JP2011083160A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽負荷電流検出の精度を確保しつつ、軽負荷時における動作効率を向上を図る。
【解決手段】第1のパワートランジスタ41に流れる電流を検出するセンサ6と、センサ6により検出された電流に比例した電流を生成し、その生成された電流が所定の検出レベルを上回った際に所定の検出信号を検出する比例電流検出回路1と、比例電流検出回路1の出力を、第1のパワートランジスタ41のオン・オフにおける所定のタイミングでラッチするラッチ回路2と、ラッチ回路2の出力信号と出力電圧に基づいて、制御回路3の動作状態の切り換えのための信号を制御回路3へ出力する動作モード切替器30とを具備し、動作モード切替器30の出力信号により制御回路3の動作を制御せしめて、負荷電流の出力状態に応じて第1のパワートランジスタ41のオン・オフを制御可能に構成されたものとなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に係り、特に、動作効率の向上等を図ったものに関する。
従来、スイッチング電源装置においては、軽負荷動作状態における動作効率の改善に関する提案、実用化が種々なされている(例えば、特許文献1等参照)。
図9には、特許文献1等において提案されている軽負荷動作状態における動作効率の改善を図ったスイッチング電源装置の回路構成例が、また、図10には、主要部における波形図が、それぞれ示されており、以下、同図を参照しつつ、この従来回路について説明する。
この従来回路は、出力電圧Vout と基準電圧VREF4との比較結果に基づいて、制御回路107によるPWM(パルス変調)制御によりスイッチング素子であるPチャンネルMOSトランジスタMPがオン・オフ制御されることで、入力電圧Vinが所望の出力電圧Voutに変換されるよう構成されると共に、次述するようにして、負荷の軽重に応じて、PチャンネルMOSトランジスタMPのオン・オフが制御されるようになっている。
すなわち、まず、重負荷モードにある場合、出力電圧Voutが抵抗器RB1と抵抗器RB2とで抵抗分圧されてフィードバックされ、第1の比較器102により基準電圧VREF4と比較され、その比較結果に応じて制御回路107によるPWM制御によってPチャンネルMOSトランジスタ(以下「トランジスタ」と称する)MPがオン・オフ制御されるものとなっている。
一方、軽負荷モードにあっては、第2の比較器103及び第4の比較器104において、それぞれオフセット設定電源105、106によって設定された比較レベルと検出用抵抗器Rsenseにおける電圧降下との比較により、検出用抵抗器Rsenseを流れる電流ILの検出が行われ、電流ILの大きさにより回路動作が軽負荷モードに切り換えられ、制御回路107によるトランジスタMPのオン・オフが制御されるようになっている。
ここで、図10を参照しつつ、軽負荷モードについてさらに詳述する。
まず、第2及び第3の比較器103,104にオフセット設定電源105,106により設定される比較用の電圧を、インダクタL1に流れる電流ILに換算した比較レベルで表したものを、それぞれILP、ILB(ILP>ILB)とする。
電流ILPは、電流ILのピーク電流であって、軽負荷モードの上限値であり、電流ILBは、電流ILの最低電流であって、軽負荷モードの下限値であり、例えば、「0」に設定される。
第2の比較器103においては、インダクタ電流ILがピーク電流ILPを超えた場合に論理値Highに相当するレベルの信号が出力されるものとなっている。
また、第3の比較器104においては、インダクタ電流ILが最低電流ILBを下回った場合に論理値Lowに相当するレベルの信号が出力されるものとなっている。
そして、軽負荷モードでは、出力電圧Voutが所望の電圧より低下して、第1の比較器102の出力が論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化した際に、トランジスタMPが制御回路107によりオン状態とされ、インダクタ電流ILがピーク電流ILPに達して第2の比較器103の出力が論理値Lowから論理値Highに相当するレベルとなると、トランジスタMPが制御回路107によりオフとされるようになっている(図10(a)参照)。
そして、インダクタ電流ILが最低電流ILBより下回り、第3の比較器104の出力が論理値Highから論理値Lowに相当するレベルとなると、第1の比較器102による出力電圧Voutの監視動作に戻り、再び、出力電圧Voutが所望の電圧より低下するとトランジスタMPが制御回路107によりオンとされるようになる。
なお、図10(b)は、負荷がやや重い場合のインダクタ電流ILの変化と出力電圧Voutの変化を示すものであり、この場合、インダクタ電流ILが連続する点が軽負荷の場合と異なるが、この点を除けば、回路動作は基本的に上述の軽負荷の場合と同様である。
また、軽負荷モードから重負荷モードへの切換は、出力電圧Voutが所定時間以上、所望の電圧より低下した場合に行われるようになっている。
特開平9−215319号公報(第3−9頁、図1−図11)
しかしながら、上述の従来回路にあっては、インダクタL1の出力側に接続された検出用抵抗器Rsenseにおける電力損失が生ずるため、効率の低下が発生するという問題がある。また、検出用抵抗器Rsenseによる効率低下を極力抑圧するためには、その抵抗値を小さくしなければならないが、抵抗値の制限は、先のピーク電流ILPと最低電流ILBの設定範囲を制限するものとなり、十分な電流検出範囲が確保できなくなるという問題もある。
さらに、検出用抵抗器Rsenseの抵抗値、オフセット設定電源105,106の電圧、比較器102〜104のオフセット電圧は、軽負荷電流の検出誤差に影響を及ぼすので、検出誤差のばらつき抑圧のためには、それぞれの精度向上が必要となるという問題が生ずる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、動作効率の低下を招くことなく、出力電流検出用の抵抗器や基準電圧の設定精度の向上を必要とすることなく、さらには、精度の高い比較器を要することなく、軽負荷電流検出の精度を確保しつつ、軽負荷時における動作効率の高いスイッチング電源装置を提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るスイッチング電源装置は、
メインスイッチング素子とインダクタとが直列接続され、前記メインスイッチング素子の他端側に入力電圧が印加可能とされる一方、前記インダクタの他端とグランドとの間には平滑用コンデンサが接続され、前記メインスイッチング素子の動作制御を行う制御回路が設けられ、前記制御回路による前記メインスイッチング素子のオン・オフ制御により前記インダクタと平滑用コンデンサとの接続点に降圧出力電圧が得られるよう構成されてなるスイッチング電源装置であって、
前記メインスイッチング素子に流れる電流を検出するセンサ手段と、
前記センサ手段により検出された電流に比例した電流を生成し、当該生成された電流が所定の検出レベルを上回った際に所定の検出信号を出力する比例電流検出回路と、
前記比例電流検出回路の出力を、前記メインスイッチング素子のオン・オフにおける所定のタイミングでラッチするラッチ回路と、
前記ラッチ回路の出力信号と前記降圧出力電圧に基づいて、前記制御回路の動作状態の切り換えのための信号を前記制御回路へ出力する動作モード切替器と、を具備し、前記動作モード切替器の出力信号により前記制御回路の動作を制御せしめて、負荷電流の出力状態に応じて前記メインスイッチング素子のオン・オフが制御可能に構成されてなるものである。
また、上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るスイッチング電源装置は、
メインスイッチング素子とインダクタとが直列接続され、前記メインスイッチング素子の他端側に入力電圧が印加可能とされる一方、前記インダクタの他端とグランドとの間には平滑用コンデンサが接続され、前記メインスイッチング素子とインダクタの相互の接続点とグランドとの間には、サブスイッチング素子が設けられると共に、前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子の動作制御を行う制御回路と、前記制御回路の制御信号に基づいて前記メインスイッチング素子の駆動を行う第1のドライバ回路と、前記制御回路の制御信号に基づいて前記サブスイッチング素子の駆動を行う第2のドライバ回路が、それぞれ設けられ、前記制御回路による前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子のオン・オフ制御により前記インダクタと平滑用コンデンサとの接続点に出力電圧が得られるよう構成されてなるスイッチング電源装置であって、
前記メインスイッチング素子に流れる電流を検出するセンサ手段と、
前記センサ手段により検出された電流に比例した電流を生成し、当該生成された電流が所定の検出レベルを上回った際に所定の検出信号を出力する比例電流検出回路と、
前記比例電流検出回路の出力を、前記メインスイッチング素子のオン・オフにおける所定のタイミングでラッチするラッチ回路と、
前記ラッチ回路の出力信号と前記降圧出力電圧に基づいて、前記制御回路の動作状態の切り換えのための信号を前記制御回路へ出力する動作モード切替器と、を具備し、
前記動作モード切替器の出力信号により前記制御回路の動作を制御せしめると共に、前記制御回路の出力信号及び前記ラッチ回路の出力信号により前記第2のドライバ回路の動作を制御せしめ、負荷電流の出力状態に応じて前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子のオン・オフを制御可能に構成されてなるものも好適である。
請求項1記載の本発明によれば、メインスイッチング素子の電流検出のため、比例電流検出回路においてメインスイッチング素子を流れる電流に比例した電流を発生させ、その電流を検出するよう構成したことにより、従来と異なり、微小電圧を検出する高精度の比較器が不要となり、装置の低価格化を図ることができる。特に、半導体集積回路では、常に素子ばらつきが発生しており、そのため、比較器の高精度化のための高度な回路技術が必要となるが、請求項1記載の発明においては、そのような特別の高度な回路技術を用いることなく、通常の回路での実現が可能となるという効果を奏するものである。
請求項2記載の発明においては、サブスイッチング素子を軽負荷時に制御可能としているため、電流不連続モードにおいて、出力段のインダクタに蓄積されたエネルギーを、降圧型のスイッチング電源装置の場合には、グランドに、昇圧型のスイッチング電源装置の場合には、入力電源へ放出する抑制動作制御が可能となり、効率低下を抑制することができるという効果を奏するものである。
請求項3記載の発明においては、センサ用抵抗器と第1の抵抗器により第1のメインスイッチング素子の電流に比例した比例電流を得るよう構成したことで、センサ用抵抗器と第1の抵抗器の抵抗値の比で比例電流の大きさが設定可能であり、従来に比して回路設計の自由度が高い。また、第2の抵抗器は、メインスイッチング素子に流れる電流が直接流れるものではなく、その比例電流が流れるため、従来と異なり、大きい抵抗値のものを用いることが可能であり、そのため、抵抗値のばらつきの影響が従来に比して確実に小さい。
さらに、第2の抵抗器における電圧降下は、従来と異なり、十分大きな電圧であるため、第1の比較器は、従来と異なり、入力オフセット電圧などに対して高精度の回路構成を必要とせず、通常のものを用いることができ、装置の低価格化を図ることができる。
またさらに、出力電圧を第2の誤差増幅器により検出して発振器を制御することにより、軽負荷時に所望の出力電圧より上昇した場合に、メインスイッチング素子が適宜動作せしめるよう構成されているため、従来と異なり、軽負荷のさらなる効率化を図ることができる。
請求項4記載の発明においては、第2の誤差増幅器の電圧を第3の比較器において第3の基準電圧と比較することで、実質的にメインスイッチング素子のオンデューティの検出が行われ、それに応じて発振器が制御されるため、軽負荷時の出力電圧の制御性が、請求項3記載の発明に比して、さらに良好となる。
請求項5記載の発明においては、請求項2記載の発明及び請求項3記載の発明同様の効果を奏すると共に、軽負荷時におけるさらなる効率向上を図ることができる。
請求項6記載の発明においては、請求項2記載の発明及び請求項4記載の発明同様の効果を奏すると共に、軽負荷におけるさらなる効率向上と出力電圧の制御性を向上することができる。
請求項7記載の発明においては、比例電流の検出に検出回路用第1及び第2のトランジスタを用いた構成であるため、半導体集積回路における抵抗素子の領域を不要とし、チップレアウトの縮小が可能となるという効果を奏する。
本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置の第1の基本構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置の第2の基本構成例を示す構成図である。 図1に示された第1の構成例におけるスイッチング電源装置の主要部におけるタイミング波形図であって、図3(A)は第1のスイッチング素子に印加される制御信号のタイミング波形図、図3(B)はインダクタに流れる電流のタイミング波形図、図3(C)は比例電流検出回路の出力信号のタイミング波形図、図3(D)はラッチ回路の出力信号のタイミング波形図である。 図1に示された第1の基本回路のより具体的な第1の回路構成例を示す回路図である。 図1に示された第1の基本回路のより具体的な第2の回路構成例を示す回路図である。 図2に示された第2の基本回路のより具体的な第1の回路構成例を示す回路図である。 図2に示された第2の基本回路のより具体的な第2の回路構成例を示す回路図である。 図1に示された第1の基本回路のより具体的な第3の回路構成例を示す回路図である。 従来のスイッチング電源装置の回路構成例を示す回路図である。 図9に示された従来回路の主要部におけるタイミング波形を示すタイミング波形図であり、図10(a)は、軽負荷状態における出力電流と出力電圧との関係を示すタイミング波形図、図10(b)は、負荷がやや重い場合の出力電流と出力電圧との関係を示すタイミング波形図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図8を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置の第1の基本構成例について、図1を参照しつつ説明する。
図1に示されたスイッチング電源装置は、メインスイッチング素子としての第1のパワートランジスタ(図1においては「MP」と表記)41と、インダクタ(図1においては「L1」と表記)42と、整流用ダイオード(図1においては「D1」と表記)43と、制御部101とに大別されて構成されたいわゆる降圧型のスイッチング電源装置である。
本発明の実施の形態において、第1のパワートランジスタ41には、PチャンネルパワーMOSトランジスタが用いられており、そのソースには、電源15が接続される一方、ドレインには、インダクタ42の一端及び整流用ダイオード43のカソードが接続されている。
インダクタ42の他端は、負荷16に接続されるようになっていると共に、グランドとの間には、平滑用コンデンサ(図1においては「Co」と表記)44と、直列接続された第1及び第2の帰還用抵抗器(図1においては、それぞれ「RB1」、「RB2」と表記)45,46が接続されている。
一方、整流用ダイオード43のアノードは、グランドに接続されている。
また、第1のパワートランジスタ41のゲートは、制御部101を構成するPチャンネルドライバ回路(図1においては「P−DRV」と表記)4の出力段に接続されている。
本発明の実施の形態における制御部101は、比例電流検出回路(図1においては「I−DET」と表記)1と、ラッチ回路(図1においては「LATCH」と表記)2と、動作モード切替器(図1においては「MODE」と表記)30と、制御回路(図1においては「CONT」と表記)3と、Pチャンネルドライバ回路4と、センサ6とを有して構成されたものとなっている。
最初に、センサ手段としてのセンサ6は、第1のパワートランジスタ41に流れる電流、すなわち、PチャンネルパワーMOSトランジスタのソースに流れる電流を間接的に検出するもので、その検出信号は、比例電流検出回路1の入力段に入力されるようになっている。
比例電流検出回路1は、センサ6から入力された第1のパワートランジスタ41に流れる電流に対応した検出信号のレベルが所定の電流検出基準値を超えた際に論理値Highに相当するレベルの信号を出力するよう構成されてなるもので、その出力は、ラッチ回路2の入力段に入力されるようになっている。
ラッチ回路2は、制御回路3の出力信号に同期して比例電流検出回路1の出力の論理値Lowから論理値Highの変化をラッチするよう構成されてなり、その出力は、動作モード切替器30に入力されるようになっている。
動作モード切替器30は、ラッチ回路2の出力信号に応じて制御回路3に対して、その動作の切り替えのための制御信号を制御回路3へ出力するよう構成されてなるものである。
制御回路3は、動作モード切替器30からの制御信号と共に、第1及び第2の帰還用抵抗器45,46の相互の接続点に得られる帰還用電圧が入力されると共に、これら入力に基づいて、第1のパワートランジスタ41のオン・オフ制御のため信号を出力するよう構成されたものとなっている。
制御回路3の出力は、Pチャンネルドライバ回路4において第1のパワートランジスタ41の駆動に適する信号に変換されて第1のパワートランジスタ41のゲートに印加されるようになっている。
次に、かかる構成における動作について、図3を参照しつつ説明する。
まず、図3の期間T1において、第1のパワートランジスタ41の電流、すなわち、PチャンネルパワーMOSトランジスタの電流、換言すれば、インダクタ42を流れる電流が通常である場合、第1のパワートランジスタ41に流れる電流は、第1のパワートランジスタ41がオン状態となった後、若干の時間経過の後に所定の電流検出基準を超えることとなる。
このとき、センサ6により検出され、比例電流検出回路1において変換された電流は、図3(B)の如くとなり、比例電流検出回路1において所定の電流基準値を超えた際に、比例電流検出回路1の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する(図3(C)参照)。
ラッチ回路2においては、制御回路3からPチャンネルドライバ回路4を介して第1のパワートランジスタ41のゲートへ印加される制御信号(以下「PchパワーMOS制御信号」と称する)の立ち上がりで比例電流検出回路1の出力をラッチするが、期間T1より以前の回路動作状態が通常の状態であるとすると、出力は論理値Highに相当するレベルとなっており、上述のようにラッチが行われても出力は論理値Highに相当するレベルのままで変化はない。
次に、期間T2において、インダクタ42に流れる電流が軽負荷状態となる場合、比例電流検出回路1におけるインダクタ電流検出波形は、所定の電流検出基準を超えず(図3(B)参照)、そのため、比例電流検出回路1の出力は論理値Lowに相当するレベルのままで変化しない(図3(C)参照)。
そして、ラッチ回路2において、PchパワーMOS制御信号の立ち上がりで比例電流検出回路1の出力がラッチされると、ラッチ回路2の出力は、論理値Highから論理値Lowに相当するレベルに変化する(図3(A)及び図3(D)参照)。
このラッチ回路2における出力の論理値Lowに相当するレベル変化によって、動作モード切替器30により制御回路3の動作は、軽負荷動作時の状態とされることとなる。
次いで、次の期間T3においても、比例電流検出回路1におけるインダクタ電流検出波形が所定の電流基準を超えないとすると(図3(B)参照)、比例電流検出回路1の出力は、論理値Lowに相当するレベルのままで(図3(C)参照)、同時にラッチ回路2の出力も論理値Lowに相当するレベルのままであるため(図3(D)参照)、軽負荷動作状態が継続されることとなる。
次に、期間T4において、比例電流検出回路1におけるインダクタ電流検出波形が再び所定の電流検出基準を超えると、電流検出基準を超えた時点で比例電流検出回路1の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する(図3(B)及び図3(C)参照)。
そして、PchパワーMOS制御信号の立ち上がりで比例電流検出回路1の出力がラッチ回路2によりラッチされると、ラッチ回路2の出力は、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化し(図3(D)参照)、その結果、制御回路3による第1のパワートランジスタ41のオン・オフ制御は、軽負荷動作状態から通常動作となる。
この第1の基本構成例においては、次述するように、第1のパワートランジスタ41の電流検出のための回路の精度を、従来と異なり、通常の精度のものとすることが可能となる。
まず、通常、第1のパワートランジスタ41の電流を検出する場合において、例えば、その電流全部、又は、一部を検出用抵抗器(図示せず)に流して検出するような構成を採る際、第1のパワートランジスタ41に大電流が生じても検出用抵抗器の電圧降下を小さくして回路の動作効率に影響を与えないようにするため、検出用抵抗器を小さなものとする必要がある。ここで、電圧降下をΔV、検出用抵抗器の抵抗値をr、第1のパワートランジスタ41の出力電流をIpoとすると、電圧降下ΔVは、ΔV=r×Ipo(式1)となることは周知の通りである。
ところが、軽負荷時にIpoが小さくなると、ΔVは微小電圧になるため、ΔVを精度良く検出する必要が生じ、高精度の比較器などを要することとなる。
しかしながら、本発明の実施の形態においては、比例電流検出回路においてIpoに比例した電流を発生させて、その電流検出を行うよう構成されているため、微小電圧を高精度で検出する比較器などが不要となり、通常の回路構成で実現できることとなる。特に、半導体集積回路化した場合に、半導体集積回路では、常に素子ばらつきが発生しており、そのため、比較器の高精度化のための高度な回路技術が必要となるが、上述した第1の基本構成例では、そのよう高度の回路技術を要することなく実現が可能となる。
次に、本発明の実施の形態におけるスイッチング電源装置の第2の基本構成例について、図2を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の基本構成例は、図1に示された基本構成例における整流用ダイオード43と並列に、サブスイッチング素子としての第2のパワートランジスタ(図2においては「MN」と表記)51を設け、同期整流方式の構成とした点が、図1における構成例と異なるものである。
以下、具体的に説明すれば、まず、この構成例において、第2のパワートランジスタ51には、NチャンネルパワーMOSトランジスタが用いられており、そのドレインは、第1のパワートランジスタ41のドレインに接続される一方、ソースは、グランドに接続されたものとなっている。
また、第2のパワートランジスタ51のゲートは、第2のパワートランジスタ51と共に設けられたNチャンネルドライバ回路(図2においては「N−DRV」と表記)5の出力段に接続されている。
このNチャンネルドライバ回路5は、Pチャンネルドライバ回路4同様、制御回路3から入力される第2のパワートランジスタ51のオン・オフを制御するための制御信号と、ラッチ回路2の出力信号に応じて、第2のパワートランジスタ51のゲートへ対するゲート信号を出力するよう構成されてなるものである。
かかる構成における動作は、軽負荷状態となった際に、第2のパワートランジスタ51がオフとされ、図1の構成例において説明したと同様な回路状態となることは、基本的に図1の構成例と同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
上述の第2の基本構成例においては、第2のパワートランジスタ51を軽負荷時にオフ制御可能としているため、電流不連続モードにおいて、インダクタ42に蓄積されたエネルギーを、降圧型のスイッチング電源装置の場合には、グランドに、昇圧型のスイッチング電源装置の場合には、入力電源へ放出する動作制御が行えるため、効率低下の抑圧がなされるものとなっている。
次に、図1に示された第1の基本構成例のより具体的な回路構成例について、図4を参照しつつ説明する。
なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
まず、この具体回路構成例において、センサ6は、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ(図4においては「MPS」と表記)52と、センサ用抵抗器(図4においては「RS」と表記)53とを具備して構成されたものとなっている。すなわち、センサ用抵抗器53の一端は、電源15に接続される一方、他端は、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ52のソースに接続されると共に、この接続点は、次述する比例電流検出回路1に設けられた第1の誤差増幅器(図4においては「AMP1」と表記)21の非反転入力端子に接続されたものとなっている。
また、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ52のドレインは、第1のパワートランジスタ41のドレインに、ゲートは、同じく第1のパワートランジスタ41のゲートに、それぞれ接続される一方、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ52のゲートと第1のパワートランジスタ41のゲートは、Pチャンネルドライバ回路4の出力段に接続されたものとなっている。
次に、この具体回路構成例における比例電流検出回路1は、第1の誤差増幅器21と、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ(図4においては「MP1」と表記)54と、比較器(図4においては「COMP1」と表記)22とを主たる構成要素として構成されたものとなっている。
具体的には、まず、比例電流検出回路1においては、誤差増幅器21と、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54と第1の抵抗器(図4においては「R1」と表記)56により、センサ6に流れる電流に比例した電流を出力するための回路が構成されると共に、その電流を電圧に変換するための第2の抵抗器(図4においては「R2」と表記)57が設けられたものとなっている。
すなわち、電源15とグランドとの間に、電源15側から第1の抵抗器56と、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54と、第2の抵抗器57とが、直列接続されて設けられたものとなっており、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のドレインには、第1の抵抗器56の一端が、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のソースには、第2の抵抗器57の一端が、それぞれ接続されている。
また、第1の誤差増幅器21は、その非反転入力端子に、後述するセンサ6の出力信号が印加されるようになっている一方、その反転入力端子は、第1の抵抗器56と検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のドレインの接続点に接続され、出力端子は、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54ゲートに接続されたものとなっている。なお、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54サブストレートは、電源15に接続されている。
そして、センサ6に流れる電流に対応した第2の抵抗器57に得られた電圧を基準電圧VREF1と比較のため、第1の比較器(図4においては「COMP1」と表記)22が設けられている。
すなわち、第1の比較器22の非反転入力端子には、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のソースと第2の抵抗器57の相互の接続点が接続される一方、反転入力端子には、第1の基準電源58の正極が接続されて、基準電圧VREF1が印加されるようになっている。
次に、ラッチ回路2は、D型フリップフロップ23を用いて構成されたものとなっており、そのD入力端子には上述した第1の比較器22の出力端子が接続される一方、クロック入力端子CKには、制御回路3の出力信号が印加されるようになっている。そして、Q出力端子は、次述する動作モード切替器30の入力段に接続されたものとなっている。
動作モード切替器30は、第3の比較器(図4においては「COMP3」と表記)32と、2入力OR素子33とを有して構成されたものとなっている。
具体的には、第3の比較器32の非反転入力端子には、後述する制御回路3に設けられた第2の基準電源59の第2の基準電圧VREF2が印加されるようになっている一方、反転入力端子は、後述する制御回路3に設けられた第2の誤差増幅器(図4においては「AMP2」と表記)24の反転入力端子と相互に接続されると共に、第1及び第2の帰還用抵抗器45,46の相互の接続点と接続されている。
一方、第3の比較器32の出力端子は、2入力OR素子33の一方の入力端子に接続されており、2入力OR素子33の他方の入力端子は、先のラッチ回路2のD型フリップフロップ23のQ出力端子と接続されたものとなっている。
そして、2入力OR素子33の出力は、次述する制御回路3に設けられた発振回路26に入力され動作制御に供されるようになっている。
次に、制御回路3は、第2の誤差増幅器24と、第2の比較器(図4においては「COMP2」と表記)25と、発振器(図4においては「OSC」と表記)26と、ロジック回路(図4においては「LOGIC」と表記)27を主たる構成要素として構成されたものとなっている。
具体的には、まず、第2の誤差増幅器24の非反転入力端子には、第2の基準電源59の第2の基準電圧VREF2が印加されるようになっている。また、第2の誤差増幅器24の反転入力端子と出力端子との間には、反転入力端子側から位相補償のための第3の抵抗器(図4においては「R3」と表記)61と第1のコンデンサ(図4においては「C1」と表記)62とが直列接続されて設けられている。
そして、第2の誤差増幅器24の出力端子は、第2の比較器25の反転入力端子に接続されている。
第2の比較器25の非反転入力端子には、発振器26の出力信号が入力されるようになっている一方、第2の比較器25の出力端子は、ロジック回路27の入力段に接続されている。
発振器26は、三角波を生成、出力するよう構成されてなるもので、後述すように、その発振動作は、動作モード切替器30の出力によって制御されるよう構成されたものとなっている。
ロジック回路4は、第2の比較器27の出力に応じて、Pチャンネルドライバ回路4及びD型フリップフロップ23の入力に適したPチャンネルドライバ制御信号を生成、出力するもので、その出力は、Pチャンネルドライバ回路4に入力されると共に、前述のようにラッチ回路2のD型フリップフロップ23のクロック入力端子CLKに入力されるようになっている。
次に、上記構成における動作について説明する。
第1のパワートランジスタ41に流れる電流の検出は、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ52とセンサ用抵抗器53の直列接続された部分で行われ、センサ用PチャンネルMOSトランジスタ52のドレイン電流は、第1のパワートランジスタ41のドレイン電流に比例し、その電流は、センサ用抵抗器53により電圧に変換されるようになっている。
このセンサ用抵抗器53により得られた電圧は、センサ信号として第1の誤差増幅器21の非反転入力端子に印加され、この第1の誤差増幅器21と検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54の動作により、第1の誤差増幅器21の非反転入力端子に印加された先のセンサ用抵抗器53により得られた電圧と、反転入力端子に印加された第1の抵抗器56による電圧とが等しくなるように、第1の抵抗器56に電流が流されることとなる。
すなわち、第1の抵抗器56に流れる電流I1は、センサ用抵抗器53に流れる電流Isと、I1=IS×RS/R1の関係となり、さらに、センサ用抵抗器53に流れる電流Isは、第1のパワートランジスタ41のドレイン電流と比例しているので、第1の抵抗器56に流れる電流I1も第1のパワートランジスタ41のドレイン電流に比例することとなる。
そして、第1の抵抗器56に流れる電流I1は、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のドレイン電流でもあるので、電流I1は、第2の抵抗器57に流れ込み、ここで、電圧に変換されて第1の比較器22の非反転入力端子に入力されることとなる。
結局、第1のパワートランジスタ41のドレイン電流に応じた電圧が第1の比較器22の非反転入力端子に現れて、第1の比較器22の反転入力端子に印加された第1の基準電圧VREF1と比較されることで、第1のパワートランジスタ41のドレイン電流、すなわち、換言すれば、インダクタ42に流れる電流が検出されることとなる。
そして、負荷電流が大きい場合、インダクタ42に流れる電流も大きくなり、第1の比較器22の非反転入力側の電圧が第1の基準電圧VREF1より高くなると、第1の比較器22の出力は、論理値Highに相当するレベルとなる。
すると、制御回路3の出力が、第1のパワートランジスタ41をオンからオフに切り換えるタイミング、すなわち、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する立ち上がりエッジで、D型フリップフロップ23において、第1の比較器22の出力の論理値Highがラッチされ、そのQ出力端子には、論理値Highに相当するレベルの信号が出力され、動作モード切替器30の2入力OR素子33の一方の入力端子へ印加されることとなる。
動作モード切替器30においては、上述した2入力OR素子33の一方の入力端子への通常動作状態における論理値Highに相当するレベルの信号入力に応じて、同じく論理値Highに相当するレベルの信号が、制御回路3の発振器26へ出力されることとなる。
発振器26は、動作モード切替器30から論理値Highに相当するレベルの信号が出力されている場合に、発振動作状態となるよう構成されており、第2の比較器25へ三角波信号を供給することとなる。
次に、負荷電流が小さい場合には、インダクタ42に流れる電流も小さくなり、第1の比較器22の非反転入力側の電圧が第1の基準電圧VREF1より低くなると、第1の比較器22の出力は、論理値Lowに相当するレベルとなる。
すると、制御回路3の出力が、第1のパワートランジスタ41をオンからオフに切り換えるタイミング、すなわち、論理値Lowから論理値Highに相当するレベルに変化する立ち上がりエッジで、D型フリップフロップ23において、第1の比較器22の出力の論理値Lowがラッチされ、そのQ出力端子には、論理値Lowに相当するレベルの信号が出力され、動作モード切替器30の2入力OR素子33の一方の入力端子へ印加されることとなる。
そして、軽負荷動作状態にあって、出力電圧VOが所望の電圧よりも低い場合には、第1及び第2の帰還用抵抗器45,46の接続点に得られる帰還電圧(FB)は、第2の基準電圧VREF2より低くなり、第3の比較器32の出力は、論理離Highに相当するレベルとなって、2入力OR素子33へ入力されるため、動作モード切替器30は、論理値Highに相当するレベルの信号を出力する。
そのため、先に説明したように発振器26は、発振動作状態となり、第2の比較器25へ三角波信号が供給され、第2の比較器25によりPWM信号が生成されることとなる。
一方、軽負荷動作状態において、出力電圧VOが所望の電圧よりも高い場合には、第1及び第2の帰還用抵抗器45,46の接続点に得られる帰還電圧(FB)は、第2の基準電圧VREF2より高くなり、第3の比較器32の出力は、論理離Lowに相当するレベルとなって、2入力OR素子33のいずれの入力も論理値Lowに相当するレベルとされるため、動作モード切替器30は、論理値Lowに相当するレベルの信号を出力する。その結果、発振回路26は、発振停止状態となる。
すると、第2の比較器4からもPWM信号が出力されず、第1のパワートランジスタ41は、オフとされる。そして、第1のパワートランジスタ41がオフした状態にあって、負荷電流により出力電圧VOが低下して所望の電圧より低くなると、帰還電圧が第2の基準電圧VREF2よりも低くなるので、発振器26は再び発振動作状態となり、第2の比較器25によりPWM信号が生成、出力されることとなる。
上述の具体回路構成例においては、センサ用抵抗器53と第1の抵抗器56により第1のパワートランジスタ41の電流に比例した比例電流を得るよう構成したことで、センサ用抵抗器53と第1の抵抗器56の抵抗値の比で比例電流の大きさが設定可能となっている。また、第2の抵抗器57は、第1のパワートランジスタ41に流れる電流が直接流れるものではなく、その比例電流が流れるため、従来と異なり、大きい抵抗値のものを用いることが可能であり、そのため、抵抗値のばらつきの影響が従来に比して確実に小さなものとなっている。
さらに、第2の抵抗器57における電圧降下は、先に説明した式1におけるΔVのような微小電圧に比して、十分大きな電圧であるため、第1の比較器58は、従来と異なり、入力オフセット電圧などに対して高精度の回路構成を必要としない、通常のものを用いることができるものとなっている。
またさらに、出力電圧を第2の誤差増幅器24により検出して発振器26を制御することにより、軽負荷時に所望の出力電圧より上昇した場合に、第1のパワートランジスタ41が動作せしめるよう構成されているため、従来と異なり、軽負荷のさらなる効率化が図れるものとなっている。
次に、図1に示された第1の基本構成例の第2の具体回路例について、図5を参照しつつ説明する。
なお、図1、図4に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この回路構成例は、動作モード切替器30の構成が、図4に示された構成例と次述するように異なるものである。
具体的には、動作モード切替器30は、第3の比較器32と、2入力OR素子33と、第3の基準電源60とを有して構成されたものとなっている。
すなわち、第3の比較器32の非反転入力端子には、制御回路3に設けられた第2の誤差増幅器24の出力が印加されるようになっている一方、反転入力端子には、第3の基準電源60による第3の基準電圧VREF3 が印加されるようになっている。
なお、2入力OR素子33の接続は、図4に示された回路構成例と同一であるので、ここでの再度の説明は省略する。
次に、かかる構成における動作について説明する。
通常動作状態においては、図4に示された回路構成例における動作と基本的に同一である。
軽負荷動作状態においては、スイッチング電源動作が電流不連続モードに入って所望の出力電圧VOになるように第1のパワートランジスタ41のオンデューティ、すなわち、PWM信号の一周期における第1のパワートランジスタ41がオンとされる時間の割合は、負荷電流に応じて変化することとなる。この際、第2の誤差増幅器24の出力電圧は、負荷電流に対して適正なオンデューティになるように変化し、負荷電流が小さくなると出力電圧VOは上昇する方向となるので、第2の誤差増幅器24の出力電圧は下がる方向となる。
そして、負荷電流がある値よりも小さくなると、第2の誤差増幅器24の出力電圧は、第3の基準電圧VREF3よりも低くなり、第3の比較器32の出力は、論理値Highから論理値Lowに相当するレベルとなり、2入力OR素子33の出力も論理値Lowに相当するレベルとなる。そのため、発振器26は、動作停止状態となり、第2の比較器25によるPWM信号の生成は停止され、第1のパワートランジスタ41はオフ状態となる。
上述の具体回路構成例においては、第2の誤差増幅器24の電圧を第3の比較器32において第3の基準電圧と比較することで、実質的に第1のパワートランジスタ41のオンデューティの検出が行われ、それに応じて発振器26が制御されるため、軽負荷時の出力電圧の制御性が、図4に示された具体回路構成例に比して、さらに良好なものとなっている。
次に、図2に示された第2の基本回路構成例のより具体的な回路構成例について、図6を参照しつつ説明する。
なお、図2、図4に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この回路構成例は、図4に示された回路構成を基本とし、これに、図2に示された第2のパワートランジスタ51と、そのドライブのためのNチャンネルドライバ回路5が付加された構成を有してなるものである。
すなわち、第2のパワートランジスタ51のドレインは、第1のパワートランジスタ41のドレインに接続される一方、ソースは、グランドに接続されたものとなっている。また、第2のパワートランジスタ51のゲートは、Nチャンネルドライバ回路5の出力段に接続されている。
このNチャンネルドライバ回路5は、制御回路3のロジック回路27から第2のパワートランジタ51のオン・オフのために入力される制御信号が入力されると共に、ラッチ回路2のD型フリップフロップ23のQ出力信号が動作制御のために入力されるようになっている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
この回路構成例における回路動作は、通常動作状態については、図4に示された回路構成例における動作と基本的に同一であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略し、異なる点について以下に説明する。
軽負荷動作状態においては、ラッチ回路2の出力は、論理値Lowに相当するレベルであり、そのため、Nチャンネルドライバ回路5は非動作状態となり、その出力は論理値Lowに相当するレベルとなり、第2のパワートランジスタ51はオフ状態とされる。
かかる状態にあっては、図4に示された回路構成例同様、出力電圧VOに応じて、発振器26が動作状態、非動作状態とされることとなる。
上述の具体回路構成例においては、図2に示された第2の基本回路構成例に比して、軽負荷におけるさらなる効率向上が図られるものとなっている。
次に、図2に示された第2の基本回路構成例のより具体的な第2の回路構成例について、図7を参照しつつ説明する。
なお、図2、図5、図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この回路構成例は、図5に示された回路構成例を基本とし、これに、図6に示された回路構成例同様、第2のパワートランジスタ51と、そのドライブのためのNチャンネルドライバ回路5が付加された構成を有してなるものである。
なお、具体的な接続は、図6に示された回路構成例で述べた通りであるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
かかる構成において、通常動作状態については、図4に示された回路構成例における動作と基本的に同一であり、また、軽負荷動作状態においては、図6に示された回路構成例における動作と基本的に同一であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
上述の具体回路構成例においては、図2に示された第2の基本構成例に比して、軽負荷におけるさらなる効率向上と出力電圧の制御性が向上したものとなっている。
次に、図1に示された第1の基本構成例の第3の具体回路例について、図8を参照しつつ説明する。
なお、図1、図4に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明する。
この回路構成例は、第1のパワートランジスタ41自体が、図4におけるセンサ6を兼ねるようにしたものである。
すなわち、まず、第1のパワートランジスタ41のドレインが比例電流検出回路1の第1の誤差増幅器21の非反転入力端子に接続されており、検出信号としてのドレイン電圧が印加されるようになっている。
一方、比例電流検出回路1においては、図4に示された第1の抵抗器56に代えて、検出回路用第2のPチャンネルMOSトランジスタ(図8においては「MP2」と表記)55が設けられており、そのソース及びサブストレートは、電源15に接続され、また、ドレインは、第1の誤差増幅器21の反転入力端子及び検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のドレインに接続されたものとなっている。
そして、検出回路用第2のPチャンネルMOSトランジスタ55のゲートは、第1のパワートランジスタ41のゲートに接続されている。
次に、かかる構成における動作について説明する。
第1のパワートランジスタ41にドレイン電流が流れると、その内部オン抵抗rp1により電圧降下が生ずる。この電圧降下がドレイン電圧として比例電流検出回路1の第1の誤差増幅器21の非反転入力端子に入力される一方、第1の誤差増幅器21の反転入力端子には、検出回路用第2のPチャンネルMOSトランジスタ55の内部オン抵抗rp2により生ずるドレイン電圧が印加されることとなる。
第1の誤差増幅器21は、非反転入力端子の電圧と反転入力端子の電圧が等しくなるように、検出回路用第1のPチャンネルMOSトランジスタ54のゲートを制御し、検出回路用第2のPチャンネルMOSトランジスタ55に電流を流すこととなる。すなわち、内部オン抵抗rp1,rp2は、MOSトランジスタのサイズ、換言すれば、ゲート幅Wとゲート長Lとの比で定まるので、第1のパワートランジスタ41と検出回路用第2のPチャンネルMOSトランジスタ55のドレイン電流の比は、これら2つのトランジスタのサイズ比で定まることとなる。
なお、上述のようにして第1のパワートランジスタ41からの電流が検出された後の比例電流検出回路1における動作を含め、この回路構成例における回路動作は、図4に示された回路構成例における回路動作と基本的に同一であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略することとする。
かかる具体回路構成例においては、比例電流の検出に検出回路用第1及び第2のPチャンネルMOSトランジスタ54,55を用いた構成であるため、半導体集積回路における抵抗素子の領域を不要とし、チップレアウトが縮小されたものとなる。
1…比例電流検出回路
2…ラッチ回路
3…制御回路
4…Pチャンネルドライバ回路
5…Nチャンネルドライバ回路
6…センサ

Claims (7)

  1. メインスイッチング素子とインダクタとが直列接続され、前記メインスイッチング素子の他端側に入力電圧が印加可能とされる一方、前記インダクタの他端とグランドとの間には平滑用コンデンサが接続され、前記メインスイッチング素子の動作制御を行う制御回路が設けられ、前記制御回路による前記メインスイッチング素子のオン・オフ制御により前記インダクタと平滑用コンデンサとの接続点に降圧出力電圧が得られるよう構成されてなるスイッチング電源装置であって、
    前記メインスイッチング素子に流れる電流を検出するセンサ手段と、
    前記センサ手段により検出された電流に比例した電流を生成し、当該生成された電流が所定の検出レベルを上回った際に所定の検出信号を出力する比例電流検出回路と、
    前記比例電流検出回路の出力を、前記メインスイッチング素子のオン・オフにおける所定のタイミングでラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路の出力信号と前記降圧出力電圧に基づいて、前記制御回路の動作状態の切り換えのための信号を前記制御回路へ出力する動作モード切替器と、を具備し、前記動作モード切替器の出力信号により前記制御回路の動作を制御せしめて、負荷電流の出力状態に応じて前記メインスイッチング素子のオン・オフが制御可能に構成されてなることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. メインスイッチング素子とインダクタとが直列接続され、前記メインスイッチング素子の他端側に入力電圧が印加可能とされる一方、前記インダクタの他端とグランドとの間には平滑用コンデンサが接続され、前記メインスイッチング素子とインダクタの相互の接続点とグランドとの間には、サブスイッチング素子が設けられると共に、前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子の動作制御を行う制御回路と、前記制御回路の制御信号に基づいて前記メインスイッチング素子の駆動を行う第1のドライバ回路と、前記制御回路の制御信号に基づいて前記サブスイッチング素子の駆動を行う第2のドライバ回路が、それぞれ設けられ、前記制御回路による前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子のオン・オフ制御により前記インダクタと平滑用コンデンサとの接続点に出力電圧が得られるよう構成されてなるスイッチング電源装置であって、
    前記メインスイッチング素子に流れる電流を検出するセンサ手段と、
    前記センサ手段により検出された電流に比例した電流を生成し、当該生成された電流が所定の検出レベルを上回った際に所定の検出信号を出力する比例電流検出回路と、
    前記比例電流検出回路の出力を、前記メインスイッチング素子のオン・オフにおける所定のタイミングでラッチするラッチ回路と、
    前記ラッチ回路の出力信号と前記降圧出力電圧に基づいて、前記制御回路の動作状態の切り換えのための信号を前記制御回路へ出力する動作モード切替器と、を具備し、
    前記動作モード切替器の出力信号により前記制御回路の動作を制御せしめると共に、前記制御回路の出力信号及び前記ラッチ回路の出力信号により前記第2のドライバ回路の動作を制御せしめ、負荷電流の出力状態に応じて前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子のオン・オフが制御可能に構成されてなることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記センサ手段は、センサ用抵抗器とセンサ用トランジスタとが直列接続されると共に、前記メインスイッチング素子に並列接続され、前記センサ用トランジスタは、前記メインスイッチング素子と共に前記制御回路によりオン・オフ制御されるよう設けられ、
    前記比例電流検出回路は、前記センサ用抵抗器と前記センサ用トランジスタの相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の誤差増幅器が設けられる一方、
    第1の抵抗器と検出回路用トランジスタと第2の抵抗器が電源とグランドとの間に直列接続されて設けられ、前記第1の抵抗器と前記検出回路用トランジスタの相互の接続点は、前記第1の誤差増幅器の反転入力端子に接続され、前記検出回路用トランジスタは、前記第1の誤差増幅器の出力により駆動されるよう設けられ、
    前記検出回路用トランジスタと前記第2の抵抗器の相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の比較器が設けられ、当該第1の比較器の反転入力端子には、第1の基準電圧が印加されてなり、
    前記ラッチ回路は、D型フリップフロップを用いてなり、そのD入力端子には、前記第1の比較器の出力端子が接続され、クロック入力端子には、前記制御回路の出力信号が印加されてなり、
    前記制御回路は、三角波信号を生成、出力する発振器と、第2の基準電圧と出力電圧に応じた帰還電圧との差に応じた信号を出力する第2の誤差増幅器と、前記第2の誤差増幅器の出力と前記発振器の出力とを比較し、その比較結果に応じたPWM制御信号を出力する第2の比較器と、当該第2の比較器の出力に応じたメインスイッチング素子への制御信号を出力するロジック回路とを有してなり、
    前記動作モード切替器は、第3の比較器と2入力OR素子とを有し、前記第3の比較器の非反転入力端子には、前記第2の基準電圧が、反転入力端子には、前記帰還電圧が、それぞれ印加される一方、前記2入力OR素子の一方の入力端子には、前記第3の比較器の出力が、他方の入力端子には、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、それぞれ印加されると共に、前記2入力OR素子の出力は、前記発振器の動作、非動作の制御に供されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記センサ手段は、センサ用抵抗器とセンサ用トランジスタとが直列接続されると共に、前記メインスイッチング素子に並列接続され、前記センサ用トランジスタは、前記メインスイッチング素子と共に前記制御回路によりオン・オフ制御されるよう設けられ、
    前記比例電流検出回路は、前記センサ用抵抗器と前記センサ用トランジスタの相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の誤差増幅器が設けられる一方、
    第1の抵抗器と検出回路用トランジスタと第2の抵抗器が電源とグランドとの間に直列接続されて設けられ、前記第1の抵抗器と前記検出回路用トランジスタの相互の接続点は、前記第1の誤差増幅器の反転入力端子に接続され、前記検出回路用トランジスタは、前記第1の誤差増幅器の出力により駆動されるよう設けられ、
    前記検出回路用トランジスタと前記第2の抵抗器の相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の比較器が設けられ、当該第1の比較器の反転入力端子には、第1の基準電圧が印加されてなり、
    前記ラッチ回路は、D型フリップフロップを用いてなり、そのD入力端子には、前記第1の比較器の出力端子が接続され、クロック入力端子には、前記制御回路の出力信号が印加されてなり、
    前記制御回路は、三角波信号を生成、出力する発振器と、第2の基準電圧と出力電圧に応じた帰還電圧との差に応じた信号を出力する第2の誤差増幅器と、前記第2の誤差増幅器の出力と前記発振器の出力とを比較し、その比較結果に応じたPWM制御信号を出力する第2の比較器と、当該第2の比較器の出力に応じたメインスイッチング素子への制御信号を出力するロジック回路とを有してなり、
    前記動作モード切替器は、第3の比較器と2入力OR素子とを有し、前記第3の比較器の非反転入力端子には、前記第2の誤差増幅器の出力信号が、反転入力端子には、第3の基準電圧が、それぞれ印加される一方、前記2入力OR素子の一方の入力端子には、前記第3の比較器の出力が、他方の入力端子には、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、それぞれ印加されると共に、前記2入力OR素子の出力は、前記発振器の動作、非動作の制御に供されるよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記センサ手段は、センサ用抵抗器とセンサ用トランジスタとが直列接続されると共に、前記メインスイッチング素子に並列接続され、前記センサ用トランジスタは、前記メインスイッチング素子と共に前記制御回路によりオン・オフ制御されるよう設けられ、
    前記比例電流検出回路は、前記センサ用抵抗器と前記センサ用トランジスタの相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の誤差増幅器が設けられる一方、
    第1の抵抗器と検出回路用トランジスタと第2の抵抗器が電源とグランドとの間に直列接続されて設けられ、前記第1の抵抗器と前記検出回路用トランジスタの相互の接続点は、前記第1の誤差増幅器の反転入力端子に接続され、前記検出回路用トランジスタは、前記第1の誤差増幅器の出力により駆動されるよう設けられ、
    前記検出回路用トランジスタと前記第2の抵抗器の相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の比較器が設けられ、当該第1の比較器の反転入力端子には、第1の基準電圧が印加されてなり、
    前記ラッチ回路は、D型フリップフロップを用いてなり、そのD入力端子には、前記第1の比較器の出力端子が接続され、クロック入力端子には、前記制御回路の出力信号が印加されてなり、
    前記制御回路は、三角波信号を生成、出力する発振器と、第2の基準電圧と出力電圧に応じた帰還電圧との差に応じた信号を出力する第2の誤差増幅器と、前記第2の誤差増幅器の出力と前記発振器の出力とを比較し、その比較結果に応じたPWM制御信号を出力する第2の比較器と、当該第2の比較器の出力に応じたメインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子への制御信号を出力するロジック回路とを有してなり、
    前記動作モード切替器は、第3の比較器と2入力OR素子とを有し、前記第3の比較器の非反転入力端子には、前記第2の基準電圧が、反転入力端子には、前記帰還電圧が、それぞれ印加される一方、前記2入力OR素子の一方の入力端子には、前記第3の比較器の出力が、他方の入力端子には、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、それぞれ印加されると共に、前記2入力OR素子の出力は、前記発振器の動作、非動作の制御に供され、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、前記第2のドライバ回路に印加されるよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記センサ手段は、センサ用抵抗器とセンサ用トランジスタとが直列接続されると共に、前記メインスイッチング素子に並列接続され、前記センサ用トランジスタは、前記メインスイッチング素子と共に前記制御回路によりオン・オフ制御されるよう設けられ、
    前記比例電流検出回路は、前記センサ用抵抗器と前記センサ用トランジスタの相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の誤差増幅器が設けられる一方、
    第1の抵抗器と検出回路用トランジスタと第2の抵抗器が電源とグランドとの間に直列接続されて設けられ、前記第1の抵抗器と前記検出回路用トランジスタの相互の接続点は、前記第1の誤差増幅器の反転入力端子に接続され、前記検出回路用トランジスタは、前記第1の誤差増幅器の出力により駆動されるよう設けられ、
    前記検出回路用トランジスタと前記第2の抵抗器の相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の比較器が設けられ、当該第1の比較器の反転入力端子には、第1の基準電圧が印加されてなり、
    前記ラッチ回路は、D型フリップフロップを用いてなり、そのD入力端子には、前記第1の比較器の出力端子が接続され、クロック入力端子には、前記制御回路の出力信号が印加されてなり、
    前記制御回路は、三角波信号を生成、出力する発振器と、第2の基準電圧と出力電圧に応じた帰還電圧との差に応じた信号を出力する第2の誤差増幅器と、前記第2の誤差増幅器の出力と前記発振器の出力とを比較し、その比較結果に応じたPWM制御信号を出力する第2の比較器と、当該第2の比較器の出力に応じたメインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子への制御信号を出力するロジック回路とを有してなり、
    前記動作モード切替器は、第3の比較器と2入力OR素子とを有し、前記第3の比較器の非反転入力端子には、前記第2の誤差増幅器の出力信号が、反転入力端子には、第3の基準電圧が、それぞれ印加される一方、前記2入力OR素子の一方の入力端子には、前記第3の比較器の出力が、他方の入力端子には、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、それぞれ印加されると共に、前記2入力OR素子の出力は、前記発振器の動作、非動作の制御に供され、前記D型フリップフロップのQ出力信号が、前記第2のドライバ回路に印加されるよう構成されてなることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記センサ手段に代えて、前記メインスイッチング素子と前記インダクタの相互の接続点における電圧を前記比例電流検出回路の入力とし、
    前記比例電流検出回路は、検出回路用第2のトランジスタと検出回路用第1のトランジスタと第2の抵抗器が電源とグランドとの間に直列接続されて設けられると共に、非反転入力端子が前記メインスイッチング素子と前記インダクタの相互の接続点に、反転入力端子が前記検出回路用第2のトランジスタと検出回路用第1のトランジスタの相互の接続点に、それぞれ接続された第1の誤差増幅器が設けられ、当該第1の誤差増幅器により前記検出回路用第1のトランジスタが駆動される一方、
    前記検出回路用第1のトランジスタと前記第2の抵抗器の相互の接続点が非反転入力端子に接続された第1の比較器が設けられ、当該第1の比較器の反転入力端子には、第1の基準電圧が印加されてなり、前記第1の比較器の出力信号を前記ラッチ回路へ出力可能に構成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれか記載のスイッチング電源装置。
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