JP3763821B2 - 管継手部の離脱防止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、受口管部とそれに嵌合接続された挿口管部との相対離脱移動を、受口管部の周方向複数箇所に装備された抜止め部材、又は、受口管部の端部に固定連結される環状部材の周方向複数箇所に装備された抜止め部材による挿口管部の外周面への喰込みにより抑制するように構成してある管継手部の離脱防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の管継手部の離脱防止装置では、例えば、挿口管部に外嵌する状態で受口管部の端部に固定連結される環状部材の一例である押輪に、予め複数個の抜止め部材を組付け、その状態で施工現場に搬入する方法が一般に採られているため、運搬途中での振動や搬入時の落下に起因する衝撃によって組み付けられた抜止め部材が脱落しないようにすることが要望されており、このような抜止め部材の脱落防止対策として、従来では、次の(イ)、(ロ)の方法が提案されている。
【0003】
(イ)押輪の内周面に、径方向内方に向かって開口して、挿口管部の外周面に対して径方向外方から喰込み移動自在な複数個の抜止め部材を周方向に沿って収納する円環状の溝部が形成されているとともに、円環状に配置された複数個の抜止め部材とそれらの隣接端部同士を縮径側に弾性変形可能な状態で一体的に固定連結可能な複数の弾性連結体とをもって抜止め輪が構成され、押輪の円環状溝部内に収納された抜止め輪の各弾性連結体とそれに管軸芯方向で相対向する押輪の側壁部とに亘って、管軸芯方向に沿う姿勢で抜止めピンが挿入されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
(ロ)押輪の内周面に、挿口管部の外周面に対して径方向外方から喰込み移動自在な複数個の抜止め部材を各別に収納可能な状態で径方向内方に向かって開口する凹部が形成されているとともに、各抜止め部材の管軸芯方向一側面の周方向中央位置とこれに相対向する各凹部の一方の側壁部との間、又は、各抜止め部材の周方向両端部とこれに相対向する各凹部の仕切り壁部との間に亘って、抜止め部材を弾性圧縮反力で抜止め保持する弾性体が介在されている(例えば、特許文献2〜4参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭61−88091号公報(第4頁、第4図、第5 図)
【特許文献2】
特許第3077735号公報(第3頁、図6、図7)
【特許文献3】
特開2001−200965号公報(第2−3頁、図7、図8)
【特許文献4】
実公平3−9598号公報(第3頁、第4−7図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の(イ)による管継手部の離脱防止装置では、複数個の抜止め部材とそれらの隣接端部同士を一体的に固定連結する複数の弾性連結体とをもって、円環状の抜止め輪に予め製作するため、その製作に多くの手間を要するとともに、押輪の円環状溝部に対する組付けに手間取り易く、その上、押輪の円環状溝部内に収納された抜止め輪の各弾性連結体とそれに管軸芯方向で相対向する押輪の側壁部とを抜止めピンで連結する必要があるため、係止部材の脱落を確実に防止できるものの、製造コストの高騰化を招来し易い。
【0007】
また、従来の(ロ)による管継手部の離脱防止装置では、押輪の内周面に、複数個の抜止め部材を各別に収納する凹部を区画形成する必要があり、しかも、各凹部毎に抜止め部材を弾性体で保持する必要があるため、その組付け作業に多くの手間を要し、製造コストの高騰化を招来し易い。
【0008】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、運搬途中での振動や衝撃に起因する抜止め部材の脱落を確実に防止しながらも、構造の簡素化と組付け作業の容易化とによって製造コストの低廉化を図ることのできる管継手部の離脱防止装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による特徴構成は、受口管部の内周面又はそれに嵌合接続された挿口管部に外嵌する状態で受口管部の端部に固定連結される環状部材の内周面に、径方向内方に向かって開口する溝部が周方向に沿って形成され、この溝部内に、挿口管部の外周面に対して径方向外方から喰込み移動自在な複数個の抜止め部材が周方向に沿って設けられているとともに、抜止め部材を径方向内方に喰込み移動させる喰込み移動手段が設けられている管継手部の離脱防止装置であって、
少なくとも抜止め部材の隣接端部間に、抜け落ち防止用の弾性体が圧縮状態で介在され、この弾性体と抜止め部材の端部との相対向する部位には、弾性体に対する抜止め部材の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第1係合手段が設けられているとともに、溝部と弾性体との相対向する部位には、溝部に対する弾性体の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第2係合手段が設けられ、この第2係合手段が、弾性体の管軸芯方向両端面に形成された第2突起部と、これに対して径方向内方側から係合する状態で溝部の内面に突出形成された第2受け部とから構成されている点にある。
【0010】
上記特徴構成によれば、受口管部の内周面又は環状部材の内周面に形成された溝部に複数の抜止め部材を組付けるとき、例えば、溝部の周方向一端側から抜止め部材と弾性体とを交互に装着して、最終の抜止め部材又は弾性体を他の弾性体の弾性復元力に抗して圧縮した状態で圧入装着することにより、各弾性体の圧縮反力を利用して各抜止め部材を周方向に等間隔を隔てた状態で所定装着位置に保持することができる。
【0011】
しかも、この組付け状態で振動や搬入時の落下に起因する衝撃が作用しても、第1係合手段による径方向からの係合によって弾性体に対する抜止め部材の抜け落ちが阻止されると同時に、第2係合手段による径方向からの係合によって溝部に対する弾性体の抜け落ちが阻止されるから、各抜止め部材を所定装着位置に確実に維持することができる。
【0012】
従って、運搬途中での振動や衝撃に起因する抜止め部材の脱落を確実に防止しながらも、構造の簡素化と組付け作業の容易化とによって製造コストの低廉化を図ることができる。
更に、弾性体の第2突起部と溝部の内面に突出形成された第2受け部との係合によって、溝部に対する弾性体の抜け落ちを確実に阻止することができるとともに、弾性体の管軸芯方向両端面に第2突起部が形成されているので、第1係合手段と相互干渉しない状態で容易に形成することができる。
【0013】
本発明の請求項6による管継手部の離脱防止装置の特徴構成は、前記第1係合手段が、抜止め部材の端部に形成した周方向外方に突出する第1突起部と、これに対して径方向内方側から係合する状態で弾性体に形成された第1受け部とから構成されている点にある。
【0014】
上記特徴構成によれば、抜止め部材の端部に形成した第1突起部と弾性体に形成された第1受け部との周方向での係合代を大きく取りながらも、抜止め部材の第1突起部に対して弾性体の第1受け部が径方向内方側から係合するから、抜止め部材及び弾性体の組付け作業を能率良く容易に行うことができる。
【0017】
本発明の請求項2による管継手部の離脱防止装置の特徴構成は、前記第2係合手段の第2突起部が、喰込み移動手段による抜止め部材の喰込み移動時に、溝部側の第2受け部との係合状態を維持したまま弾性体の径方向内方への追従移動を許す状態にまで弾性変形自在に構成されている点にある。
【0018】
上記特徴構成によれば、弾性体の第2突起部と溝部の内面に突出形成された第2受け部との係合によって、溝部に対する弾性体の抜け落ちを確実に阻止しながらも、喰込み移動手段によって抜止め部材を径方向内方側に喰込み移動させたとき、第2突起部の弾性変形によって弾性体が径方向内方へスムーズに追従移動させることができるから、抜止め部材による所期の抜止め機能を常に確実に発揮させることができる。
【0019】
本発明の請求項3による管継手部の離脱防止装置の特徴構成は、前記弾性体の第2突起部が、自然状態では弾性体の両端面から管軸芯方向に沿って帯状に突出し、かつ、弾性体の端面と溝部の内面との対向面間に弾性復元力に抗して折り込み可能に構成されている点にある。
【0020】
上記特徴構成によれば、喰込み移動手段によって抜止め部材を径方向内方側に喰込み移動させたとき、弾性復元力に抗して折り込まれた帯状の第2突起部が、弾性体の端面と溝部の内面との対向面間でスムーズに弾性変形し、弾性体の径方向内方への追従移動性を高めることができる。
【0021】
本発明の請求項4による管継手部の離脱防止装置の特徴構成は、前記第2突起部の周方向での幅が、弾性体の周方向での幅よりも小に構成されている点にある。
【0022】
上記特徴構成によれば、喰込み移動手段によって抜止め部材を径方向内方側に喰込み移動させたとき、弾性復元力に抗して折り込まれた帯状の第2突起部が、弾性体の端面と溝部の内面との対向面間でよりスムーズに弾性変形し、弾性体の径方向内方への追従移動性を一層高めることができる。
【0023】
しかも、抜止め部材の隣接端部間に、抜け落ち防止用の弾性体を圧縮状態で介在したとき、第2突起部の一部が抜止め部材と溝部の内面との間に入り込むことがなく、喰込み移動手段による抜止め部材の径方向内方側への喰込み移動操作を確実、容易に行うことができる。
【0024】
本発明の請求項5による管継手部の離脱防止装置の特徴構成は、前記弾性体の内周面の周方向両端側に位置する角部が、周方向両端側ほど径方向外方に位置する傾斜面に形成されている点にある。
【0025】
上記特徴構成によれば、抜止め部材の隣接端部間に、抜け落ち防止用の弾性体を圧縮状態で介在したとき、弾性体の一部が抜止め部材と挿口管部の外周面との間に入り込むことがなく、喰込み移動手段による抜止め部材の喰込み不良を防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1、図2は、流体輸送管(例えば、水道管やガス管)の管継手部の離脱防止装置を示し、一方の流体輸送管Pの受口管部1に挿入接続された他方の流体輸送管Pの挿入管部2に、前記受口管部1の内周面1aと挿入管部2の外周面2aとの間を密封可能な合成ゴム製(例えば、スチレンブタジエンゴム)のシール材3と、挿口管部2に外嵌する状態で受口管部1の端部に固定連結される環状部材の一例で、シール材3を管軸芯X方向から押圧して密封状態(水密状態)にまで圧縮可能な鋳鉄製の押輪4とが外装されているとともに、押輪4の第1連結フランジ部4Bと受口管部1の連結フランジ部1Aとの間には、押輪4と受口管部1とを管軸芯X方向から相対的に引き寄せながら締付け固定する締結手段5が設けられ、更に、受口管部1とそれに嵌合接続された挿口管部2との間には、両管部1,2が管軸芯X方向に沿って相対離脱移動したとき、管軸芯X方向から互いに接当してそれ以上の離脱移動を阻止する離脱防止手段Dが設けられている。
【0027】
締結手段5は、受口管部1の連結フランジ部1Aの周方向複数箇所に形成されたボルト挿通孔1b、及び、押輪4の第1連結フランジ部4Bの周方向複数箇所に形成されたボルト挿通孔4aとのうち、管軸芯X方向で相対向するボルト挿通孔1b、4aに亘って挿入されるT字状のボルト5Aと、該ボルト5Aの突出ネジ部に螺合されるナット5Bとから構成されていて、前記ボルト5A・ナット5Bの締付け操作に伴う押輪4と受口管部1との管軸芯X方向での相対近接移動により、押輪4の管軸芯X方向の一端部に形成されたシール押圧部4bでシール材3を圧縮変形させ、受口管部1の内周面1aと挿入管部2の外周面2aとの間を密封する。
【0028】
離脱防止手段Dを構成するに、図1に示すように、受口管部1の内周面1aに形成された円環状の取付け溝1cに、管軸芯X方向視において略Cの字状に形成された拡径側に弾性変形可能な金属製の係止部材11と、これの拡径変形を許容する状態で該係止部材11を受口管部1と同軸芯状態に保持する弾性保持リング12とを装着するとともに、挿口管部2の外周面の先端部には、地震や不等沈下等に起因して両管部1,2が一定以上に相対離脱移動したとき、係止部材11に対して管軸芯X方向から接当してそれ以上の両管部1,2の相対離脱移動を阻止する円環状の抜止め突起1Bが一体形成されている。
【0029】
押輪4は、図1〜図4に示すように、周方向で二分割された対称形の一対の分割押輪体4Aから構成されていて、各分割押輪体4Aの周方向両端部には、ボルト6・ナット7等の締結手段を介して互いに固定連結するための第2連結フランジ部4C,4Dが一体形成されているとともに、各分割押輪体4Aの内周面には、径方向内方に向かって開口し、かつ、挿入管部2の外周面2aに対して径方向外方から喰い込み移動自在な複数個(当該実施形態では6個)の金属製の抜止め部材8を周方向に沿って収納配置可能な溝部9が形成されている。
【0030】
更に、各分割押輪体4Aの溝部9内に装着された各抜止め部材8を径方向内方に喰込み移動させる喰込み移動手段Aが設けられているとともに、各抜止め部材8の隣接端部間、及び、各分割押輪体4Aにおける溝部9の周方向両端に位置する壁部4dとそれに周方向で相対向する抜止め部材8の端部との間の各々には、各抜止め部材8の周方向での配置間隔を設定配置間隔に規制する状態で抜け落ち防止用の合成ゴム製の弾性体10が圧縮状態で介在されている。
【0031】
喰込み移動手段Aは、図1〜図4に示すように、分割押輪体4Aの溝部9を構成する外周壁部4eのうち、溝部9内に配置された各抜止め部材8の周方向中央位置に対応する部位に、抜止め部材8の外側面8aに対する垂直方向に沿って貫通するネジ孔13を形成するとともに、各ネジ孔13には、溝部9内に装着された抜止め部材8の外側面8aを管径方向内方側に押圧する押しボルト14を脱着自在に螺合して構成されている。
【0032】
そして、図3〜図6に示すように、前記弾性体10と抜止め部材8の端部との周方向で相対向する部位には、弾性体10に対する抜止め部材8の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第1係合手段Bが設けられているとともに、溝部9と弾性体10との管軸芯X方向で相対向する部位には、溝部9に対する弾性体10の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第2係合手段Cが設けられている。
【0033】
第1係合手段Bは、図3、図4、図6に示すように、抜止め部材8の端部に形成した周方向外方に突出する第1突起部15と、これに対して径方向内方側から係合する状態で弾性体10の周方向両側面10aの径方向外方側に一体的に窪み形成された第1受け部16とから構成されているとともに、第2係合手段Cは、図5、図6に示すように、弾性体10の管軸芯X方向両端面10bのうち、径方向の外側端面から管軸芯X方向に沿って一体的に突出形成された帯状の第2突起部17と、径方向内方に向かって折り込まれた第2突起部17の先端17aに対して径方向内方側から係合する状態で溝部9の内面、つまり、溝部9を挟んで管軸芯X方向で相対向する分割押輪体4Aの側壁部4fの内面に一体的に突出形成された第2受け部18とから構成されている。
【0034】
前記弾性体10の径方向の内半部は、周方向で隣接する両抜止め部材8の端部の対向面間に圧縮状態で入り込み可能な広幅に構成されているとともに、弾性体10の径方向の外半部は、周方向で隣接する両抜止め部材8の第1突起部15の対向面間に圧縮状態で入り込み可能な細幅に構成され、それらの境界箇所に形成される傾斜面が上述の第1受け部16に構成されている。
【0035】
前記第2係合手段Cを構成する弾性体10の第2突起部17は、図5(イ)に示すように、自然状態では弾性体10の両端面10bから管軸芯X方向に沿って帯状に突出し、かつ、図5(ロ)に示すように、弾性体10の端面10bと溝部9を構成する側壁部4fの内面との対向面間に弾性復元力に抗して折り込み可能に構成されているとともに、第2突起部17の周方向での幅W1が、弾性体10の周方向での幅Wよりも小に構成され、更に、弾性体10の内周面の周方向両端側に位置する角部が、周方向両端側ほど径方向外方に位置する傾斜面10cに形成されている。
【0036】
そして、各分割押輪体4Aの溝部9に複数の抜止め部材8を組付けるとき、例えば、溝部9の周方向一端側から抜止め部材8と弾性体10とを交互に装着して、最終の抜止め部材8又は弾性体10を他の弾性体10の弾性復元力に抗して圧縮した状態で圧入装着することにより、各弾性体10の圧縮反力を利用して各抜止め部材8を周方向に等間隔を隔てた状態で所定装着位置に保持することができる。
【0037】
しかも、この組付け状態で振動や搬入時の落下に起因する衝撃が作用しても、第1係合手段Bを構成する第1突起部15と第1受け部16とによる径方向からの係合により、弾性体10に対する抜止め部材8の抜け落ちを阻止することができると同時に、第2係合手段Cを構成する第2突起部17と第2受け部18とによる径方向からの係合により、溝部9を構成する分割押輪体4Aの側壁部4fに対する弾性体10の抜け落ちを阻止することができるから、各抜止め部材8を所定装着位置に確実、強固に維持することができる。
【0038】
また、喰込み移動手段によって抜止め部材8を径方向内方側に喰込み移動させたとき、弾性復元力に抗して折り込まれた帯状の第2突起部17が、弾性体10の端面10bと溝部9を構成する分割押輪体4Aの側壁部4の内面との対向面間でよりスムーズに弾性変形し、弾性体10の径方向内方への追従移動性を一層高めることができる。
【0039】
更に、抜止め部材8の隣接端部間に、抜け落ち防止用の弾性体10を圧縮状態で介在したとき、第2突起部17の一部が抜止め部材8と分割押輪体4Aの側壁部4の内面との間に入り込むことがなく、喰込み移動手段Aによる抜止め部材8の径方向内方側への喰込み移動操作を確実、容易に行うことができる。
【0040】
〔第2実施形態〕
上述の第1実施形態では、第2係合手段Cを構成する弾性体10の第2突起部17を、自然状態では弾性体10の両端面10bから管軸芯X方向に沿って帯状に突出し、かつ、弾性体10の端面10bと溝部9を構成する側壁部4fの内面との対向面間に弾性復元力に抗して折り込み可能に構成したが、図8に示すように、弾性体10の端面10bに、それに沿う姿勢で第2係合手段Cを構成する第2突起部17を一体成形してもよい。
【0041】
この実施形態の場合、第2係合手段Cを構成する第2突起部17を、弾性体10よりも軟質の合成ゴムから構成して、喰込み移動手段Aによって抜止め部材8を径方向内方側に喰込み移動させたとき、第2突起部17の弾性変形によって弾性体10が径方向内方へスムーズに追従移動させることができるようにする。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0042】
〔第3実施形態〕
上述の第1実施形態では、第1係合手段Bを、抜止め部材8の端部に形成した周方向外方に突出する第1突起部15と、これに対して径方向内方側から係合する状態で弾性体10の周方向両側面10aの径方向外方側に一体的に窪み形成された第1受け部16とから構成したが、図9に示すように、上述の第1突起部15と第1受け部16とに加えて、抜止め部材8の端面に形成した係合凹部19と、これに弾性変形しながら入り込み可能な状態で弾性体10の周方向両側面10aに形成された係止突起20とから構成してもよい。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0043】
〔第4実施形態〕
図10、図11は、第1実施形態で説明した喰込み移動手段Aの別実施形態を示し、分割押輪体4Aの溝部9を構成する外周壁部4eのうち、溝部9内に配置された各抜止め部材8の周方向中央位置に対応する部位に、抜止め部材8の外側面8aに対する垂直方向に沿って貫通するネジ孔13を形成するとともに、各ネジ孔13には、溝部9内に装着された抜止め部材8の外側面8aを管径方向内方側に押圧する押しボルト14を脱着自在に螺合し、更に、抜止め部材8の外側面8aを、受口管部1側ほど大径となる傾斜面に形成して、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動に連れて抜止め部材8を径方向内方側に喰込み移動案内するように構成されている。
【0044】
また、各抜止め部材8の内側面(内周面)の管軸芯X方向両端部には、図11に示すように、周方向で連続する三角突条の喰込み突起8bが一体形成され、各喰込み突起8bの管周方向での長さが同一又は略同一に構成されているとともに、各喰込み突起8bの喰込み先端縁が、管軸芯X方向視において挿口管部2の外周面2aの半径と同一又は略同一の半径で弧状に形成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0045】
〔第5実施形態〕
上述の各実施形態では、挿口管部2に外嵌する状態で受口管部1の端部に固定連結される押輪4に複数の抜止め部材8を装着してある管継手部の離脱防止装置について説明したが、図12、図13に示すように、受口管部1の内周面1aに複数の抜止め部材8を装着してある管継手部の離脱防止装置に本発明の技術を適用して実施してもよい。
【0046】
この実施形態の管継手部の離脱防止装置では、受口管部1の内周面1aの端部側に、径方向内方に向かって開口し、かつ、挿入管部2の外周面2aに対して径方向外方から喰い込み移動自在な複数個の金属製の抜止め部材8を周方向に沿って収納配置可能な円環状の溝部9を形成し、この円環状溝部9内に装着された各抜止め部材8を径方向内方に喰込み移動させる喰込み移動手段Aを設けるとともに、各抜止め部材8の隣接端部間の各々には、各抜止め部材8の周方向での配置間隔を設定配置間隔に規制する状態で抜け落ち防止用の合成ゴム製の弾性体10が圧縮状態で介在されている。
【0047】
喰込み移動手段Aは、受口管部1の溝部9を構成する外周壁部1dのうち、溝部9内に配置された各抜止め部材8の周方向中央位置に対応する部位に、抜止め部材8の外側面8aに対する垂直方向に沿って貫通するネジ孔13を形成するとともに、各ネジ孔13には、溝部9内に装着された抜止め部材8の外側面8aを管径方向内方側に押圧する押しボルト14を脱着自在に螺合し、更に、抜止め部材8の外側面8aを、受口管部1側ほど大径となる傾斜面に形成して、受口管部1と挿口管部2との相対離脱移動に連れて抜止め部材8を径方向内方側に喰込み移動案内するように構成されている。
【0048】
そして、第1実施形態の図3〜図6で説明した構造と同様に、前記弾性体10と抜止め部材8の端部との周方向で相対向する部位には、弾性体10に対する抜止め部材8の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第1係合手段Bが設けられているとともに、溝部9と弾性体10との管軸芯X方向で相対向する部位には、溝部9に対する弾性体10の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第2係合手段Cが設けられている。
【0049】
第1係合手段Bは、抜止め部材8の端部に形成した周方向外方に突出する第1突起部15と、これに対して径方向内方側から係合する状態で弾性体10の周方向両側面10aの径方向外方側に一体的に窪み形成された第1受け部16とから構成されているとともに、第2係合手段Cは、弾性体10の管軸芯X方向両端面10bのうち、径方向の外側端面から管軸芯X方向に沿って一体的に突出形成された帯状の第2突起部17と、径方向内方に向かって折り込まれた第2突起部17の先端17aに対して径方向内方側から係合する状態で溝部9の内面、つまり、溝部9を挟んで管軸芯X方向で相対向する、受口管部1の側壁部1eの内面に一体的に突出形成された第2受け部18とから構成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0050】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、挿口管部2に外嵌する状態で受口管部1の端部に固定連結される環状部材の一例として、シール材3を管軸芯X方向から押圧して密封状態(水密状態)にまで圧縮可能な押輪4を例に挙げて説明したが、シール材3を密封状態(水密状態)にまで押圧する機能を有さない環状部材であってもよい。
(2)上述の第1実施形態では、押輪4を周方向で複数に分割された複数個の分割押輪体4Aから構成したが、この押輪4としては、挿口管部2に対して管軸芯X方向から外嵌装着自在な円環状に構成してもよい。
(3)第1係合手段Bとしては、弾性体10に対する抜止め部材8の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いて実施してもよい。
(4)第2係合手段Cとしては、溝部9に対する弾性体10の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止することのできるものであれば、如何なる構造のものを用いて実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す管継手部の離脱防止装置の断面側面図
【図2】図1におけるII−II線断面図
【図3】分割押輪体の断面正面図
【図4】分割押輪体の要部の拡大断面正面図
【図5】(イ)は分割押輪体の溝部に弾性体を装着する前の要部の拡大断面側面図
(ロ)は分割押輪体の溝部に弾性体を装着したときの要部の拡大断面側面図
【図6】弾性体の拡大斜視図
【図7】抜止め部材を喰込み移動させたときの要部の拡大断面側面図
【図8】本願発明の第2実施形態を示す弾性体の拡大斜視図
【図9】本願発明の第3実施形態を示す要部の拡大断面正面図
【図10】本願発明の第4実施形態を示す要部の拡大断面正面図
【図11】本願発明の第4実施形態を示す要部の拡大断面側面図
【図12】本願発明の第5実施形態を示す管継手部の離脱防止装置の断面側面図
【図13】本願発明の第5実施形態を示す要部の断面正面図
【符号の説明】
A 喰込み移動手段
B 第1係合手段
C 第2係合手段
X 管軸芯
1 受口管部
1a 内周面
2 挿口管部
2a 外周面
4 環状部材(押輪)
8 抜止め部材
9 溝部
10 弾性体
10b 端面
10c 傾斜面
15 第1突起部
16 第1受け部
17 第2突起部
18 第2受け部
Claims (6)
- 受口管部の内周面又はそれに嵌合接続された挿口管部に外嵌する状態で受口管部の端部に固定連結される環状部材の内周面に、径方向内方に向かって開口する溝部が周方向に沿って形成され、この溝部内に、挿口管部の外周面に対して径方向外方から喰込み移動自在な複数個の抜止め部材が周方向に沿って設けられているとともに、抜止め部材を径方向内方に喰込み移動させる喰込み移動手段が設けられている管継手部の離脱防止装置であって、
少なくとも抜止め部材の隣接端部間に、抜け落ち防止用の弾性体が圧縮状態で介在され、この弾性体と抜止め部材の端部との相対向する部位には、弾性体に対する抜止め部材の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第1係合手段が設けられているとともに、溝部と弾性体との相対向する部位には、溝部に対する弾性体の径方向内方への抜け落ち移動を径方向からの係合で阻止する第2係合手段が設けられ、この第2係合手段が、弾性体の管軸芯方向両端面に形成された第2突起部と、これに対して径方向内方側から係合する状態で溝部の内面に突出形成された第2受け部とから構成されている管継手部の離脱防止装置。 - 前記第2係合手段の第2突起部が、喰込み移動手段による抜止め部材の喰込み移動時に、弾性体の径方向内方への追従移動を許す状態にまで弾性変形自在に構成されている請求項1記載の管継手部の離脱防止装置。
- 前記第2係合手段の第2突起部が、自然状態では弾性体の両端面から管軸芯方向に沿って突出し、かつ、弾性体の端面と溝部の内面との対向面間に弾性復元力に抗して折り込み可能に構成されている請求項2記載の管継手部の離脱防止装置。
- 前記第2突起部の周方向での幅が、弾性体の周方向での幅よりも小に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の管継手部の離脱防止装置。
- 前記弾性体の内周面の周方向両端側に位置する角部が、周方向両端側ほど径方向外方に位置する傾斜面に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の管継手部の離脱防止装置。
- 前記第1係合手段が、抜止め部材の端部に形成した周方向外方に突出する第1突起部と、これに対して径方向内方側から係合する状態で弾性体に形成された第1受け部とから構成されている請求項1記載の管継手部の離脱防止装置。
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