JP2007247699A - 配管部材及びそれを用いた供給管路の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製コルゲート管を使用して少なくとも1つの屈曲部を有する屈曲供給管路の配管工事手間及び経費の低減化を図ることができる配管部材及び屈曲供給管の構築方法を提供すること。
【解決手段】 屈曲部を有する供給管を構築するための配管部材を、屈曲供給管路長に応じた長さを有する合成樹脂製コルゲート管の一方の管端に本管の分岐部と接続可能とした第1接合部材を突合せ融着する一方、前記コルゲート管の他方の管端に、キャップ部材又は建物用地内配管路と接続する第2接合部材を突合せ融着して構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管部材、特に、ガス管路又は水道管路に適した配管部材及び該配管部材を用いた供給管路の構築方法に関する。
例えば、建物用地外の道路下に埋設されたガス供給用の本管の分岐部から建物用地内のガス分配用の内管に至る、いわゆる、供給管路は、図8及び図9に示されるように、本管1のサドル分岐部2と建物用地内の内管始端部3間に存在する大きな岩石(図示しない)とか側溝5等の障害物が存在すると、一直線状に形成できない場合がある。このような場合、従来、適当な長さの直管8をエルボ又は曲管継手7を介して連結して複数の屈曲部を有する迂回配管路を形成することにより対処していた(非特許文献1参照)。
しかしながら、上記迂回配管路は、図8又は図9に示すように、通常、少なくとも3〜4箇所以上の屈曲部を含み、該屈曲部の数に応じた数のエルボ7を使用することとなり、各エルボの両端部の接続作業に多大な手間を要するという問題があった。特に、合成樹脂製エルボを使用する場合には、ガス漏れ防止のため、該合成樹脂製エルボの両端部を、例えば、電気加熱融着機を用いて電気加熱融着(EF接合ともいう)することが行われ、多大な作業手間を要していた。
これに対し、配管部材として合成樹脂製コルゲート管を用いて迂回配管路の屈曲部にエルボ又は曲管継手7の適用を回避する管路構築方法が考えられる。しかしながら、
合成樹脂製コルゲート管を配管部材として使用する場合、土砂等に埋められている本管のサドル部材の分岐口部との接続は、安全上、合成樹脂製コルゲート管の一方の管端をサドル等の分岐継手部材の分岐管端と突合せ融接(Butt-fusion)する必要があるが、配管工事現場での突合せ融接作業は非常に厄介であり、多大の作業手間を要するため、単に、合成樹脂製コルゲート管を適用するだけでは、上記管路構築方法を実施し難い。
社団法人日本ガス協会ガス工作物等技術基準調査委員会平成16年9月発行の供給管・内管指針(JGA 指-302-04)。
本発明は上記問題点に鑑みて創案されたもので、合成樹脂製コルゲート管を使用して少なくとも1つの屈曲部を有する屈曲供給管路の配管工事手間及び経費の低減化を図ることができる配管部材及び屈曲供給管の構築方法を提供することを目的とする。
本発明の配管部材は、屈曲供給管路長に応じた長さを有する合成樹脂製コルゲート管の一方の管端に本管の分岐部と接続可能とした第1接合部材を突合せ融着する一方、前記コルゲート管の他方の管端に、キャップ部材又は建物用地内配管路と接続する第2接合部材を突合せ融着して構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の配管部材は、所定長さの合成樹脂製コルゲート管の一方の管端を、本管の分岐部と接続可能とした第1接合部材の管端に突合せ融接するとともに、上記合成樹脂製コルゲート管の他端に該端部を閉鎖するキャップ部材を突合せ融接するか又は内管の始端部に接続可能とした第2接合部材の管端に突合せ融接して、配管工事現場での融着作業を最小限のものとしたから、現場での施工時間の短縮化を有効に図ることができるという優れた作用効果を奏し得る。
本発明の請求項2に記載の配管部材は、合成樹脂製2層コルゲート管を用いて構成されたもので、特に、ガス供給管に適用する場合、安全性を高めることができるという優れた作用効果を奏し得る。
本発明の請求項3に記載の供給管路の構築方法は、上記本発明の配管部材を用いて屈曲供給管路を構築するようにしたので、現場での施工作業の簡単化及び迅速化を図ることができるという優れた作用効果を奏し得る。
本発明の請求項4に記載の供給管路の構築方法は、供給管路の配管工事の完了後、内管路の配管工事を開始するまで配管部材の内管用部分を土砂中に埋めて保存するようにしたから施工済供給管の破損、劣化を簡便に保護することができるという優れた作用効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態1〜4を、添付図面を参照して説明する。
なお、実施の形態1〜4の構成の説明において、等価の構成部分には同一の数字符号を付して該構成部分の重複した詳細な説明を省略する。
図1に、建物用地12の外部における道路14の下方の土砂中に埋設されたガス本管17に、本発明の配管部材を用いて上記ガス本管17のサドル分岐部18から建物用地内の配管部分、いわゆる、内管の始端部に至り構築された供給管10を示す。本明細書において、建物用地内で建物12の外部に形成されたガス配管部分を棟外内管と称し、建物12の内部に形成されたガス配管部分を棟内内管15と称す。
(実施の形態1)
図2に、実施の形態1の配管部材20を示す。この配管部材20は、供給管として配管される管路長さ、例えば、長さ4mのガス用高密度ポリエチレン製コルゲート管21(最大外径D=44.5mm、最小内径d=36mm)の大径部で切断し、この切断面に、該コルゲート管と同じ内外径の端部を有する接合部材22を突合せ融接して形成したものである。
上記配管部材20は、図3に示すように、3つの屈曲部を有する配管路に沿って掘削された穴(図示しない)に屈曲部の曲率半径に応じて屈曲させながら配置し、該配管部材20の一方の端部の接合部材(差口部材)22を、ガス本管17のサドル分岐部18の分岐ソケットに差し込んでネジ部材により締結し、他方の接合部材22を、図示しない内管の始端部に取付けられたソケットに差し込んでネジ部材により締結することにより簡単かつ迅速に接続工事が施工することができる。
上記配管部材20の高密度ポリエチレン製2重コルゲート管21は、高密度ポリエチレン外層の波形と略同期した波形を有する高密度ポリエチレン内層の谷部と前記外層の谷部とを一体的に固着するとともに前記内層の山部と前記外層の山部間に密封空間部が形成される。なお、高密度ポリエチレン製2重コルゲート管21は、用途、例えば、ガス供給用又は水供給用に応じて、他の適当な合成樹脂材を用いて形成したものであってもよい。
(実施の形態2)
図4に、実施の形態2の配管部材24を示す。この配管部材24は、実施の形態1における合成樹脂製2重コルゲート管21の一方の管端に突合せ融接する接合部材22に代えて、本管17に加熱融着される合成樹脂製サドル(曲管継手部材)25の分岐管26の管端に突合せ融接するようにした点が異なり、その他の構成部分は実施の形態1のものと等価である。この配管部材24を用いて供給管を施工した場合の一例を図5に示す。
(実施の形態3)
図6に、実施の形態3の配管部材24を示す。この配管部材28は、実施の形態1における合成樹脂製2重コルゲート管21の一方の管端に突合せ融接する接合部材22に代えて、EF受口を有する接合部材28の管端に突合せ融接するようにした点が異なり、その他の構成部分は実施の形態1のものと等価である。なお、上記実施の形態1〜3において、合成樹脂製2重コルゲート管21を用いて製造したものであるが、これに限らず、単層の合成樹脂製コルゲート管(図示しない)であっても良い。
(実施の形態4)
図7に、実施の形態4の配管部材を用いて構築した供給管の一例を示す。
供給管と内管を合わせた長さ以上の両端差口付きコルゲート管を配管し、内管側に合成樹脂製キャップ30を融着し、内管部分を、例えば、トグロ巻きにして土砂中埋設して保存し、ガス内管工事を施工する際、トグロ巻きした部分を土砂中から引き出し、キャップ部分を切断し、その先の部分を内管用として施工するようにしたものである。
上記実施の形態4の供給管の構築方法によれば、施工済供給管の破損、劣化を簡便に保護することができる。
本発明の実施の形態1〜3の配管部材による配管と、従来形式のポリエチレン製配管部材(PE管)とEFエルボとの組み合わせによる配管との施工時間を比較した一例を表1に示す。
表1から明らかなように、従来形式の配管部材による配管に要した施工時間が2時間であるのに対し、本発明の配管部材による配管に要した施工時間は約40分であり、施工時間を大幅に短縮することができた。なお、配管施工の比較においては、両配管はおいて、図3に示す供給管の構築工事における配管部材の布設と接合時間の比較例を示し、図3におけるEFサドル分岐部から内管までの施工時間であり、供給管長さは4mであった。従来形式の配管工事では、掘削工事等含め2現場/日のペースで施工されていたが、3カ所/日のペースで施工でき、工事費の大幅に削減することができた。
Figure 2007247699
本発明の配管部材を用いて構成した供給管路を説明する図である。 本発明の実施の形態1の配管部材の一部切欠縦断面図である。 上記実施の形態1の配管部材を用いて構築された供給管の概略斜視図である。 本発明の実施の形態2の配管部材の一部切欠縦断面図である。 上記実施の形態2の配管部材を用いて構築された供給管の概略斜視図である。 本発明の実施の形態3の配管部材の一部切欠縦断面図である。 上記実施の形態3の配管部材を用いて構築された供給管の内管側部分をとぐる状に巻回して保存した状態を示す図である。 従来の配管部材により構築された屈曲供給管の斜視図である。 従来の配管部材により構築された他の屈曲供給管の斜視図である。
符号の説明
1 ガス本管
2 サドル分岐部
3 内管始端部
5 側溝
7 エルボ(曲管継手)
8 直管
10 本発明の配管部材によるガス配管路
14 供給管
15 棟外内管
16 棟外内管
17 ガス本管
18 サドル分岐部
20 配管部材(実施の形態1)
21 合成樹脂製2重コルゲート管
22 接合部材(差口)
24 配管部材(実施の形態2)
25 サドル(サービスチー)
26 分岐部
28 配管部材(実施の形態3)
29 接合部材

Claims (4)

  1. 建物用地外の地中に埋設された本管と建物用地内の配管とを結ぶ管路であって少なくとも1つの屈曲部を有する屈曲管路の構築用の配管部材において、前記屈曲管路の管路長に応じた長さを有する合成樹脂製コルゲート管の一方の管端に前記本管の分岐部と接続可能とした第1接合部材を突合せ融着する一方、前記コルゲート管の他方の管端に、キャップ部材又は前記建物用地内配管路と接続する第2接合部材を突合せ融着して構成したことを特徴とする配管部材。
  2. 合成樹脂製コルゲート管が外層の波形と略同期した波形を有する内層の谷部と前記外層の谷部とを一体的に固着するとともに前記内層の山部と前記外層の山部間に空間部を形成した2重コルゲート管である請求項1に記載の配管部材。
  3. 建物用地外の地中に埋設された本管と建物用地内の建物内に配置された内管とを連絡する供給管路を構築するにあたり、請求項1又は請求項2に記載の配管部材の一端に融着された第1接合部材を前記本管の分岐部と接続し、該本管の分岐部から建物用地内の建物外配管路の始端部間に敷設しようとする屈曲管路に応じて溝又は穴を掘削し、該溝又は穴に前記配管部材を埋設し、前記配管部材の末端に融着されたキャップ部材を切除して該配管部材の切断面を前記内管の始端に突合せ融着するか又は前記配管部材の末端の第2接合部材を前記内管の始端部に装着した接合継手部材と接続することを特徴とする供給管路の構築方法。
  4. 本管の分岐部から建物用地内の建物外配管路の終端部間の屈曲管路に応じて掘削された屈曲溝又は穴に埋設された配管部材の内管部分を前記建物用地内の地中に保存し、前記建物内の配管路始端部との接続時に前記配管部材の末端部を地中から取り出して前記建物内の内管始端部と接続施工することを特徴とする請求項3に記載の供給管路の構築方法。
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