JP2005291283A - ハウジング形管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ボルト(4a)の円筒部(15)に突起部(17)を有する係止構造体(12)を圧入する。ボルト(4a)がフランジ部(3a)の長孔を通過するとき、突起部(17)が弾性変形しながら通過し、フランジ部(3a)の端面に当接し、ボルト(4a)のフランジ部(3a)からの脱落を防止する。
【選択図】 図1
Description
ボルト4aをハウジング3のフランジ部3aのボルト挿通孔に挿通させる際に、鉛直方向上側より挿通させるとナット4bを螺着する時に締付け工具(図示せず)による施工が困難になるため、一般に鉛直方向下側よりボルト4aをフランジ部3aの両ボルト挿通孔に挿通させ、ボルト4aの落下を防ぐために手で支持しながらナット4bを螺着させるため、煩雑さが付きまとい施工性が非常に悪い。
しかしながら、ハウジング形管継手を用いた施工時におけるガスケット噛み込み防止方策としては、互いに同心状に突き合わせた管の管端部にガスケットを外嵌した後、ハウジングを装着して連結用のボルト及びナットをハウジングが分離脱落しない程度に螺着させた状態で、ガスケットに沿ってハウジングをゆっくりと回転させて噛み込み防止確認を行う方法が広く普及しているため、必ずしもガスケット噛み込み防止板を必要としない。
この方法による金属製の係止リングは可撓性に乏しく、ボルトの外径寸法のばらつきに追従することが困難であり、係止リングを組み付けできない場合やボルトの外周面及びねじ部に傷をつけて施工上の問題を発生する可能性がある。また、フランジ部のボルト孔にボルトを通した後に組み付けるため施工性も悪い。
更に、管継手を分解して再度組み立ての際には、前記係止リングを取り付けたものはボルトをフランジ部から外すことが難しく、係止リング自体の取り外しが困難である。
これらの前述した従来の技術は、ボルトの締め込みが完了し施工完了を明示する機能を備えていないため、締め込み不足が発生する可能性が残される。
更に詳しくは、本発明に用いるボルト係止構造体は、樹脂材又はゴムなどの可撓性を持つ材料を用いて成形し、連結具のボルト円筒部に外嵌させて組み付けた状態でハウジング形管継手のフランジ部のボルト挿通孔に挿通させることを特徴とする。
また、圧入代に変えてボルト円筒部側に係止構造体を組み付ける溝を形成させ、そこに係止構造体を組み付けても良い。ボルト係止構造体の長さは、ボルトをフランジ部のボルト挿通孔に押し込んだ際にフランジ部から抜ける位置からボルトねじ部の間で設定することができる。
可撓性材料からなるボルト係止構造体は、その可撓性により、フランジ部のボルト挿通孔とボルトの隙間を撓みながら通過する事が出来る。フランジ部のボルト挿通孔を通過した後、突起部は自体の復元性により初期の形状に復元される。
ハウジング形管継手のフランジ部を、一方をボルトの頭部、他方をボルト係止構造体の突起部で挟み付ける構造とすることでハウジング形管継手に連結具のボルトを固定することが出来る。
本発明のボルト係止構造体は施工完了確認に用いることができる。より詳細には、ボルト係止構造体の長さを、管継手フランジ部のボルト挿通用長孔を通過した面からハウジング合わせ面までの長さとし、施工が完了すると、ボルト係止構造体のボルトねじ側端部とナット取付側ハウジングの合わせ面とが同一線上となるようにすることで、目視による施工完了の確認が容易になる。施工完了がより明確で容易に確認できるように、ボルト係止構造体及び/又はハウジングの合わせ面を含む部位に適宜着色等を施しておくことができる。また、ボルト係止構造体の長さを、管継手フランジ部のボルト挿通用長孔を通過した面からハウジング合わせ面までの長さよりも長く設定し、ハウジング合わせ面から隣接する部位にマーキング等を設定して施工完了を明確にしてもよい。更に、複数のボルト係止構造体をボルトに対面方向で組み付け、ボルトが締め込まれた時にボルト係止構造体がナット側フランジ部に押されることで、施工完了すると2つのボルト係止構造体の隣接した端部が接触又は一部が重なりボルト円筒部がボルト係止構造体で覆われるようにしてもよい。
更に、ボルト係止構造体長さが、施工完了時にハウジングの合わせ面と同一線上又はハウジングに設けたマーキング位置となる構造、或いは複数のボルト係止構造体を組み合わせてボルト円筒部がボルト係止構造体で覆われる構造であるため、締め込み不足による不具合発生を防止する。
ボルト4aの円筒部15に圧入されたボルト係止構造体12には、ボルト4aをボルト挿通用長孔に挿入したとき、その突起部17が弾性変形しながらボルト挿通孔を通過し、突起部17が元の環状体に復元すると、突起部17がフランジ部3aの端面に接し、ボルト4aのフランジ部からの脱落を防止する。
図6に示す例は、突起部17の断面略三角形状にして先細りテーパ面20を形成したもので、図7は、突起部17の内周面に環状の溝21を設けたものである。
図8に示す例は、突起部17を等厚のテーパ面22付きの断面略L形とさせたものである。図5乃至8に示す例は、突起部17の弾性変形とボルト挿通用長孔を通過した後、原形に容易に復帰し、フランジ部の端面に係止する。かくしてボルト4aのフランジ部3aからの抜けを防止できる。
この働きは、図4と図5のものについても同じである。
1a 管端部
2 ガスケット
3a フランジ部
4 連結具
4a ボルト
4b ナット
12 ボルト係止構造体
13 ボルトヘッド
14 長円部
15 円筒部
17 突起部
Claims (5)
- 接続する管の向い合う端部に複数割りにされた円弧状部材をボルトで接続するハウジング形管継手において、ボルトがボルトヘッドにつづく長円部と、長円部とねじ部との間の円筒部とを有し、可撓性材からなりかつ長円部側に位置する突起部を有するボルト係止構造体を円筒部に組み付けたことを特徴とするハウジング形管継手。
- 前記可撓性材が、樹脂、ゴムの単独又は2種以上の組み合わせからなることを特徴とする請求項1記載のハウジング形管継手。
- 円弧状部材がボルトの長円部に対応するボルト挿通用長孔を有するフランジ部を備え、ボルト係止構造体の突起部がフランジ部の長孔を弾性変形しながら通過し、かつボルト係止構造体がボルトの円筒部に支持されている請求項2記載のハウジング形管継手。
- ボルトヘッドとねじ部との間に突起部を有する係止体を組み付け又は外嵌させ、突起部がボルト挿通孔を弾性変形しながら通過自在な管継手用ボルト係止構造体。
- 前記管継手用ボルト係止構造体の長さを、フランジ部のボルト挿通用長孔を通過した面からハウジング合わせ面までの長さとし、施工完了時に隣接する二つのハウジングの合わせ面と管継手用ボルト係止構造体の突起のない端部とを同一線上に位置させることで施工完了を明示することを特徴とする請求項1記載のハウジング形管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004104404A JP2005291283A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ハウジング形管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004104404A JP2005291283A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ハウジング形管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005291283A true JP2005291283A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35324454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004104404A Pending JP2005291283A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ハウジング形管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005291283A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309273A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Arai Seisakusho Co Ltd | 密封装置 |
JP2009222107A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Riken Corp | ハウジング形管継手 |
JP2011085149A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Kubota-Ci Co | 電気融着継手 |
KR102335677B1 (ko) * | 2021-03-23 | 2021-12-07 | (주)앤디스코리아 | 그루브 조인트 |
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2004
- 2004-03-31 JP JP2004104404A patent/JP2005291283A/ja active Pending
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JP2009222107A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Riken Corp | ハウジング形管継手 |
JP2011085149A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Kubota-Ci Co | 電気融着継手 |
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