態では、前記インジケータ部の先端面と前記台座の上面とが面一となる、請求項1または2記載の電気融着継手。
  4. 前記インジケータ部および前記台座のいずれか一方に形成される目視補助部をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の電気融着継手。
JP2009235869A 2009-10-13 2009-10-13 電気融着継手 Pending JP2011085149A (ja)

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