JP4058189B2 - コンクリート部材の継手構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネル覆工用コンクリートセグメントあるいは、その他のプレキャストコンクリート部材の継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トンネルを構築する方法としては、掘削内面側にセグメントを組立てる、いわゆるシールド工法が一般的である。このシールド工法に用いるセグメントは、従来、ボルト継手を有し、相隣るセグメントを突き合わせて、ボルトによって結合する連結構造が一般的である。そのため、ボルト締結作業のために必要なボルトボックスの充填処理や継手金物の防錆処理が必要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のセグメント等におけるボルト継手は、相隣るセグメントを突き合わせて、ボルトによって結合した連結構造であるので次の課題がある。
▲1▼ 二次覆工を行わない場合、継手金物がトンネル内面に露出しており、防食処理が必要となる。また、ボルト締結作業に必要なボルトボックスの孔埋めが必要となる。
▲2▼ 特に、下水道,排水路,放水路などの水関係の用途の場合、トンネル内への流入水により、継手金物やボルトが腐食しやすい環境下にある。また、内面平滑性が確保され、所定の粗度係数の確保も要求される。このため、二次覆工が必要となっている。
▲3▼ ボルト継手は、ボルト締結に多くの時間を要し、セグメント組立に熟練を必要とする。
【0004】
本発明は、前記従来の欠点に鑑みてなされたもので、各種コンクリート部材、例えばトンネル覆工用セグメントなどにおいて、継手金物や継手ボルトがトンネル内外面に露出しない覆工構造を構築できるようにした、リングばねを用いた継手構造を提案する。
【0005】
なお、本発明はトンネル部材への適用例としてセグメント継手の実施形態で説明するが、例えば、プレキャスト板の継手部材など他の用途への適用も本発明の対象に含まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本発明は次のように構成した。
第1の発明は、連結すべき2つのコンクリート部材に、互いに係合する雄金具と雌金具を設けてなる継手構造であって、前記雄金具は一方のコンクリート部材の連結端部に設けた雄側当接プレートから突出する軸部と、この軸部の先端に設けてあり、前側に先細りテーパ部を有する頭部とから構成し、前記雌金具は、他方のコンクリート部材の連結端部に設けた開口を有する雌側当接プレートと、この雌側当接プレートの背面側に筒先端を固着してあり、その内側に雄金具の受入れ凹部を形成し、かつ内面に所定突出寸法の係止突起を有する筒体と、前記係止突起と前記雌側当接プレートとで形成されるリングばね収容部に拡径方向に伸縮可能に収容され、周方向の所定箇所が切離されており、かつ雄金具の挿入側内縁に挿入ガイド曲面を有するリングばねとから構成され、雄金具の挿入時において、その頭部に前記リングばねが係合して、雄金具の抜け出しを阻止する構成とし、前記雌側と雄側の各当接プレートには、雄雌金具の連結時互いに嵌り合うことで、両金具の軸直角方向に対するせん断抵抗力を有する凸部と凹部が設けられ、前記凸部と凹部は、それぞれ半球状に構成され、また前記開口の周囲に2箇所に亘り点在されていることを特徴とする。
第2の発明は、前記雄金具の軸部と、前記雌金具の筒体に、それぞれコンクリートに埋設のアンカー筋が結合されている構成を特徴とする。
第3の発明は、前記雄金具の軸部先端の外周に、頭部に係合したリングばねの内周縁が嵌合するくびれ部が形成され、かつ雄雌金具の軸線直角方向のせん断力は、施工代の間隙を介して雄金具の軸部が、雌側当接プレートの開口内周縁に係合することで負担される構成を特徴とする。
第4の発明は、前記リングばね収容部に収容されるリングばねが、周方向の1箇所が切離されている、ばねである構成を特徴とする。
第5の発明は、前記リングばね収容部に収容されるリングばねが、環状配置の複数の割り駒部材と、この割り駒部材を環状に保持する拡縮弾性保持部材とからなる構成を特徴とする。
第6の発明は、前記割り駒部材を環状に保持する拡縮弾性部材が、1箇所が切離された環状ばね片又は、円周方向1箇所あるいは複数箇所、折曲げ開閉部を有する非切離の環状ばね片である構成を特徴とする。
第7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記ばね収容部内に、複数の仕切り係止突起によって軸方向に仕切られて複数のリングばね分割収容部が形成され、前記リングばねは、軸方向に分割された複数分割リングばねで構成され、各複数分割リングばね間隔と係合する複数の係合凹部間隔を等間隔にせず、複数分割リングばねの一部が複数の係合凹部のいずれかに係合することで、雄、雌金具が結合する構成としたことを特徴とする。
【0007】
本発明によると、相隣るコンクリート部材の連結端部を近づけることで、雄金具がリングばねを押広げながら雌金具内に挿入され、かつ雌金具内において、雄金具の頭部が前記リングばねに係合して、その抜け出しが阻止される。このようにして、雄,雌金具による両コンクリート部材の連結操作が容易、確実であり、かつ前記雄,雌金具はコンクリート部材の内外面に露出せず、しかも構成は簡潔である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図を参照して説明する。
図1〜図5は第1実施形態に係る継手構造を示す。
【0009】
第1実施形態において、雌金具2は一方のコンクリート部材4に設けられ、図1のように構成されている。雄金具1は他方のコンクリート部材3に設けられ、図2のように構成されている。
【0010】
図1において、雌金具2は、次の部材から構成される。すなわち、一方のコンクリート部材4の連結端部5に設けられ、開口6を有する鋼板製の雌側当接プレート7と、この雌側当接プレート7の背面側に筒先端8が固着されており、筒内面に雄金具の受入れ凹部10が形成され、内面に所定突出寸法の係止突起11を有する筒体12と、前記係止突起11と前記雌側当接プレート7とで形成されるリングばね収容部13に拡径方向に伸縮可能に収容され、周方向の1箇所に切離部14が設けられ、かつ雄金具の挿入側内縁に挿入ガイド曲面15を有するリングばね(以下、第1実施形態に係るリングばねを第1リングばねという)16とから雌部材2が構成される。
【0011】
前記筒体12の後端は、ゴム又はプラスチック製のキャップ17で閉じられている。また、雌側当接プレート7の前面には対称配置となるように2つの凸部18が設けられている。筒体12の外周には、アンカー筋19の端部が溶接されており、アンカー筋19を介して雌金具2はコンクリート部材4に埋設され、強固に一体化される。また、係止突起11は鋼板を環状に打抜いて構成され、雌側当接プレート7と平行に配設され、その外周縁を筒体12の内面に溶接して固定される。
【0012】
第1リングばね16に設けられる雄金具の挿入ガイド曲面15はR加工で形成され、これと反対の面は矩形角形状に形成されている。前記R加工の挿入ガイド曲面15は、雄金具を係合しやすいようにするためであり、反対の面の矩形角形状は、雄金具の係合後に、当該雄金具が引き抜かれないように雄金具の頭部と第1リングばね16を確実に係合させるためである。
【0013】
図2において、雄金具1は、他方のコンクリート部材3の連結端部20に設けた鋼板製の雄側当接プレート21から突出する軸部22と、軸部22の先端に径大の頭部23を有した構成であり、頭部23の前側に先細りテーパ部24を設けて構成される。
【0014】
前記雄金具1の軸部22の外周には、アンカー筋25の端部が溶接されており、アンカー筋25を介して雄金具1はコンクリート部材3に埋設され、強固に一体化される。
【0015】
前記雄側当接プレート21の前面には、前記雌側当接プレート7の凸部18に相対して、この凸部18が嵌る2つの凹部28が対称配置で設けられている。この雌側と雄側の各当接プレート7,21の凸部18と凹部28とが嵌り合うことによって、雄,雌金具1,2の係合後、この部分でせん断抵抗を受け持たせるものである。また、この凹部28と凸部18の噛み合いにより、雄金具1と雌金具2の連結時の位置合わせにもなり、組立施工性が向上するものである。
【0016】
第1実施形態に係る雄金具1と雌金具2の係合手順は、図3,図4に示す通りである。雄金具1が雌金具2に係合し始めると、まず雄金具1の頭部23の先細りテーパ部24が雌金具2内の第1リングばね16に当り、第1リングばね16がその切離部14を介して拡径することにより雄金具1が挿入されていき、最終的に係合する。係合した後は、雄金具1の頭部23の係合凸部26と第1リングばね16の角面27が係合し、両コンクリート部材3,4の継手面が結合される。
【0017】
また、このとき、継手面のせん断に対しては、雌側と雄側の当接プレート7,21の凸部18と凹部28が噛み合うことで、この部分がせん断抵抗を有する。凸部18と凹部28の噛み合わせにより調芯機能も有する。
【0018】
図6には第2実施形態に係る継手構造が示されている。
第2実施形態では、雄金具1の軸部22aの構造が第1実施形態のそれと異なっている。つまり、この雄金具1の軸部22aは、第1実施形態の軸部22より若干大径に設けられ、かつ軸部22aの先端外周には、頭部23に係合した第1リングばね16の内周縁29が嵌合するくびれ部30が形成されている。他の構成は第1実施形態と同じである。
【0019】
第2実施形態にあっては、雄金具1を雌金具2に係合したとき、第1リングばね16の内周縁29が軸部22a先端のくびれ部30に嵌合し、かつこの軸部22aを第1実施形態の軸部22よりも大径に設けてあるので、この大径の軸部22aと、雌側当接プレート7の開口6の内周縁31とが小間隙を有して近接している。
【0020】
第2実施形態では、雄金具1と雌金具2を係合した後、継手面に作用するせん断に対しては、第1実施形態の軸部22よりも大径の、つまりせん断強度が大きい軸部22aが小間隙を有して近接する雌側当接プレート7の開口内周縁31に係合することでせん断抵抗を発揮する。したがって、第2実施形態の継手構造にあっては、第1実施形態における雌雄の各当接プレート7,21に設ける凸部18と凹部28の噛み合い構造を省略することができる。
【0021】
図7には、第3実施形態に係る継手構造が示されている。
第3実施形態では、雌金具2のリングばね(以下これを第2リングばねという)32の構造が、第1,第2実施形態のものと異なっている。つまり、この第2リングばね32は環状配置の複数の割り駒部材33と、この割り駒部材33を環状に保持する拡縮弾性保持部材である1箇所が切離された切離部34のある環状ばね片35とから構成されている。他の構成は、第1,第2実施形態と同じである。
【0022】
第3実施形態にあっては、雄金具1を雌金具2に挿入するとき、頭部23は環状ばね片35を押し拡げながら、環状配置の複数の割り駒部材33を拡径し、挿入されて係合する。係合した後は、雄金具1の頭部23の係合凸部26と、雌金具2の前記環状ばね片35の弾発力で縮径された環状配置の複数の割り駒部材33の角面27が係合し、両コンクリート部材3,4の継手面が結合される。
【0023】
図8には第4実施形態に係る継手構造が示されている。
第4実施形態では、雌金具2のリングばね(以下これを第3リングばねという)36の構造に関し、環状配置の複数の割り駒部材33を拡縮自在に保持する非切離環状ばね片37が、第3実施形態における切離型の環状ばね片35と若干相違している。つまり非切離環状ばね片37は、図示のように円周方向に複数箇所等間隔で、山形の折曲げ開閉部38が外方に突出して形成されている。
【0024】
第4実施形態に係る第3リングばね36では、雄金具1を雌金具2に挿入するとき、頭部23は、非切離環状ばね片37の折曲げ開閉部38を押開きながら環状配置の複数の割り駒部材33を拡径し、挿入されこれに係合される。他の構成は第3実施形態と同じである。
【0025】
図9には、第5実施形態に係る継手構造が示されている。
第5実施形態では、雌金具2のリングばね(以下これを第4リングばねという)39の構造及び、これに係合する雄金具1の軸部先端の構造が第1〜第4実施形態と異なっている。
【0026】
第5実施形態では、雌側当接プレート7と係止突起11で構成されるリングばね収容部13が、当該係止突起11と平行に配置され外周縁が筒体12の内面に溶接される複数の仕切り係止突起40で仕切られて、複数のリングばね分割収容部41が形成され、この各分割収容部41に軸方向に複数分割された複数分割リングばね42がそれぞれ拡縮自在に収容されている。
【0027】
一方、雄金具1の軸部22の先端、つまり、頭部23の首部に、複数の環状係合凹部43が複数の環状係合凸部44を介して形成されている。各環状係合凸部44の外周縁には挿入側が先細状に傾斜したテーパガイド面45が形成されている。また、これに対応して、複数分割リングばね42の雄金具挿入側内縁にはガイド曲面46が形成されている。
【0028】
第5実施形態にあっては、雄金具1を雌金具2に挿入するとき、その頭部23と複数の環状係合凸部44が複数分割リングばね42を順次押広げながら進入し、図示のように各複数分割リングばね42が雄金具1の環状係合凹部43に係合することで雄,雌金具1,2が連結される。
【0029】
とくに、第5実施形態においては、請求項8に対応する構成として、各複数分割リングばね42の間隔および、環状係合凹部43の間隔は等間隔に設けないで、非等間隔に設けるのがよい(但し、図示省略する)。この場合は、複数分割リングばね42のすべてでなく、その一部が複数の環状係合凹部43のいずれかに係合することで雄,雌金具1,2の連結が確保される。
【0030】
本発明の継手構造において、雌金具のリングばねの構造と、これに係合する雄金具の軸部先端の構造は図示例に限定されず、適宜設計変更して実施することが可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係るコンクリート部材の継手構造によると次の効果が奏される。
▲1▼ 継手金物である雄雌金具がコンクリート部材の内面(例えばトンネル部材に適用した場合、トンネル内面)に露出せず、防食処理の必要が無くなる。また、ボルトボックスも不要となるので、その孔埋めも不要である。
▲2▼ ボルトボックスの欠損部がトンネル内面に無いので、平滑性が確保され、下水道等で必要とされる粗度係数を確保できる。
▲3▼ 継手構造がワンタッチ構造であり、従来のボルト結合に比べ、コンクリート部材(例えばセグメント)組立が効率よく行われ、経済性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1実施形態に係る雌金具の縦断側面図、(B)は図(A)のイ−イ断面図である。
【図2】(B)は第1実施形態に係る雄金具の縦断側面図、(A)は図(B)のロ−ロ断面図である。
【図3】第1実施形態に係る雄雌金具の縦断側面図である。
【図4】(A),(B),(C)は第1実施形態に係る雄雌金具の挿入手順を示す縦断側面図である。
【図5】(A),(B),(C)は、各々図4(A),(B),(C)のハ−ハ,ニ−ニ,ホ−ホ断面図である。
【図6】第2実施形態に係る雄雌金具の縦断側面図である。
【図7】(A)は第3実施形態に係る雌金具の縦断側面図、(B)は図(A)のヘ−ヘ断面図である。
【図8】(A)は第4実施形態に係る雌金具の縦断側面図、(B)は図(A)のト−ト断面図である。
【図9】(A)は第5実施形態に係る雌金具の縦断側面図、(B)は同じく雄金具の横断平面図である。
【符号の説明】
1 雄金具
2 雌金具
3 コンクリート部材
4 コンクリート部材
5 連結端部
6 開口部
7 雌側当接プレート
8 筒先端
10 受入れ凹部
11 係止突起
12 筒体
13 リングばね収容部
14 切離部
15 挿入ガイド曲面
16 第1リングばね
17 キャップ
18 凸部
19 アンカー筋
20 連結端部
21 雄側当接プレート
22 軸部
23 頭部
24 先細りテーパ部
25 アンカー筋
26 係合凸部
27 角面
28 凹部
29 内周面
30 くびれ部
31 開口内周縁
32 第2リングばね
33 割り駒部材
34 切離部
35 環状ばね片
36 第3リングばね
37 非切離環状ばね片
38 折曲げ開閉部
39 第4リングばね
40 仕切り係止突起
41 リングばね分割収容部
42 複数分割リングばね
43 環状係合凹部
44 環状係合凸部
45 テーパガイド面
46 ガイド曲面
Claims (7)
- 連結すべき2つのコンクリート部材に、互いに係合する雄金具と雌金具を設けてなる継手構造であって、前記雄金具は一方のコンクリート部材の連結端部に設けた雄側当接プレートから突出する軸部と、この軸部の先端に設けてあり、前側に先細りテーパ部を有する頭部とから構成し、前記雌金具は、他方のコンクリート部材の連結端部に設けた開口を有する雌側当接プレートと、この雌側当接プレートの背面側に筒先端を固着してあり、その内側に雄金具の受入れ凹部を形成し、かつ内面に所定突出寸法の係止突起を有する筒体と、前記係止突起と前記雌側当接プレートとで形成されるリングばね収容部に拡径方向に伸縮可能に収容され、周方向の所定箇所が切離されており、かつ雄金具の挿入側内縁に挿入ガイド曲面を有するリングばねとから構成され、雄金具の挿入時において、その頭部に前記リングばねが係合して、雄金具の抜け出しを阻止する構成とし、
前記雌側と雄側の各当接プレートには、雄雌金具の連結時互いに嵌り合うことで、両金具の軸直角方向に対するせん断抵抗力を有する凸部と凹部が設けられ、
前記凸部と凹部は、それぞれ半球状に構成され、また前記開口の周囲に2箇所に亘り点在されていることを特徴とするコンクリート部材の継手構造。 - 前記雄金具の軸部と、前記雌金具の筒体には、それぞれコンクリートに埋設のアンカー筋が結合されている請求項1記載のコンクリート部材の継手構造。
- 前記雄金具の軸部先端の外周には、頭部に係合したリングばねの内周縁が嵌合するくびれ部が形成され、かつ雄雌金具の軸線直角方向のせん断力は、施工代の間隙を介して雄金具の軸部が、雌側当接プレートの開口内周縁に係合することで負担される請求項1又は2に記載のコンクリート部材の継手構造。
- 前記リングばね収容部に収容されるリングばねは、周方向の1箇所が切離されているばねである請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート部材の継手構造。
- 前記リングばね収容部に収容されるリングばねは、環状配置の複数の割り駒部材と、この割り駒部材を環状に保持する拡縮弾性保持部材とからなる請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート部材の継手構造。
- 前記割り駒部材を環状に保持する拡縮弾性部材は、1箇所が切離された環状ばね片又は、円周方向1箇所あるいは複数箇所、折曲げ開閉部を有する非切離の環状ばね片で構成されている請求項5記載のコンクリート部材の継手構造。
- 前記ばね収容部内は、複数の仕切り係止突起によって軸方向に仕切られて複数のリングばね分割収容部が形成され、前記リングばねは、軸方向に分割された複数分割リングばねで構成され、各複数分割リングばね間隔と係合する複数の係合凹部間隔を等間隔にせず、複数分割リングばねの一部が複数の係合凹部のいずれかに係合することで、雄、雌金具が結合する構成とした請求項1〜6のいずれかに記載のコンクリート部材の継手構造。
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