JP2011083649A - 移動式x線撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】いかなる撮影状況であっても曝射スイッチを押すことができる移動式X線撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】従来では操作部4に曝射スイッチ51を配設しているのに加えて、さらに、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設している。例えば、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に撮影技師が立って撮影を行う場合には、その前方に曝射スイッチ52を配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ52を配設している。このように前方に曝射スイッチ52を配設することで、前方に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチ52に手が届き、曝射スイッチ52を押すことができる。その結果、いかなる撮影状況であっても撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、移動台車とX線照射手段とを備えた移動式X線撮影装置に係り、特に、曝射スイッチを配設する技術に関する。
従来、この種の装置として、移動式台車を走行させて回診を行いながらX線撮影を行う回診用X線撮影装置がある(例えば、特許文献1、2参照)。かかる装置では、病室のベッドサイドまで移動式台車をX線照射部とともに走行させて、ベッドサイドの被検体(患者)のX線撮影を行う。撮影時には、移動式台車の移動に関する操作を行うハンドルに配設されている曝射スイッチあるいはX線撮影に関する入力操作を行う入力操作パネルに配設されている曝射スイッチを押すことで、X線照射部のX線管からX線を被検体に向けて照射する。そして、被検体を透過したX線をX線検出部が検出して画像処理を行うことでX線撮影を行う。
特開平04−190224号公報 特開平11−188025号公報
しかしながら、相部屋等で互いに隣接するベッド間が狭い場合、ベッド間に装置を入れた際に、ハンドルや入力操作パネルとは逆側に撮影技師が立つ。また、被検体を介添えさせながら撮影を行う場合には、被検体側に撮影技師が立つ。かかる場合には、撮影技師はバンドルや入力操作パネルに配設された曝射スイッチに手が届かない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、いかなる撮影状況であっても曝射スイッチを押すことができる移動式X線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、移動式台車と、その移動式台車に設けられてX線を照射することでX線撮影を行うX線照射手段とを備えた移動式X線撮影装置であって、操作手段を備え、その操作手段に曝射スイッチを配設するとともに、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、従来では操作手段に曝射スイッチを配設しているのに加えて、さらに、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することで、いかなる撮影状況であっても撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
なお、上述した操作手段は、移動式台車の移動に関する操作を行う(請求項2に記載の発明)、あるいはX線撮影に関する入力操作を行う(請求項3に記載の発明)ものである。したがって、従来では、移動式台車の移動に関する操作を行うハンドル、あるいはX線撮影に関する入力操作を行う入力操作パネルに曝射スイッチを配設しているのに加えて、下記のような箇所にも曝射スイッチを配設すればよい。
例えば、移動式台車の走行方向に向かって前方に撮影技師が立って撮影を行う場合には、その前方に曝射スイッチを配設することで、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設する(請求項4に記載の発明)。このように前方に曝射スイッチを配設することで、前方に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
また、例えば、X線撮影を行う領域である撮影領域側に撮影技師が立って撮影を行う場合には、その撮影領域側に曝射スイッチを配設することで、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設する(請求項5に記載の発明)。このように撮影領域側に曝射スイッチを配設することで、撮影領域側に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
また、例えば、上述したX線照射手段に撮影技師が立って撮影を行う場合には、そのX線照射手段に曝射スイッチを配設することで、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設する(請求項6に記載の発明)。このようにX線照射手段に曝射スイッチを配設することで、X線照射手段に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
この発明に係る移動式X線撮影装置によれば、従来では操作手段に曝射スイッチを配設しているのに加えて、さらに、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することで、いかなる撮影状況であっても曝射スイッチを押すことができる。
実施例1に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。 実施例2に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。 実施例3に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。後述する実施例2,3も含めて、本実施例1では、移動式X線撮影装置として回診用X線撮影装置を例に採って説明する。
図1に示すように、本実施例1に係る回診用X線撮影装置1は、4輪タイプで後輪駆動型の移動式台車2と、その移動式台車2に設けられてX線を照射することでX線撮影を行うX線照射部3と、移動式台車2の走行方向Rに向かって後方に設けられた操作部4とを備えている。移動式台車2は、この発明における移動式台車に相当し、X線照射部3は、この発明におけるX線照射手段に相当し、操作部4は、この発明における操作手段に相当する。
移動式台車2は、台車本体21と、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の前方の底部に設けられた前輪22と、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の後方の底部に設けられた後輪23とを備えている。台車本体21には、X線照射部3の後述するX線管33を制御するX線管制御部(図示省略)や、移動式台車2の走行およびX線撮影に必要なエネルギを供給するバッテリなどを搭載している。前輪22は、移動式台車2の走行方向Rに向かって左右に一対となしており、後輪23も、移動式台車2の走行方向Rに向かって左右に一対となしている。上述したように後輪23には、後輪23を駆動させる走行用駆動モータ(図示省略)を配設している。
X線照射部3は、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の前方に設けられて鉛直軸心周りに回転可能(図中の矢印Rを参照)に構成された支柱31と、支柱31に水平支持されて昇降移動可能(図中の矢印Rを参照)に構成された水平アーム32と、水平アーム32に鉛直支持されてX線を発生させて照射するX線管33と、X線管33のX線照射側に設けられ照視野を操作するコリメータ34とを備えている。
台車本体21に対して鉛直軸心周りに支柱31を回転させることで、支柱31に水平支持された水平アーム32と、水平アーム32に鉛直支持されたX線管33およびコリメータ34とが水平面内に回転する。特に、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合には、図1の状態から、水平アーム32とともにX線管33およびコリメータ34を水平面内に180°回転させる。移動式台車2の走行方向Rに向かって右側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合には、図1の状態から、水平アーム32とともにX線管33およびコリメータ34を水平面内に反時計周りに90°回転させる。移動式台車2の走行方向Rに向かって左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合には、図1の状態から、水平アーム32とともにX線管33およびコリメータ34を水平面内に時計周りに90°回転させる。なお、移動式台車2の走行方向Rに向かって斜めにベッドをつけてX線撮影を行う場合には、図1の状態から、水平アーム32とともにX線管33およびコリメータ34を水平面内に、ベッドの長手方向に対して直交するように回転させる。
支柱31に対して水平アーム32を昇降移動させることで、水平アーム32に鉛直支持されたX線管33およびコリメータ34が昇降移動する。X線管33は、上述したX線管制御部(図示省略)の高電圧発生部(図示省略)から発生した管電圧や管電流に応じた強度のX線を発生させて、コリメータ34を介してベッドの被検体に向けてX線を照射する。また、X線管制御部(図示省略)によってX線管33から照射されるX線の照射時間を制御する。コリメータ34は、照視野設定に応じてX線を透過する開口部分を操作してX線の照視野を制御する。
操作部4は、移動式台車2の移動に関する操作を行う棒状のハンドル41と、X線撮影に関する入力操作を行う入力操作パネル42とを備えている。棒状のハンドル41を運転者DRが把持して押すことで走行方向Rに向かって移動式台車2を前方に移動させる。運転者DRがハンドル41に対して左右の押す方向を変えることで移動式台車2の走行方向Rを自在に変えることが可能である。また、運転者DRがハンドル41を把持して手前に引くことで上述した走行用駆動モータ(図示省略)を逆転させて走行方向Rに向かって移動式台車2をバックさせることも可能である。運転者DRは撮影技師であってもよいし、撮影技師以外の者が運転者DRとなってもよい。
入力操作パネル42は、上述した管電圧や管電流やX線の照射時間などの撮影条件を入力したり、あるいはコリメータ34の開口部分のサイズを入力設定するためのパネルである。撮影時に、撮影技師は、撮影条件を入力操作パネル42に入力して、上述したX線制御部(図示省略)を介してX線管33を制御する。
従来と同様に、ハンドル41や入力操作パネル42の操作部4の傍らに曝射スイッチ51を配設している。これは、ハンドル41による移動式台車2の運転時から撮影時に移行するときに運転者DRである撮影技師が曝射スイッチ51を即座に押して、X線管33からX線を照射できるようにするためである。なお、操作部4の傍らに曝射スイッチ51を配設するのであれば、具体的な配設態様については特に限定されない。例えば、移動式台車2の走行方向Rに向かって左右のいずれかに曝射スイッチ51を配設してもよいし、左右の両方に曝射スイッチ51をともに配設してもよいし、中央部分のみに曝射スイッチ51を配設してもよい。このように、従来では、ハンドル41や入力操作パネル42の操作部4の傍らに曝射スイッチ51を配設しているのに加えて、下記のような箇所にも曝射スイッチを配設している。
本実施例1では、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に撮影技師が立って撮影を行いやすくするために、その前方に曝射スイッチ52を配設している。図1では、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の前方に曝射スイッチ52を配設している。なお、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方であれば、台車本体21の前方に限定されず、X線照射部3の支柱31も前方となり、後述する実施例3のようにX線照射部3の支柱31に曝射スイッチを配設してもよい。このように、動式台車2の走行方向Rに向かって前方は、図1の場合には、台車本体21の前方のみならず、支柱31も含まれる。曝射スイッチ51,52は、この発明における曝射スイッチに相当する。
移動式台車2の運転時について説明する。本実施例1に係る回診用X線撮影装置1をベッドがある所定の場所に移動させる場合、運転者DRは棒状のハンドル41を把持して押すことで、上述した走行用駆動モータ(図示省略)を正転させて走行方向Rに向かって移動式台車2を前方に移動させる。なお、運転時には、イメージングプレートやフラットパネル型X線検出器などに代表されるX線検出部(図示省略)を、台車本体21内の空いたスペース内あるいは台車本体21の側面部に収納してベッドまで搬送してもよい。走行方向Rの向きを変える場合には、上述したように運転者DRがハンドル41に対して左右の押す方向を変えることで行う。また、必要に応じて移動式台車2をバックさせる場合には、上述したように運転者DRがハンドル41を把持して手前に引くことで行う。
X線照射部3などとともに移動式台車2をベッドまで移動させることで本実施例1に係る回診用X線撮影装置1を移動させる。ベッドまで移動させたら、適宜、走行方向Rの向きを変える、あるいは移動式台車2をバックさせて、移動式台車2を所定の姿勢でベッドにつける。上述したように、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合には、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に180°回転させ、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合には、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に90°回転させ、移動式台車2の走行方向Rに向かって斜めにベッドをつけてX線撮影を行う場合には、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に、ベッドの長手方向に対して直交するように回転させる。また、必要に応じて、支柱31に対して水平アーム32を昇降移動させて、水平アーム32に鉛直支持されたX線管33およびコリメータ34を昇降移動させて高さを調節する。
次に、X線撮影について説明する。移動式台車2を所定の姿勢でベッドにつけたら、ベッドに予め装着されたX線検出器(図示省略)の上に被検体の関心領域が位置するように被検体をベッドに載置する。なお、上述したようにX線検出部を台車本体21に収納してベッドまで搬送した場合には、ベッドへのX線検出部の装着を、被検体を載置する前に行ってもよいし、被検体を載置した後に行ってもよい。そして、撮影条件やコリメータ34の開口部分のサイズを入力操作パネル42に入力して撮影準備に移行する。
もし、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけて、かつベッドの被検体を介添えさせながら撮影を行う場合には、撮影技師は前方に立つ。そして、被検体を介添えさせながら空いている手の指で、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の前方に配設された曝射スイッチ52を押すことで、上述した撮影条件等の下でX線管22からX線を被検体に向けて照射する。被検体を透過したX線をX線検出部(図示省略)が検出して画像処理を行うことでX線撮影を行う。なお、画像処理については、移動式台車2をベッドにつけている段階で行ってもよいし、撮影後に、別室にある画像処理を行う画像処理部(図示省略)までX線検出部とともに移動式台車2を移動させてから画像処理部が行ってもよい。撮影が終了したら、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に回転させて、図1の状態に戻す。
撮影終了後、相部屋内で続けて撮影を行う場合には、相部屋内の別のベッドまで移動式台車2を移動させて、次の撮影準備を行う。別の場所で撮影を行う場合には、その場所まで移動式台車2を移動させて、次の撮影準備を行う。次の撮影がない場合には、別室にある画像処理部(図示省略)あるいは撮影準備を行う別室まで移動式台車2を移動させて、一連の回診を終了する。
上述の構成を備えた本実施例1に係る回診用X線撮影装置1によれば、従来では操作部4に曝射スイッチ51を配設しているのに加えて、さらに、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することで、いかなる撮影状況であっても撮影技師は曝射スイッチに手が届き、曝射スイッチを押すことができる。
本実施例1では、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に撮影技師が立って撮影を行う場合には、その前方に曝射スイッチ52を配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ52を配設している。このように前方に曝射スイッチ52を配設することで、前方に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチ52に手が届き、曝射スイッチ52を押すことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例2を説明する。
図2は、実施例2に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。上述した実施例1と共通する箇所については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
上述した実施例1では、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に曝射スイッチ52を配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ52を配設したが、本実施例2では、X線撮影を行う領域である撮影領域側に曝射スイッチを配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設している。具体的には、図2に示すように、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の右側面あるいは左側面に曝射スイッチ53を配設している。図2では、台車本体21の左側面に曝射スイッチ53を配設している場合を図示している。曝射スイッチ51の配設位置については、実施例1と同じである。曝射スイッチ51,53は、この発明における曝射スイッチに相当する。
また、本実施例2では、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に90°回転させて、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う。したがって、撮影領域は、台車本体21の右側面あるいは左側面や、水平面内に90°回転した水平アーム32,X線管33およびコリメータ34などからなるX線照射部3が位置する領域となる。なお、上述した実施例1のように、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に180°回転させ、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合には、撮影領域は、台車本体21の前側正面や、水平面内に180°回転した水平アーム32,X線管33およびコリメータ34などからなるX線照射部3が位置する領域となる。
このように、撮影領域であれば、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合のときの台車本体21の右側面あるいは左側面に限定されず、上述したように移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合のときの台車本体21の前側正面も撮影領域となり、前側正面に曝射スイッチを配設してもよい。また、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合に限らず、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に回転させれば、回転した水平アーム32,X線管33およびコリメータ34などからなるX線照射部3が位置する領域も撮影領域となり、後述する実施例3のようにX線照射部3の支柱31や水平アーム32やコリメータ34などに曝射スイッチを配設してもよい。このように、撮影領域は、図2の場合には、台車本体21の右側面あるいは左側面のみならず、支柱31や水平アーム32やコリメータ34なども含まれる。また、撮影領域は、台車本体21の右側面あるいは左側面のみならず、移動式台車2の台車本体21をベッドにつける方向に応じて変わり、例えば上述した実施例1のように移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合には台車本体1の前側正面も含まれる。
移動式台車の運転時の説明については省略する。もし、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけして、かつベッドの被検体を介添えさせながら撮影を行う場合には、撮影技師は撮影領域側である左側方あるいは右側方に立つ。そして、被検体を介添えさせながら空いている手の指で、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の右側面あるいは左側面に配設された曝射スイッチ53を押すことで、上述した撮影条件等の下でX線管22からX線を被検体に向けて照射する。被検体を透過したX線をX線検出部(図示省略)が検出して画像処理を行うことでX線撮影を行う。その他の撮影や撮影終了後の説明については省略する。
上述の構成を備えた本実施例2に係る回診用X線撮影装置1によれば、上述した実施例1と同様に、従来では操作部4に曝射スイッチ51を配設しているのに加えて、さらに、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することで、いかなる撮影状況であっても曝射スイッチを押すことができる。
本実施例2では、X線撮影を行う領域である撮影領域側に撮影技師が立って撮影を行う場合には、その撮影領域側である台車本体21の右側面あるいは左側面に曝射スイッチ53を配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ53を配設している。このように撮影領域側である台車本体21の右側面あるいは左側面に曝射スイッチ53を配設することで、撮影領域側である左側方あるいは右側方に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチ53に手が届き、曝射スイッチ53を押すことができる。
次に、図面を参照してこの発明の実施例3を説明する。
図3は、実施例3に係る回診用X線撮影装置の概略側面図である。上述した実施例1,2と共通する箇所については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
上述した実施例1では、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に曝射スイッチ52を配設し、上述した実施例2では、X線撮影を行う領域である撮影領域側に曝射スイッチを配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ52を配設したが、本実施例3では、X線照射部3に曝射スイッチを配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設している。具体的には、図3に示すように、X線照射部3の支柱31に曝射スイッチ54を配設するとともに、X線照射部3の水平アーム32に曝射スイッチ55を配設し、さらにX線照射部3のコリメータ34に曝射スイッチ56を配設している。図2では、支柱31の前側正面に曝射スイッチ54を配設するとともに、水平アーム32の左側面に曝射スイッチ55を配設し、さらにコリメータ34の右側面に曝射スイッチ56を配設している場合を図示している。曝射スイッチ51の配設位置については、実施例1と同じである。曝射スイッチ51,54〜56は、この発明における曝射スイッチに相当する。
水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に180°回転させ、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合においても、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に90°回転させて、移動式台車2の走行方向Rに向かって右側あるいは左側にベッドを横づけしてX線撮影を行う場合においても、X線照射部3に配設された曝射スイッチ54〜56の位置は、撮影領域に常に位置する領域となる。換言すれば、曝射スイッチ54〜56の配設位置に着目すると、上述した実施例2のように撮影領域側に曝射スイッチ54〜56を配設しているとも言える。また、水平アーム32,X線管33およびコリメータ34を水平面内に180°回転させ、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけてX線撮影を行う場合では、支柱31に配設された曝射スイッチ54の位置は、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に位置する。換言すれば、曝射スイッチ54の配設位置に着目すると、上述した実施例1のように移動式台車2の走行方向Rに向かって前方に曝射スイッチ54を配設しているとも言える。
移動式台車の運転時の説明については省略する。もし、移動式台車2の走行方向Rに向かって前方にベッドをつけて、かつベッドの被検体を介添えさせながら撮影を行う場合には、撮影技師はX線照射部3に立つ。そして、被検体を介添えさせながら空いている手の指で、撮影技師から見て曝射スイッチ54〜56のうちもっとも近い曝射スイッチを押すことで、上述した撮影条件等の下でX線管22からX線を被検体に向けて照射する。被検体を透過したX線をX線検出部(図示省略)が検出して画像処理を行うことでX線撮影を行う。その他の撮影や撮影終了後の説明については省略する。
上述の構成を備えた本実施例3に係る回診用X線撮影装置1によれば、上述した実施例1,2と同様に、従来では操作部4に曝射スイッチ51を配設しているのに加えて、さらに、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することで、いかなる撮影状況であっても曝射スイッチを押すことができる。
本実施例3では、X線照射部3に撮影技師が立って撮影を行う場合には、そのX線照射3に曝射スイッチ54〜56を配設することで、操作部4とは別の箇所にも曝射スイッチ54〜56を配設している。このようにX線照射部3に曝射スイッチ54〜56を配設することで、X線照射部3に撮影技師が立って撮影を行う場合に撮影技師は曝射スイッチ54〜56に手が届き、曝射スイッチ54〜56を押すことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例では、移動式X線撮影装置として回診用X線撮影装置を例に採って説明したが、回診用以外の用途であっても、移動式台車と、その移動式台車に設けられてX線を照射することでX線撮影を行うX線照射手段とを備えた構成であれば、適用することができる。
(2)上述した各実施例を組み合わせてもよい。すなわち、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の前方に曝射スイッチ52を配設するとともに、移動式台車2の走行方向Rに向かって台車本体21の右側面あるいは左側面に曝射スイッチ53を配設し、X線照射部3に曝射スイッチ54〜56をそれぞれ配設してもよい。また、実施例1,2や実施例2,3や実施例1,3の組み合わせでもよい。
1 … 回診用X線撮影装置
2 … 移動式台車
3 … X線照射部
4 … 操作部
41 … ハンドル
42 … 入力操作パネル
51〜56 … 曝射スイッチ
… 走行方向

Claims (6)

  1. 移動式台車と、その移動式台車に設けられてX線を照射することでX線撮影を行うX線照射手段とを備えた移動式X線撮影装置であって、操作手段を備え、その操作手段に曝射スイッチを配設するとともに、操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することを特徴とする移動式X線撮影装置。
  2. 請求項1に記載の移動式X線撮影装置において、前記操作手段は、前記移動式台車の移動に関する操作を行うことを特徴とする移動式X線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の移動式X線撮影装置において、前記操作手段は、X線撮影に関する入力操作を行うことを特徴とする移動式X線撮影装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動式X線撮影装置において、前記移動式台車の走行方向に向かって前方に前記曝射スイッチを配設することで、前記操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することを特徴とする移動式X線撮影装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに移動式X線撮影装置において、X線撮影を行う領域である撮影領域側に前記曝射スイッチを配設することで、前記操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することを特徴とする移動式X線撮影装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動式X線撮影装置において、前記X線照射手段に前記曝射スイッチを配設することで、前記操作手段とは別の箇所にも曝射スイッチを配設することを特徴とする移動式X線撮影装置。
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