JP2011084211A - クッション、子供用座席装置及び二輪車 - Google Patents

クッション、子供用座席装置及び二輪車 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで子供の身体が接触したときの衝撃吸収性と質感を向上することができるクッションを得る。
【解決手段】クッション40は、ヘッドガード22の翼部22Bの前面部23Aに取り付けられるベースプレート44と、ベースプレート44を覆うゴム製のクッション表皮材46とを備えている。クッション表皮材46は、凸曲面状の表面部46Aの周縁に内側に折り返された折返し部46Bを備えており、折返し部46Bがベースプレート44の背面部44Bの周縁に当接している。折返し部46Bがベースプレート44の背面部44Bとヘッドガード22の翼部22Bに挟み込まれた状態で、ベースプレート44がボルト70とナット48によりヘッドガード22の翼部22Bに固定されている。これによって、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間に空気が封入された閉じられた空間が形成される。
【選択図】図10

Description

本発明は、クッション、このクッションを備えた子供用座席装置及び二輪車に関する。
従来、自転車等に取り付けられる子供用座席装置では、座席装置本体にクッションを備えたものが知られている。
下記特許文献1には、凹凸状に形成された硬質板部材と、この硬質板部材の内面側の凹部を埋めるように硬質板部材の内面に設けられた軟質部材とを備えたヘッドレストが開示されている。硬質板部材は、内面側に向けて凸状となるアーチ部が複数に亘って連続形成されることにより、凹凸状に形成されており、自転車の転倒等による衝撃を複数段のアーチ部による弾性変形によって緩和吸収するようにしている。
特開2007−125991号公報
しかしながら、上記特許文献1では、クッションを構成する硬質板部材と軟質部材がヘッドレストに一体成形されており、製造コストが上昇すると共に、子供の頭部が接触したときの衝撃吸収性に改善の余地がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低コストで子供の身体が接触したときの衝撃吸収性を向上することができるクッション、子供用座席装置及び二輪車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るクッションは、子供が着座可能な座席装置本体に取り付けられるベースプレートと、前記ベースプレートの前面部を覆うと共に縁部に前記ベースプレートの背面部に当接する折返し部を備え、前記ベースプレートの前面部との間に閉じられた空間を形成する可撓性のクッション表皮材と、前記折返し部が前記座席装置本体と前記ベースプレートとに挟まれた状態で前記ベースプレートを前記座席装置本体に固定する固定手段と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、クッション表皮材がベースプレートの前面部を覆うと共に、クッション表皮材の縁部の折返し部がベースプレートの背面部に当接することにより、クッション表皮材がベースプレートの前面部との間に閉じられた空間を形成している。クッション表皮材の折返し部が座席装置本体とベースプレートとに挟まれた状態で、固定手段によりベースプレートが座席装置本体に固定されている。クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の閉じられた空間に封入された空気によりクッション表皮材に適度な弾力性が付与され、子供の身体が接触したときにクッション表皮材がベースプレートの前面部と近接・後退する方向に弾性変形する。このため、低コストで子供の身体が接触したときのクッションの衝撃吸収性を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクッションにおいて、前記ベースプレートの背面部に前記折返し部に食い込む爪部を有するものである。
請求項2に記載の発明によれば、ベースプレートの背面部に爪部が設けられており、クッション表皮材の折返し部が座席装置本体とベースプレートとに挟まれた状態でベースプレートが座席装置本体に固定されたときに、ベースプレートの爪部がクッション表皮材の折返し部に食い込む。これによって、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の空気が封入された空間を密閉することが可能となり、クッションの衝撃吸収性をさらに向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のクッションにおいて、前記折返し部に前記ベースプレートの背面部に密着する突起を有するものである。
請求項3に記載の発明によれば、クッション表皮材の折返し部に突起が設けられており、クッション表皮材の折返し部が座席装置本体とベースプレートとに挟まれた状態でベースプレートが座席装置本体に固定されたときに、折返し部の突起がベースプレートの背面部に密着する。これによって、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の空気が封入された空間を密閉することが可能となり、クッションの衝撃吸収性をさらに向上することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクッションにおいて、前記折返し部が前記クッション表皮材の周縁に形成されて前記ベースプレートの背面部の周縁と当接され、前記ベースプレートの前面部との間に密閉空間が形成されるものである。
請求項4に記載の発明によれば、クッション表皮材の周縁に形成された折返し部がベースプレートの周縁と当接されており、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間に密閉空間が形成される。このため、密閉空間に封入された空気により、クッションの衝撃吸収性をより一層向上することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のクッションにおいて、前記クッション表皮材と前記ベースプレートの前面部との間の空間にスポンジ部材が封入されているものである。
請求項5に記載の発明によれば、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の空間にスポンジ部材が封入されており、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の空間に封入された空気が外部に出入りする場合でも、スポンジ部材によりクッション表皮材の弾力性を保持することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のクッションにおいて、前記固定手段は、前記ベースプレートに固着されたナットと、前記座席装置本体に形成された貫通孔に挿入されて前記ナットと螺合されるボルトと、を備えるものである。
請求項6に記載の発明によれば、座席装置本体に形成された貫通孔にボルトが挿入され、ベースプレートに固着されたナットに螺合されることにより、クッション表皮材で覆われたベースプレートを座席装置本体に強固に固定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のクッションにおいて、前記ベースプレートの背面部に、前記座席装置本体に形成された被係合部に係合して前記ベースプレートの回転を規制する回り止めが設けられているものである。
請求項7に記載の発明によれば、ベースプレートの背面部に設けられた回り止めが、座席装置本体に形成された被係合部に係合されており、座席装置本体に取り付けられたベースプレートの回転を規制することができる。
請求項8に記載の発明に係る子供用座席装置は、座席装置本体に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられたものである。
請求項8に記載の発明によれば、座席装置本体に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられており、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の閉じられた空間に封入された空気によりクッション表皮材に適度な弾力性が付与される。このため、低コストで子供の身体が接触したときのクッションの衝撃吸収性を向上することができる。
請求項9に記載の発明に係る子供用座席装置は、座部に着座した子供の頭部を保護するヘッドガードの少なくとも両側部に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられたものである。
請求項9に記載の発明によれば、座部に着座した子供の頭部を保護するヘッドガードの少なくとも両側部に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられており、クッション表皮材とベースプレートの前面部との間の閉じられた空間に封入された空気によりクッション表皮材に適度な弾力性が付与される。このため、低コストで子供の頭部が接触したときのクッションの衝撃吸収性を向上することができる。
請求項10に記載の発明に係る二輪車は、二輪車本体に請求項8又は請求項9に記載の子供用座席装置が取り付けられているものである。
請求項10に記載の発明によれば、二輪車本体に請求項8又は請求項9に記載の子供用座席装置が取り付けられており、低コストで子供の身体が接触したときのクッションの衝撃吸収性を向上することができる。
本発明によれば、低コストで子供の身体が接触したときの衝撃吸収性を向上することができる。
本発明の一実施形態であるクッションを備えた子供用座席装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態であるクッションを備えた子供用座席装置を示す正面図である。 クッションに用いられるクッション表皮材を示す斜視図である。 クッション表皮材をベースプレートに嵌め込んだ状態をベースプレートの背面部から見た斜視図である。 クッション表皮材とベースプレートとスポンジ部材の分解斜視図である。 クッション表皮材をベースプレートに嵌め込む過程を示す斜視図である。 子供用座席装置に用いられるヘッドガードの前面側の取付部を示す部分構成図である。 子供用座席装置に用いられるヘッドガードの背面部を示す部分構成図である。 クッション表皮材を嵌め込んだベースプレートをヘッドガードの前面側の取付部に取り付ける過程を示す構成図である。 クッション表皮材を嵌め込んだベースプレートをヘッドガードに取り付けた状態を示す断面図である。 クッション表皮材の折返し部がベースプレートの縁部に当接した部分を拡大して示す拡大構成図である。
以下、図1〜図11を用いて、本発明の一実施形態であるクッションを備えた子供用座席装置について説明する。
図1には、本発明の一実施形態であるクッションを備えた子供用座席装置が斜視図にて示されている。また、図2には子供用座席装置が正面図にて示されている。これらの図に示されるように、子供用座席装置10は、二輪車の後方側の荷台に取り付けられる座席本体12を備えている。座席本体12は、子供が着席可能な座部12Aと、この座部12Aの後端部から上方側に起立するように延びた背凭れ部12Bと、を備えている。背凭れ部12Bは、座部12Aに着席した子供の背中を支持するように両サイドが前方側に突出した湾曲形状に形成されている。座部12Aの両サイドには、座部12Aから垂下されて子供の左右の足を載せるステップ14が設けられている。ステップ14の下部には、幅方向外側にほぼ水平に突出された足載置部14Aが設けられており、足載置部14Aに子供の左右の足がそれぞれ載置される。座部12Aの前端部には、子供の前方側をガードするループ状のハンドル部16が立設されている。ハンドル部16を設けることで、座部12Aに子供が着座したときにハンドル部16を握って自身の身体を支えることができ、子供に安心感を与えることができる。なお、子供用座席装置10は、二輪車の前方側のハンドル部に取り付けてもよい。
座席本体12の背凭れ部12Bの内側には、背凭れ部12Bの角度を調整するための背凭れ板34が着脱可能に配設されている。背凭れ板34の中央部にはクッション36が設けられている。また、座部12Aにはクッションマットが敷かれている。
座席本体12の背凭れ部12Bの上部には、座部12Aに着席した子供の頭部を保護するヘッドガード22を備えたヘッドガードユニット20が設けられている。ヘッドガード22は、座部12Aに着席した子供の後頭部と対向する後壁部22Aと、後壁部22Aから子供の側頭部に沿って両サイド側に湾曲するように延びた翼部22Bと、後壁部22Aの中央部から下方側に延びた支持脚22Cと、を備えている。
ヘッドガードユニット20には、ヘッドガード22の支持脚22Cを背凭れ部12Bに沿って上下方向にスライドさせて所定の位置で固定する高さ調整装置24が設けられており、この高さ調整装置24によりヘッドガード22の高さが調整可能となっている。高さ調整装置24は、支持脚22Cをスライド可能に支持する筒状の支持部材26を備えており、支持部材26の前方側に延出された取付部28が背凭れ部12Bの上端部13Aの前面に面接触され、締結具30により取付部28が背凭れ部12Bに固定されている。
ヘッドガード22の両端の翼部22Bの前面部23A(座部12Aに着座した子供の頭部と対向する面)には、クッション40がそれぞれ着脱可能に取り付けられている。ヘッドガード22の後壁部22Aの前面部25Aの中央部には、クッション42が着脱可能に取り付けられている。
図3〜図6に示されるように、クッション40は、ヘッドガード22の翼部22Bの前面部23Aに取り付けられるベースプレート44と、ベースプレート44の前面部44A(図10参照)側を覆う可撓性のクッション表皮材46と、を備えている。クッション表皮材46は、ベースプレート44の前面部44Aとの間に空間を形成する凸曲面状の表面部46Aと、表面部46Aの周端部から内側に折り返されてベースプレート44の背面部44Bの周縁に当接する折返し部46Bと、を備えている。
クッション表皮材46の内側にベースプレート44を嵌め込み、クッション表皮材46の折返し部46Bをベースプレート44の背面部44Bの周縁に当接させることで、クッション表皮材46とベースプレート44の前面部44Aとの間に閉じられた空間が形成されるようになっている(図10参照)。クッション表皮材46とベースプレート44の前面部44Aとの間に形成される空間には、板状のスポンジ部材56が挿入されている。
ベースプレート44の背面部44Bの中央部には、円筒状の突出部44Cが設けられており、突出部44Cにナット48が固着されている。また、ベースプレート44の背面部44Bには、略格子状にリブ50が設けられている。また、ベースプレート44の背面部44Bには、ヘッドガード22の翼部22Bへの取り付け位置に対して突出部44Cの上方側と下方側にほぼ水平方向にリブ50に挟まれた溝部51(回り止め)が形成されている。ベースプレート44の背面部44Bの周縁には、背面部44Bに対して直交する方向に突出する突部52が設けられている。ベースプレート44の背面部44Bの突部52の内周側には、突部52と所定の間隔をおいて背面部44Bに対して直交する方向に突き出した爪部54が設けられている。背面部44Bの突部52と爪部54は、クッション表皮材46の折返し部46Bと当接する構成となっている。
クッション表皮材46は、ベースプレート44の前面部44Aに対して近接・後退する方向に撓み変形可能な部材で形成されている。本実施形態では、クッション表皮材46はゴム製で弾性があり空気がその表面から漏れにくい素材であり、ベースプレート44は樹脂製で剛性のある素材を選択している。スポンジ部材56は、ウレタン樹脂等の発泡樹脂で形成されている。なお、クッション表皮材46、ベースプレート44、スポンジ部材56は、これらの材料に限定するものではなく、他の材料も適用可能である。
図7に示されるように、ヘッドガード22の両端の翼部22Bには、円形の貫通孔60が設けられている。翼部22Bの前面部23Aの貫通孔60の上方側と下方側には、翼部22Bの幅方向に沿ってほぼ水平に直線状の突起62、63(被係合部)が設けられている。ベースプレート44を翼部22Bの前面部23Aに取り付ける際には、ベースプレート44の突出部44Cが翼部22Bの貫通孔60に挿入されるようになっている。そのとき、翼部22Bの突起62、63がベースプレート44の溝部51にそれぞれ挿入されることによって、ベースプレート44の突出部44Cを中心とする回転方向の位置ずれが抑制される構成となっている。図8に示されるように、翼部22Bの背面部23Bには、貫通孔60の周囲にリング状の突出部64が設けられており、突出部64の内側に貫通孔60に挿通されるボルト70(図10参照)の頭部が嵌まり込む周溝65が形成されている。
図10に示されるように、ベースプレート44の背面部44B側を翼部22Bの前面部23Aに対向させるように配置することで、クッション表皮材46の折返し部46Bは、ベースプレート44の背面部44Bと翼部22Bの前面部23Aとの間に挟み込まれる構成となっている。翼部22Bの背面部23B側から貫通孔60にボルト70が挿通されており、ベースプレート44の突出部44Cに固着されたナット48に螺合されることで、クッション40のベースプレート44が翼部22Bに取り付けられている。その際、背面部44Bの爪部54がクッション表皮材46の折返し部46Bに食い込むことで、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間に空気が封入された密閉空間が形成されるようになっている。
次に、本実施形態の子供用座席装置10の作用であって、クッション40の取付構造について説明する。
図5及び図6に示されるように、クッション40を組み立てるときは、ゴム製のクッション表皮材46の表面部46Aの内側にスポンジ部材56を挿入し、さらにクッション表皮材46を延伸させてクッション表皮材46の内側にベースプレート44を嵌め込み、クッション表皮材46の収縮力により折返し部46Bをベースプレート44の背面部44Bの周縁に当接させる。このとき、背面部44Bの突部52と爪部54がクッション表皮材46の折返し部46Bに当接している。
図9に示されるように、クッション40をヘッドガード22の翼部22Bの前面部23Aに取り付けるときは、ベースプレート44の背面部44Bに設けられた突出部44Cを翼部22Bの貫通孔60に挿入し、ベースプレート44の背面部44B側を翼部22Bの前面部23Aに対向させてクッション40を前面部23Aに接触させる。このとき、翼部22Bの突起62、63をベースプレート44の溝部51にそれぞれ挿入する。これによって、図10に示されるように、クッション表皮材46の折返し部46Bが、ベースプレート44の背面部44Bと翼部22Bの前面部23Aとの間に挟み込まれる。また、翼部22Bの突起62、63をベースプレート44の溝部51にそれぞれ挿入することにより、ベースプレート44の突出部44Cを中心とする回転方向の位置ずれが抑制される。
この状態で、翼部22Bの背面部23B側から貫通孔60にボルト70を挿通し、ベースプレート44の突出部44Cに固着されたナット48に螺合させることで、ベースプレート44が翼部22Bに固定される。これによって、クッション40が翼部22Bの前面部23Aに取り付けられる。ボルト70の締め付け力により、図11に示されるように、背面部44Bの爪部54がクッション表皮材46の折返し部46Bに食い込み、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間に空気が封入された密閉空間が形成される。この密閉空間には、当該密閉空間より小さく形成されたスポンジ部材56が封入されている。
このようなクッション40では、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間の密閉空間に封入された空気により、クッション表皮材46に適度な弾力性が付与される。このため、座部12Aに着座した子供の頭部がクッション表皮材46の表面部46Aに接触したときに、表面部46Aがベースプレート44に対して近接・後退する方向に弾性変形する。このため、低コストで子供の頭部が接触したときのクッション40の衝撃吸収性と質感を向上することができる。
また、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間の密閉空間にスポンジ部材56を封入することにより、背面部44Bの爪部54によるクッション表皮材46の折返し部46Bへの食込みが外れ、クッション表皮材46の内部と外部との間で空気の密閉具合が低下した場合でも、クッション表皮材46の表面部46Aの弾力性を保持することができる。
上記実施形態では、クッション40の取付構造について説明したが、ヘッドガード22の後壁部22Aに取り付けられるクッション42を、ベースプレート、クッション表皮材、スポンジ部材で構成することにより、クッション40と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、ベースプレート44の爪部54がクッション表皮材46の折返し部46Bに食い込む構成であるが、この構成に限定されず、例えば、クッション表皮材46の折返し部46Bに周方向に沿って突起を形成し、この突起がベースプレート44の背面部44Bに密着する構成としてもよい。
なお、上記実施形態では、クッション表皮材46の折返し部46Bをクッション表皮材46の周縁に形成したが、この構成に限定されず、例えば、クッション表皮材46の縁部の複数箇所でベースプレート44の背面部44Bに当接する構成でもよい。
また、上記実施形態では、ベースプレート44の周縁の爪部54がクッション表皮材46の折返し部46Bに食い込むことで、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間に密閉空間を形成したが、必ずしも密閉空間とする必要はなく、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間の空間から空気が外部に抜けにくい構造で簡易的な密閉空間であればよい。クッション表皮材46から空気が外部に抜けにくい構造であれば、クッション表皮材46の表面部46Aに弾力性を付与することができ、子供の頭部が接触したときのクッション40の衝撃吸収性と質感が良好となる。
さらに、上記実施形態では、クッション表皮材46の表面部46Aとベースプレート44の前面部44Aとの間の空間にスポンジ部材56を封入したが、スポンジ部材56を設けない構成としてもよい。クッション表皮材自体が可撓性によりその形状(本実施形態のような略ドーム状の空間)を保つことができる程度の剛性を保持していれば、スポンジの有無に依らずクッションとして機能させることも可能である。
なお、上記実施形態では、ヘッドガード22に取り付けられるクッション40に本発明を適用したが、これに限定されず、座席本体12に取り付けられるクッション、例えば、背凭れ板34に取り付けられるクッション36に本発明を適用してもよい。
10 子供用座席装置
12 座席本体
12A 座部
20 ヘッドガードユニット
22 ヘッドガード
22A 後壁部
22B 翼部(座席装置本体)
40 クッション
44 ベースプレート
44A 前面部
44B 背面部
46 クッション表皮材
46B 折返し部
48 ナット
51 溝部(回り止め)
54 爪部
56 スポンジ部材
60 貫通孔
62、63 突起(被係合部)
70 ボルト

Claims (10)

  1. 子供が着座可能な座席装置本体に取り付けられるベースプレートと、
    前記ベースプレートの前面部を覆うと共に縁部に前記ベースプレートの背面部に当接する折返し部を備え、前記ベースプレートの前面部との間に閉じられた空間を形成する可撓性のクッション表皮材と、
    前記折返し部が前記座席装置本体と前記ベースプレートとに挟まれた状態で前記ベースプレートを前記座席装置本体に固定する固定手段と、
    を有するクッション。
  2. 前記ベースプレートの背面部に前記折返し部に食い込む爪部を有する請求項1に記載のクッション。
  3. 前記折返し部に前記ベースプレートの背面部に密着する突起を有する請求項1に記載のクッション。
  4. 前記折返し部が前記クッション表皮材の周縁に形成されて前記ベースプレートの背面部の周縁と当接され、前記ベースプレートの前面部との間に密閉空間が形成される請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のクッション。
  5. 前記クッション表皮材と前記ベースプレートの前面部との間の空間にスポンジ部材が封入されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のクッション。
  6. 前記固定手段は、前記ベースプレートに固着されたナットと、前記座席装置本体に形成された貫通孔に挿入されて前記ナットと螺合されるボルトと、を備える請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のクッション。
  7. 前記ベースプレートの背面部に、前記座席装置本体に形成された被係合部に係合して前記ベースプレートの回転を規制する回り止めが設けられている請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のクッション。
  8. 座席装置本体に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられた子供用座席装置。
  9. 座部に着座した子供の頭部を保護するヘッドガードの少なくとも両側部に請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のクッションが取り付けられた子供用座席装置。
  10. 二輪車本体に請求項8又は請求項9に記載の子供用座席装置が取り付けられている二輪車。
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