JP2011084988A - ドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを削減したドアラッチ装置の提供。
【解決手段】ラッチ機構とラッチ機構を作動させる第1開放機構とラッチ機構を作動させるモータを含む第2開放機構とを収容し、ターミナル91,92の接続部91a,92aを相手側コネクタと接続するためのコネクタ部33を有するケース20とを備えたドアラッチ装置において、コネクタ部33の開口の奥側の閉塞部34に挿通孔35B,35Cを形成し、閉塞部34と対向するターミナル押さえ部78を有する固定部材70を設けるとともに、ターミナル91,92に閉塞部34とターミナル押さえ部78との間に位置する段部91c,92cをそれぞれ設け、ターミナル91,92をケース20の内部からコネクタ部33内に向けて挿通孔35B,35Cに挿通し、段部91c,92cを閉塞部34とターミナル押さえ部78とにより挟持して、ターミナル91,92をケース20に固定可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のトランクドアやハッチバックドアなどを閉塞状態に維持するドアラッチ装置に関するものである。
車両のトランクドアやハッチバックドアなどに使用するドアラッチ装置は、車体側に設けたストライカを保持するフォークと、フォークに係合して該フォークがストライカを係止した状態に保持するクローとを備えている。また、ドアラッチ装置は、ドアを開放操作するための操作ハンドルおよびキーシリンダに連結されたオープンレバーを備えている。そして、操作ハンドルまたはキーシリンダの操作によってオープンレバーが回転すると、オープンレバーがクローを押圧し、クローが回転することによりフォークとの係合が解除され、フォークが回転してストライカが開放され、ドアが開放される構成となっている。
特許文献1では、車内に設けたスイッチなどを操作することにより、更にドアを開放可能としたドアラッチ装置が記載されている。この車内スイッチによる開放機構は、スイッチ操作により動作するモータと、該モータにより回転駆動されるカム部材とを備えている。そして、カム部材によってドアラッチ装置のクローを回転作動させることにより、ストライカを開放してドアが開放される構成としている。
一般に、車両は、グレードの違いによってドアを開放可能とする操作方法の種類が異なるように構成されている。そのため、前記ドアラッチ装置としては、(1)操作ハンドル、キーシリンダおよびスイッチによって開放可能なタイプ、(2)操作ハンドルとキーシリンダによって開放可能なタイプ、(3)操作ハンドルとスイッチによって開放可能なタイプなどを用意(製造)する必要がある。
従来、上記仕様のうち、モータを装着するもの(1),(3)に対して必要となるターミナルは、インサート成形にてケースに一体的に成形する方法が採用されている。インサート成形によりターミナルをケースに装着する場合、例えば、ケースを成形する金型に、ターミナルを押さえるためのピン等の作動部品が必要となり、金型費の上昇によって製造コストを上昇させるという問題があった。
一方、インサート成形にて成形されるケースは、金型により同一の物が製造されるようになっているため、ターミナルの数を増減させることはできない。そのため、レバーのみによりドアを開放させるドアラッチ装置のように、モータが不要となる仕様に対して、ターミナルを一体的に成形したケースを流用することは製造コストを上昇させる。また、モータ用ターミナルを有さないケースを成形する場合には、別の金型が必要となり製造コストを上昇させる。
特開2003−182452号公報
本発明は、ケースに対して複数のターミナルを個別に配置でき、製造コストを削減できるドアラッチ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明のドアラッチ装置は、車体またはドアに設けられたストライカを係止し、その係止状態を解除可能なラッチ機構と、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するように作動させる第1開放機構と、前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するように作動するモータ、前記モータのプラス端子に接続されるプラス側ターミナル、および、前記モータのマイナス端子に接続されるマイナス側ターミナルを有する第2開放機構と、前記第1開放機構および前記第2開放機構を内部に収容し、前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルの接続部を相手側コネクタと接続するためのコネクタ部を有するケースと、を備えたドアラッチ装置において、前記コネクタ部の開口の奥側の閉塞部に前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルが挿通する挿通孔を形成し、前記コネクタ部の閉塞部と対向するターミナル押さえ部を有する固定部材を設けるとともに、前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルに前記閉塞部と前記ターミナル押さえ部との間に位置する段部をそれぞれ設け、前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルを前記ケースの内部から前記コネクタ部内に向けて前記挿通孔に挿通し、前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルの段部を、前記コネクタ部の閉塞部と前記固定部材のターミナル押さえ部とにより挟持して、前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルを前記ケースに固定可能とした。
この構成によれば、プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルを挿通孔に挿通し、プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルの段部を、コネクタ部の閉塞部と固定部材のターミナル押さえ部とにより挟持してプラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルがケースに固定可能となっているので、ケースに対して複数のターミナルを個別に配置でき、製造コストを削減できる。また、コネクタ部に相手側コネクタが接続された際、各ターミナルがコネクタ部内で後退するのを防止できる。ここでいう閉塞部と対向するターミナル押さえ部とは、閉塞部に対して一定間隔離れた位置に設けられたもの、又は、閉塞部と接触するように設けられたものである。
前記ケースに、前記ラッチ機構の作動位置を検出するための可動接触部材および固定接触部材を設け、前記固定接触部材を、前記コネクタ部の挿通孔に挿通して配置し、一端側を前記コネクタ部の閉塞部と前記固定部材とによって挟持して固定し、他端側を前記ケースに設けられた固定接触部材保持部と前記固定部材とによって挟持して前記ケースに固定することが好ましい。この構成によれば、固定接触部材に対して接離する可動接触部材によりラッチ機構の作動位置を検出することができる。また、固定部材はモータ用ターミナルだけでなく、ラッチ機構作動位置検出用の固定接触部材の固定も同時に行うことができる。また、固定接触部材は、固定部材によって一端側だけでなく、他端側も固定可能であり、固定接触部材をガタなくケースに固定することが可能である。
前記固定部材に前記可動接触部材を保持する可動接触部材保持部を設けることが好ましい。この構成によれば、固定部材は、ラッチ機構作動位置検出用の可動接触部材も保持でき、1つの固定部材で複数のターミナルを固定することが可能である。
前記ケースの前記モータを収納するモータ配設部の底面に、前記プラス側ターミナルの前記モータ側への移動を阻止するフック部を設けることが好ましい。この構成によれば、ケースにプラス側ターミナルがモータ側へ移動することを阻止するフック部を設けることで、ターミナルをケースに後から配置する構成とした場合でも、プラス側ターミナルとモータとの接触を回避でき、ショートすることを防止できる。したがって、プラス側ターミナルをモータと重なるモータ配設部の底面に配置することができ、設計の自由度を向上することができる。
前記ラッチ機構は、前記ストライカを係止する係止位置および前記ストライカの係止状態を解除する解除位置の間で移動可能なフォークと該フォークに係止して前記フォークを前記係止位置に維持するクローレバーとを備え、前記第1開放機構は、前記クローレバーを動作させて前記クローレバーと前記フォークとの係合を解除する操作レバーを備え、前記第2開放機構は、前記モータによって回転駆動され前記クローレバーを動作させて前記クローレバーと前記フォークとの係合を解除するカム部材を備え、前記ケースとの間で前記カム部材を軸支するカム部材用軸部の一端を支持するカム部材用支持部が一面に設けられ、前記操作レバーを軸支する操作レバー用軸部が他面に設けられたスイッチベースを設け、前記スイッチベースを、前記ターミナル押さえ部を有する前記固定部材とすることが好ましい。この構成によれば、操作レバーとカム部材とをそれぞれ別の軸で軸支しているため、寸法誤差の積み重ねによるガタツキを防止することができる。また、操作レバーの軸部は、各ターミナルを固定するスイッチベースに一体的に形成されているため、部品点数を増やすことなく、低コストにて製造できる。
本発明によれば、プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルを挿通孔に挿通し、プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルの段部を、コネクタ部の閉塞部と固定部材のターミナル押さえ部とにより挟持してプラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルがケースに固定可能となっているので、インサート成形することなく、各ターミナルをケースに簡単に固定することができる。したがって、ケースに対して複数のターミナルを個別に配置でき、製造コストを削減できる。また、コネクタ部に相手側コネクタが接続された際、各ターミナルがコネクタ部内で後退するのを防止できる。さらに、各ターミナルを個別に選択的に組み付けできるため、ドアラッチ装置の仕様に応じて、不要なターミナルを外して構成することが可能であり、ドアラッチ装置の仕様の違いに安価に対応できる。
本発明にかかるドアラッチ装置のカバー部品を外した状態を示す正面図。 図2(A)および図2(B)は本発明にかかるドアラッチ装置の要部断面図。 本発明にかかるドアラッチ装置の分解斜視図。 本発明にかかるドアラッチ装置の分解斜視図。 フック部を示す図。 図6(A)はケースのコネクタ部に取り付けられる各ターミナルを示す図、図6(B)は各ターミナルのケースにおける固定位置を示す図。 第2開放機構の非装着状態におけるモータ配設部およびカム部材配設部を示す図。 各ターミナルのスイッチベースによるケースへの固定状態を示す図。 第2開放機構が取り付けられたケースを示す図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施形態に係るドアラッチ装置を示す。このドアラッチ装置は、トランクドアやハッチバックドアなどの開閉体および車体のうち一方に装着され、他方に配設されたストライカ(図示せず)を離脱可能に係止することにより、ドアの閉塞状態を維持するものである。
このドアラッチ装置は、ベースプレート10およびケース20からなるケーシングを備えている。このケーシングには、ストライカ(図示せず)に係止する係止位置およびストライカ(図示せず)の係止状態を解除する解除位置の間で移動可能なフォーク40と該フォーク40に係止してフォーク40を前記係止位置に維持するクローレバー50とを有するラッチ機構を備えている。また、ケーシングには、ラッチ機構のストライカ(図示せず)の係止を解除する第1開放機構および任意に取り付けられる第2開放機構が配設される。第1開放機構は、操作ハンドル(図示せず)の開放操作によってドアを開放可能とし、操作レバー60およびスイッチベース(固定部材)70を備えている。また、第2開放機構は、スイッチ(図示せず)の開放操作によってドアを開放可能とし、モータ80、ターミナル(固定接触部材)90、マイナス側ターミナル91、プラス側ターミナル92、可動接触部材93およびカムギア(カム部材)94を備えている。
ベースプレート10は金属製であり、縁部にはストライカを着脱可能に挿通する挿通溝11が設けられている。そして、ベースプレート10には、挿通溝11に対して逆側に位置する端部一側に、モータ80を保持するためのモータ保持部12が設けられている。
ケース20は樹脂製であり、ベースプレート10に対応した形状となっている。ケース20は、ベースプレート10側に外周壁21により形成された開口部を有している。ケース20の開口部は、ベースプレート10により閉鎖される。
ケース20は、図3に示すように、ベースプレート10のモータ保持部12に対応する位置にモータ配設部22を備えている。モータ配設部22には、モータ80のウォーム81側を支持するウォーム側支持部23と、モータ80のウォーム81側と反対側を支持するマイナスターミナル側支持部24及びプラスターミナル側支持部25とが設けられている。マイナスターミナル側支持部24には、底面20aと所定間隔をあけた面を形成するようにウォーム側支持部23側に延びたフック部24aが設けられている。図5に示すように、フック部24aは、ケース20の底面20aとの間に挿入される後述のプラス側ターミナル92のモータ80側への移動を阻止してプラス側ターミナル92とモータ80とが接触しない状態を維持するようになっている。モータ80は、同一平面上に位置するウォーム側支持部23、マイナスターミナル側支持部24およびプラスターミナル側支持部25により支持される。モータ配設部22のプラスターミナル側支持部25側の隅には、ベースプレート10をケース20に締結するための締結孔26が設けられている。
このモータ配設部22の横には、ウォーム81およびカムギア94を配設するためのカム部材配設部27が設けられている。このカム部材配設部27には、ウォーム81の先端を支持するウォーム先端支持部28が設けられている。このカム部材配設部27には、ドアラッチ装置の組付状態で後述するスイッチベース70のカム部材用支持部71に内嵌される先端29を有する軸部(カム部材用軸部)30が突設されている。カム部材配設部27には、リターンスプリング98の一端を係止するリターンスプリング係止部31と、スイッチベース70の中間部分をベースプレート10とケース20との間で挟み込んで取り付けるスイッチベース中間取り付け部32とが設けられている。スイッチベース中間取り付け部32の側縁は、後述するカムギア94の操作部97と係止して、カムギア94の周方向への回転を阻止するようになっている。
また、ケース20には、モータ配設部22の側部に、相手側コネクタと接続するためのコネクタ部33が設けられている。図2(A)および図6(B)に示すように、コネクタ部33はケース20外側に開口し、その奥側には閉塞部34が形成されている。閉塞部34には、モータ配設部22から順に3つの挿通孔35A,35B,35Cが設けられている。挿通孔35Aには、ケース20の内部からコネクタ部33内に向けて固定接触部材90が挿通される。挿通孔35Bには、ケース20の内部からコネクタ部33内に向けてマイナス側ターミナル91が挿通される。挿通孔35Cには、ケース20の内部からコネクタ部33内に向けてプラス側ターミナル92が挿通される。コネクタ部33の閉塞部34の挿通孔35A,35Bの上部には、後述するスイッチベース70の被支持部73を支持するスイッチベース支持部36が設けられている。
カム部材配設部27の外側のスイッチベース中間取り付け部32の近傍に、固定接触部材90のコネクタ部33と反対側の端部を保持する固定接触部材保持部37が設けられている。
このケース20には、ベースプレート10への組付状態で挿通溝11に対応する挿通溝部38が設けられている。ベースプレート10とケース20の間には、フォーク40とクローレバー50が取り付けられている。
フォーク40は金属製であり、ケース20に第1取付ピン41により回転可能に軸着されている。このフォーク40には、ストライカを挿通可能なU字形状の係止溝42、可動接触部材93を押圧する可動接触部材押圧部43および係止段部44が設けられている。フォーク40は、フォーク40とクローレバー50との間に配設されたスプリング45によって、係止溝42がベースプレート10の挿通溝11に対して略直交方向に位置する係止位置(ラッチ位置)から係止溝42の開口部がベースプレート10の挿通溝11を介して外側に向けて開口する解除位置(アンラッチ位置)に向けて付勢されている。
クローレバー50は金属製であり、ケース20に第2取付ピン51により回転可能に軸着されている。このクローレバー50には、フォーク40の係止段部44に係止する爪状の係止部52と操作レバー60およびカムギア94の操作部62,97が係合(当接)する操作受部53が設けられている。クローレバー50は、フォーク40とクローレバー50との間に配設されたスプリング45によって、係止部52がフォーク40に向かう方向に付勢されている。
操作レバー60は、クローレバー50の操作受部53に係合してフォーク40によるストライカの係止を解除させるものである。操作レバー60は軸孔61を備えており、ケース20の組み付けによって後述するスイッチベース70の操作レバー用軸部72に回転可能に軸着されている。この操作レバー60には、クローレバー50の操作受部53に係合(当接)する操作部62が設けられている。操作レバー60は、操作ハンドル(図示せず)に連結されている。
スイッチベース70は、板状部材である。スイッチベース70の厚さ方向の一面には、後述するカムギア94を軸支するカム部材用支持部71が設けられている。スイッチベース70の厚さ方向の他面には、操作レバー60を軸支する操作レバー用軸部72が設けられている。カム部材用支持部71と反対側には、スイッチベース70の被支持部73が突出するように設けられている。カム部材用支持部71と操作レバー用軸部72の軸中心は、互いに異なっている。スイッチベース70は、操作レバー60とカムギア94とをそれぞれ別の軸で軸支するため、寸法誤差の積み重ねによるガタツキを防止できるようになっている。また、操作レバー60の操作レバー用軸部72は、各ターミナル90,91,92,93を固定するスイッチベース70に一体的に形成されているため、部品点数を増やすことなく、低コストにて製造できるようになっている。操作レバー用軸部72とスイッチベース70の被支持部73との間には、可動接触部材93を保持する可動接触部材保持部74が設けられている。可動接触部材保持部74は、可動接触部材取り付け孔75および溝部76を備えている。可動接触部材取り付け孔75には、可動接触部材93の被保持部93cを溝部76に挿入した状態でベースプレート10の外側からねじ100が挿通され、可動接触部材93およびスイッチベース70がケース20のスイッチベース中間取り付け部32に締結されるようになっている。スイッチベース70には、可動接触部材保持部74の溝部76に対して可動接触部材取り付け孔75と反対側に突出し、固定接触部材90を固定接触部材保持部37に対して固定する固定接触部材押さえ部77が設けられている。図2(A)に示すように、スイッチベース70の被支持部73の端面と反対側から下方に延びるようにターミナル押さえ部78が設けられている。ターミナル押さえ部78は、ケース20の閉塞部34と対向し、閉塞部34との間で固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92の段部90c,91c,92cを挟持して固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92をケース20に固定できるようになっている。ターミナル押さえ部78とケース20の閉塞部34との間隔Sは、固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92の厚さと対応する。すなわち、この間隔Sは、ケース20を変形させてターミナル90,91,92を挟持する場合にはゼロであるか、または、ターミナル90,91,92の厚さより小さくてもよい。ケース20を変形させずに挟持する場合には、間隔Sは、ターミナル90,91,92の厚さと同じとなるようにする。スイッチベース70は、厚さ方向には、軸部30,スイッチベース中間取り付け部32およびスイッチベース支持部36により支持されるようになっている。
上記構成によるドアラッチ装置は、操作レバー60に取り付けられ、トランク内に位置するように配設された操作ハンドル(図示せず)によって開閉できるようになっている。また、車両の外側に位置するように配設され物理的なメカキーが挿入されたキーシリンダの回転操作力が、キーロッド(図示せず)を介して操作レバー60に伝達されるようにして開閉してもよい。
操作ハンドル(図示せず)に加えて、スイッチ(図示せず)によって開放可能にするドアラッチ装置には、上記構成を備える第1開放機構に加えてモータ80、固定接触部材90、マイナス側ターミナル91、プラス側ターミナル92、可動接触部材93およびカムギア94を備える第2開放機構がさらに配設される。
モータ80は、ケース20のモータ配設部22に配設される。図5に示すように、このモータ80は、その出力軸にウォーム81が配設され、このウォーム81がカム部材配設部27内に位置するように配置される。ウォーム81の先端に設けられた先端被支持部82は、ケース20のウォーム先端支持部28に軸支されている。そして、このウォーム81と後述するカムギア94のウォームギア95の噛み合いにより、カムギア94が開放操作方向に回転駆動する。
固定接触部材90は正極側スイッチ端子であり、負極側スイッチ端子である可動接触部材93と一対となってフォーク40のラッチ状態およびアンラッチ状態(ラッチ機構の作動位置)を検出するものである。図4および図6(A)に示すように、固定接触部材90は金属製であり、一端にコネクタ部33の内部に配置され相手側コネクタと接続される接続部90aが設けられ、他端に可動接触部材93の接触部93dと接触する接触部90bが設けられている。接続部90aの先端と反対側には、接続部90aにおける相手側コネクタとの接続方向と直交する方向のケース20の底面20a側に折り曲げられた段部90cが設けられている。接触部90bの先端と反対側には、スイッチベース70の固定接触部材押さえ部77と固定接触部材保持部37との間に挟み込まれ、接触部90bの延びる方向と直交する方向の接続部90a側に折り曲げられた被押さえ部90dが設けられている。
マイナス側ターミナル91は、プラス側ターミナル92と一対となってモータ80に駆動電力を供給するものである。マイナス側ターミナル91は金属製であり、一端にコネクタ部33の内部に配置され相手側コネクタと接続される接続部91aが設けられ、他端にケース20とベースプレート10との間で共締めして固定される固定部91bが設けられている。接続部91aの先端と反対側には、接続部91aにおける相手側コネクタとの接続方向と直交する方向のケース20の底面20a側に折り曲げられた段部91cが設けられている。マイナス側ターミナル91の接続部91aと固定部91bとの間には、モータ80のマイナス端子(図示せず)と接続されるマイナスターミナル接続部91dが設けられている。マイナスターミナル接続部91dは、ケース20の底面20aに対して直立している。
プラス側ターミナル92は金属製であり、一端にコネクタ部33の内部に配置され相手側コネクタと接続される接続部92aが設けられ、他端にモータ80のプラス端子(図示せず)と接続されるプラスターミナル接続部92bが設けられている。プラスターミナル接続部92bは、ケース20の底面20aに対して直立している。接続部92aの先端と反対側には、接続部92aにおける相手側コネクタとの接続方向と直交する方向のケース20の底面20a側に折り曲げられた段部92cが設けられている。
可動接触部材93は金属製であり、ドアラッチ装置内の可動範囲内(フォーク40のラッチ位置と、固定接触部材90の接触部90bと当接する位置との間)で弾性変形可能である。可動接触部材93は、一端に被押圧部93aが設けられ、他端にスイッチベース70の可動接触部材取り付け孔75に取り付けられる固定部93bが設けられている。固定部93bの先端と反対側には、スイッチベース70の溝部76に挿入される形状の被保持部93cが設けられている。可動接触部材93には、フォーク40のアンラッチ状態において、固定接触部材90の接触部90bと接触する接触部93dが設けられている。被保持部93cに対して接触部93dはほぼ直交している。被押圧部93aは、接触部93dの先端から接触部93dと鈍角をなすように固定部93bと同じ側に屈曲し、その先端に連続して固定部93bと反対側に屈曲し形成されている。被押圧部93aは、接触部93dと略平行である。可動接触部材93は、フォーク40のラッチ状態において、フォーク40の可動接触部材押圧部43により被押圧部93aが押圧されて弾性変形し、固定接触部材90の接触部90bと接触部93dとが離反した状態に維持されるようになっている。可動接触部材93は、ケース20をねじ100による締結によりベースプレート10に固定する際に被保持部93cがスイッチベース70の溝部76に挿入された状態でスイッチベース70と一緒に配設される。
カムギア94は、図3に示すように、カム部材配設部27の側に位置する背面側にウォームギア95を備えている。また、このウォームギア95から同一軸方向に突出するように、該ウォームギア95より小径の突出部96が設けられている。そして、このカムギア94は、カム部材配設部27に配設されケース20の軸部30の回りに回転可能になっている。また、この突出部96には、径方向外向きに突出し、クローレバー50の操作受部53に係合する操作部97が設けられている。なお、この操作部97は、ラッチ状態のクローレバー50の操作受部53に係合可能で、かつ、カムギア94の回転によってフォーク40の係止段部44とクローレバー50の係止部52との係合が解除される位置まで、クローレバー50を操作可能な突出量で形成されている。カムギア94の背面には、操作部97が操作受部53に当接していない非開放操作位置に復帰させるリターンスプリング98を配設するリターンスプリング配設部99が設けられている。
第2開放機構の開放操作を行うスイッチ(図示せず)は車内に配設され、モータ80を駆動させてカムギア94を開放操作方向に回転駆動させる実行スイッチである。このスイッチは、車内コントロールエリアネットワーク(CAN)またはリード線によって、コネクタ部33内のマイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92に接続される。
次に、本実施形態のドアラッチ装置の組み立てについて説明する。まず、ケーシングに第1開放機構のみを組み付ける場合を説明する。
図7に示すように、スイッチベース70を、カム部材用支持部71が軸部30の先端29を内嵌し、被支持部73がコネクタ部33のスイッチベース支持部36に支持されるようにケース20に取り付ける。
操作レバー60は、操作部62がスイッチベース70の固定接触部材押さえ部77側に位置するようにして、軸孔61をスイッチベース70の操作レバー用軸部72に挿通させる。
ケース20の外側から第1取付ピン41を挿入し、可動接触部材押圧部43がカム部材配設部27側へ位置するようにし、係止溝42がケース20の挿通溝部38側へ位置するようにしてフォーク40に挿通させる。ケース20の外側から第2取付ピン51を挿入し、操作受部53が操作レバー60の操作部62と対向するようにし、クローレバー50の係止部52がフォーク40の係止段部44と対向するようにしてクローレバー50に挿通させる。そして、フォーク40とクローレバー50との間にスプリング45を配設し、フォーク40の係止段部44を、クローレバー50の係止部52に係止された状態にする。
これら全てがセットされた状態で、第1取付ピン41および第2取付ピン51が抜け落ちないようにしつつ、第1取付ピン41および第2取付ピン51の先端をベースプレート10に挿通させるようにして、ベースプレート10とケース20とを合わせる。そして、第1取付ピン41および第2取付ピン51の先端を、ベースプレート10の外面で加締め圧着する。そして、ベースプレート10の外側からモータ保持部12のねじ孔にねじ100を挿通させてベースプレート10をケース20に締結する。
次に、ケーシングに第1開放機構および第2開放機構を組み付ける場合を説明する。第2開放機構は、第1開放機構の前に組み付ける。
リターンスプリング98をカムギア94のリターンスプリング配設部99に挿入し、リターンスプリング98の端部をケース20のリターンスプリング係止部31に係止させるようにして、ケース20の軸部30にカムギア94を挿通させる。その際、カムギア94の操作部97がケース20のスイッチベース中間取り付け部32の側縁と当接するようにする。
マイナス側ターミナル91は、接続部91aをケース20の内部からコネクタ部33内に向けて挿通孔35Bに挿通し、段部91cを閉塞部34と当接させる。固定部91bは、ケース20の締結孔26と一致させ、マイナスターミナル接続部91dがマイナスターミナル側支持部24の周縁上になるように配置する。
プラス側ターミナル92は、接続部92aをケース20の内部からコネクタ部33内に向けて挿通孔35Cに挿通し、段部92cを閉塞部34と当接させる。その際、プラス側ターミナル92の一部をフック部24aとケース20の底面20aとの間に位置するように挿入し、プラスターミナル接続部92bがプラスターミナル側支持部25の周縁上になるように配置する。ケース20にプラス側ターミナル92がモータ80側へ移動することを阻止するフック部24aを設けることで、ターミナルをケースに後から配置する構成とした場合でも、プラス側ターミナル92とモータ80との接触を回避でき、モータ80からモータ80が接触する金属製のベースプレート10を介して車体側へショートすることを防止できる。したがって、プラス側ターミナル92をモータ80と重なるモータ配設部22の底面20aに配置することができ、設計の自由度を向上することができる。
固定接触部材90は、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92をケース20に取り付けた後、取り付ける。なお、マイナス側ターミナル91とプラス側ターミナル92を取り付ける順序はいずれが先であってもよい。接続部90aをケース20の内部からコネクタ部33内に向けて挿通孔35Aに挿通し、段部90cを閉塞部34と当接させるとともに、接触部90bをケース20の固定接触部材保持部37に係合させるようにする。
モータ80には、出力軸にウォーム81の先端被支持部82の反対側を挿入してウォーム81を取り付ける。
次に、モータ80は、ウォーム81の先端被支持部82がケース20のウォーム先端支持部28に軸支され、モータ配設部22のウォーム側支持部23、マイナスターミナル側支持部24およびプラスターミナル側支持部25に支持されるように設置する。その際、ウォーム81がカムギア94のウォームギア95と噛み合うようにするとともに、モータ80のマイナス端子はマイナス側ターミナル91のマイナスターミナル接続部91dと接続され、モータ80のプラス端子はプラス側ターミナル92のプラスターミナル接続部92bと接続されるようにする。
このようにセットした状態で、図2(A)に示すように、スイッチベース70を、カム部材用支持部71が軸部30の先端29を内嵌し、被支持部73がコネクタ部33のスイッチベース支持部36に支持されるようにケース20に取り付け、固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92の段部90c,91c,92cを、コネクタ部33の閉塞部34とスイッチベース70のターミナル押さえ部78とにより挟持して、固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92をケース20に固定する。その際、図8に示すように、固定接触部材90の被押さえ部90dを固定接触部材押さえ部77によりケース20の固定接触部材保持部37との間で挟むようにする。このようにすれば、スイッチベース70はモータ用ターミナル91,92だけでなく、ラッチ機構作動位置検出用の固定接触部材90の固定も同時に行うことができる。また、固定接触部材90は、スイッチベース70によって一端側だけでなく、他端側も固定可能であり、固定接触部材90をガタなくケースに固定することが可能である。
固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92の接続部90a,91a,92aを挿通孔35A,35B,35Cに挿通し、固定接触部材90、マイナス側ターミナル91およびプラス側ターミナル92の段部90c,91c,92cを、コネクタ部33の閉塞部34とスイッチベース70のターミナル押さえ部78とにより挟持してプラス側ターミナル92およびマイナス側ターミナル91がケース20に固定可能となっているので、インサート成形することなく、各ターミナル90,91,92をケース20に簡単に固定することができる。したがって、ケース20に対して複数のターミナルを個別に配置でき、製造コストを削減できる。また、コネクタ部33に相手側コネクタが接続された際、各ターミナル90,91,92がコネクタ部33内で後退するのを防止できる。さらに、各ターミナル90,91,92を個別に選択的に組み付けできるため、ドアラッチ装置の仕様に応じて、不要なターミナルを外して構成することが可能であり、ドアラッチ装置の仕様の違いに安価に対応できる。
そして、可動接触部材93を、スイッチベース70の可動接触部材取り付け孔75と固定部93bとを一致させるようにして被保持部93cを溝部76に挿入する。その際、接触部93dが固定接触部材90の接触部90bと当接するようにする。
これらの組み立て工程が完了して図8に示す状態(モータ80、ウォーム81、カムギア94、および、可動接触部材93は図示せず)になった後、第1開放機構の組み付けにおいて、スイッチベース70がケース20に組み付けられた後と同じ組み立て工程で組み立てる。その際、可動接触部材93の被押圧部93aは、フォーク40の可動接触部材押圧部43と当接するようにする。
これら全てがセットされた状態で、第1取付ピン41および第2取付ピン51の先端をベースプレート10に挿通させるようにして、ベースプレート10とケース20とを合わせる。そして、第1取付ピン41および第2取付ピン51の先端を、ベースプレート10の外面で加締め圧着する。そして、ベースプレート10の外側からモータ保持部12のねじ孔にねじ100を挿通させてベースプレート10をケース20に締結する。その際、ケース20の締結孔26には、ベースプレート10とケース20の間にマイナス側ターミナル91の固定部91bを挟んだ状態で締結するとともに、締結孔26と対角方向のスイッチベース中間取り付け部32のねじ孔には、ベースプレート10とケース20の間に、可動接触部材93が装着されたスイッチベース70を挟んだ状態で締結する。このようにすれば、スイッチベース70は、ラッチ機構作動位置検出用の可動接触部材93も保持でき、スイッチベース70のみで複数のターミナル90,91,92,93を固定することが可能である。
次に、本実施形態のドアラッチ装置の動作について説明する。ドアラッチ装置は、ドアを閉じると、ストライカ(図示せず)がフォーク40の係止溝42に進入し、フォーク40が反時計回りに回動する。そして、図1に示すようにフォーク40の係止溝42がベースプレート10の挿通溝11に対して略直交方向に位置すると、スプリング45の付勢力によってフォーク40の係止段部44にクローレバー50の係止部52が係合する。これにより、フォーク40がラッチ位置に維持される。
このラッチ状態で、第1開放機構である操作レバー60が開放操作され、反時計回りに回動されると、操作レバー60の操作部62がクローレバー50の操作受部53を押圧し、クローレバー50が時計回りに回動する。そうすると、クローレバー50が時計回りに回動することにより、フォーク40の係止段部44とクローレバー50の係止部52との係止が解除される。そして、フォーク40がスプリング45の付勢力によって時計回りに回動してアンラッチ位置まで移動することにより、ストライカを開放可能なアンラッチ状態となる。
さらに、ラッチ状態で、第2開放機構を作動させる車内スイッチにより開放操作されると、そのスイッチ操作をコントローラが検知して、該コントローラがモータ80を通電して回転作動させる。そうすると、カムギア94が反時計周りに回転し、操作部97がクローレバー50の操作受部53を押圧する。これにより、前記と同様に、クローレバー50を回動させ、フォーク40を連動して回動させることにより、ストライカを開放可能なアンラッチ状態となる。なお、コントローラは所定の時間が経過するとモータ80への通電を解除する。そうすると、カムギア94は、リターンスプリング98の付勢力によって時計周りに回転し、回転前の初期位置へ戻る。
なお、図1に示すラッチ状態では、可動接触部材93が可動接触部材押圧部43に押圧されることにより、固定接触部材90から離反する。その結果、コントローラは、可動接触部材93と固定接触部材90との絶縁状態を電気信号で検出することにより、ラッチ状態であることを判断し、ランプを表示させることにより運転者に報知する。一方、アンラッチ状態では、フォーク40の時計回りの回動により、可動接触部材押圧部43による可動接触部材93の押圧が解除され、可動接触部材93の接触部93dが固定接触部材90の接触部90bに接触する。その結果、コントローラは、可動接触部材93と固定接触部材90との短絡状態を電気信号で検出することにより、アンラッチ状態であることを判断し、ランプを消灯させることにより運転者に報知する。このようにして、固定接触部材90に対して接離する可動接触部材93によりラッチ機構の作動位置を検出することができる。
なお、第1開放機構のみが配設されたドアラッチ装置では、モータ80およびカムギア94を取り付けないためプラス側ターミナル92およびマイナス側ターミナル91を取り付けないが、この場合であっても固定接触部材90および可動接触部材93を取り付けることができる。そうすると、プラス側ターミナル92およびマイナス側ターミナル91は、コントローラに対して非接続状態となるが、固定接触部材90および可動接触部材93は、コントローラに対して接続状態となる。そのため、第1開放機構のみが配設されたドアラッチ装置のラッチ状態およびアンラッチ状態は、前記と同様に検出することができる。
10 ベースプレート
20 ケース
20a 底面
22 モータ配設部
24a フック部
30 軸部(カム部材用軸部)
33 コネクタ部
34 閉塞部
35A,35B,35C 挿通孔
37 固定接触部材保持部
40 フォーク
50 クローレバー
60 操作レバー
70 スイッチベース(固定部材)
71 カム部材用支持部
72 操作レバー用軸部
74 可動接触部材保持部
78 ターミナル押さえ部
80 モータ
90 固定接触部材
90a 接続部
90c 段部
91 マイナス側ターミナル
91a 接続部
91c 段部
92 プラス側ターミナル
92a 接続部
92c 段部
93 可動接触部材
94 カムギア(カム部材)

Claims (5)

  1. 車体またはドアに設けられたストライカを係止し、その係止状態を解除可能なラッチ機構と、
    前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するように作動させる第1開放機構と、
    前記ラッチ機構による前記ストライカの係止を解除するように作動するモータ、前記モータのプラス端子に接続されるプラス側ターミナル、および、前記モータのマイナス端子に接続されるマイナス側ターミナルを有する第2開放機構と、
    前記第1開放機構および前記第2開放機構を内部に収容し、前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルの接続部を相手側コネクタと接続するためのコネクタ部を有するケースと、
    を備えたドアラッチ装置において、
    前記コネクタ部の開口の奥側の閉塞部に前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルが挿通する挿通孔を形成し、
    前記コネクタ部の閉塞部と対向するターミナル押さえ部を有する固定部材を設けるとともに、
    前記プラス側ターミナルおよびマイナス側ターミナルに前記閉塞部と前記ターミナル押さえ部との間に位置する段部をそれぞれ設け、
    前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルを前記ケースの内部から前記コネクタ部内に向けて前記挿通孔に挿通し、前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルの段部を、前記コネクタ部の閉塞部と前記固定部材のターミナル押さえ部とにより挟持して、前記プラス側ターミナルおよび前記マイナス側ターミナルを前記ケースに固定可能としたことを特徴とするドアラッチ装置。
  2. 前記ケースに、前記ラッチ機構の作動位置を検出するための可動接触部材および固定接触部材を設け、
    前記固定接触部材を、前記コネクタ部の挿通孔に挿通して配置し、一端側を前記コネクタ部の閉塞部と前記固定部材とによって挟持して固定し、他端側を前記ケースに設けられた固定接触部材保持部と前記固定部材とによって挟持して前記ケースに固定したことを特徴とする請求項1に記載のドアラッチ装置。
  3. 前記固定部材に前記可動接触部材を保持する可動接触部材保持部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のドアラッチ装置。
  4. 前記ケースの前記モータを収納するモータ配設部の底面に、前記プラス側ターミナルの前記モータ側への移動を阻止するフック部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
  5. 前記ラッチ機構は、前記ストライカを係止する係止位置および前記ストライカの係止状態を解除する解除位置の間で移動可能なフォークと該フォークに係止して前記フォークを前記係止位置に維持するクローレバーとを備え、
    前記第1開放機構は、前記クローレバーを動作させて前記クローレバーと前記フォークとの係合を解除する操作レバーを備え、
    前記第2開放機構は、前記モータによって回転駆動され前記クローレバーを動作させて前記クローレバーと前記フォークとの係合を解除するカム部材を備え、
    前記ケースとの間で前記カム部材を軸支するカム部材用軸部の一端を支持するカム部材用支持部が一面に設けられ、前記操作レバーを軸支する操作レバー用軸部が他面に設けられたスイッチベースを設け、
    前記スイッチベースを、前記ターミナル押さえ部を有する前記固定部材としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のドアラッチ装置。
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