JP4415786B2 - 移動式x線撮影装置 - Google Patents

移動式x線撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4415786B2
JP4415786B2 JP2004231102A JP2004231102A JP4415786B2 JP 4415786 B2 JP4415786 B2 JP 4415786B2 JP 2004231102 A JP2004231102 A JP 2004231102A JP 2004231102 A JP2004231102 A JP 2004231102A JP 4415786 B2 JP4415786 B2 JP 4415786B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
ray imaging
ray image
imaging
receiving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004231102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006043274A (ja
Inventor
高啓 上武
倫匡 菱田
俊晶 中村
忠彦 中原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2004231102A priority Critical patent/JP4415786B2/ja
Publication of JP2006043274A publication Critical patent/JP2006043274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4415786B2 publication Critical patent/JP4415786B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/44Constructional features of apparatus for radiation diagnosis
    • A61B6/4494Means for identifying the diagnostic device

Description

この発明は、撮影対象の被検体にX線を照射するX線管と、被検体の透過X線像を検出するX線受像デバイスと、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段とが移動可能な台車に搭載されている移動式X線撮影装置に係り、特にX線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのそれぞれを用いたX線撮影を1台の装置で可能にするための技術に関する。
従来、病院等の医療機関で使われている移動式X線撮影装置は、図12に示すように、電動移動が可能な台車61に、撮影対象の被検体(患者)MにX線を照射するX線管62と透過X線像を写し込んで検出するX線フィルムが装填されているフィルムカセッテ(X線受像デバイス)63などの装備一式が搭載されていて、台車61の移動によってX線撮影装置の方が撮影対象の被検体Mが寝ている病室へ出向くことができる(例えば特許文献1を参照。)。
この移動式X線撮影装置の場合、フィルムカセッテ63は台車61の背面側に設けられているカセッテ収納用ボックス64に収納されていて、病室に出向いてX線撮影を行なう際は、カセッテ収納用ボックス64からフィルムカセッテ63を取り出してベッドBの上の被検体Mの下にセットした後、被検体MにX線管62からX線を照射すると共に、X線照射に伴って生じる被検体Mの透過X線像をX線フィルムに写し込んでX線撮影を行なう。
また、移動式X線撮影装置の中には、フィルムカセッテの代わりにフラットパネル型X線検出器(図示省略)がX線受像デバイスとして台車に搭載収納されている装置もある(例えば特許文献2を参照。)。
この装置の場合も、病室に出向いてX線撮影を行なう際は、フラットパネル型X線検出器を取り出してベッドの上の被検体の下にセットした後、被検体にX線管からX線を照射すると共に、X線照射に伴ってフラットパネル型X線検出器から出力されるX線検出信号に基づいて被検体Mの透過X線像に対応するX線画像を取得・表示することでX線撮影を行なう。
上記の二つの移動式X線撮影装置はいずれも、X線撮影が終了すれば、フィルムカセッテ63あるいはフラットパネル型X線検出器を台車61に収納し直してから、再び台車61を移動させて次の場所に移動する。つまり、これらのX線撮影装置は、被検体がレントゲン室まで出向く必要はなくて病室に居たままでX線撮影が行なえる所謂回診撮影が可能なタイプの装置である。
特開2003−210445号公報(第5〜6頁、図1,図6〜図7) 特開平11−188025号公報(第2〜6頁、図1〜図3)
しかしながら、上記の各移動式X線撮影装置の場合、フィルムカセッテ63かフラットパネル型X線検出器のどちらか一方を用いたX線撮影だけしか行なえないという問題がある。
フィルムカセッテとフラットパネル型X線検出器の両方が台車に搭載されていて、フィルムカセッテとフラットパネル型X線検出器の選択使用が可能となっている装置の場合なら、1台の装置でフィルムカセッテを用いたX線撮影も、フラットパネル型X線検出器を用いたX線撮影も行なえるわけであるが、フィルムカセッテとフラットパネル型X線検出器ではX線撮影に必要な制御が相当に異なっており、フィルムカセッテとフラットパネル型X線検出器のうち使用するデバイスに合わせて、X線撮影に必要な制御の切り換え操作を行なわなければならないので、余分な手間がかかってしまい、X線撮影が速やかに行なえないという別の問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、1台の装置においてX線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのいずれを用いた場合でも速やかにX線撮影を実行することができる移動式X線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の移動式X線撮影装置は、移動可能な台車に、撮影対象の被検体にX線を照射するX線管と、被検体の透過X線像を検出するX線受像デバイスと、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段とが搭載されている移動式X線撮影装置において、台車には必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスが個別に取り出し可能な状態で収納されていると共に、収納中のX線受像デバイスが取り出されたことにより取り出されたX線受像デバイスの種類を検知してX線撮影制御手段へ報知するデバイス種類検知手段が台車に配備されていて、デバイス種類検知手段から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影制御手段が制御を行なうことを特徴とするものである。
(作用・効果)請求項1の発明の移動式X線撮影装置の場合、X線照射用のX線管や透過X線像検出用のX線受像デバイスおよびX線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段を搭載した台車の移動によって装置の方が撮影対象の被検体の居る場所へ出向くことができるので、被検体の居る場所でX線撮影制御手段によりX線撮影に必要な制御にしたがってX線管から被検体にX線を照射すると共にX線照射に伴って生じる被検体の透過X線像をX線受像デバイスで検出することでX線撮影を行なうことができる。
加えて、台車には、X線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスが個別に取り出し可能な状態で収納されているので、X線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのそれぞれを用いたX線撮影が1台の装置で行なえる。
さらに、請求項1の発明の装置の場合、台車に配備されているデバイス種類検知手段によって台車から取り出されたX線受像デバイスの種類が検知されてX線撮影制御手段に報知されると共に、X線撮影制御手段がデバイス種類検知手段から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影に必要な制御を行なうので、台車から取り出されたX線受像デバイスの種類の如何にかかわらずX線撮影は速やかに実行される。
その結果、請求項1の発明の移動式X線撮影装置によれば、1台の装置においてX線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのいずれを用いた場合でもX線撮影は速やかに実行される。
また、請求項2の発明は、移動可能な台車に、撮影対象の被検体にX線を照射するX線管と、被検体の透過X線像を検出するX線受像デバイスと、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段と、表示モニタとが搭載されている移動式X線撮影装置において、台車にはX線撮影に必要な制御の仕方が異なるX線受像デバイスとして、透過X線像を写し込んで検出するX線フィルムが装填されているフィルムカセッテと透過X線像をX線検出信号としての電気信号に変換して検出する2次元X線検出器とが個別に取り出し可能な状態で収納されていると共に、台車から取り出されたX線受像デバイスの種類を検知してX線撮影制御手段へ報知するデバイス種類検知手段が台車に配備されていて、台車から取り出されたX線受像デバイスがフィルムカセッテである場合は、X線撮影制御手段が被検体に向けてX線管からX線を照射すると共にX線照射に伴って生じる被検体の透過X線像をX線フィルムに写し込むのに必要な制御を行い、台車から取り出されたX線受像デバイスが2次元X線検出器である場合は、X線撮影制御手段が被検体に向けてX線管からX線を照射すると共にX線照射に伴って2次元X線検出器から出力されるX線検出信号に基づいて被検体の透過X線像に対応するX線画像を取得して表示モニタに表示するのに必要な制御を行なうものである。
(作用・効果)請求項2の発明の装置によれば、透過X線像を写し込んで検出するX線フィルムが装填されているフィルムカセッテと透過X線像をX線検出信号としての電気信号に変換して検出する2次元X線検出器とが台車にX線受像デバイスとして収納されているので、X線フィルムに被検体の透過X線像を写し込みたい時には、フィルムカセッテを台車から取り出して撮影位置にセットすれば、被検体の透過X線像をX線フィルムに速やかに写し込める。また、表示モニタに被検体の透過X線像に対応するX線画像を映し出したい時には、2次元X線検出器の方を台車から取り出して撮影位置にセットすれば、被検体の透過X線像に対応するX線画像を表示モニタに速やかに映し出せる。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の移動式X線撮影装置において、2次元X線検出器がフラットパネル型X線検出器であるものである。
(作用・効果)請求項3の発明の装置によれば、X線受像デバイスとしての2次元X線検出器が軽量・薄型のフラットパネル型X線検出器であるので、フラットパネル型X線検出器が台車に収納するのが容易であるうえ、フラットパネル型X線検出器を被検体の下にセットするのも容易である。
この発明の装置の場合、X線照射用のX線管や透過X線像検出用のX線受像デバイスおよびX線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段を搭載した台車に、X線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスが個別に取り出し可能な状態で収納されているので、X線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのそれぞれを用いたX線撮影が1台の装置で行なえる。
加えて、この発明の装置の場合、台車に配備されているデバイス種類検知手段によって台車から取り出されたX線受像デバイスの種類が検知されてX線撮影制御手段に報知されると共に、X線撮影制御手段がデバイス種類検知手段から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影に必要な制御を行なうので、台車から取り出されたX線受像デバイスの種類の如何にかかわらずX線撮影は速やかに実行される。
よって、この発明の移動式X線撮影装置によれば、1台の装置においてX線撮影に必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスのいずれを用いた場合でも速やかにX線撮影を実行することができる。
以下、この発明の移動式X線撮影装置の一実施例を説明する。図1はこの発明の実施例に係る移動式X線撮影装置の制御系の構成を示すブロック図、図2は実施例の装置の外観を示す斜視図、図3は実施例の装置に装備されているフィルムカセッテ(X線受像デバイス)を示す斜視図、図4は実施例の装置に装備されているフラットパネル型X線検出器(X線受像デバイス)を示す斜視図、図5は実施例の装置のフラットパネル型X線検出器におけるX線検出素子の配列状況を示す平面図、図6はフィルムカセッテを用いたX線撮影の実行時の概要を示す立面図、図7はフラットパネル型X線検出器を用いたX線撮影の実行時の概要を示す立面図である。
実施例の移動式X線撮影装置は、図1〜図4に示すように、4輪タイプで後輪駆動式の移動可能な台車1に、撮影対象の被検体MにX線を照射するX線管2を始めとして、被検体Mの透過X線像を検出するX線受像デバイスであるフィルムカセッテ3及び直接変換タイプのフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」と略記)4や、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御部5などの必要な装備類一式が搭載されていて、台車1の移動により実施例の装置の方が走行して撮影対象の被検体Mが寝ている病室へ出向くことができる構成とされている。
つまり、実施例の装置は、被検体Mがレントゲン室まで出向かずとも病室に居たままでX線撮影が行なえる所謂回診撮影が可能なタイプの装置である。
X線管2は、台車1の前部側に垂直に立てられた支柱2Aに昇降可能に水平状態で取り付けられた保持アーム2Bの先端に装着されている。支柱2Aは直立状態を維持した状態で中心軸を回転軸として回転可能となっていて、台車1の走行中はX線管2を保持アーム2Bごと支柱2Aの後側に位置させてX線管2が走行の妨げにならないようにする。そして、撮影時には支柱2Aを回転させてX線管2を保持アーム2Bごと支柱2Aの前側に位置させると共に、必要に応じて保持アーム2Bを支柱2Aに沿って上げ下げしてX線管2の高さが適当な高さとなるように調整する。
また、図2に示すように、台車1の背面側にはX線受像デバイス収納用ボックス6が設けられていて、X線撮影に必要な制御の仕方が異なる2種類のX線受像デバイスとしてフィルムカセッテ3とFPD4が個別に取り出し可能な状態で収納されている。X線受像デバイス収納用ボックス6からフィルムカセッテ3やFPD4を取り出す場合は、図2の中に一点鎖線で図示されているように、引手6Aを手前に引いてボックス6を開いてから、フィルムカセッテ3やFPD4を手で掴んで外に出す。X線受像デバイス収納用ボックス6にフィルムカセッテ3やFPD4を入れて納める場合も、引手6Aを手前に引いてボックス6を開いて、フィルムカセッテ3やFPD4を内に入れる。
フィルムカセッテ3の内部には、図3に示すように、透過X線像を写し込んで検出するX線フィルム3Aが装填されている。図1や図2では、便宜上、フィルムカセッテ3を1個だけ図示してあるが、通常、台車1には複数個のフィルムカセッテ3が搭載されており、フィルムカセッテ3同士間でフィルムサイズが異なっていることもある。
図4のFPD4は、図5に示すように、X線検出面4Aに多数のX線検出素子4aが縦横(XY方向)に配列された2次元X線検出器であり、X線検出面4Aに投影される透過X線像をX線検出素子4aでX線画像取得用のX線検出信号としての電気信号に変換して検出する構成とされている。
X線受像デバイス収納用ボックス6から取り出されたフィルムカセッテ3は、図6に示すように、ベッドBの上に寝ている被検体Mの下の撮影位置にセットする。X線受像デバイス収納用ボックス6から取り出されたFPD4も、図7に示すように、ベッドBの上に寝ている被検体Mの下の撮影位置にセットする。FPD4の場合、台車1とFPD4の間をX線検出信号を収集する為の電気ケーブル4Bで接続する。FPD4は、イメージインテンシファイアと異なり、軽量で薄型であるので、台車1に収納するのが容易であるうえ、被検体の下にも置き易い。
一方、台車1の上面側にはX線撮影に必要な情報・データを表示する情報表示モニタ7およびX線撮影や台車移動に必要な操作を行なうデータ操作パネル8が配設されていて、操作パネル8の操作内容やX線撮影の進行状況に応じて情報表示モニタ7の画面に操作用メニューやX線画像などが映し出される構成とされている。
また、実施例の装置の場合、台車1は電動移動の可能な構成とされている。即ち、オペレータが操作パネル8で行なう運転操作に従って台車運転制御部9が電気モータ10を回転させるのに伴って台車1の後輪1Aが回転して台車1が走行する。
他方、X線撮影の際に必要な制御を行なうX線撮影制御部5は、X線撮影実行の際に予め定められた管電圧・管電流等のX線撮影条件通りにX線管2にX線を照射させるX線照射制御部11と、FPD4のX線検出素子4aを透過X線像の検出を開始するのに先立ってリフレッシュさせたり、X線検出信号を受け入れさせたりするFPD制御部12と、FPD4から出力されるX線検出信号に基づいて被検体Mの透過X線像に対応するX線画像を取得するX線画像取得部13と、X線画像取得部13で取得されたX線画像を記憶するX線画像メモリ14と、X線画像に記憶されているX線画像や操作用メニューを情報表示モニタ7の画面に表示させる表示モニタ制御部15などを備えている。
さらに、実施例の移動式X線撮影装置は、台車1から取り出されたX線受像デバイスの種類を検知してX線撮影制御部5へ報知するデバイス種類検知部16が台車1に配備されていて、X線撮影制御部5がデバイス種類検知部16から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影に必要な制御を行なう構成とされていて、この点が実施例の装置の一番の特徴であるので、以下に詳しく説明する。
即ち、デバイス種類検知部16には、X線受像デバイス収納用ボックス6に収納中のフィルムカセッテ3を検知する物体検知センサー16AとX線受像デバイス収納用ボックス6に収納中のFPD4を検知する物体検知センサー16Bとが配備されている。フィルムカセッテ3やFPD4が収納されている時は両物体検知センサー16A,16Bは物体検知信号を出力し続け、フィルムカセッテ3が取り出されると物体検知センサー16Aは物体検知信号を出力しなくなり、FPD4が取り出されると物体検知センサー16Bは物体検知信号を出力しなくなる。そして、デバイス種類検知部16は、フィルムカセッテ3が取り出されることで物体検知センサー16Aが物体検知信号を出力しなくなるのを受けて、取り出されたX線受像デバイスの種類がフィルムカセッテであることを報知するカセッテ取り出し信号をX線撮影制御部5へ出力し、またFPD4が取り出されることで物体検知センサー16Bが物体検知信号を出力しなくなるのを受けて、取り出されたX線受像デバイスの種類がFPD4であることを報知するFPD取り出し信号をX線撮影制御部5へ出力する。
また、X線撮影制御部5には、X線制御態様切換部17が設けられていて、デバイス種類検知部16からカセッテ取り出し信号が出力された時は、X線制御態様切換部17がフィルムカセッテ3を用いたX線撮影に必要な制御を行なうカセッテ撮影態勢をX線撮影制御部5に採らせ、またデバイス種類検知部16からFPD取り出し信号が出力された時は、X線制御態様切換部17がFPD4を用いたX線撮影に必要な制御を行なうFPD撮影態勢をX線撮影制御部5に採らせる構成とされている。
る。
続いて、実施例の装置においてフィルムカセッテ3を用いたX線撮影とFPD4を用いたX線撮影が実行される時の状況に即して説明する。フィルムカセッテ3とFPD4のいずれを用いるにしても、実施例の装置を使ってX線撮影を行なう場合は、操作パネル8で運転操作を行なって台車1を走行させて実施例の装置を撮影対象の被検体Mが居る病室へ移動させる。
先ず、実施例の装置によるフィルムカセッテ3を用いたX線撮影を、図面を参照して説明する。図8は実施例の装置におけるフィルムカセッテ3を用いたX線撮影の実行プロセスを示すフローチャートである。
〔ステップS1〕オペレータがX線受像デバイス収納ボックス6からフィルムカセッテ3を取り出す。
〔ステップS2〕フィルムカセッテ3がX線受像デバイス収納ボックス6から取り出されるのに連動してデバイス種類検知部16から取り出されたX線受像デバイスの種類がフィルムカセッテであることを報知するカセッテ取り出し信号がX線撮影制御部5に出力される。さらにカセッテ取り出し信号がX線撮影制御部5に送り込まれるのを受けて、X線制御態様切換部17は、X線撮影制御部5がフィルムカセッテ3を用いたX線撮影に必要な制御を行なうカセッテ撮影態勢をX線撮影制御部5に採らせる。
〔ステップS3〕取りだしたフィルムカセッテ3を、図6に示すように、ベッドBの上の被検体Mの下にセットすると共に、X線管2を支持アーム2Bごと支柱2Aの前側に向けてから必要に応じてX線管2の高さを調整する。
なお、フィルムカセッテ3を用いたX線撮影の場合、X線フィルム3Aに透過X線像を直接写し込むだけであるので、通常、図9に示すように、フィルムカセッテ3はX線撮影制御部5のFPD制御部12やX線画像取得部13に接続しない。
〔ステップS4〕オペレータは情報表示モニタ7の画面で撮影条件など必要な情報を表示して確認してから、操作パネル8を操作してX線撮影をスタートさせる。
〔ステップS5〕X線管2からX線が被検体に照射され、X線フィルム3Aに透過X線像が写し込まれる。実質的な撮影行為は完了となる。
〔ステップS6〕オペレータは撮影済のフィルムカセッテ3をX線受像デバイス収納ボックス6に再び収納する。
〔ステップS7〕X線管2を支持アーム2Bごと支柱2Aの後側に向けて退避位置へ移動させてから、台車1を走行させて実施例の装置を次の場所へ移動させる。
したがって、実施例の装置によるフィルムカセッテ3を用いたX線撮影の場合、X線撮影制御部5はX線照射制御部11を作動させてX線管2から被検体Mに撮影条件通りにX線を照射する程度の制御を行なう程度である。
次に、実施例の装置によるFPD4を用いたX線撮影を、図面を参照して説明する。図10は、実施例の装置におけるFPD4を用いたX線撮影の実行プロセスを示すフローチャートである。
〔ステップT1〕オペレータがX線受像デバイス収納ボックス6からFPD4を取り出す。
〔ステップT2〕FPD3がX線受像デバイス収納ボックス6から取り出されるのに連動してデバイス種類検知部16から取り出されたX線受像デバイスの種類がFPDであることを報知するFPD取り出し信号がX線撮影制御部5に出力される。さらにFPD取り出し信号がX線撮影制御部5に送り込まれるのを受けて、X線制御態様切換部17は、X線撮影制御部5がFPD4を用いたX線撮影に必要な制御を行なうFPD撮影態勢をX線撮影制御部5に採らせる。
〔ステップT3〕図7に示すように、取り出したFPD4をベッドBの上の被検体Mの下にセットして、FPD4とX線撮影制御部5との間を電気ケーブル4Bで接続すると共に、X線管2を支持アーム2Bごと支柱2Aの前側に向けてから必要に応じてX線管2の高さを調整する。
FPD4を用いたX線撮影の場合、X線画像を取得・表示したりするので、図11に示すように、FPD4をX線撮影制御部5のFPD制御部12やX線画像取得部13に電気ケーブル4Bで接続するのである。
〔ステップT4〕オペレータは情報表示モニタ7の画面で撮影条件など必要な情報を表示して確認してから、操作パネル8を操作してX線撮影をスタートさせる。
〔ステップT5〕FPD制御部12が作動してFPD4のX線検出素子4aを透過X線像の検出を始めるにあたってリフレッシュさせる。
〔ステップT6〕X線管2からX線が被検体に照射されると共に、FPD4からX線検出信号が出力される。
〔ステップT7〕X線画像取得部13がFPD4から出力されるX線検出信号に基づいて被検体Mの透過X線像に対応するX線画像を取得すると共に、X線画像メモリ14がX線画像取得部13で取得されたX線画像を記憶する。
〔ステップT8〕表示モニタ制御部15がX線画像に記憶されているX線画像を情報表示モニタ7の画面に映し出す。
〔ステップT9〕オペレータは情報表示モニタ7に表示されるX線画像を観察したり、必要に応じて画像記録用ディスク(図示省略)に記録し終えると、実質的な撮影行為は完了となる。
〔ステップT10〕オペレータはFPD4をX線受像デバイス収納ボックス6に再び収納する。
〔ステップT11〕X線管2を支持アーム2Bごと支柱2Aの後側に向けて退避位置へ移動させてから、台車1を走行させて実施例の装置を次の場所へ移動させる。
したがって、実施例の装置によるFPD4を用いたX線撮影の場合、X線撮影制御部5は、X線照射制御部11を作動させてX線管2から被検体Mに撮影条件通りにX線を照射するだけでなく、FPD制御部12やX線画像取得部13、X線画像メモリ14、表示モニタ制御部15を作動させてFPD4をリフレッシュしたり、X線画像の取得・表示を行なったりするのに必要な一連の制御を行なう。
なお、以上の説明では、前者の場合はフィルムカセッテ3を用いたX線撮影が1回行なわれただけであり、後者の場合はFPD4を用いたX線撮影が行なわれただけであった。しかし、前者の場合、更に同じ被検体Mに対しフィルムカセッテ3を用いたX線撮影が複数回連続で繰り返し行なったり、あるいは、更に同じ被検体Mに対しFPD4を用いたX線撮影を続けて行なうことも当然可能である。逆に後者の場合も、更に同じ被検体Mに対しフィルムカセッテ3を用いたX線撮影を続けて行なうことも当然可能である。
以上に詳述したように、実施例の装置の場合、X線照射用のX線管2や透過X線像検出用のX線受像デバイスとしてのフィルムカセッテ3とFPD4およびX線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御部5を搭載した台車1に、X線撮影に必要な制御の仕方が異なるフィルムカセッテ3とFPD4が個別に取り出し可能な状態で収納されているので、フィルムカセッテ3とFPD4のそれぞれを用いたX線撮影が1台の装置で行なえる。
実施例の装置の場合、加えて、台車1に配備されているデバイス種類検知部16によって台車1からX線受像デバイスの種類はフィルムカセッテ3とFPD4のいずれであるかが検知されてX線撮影制御部5に報知されると共に、X線撮影制御部5がデバイス種類検知部16から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影に必要な制御を行なうので、フィルムカセッテ3とFPD4のどちらが取り出されてもX線撮影は速やかに実行される。
よって、実施例の移動式X線撮影装置によれば、1台の装置においてX線撮影に必要な制御の仕方が異なるフィルムカセッテ3とFPD4のいずれを用いた場合でも速やかにX線撮影を実行できる。
その結果、撮影準備についての負担が軽減されるうえ、X線撮影に必要な制御は誤りなく適正に行なわれるので、オペレータはX線撮影の内容を高める作業に集中することができる。
この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、以下のように変形実施することも可能である。
(1)実施例の装置では、X線撮影に必要な制御の仕方が異なるX線受像デバイスとしてフィルムカセッテ3とFPD4が台車1に収納されていたが、被検体の透過X線像を電荷の形で保持するイメージングプレートや、カセッテの表側にブッキーを装着したブッキー付きフィルムカセッテを、X線撮影に必要な制御の仕方が異なるX線受像デバイスとして台車1に収納してもよい。なお、ブッキー付きフィルムカセッテの場合、X線撮影制御部はブッキーの揺動制御も必要となるので、カセッテとX線撮影制御部の間を電気ケーブルで接続してX線撮影制御部にブッキーの揺動制御も行なわせることになる。
(2)実施例の装置の場合、FPD2が直接変換タイプのFPDであったが、FPD2は間接変換タイプのものを用いるようにしてもよい。また、透過X線像検出用の2次元検出器は、FPDに限らず、FPD以外の2次元X線検出器であってもよい。
(3)実施例の装置は、医用の装置であったが、この発明の装置は、医用に限らず、例えば工業用や原子力用の装置などにも適用することができる。
実施例の移動式X線撮影装置の制御系の構成を示すブロック図である。 実施例の装置の外観を示す斜視図である。 実施例の装置に装備されているフィルムカセッテを示す斜視図である。 実施例の装置に装備されているFPDを示す斜視図である。 実施例の装置のFPDにおけるX線検出素子の配列状況を示す平面図である。 フィルムカセッテを用いたX線撮影の実行時の概要を示す立面図である。 FPDを用いたX線撮影の実行時の概要を示す立面図である。 実施例の装置におけるフィルムカセッテを用いたX線撮影の実行プロセスを示すフローチャートである。 実施例の装置によるフィルムカセッテを用いたX線撮影の実行状況を示すブロック図である。 実施例の装置におけるFPDを用いたX線撮影の実行プロセスを示すフローチャートである。 実施例の装置によるFPDを用いたX線撮影の実行状況を示すブロック図である。 従来の移動式X線撮影装置の外観を示す斜視図である。
符号の説明
1 … 台車
2 … X線管
3 … カセッテフィルム(X線受像デバイス)
4 … FPD(X線受像デバイス)
5 … X線撮影制御部(X線撮影制御手段)
6 … X線受像デバイス収納用ボックス
7 … 情報表示モニタ(表示モニタ)
16 … デバイス種類検知部(デバイス種類検知手段)
M … 被検体

Claims (3)

  1. 移動可能な台車に、撮影対象の被検体にX線を照射するX線管と、被検体の透過X線像を検出するX線受像デバイスと、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段とが搭載されている移動式X線撮影装置において、台車には必要な制御の仕方が異なる複数種のX線受像デバイスが個別に取り出し可能な状態で収納されていると共に、収納中のX線受像デバイスが取り出されたことにより取り出されたX線受像デバイスの種類を検知してX線撮影制御手段へ報知するデバイス種類検知手段が台車に配備されていて、デバイス種類検知手段から報知されたX線受像デバイスの種類に即応した仕方でX線撮影制御手段が制御を行なうことを特徴とする移動式X線撮影装置。
  2. 移動可能な台車に、撮影対象の被検体にX線を照射するX線管と、被検体の透過X線像を検出するX線受像デバイスと、X線撮影に必要な制御を行なうX線撮影制御手段と、表示モニタとが搭載されている移動式X線撮影装置において、台車にはX線撮影に必要な制御の仕方が異なるX線受像デバイスとして、透過X線像を写し込んで検出するX線フィルムが装填されているフィルムカセッテと透過X線像をX線検出信号としての電気信号に変換して検出する2次元X線検出器とが個別に取り出し可能な状態で収納されていると共に、台車から取り出されたX線受像デバイスの種類を検知してX線撮影制御手段へ報知するデバイス種類検知手段が台車に配備されていて、台車から取り出されたX線受像デバイスがフィルムカセッテである場合は、X線撮影制御手段が被検体に向けてX線管からX線を照射すると共にX線照射に伴って生じる被検体の透過X線像をX線フィルムに写し込むのに必要な制御を行い、台車から取り出されたX線受像デバイスが2次元X線検出器である場合は、X線撮影制御手段が被検体に向けてX線管からX線を照射すると共にX線照射に伴って2次元X線検出器から出力されるX線検出信号に基づいて被検体の透過X線像に対応するX線画像を取得して表示モニタに表示するのに必要な制御を行なう移動式X線撮影装置。
  3. 請求項2に記載の移動式X線撮影装置において、2次元X線検出器がフラットパネル型X線検出器である移動式X線撮影装置。
JP2004231102A 2004-08-06 2004-08-06 移動式x線撮影装置 Active JP4415786B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231102A JP4415786B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 移動式x線撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004231102A JP4415786B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 移動式x線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006043274A JP2006043274A (ja) 2006-02-16
JP4415786B2 true JP4415786B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=36022469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004231102A Active JP4415786B2 (ja) 2004-08-06 2004-08-06 移動式x線撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4415786B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3235434A1 (en) 2008-05-20 2017-10-25 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Radiation image capturing system
JP5151699B2 (ja) * 2008-06-03 2013-02-27 コニカミノルタエムジー株式会社 放射線画像撮影システム
JP5151676B2 (ja) * 2008-05-20 2013-02-27 コニカミノルタエムジー株式会社 放射線画像撮影システム
JP5360409B2 (ja) * 2009-11-26 2013-12-04 株式会社島津製作所 回診用x線撮影装置
EP2584969B1 (en) * 2010-06-25 2016-11-23 Varian Medical Systems, Inc. Conversion of existing portable or mobile analog radiographic apparatus for enabling digital radiographic applications
WO2012032688A1 (ja) 2010-09-10 2012-03-15 株式会社島津製作所 移動式放射線撮影装置
JP6000787B2 (ja) * 2012-09-28 2016-10-05 キヤノン株式会社 放射線画像撮影装置および放射線画像撮影装置の制御方法
WO2014132362A1 (ja) * 2013-02-27 2014-09-04 株式会社島津製作所 X線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006043274A (ja) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4656001B2 (ja) 回診用x線装置
CN108024773B (zh) 放射线照射装置的监视器图像显示方法以及放射线照射装置
US8929512B2 (en) Mobile type radiographic apparatus
JP3610348B2 (ja) カセッテ型撮像装置及び放射線撮影装置
US20070133753A1 (en) Mobile x-ray acquisition apparatus
JPH05237086A (ja) X線撮影装置
JP4415786B2 (ja) 移動式x線撮影装置
JP2018029680A (ja) 放射線画像撮影台
JP4829163B2 (ja) 放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影方法
JP2017104200A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2009219552A (ja) X線診断装置
JP5553965B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP4428457B2 (ja) X線断層撮影装置
JP6342151B2 (ja) 移動型x線診断装置
JP2009254632A (ja) 放射線撮影装置
JP2007000176A (ja) 回診用x線撮影システム
JP2011120813A (ja) 回診用x線撮影装置
JP4211098B2 (ja) X線断層撮影装置
JP2009291531A (ja) X線診断装置
JP2007020869A (ja) X線撮影装置
WO2013145822A1 (ja) 移動型x線装置および平板型検出器の取り出し方法
JP4400400B2 (ja) 回診用x線撮影システム
WO2012050148A1 (ja) X線透視撮影装置及びx線透視撮影方法
JP2020116187A (ja) X線撮影装置
JP5754894B2 (ja) X線画像診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061206

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20090605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

RD15 Notification of revocation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7435

Effective date: 20090810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4415786

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4