JP5754894B2 - X線画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線画像診断装置に関する。
医療用画像診断装置の一つであるX線画像診断装置では、X線を発生するX線管と、このX線管に対向して配置されるX線検出器で構成される撮像系がCアーム保持装置に保持されている。このCアームの角度を3次元的に変えることによって被写体に対するX線の照射角度を変えることができ、検査対象となっている部位を見やすくなるようにしてX線撮影が可能である。またCアームに保持されるX線管とX線検出器のペアを回転させて撮影することで被写体の3次元断層写真を得ることも可能である。
この回転撮影は、例えば脳血管インターベンションにおいて、頭蓋内に挿入したステントの密着状態を把握するなどのため、3D Angio画像の収集などで実施される。従来の装置では、この回転撮影を行なう際、被写体に対して正面・側面等の位置決めを行った後、回転撮影条件を確認するために被写体に対してテストショットを行う。その後、Cアームの回転動作によって被写体との接触がないか、また周辺装置との接触がないか等の安全確認のために、Cアームの回転撮影を終了するエンド角に一旦移動してから、回転撮影のスタート角に移動し、回転軌道上に干渉物がないことを確認した上で、実際の回転撮影の画像収集が開始される。この動作を予備動作という。
頭蓋内に挿入したステントの密着状態を把握するために3D Angio画像を収集するケースなどでは、何度も回転撮影を実施する必要があり、この回転撮影の度に、被写体の撮影部位の位置決め→テストショット撮影→エンド位置へ移動→スタート位置への移動といった予備動作を繰り返して実施することとなり、このため検査時間の増大を招いてしまう。検査時間の増大は、医師および患者にとって精神的な負担を与える。
Cアーム保持装置を有するX線画像診断装置において、上記のような撮影の度に行われる予備動作、または規定位置にCアームを移動させるオートポジションニング動作などが記載された特許文献として以下のような文献がある(特許文献1参照)。
特開2006−25893号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、安全の確保と同時に、検査の迅速化が可能なX線画像診断装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1の実施形態によれば、被写体に照射するX線を発生するX線管及びこのX線管に対向して配置されるX線検出器で構成される撮像系が回転可能に設けられた保持部と、前記保持部の回転角を制御する保持部駆動部と、
前記X線管と前記X線検出器の間に配置される寝台と、前記寝台の位置を制御する寝台駆動部と、前記保持部を回転させて撮影を行う前に前記保持部の回転軌道上に存在する干渉物検出を行う干渉物検出部と、前記干渉物検出部によって前記回転軌道上に干渉物が検出されない場合に、回転撮影の予備動作を省略するよう前記保持部の回転を制御するシステム制御部と、を有することを特徴とするX線画像診断装置を提供する。
一実施形態に係るX線画像診断装置の構成図である。 同実施形態に係るX線画像診断装置のCアーム保持装置の構成図である。 同実施形態に係るX線画像診断装置の予備動作と被写体の位置ずれを説明する図である。(a)は初回、回転撮影時の場合、(b)は、初回以降の回転撮影において被写体の位置ずれがない場合、(c)は、初回以降の回転撮影において被写体の位置ずれがある場合である。 第1の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。 同実施形態に係るX線画像診断装置の干渉物検出を説明する図である。(a)は、超音波センサを用いた場合、(b)はカメラを用いた場合である。 第2の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。 第3の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。
本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下に述べる本発明の実施形態では、X線発生部及びX線検出部を端部に備えたCアームを回転自在に取り付けたX線画像診断装置について説明する。
<装置構成>
本発明の実施形態におけるX線画像診断装置の構成につき図1及び図2を用いて説明する。図1は、X線画像診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、X線画像診断装置のCアーム保持装置の構成を示す図である。
本発明の実施例のX線画像診断装置は、X線を被写体1に対して照射するX線発生部10と、被写体1を透過したX線を2次元的に検出するX線検出部11と、X線発生部10及びX線検出部11を保持するCアーム保持装置12と、被写体1を載置する寝台13と、X線発生部10におけるX線照射に必要な高電圧を発生する高電圧発生部14を備える。
また、このX線画像診断装置は更に、Cアーム保持装置12に保持されるCアームの回転や、寝台13の移動に対して制御を行う機構駆動部15と、X線検出部11において検出された被写体1の投影データに基づいてX線画像データの生成や保存、および各種演算を行なう画像・情報処理部16と、画像・情報処理部16に保存されている画像データの中から所望の画像データを表示する表示部17と、被写体情報、撮影シーケンス条件、表示条件、およびX線照射条件などの諸条件の選択や設定、更には各種コマンドの入力等を行なう操作部18と、X線画像診断装置の上記各ユニットを統括して制御するシステム制御部19を有する。
X線発生部10は、被写体1に対しX線を照射するX線管101と、X線管101から照射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器102を備えている。X線管101は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された熱電子を高電圧によって加速させ、この加速電子をタングステン陽極に衝突させることによりX線を発生させる。一方、X線絞り器102は、X線管101と被写体1の間に位置し、X線管101から照射されたX線ビームを所定の照射サイズに絞り込む機能を有している。
X線検出部11は、被写体1を透過したX線を電荷に変換して蓄積する平面状のX線検出器111と、Cアーム回転軌道上に干渉物が存在しないかどうかを検出するための干渉物検出器112を有する。この干渉物検出器112は、超音波センサや、カメラなどで構成する。これらの検出出力は、画像・情報処理部16へ送られて干渉物検出を行う。
尚、図示しないが、X線検出部11はX線検出器111に蓄積された電荷を読み出すためのゲートドライバと、読み出された電荷からX線投影データを生成する投影データ生成部などを備える。
X線検出器111は、微小な検出素子を列方向及びライン方向に2次元的に配列して構成されており、各々の検出素子はX線を感知し、入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミングで読み出すTFT薄膜トランジスタから構成される。
高電圧発生部14は、X線管101の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させる高電圧発生器141と、システム制御部19からの指示信号に従い、高電圧発生器141における管電流、管電圧、照射時間等のX線照射条件の制御を行なうX線制御部142を備える。
機構駆動部15は、Cアーム保持装置12に設けられたスライド機構、回転機構及び移動機構に対し駆動信号を供給するCアーム駆動部151と、寝台13の垂直方向への移動や水平方向への移動を行なうための駆動信号を供給する寝台駆動部152 と、Cアーム駆動部151及び寝台駆動部152を制御する駆動制御部153を備えている。
画像・情報処理部16は、X線検出器111の投影データなどの画像データを一時的または永久的に記憶する画像データ記憶部161と、画像データ記憶部161から所望の画像データを取得して3D Angio画像生成などの各種画像演算を行う画像演算処理部162と、透視画像から被写体1の位置ずれを検出する位置ずれ検出部163、およびX線検出部11に設置された干渉物検出器112からの検出データからCアーム軌道上に干渉物があるかどうかを判断する干渉物検出部164を有する。
表示部17は、画像・情報処理部16において生成された各種画像データの表示を行なう。
操作部18は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、更には、各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェイスであり、被写体情報の入力、X線照射条件や画像倍率の設定、「回転シーケンス」撮影などの撮影シーケンス選択、撮像系位置及び方向の設定、撮影開始コマンド等の各種コマンドの入力等が行なえる。
また、システム制御部19は、図示しないCPUと記憶回路を備え、装置制御情報や、操作部18から入力された操作者のコマンド信号、および各種初期設定条件等の情報を一旦記憶した後、これらの情報に基づいてX線画像診断装置の上記各ユニットを統括的に制御する。
Cアーム保持装置12の構成につき図2を用いて具体的説明する。図2は、X線発生部10とX線検出部11で構成される撮像系が取り付けられたCアーム保持装置12と被写体が載置される寝台13を示している。
X線発生部10とX線検出部11が取り付けられたCアーム21は、アームホルダ22を介してスタンド23によって保持される。また、スタンド23は、床旋回アーム24を介して床面25に固定される。
この図では、以下の説明を容易にするために寝台13の長手方向(被写体の体軸方向)をY軸、スタンド23の中心軸方向をZ軸、又、前記Y軸及びZ軸と直交する方向をX軸としているが、寝台13の長手方向は、Cアーム保持装置12に対し任意の方向に設定可能である。
このCアーム保持装置12は、Cアーム21の一端(下端)にX線発生部10が、又、他端(上端)にX線検出部11が対向して取り付けられている。
また、前記Cアーム21は、アームホルダ22を介してスタンド23に保持されており、アームホルダ22の側面にはCアーム21が矢印aで示す方向(回転軸X1)にスライド自在に取り付けられている。一方、アームホルダ22は、スタンド23に対して矢印bで示した方向、即ち、Y1方向の回転軸を中心として回転自在に取りつけられ、このアームホルダ22の回転に伴ってCアームもY1方向の回転軸を中心として回転を行なう。そして、a方向に対するCアーム21のスライドとb方向に対するアームホルダ22の回転により、Cアーム21の両端部に取り付けられた撮像系は寝台13に載置された被写体1に対して任意の位置に設定される。
一方、床面25には、床旋回アーム24が配置され、この床旋回アーム24の一端は床面25に対し回転軸Z1(矢印で示すd方向)に回転自在に取り付けられ、床旋回アーム24の他端には前記スタンド23が、回転軸Z2(矢印で示すc方向)を中心に回転自在に取り付けられている。この場合、床旋回アーム24の回転軸Z1及びスタンド23の回転軸Z2は何れもZ軸方向に位置するように設定される。そして、回転軸Z1を中心とした床旋回アーム24の回転によってスタンド23、アームホルダ22及びCアーム21を被写体1から離れた位置に退避させることが可能となる。
本実施形態では、Y1回転軸方向(矢印で示すb方向)に、Cアーム21を回転させ、被写体1の回転撮影を行うものとして説明を行う。
図3は、X線画像診断装置の予備動作と被写体位置検出用透視画像(以下透視画像と称す)を用いて被写体の位置ずれを説明する図である。(a)は初回、回転撮影時の場合、(b)は、初回以降の回転撮影において被写体の位置ずれがない場合、(c)は、初回以降の回転撮影において被写体の位置ずれがある場合である。
図中のSAはCアーム12のスタート角、TAは透過画像撮影角、EAはエンド角を示す。
初回、回転撮影時においては、まず、図3(a)の点線矢印(1)に示すように、Cアーム21はスタート角SAから、被写体1の透視画像を撮影するための透視画像撮影角度TAに移動する。この場合、被写体1の正面での位置決めを行い、Cアーム21のアーム角位置、および寝台13の位置情報を装置制御位置情報(以下位置情報と称する)としてシステム制御部19の図示しないメモリ記録し、位置決めをした角度位置TAで透視画像撮影を行う。
被写体1の透視画像は、画像・情報処理部16の画像データ記録部161に送られ、さらに画像演算処理部162で画像処理されることにより、図3(a)の右図のように、表示部17に被写体1頭部の透視画像31aを表示する。そして、位置ずれ検出部163では、被写体1の透視画像31aの頭部輪郭32を画像演算処理部162で抽出しておき、次の回転撮影時の被写体1頭部の透視画像と比較をし、被写体1の位置ずれを検出するものとする。
回転撮影時のCアーム21の回転動作によって被写体1との接触がないか、また周辺装置との接触がないか等の安全確認のために、点線矢印(2)に示すように、回転撮影を終了するエンド角EAにCアーム21を一旦移動してから、点線矢印(3)に示すように回転撮影のスタート角SAに移動し、Cアーム21の回転軌道上に干渉物がないことを確認する。この一連の動作を予備動作という。
予備動作終了後の連続する回転撮影においては、図3(b)の右図に示すように、今回の透視画像31bと初回の頭部輪郭32に被写体1の位置ずれがなく同じであれば、予備動作を省略して、Cアーム21をスタート角SAへ移動させる。その後回転撮影を行う。
また、図3(c)の右図に示すように、今回の透視画像31bと前回の頭部輪郭32とで被写体1の位置ずれがある場合には、寝台13を移動させ、今回の透視画像31bと初回の頭部輪郭32が同じになるように、機械駆動部15(寝台駆動部152)を制御し、位置ずれがないようにすることができれば、予備動作を省略して、スタート角SAへCアーム21を移動させ、その後回転撮影を行う。
<第1の実施形態>
図4は、本発明の第1の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。このフローチャートに従い、本実施形態を詳細に説明する。
ステップST401では、回転撮影の予備動作を行う。この時、被写体1の透視画像を撮影するとともにCアーム21のアーム角位置、および寝台13の位置を位置情報としてシステム制御部19に記録する。その後、実際にCアーム21をエンド角EAからスタート角SAまで低速で回転させることでCアーム回転軌道上に干渉物が存在しないかどうかの確認をおこなう。
ステップST402では、回転撮影を実施する。ステップST403では、再度連続して回転撮影をする場合、回転撮影シーケンスを操作部18より選択する。
ステップST404では、まず回転撮影を行う前に、Cアーム21の現在のアーム角位置、および寝台13の現在位置が、初回予備動作で撮影した透視画像の位置と同じかどうかをシステム制御部19に記憶されている位置情報と比較し、両方が同じであれば(ST404:Yes)、透視画像の収集を行う(ステップST405)。
現在のCアーム21のアーム角位置と寝台13の位置情報が、初回予備動作で透視画像を撮影した時のCアーム21のアーム角位置、および寝台13の位置情報とが違う場合には(ST404:No)、ステップST401Cのアーム角位置、および寝台位置になるようにオートポジショニングを行い、初回位置にて透視画像を収集する(ステップST406)。
ステップST407では、取得した透視画像を基に、被写体位置が初回と同じかどうか位置ずれ検出部163により判断を行う。被写体位置が初回と同じであれば(ST407:Yes)、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
被写体位置が初回と違う場合は(ST407:No)、ステップST409で、寝台駆動部152により、被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させる。この時、寝台位置がCアームの軌道上に入って干渉しないかどうかを計算によって判断し、または被写体1の位置ずれが大きく、寝台13の位置の修正が不可能な場合(ST409:Yes)、表示部17または、操作部18の表示パネル、および音声などで被写体ずれ警告を行い(ステップST410)、ステップST401に戻り、被写体を正しい寝台位置に横臥させ、初回と同じ予備動作を行う。
被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させることが可能な場合は(ST409:No)、被写体1の位置ずれの自動修正を終了し(ステップST411)、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
以上説明したように、第1の実施形態によれば,透視画像を取得するCアームの位置、および寝台の位置が同じで、かつ被写体位置が同じである場合に予備動作を省略する。また、寝台上の被写体位置がずれていても、寝台位置を移動させ初回と同じ位置に被写体を移動させることができるため、この場合も予備動作を省略する。従って、例えば脳血管インターベンションにおいて、頭蓋内に挿入したステントの密着状態を把握するために3D Angio画像を収集するケースなどでは、何度も回転撮影を実施する必要があり、回転撮影の度に繰り返して行われていた、被写体の撮影部位の位置決め→テストショット撮影→エンド位置へ移動→スタート位置への移動といった、煩雑な予備動作を省略できる。これにより検査時間の短縮化が可能であり、医師および患者にとって精神的な負担を軽減できるという効果を奏する。
<第2の実施形態>
例えば、術中に使用した内視鏡などをCアーム21の回転軌道上に置き忘れていたような場合、第1の実施形態では、安全性が問題となる。従って本実施形態は、第1の実施形態に加え、Cアーム21の回転軌道上に干渉物があるかないかを確認して予備動作の省略を行うことを特徴とする。
図5は、干渉物検出方法を示した図である。(a)は、超音波センサを用いた場合、(b)はカメラを用いた場合である。
例えば、Cアーム21のX線検出器11側に超音波センサまたはカメラなどの干渉物検出器112を設置し、術中に使用した内視鏡等の干渉物が、Cアーム21の回転軌道上に残留していないかどうかを確認する。干渉物検出器112の検出出力は、干渉物検出部164に送られ干渉物の有無を判断した後、予備動作が省略できるかどうかシステム制御部19で決定される。
図6は、本発明の第2の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。
ステップST401では、回転撮影の予備動作を行う。この時、被写体1の透視画像を撮影するとともにCアーム21の位置、および寝台13の位置を位置情報としてシステム制御部19に記録する。その後、実際にCアーム21をエンド角EAからスタート角SAまで低速で回転させることでCアーム回転軌道上に干渉物が存在しないかどうかの確認をおこなう。
ステップST402では、回転撮影を実施する。ステップST403では、再度連続して回転撮影をする場合、回転撮影シーケンスを操作部18より選択する。
ステップST404では、まず回転撮影を行う前に、Cアーム21の現在のアーム角位置、および寝台13の現在位置が、初回予備動作で撮影した透視画像の位置と同じどうかをシステム制御部19に記憶されている位置情報と比較し、両方が同じであれば(ST404:Yes)、透視画像の収集を行う(ステップST405)。
現在のCアーム21のアーム角位置と寝台13の位置情報が、初回予備動作で透視画像を撮影した時のCアーム21のアーム角位置、および寝台13の位置情報とが違う場合には(ST404:No)、ステップST401のCアーム角位置、および寝台位置になるようにオートポジショニングを行い、初回位置にて透視画像を収集する(ステップST406)。
ステップST407では、取得した透視画像を基に、被写体位置が初回と同じかどうか位置ずれ検出部163により判断を行う。被写体位置が初回と同じであれば(ST407:Yes)、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
被写体位置が初回と違う場合は(ST407:No)、ステップST409で、寝台駆動部152により、被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させる。この時、寝台位置がCアームの軌道上に入って干渉しないかどうかを計算によって判断し、または被写体1の位置ずれが大きく、寝台13の位置の修正が不可能な場合(ST409:Yes)、表示部17または、操作部18の表示パネル、および音声などで被写体ずれ警告を行い(ステップST410)、ステップST401に戻り、被写体を正しい寝台位置に横臥させ、初回と同じ予備動作を行う。
被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させることが可能な場合は(ST409:No)、被写体1の位置ずれの自動修正を終了する(ステップST411)。
ステップST601では、干渉物検出部164において干渉物検出器112の検出出力からCアーム21の回転軌道上に、干渉物が存在しないかどうかを判断する(ST601)。干渉物がCアーム21の回転軌道上にある場合(ST601:Yes)には、表示部17または、操作部18の表示パネル、および音声などで干渉物を移動するように警告を行う(ST602)。
干渉物がCアーム21の回転軌道上にない場合(ST601:No)には、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、Cアーム軌道上の干渉物を検出しているので、干渉物がない状態で回転撮影を行うことが可能である。この結果、回転撮影に対する危険を除去でき、安全性を高める効果を奏する。
<第3の実施形態>
本実施形態は、リアルタイムで被写体の透視画像を取得しておくことで、被写体の動きがあるかないかをすばやく認識できることを特徴とする。
図7は、本発明の第3の実施形態における回転撮影時のフローチャートである。
ステップST401では、回転撮影の予備動作を行う。この時、被写体1の透視画像を撮影するとともにCアーム21の位置、および寝台13の位置を位置情報としてシステム制御部19に記録する。その後、実際にCアーム21をエンド角EAからスタート角SAまで低速で回転させることでCアーム回転軌道上に干渉物が存在しないかどうかの確認をおこなう。
ステップST402では、回転撮影を実施する。その後、ステップST401の透視画像を撮影した位置にCアームを移動させ、例えば被写体1の透視画像を常に数フレーム分収集して保持しておく(ステップST701)。
ステップST403では、再度連続して回転撮影をする場合、回転撮影シーケンスを操作部18より選択する。ステップST407では、数フレーム分収集した透視画像を基に、例えば、一番最新の透視画像を用いて、被写体1の位置が初回と同じかどうか位置ずれ検出部163により判断を行う。被写体位置が初回と同じであれば(ST407:Yes)、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
被写体位置が初回と違う場合は(ST407:No)、ステップST409で、寝台駆動部152により、被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させる。この時、寝台位置がCアームの軌道上に入って干渉しないかどうかを計算によって判断し、または被写体1の位置ずれが大きく、寝台13の位置の修正が不可能な場合(ST409:Yes)、表示部17または、操作部18の表示パネル、および音声などで被写体ずれ警告を行い(ステップST410)、ステップST401に戻り、被写体を正しい寝台位置に横臥させ、初回と同じ予備動作を行う。
被写体位置が初回と同じ位置になるように寝台13の位置を修正移動させることが可能な場合は(ST409:No)、被写体1の位置ずれの自動修正を終了し(ステップST411)、予備動作を省略して回転撮影を行う(ステップST408)。
なお、ステップST701において被写体1の透視画像を常に数フレーム分収集した例を述べたが、連続的に透視画像をリアルタイムに収集し、被写体の位置ずれを常時監視しておき、連続する回転撮影シーケンスが選択された段階で、被写体の位置ずれがない場合は、予備動作を省略するようにしてもよい。
以上説明したように、第3の実施形態では、リアルタイムで被写体の透視画像を取得し、かつCアーム21のアーム角位置、および寝台13の寝台位置を取得しておく。このようにリアルタイムで被写体の動きを監視することで、さらにすばやく被写体の寝台上の位置ずれを認識することができる。したがって被写体の位置ずれがない場合には、連続回転撮影が選択された段階ですぐに予備動作を省略することができる。これにより検査のスループットを上げることが可能で、医師および患者にとっても精神的な負担を軽減できるという効果を奏する。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記第1から第3に示す実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本発明の技術思想を用いる限りこれらの変形例も本発明に含まれる。
10…X線発生部、
11…X線検出部、
12…Cアーム保持装置、
13…寝台、
14…X線高圧発生部
15…機構駆動部、
16…画像・情報処理部
17…表示部、
18…操作部、
19…システム制御部。

Claims (7)

  1. 被写体に照射するX線を発生するX線管及びこのX線管に対向して配置されるX線検出器で構成される撮像系が回転可能に設けられた保持部と、
    前記保持部の回転角を制御する保持部駆動部と、
    前記X線管と前記X線検出器の間に配置される寝台と、
    前記寝台の位置を制御する寝台駆動部と、
    前記保持部を回転させて撮影を行う前に前記保持部の回転軌道上に存在する干渉物検出を行う干渉物検出部と、
    前記干渉物検出部によって前記回転軌道上に干渉物が検出されない場合に、回転撮影の予備動作を省略するよう前記保持部の回転を制御するシステム制御部と、
    を有することを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 前記寝台に載置する前記被写体の透視画像を前記撮像系から取得し、前記被写体の位置ずれを検出する位置ずれ検出部を更に有し、
    前記システム制御部は、前記透視画像を取得したときの前記保持部の回転角制御位置と、前記寝台の制御位置が同じで、前記位置ずれ検出部の被写体の位置ずれがない場合は、それ以降の回転撮影時の予備動作を省略するよう前記保持部の回転を制御することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 回転撮影を連続して行う場合、前記保持部の回転角制御位置と寝台の制御位置が異なる場合は、前記予備動作の保持部の回転角制御位置および寝台の制御位置に戻すことを特徴とする請求項2記載のX線画像診断装置。
  4. 前記位置ずれ検出部で検出された被写体の位置ずれがなくなるように前記寝台の位置を制御することを特徴とする請求項2又は3記載のX線画像診断装置。
  5. 前記被写体の位置ずれ検出をリアルタイムに行い、連続して回転撮影を行う場合、その回転撮影を行う直前の位置ずれ値を使用することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のX線画像診断装置。
  6. 前記干渉物検出は、超音波センサ又はカメラであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のX線診断装置。
  7. 前記干渉物検出部によって前記回転軌道上に干渉物が検出された場合に、警告を行う警告部を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のX線画像診断装置。
JP2010134909A 2010-06-14 2010-06-14 X線画像診断装置 Active JP5754894B2 (ja)

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