JP4204262B2 - 管継手部の離脱防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受口管部とこれに管軸芯方向から挿入接続された挿口管部とが、地震や不等沈下等に起因する外力によって管軸芯方向に離脱移動することを防止する管継手部の離脱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の管継手部の離脱防止装置では、図7、図8に示すように、受口管部1に管軸芯X方向から挿入接続される挿口管部2に対して管径方向から脱着自在に外嵌固定される一対の第1分割装着体50A,50Bからなる第1装着具50と、受口管部1に対して管径方向から脱着自在に外嵌固定される一対の第2分割装着体51A,51Bからなる第2装着具51とが備えられているとともに、両装着具50,51を管軸芯X方向の一定範囲内で相対移動自在に連結する連結手段52が設けられている。
【0003】
更に、前記連結手段52が、一方の第1分割装着体50Aの管周方向両端部から管軸芯X方向に沿って相手側に延出された両連結アーム52Aと、一方の第2分割装着体51Aの管周方向両端部から管軸芯X方向に沿って相手側に延出された両連結アーム52Bとの相対向する重合部分、及び、他方の第1分割装着体50Bの管周方向両端部から管軸芯X方向に沿って相手側に延出された両連結アーム52Cと、他方の第2分割装着体51Bの管周方向両端部から管軸芯X方向に沿って相手側に延出された両連結アーム52Dとの相対向する重合部分の各々に、アーム延出方向に対して交差する方向から係脱自在で、かつ、アーム延出方向での一定範囲内での相対移動を許容する融通を備えた係合突起52Eと係合長孔52Fとを形成して構成されている(例えば、実用新案登録第2596193号公報参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の管継手部の離脱防止装置では、第1装着具50を構成する両第1分割装着体50A,50Bの管周方向両端部、及び、第2装着具51を構成する両第2分割装着体51A,51Bの管周方向両端部の各々に合計8本の連結アーム52A〜52Dが連設されているため、各装着具50,51が複雑化、大型化し易く、製造コストの高騰化を招来し易い。
【0005】
しかも、4対の連結アーム52A〜52Dに設けられた係合突起52Eと係合長孔52Fとを係合させ、かつ、その状態を維持したまま両第1分割装着体50A,50B同士及び両第2分割装着体51A,51Bをボルト53・ナット54で固定連結する必要があるため、両装着具50,51の取付けに多くの手間を要していた。
【0006】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、各装着具の簡素化、小型化と製造コストの低廉化とを図りながら、両管部に対する両装着具の取付け作業を能率良く容易に行なうことのできる管継手部の離脱防止装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、受口管部に管軸芯方向から挿入接続される挿口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第1分割装着体からなる第1装着具と、受口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第2分割装着体からなる第2装着具とが備えられているとともに、両装着具を管軸芯方向の一定範囲内で相対移動自在に連結する連結手段が設けられている管継手部の離脱防止装置において
前記連結手段が、一方の第1分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、一方の第2分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位、及び、他方の第1分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、他方の第2分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位の各々に、アーム延出方向に対して交差する方向から係脱自在で、かつ、アーム延出方向での一定範囲内での相対移動を許容する融通を備えた係合部と被係合部とを設けて構成されていてもよい
【0008】
上記構成によれば、第1装着具を構成する一対の第1分割装着体と第2装着具を構成する一対の第2分割装着体とのうち、管軸芯方向で相対向する一方の第1・第2分割装着体においては管周方向一端部にのみ連結アームが連設され、他方の第1・第2分割装着体においては管周方向他端部にのみ連結アームが連設されているだけであるから、従来に比して連結アーム数が半減し、しかも、それに連れて連結アームの相対向部位に設けられる係合部及び被係合部の数も半減するため、それらの係合操作に要する手間も少なくなる。
【0009】
従って、連結アームを含む各装着具の簡素化、小型化と製造コストの低廉化とを図りながら、2対の連結アームを係合操作するだけで済むから、両管部に対する両装着具の取付け作業を能率良く容易に行なうことができる。
【0010】
本発明では、前記両第1分割装着体の連結合せ部、及び、両第2分割装着体の連結合せ部の各々に、それらが正規の組み合わせ状態にあるときのみ連結合せ部の接合を許容する連結規制手段が設けられていてもよい
【0011】
上記構成によれば、接続された両管部に両装着具を取付ける際、第1分割装着体と第2分割装着体とを誤って組合せても、それらの連結合せ部の各々に設けられた連結規制手段によって、連結合せ部同士を接合することができないため、両分割装着体同士を固定連結する前に、その組み合わせの誤りに容易に気付くことができ、固定連結操作のやり直しに起因する作業能率の低下を抑制することができる。
【0012】
本発明では、前記係合部と被係合部との間に、両装着具の屈曲角度が両接続管部の屈曲許容角度範囲内にあるとき、係合部からの被係合部の抜出し移動を阻止し、かつ、両装着具が両接続管部の屈曲許容角度範囲外の特定屈曲姿勢にあるとき、係合部に対する被係合部の係脱移動を許容する抜止め手段が設けられていてもよい
【0013】
上記構成によれば、接続された両管部に両装着具を取付けた状態では、両装着具が両接続管部の屈曲に追従して屈曲しても、両装着具の屈曲角度が両接続管部の屈曲許容角度範囲内にあるため、抜止め手段によって、係合部からの被係合部の抜出し移動を阻止することができる。それでいて、両装着具が両接続管部の屈曲許容角度範囲外の特定屈曲姿勢に操作した状態では、抜止め手段が、係合部に対する被係合部の係脱移動を許容する状態になるため、両装着具を簡単に脱着することができる。
【0014】
従って、地震や不等沈下等に起因する両接続管部の屈曲に追従して両装着具をスムースに追従屈曲させながらも、抜止め手段によって係合部と被係合部との係合状態を維持して、両接続管部の離脱防止機能を確実に発揮させながらも、両装着具の連結及び連結解除作業の容易化を図ることができる。
【0015】
本発明では、前記抜止め手段が、被係合部を構成する係合長孔の長径よりも少し大なる長さで、かつ、係合長孔の短径よりも小さな幅に形成された抜止め部を、係合部を構成する係合突起の先端部に設けて構成されていてもよい
【0016】
上記構成によれば、地震や不等沈下等に起因する両接続管部の屈曲に拘わらず係合部と被係合部との係合状態を維持して、両接続管部の離脱防止機能を確実に発揮させるための抜止め手段を設けながらも、係合長孔の長径よりも少し大なる長さで、かつ、係合長孔の短径よりも小さな幅に形成された抜止め部を、係合突起の先端部に設けるだけの簡単な改造で済むから、製造コストの低廉化を図ることができる
【0017】
本発明では、前記両第1分割装着体が、係合部又は被係合部を備えた同一形状のものから構成されているとともに、両第2分割装着体が、被係合部又は係合部を備えた同一形状のものから構成されていてもよい
【0018】
上記構成によれば、第1分割装着体と第2分割装着体との二種類を製作するだけで済み、離脱防止装置の製造コストの低廉化を促進することができる。
そして、本発明の請求項1による特徴構成は、受口管部に管軸芯方向から挿入接続される挿口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第1分割装着体からなる第1装着具と、受口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第2分割装着体からなる第2装着具とが備えられているとともに、両装着具を管軸芯方向の一定範囲内で相対移動自在に連結する連結手段が設けられている管継手部の離脱防止装置であって、
前記連結手段が、一方の第1分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、一方の第2分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位、及び、他方の第1分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、他方の第2分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位の各々に、アーム延出方向に対して交差する方向から係脱自在で、かつ、アーム延出方向での一定範囲内での相対移動を許容する融通を備えた係合部と被係合部とを設けて構成されているとともに、前記両第1分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部、及び、両第2分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の各々には、それらが正規の組み合わせ状態にあるときにのみ合わせ方向から係合して連結合せ部の接合を許容する連結規制手段が設けられている点にある。
本発明の請求項2による特徴構成は、前記連結規制手段が、前記両第1分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の合わせ面側、及び、両第2分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の合わせ面側の各々に形成された合わせ方向から係合可能な係合穴と規制突起から構成されている点にある。
本発明の請求項3による特徴構成は、前記規制突起と係合穴の内面とが管軸芯方向に沿って係合可能に構成されている点にある。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1〜図5は、鋳鉄管、鋼管又は塩化ビニル管等を用いて構成される水道管やガス管等の流体輸送管Pの受口管部1に対して、他の流体輸送管Pの挿口管部2を管軸芯X方向に沿って伸縮並びに一定角度範囲内で屈曲自在に挿入接続してある管継手部に装着して、地震や不等沈下等に起因する外力によって受口管部1と挿口管部2とが管軸芯X方向に離脱移動することを防止する離脱防止装置を示し、挿口管部2に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第1分割装着体3A,3Bからなる第1装着具3と、受口管部1に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第2分割装着体4A,4Bからなる第2装着具4とが備えられているとともに、両装着具3,4を管軸芯X方向の一定範囲内で相対移動並びに屈曲自在に連結する連結手段5が設けられている。
【0020】
前記受口管部1の内周面に形成された環状溝1a内には、挿口管部2の外周面との間を密封可能な環状の弾性シール材6が装着されているとともに、受口管部1の内周面と挿口管部2の外周面との間に形成される間隙の範囲内で、受口管部1と挿口管部2とが屈曲自在に構成されている。
【0021】
前記第1装着具3の第1分割装着体3A,3Bは、挿口管部2の外周面に対して管径方向から外套可能な半円弧状に形成されていて、その管周方向の両端部には、締結具の一例であるボルト7・ナット8で両第1分割装着体3A,3Bを固定連結するための連結フランジ部(連結合せ部の一例)3a,3bが一体形成されている。
【0022】
各第1分割装着体3A,3Bの内周面には、ボルト7・ナット8による締付け操作に連れて挿口管部2の外周面に喰い込む多数の突起9a群からなる喰込み部9が突出形成されているとともに、突起9a群のうち、管周方向両端部側に位置する突起9a群は、管周方向に沿う姿勢に形成され、更に、管周方向の中間側に位置する突起9a群は、管軸芯X方向及び管周方向に対して共に交差する傾斜姿勢で、かつ、管周方向中央位置を境にして傾斜方向が互いに逆向きとなる状態で形成されている。
【0023】
前記第2装着具4の第2分割装着体4A,4Bは、受口管部1の細径管部分1Aの外周面に対して管径方向から外套可能な半円弧状に形成されていて、その管周方向の両端部には、締結具の一例であるボルト7・ナット8で両第2分割装着体4A,4Bを固定連結するための連結フランジ部(連結合せ部の一例)4a,4bが一体形成されている。
【0024】
各第2分割装着体4A,4Bの内周面には、ボルト7・ナット8による締付け操作に連れて受口管部1の細径管部分1Aの外周面に喰い込む多数の突起9a群からなる喰込み部9が突出形成されているとともに、突起9a群のうち、管周方向両端部側に位置する突起9a群は、管周方向に沿う姿勢に形成され、更に、管周方向の中間側に位置する突起9a群は、管軸芯X方向及び管周方向に対して共に交差する傾斜姿勢で、かつ、管周方向中央位置を境にして傾斜方向が互いに逆向きとなる状態で形成されている。
【0025】
前記連結手段5は、一方の第1分割装着体3Aの管周方向一端部側に位置する連結フランジ部3a、及び、一方の第2分割装着体4Aの管周方向一端側に位置する連結フランジ部4aに、管軸芯X方向に沿って互いに相手側に向って延出される連結アーム5A,5Bを一体形成し、また、他方の第1分割装着体3Bの管周方向他端部側に位置する連結フランジ部3b、及び、他方の第2分割装着体4Bの管周方向他端部側に位置する連結フランジ部4bにも、管軸芯X方向に沿って互いに相手側に向って延出される連結アーム5C,5Dを一体形成するとともに、一方の連結アーム5A,5Bの相対向する重合部位及び他方の連結アーム5C,5Dの相対向する重合部位の各々に、アーム延出方向に対して直交する方向(交差方向の一例)から係脱自在で、かつ、アーム延出方向(管軸芯X方向)での一定範囲内での相対移動及び屈曲を許容する融通を備えた係合部5Eと被係合部5Fとを設けて構成されている。
【0026】
更に、前記両第1分割装着体3A,3Bの連結フランジ部3a,3b、及び、両第2分割装着体4A,4Bの連結フランジ部4a,4bの各々には、それらが正規の組み合わせ状態にあるときにのみ合わせ方向から係合して連結フランジ部3a,3b及び4a,4bの接合を許容する連結規制手段10が設けられているとともに、前記係合部5Eと被係合部5Fとの間には、両装着具3,4の屈曲角度が両接続管部1,2の屈曲許容角度範囲内にあるとき、係合部5Eからの被係合部5Fの抜出し移動を阻止し、かつ、両装着具3,4が両接続管部1,2の屈曲許容角度範囲外の特定屈曲姿勢にあるとき、係合部5Eに対する被係合部5Fの係脱移動を許容する抜止め手段11が設けられている。
【0027】
前記両第1分割装着体3A,3Bは、連結アーム5A,5Cの先端部に係合部を構成するピン状の係合突起5Eを一体成形してある同一形状のものから構成されているとともに、両第2分割装着体4A,4Bも、連結アーム5B,5Dの先端部に被係合部を構成する長円形状の係合長孔5Fを貫通成形してある同一形状のものから構成され、更に、両第1分割装着体3A,3Bの内径と両第2分割装着体4A,4Bの内径とが同一径に形成されていて、両第1分割装着体3A,3B及び両第2分割装着体4A,4Bが、受口管部1及び挿口管部2の何れにも外嵌固定可能に構成されている。
【0028】
前記連結規制手段10は、第1分割装着体3A,3Bの管周方向一端部側の連結フランジ3a,3bの合せ面側に、それの管周方向他端部側の連結フランジ3a,3bの合せ面側に形成された係合穴10aに対して合せ方向から係入する第1規制突起10bを形成するとともに、第2分割装着体4A,4Bの管周方向一端部側の連結フランジ4a,4bの合せ面側に、それの管周方向他端部側の連結フランジ4a,4bの合せ面側に形成された係合穴10cに対して合せ方向から係入する第2規制突起10dを形成して構成されている。
また、図1、図4に示すように、前記第1規制突起10bと係合穴10aの内面及び前記第2規制突起10dと係合穴10cの内面とが管軸線方向に沿って係合可能に構成されている。
【0029】
そして、両第1分割装着体3A,3B同士及び第2分割装着体4A,4B同士の正規の組み合わせ状態にあるときには、各規制突起10b,10dが係合穴10a,10cに係入して、連結フランジ部3a,3b及び4a,4bの接合を許容するとともに、両第1分割装着体3A,3Bの一つと第2分割装着体4A,4Bの一つとが組み合わされた正規以外の組み合わせ状態にあるときには、規制突起10b,10d同士が接当して、連結フランジ部同士が接合できないように構成されている。
【0030】
前記抜止め手段11は、係合長孔5Fの長径D1よりも少し大なる長さLで、かつ、係合長孔5Fの短径D2よりも小さな幅Wに形成された長円板状の抜止め部を、係合突起5Eの先端部に一体形成して構成されている。
【0031】
〔第2実施形態〕
上述の第1実施形態では、両第1分割装着体3A,3Bを、連結アーム5A,5Cの先端部に係合突起5Eを一体成形した同一形状のものから構成するとともに、第2分割装着体4A,4Bを、連結アーム5B,5Dの先端部に係合長孔5Fを貫通成形してある同一形状のものから構成したが、図6に示すように、前記両第1分割装着体3A,3B及び第2分割装着体4A,4Bをそれぞれ左右対称形のものから構成してもよい。
【0032】
即ち、一方の第1分割装着体3Aの管周方向一端部側に位置する連結フランジ部3a、及び、一方の第2分割装着体4Aの管周方向一端側に位置する連結フランジ部4aに、管軸芯X方向に沿って互いに相手側に向って延出される連結アーム5A,5Bを一体形成し、また、他方の第1分割装着体3Bの管周方向他端部側に位置する連結フランジ部3b、及び、他方の第2分割装着体4Bの管周方向他端部側に位置する連結フランジ部4bにも、管軸芯X方向に沿って互いに相手側に向って延出される連結アーム5C,5Dを一体形成するとともに、一方の第1分割装着体3A側の連結アーム5Aの先端部と、他方の第2分割装着体4B側の連結アーム5Dの先端部の各々に、被係合部を構成する長円形状の係合長孔5Fを貫通成形し,更に、他方の第1分割装着体3B側の連結アーム5Cの先端部と、一方の第2分割装着体4A側の連結アーム5Bの先端部の各々に、係合部を構成するピン状の係合突起5Eを一体成形する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0033】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の各実施形態では、前記係合部5Eと被係合部5Fとの間に、両接続管部1,2の伸縮作動に伴う第1装着具3と第2装着具4とのアーム延出方向(管軸芯X方向)における一定範囲内での相対移動、及び、両接続管部1,2の一定角度範囲内での屈曲に伴う第1装着具3と第2装着具4との相対屈曲を許容する融通(間隙)を設けたが、少なくともアーム延出方向の一定範囲内での相対移動を許容する融通が設けられていればよい。
(2)上述の各実施形態では、前記係合部5Eをピン状の係合突起から構成するとともに、被係合部5Fを長円形状の係合長孔に形成したが、係合部5E及び被係合部5Fとしては、アーム延出方向に対する交差方向からの係脱操作により、第1装着具3と第2装着具4とを脱着自在に連結することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(3)上述の各実施形態では、前記連結規制手段10を係合穴10a,10cと規制突起10b,10dとから構成したが、連結規制手段10としては、両第1分割装着体3A,3Bの連結合せ部3a,3b、及び、両第2分割装着体4A,4Bの連結合せ部4a,4bの各々には、それらが正規の組み合わせ関係にあるときのみ連結合せ部3a,3b及び4a,4bの接合を許容するものであれば、如何なる構造のものを用いてもよい。
(4)上述の各実施形態では、両第1分割装着体3A,3Bの内周面及び両第2分割装着体4A,4Bの内周面に、ボルト7・ナット8による締付け操作に連れて挿口管部2及び受口管部1の外周面に喰い込む多数の突起9a群からなる喰込み部9を突出形成したが、このような喰込み部9を突出形成してあるCの字状又は半割り状の抜止めリングを、両第1分割装着体3A,3Bの内周面及び両第2分割装着体4A,4Bの内周面に装着して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す分解斜視図
【図2】管継手部に装着したときの水平断面図
【図3】管継手部に装着したときの一部切欠き側面図
【図4】図2におけるIV−IV線断面図
【図5】図2におけるV−V線断面図
【図6】本願発明の第2実施形態を示す分解斜視図
【図7】従来の管継手部の離脱防止装置を示し、管継手部に装着したときの水平断面図
【図8】分解斜視図
【符号の説明】
X 管軸芯
1 受口管部
2 挿口管部
3 第1装着具
3A 第1分割装着体
3B 第1分割装着体
3a 連結合せ部(連結フランジ部)
3b 連結合せ部(連結フランジ部)
4 第2装着具
4A 第2分割装着体
4B 第2分割装着体
4a 連結合せ部(連結フランジ部)
4b 連結合せ部(連結フランジ部)
5 連結手段
5A 連結アーム
5B 連結アーム
5C 連結アーム
5D 連結アーム
5E 係合部
5F 被係合部
10 連結規制手段
11 抜止め手段

Claims (3)

  1. 受口管部に管軸芯方向から挿入接続される挿口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第1分割装着体からなる第1装着具と、受口管部に対して脱着自在に外嵌固定される一対の第2分割装着体からなる第2装着具とが備えられているとともに、両装着具を管軸芯方向の一定範囲内で相対移動自在に連結する連結手段が設けられている管継手部の離脱防止装置であって、
    前記連結手段が、一方の第1分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、一方の第2分割装着体の管周方向一端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位、及び、他方の第1分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームと、他方の第2分割装着体の管周方向他端部から管軸芯方向に沿って相手側に延出された連結アームとの相対向する部位の各々に、アーム延出方向に対して交差する方向から係脱自在で、かつ、アーム延出方向での一定範囲内での相対移動を許容する融通を備えた係合部と被係合部とを設けて構成されているとともに、前記両第1分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部、及び、両第2分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の各々には、それらが正規の組み合わせ状態にあるときにのみ合わせ方向から係合して連結合せ部の接合を許容する連結規制手段が設けられている管継手部の離脱防止装置。
  2. 前記連結規制手段が、前記両第1分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の合わせ面側、及び、両第2分割装着体における管周方向両端部の連結合せ部の合わせ面側の各々に形成された合わせ方向から係合可能な係合穴と規制突起から構成されている請求項1記載の管継手部の離脱防止装置。
  3. 前記規制突起と係合穴の内面とが管軸芯方向に沿って係合可能に構成されている請求項2記載の管継手部の離脱防止装置。
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